JPH11177598A - ハブ装置およびハブ装置の通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ハブ装置およびハブ装置の通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11177598A
JPH11177598A JP9342492A JP34249297A JPH11177598A JP H11177598 A JPH11177598 A JP H11177598A JP 9342492 A JP9342492 A JP 9342492A JP 34249297 A JP34249297 A JP 34249297A JP H11177598 A JPH11177598 A JP H11177598A
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port
state
hub
bus
connector
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Takuya Tsujimoto
卓哉 辻本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ポートに接続された任意のデバイスをコネ
クタを抜き取ることなく、電気的に接続状態から切断状
態または切断状態から接続状態への切換えを指示してバ
ス上で大量データ転送可能な帯域を強制的に確保するこ
とである。 【解決手段】 複数のデバイスが接続されているハブ装
置においてバースト的に発生する大量のデータの送信を
行いたい場合や一時的なデバイスを使用不可にしたい場
合に、いずれかのスイッチ204−1〜204−4を指
示して、既にハブ装置のポートに接続されているデバイ
スを一時的に電気的に切り離す構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送モードが異な
る複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフ
ェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置お
よびハブ装置の通信方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高速シリアルインタフェースとし
て、USBやIEEE1394のようなパソコンやその
他のデバイスを複数接続することを可能にする新しい高
速シリアルインタフェースが注目されてきている(IE
EE1394の場合には必ずしもホストとなるコンピュ
ータは必要ない)。
【0003】特に、USBの特徴は、パソコンの周辺機
器のインタフェースであるRS−232C,PS/2,
セントロニクス等を統合しようというもので、比較的安
価に12Mbpsの通信速度でコンピュータと他のデバ
イス(周辺機器)を接続することができることにある
(1.5Mbpsの通信速度も共存できる)。
【0004】また、USBでは127台までの周辺機器
をコンピュータに接続でき、ホストは通常コンピュータ
でありUSB全体の通信を制御する。
【0005】一方、ハブ装置はUSB接続の分岐点とな
り、他のハブやデバイスを複数台接続することが可能で
ある(ホストはハブの機能も持っている)。デバイスと
しては、キーボードやマウスなどの比較的低速なものか
らプリンタやスキャナのような大容量のデータを扱うも
のまで様々である。
【0006】さらに、USBの転送モードには、バルク
転送,アイソクロナス転送,インタラプト転送およびコ
ントロール転送がある。バルク転送は、データ量が大量
であるが優先度が低い転送である(例えば、プリンタや
スキャナに使用する)。
【0007】このうち、アイソクロナス転送は、一定速
度で遅延の許されない転送である(例えば、電話やオー
ディオに使用する)。
【0008】これに対して、インタラプト転送は、すば
やい応答時間が要求される転送である(例えば、キーボ
ードやマウスに使用する)。コントロール転送は、US
Bの制御に使用する転送である。
【0009】また、USBでは1フレーム(1mse
c)の中に、各バンド幅が確保される。アイソクロナス
転送のバンド幅はデバイスをUSBに接続したときに割
り当てられ、その後一定のバンド幅が確保される。バル
ク転送は、アイソクロナス転送で使用しないバンド幅を
使用する。そのため、アイソクロナス転送で使用するバ
ンド幅が大きいとバルク転送の能力が落ちてしまう。
【0010】一方、IEEE1394はアメリカ電子電
気学会で制定された高速シリアルデジタルインタフェー
スで、ビデオカメラ,デジタルカメラ,コンピュータ,
デジタルA/V製品の間で100Mbps,200Mb
ps,400Mbpsといった高速な通信を可能にして
いる(さらにもっと高速な転送速度も検討されてい
る)。
【0011】このうち、IEEE1394では、63台
までの各種デバイスを接続でき、バスの制御を行うルー
トにはあらゆるデバイスがなる可能性があり、バス全体
の通信の制御を行う。ハブはIEEE1394の接続の
分岐点となり、他のハブやデバイスを複数台接続するこ
とが可能である。
【0012】また、IEEE1394の転送には、アシ
ンクロナスサブアクション(非同期転送),アイソクロ
ナスサブアクション(同期転送)の2種類がある。この
うち、アシンクロナスサブアクションは、バースト的に
発生するデータの転送に用いられ、データを正しく受信
できたかどうかをアクノリッジを返すことで判断する
(これも例えば、プリンタやスキャナなど大量データの
転送で、なおかつデータ落ちの許されない転送に使用す
る)。
【0013】一方、アイソクロナスサブアクション(同
期転送)は、一定速度で遅延の許されない転送モードで
受信側ではアクノリッジを返さない(例えば、電話やビ
デオなどの音声信号や動画像の送受信に使用しデータの
保証を行わない)。
【0014】さらに、IEEE1394では1サイクル
(125nsec)の中に、各バンド幅が確保される。
アイソクロナスサブアクションのバンド幅はデバイスが
IEEE1394のバスに接続されたときに割り当てら
れ、その後一定バンド幅が確保される。アシンクロナス
サブアクションは、アイソクロナスサブアクションで使
用しないバンド幅を使用する。
【0015】そのため、USBと同じようにアイソクロ
ナスサブアクションで使用するバンド幅が大きいかもし
くはアイソクロナスサブアクションを使用するデバイス
が複数接続されているとアシンクロナスサブアクション
の能力が落ちてしまう。
【0016】このようにデバイスの性質,転送するデー
タの性質によってデータ落ちしてもある一定時間内にデ
ータを転送することを優先させる同期転送モード(アイ
ソクロナス)と、バースト的に発生する大量データを確
実に転送するときに用いられる非同期転送モード(アシ
ンクロナス)とを使い分けることにより様々なデバイス
間で目的にあった転送を行うことを可能にする各種イン
タフェースが実用化されてきている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、USB
やIEEE1394などのインタフェースの特徴として
挙げられる、ある一定時間内でデータの転送を行う同期
転送モード(アイソクロナス)では一定の帯域を確保し
ているため、同じバスに接続されている他のデバイスで
一度に大量のデータを転送しようとすると、それに必要
な十分な帯域が確保されないため転送能力が落ちるとい
う問題があった。
【0018】また、上記のように一度バスの構成が確立
された場合では、バースト的な大量データの転送を行い
たいときには、バスの帯域を占有しているデバイス(ア
イソクロナス等の同期の転送を行っているデバイス)を
一時的にでもバスから取り除くか(ハブ等に接続されて
いるそのデバイスのコネクタを抜くか)、使用を不可に
することで帯域を確保する必要があった。
【0019】仮に、USBのバスにスピーカとプリンタ
が接続されているとした場合(ホストはコンピュー
タ)、音声データを扱っているスピーカではアイソクロ
ナスによる同期転送を行い、大量データを扱うプリンタ
ではバルク転送による非同期の転送を行うことになる。
【0020】通常スピーカのための音声データ転送用の
帯域は十分に確保されているが、そのためプリンタを使
用するためにはスピーカをバスから取り除くか(実際に
はホストコンピュータのルートハブもしくは通常のハブ
装置からスピーカのコネクタを抜くことによってデバイ
スを取り除くか)、ディセーブルにする(ホストコンピ
ュータ上からUSBのバスにつながっているスピーカを
使用不可にするように操作する)ことによって帯域を確
保する必要がある。
【0021】こうした操作は煩雑であり、しかも特定の
場所(デバイスが接続されているハブ装置)まで行って
作業する必要があったり、頻繁なコネクタの抜き差しは
コネクタ自体の摩耗を生むことにもなる。
【0022】また、一度バスから取り除くことによって
その時点でバスの再構築が行われることや、さらに再び
接続した場合にも同様に再構築されることになるためそ
の分の時間がかかることになる(バスの再構築はある程
度の時間がかかるため頻繁な抜き差しは余計な時間をか
けることになる)。
【0023】さらに、デバイスがつながった状態でホス
ト側から単にディセーブルに設定した状態ではバスから
電源の供給を受けるタイプのデバイス(バスパスワード
デバイス)ではある程度の無駄な電力を消費することに
なる。
【0024】また、IEEE1394ではハブなどにデ
バイスが接続された場合、ハブ装置本体は接続されたケ
ーブルを介して電源を共有することが要求されている
が、つながったデバイスが同じように電力を供給した場
合、信号線上でコンフリクトが発生することになる。最
悪の場合、電源供給部に逆の電圧が印加され電源部が破
損するおそれもある。
【0025】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、複数のデバイスが接続
されているハブ装置においてバースト的に発生する大量
のデータの送信を行いたい場合や一時的なデバイスを使
用不可にしたい場合に、既にハブ装置のポートに接続さ
れているデバイスを一時的に電気的に切り離すことによ
り、大量データ送信を可能にするだけのバスの帯域を確
保し、無駄な電力供給を停止し、高速な転送を行うこと
を可能にするハブ装置およびハブ装置の通信方法および
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、転送モードが異なる複数のデバイスとデータ処理装
置とを所定のインタフェースを介して通信可能に分岐接
続処理するハブ装置であって、各デバイスを通信可能に
接続する複数のポートと、各ポートに対して各デバイス
のコネクタが接続された状態で電気的に接続または切断
する切換え手段を設けたものである。
【0027】本発明に係る第2の発明は、転送モードが
異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のイン
タフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装
置であって、各デバイスを通信可能に接続する複数のポ
ートと、各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続
された状態で前記データ処理装置からの指示に基づいて
電気的に接続または切断する切換え手段を設けたもので
ある。
【0028】本発明に係る第3の発明は、前記所定のイ
ンタフェースは、各ポートに接続された各デバイスのコ
ネクタを電源供給状態で抜き差しする活線挿抜可能に構
成したものである。
【0029】本発明に係る第4の発明は、前記所定のイ
ンタフェースは、ユニバーサルシリアルバスを介してデ
ータ通信を双方向に行うものである。
【0030】本発明に係る第5の発明は、前記切換え手
段は、ユニバーサルシリアルバスを介してデータ通信を
双方向に行う際に、各ポートに対するコネクタ接続時に
電気的接続状態となるものである。
【0031】本発明に係る第6の発明は、前記所定のイ
ンタフェースは、IEEE1394バスを介してデータ
通信を双方向に行うものである。
【0032】本発明に係る第7の発明は、前記切換え手
段は、IEEE1394バスを介してデータ通信を双方
向に行う際に、各ポートに対するコネクタ接続時に電気
的切断状態となるものである。
【0033】本発明に係る第8の発明は、前記切換え手
段による各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続
された状態で電気的に接続状態または切断状態を表示す
る表示手段を有するものである。
【0034】本発明に係る第9の発明は、前記切換え手
段による各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続
された状態で電気的に切断状態時に、対応するデバイス
に対するバスを介して電力供給を停止する制御手段を有
するものである。
【0035】本発明に係る第10の発明は、各ポートに
接続される各デバイスの構成情報を記憶する記憶手段を
有するものである。
【0036】本発明に係る第11の発明は、前記切換え
手段による各ポートに対して各デバイスのコネクタが接
続された状態で電気的に切断実行に伴って変動する各デ
バイスの構成情報を前記データ処理装置に通知する通知
手段を有するものである。
【0037】本発明に係る第12の発明は、前記データ
処理装置から入力されるいずれかのデバイスによるデー
タ通信終了通知に基づいて切断状態となっているいずれ
かのポートを通信可能な状態に復帰させる復帰手段を有
するものである。
【0038】本発明に係る第13の発明は、前記記憶手
段は、各ポートに接続される各デバイスの構成情報は、
電気的に切り離されたデバイスの構成情報を記憶するも
のである。
【0039】本発明に係る第14の発明は、転送モード
が異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のイ
ンタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ
装置の通信方法であって、デバイスを通信可能に接続す
る複数のポートに対してデバイスのコネクタが接続され
た状態で各ポートの電気的接続状態を切断状態に切換え
指示する第1の指示工程と、前記第1の指示工程により
切断指示されているデバイスが接続されるポートが接続
されるバスへの給電を停止する停止工程と、前記第1の
指示工程により切断指示されているポートの電気的接続
状態を表示する表示部を消灯する消灯工程と、デバイス
を通信可能に接続する複数のポートに対してデバイスの
コネクタが接続された状態で各ポートの電気的接続状態
を接続状態に切換え指示する第2の指示工程と、前記第
2の指示工程により切断指示されているデバイスが接続
されるポートが接続されるバスへの給電を再開する再開
工程とを有するものである。
【0040】本発明に係る第15の発明は、転送モード
が異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のイ
ンタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ
装置の通信方法であって、前記データ処理装置からの指
示に基づいてデバイスを通信可能に接続する複数のポー
トに対してデバイスのコネクタが接続された状態で各ポ
ートの電気的接続状態を切断状態に切換え指示するため
の第1の指示工程と、前記第1の指示工程により切断指
示されているデバイスが接続されるポートが接続される
バスへの給電を停止する停止工程と、前記第1の指示工
程により切断指示されているポートの電気的接続状態を
表示する表示部を消灯する消灯工程と、いずれかのポー
トに接続されるデバイスによるデータ転送終了を検知し
て切断指示されているデバイスが接続されるポートが接
続されるバスへの給電を再開する再開工程とを有するこ
ものである。
【0041】本発明に係る第16の発明は、転送モード
が異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のイ
ンタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ
装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記憶媒体であって、デバイスを通信可能に
接続する複数のポートに対してデバイスのコネクタが接
続された状態で各ポートの電気的接続状態を切断状態に
切換え指示する第1の指示工程と、前記第1の指示工程
により切断指示されているデバイスが接続されるポート
が接続されるバスへの給電を停止する停止工程と、前記
第1の指示工程により切断指示されているポートの電気
的接続状態を表示する表示部を消灯する消灯工程と、デ
バイスを通信可能に接続する複数のポートに対してデバ
イスのコネクタが接続された状態で各ポートの電気的接
続状態を接続状態に切換え指示する第2の指示工程と、
前記第2の指示工程により切断指示されているデバイス
が接続されるポートが接続されるバスへの給電を再開す
る再開工程とを有するコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0042】本発明に係る第17の発明は、転送モード
が異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のイ
ンタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ
装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記憶媒体であって、前記データ処理装置か
らの指示に基づいてデバイスを通信可能に接続する複数
のポートに対してデバイスのコネクタが接続された状態
で各ポートの電気的接続状態を切断状態に切換え指示す
るための第1の指示工程と、前記第1の指示工程により
切断指示されているデバイスが接続されるポートが接続
されるバスへの給電を停止する停止工程と、前記第1の
指示工程により切断指示されているポートの電気的接続
状態を表示する表示部を消灯する消灯工程と、いずれか
のポートに接続されるデバイスによるデータ転送終了を
検知して切断指示されているデバイスが接続されるポー
トが接続されるバスへの給電を再開する再開工程とを有
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。
【0043】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の実施の
形態を図に従って説明する。
【0044】図1は、本発明の第1実施形態を示すハブ
装置を適用したデータ処理システムの一例を示すブロッ
ク図である。
【0045】図において、101はホストコンピュータ
(ホスト)であり、USBのホストとしての機能を持
つ。なお、USBのバス上にはホストの接続は一台だけ
で必ず存在する必要がある。ホストは、USBバスイン
タフェース,USBシステム,クライアントソフトウエ
アの各階層によって構成される。
【0046】102はUSBケーブルであり、これによ
ってホストコンピュータ101と後述するハブ装置の間
やハブ装置とプリンタの間のように各デバイス間を接続
する。なお、ケーブル長はハイスピード(12Mbp
s)用で最大5mである。ケーブル内には信号線2本と
電源ラインが2本の計4本の信号線がある。
【0047】103はハブ装置であり、ホストコンピュ
ータ101や他のデバイスとの接続点となる。本実施形
態では上流用に1ポート(上流ポート104)、下流用
に4ポートのデバイス接続用のポート(下流ポート11
1a〜111d)を備えている。また、この構成では上
流ポート104はホストコンピュータ101に、下流ポ
ート111a〜111dはスピーカやプリンタなどのデ
バイスに接続されている。なお、USBでは下流ポート
111a〜111dを本来上流ポート104につなぐべ
きホスト101に使用することはできない構成になって
いる。
【0048】さらに、上流ポート104には、上流側の
デバイスからのびてきているケーブルのコネクタが差し
込まれる。本実施形態では、ホスト101が接続されて
いる。
【0049】105はレシーバであり、ここでUSBケ
ーブル102を介して流れてきた信号を受ける。106
はハブリピータで、接続のセットアップと解除を行うも
ので、パスフォールト検出,回復,接続/切り離しの検
出などの例外処理もサポートする。107はハブコント
ローラで、ホスト101からハブ装置103へ通信する
ためのメカニズムを提供し、ハブ特有のステータスコマ
ンドや制御コマンドを使用することにより、ホスト10
1からハブ装置103の構成を行なったり、下流にある
それぞれのポートについてモニタや制御を行なったりす
ることが可能である。
【0050】108a〜108dはスイッチブロック
で、以下後述するレシーバ105,スイッチ109,L
ED110からそれぞれ構成される。なお、スイッチブ
ロック108a〜108dはそれぞれ対応する下流ポー
ト111a〜111dにつながっており、下流ポート1
11a〜111dに接続されているデバイス112a〜
112cからの信号は各スイッチブロック108a〜1
08cを通してハブリピータ106に入る。
【0051】本実施形態では、4つの下流ポート111
a〜111dに対してそれぞれにスイッチブロック10
8a〜108dが備えられる構成となっている。なお、
スイッチブロックの詳細な回路構成については後述す
る。
【0052】スイッチブロック108a〜108dにお
いて、109はスイッチであり、下流ポート111a〜
111dと下流ポート111a〜111dから流れてい
る信号を受けるレシーバとの間を電気的に接続したり切
り離したりするスイッチとして機能する。また、後述す
るその接続の状態を示すLED110等の表示装置のス
イッチも兼ねている。なお、デバイス112a〜112
cが最初接続された状態では「ON」となっている。逆
にデバイス112a〜112cのコネクタを物理的に抜
くとスイッチ109も「OFF」状態となる。
【0053】LED110は、スイッチ109の状態
(接続されているか、切り離されているか)の状態を表
示する。ここでは、電気的にも接続されている場合、L
ED110が点灯する。逆に物理的にはケーブルが接続
されていてもスイッチ109が「OFF」になっている
と、LED110は点灯しない構成になっている。
【0054】本実施形態では、表示装置としてLEDを
想定しているが、他の表示手段を用いても構わない。
【0055】また、下流ポート111a〜111dは、
下流側のデバイスからのびてきているケーブルのコネク
タを差し込む。本実施形態では、4つの下流ポート11
1a〜111dを備えていることを想定している。
【0056】112a〜112cは各種のデバイスで、
下流ポート111a〜111cに接続されている。本実
施形態では現在3つのデバイスがハブ装置103にぶら
下がっている状態にある(一つのポートには何のデバイ
スも接続されていない)。
【0057】また、本実施形態では、それぞれのポート
であるところの下流ポート111aにはデバイス112
aとしてスピーカが接続され、下流ポート111bには
デバイス112bとしてモデムが接続され、下流ポート
111cにはデバイス112cとしてプリンタが接続さ
れているものとする。さらに、この他にホストコンピュ
ータ101のルートハブに直接キーボードが接続されて
いるものと仮定する。
【0058】図2は、図1に示したハブ装置103の外
観を示す概略斜視図である。
【0059】図において、201はハブ装置本体であ
る。なお、下流ポートおよびスイッチが並ぶ面が前面で
ある。
【0060】202はUSBケーブルで、図1に示した
上流ポート104につながれ、USBケーブル202の
図示しない一端は、ホスト101に接続されているもの
とする。203−1〜203−4は表示部で、図1に示
したLED110に対応し、ケーブルが接続された状態
で、なおかつ後述するスイッチ109が「ON」の状態
の場合に点灯し、それ以外の状態の場合は「OFF]状
態となる。
【0061】204−1〜204−4はスイッチで、コ
ネクタの電気的な接続状態を変化させる際に押下され、
デバイスを取り付けると初期状態としては電気的にも接
続され(ON状態)、LED203−1〜203−4も
点灯するようになっている。なお、デバイスの物理的な
取り外しが行われるとスイッチも自動的にOFFにな
る。また、現在、LED203−1が点灯している状態
に対応する。
【0062】205はUSBコネクタで、コネクタには
上下の区別がつくように構成されており、上下が反転し
た状態、すなわち逆に接続されないように構成されてい
る。
【0063】206−1〜206−4は下流ポートで、
USBコネクタ205を挿入することでデバイスを接続
する。なお、下流ポート206−1は、USBコネクタ
205の接続により図示されない。207はUSBケー
ブルである。
【0064】図3は、図1に示したスイッチブロック1
08a〜108dの回路構成を説明する図であり、第1
実施形態におけるUSB接続デバイスの切り離し/接続
を行う回路に対応する。
【0065】図において、301は信号線で、USBの
D+信号が通る。302は信号線で、USBのD−信号
が通る。なお、USBのバスを通して送られた信号であ
るD+とD−は差動の信号である。
【0066】303はスイッチであり、USBの信号で
あるD+およびD−の信号線301,302を電気的に
接続したり、切り離したりする。また、後述する接続状
態の表示用のLED304のスイッチも兼ねている。L
ED304はスイッチ303のON,OFFの状態を表
示する。305は電源電圧で、所定電位Vccが印加さ
れている。
【0067】306はレシーバで、RxDの信号を生成
する。307はレシーバで、RxD+の信号を生成す
る。308はレシーバで、RxD−の信号を生成する。
これらのレシーバ306〜308によってスイッチ30
3がONのときは各レシーバ306〜308から対応す
る信号が取り出される。309はプルダウン抵抗器で、
下流ポート側に接続される。
【0068】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1等を参照して説明する。
【0069】上記のように構成された転送モード(例え
ばバルク転送モード,アイソクロナス転送モード,イン
タラプト転送モード,コントロール転送モード等)が異
なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタ
フェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置
103であって、各デバイスを通信可能に接続する複数
のポートと、各ポートに対して各デバイスのコネクタが
接続された状態で電気的に接続または切断する切換え手
段(スイッチ109)を設けたので、何等ポートに接続
したデバイス112a〜112cからのコネクタを抜き
差しすることなく接続したままの状態で、ユーザがスイ
ッチ109を指示する操作を行うだけで、指定したデバ
イスが接続されているポートを一時的に電気的に切断し
た状態に遷移させてバス中の帯域を占有するデバイスを
解放して、意図するデバイスが接続されたポートを介し
て大量データ転送を行う帯域を自在に確保することがで
きる。
【0070】また、前記所定のインタフェースは、各ポ
ートに接続された各デバイスのコネクタを電源供給状態
で抜き差しする活線挿抜可能に構成したので、既に接続
中のデバイスとの通信状態に支障をきたすことなく、デ
ータ通信中に所望とするデバイスとの通信状態を容易に
確立することができる。
【0071】さらに、前記所定のインタフェースは、ユ
ニバーサルシリアルバス(USB)を介してデータ通信
を双方向に行うもので、最大で127個のデバイスの任
意のデバイスを電気的に接続または切断状態に遷移させ
るシステムを構築することができる。
【0072】また、スイッチ109は、ユニバーサルシ
リアルバスを介してデータ通信を双方向に行う際に、各
ポートに対するコネクタ接続時に電気的接続状態となる
ので、コネクタ接続と同時に通信可能な状態に遷移させ
ることができる。
【0073】また、前記所定のインタフェースは、IE
EE1394バスを介してデータ通信を双方向に行うの
で、100/200/400Mbpsの高速シリアル通
信可能な任意のデバイスを電気的に接続または切断状態
に遷移させるシステムを構築することができる。
【0074】さらに、スイッチ109は、IEEE13
94バスを介してデータ通信を双方向に行う際に、各ポ
ートに対するコネクタ接続時に電気的切断状態となるの
で、コネクタ接続後、ユーザからの指示がされてから高
速通信可能な状態に遷移させるシステムを構築すること
ができる。
【0075】また、スイッチ109による各ポートに対
して各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的に
接続状態または切断状態を表示する表示手段を有するの
で、現在通信処理がなされているデバイスのコネクタと
それ以外のデバイスが接続されたポートとを容易に識別
することができ、通信中のデバイスをユーザが視覚的に
認識することができる。
【0076】さらに、スイッチ109による各ポートに
対して各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的
に切断状態時に、対応するデバイスに対するバスを介し
て電力供給を停止する制御手段を有するので、接続状態
が切断状態に遷移してしまっているポートに接続される
バスを介して無断な電力が消費されてしまう事態を回避
することができる。
【0077】また、各ポートに接続される各デバイスの
構成情報を記憶する記憶手段(ハブコントローラ107
内のメモリ)を有するので、常に現在の各ポートの通信
状態を認識して要求に応じて通知すべき構成情報を確実
に管理することができる。
【0078】図4は、本発明に係るハブ装置における第
1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、プリンタのように大量のデータをバースト的に転送
する場合に効率的に帯域を確保し、データを送信する手
順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステップを示
す。
【0079】まず、ステップ(1)では、ハブ装置本体
201の下流ポート206−1〜206−4に接続され
ている各種デバイスを確認する。この場合、利用者によ
りどのポートにどのデバイスが接続されているかは目視
によって行われる。本実施形態ではハブ装置本体201
には、スピーカ,モデム,プリンタが接続されていると
想定されているので、それぞれのデバイスがどのポート
に接続されているのかを確認する。
【0080】次に、ステップ(2)では、プリンタによ
るデータ転送を行うにあたって、USBのバス帯域を広
く占有している他のデバイスを一時的に使用不可にする
ため、一時的に切り離すデバイスを選択する。
【0081】具体的にはアイソクロナス転送を行って一
定帯域を占有しているスピーカやモデムなどのデバイス
を切り離すことにする。
【0082】そこで、ステップ(3)では、一時的に切
り離すデバイス(スピーカおよびモデム)が接続されて
いるハブ装置のポートに対応したスイッチ204−1〜
204−4のいずれかを押して切り離すデバイスをディ
セーブルにする。
【0083】次に、ステップ(4)では、電気的に切り
離されたデバイスの構成情報をハブコントローラ107
を介してハブのメモリ(図示しない)などに格納する。
【0084】そして、ステップ(5)では、スイッチ2
04−1〜204−4のいずれかのスイッチをOFFに
したことにより、ポートの接続状態を示すLEDLED
203−1〜203−4のいずれかのLEDが消える。
これと同時に、スイッチによって電気的に切り離された
ことによりバスパワードのデバイスに対しては給電も停
止する。
【0085】なお、基本的にはステップ(4)からステ
ップ(5)の操作はスイッチが切られた時点で同時に行
われることになる。
【0086】次に、ステップ(6)では、アイソクロナ
スの転送デバイスがバス上から切り離されたことによ
り、プリンタデータのような大量データを送信するのに
必要な帯域(詳細は後述する)が確保される。その後、
バルク転送によってプリントデータを送信する。実際に
はホストコンピュータからプリンタに対してデータを送
信する。
【0087】次に、ステップ(7)では、プリンタデー
タの送信が終了したことを確認した後、ステップ(3)
で切り離したデバイスを再び接続する。
【0088】具体的にはディセーブルにしたデバイスに
対応するポートのスイッチをON(イネーブル)にす
る。
【0089】次に、ステップ(8)では、スイッチがO
Nになったことにより電気的にも接続されたことを確認
するLEDが点灯して、処理を終了する。
【0090】なお、同時にバスパワードのデバイスに対
しては給電を再開する。これらの動作はスイッチがON
になった時点で同時に行われることになる。
【0091】図5は、本発明に係るバス装置におけるU
SBのバス帯域状態を説明する模式図であり、(a)は
4つのデバイスがハブ装置本体201に接続されている
状態に対応し、具体的にはバスに接続されている各種デ
バイスがアイソクロナス転送,インタラプト転送および
バルク転送による各転送モードでデータを送信する際の
USBのバンド幅の例を示している。本実施形態ではバ
スにスピーカ,モデム,キーボード,プリンタが接続さ
れている。(b)は、図5の(a)の状態から、アイソ
クロナス転送を行って一定帯域を占有しているスピーカ
やモデムなどのデバイスを切り離して、帯域を確保した
状態に対応する。
【0092】図5の(a)において、501〜504は
繰り返し発生するフレームである。なお、フレームの間
隔はUSBでは1msである。505はフレームの開始
を示すSOF(Start Of Frame)パケッ
トである。USBではこのパケットを合図にフレームの
開始とみなしている。
【0093】506,507はアイソクロナス転送のバ
ンド幅である。ここで、バンド幅506の帯域を利用し
て送信しているのはスピーカで、バンド幅507の帯域
を利用しているのはモデムである。
【0094】なお、アイソクロナス転送の帯域はバスの
コンフィグレーションが完了すると一定の帯域が割り当
てられ優先的にバスを使用することになる。逆に、この
転送モードのデバイスが多くつながりたくさんの帯域を
使用していると、それ以外のデバイスの転送に利用でき
る帯域が減少することになる。
【0095】508はインタラプト転送のバンド幅であ
る。ここではキーボードを例に挙げている。インタラプ
ト転送の帯域も一定量ではないがバルク転送よりは優先
的に割り当てられるため結果としてプリンタの印字デー
タを送信するバルク転送に割り当てられる帯域が減るこ
とになる。
【0096】509は未使用のバンド幅であり、ここで
は唯一プリンタデバイスが転送に用いることのできる帯
域である。
【0097】上述した通り、図5の(a)においては、
ハブ装置201にモデム,スピーカ,キーボード等のデ
バイスが接続されている状態で、プリントデータをバル
ク転送で転送しようとしたときに使用できる帯域を示し
ている。
【0098】次に、スイッチを押して(OFFにして)
アイソクロナス転送を行っているデバイスをディセーブ
ルにした場合には、プリントデータをバルク転送で転送
しようとしたときに使用できる帯域は、図5の(b)に
示すように広く確保される。
【0099】図5の(b)において、510〜513は
繰り返し発生するフレームである。514はフレームの
開始を示すSOF(Start Of Frame)パ
ケットである。515はインタラプト転送のバンド幅で
ある。ここではキーボードを例に挙げている。
【0100】516は未使用のバンド幅で、アイソクロ
ナス転送を行うデバイス(図5の(a)に示したスピー
カ,モデム)をディセーブルにしたため、その分の帯域
が他のデバイスで使用できることになる。この場合、キ
ーボード以外ではプリンタしかデバイスが接続されてい
ないため、図5の(b)に示すように、未使用領域をす
べてプリンタデータの転送に用いることが可能になる。
【0101】以上の構成によって、複数のデバイスが接
続されているハブ装置においてバースト的に発生する大
量データの送信を行いたい場合や一時的にデバイスを使
用不可にしたい場合に、大量データ送信を可能にするだ
けのバスの帯域を確保し、なおかつその取り扱い・操作
が容易で、消費電力を抑えた効率的かつ高速なデータ転
送を行うことが可能になる。
【0102】以下、本実施形態の特徴的構成について図
4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0103】上記のように構成された転送モードが異な
る複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフ
ェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置の
通信方法であって、あるいは転送モード(例えばバルク
転送モード,アイソクロナス転送モード,インタラプト
転送モード,コントロール転送モード等)が異なる複数
のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフェース
を介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、デバイスを通信可能に接続する複数
のポートに対してデバイスのコネクタが接続された状態
で各ポートの電気的接続状態を切断状態に切換え指示す
る第1の指示工程(図4のステップ(2))と、前記第
1の指示工程により切断指示されているデバイスが接続
されるポートが接続されるバスへの給電を停止する停止
工程(図4のステップ(5))と、前記第1の指示工程
により切断指示されているポートの電気的接続状態を表
示する表示部を消灯する消灯工程(図4のステップ
(5))と、デバイスを通信可能に接続する複数のポー
トに対してデバイスのコネクタが接続された状態で各ポ
ートの電気的接続状態を接続状態に切換え指示する第2
の指示工程(図4のステップ(7))と、前記第2の指
示工程により切断指示されているデバイスが接続される
ポートが接続されるバスへの給電を再開する再開工程
(図4のステップ(8))とを有するので、何等ポート
に接続したデバイスからのコネクタを抜き差しすること
なく接続したままの状態で、ユーザが切換え手段を指示
する操作を行うだけで、指定したデバイスが接続されて
いるポートを一時的に電気的に切断した状態に遷移させ
るてバス中の帯域を占有するデバイスを解放して、意図
するデバイスが接続されたポートを介して大量データ転
送を行う帯域を自在に確保することができるとともに、
ユーザーが意図するデバイスの電気的接続状態を切断し
た後、ユーザからのデバイスの電気的接続状態に復帰さ
せる指示がなされた場合には、他のデバイスのデータ通
信を正常に自動復帰させることができる。
【0104】〔第2実施形態〕上記実施形態では、デバ
イスの電気的な接続または切り離し操作をハブ装置本体
でユーザが直接指示する場合について説明したが、デバ
イスの電気的な接続または切り離し操作をハブ装置本体
ではなく、ホストコンピュータで行うように構成しても
よい。以下、その実施形態について説明する。
【0105】図6は、本発明の第2実施形態を示すハブ
装置を適用したデータ処理システムの一例を示すブロッ
ク図である。
【0106】図において、601はホストコンピュータ
全体(ホストコンピュータ)であり、USBのホストと
しての機能を持つ。USBのバスにはホストの接続は一
台で必ずバス上に存在する必要がある。ホストは、US
Bバスインタフェース,USBシステム,クライアント
ソフトウエアの各階層によって構成される。なお、ホス
トコンピュータ601には、CPU,RAM,ROMを
備え、ハードディスク等に記憶されたOSを立ち上げ
て、各種のアプリケーションソフトウエアを実行する。
【0107】602はクライアントソフトウエアであ
り、USBでは規定されているプロトコルの中では今回
実現しようと考えられているようなデバイスの切り離し
または接続は、サポートしていないのでそれを実現させ
るための独自のソフトウエアとして機能する。
【0108】603はUSBドライバで、ホストコンピ
ュータ上で働くOSが、例えばWindows95(商
品名)である場合、そのOS上でUSBのサポートを行
うためのドライバとして機能する。604はUSBホス
トコントローラで、物理的なチップによって構成され
る。
【0109】605はホストコンピュータの表示部で、
具体的にはCRTや液晶などのモニタによって実現され
る。なお、表示部605に後述するハブ装置のポートに
接続されているデバイスの構成情報や送信状態、バス帯
域のモニタ等USBに関する各種情報やサービスを表示
することが可能である。そのためのデータ処理はホスト
コンピュータの図示しないCPUが行い、そのソフトウ
エア本体は前述したクライアントソフトウエアによって
構成される。
【0110】606はホストコンピュータの操作部であ
る。具体的にはキーボードやマウスなどのポインティン
グデバイスや入力デバイスを示している。さらに、本実
施形態では、これらのデバイスはUSBによって接続さ
れている。
【0111】607はUSBケーブルであり、これによ
ってホストコンピュータ601とハブ装置との間やハブ
装置とプリンタの間のように各デバイス間を接続する。
なお、ケーブル長はハイスピード(12Mbps)用で
最大5mである。
【0112】608はハブ装置本体(ハブ装置)で、ホ
ストコンピュータ601や他のデバイスとの接続点とな
る。本実施形態では、上流用に1ポート、下流用に4ポ
ートのデバイス接続用のポートを備え、上流ポートはホ
ストコンピュータ601に下流ポートはスピーカやプリ
ンタなどのデバイスに接続されている。
【0113】609は上流ポートで、ここに上流側のデ
バイスからのびてきているケーブルのコネクタが差し込
まれる。本実施形態では、ホストコンピュータ601が
つながっている。610−1〜610−4はレシーバで
あり、ここでケーブルを流れてきた信号を受ける。レシ
ーバ610−1〜610−4をイネーブルにするかどう
かの制御は、後述するハブコントローラ612によって
行う。また、レシーバ610−1〜610−4周りの回
路構成例については後述する。
【0114】611はハブリピータで、接続のセットア
ップと解除を行うもので、バスフォールト検出,回復,
接続/切り離しの検出などの例外処理もサポートする。
【0115】612はハブコントローラで、ホストコン
ピュータ601からハブ装置608へ通信するためのメ
カニズムを提供し、ハブ特有のステータスコマンドや制
御コマンドを使用することにより、ホストコンピュータ
601からハブ装置608の構成を行ったり、下流にあ
るそれぞれのポートについてモニタや制御を行ったりす
ることが可能である。
【0116】また、ここでは、ホストコンピュータ60
1のクライアントソフトウエアの制御によって下流ポー
トに接続しているレシーバ610−1〜610−4をイ
ネーブルにするための信号(アウトプットイネーブル)
も生成する。それによってデバイスの接続または切り離
し操作を行う。さらに、その接続されているかという状
態を表示部605に表示させる制御も行う。
【0117】613は例えばLEDで構成される表示部
で、下流ポートに接続されているデバイスの状態(電気
的に接続されているか、切り離されているか)を表示す
る。ここでは電気的にも接続されている場合、LEDが
点灯する。逆に物理的にはケーブルが接続されていても
スイッチがOFFになっているとLEDは点灯しない構
成になっている。
【0118】具体的にはハブコントローラ612から各
デバイスが接続されているポートに対応したレシーバ6
10−1〜610−4へのアウトプットイネーブルの信
号がハイ状態かロー状態かによって表示を切り換えてい
る。
【0119】なお、本実施形態では、表示部613とし
てLEDを想定しているが、他の表示手段を用いても構
成できる。
【0120】614a〜614dは下流ポートである。
ここに下流側のデバイスからのびてきているケーブルの
コネクタを差し込む。このハブ装置608の構成は4つ
の下流ポートを備えていることを想定している。
【0121】615a,615bは下流ポートに接続さ
れている各種のデバイスである。この例では現在2つの
デバイス615a,615bがハブ装置608にぶら下
がっている状態にある。それぞれ下流ポート614aに
はスピーカ(デバイス615a)が、下流ポート614
bにはプリンタ(デバイス615b)が接続されている
ものとする。
【0122】また、この他にホストコンピュータのルー
トハブに直接キーボードが、さらにそこからマウスが接
続されているものと仮定する。
【0123】図7は、図6に示したレシーバ610−1
〜610−4の周辺回路構成を説明する図であり、US
Bデバイスの切り離しまたは接続処理を行う回路に対応
する。
【0124】図において、701は信号線で、USBの
D+信号が通る。702は信号線で、USBのD−信号
の通る。なお、USBのバスを通して送られた信号であ
るD+とD−は差動の信号である。
【0125】703はLEDで、デバイスの電気的な接
続または切り離しの状態を表示する。このLED703
の点灯の制御のためのアウトプットイネーブルの信号は
ハブコントローラ612が生成する。なお、イネーブル
信号を生成するかどうかの制御はホストコンピュータ6
01が行う。704は電源電圧で、所定電位Vccが印
加されている。
【0126】705はレシーバで、RxDの信号を生成
する。706はレシーバで、RxD+の信号を生成す
る。707はレシーバで、RxD−の信号を生成する。
各レシーバ705〜707をイネーブルにするかどうか
を決定する信号OEはハブコントローラ612が生成
し、そのための制御はホストコンピュータ601が行
う。708はプルダウン抵抗器で、下流ポート側に接続
される。
【0127】以下、本実施形態の特徴的構成について図
6等を参照して説明する。
【0128】上記のように構成された転送モード(例え
ばバルク転送モード,アイソクロナス転送モード,イン
タラプト転送モード,コントロール転送モード等)が異
なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタ
フェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置
608であって、各デバイスを通信可能に接続する複数
のポートと、各ポートに対して各デバイスのコネクタが
接続された状態で前記データ処理装置からの指示に基づ
いて電気的に接続または切断する切換え手段(ハブコン
トローラ612がホストコンピュータ601からの指示
に基づいて指定されているデバイスが接続されるレシー
バ610−1〜610−4をディセーブルまたはイネー
ブルを切り換える)を設けたものである。
【0129】また、前記所定のインタフェースは、各ポ
ートに接続された各デバイスのコネクタを電源供給状態
で抜き差しする活線挿抜可能に構成したので、既に接続
中のデバイスとの通信状態に支障をきたすことなく、デ
ータ通信中に所望とするデバイスとの通信状態を容易に
確立することができる。
【0130】さらに、前記所定のインタフェースは、ユ
ニバーサルシリアルバス(USB)を介してデータ通信
を双方向に行うもので、最大で127個のデバイスの任
意のデバイスを電気的に接続または切断状態に遷移させ
るシステムを構築することができる。
【0131】さらに、ハブコントローラ612は、ユニ
バーサルシリアルバスを介してデータ通信を双方向に行
う際に、各ポートに対するコネクタ接続時に電気的接続
状態となるので、コネクタ接続と同時に通信可能な状態
に遷移させることができる。
【0132】また、前記所定のインタフェースは、IE
EE1394バスを介してデータ通信を双方向に行うの
で、100/200/400Mbpsの高速シリアル通
信可能な任意のデバイスを電気的に接続または切断状態
に遷移させるシステムを構築することができる。
【0133】さらに、ハブコントローラ612は、IE
EE1394バスを介してデータ通信を双方向に行う際
に、各ポートに対するコネクタ接続時に電気的切断状態
となるので、コネクタ接続後、ユーザからの指示がされ
てから高速通信可能な状態に遷移させるシステムを構築
することができる。
【0134】また、ハブコントローラ612による各ポ
ートに対して各デバイスのコネクタが接続された状態で
電気的に接続状態または切断状態を表示する表示手段
(表示部613)を有するので、現在の通信処理なされ
ているデバイスのコネクタとそれ以外のデバイスが接続
されたポートとを容易に識別することができ、通信中の
デバイスをユーザが視覚的に認識することができる。
【0135】さらに、ハブコントローラ612による各
ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された状態
で電気的に切断状態時に、対応するデバイスに対するバ
スを介して電力供給を停止する制御手段を有するので、
接続状態が切断状態に遷移してしまっているポートに接
続されるバスを介して無断な電力が消費されてしまう事
態を回避することができる。
【0136】また、各ポートに接続される各デバイスの
構成情報を記憶する記憶手段(本実施形態ではハブコン
トローラ612内のメモリ)を有するので、常に現在の
各ポートの通信状態を認識して要求に応じて通知すべき
構成情報を確実に管理することができる。
【0137】なお、本実施形態ではハブコントローラ6
12内のメモリに代えて、該メモリをバスに接続される
デバイスが備えてもよい。すなわち、ハブ装置が必ずし
も持つ構成とする必要はなく、バスにぶら下がるデバイ
スのどこかに当該構成情報を記憶するメモリ資源を備え
れば本発明を適用することができる。
【0138】さらに、ハブコントローラ612による各
ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された状態
で電気的に切断実行に伴って変動する各デバイスの構成
情報を前記データ処理装置に通知する通知手段(ハブコ
ントローラ612による通信機能による)を有するの
で、常に現在の各ポートの通信状態を認識して要求に応
じて通知すべき構成情報を外部のデータ処理装置側に明
示して、切断すべきポート候補を確実に決定することが
できる。
【0139】なお、各デバイスの構成情報とは、ID
(論理的に割り付けられたもの),物理的ID(製品固
有のシリアルナンバー,メーカー名等),ON/OFF
の状態,対応するポート番号等を含むものである。
【0140】また、ホストコンピュータ601から入力
されるいずれかのデバイスによるデータ通信終了通知に
基づいて切断状態となっているいずれかのポートを通信
可能な状態に復帰させる復帰手段(ハブコントローラ6
12がホストコンピュータ601からの指示に基づいて
指定されているデバイスが接続されるレシーバ610−
1〜610−4をディセーブル状態からイネーブル状態
に切り換えて復帰させる)を有するので、ユーザーが意
図するデバイスの電気的接続状態を切断した後、何等ユ
ーザからのデバイスの電気的接続状態に復帰させる指示
がなされなかった場合であっても、データ通信終了後、
他のデバイスのデータ通信を正常に自動復帰させること
ができる。
【0141】さらに、電気的に切り離されたデバイスの
構成情報を記憶するので、常に現在の各ポートの通信状
態を認識して要求に応じて通知すべき電気的に切り離さ
れたデバイスの構成情報を確実に管理することができ
る。
【0142】図8は、本発明に係るハブ装置における第
2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、プリンタのように大量のデータをバースト的に転送
する場合に効率的に帯域を確保し、データを送信する手
順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステップを示
す。
【0143】まず、ステップ(1)は、ハブ装置608
の下流ポート614a〜614dに接続されている各種
のデバイスを確認する。この場合、下流ポート614a
〜614dそれぞれにどのデバイスが接続されているか
はホストコンピュータ601とつながっているモニタな
どの表示部605への表示によって確認される。
【0144】本実施形態ではハブ装置本体には、スピー
カ,プリンタが接続されていると想定されているのでど
のポートにどのデバイスが接続されているのかを確認す
る。その表示のための制御および表示データの作成はホ
ストコンピュータ上のUSBのクライアントソフトウエ
アが行う。
【0145】次に、ステップ(2)は、プリンタによる
データ転送を行うに当たって、USBのバス帯域を占有
している他のデバイスを一時的に使用不可にするため、
一時的に切り離すデバイスを選択する。
【0146】具体的にはアイソクロナス転送を行って一
定帯域を占有しているスピーカなどのデバイスを切り離
すことにする。その操作はホストコンピュータに接続さ
れているマウスなどのポインティングデバイスによって
選択指示により行う。
【0147】次に、ステップ(3)では、一時的に切り
離すデバイス(スピーカ)が接続されているハブ装置6
08のポートをホストコンピュータ601からの遠隔操
作によってディセーブル状態に遷移させる。
【0148】具体的にはその制御を受けたハブ装置60
8のハブコントローラ612が、スピーカが接続されて
いるポートのレシーバ610−1をディセーブルにする
ことによって実現する。また、これと同時に、バスパワ
ードのデバイスには電力の供給を停止する。
【0149】次に、ステップ(4)では、電気的に切り
離されたデバイスの構成情報をハブコントローラ612
を介してホストコンピュータ601のクライアントソフ
トウエア602に通知する。該通知を受けたクライアン
トソフトウエア602はその状況をホストコンピュータ
601の表示部605に表示する。
【0150】なお、表示情報自体はホストコンピュータ
601内の図示しない記憶手段、具体的にはメモリ上に
格納される。また、同時にハブ装置608のデバイスの
接続状態を示すLED703を消灯する。また、上記構
成情報はホストコンピュータ601でなく、ハブ装置6
08が持っていても構わない。
【0151】次に、ステップ(5)では、アイソクロナ
スの転送デバイスがバス上から切り離されたことによ
り、プリンタデータのような大量データを転送するのに
必要な帯域が確保される。その後、バルク転送によって
プリントデータを送信する。
【0152】実際にはホストコンピュータからプリンタ
に対してバルク転送でデータを送信する。
【0153】次に、ステップ(6)では、プリンタの送
信が終了したことを確認した後、ハブ装置608のハブ
コントローラ612にそのことを伝える。そして、ステ
ップ(7)では、ハブコントローラ612は、上記ステ
ップ(3)でディセーブルにしたデバイスに対応するポ
ートのレシーバをイネーブルにする。
【0154】その際、同時に接続状態を示すLEDを点
灯させ、バスパワードのデバイスの場合は給電を開始す
る。
【0155】次に、ステップ(8)では、ホストコンピ
ュータ601はバスの構成情報をメモリ上に格納されて
いたディセーブル前のバスの構成情報を使用して再び元
の状態に戻す。また、その情報を表示部605へ表示す
る。さらに、構成情報がハブ装置608に格納されてい
た場合は、その情報をホストコンピュータ601に送信
してもらい、その後、構成情報の表示動作を行うことに
なる。
【0156】以上の構成によって、複数のデバイスが接
続されているハブ装置においてバースト的に発生する大
量データの送信を行いたい場合や一時的にデバイスを使
用不可にしたい場合に、大量データ送信を可能にするだ
けのバスの帯域を確保し、なおかつその取り扱い操作が
容易で、消費電力を抑えた効率的かつ高速なデータ転送
を行うことが可能である。
【0157】さらにはホストコンピュータからすべての
操作が行えてしまえるため、ハブ装置本体にまで足を運
ぶ必要もなくなる。
【0158】また、上記構成ではホストコンピュータを
介してのみ接続されたデバイスをディセーブルにできな
かったが、第1実施形態の構成と組み合わせて、ハブ装
置本体のスイッチによる操作でも、ホストコンピュータ
からでもデバイスをディセーブルにすることが可能なハ
ブ装置およびバスシステムを提供することも可能であ
る。
【0159】以下、本実施形態の特徴的構成について図
8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0160】上記のように構成された転送モード(例え
ばバルク転送モード,アイソクロナス転送モード,イン
タラプト転送モード,コントロール転送モード等)が異
なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタ
フェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置
の通信方法であって、あるいは転送モードが異なる複数
のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフェース
を介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、前記データ処理装置からの指示に基
づいてデバイスを通信可能に接続する複数のポートに対
してデバイスのコネクタが接続された状態で各ポートの
電気的接続状態を切断状態に切換え指示するための第1
の指示工程(図8のステップ(2))と、前記第1の指
示工程により切断指示されているデバイスが接続される
ポートが接続されるバスへの給電を停止する停止工程
(図8のステップ(3))と、前記第1の指示工程によ
り切断指示されているポートの電気的接続状態を表示す
る表示部を消灯する消灯工程(図8のステップ(3))
と、いずれかのポートに接続されるデバイスによるデー
タ転送終了を検知して切断指示されているデバイスが接
続されるポートが接続されるバスへの給電を再開する再
開工程(図8のステップ(7))とを有するので、何等
ポートに接続したデバイスからのコネクタを抜き差しす
ることなく接続したままの状態で、ユーザがホスト側か
らバスを占有するデバイスが接続されたポートを指示す
る操作を行うだけで、指定したデバイスが接続されてい
るポートを一時的に電気的に切断した状態に遷移させて
バス中の帯域を占有するデバイスを解放して、意図する
デバイスが接続されたポートを介して大量データ転送を
行う帯域を自在に確保することができるとともに、ユー
ザが意図するデバイスの電気的接続状態を切断した後、
何等ユーザからのデバイスの電気的接続状態に復帰させ
る指示がなされたなかった場合であっても、データ通信
終了後、他のデバイスのデータ通信を正常に自動復帰さ
せることができる。
【0161】〔第3実施形態〕上記第1実施形態および
第2実施形態ではインタフェースとしてUSBを例とす
る場合について説明したが、インタフェースはUSBの
みならず、IEEE1394準拠のインタフェースであ
ってもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0162】図9は、本発明の第3実施形態を示すハブ
装置を適用したデータ処理システムの一例を示すブロッ
ク図である。
【0163】図において、901はハブ装置本体(ハブ
装置)であり、各種デバイスの接続点となる。この例で
は4ポートのデバイス接続用のポートを備えている。
【0164】902はハブリピータで、接続のセットア
ップと解除を行うもので、バスフォールト検出,回復,
接続/切り離しの検出などの例外処理もサポートする。
【0165】903はハブコントローラで、ルートや各
種ノードとハブとの間の通信を行うためのメカニズムを
提供する。例えばどのようなデバイスがハブにぶら下が
っているかモニタしたり制御することも可能である。
【0166】904a〜904dはスイッチブロック
で、以下後述するレシーバ,スイッチ,LEDからそれ
ぞれ構成される。これは下流ポートにつながっており、
下流ポートに接続されている各デバイスからの信号はこ
のブロックを通してハブリピータ902に入る。この例
では4つの下流ポートそれぞれにスイッチブロックが構
成されている。スイッチブロックの詳細な構成について
は後述する。
【0167】905はレシーバであり、ここでケーブル
を流れてきた信号を受ける。906はスイッチで、後述
するその接続の状態を示すLED等の表示装置のスイッ
チも兼ねており、対応する下流ポートに接続されるデバ
イスが最初接続された状態では「OFF」状態になって
いる。また、「ON」状態にした状態でもデバイスのコ
ネクタを物理的に抜くと、スイッチ906も「OFF」
状態となる。最初接続時に、「OFF」状態とすること
でバスケーブルを通して電源の供給が接続したデバイス
との間で衝突することがなくなる。
【0168】907はLEDで、スイッチ906の状態
(接続されているか、切り離されているか)を表示す
る。ここでは電気的にも接続されている場合、LED9
07が点灯する。逆に物理的にはケーブルが接続されて
いてもスイッチ906が「OFF」状態になっている
と、LEDは点灯しない構成になっている。本実施形態
では、表示装置としてLEDを想定しているが、他の表
示手段を用いても構わない。
【0169】908はIEEE1394準拠のインタフ
ェースケーブル(ケーブル)である。これによってホス
トコンピュータとハブ装置901間やハブ装置901と
プリンタ間のように各デバイス間を接続する。なお、ケ
ーブル長は最大4.5mである。信号線は全部で6本
で、うち2本が電源ライン、残りの4本が二つのペアに
なっているデータとストローブのための信号線から構成
されている。
【0170】909a〜909dは下流ポートで、下流
側のデバイスからのびてきているケーブルのコネクタが
差し込まれる。本実施形態のハブ装置901の構成で
は、4つの下流ポートを備えていることを想定してい
る。
【0171】910〜916はバスシステム全体に接続
されている各種のデバイスである。本実施形態では、現
在7つのデバイス910〜916がバス全体にぶら下が
っている状態にある。その中には一定の帯域を占有する
アイソクロナスサブアクションを使用してデータ転送を
行うデバイスや、バースト的大量データを送信するアシ
ンクロナスサブアクションによるデータ転送を行うデバ
イスがある。
【0172】具体的には、デジタルビデオカメラやDV
Dやオーディオの様な動画像データや音声データを取り
使うデバイスと、プリンタやスキャナやHDDなどの大
容量データを扱うデバイスとがある。
【0173】一般的には動画像や音声データのように遅
延の許されないデータの送信には一定の帯域を占有する
アイソクロナスサブアクションを、非同期にデータの転
送を行う場合にはアシンクロナスサブアクションを使用
する。プリンタのデータ転送にはデータ落ちの許されな
いアシンクロナスサブアクションを用いるのが一般的で
ある。
【0174】そこで、プリンタデータの送信のため、一
時的にアイソクロナスサブアクションを使用するデバイ
スを切り離す処理を行うことにより、必要な帯域を確保
し、高速なデータ転送を行うことについては他の実施形
態と同じである。
【0175】図10は、本発明に係るハブ装置における
各種デバイスによるバス帯域の占有状態を説明する模式
図であり、図9に示された各種のデバイス910〜91
6等がIEEE1394準拠するバスに接続される際の
バス帯域に対応する。具体的にはバスに接続されている
各種デバイスがアイソクロナスサブアクション(図10
の(a)参照),アシンクロナスサブアクション(図1
0の(b)参照)による各転送モードでデータを送信す
る際のIEEE1394のバンド幅の例を示している。
【0176】図10の(a)において、1001,10
02は繰り返し発生するサイクルである。なお、サイク
ルの間隔はIEEE1394では125μsである。
【0177】1003はサイクルの開始を示すサイクル
スタートパケットである。1004はアイソクロナスギ
ャップである。ギャップの間隔は最小0.04μsから
最大0.05μsの間である。
【0178】1005はアービトレーション(調停)シ
ーケンスである。どのデバイスがバスを使用するかの調
停を行う。
【0179】1006はアイソクロナスサブアクション
によるデータパケットである。実際にはこの頭にデータ
プリフィックス信号が付き、データパケット送信後はデ
ータ終了信号を送信する。
【0180】1007はアイソクロナスによる一つのサ
ブアクションを示している。前述したアービトレーショ
ン,データプリフィックス信号,データパケット,デー
タ終了信号からなる。次のサブアクションとの間にギャ
ップが発生するがアイソクロナスサブアクションが続く
場合は前述のアイソクロナスギャップ分だけバスがアイ
ドル状態になった後、再び転送が行われる。
【0181】1008,1009は前記サブアクション
1007に続くアイソクロナスサブアクションである。
アイソクロナスサブアクション1008,1009によ
る転送時間の合計は100μsで、それを超えるデータ
の転送は行うことができない。つまり他の転送モード
(アシンクロナスサブアクション)のための帯域が確保
されていることになる。
【0182】1010はサブアクションギャップであ
り、このギャップによってアイソクロナスサブアクショ
ンによる帯域が終了してアシンクロナス用のパケットを
送受信することができることになる。1011はアービ
トレーション(調停)シーケンスであり、どのデバイス
がバスを占有できるのかという調停を行う。
【0183】1012はアシンクロナスサブアクション
によるデータパケットである。実際にはこの頭にデータ
プリフィックス信号がつき、データパケット送信後はデ
ータ終了信号を送信する。1013はアックギャップで
あり、このギャップの時間内(実際には0.04μsか
ら0.05μs)にデータパケットを受信したデバイス
はアックパケットを返さなければならない。
【0184】1014はアックパケットであり、パケッ
ト内のデータフォーマットによってデータパケットを正
しく受信できたかどうかなどの応答を送信元に返す。1
015はアシンクロナスによる一つのサブアクションを
示しており、前述したアービトレーション,データリフ
ィックス信号,データパケット,データ終了信号,アッ
クギャップ,アックパケットからなる。次のサブアクシ
ョンとの間にはサブアクションギャップが発生する。ア
シンクロナスサブアクションによる通信を行いたいデバ
イスが存在し、かつまだ十分な帯域がある場合にはアシ
ンクロナスサブアクションが続く。
【0185】次に、図9に示したスイッチ906を押し
てアイソクロナスサブアクションを行っているデバイス
を一時的にディセーブルにした場合のプリンタデバイス
が使用できる帯域を図10の(b)に示す。
【0186】1016,1017は繰り返し発生するサ
イクルである。サイクルの間隔はIEEE1394では
125μsである。1018はサイクルの開始を示すサ
イクルスタートパケットである。1019はアイソクロ
ナスギャップである。ギャップの間隔は最小0.04μ
sから最大0.05μsの間である。
【0187】1020はアービトレーション(調停)シ
ーケンスであり、どのデバイスがバスを使用するかの調
停を行う。1021はアイソクロナスサブアクションに
よるデータパケットである。実際にはこの頭にデータプ
リフィックス信号がつき、データパケット送信後はデー
タ終了信号を送信する。
【0188】1022はアイソクロナスによる一つのサ
ブアクションを示しており、前述したアービトレーショ
ン,データプリフィックス信号,データパケット,デー
タ終了信号からなる。次のサブアクションとの間にはギ
ャップが発生するがアイソクロナスサブアクションが続
く場合は前述のアイソクロナスギャップ分だけバスがア
イドル状態になった後、再び転送が行われる。
【0189】1023はサブアクションギャップであ
り、このギャップによってアイソクロナスサブアクショ
ンによる帯域が終了してアシンクロナス用のパケットを
送受信することができることになる。1024はアービ
トレーション(調停)シーケンスであり、どのデバイス
がバスを占有できるのかという調停を行う。
【0190】1025はアシンクロナスサブアクション
によるデータパケットであり、実際にはこの頭にデータ
プリフィックス信号がつき、データパケット送信後はデ
ータ終了信号を送信する。1026はアックギャップで
あり、このギャップの時間内(実際には0.04μsか
ら0.05μs)にデータパケットを受信したデバイス
はアックパケットを返さなければならない。
【0191】1027はアックパケットであり、パケッ
ト内のデータフォーマットによってデータパケットを正
しく受信できたかどうか等の応答を送信元に返すパケッ
トとして機能する。
【0192】1028はアシンクロナスによる一つのサ
ブアクションを示し、前述したアービトレーション,デ
ータプリフィックス信号,データパケット,データ終了
信号,アックギャップ,アックパケットからなる。次の
サブアクションとの間にはサブアクションギャップが発
生する。
【0193】1029は再びサブアクションギャップで
あり、アシンクロナスサブアクションによる通信を行い
たいデバイスが存在し、かつまだ十分な帯域がある場合
にはこのギャップによってアシンクロナスサブアクショ
ンが続く。
【0194】1030,1031はアシンクロナスサブ
アクションである。この場合、アイソクロナスサブアク
ションのための帯域が減少したためプリントデータの送
信のための帯域を使用することができる。
【0195】以上の構成によって、複数のデバイスが接
続されているハブ装置においてバースト的に発生する大
量データの送信を行いたい場合や一時的にデバイスを使
用不可にしたい場合に、大量データ送信を可能にするだ
けのバスの帯域を確保し、なおかつその取り扱いおよび
その操作が容易で、消費電力を抑えた効率的かつ高速な
データ転送を行うことが可能である。
【0196】また、バスケーブルを通しての給電が要求
されていることによって、接続された各々のデバイスか
ら電力が供給され、最悪逆の電圧がかかってデバイスを
破壊してしまうことを防ぐことが可能である。
【0197】以下、図11に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るハブ装置を適用可能なデータ処理システ
ムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につい
て説明する。
【0198】図11は、本発明に係るハブ装置を適用可
能なデータ処理システムで読み出し可能な各種データ処
理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明
する図である。
【0199】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0200】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0201】本実施形態における図4,図8に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0202】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0203】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0204】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0205】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0206】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0207】上記実施形態によれば、複数のデバイスが
接続されているハブ装置においてバースト的に発生する
大量データの送信を行いたい場合や、一時的にデバイス
を使用不可にしたい場合に、既にハブ装置のポートに接
続されているデバイスを一時的に切り離して、大量デー
タ送信を可能にするだけのバスの帯域をユーザの指示で
あるいはホストからの指示で確保することができる。
【0208】また、その際に、ポートに対して接続され
るデバイス側のコネクタを直接的に抜き取る操作が不要
であるため、ポートに対してコネクタが接続された状態
で、電気的接続状態から切断状態または切断状態から接
続状態への容易に切り替えることができ、ユーザによる
操作負担が大幅に軽減される。
【0209】さらに、コネクタの抜き差し回数が減るた
め、ポート側およびコネクタ側の接触部材の摩耗をも防
ぐことができる。
【0210】また、通信状態をディセーブル状態とした
デバイスに対するポートに対して内部バスからの給電が
停止するため、消費電力を節減することができる。特
に、インタフェースが、IEEE1394の場合には、
バスケーブルを通しての給電が要求されていることによ
って、接続された各々のデバイスから電力が供給され、
最悪逆の電圧がかかってデバイスを破壊してしまうこと
を防ぐことができる。
【0211】さらに、バスの再構成を行う時間をかけな
いで済むのでトータルのバスパフォーマンスを向上させ
ることができる。
【0212】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、転送モードが異なる複数のデバイスと
データ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信
可能に分岐接続処理するハブ装置であって、各デバイス
を通信可能に接続する複数のポートと、各ポートに対し
て各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的に接
続または切断する切換え手段を設けたので、何等ポート
に接続したデバイスからのコネクタを抜き差しすること
なく接続したままの状態で、ユーザが切換え手段を指示
する操作を行うだけで、指定したデバイスが接続されて
いるポートを一時的に電気的に切断した状態に遷移させ
てバス中の帯域を占有するデバイスを解放して、意図す
るデバイスが接続されたポートを介して大量データ転送
を行う帯域を自在に確保することができる。
【0213】第2の発明によれば、転送モードが異なる
複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフェ
ースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置であ
って、各デバイスを通信可能に接続する複数のポート
と、各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続され
た状態で前記データ処理装置からの指示に基づいて電気
的に接続または切断する切換え手段を設けたので、何等
ポートに接続したデバイスからのコネクタを抜き差しす
ることなく接続したままの状態で、ユーザがホスト側か
らバスを占有するデバイスが接続されたポートを指示す
る操作を行うだけで、指定したデバイスが接続されてい
るポートを一時的に電気的に切断した状態に遷移させて
バス中の帯域を占有するデバイスを解放して、意図する
デバイスが接続されたポートを介して大量データ転送を
行う帯域を自在に確保することができる。
【0214】第3の発明によれば、前記所定のインタフ
ェースは、各ポートに接続された各デバイスのコネクタ
を電源供給状態で抜き差しする活線挿抜可能に構成した
ので、既に接続中のデバイスとの通信状態に支障をきた
すことなく、データ通信中に所望とするデバイスとの通
信状態を容易に確立することができる。
【0215】第4の発明によれば、前記所定のインタフ
ェースは、ユニバーサルシリアルバスを介してデータ通
信を双方向に行うので、最大で127個のデバイスの任
意のデバイスを電気的に接続または切断状態に遷移させ
るシステムを構築することができる。
【0216】第5の発明によれば、前記切換え手段は、
ユニバーサルシリアルバスを介してデータ通信を双方向
に行う際に、各ポートに対するコネクタ接続時に電気的
接続状態となるので、コネクタ接続と同時に通信可能な
状態に遷移させることができる。
【0217】第6の発明によれば、前記所定のインタフ
ェースは、IEEE1394バスを介してデータ通信を
双方向に行うので、100/200/400Mbpsの
高速シリアル通信可能な任意のデバイスを電気的に接続
または切断状態に遷移させるシステムを構築することが
できる。
【0218】第7の発明によれば、前記切換え手段は、
IEEE1394バスを介してデータ通信を双方向に行
う際に、各ポートに対するコネクタ接続時に電気的切断
状態となるので、コネクタ接続後、ユーザからの指示が
されてから高速通信可能な状態に遷移させるシステムを
構築することができる。
【0219】第8の発明によれば、前記切換え手段によ
る各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された
状態で電気的に接続状態または切断状態を表示する表示
手段を有するので、現在の通信処理なされているデバイ
スのコネクタとそれ以外のデバイスが接続されたポート
とを容易に識別することができ、通信中のデバイスをユ
ーザが視覚的に認識することができる。
【0220】第9の発明によれば、前記切換え手段によ
る各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された
状態で電気的に切断状態時に、対応するデバイスに対す
るバスを介して電力供給を停止する制御手段を有するの
で、接続状態が切断状態に遷移してしまっているポート
に接続されるバスを介して無駄な電力が消費されてしま
う事態を回避することができる。
【0221】第10の発明によれば、各ポートに接続さ
れる各デバイスの構成情報を記憶する記憶手段を有する
ので、常に現在の各ポートの通信状態を認識して要求に
応じて通知すべき構成情報を確実に管理することができ
る。
【0222】第11の発明によれば、前記切換え手段に
よる各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続され
た状態で電気的に切断実行に伴って変動する各デバイス
の構成情報を前記データ処理装置に通知する通知手段を
有するので、常に現在の各ポートの通信状態を認識して
要求に応じて通知すべき構成情報を外部のデータ処理装
置側に明示して、切断すべきポート候補を確実に決定す
ることができる。
【0223】第12の発明によれば、前記データ処理装
置から入力されるいずれかのデバイスによるデータ通信
終了通知に基づいて切断状態となっているいずれかのポ
ートを通信可能な状態に復帰させる復帰手段を有するの
で、ユーザーが意図するデバイスの電気的接続状態を切
断した後、何等ユーザからのデバイスの電気的接続状態
に復帰させる指示がなされたなかった場合であっても、
データ通信終了後、他のデバイスのデータ通信を正常に
自動復帰させることができる。
【0224】第13の発明によれば、電気的に切り離さ
れたデバイスの構成情報を記憶するので、常に現在の各
ポートの通信状態を認識して要求に応じて通知すべき電
気的に切り離されたデバイスの構成情報を確実に管理す
ることができる。
【0225】第14,第16の発明によれば、転送モー
ドが異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定の
インタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハ
ブ装置の通信方法であって、あるいは転送モードが異な
る複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフ
ェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置を
制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、デバイスを通信可能に接続す
る複数のポートに対してデバイスのコネクタが接続され
た状態で各ポートの電気的接続状態を切断状態に切換え
指示する第1の指示工程と、前記第1の指示工程により
切断指示されているデバイスが接続されるポートが接続
されるバスへの給電を停止する停止工程と、前記第1の
指示工程により切断指示されているポートの電気的接続
状態を表示する表示部を消灯する消灯工程と、デバイス
を通信可能に接続する複数のポートに対してデバイスの
コネクタが接続された状態で各ポートの電気的接続状態
を接続状態に切換え指示する第2の指示工程と、前記第
2の指示工程により切断指示されているデバイスが接続
されるポートが接続されるバスへの給電を再開する再開
工程とを有するので、何等ポートに接続したデバイスか
らのコネクタを抜き差しすることなく接続したままの状
態で、ユーザが切換え手段を指示する操作を行うだけ
で、指定したデバイスが接続されているポートを一時的
に電気的に切断した状態に遷移させてバス中の帯域を占
有するデバイスを解放して、意図するデバイスが接続さ
れたポートを介して大量データ転送を行う帯域を自在に
確保することができるとともに、ユーザーが意図するデ
バイスの電気的接続状態を切断した後、ユーザからのデ
バイスの電気的接続状態に復帰させる指示がなされた場
合には、他のデバイスのデータ通信を正常に自動復帰さ
せることができる。
【0226】第15,第17の発明によれば、転送モー
ドが異なる複数のデバイスとデータ処理装置とを所定の
インタフェースを介して通信可能に分岐接続処理するハ
ブ装置の通信方法であって、あるいは転送モードが異な
る複数のデバイスとデータ処理装置とを所定のインタフ
ェースを介して通信可能に分岐接続処理するハブ装置を
制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記データ処理装置から指示
に基づいてデバイスを通信可能に接続する複数のポート
に対してデバイスのコネクタが接続された状態で各ポー
トの電気的接続状態を切断状態に切換え指示するための
第1の指示工程と、前記第1の指示工程により切断指示
されているデバイスが接続されるポートが接続されるバ
スへの給電を停止する停止工程と、前記第1の指示工程
により切断指示されているポートの電気的接続状態を表
示する表示部を消灯する消灯工程と、いずれかのポート
に接続されるデバイスによるデータ転送終了を検知して
切断指示されているデバイスが接続されるポートが接続
されるバスへの給電を再開する再開工程とを有するの
で、何等ポートに接続したデバイスからのコネクタを抜
き差しすることなく接続したままの状態で、ユーザがホ
スト側からバスを占有するデバイスが接続されたポート
を指示する操作を行うだけで、指定したデバイスが接続
されているポートを一時的に電気的に切断した状態に遷
移させてバス中の帯域を占有するデバイスを解放して、
意図するデバイスが接続されたポートを介して大量デー
タ転送を行う帯域を自在に確保することができるととも
に、ユーザーが意図するデバイスの電気的接続状態を切
断した後、何等ユーザからのデバイスの電気的接続状態
に復帰させる指示がなされたなかった場合であっても、
データ通信終了後、他のデバイスのデータ通信を正常に
自動復帰させることができる。
【0227】従って、各ポートに接続された任意のデバ
イスをコネクタを抜き取ることなく、電気的に接続状態
から切断状態または切断状態から接続状態への切換え指
示でき、使用するバス上の帯域幅を自在に加減して、大
量のデータ転送要求に対して柔軟に対応させることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すハブ装置を適用し
たデータ処理システムの一例を示すブロック図である
【図2】図1に示したハブ装置の外観を示す概略斜視図
である。
【図3】図1に示したスイッチブロックの回路構成を説
明する図である。
【図4】本発明に係るハブ装置における第1のデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るバス装置におけるUSBのバス帯
域状態を説明する模式図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示すハブ装置を適用し
たデータ処理システムの一例を示すブロック図である。
【図7】図6に示したレシーバの周辺回路構成を説明す
る図である。
【図8】本発明に係るハブ装置における第2のデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態を示すハブ装置を適用し
たデータ処理システムの一例を示すブロック図である。
【図10】本発明に係るハブ装置における各種デバイス
によるバス帯域の占有状態を説明する模式図である。
【図11】本発明に係るハブ装置を適用可能なデータ処
理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラム
を格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ(ホスト) 103 ハブ装置本体(ハブ装置) 107 ハブコントローラ 108a スイッチブロック 108b スイッチブロック 108c スイッチブロック 108d スイッチブロック 111a 下流ポート 111b 下流ポート 111c 下流ポート 111d 下流ポート 112a デバイス 112b デバイス 112c デバイス 112d デバイス

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送モードが異なる複数のデバイスとデ
    ータ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信可
    能に分岐接続処理するハブ装置であって、 各デバイスを通信可能に接続する複数のポートと、 各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された状
    態で電気的に接続または切断する切換え手段を設けたこ
    とを特徴とするハブ装置。
  2. 【請求項2】 転送モードが異なる複数のデバイスとデ
    ータ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信可
    能に分岐接続処理するハブ装置であって、 各デバイスを通信可能に接続する複数のポートと、 各ポートに対して各デバイスのコネクタが接続された状
    態で前記データ処理装置からの指示に基づいて電気的に
    接続または切断する切換え手段を設けたことを特徴とす
    るハブ装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のインタフェースは、各ポート
    に接続された各デバイスのコネクタを電源供給状態で抜
    き差しする活線挿抜可能に構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載のハブ装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のインタフェースは、ユニバー
    サルシリアルバスを介してデータ通信を双方向に行うこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のハブ装置。
  5. 【請求項5】 前記切換え手段は、ユニバーサルシリア
    ルバスを介してデータ通信を双方向に行う際に、各ポー
    トに対するコネクタ接続時に電気的接続状態となること
    を特徴とする請求項1または2記載のハブ装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のインタフェースは、IEEE
    1394バスを介してデータ通信を双方向に行うことを
    特徴とする請求項1または2記載のハブ装置。
  7. 【請求項7】 前記切換え手段は、IEEE1394バ
    スを介してデータ通信を双方向に行う際に、各ポートに
    対するコネクタ接続時に電気的切断状態となることを特
    徴とする請求項1記載のハブ装置。
  8. 【請求項8】 前記切換え手段による各ポートに対して
    各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的に接続
    状態または切断状態を表示する表示手段を有することを
    特徴とする請求項1または2記載のハブ装置。
  9. 【請求項9】 前記切換え手段による各ポートに対して
    各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的に切断
    状態時に、対応するデバイスに対するバスを介して電力
    供給を停止する制御手段を有することを特徴とする請求
    項1または2記載のハブ装置。
  10. 【請求項10】 各ポートに接続される各デバイスの構
    成情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請
    求項1または2記載のハブ装置。
  11. 【請求項11】 前記切換え手段による各ポートに対し
    て各デバイスのコネクタが接続された状態で電気的に切
    断実行に伴って変動する各デバイスの構成情報を前記デ
    ータ処理装置に通知する通知手段を有することを特徴と
    する請求項2記載のハブ装置。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置から入力されるい
    ずれかのデバイスによるデータ通信終了通知に基づいて
    切断状態となっているいずれかのポートを通信可能な状
    態に復帰させる復帰手段を有することを特徴とする請求
    項2記載のハブ装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、各ポートに接続され
    る各デバイスの構成情報は、電気的に切り離されたデバ
    イスの構成情報を記憶することを特徴とする請求項10
    記載のハブ装置。
  14. 【請求項14】 転送モードが異なる複数のデバイスと
    データ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信
    可能に分岐接続処理するハブ装置の通信方法であって、 デバイスを通信可能に接続する複数のポートに対してデ
    バイスのコネクタが接続された状態で各ポートの電気的
    接続状態を切断状態に切換え指示する第1の指示工程
    と、 前記第1の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を停止す
    る停止工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているポートの
    電気的接続状態を表示する表示部を消灯する消灯工程
    と、 デバイスを通信可能に接続する複数のポートに対してデ
    バイスのコネクタが接続された状態で各ポートの電気的
    接続状態を接続状態に切換え指示する第2の指示工程
    と、 前記第2の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を再開す
    る再開工程と、を有することを特徴とするハブ装置の通
    信方法。
  15. 【請求項15】 転送モードが異なる複数のデバイスと
    データ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信
    可能に分岐接続処理するハブ装置の通信方法であって、 前記データ処理装置からの指示に基づいてデバイスを通
    信可能に接続する複数のポートに対してデバイスのコネ
    クタが接続された状態で各ポートの電気的接続状態を切
    断状態に切換え指示するための第1の指示工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を停止す
    る停止工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているポートの
    電気的接続状態を表示する表示部を消灯する消灯工程
    と、 いずれかのポートに接続されるデバイスによるデータ転
    送終了を検知して切断指示されているデバイスが接続さ
    れるポートが接続されるバスへの給電を再開する再開工
    程と、を有することを特徴とするハブ装置の通信方法。
  16. 【請求項16】 転送モードが異なる複数のデバイスと
    データ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信
    可能に分岐接続処理するハブ装置を制御するコンピュー
    タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
    って、 デバイスを通信可能に接続する複数のポートに対してデ
    バイスのコネクタが接続された状態で各ポートの電気的
    接続状態を切断状態に切換え指示する第1の指示工程
    と、 前記第1の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を停止す
    る停止工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているポートの
    電気的接続状態を表示する表示部を消灯する消灯工程
    と、 デバイスを通信可能に接続する複数のポートに対してデ
    バイスのコネクタが接続された状態で各ポートの電気的
    接続状態を接続状態に切換え指示する第2の指示工程
    と、 前記第2の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を再開す
    る再開工程と、を有することを特徴とするコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  17. 【請求項17】 転送モードが異なる複数のデバイスと
    データ処理装置とを所定のインタフェースを介して通信
    可能に分岐接続処理するハブ装置を制御するコンピュー
    タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
    って、 前記データ処理装置からの指示に基づいてデバイスを通
    信可能に接続する複数のポートに対してデバイスのコネ
    クタが接続された状態で各ポートの電気的接続状態を切
    断状態に切換え指示するための第1の指示工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているデバイス
    が接続されるポートが接続されるバスへの給電を停止す
    る停止工程と、 前記第1の指示工程により切断指示されているポートの
    電気的接続状態を表示する表示部を消灯する消灯工程
    と、 いずれかのポートに接続されるデバイスによるデータ転
    送終了を検知して切断指示されているデバイスが接続さ
    れるポートが接続されるバスへの給電を再開する再開工
    程と、を有することを特徴とするコンピュータが読み出
    し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
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