JPWO2002056547A1 - 切替え中継装置、及び切替え中継システム - Google Patents
切替え中継装置、及び切替え中継システム Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2002056547A1 JPWO2002056547A1 JP2002557083A JP2002557083A JPWO2002056547A1 JP WO2002056547 A1 JPWO2002056547 A1 JP WO2002056547A1 JP 2002557083 A JP2002557083 A JP 2002557083A JP 2002557083 A JP2002557083 A JP 2002557083A JP WO2002056547 A1 JPWO2002056547 A1 JP WO2002056547A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching relay
- layer circuit
- network
- relay device
- devices
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/40052—High-speed IEEE 1394 serial bus
- H04L12/40078—Bus configuration
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/40052—High-speed IEEE 1394 serial bus
- H04L12/40117—Interconnection of audio or video/imaging devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/44—Star or tree networks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
ホット・プラグ機能を実現しながら接続対象となるネットワークの再構築を行うことなく装置認識を可能とする切替え中継装置、及び切替え中継システム。ホストパソコンの存在する第1のネットワーク(1)は、物理層回路(17)に接続される。1394機器(7〜9)は、物理層回路(18a〜18c)に接続される。物理層回路(17)と物理層回路(18a〜18c)はリンク層回路(19)を介して接続され、物理層回路(17)と物理層回路(18a〜18c)とは互いに分離される。そのため、1394機器(7〜9)の挿抜により当該1394機器(7〜9)にバスリセットが発生しても、第1のネットワーク(1)の再構築の発生は抑止される。
Description
技術分野
本発明は、切替え中継装置、及び切替え中継システムに関し、詳しくは、IEEE1394等のホット・プラグ機能を持つネットワークとの間で仲介を行う機能を有する切替え中継装置、及び切替え中継システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、及びそこに接続されるデジタルビデオカメラやカラーページプリンタ等の周辺機器に、IEEE1394規格に準拠した高速シリアルバスインタフェース装置を搭載した機器が利用されるようになってきている。IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)は、それら接続された複数の機器が相互にデータ通信を行っているときにも、機器の接続(プラグイン)・切り離し(プラグアウト)を行うためにプラグアンドプレイ機能を有している。即ち、複数の1394機器で構成されるネットワークにおいて1394機器の活線挿抜(ホット・プラグ)が行われると、データ転送中等にある他の1394機器のインタフェース装置(ノード)がいかなるバス状態であっても、全ての1394機器のノードはバスリセットを発生する。これにより、ネットワークに接続された全ての1394機器のノードは、ネットワーク構造(トポロジ)の再認識を行い、それによって新たなネットワークを構築する。
背景技術
従来、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)で構成されるネットワークにおいて、あるノードの挿抜が行われると、他のノードがデータ転送中等のいかなるバス状態であっても、全ノードはバスリセットを発生する。これにより、データ転送を実行しているノードはその処理を中断する。全ノードは、バスリセットを発生してバスの初期化を行うことにより、各ノードが記憶しているトポロジを消去する。その後、各ノードは、ツリー識別(Tree Identify)及び自己識別(Self Identify)のプロセスにより新たなトポロジを形成する。ネットワークの再構築が行われる際に、各ノードは自己識別パケット(Self ID Packet)を発行し、全てのノードには他のノードを識別するノードIDが設定される。従って、各ノードは、そのネットワーク内にどれだけのノードが存在するかを認識する。
また、ネットワーク内の1394機器を制御するパーソナルコンピュータ等(ホスト(Host))は、該ネットワークに接続される1394機器をそのコンフィグレーションロム(Configuration ROM)情報(以下、装置情報という)を読み込むことにより認識する。従って、ホストとなる1394機器は、トポロジを構成する他の1394機器がどのような装置であるかを個別に識別する。
図13は、従来の1394機器の中継装置を示す概略図である。
中継装置30は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を複数(図では4つ)備え、それら各インタフェース装置は、1394機器を接続する物理層回路(図中、PHY0,PHY1,PHY2,PHY3で示す)31,32,33,34を含む。
1394ネットワーク35は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した複数の1394機器(図示略)を含み、それら複数の1394機器のいずれかが中継装置30の物理層回路31に接続されている。
物理層回路31は、インタフェースバス36を介して物理層回路32,33に接続され、該物理層回路32は1394機器37に接続され、該物理層回路33は1394機器38に接続される。また、物理層回路33は、物理層回路34に接続されている。
中継装置30の動作を図15のフローチャートに従って説明する。
ステップ40において、中継装置30は、その物理層回路(PHY0〜3)31〜34に新たな1394機器が接続されたか否かを判断し、接続された場合にはステップ41へ遷移し、接続されていない場合には接続されるまで待つ。
今、例として、図13に示すように物理層回路34に新たな1394機器39が接続されると、ステップ41において1394ネットワーク35は、1394機器37,38,39を含む新たな1394ネットワーク35aの再構築を行う。これにより、1394ネットワーク35において、データ転送中のノードはその処理を中断する(ステップ41a)。
ステップ42において、新たな1394ネットワーク35aの全てのノードは自己識別パケットを発行し、新たなノードIDを設定する。これにより、全てのノードは、新たな1394ネットワーク35a内に存在する全てのノード数等のトポロジを認識する(ステップ42a)。
ステップ43において、ホストパソコンが存在しない場合にはステップ40へ遷移して、中継装置30に新たな1394機器が接続されるまで待つ。一方、ステップ43において、ホストパソコンが存在した場合にはステップ44に遷移する。
ステップ44において、ホストパソコンは、全ての1394機器にその装置情報を取得するパケット(データ)を送信することにより、新たな1394ネットワーク35a内の全ての1394機器を認識する。
その後、中継装置30は、ステップ40において、更に新たな1394機器が接続されるか否かを判断する。
図14は、従来の1394機器の切替え装置を示す概略図である。
切替え装置50は複数(図では5つ)の接続ポート51〜55を備える。
1394ネットワーク56は、複数の1394機器(図示略)を含み、それら複数の1394機器のいずれかは切替え装置50の接続ポート51に接続される。また、1394機器57〜60は、接続ポート52〜55に接続される。
切替え装置50は切替えスイッチ61を含み、その切替えスイッチ61によってインタフェースバス62を切替え、1394機器57〜60のいずれかを1394ネットワーク56に接続する。
切替え装置50の動作を図16のフローチャートに従って説明する。
尚、図16に示す切替え装置50のステップ70における動作は、上述した前記中継装置30のステップ40における動作と異なる。その他のステップ71,71a,72,72a,73,74における動作は、前記中継装置30のステップ41,41a,42,42a,43,44と同じである。
つまり、ステップ70において、切替え装置50はその切替えスイッチ61により、1394ネットワーク56に接続される1394機器57〜60が変更されたか否かを判断する。例えば、1394ネットワーク56に接続する機器を、1394機器57から図14に示すように1394機器58に変更すると、1394ネットワーク56は、1394機器58を含む新たな1394ネットワーク56aの再構築を行う。以後、前記同様に、ステップ71〜ステップ74の動作が行われる。
ところで、従来の中継装置30において、各物理層回路(PHY0〜3)31〜34は、インタフェースバス36により接続されている。このため、中継装置30に1394機器37〜39を接続すると、新たな1394ネットワーク35のノードの数は、当該中継装置30に含まれるインタフェース装置の数だけ増加する。このノード数の増加に起因して、新たな1394ネットワーク35aにかかる負荷が大きくなる。つまり、新たな1394ネットワーク35a内において、あるノードからデータ転送が行われている場合には、他のノードからデータを転送可能となる量が制限される。また、ノード数が増加すると、ホップ数(ノードの位置)によってデータ転送に遅延が生じる。
また、1394ネットワーク35を接続した中継装置30に対して、1394機器37〜39の挿抜が行われることにより、新たなネットワーク35aの再構築が発生する。つまり、1394機器37〜39の挿抜が行われると、1394ネットワーク35においてデータ転送を行っている1394機器はその処理を中断してバスリセットを発生する。従って、データ転送が中断された1394機器は、新たな1394ネットワーク35aの再構築が行われた後に、再びデータ転送を行う必要がある。
さらに、上述した図15に示すステップ43において、1394ネットワーク35内にホストパソコンが存在する場合、そのホストパソコンは挿抜を検知した1394機器37〜39に加え、1394ネットワーク35内の他の1394機器に対し、再度装置情報を認識する必要があるため、その負荷が大きくなる。
一方、切替え装置50は、その切替えスイッチ61により1394機器57〜60のいずれか1つを選択して1394ネットワーク56と接続することにより、新たな1394ネットワーク56a内のノード数が必要以上に増加することはない。
しかしながら、中継装置30と同様、切替え装置50内のインタフェース装置をインタフェースバス62により接続させる構成であるため、1394機器57〜60のいずれかの挿抜が行われると、1394ネットワーク56の再構築が発生するという問題がある。
本発明の目的は、ホット・プラグ機能を実現しながら接続対象となるネットワークの再構築を行うことなく装置認識を可能とする切替え中継装置、及び切替え中継システムを提供することにある。
発明の開示
本発明の第1の態様において、切替え中継装置、及び切替え中継システムが提供される。少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継装置において、第1のネットワークに接続された第1の物理層回路と、新規機器毎に接続された第2の物理層回路との間に接続されて第1の物理層回路と第2の物理層回路を互いに分離し、新規機器の少なくとも1つが挿抜されたか、又は新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたとき、第1のネットワークの再構築を抑止するリンク層回路を備える。
本発明の第2の態様において、切替え中継装置、及び切替え中継システムが提供される。少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継システムにおいて、新規機器の少なくともいずれか1つが接続されたか否か、又は新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたか否かを検知し、接続又は切替えを検知した場合には、第1のネットワークの再構築を抑止させる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は、切替え中継装置の外観を示す概略図である。
第1のネットワーク1は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)2〜5により構築される。また、第2のネットワーク6は、前記第1のネットワーク1、1394機器7〜9、及び切替え中継装置10を含む。尚、本実施形態において、1394機器2は、例えばパーソナルコンピュータであり、他の1394機器3,4,5,7,8,9を制御するホスト(以下、ホストパソコンという)として機能する。
切替え中継装置10は、複数(図では4つ)の接続ポート11〜14、切替えスイッチ15及び表示装置16を備える。
第1のネットワーク1は接続ポート11に接続され、1394機器7〜9はそれぞれ接続ポート12〜14に接続される。
切替えスイッチ15は、接続ポート12〜14のいずれか1つを選択して接続ポート11に接続する。
表示装置16は、表示装置16a〜16cを含み、それら表示装置16a〜16cは前記接続ポート12〜14に対応して設けられている。そして、表示装置16a〜16cは、接続ポート12〜14のいずれが接続ポート11に接続されているかを識別可能に表示する。
即ち、切替え中継装置10は、その切替えスイッチ15により選択された1394機器7〜9のいずれか1つを第1のネットワーク1に接続し、第2のネットワーク6を構築する。
図2は、切替え中継装置の内部構造を示す概略図である。
切替え中継装置10は、物理層回路17,18、リンク層回路19、アプリケーション層回路20及び記憶装置21を含む。
物理層回路(図中、PHY0で示す)17は前記接続ポート11(図示略)に接続される。そして、物理層回路17は、第1のネットワーク1(図中、1394ネットワークで示す)からパケット(データ)を受信すると、その電気信号を論理信号に変換してリンク層回路(図中、LINKで示す)19に出力する。また、物理層回路17は、リンク層回路19からの論理信号を電気信号に変換したパケットを第1のネットワーク1に送信する。
物理層回路18は、複数(図では3つ)の物理層回路(図中、PHY1,PHY2,PHY3で示す)18a〜18cを含み、それら物理層回路18a〜18cはそれぞれ前記接続ポート12〜14(図示略)に接続される。そして、各物理層回路18a〜18cは、対応する1394機器7〜9からパケットを受信すると、その電気信号を論理信号に変換してリンク層回路19に出力する。また、各物理層回路18a〜18cは、リンク層回路19からの論理信号を電気信号に変換したパケットを対応する1394機器7〜9に送信する。
リンク層回路19は、物理層回路17,18(物理層回路18a〜18c)が受送信するパケットを管理し、受信した自身宛のデータを記憶装置(図中、Memoryで示す)21に格納する。また、リンク層回路19は、データの送信時においては記憶装置21に格納されたパケットを物理層回路17あるいは物理層回路18に出力する。即ち、切替え中継装置10は、そのリンク層回路19により物理層回路17及び物理層回路18にデータの授受を行う。
アプリケーション層回路(図中、APPLYで示す)20は、物理層回路17,18及びリンク層回路19を制御するプログラムが記録されている。従って、アプリケーション層回路20は、物理層回路17及び物理層回路18に対するデータの授受を、リンク層回路19を媒介としてどのように行うかを制御する。即ち、後述する1394機器7〜9の利用方法及び制御方法は、アプリケーション層回路20により決定される。
また、アプリケーション層回路20に、前記切替えスイッチ(図中、SWで示す)15及び表示装置(図中、LEDで示す)16が接続されている。従って、アプリケーション層回路20は、例えば、選択された1394機器7〜9に対応する表示装置16a〜16cを点灯させる。そして、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれか1つを選択すると、アプリケーション層回路20は、その選択された機器に対するパケットの転送方法を決定する。
図3は、切替え中継装置のシステムを示す概略図である。
切替え中継装置10は、その物理層回路18a〜18c(図示略)に1394機器7〜9が接続されると、それら各1394機器7〜9のコンフィグレーションロム情報(装置情報)77,88,99を読み込み、前記記憶装置21の記憶領域21aに記憶する。尚、記憶領域21aに一旦記憶された装置情報77,88,99は、1394機器7〜9が切替え中継装置10から取り外された後も記憶されている。これにより、切替え中継装置10から取り外された1394機器7〜9が再接続された場合に、該切替え中継装置10は、それら各1394機器7〜9の装置情報77,88,99における最小限の情報を読み込むことにより、同1394機器7〜9を認識することができる。
そして、第1のネットワーク1(図示略)の再構築が行われた際に、ホストパソコン2から前記各装置情報77,88,99の取得の要求がされると、切替え中継装置10は、その記憶領域21aに記憶した各装置情報77,88,99をホストパソコン2の格納領域2aに格納する。このとき、切替えスイッチ15(図示略)により1394機器7〜9のいずれか1つが選択されている場合、又は選択されていた1394機器7〜9のいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合には、その選択された又は切替えられた1394機器7〜9の装置情報77,88,99のいずれか1つが格納領域2aに格納される。これにより、ホストパソコン2は切替え中継装置10に接続された1394機器7〜9を認識する。
図4は、切替え中継装置の動作を示すフローチャートである。
ステップ101において、切替え中継装置10は、ホストパソコン2の存在する第1のネットワーク(1394ネットワーク)1が物理層回路(PHY0)17に接続されたか否かを判断し、第1のネットワーク1が接続された場合にはステップ102へ遷移する。ステップ101において、第1のネットワーク1が接続されていない場合には接続されるまで待つ。
ステップ102において、切替え中継装置10は、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を読み出し、それら装置情報77,88,99を前記記憶装置21(図示略)内に記憶する。
ステップ103において、ホストパソコン2は、装置情報77,88,99の取得を要求し、それに応答して切替え中継装置10は、装置情報77,88,99をホストパソコン2に格納する。このとき、上述したように切替えスイッチ15(図示略)により1394機器7〜9のいずれか1つが選択されている場合、又は選択されていた1394機器7〜9のいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合、その選択された又は切替えられた1394機器7〜9の装置情報77,88,99のいずれか1つをホストパソコン2に格納する。そして、ホストパソコン2は、該ホストパソコン2に格納された装置情報77,88,99に基づいて1394機器7〜9へ送信するデータを生成する。
ステップ104において、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1からのデータを受信したか否かを判断し、データを受信する場合にはステップ105へ遷移し、データを受信しない場合にはステップ106へ遷移する。
ステップ105において、切替え中継装置10は、受信データを記憶装置21内に保存し、前記アプリケーション層回路20の制御プログラムに基づいて前記受信データを各1394機器7〜9に転送する。
ステップ106において、切替え中継装置10は、物理層回路17と第1のネットワーク1とが切断された場合にステップ101へ遷移し、第1のネットワーク1が再接続されるまで待つ。また、ステップ106において、切替え中継装置10は、物理層回路(PHY1〜3)18a〜18cに1394機器7〜9以外の1394機器が接続された場合にはステップ102へ遷移し、当該新たに接続された1394機器の装置情報を読み込む。また、ステップ106において、上記した以外の場合に切替え中継装置10はステップ104へ遷移し、第1のネットワーク1からの受信データを待つ。
以下、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のビデオカムコーダ(図中、VCR1,VCR2,VCR3で示す)7a,8a,9aを接続した例を図5及び図6に従って説明する。尚、図5及び図6に示す第1のネットワーク(図中、1394ネットワークで示す)1において、PCは前記ホストパソコン2に対応し、DeviceA,DeviceB,DeviceCは前記1394機器3〜5に対応する。
第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、このとき第1のネットワーク1は、ホストパソコン2に接続された物理層回路17(図示略)のノードのみ認識することにより、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのノードはバスリセットを発生しない。
ホストパソコン2は、切替え中継装置10に対し第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77a,88a,99aの取得を要求するパケットを送信する。これに応答して、切替え中継装置10は、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの装置情報77a,88a,99aを読み出し、それら装置情報77a,88a,99aを記憶装置21(図示略)に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第1のビデオカムコーダ7aが選択されているとする。すると、切替え中継装置10は、第1のビデオカムコーダ7aの装置情報77aをホストパソコン2に通知する。従って、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのうち、第1のビデオカムコーダ7aを認識する。
次いで、図5に示すように、切替え中継装置10は、その物理層回路17(図示略)にホストパソコン2から第1のビデオカムコーダ7aを制御するパケットを受信すると、そのパケットは、リンク層回路19(図示略)を介して物理層回路18a(図示略)から第1のビデオカムコーダ7aに転送される。また、切替え中継装置10は、第1のビデオカムコーダ7aから画像データ等を受信すると、その画像データをアプリケーション層回路20の機能に基づいて第1のネットワーク1に送信する。
図6は、切替えスイッチ15により第1のネットワーク1に接続する機器を第1のビデオカムコーダ7aから第2のビデオカムコーダ8aに切替えた例を示す。
切替えスイッチ15により第2のビデオカムコーダ8aを選択すると、当該第2のビデオカムコーダ8aは、バスリセットを発生する。このとき、第1のネットワーク1の再構築は行われない。
詳述すると、図2において説明したように、物理層回路17と物理層回路18a〜18cは、リンク層回路19を介して接続されている。つまり、物理層回路17に接続されるホストパソコン2のノードと、物理層回路18a〜18cに接続される第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの各ノードとはリンク層回路19により分離されている。このため、第2のビデオカムコーダ8aがバスリセットを発生した場合にも、そのノードIDが変更された情報が、第1のネットワーク1に通知されることはない。従って、第1のネットワーク1に接続した第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合に、当該第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。
さて、第2のビデオカムコーダ8aが選択されると、切替え中継装置10は、その記憶装置21(図示略)内に予め記憶されている第2のビデオカムコーダ8aの装置情報88aをホストパソコン2に格納する。従って、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのうち、第2のビデオカムコーダ8aを認識する。
ちなみに、選択した第2のビデオカムコーダ8aを切替え中継装置10から取り外した場合、該切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能により他の第1及び第3のビデオカムコーダ7a,9aを自動的に選択する。この際、同様に第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。また、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9a以外のビデオカムコーダを切替え中継装置10に接続した場合、該切替え中継装置10は、その新たに接続されたビデオカムコーダの装置情報をホストパソコン2に通知する。この際も、同様に第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。
次に、本発明の第一実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。
(1)ホストパソコン2の存在する第1のネットワーク1は、物理層回路17に接続される。1394機器7〜9は、物理層回路18a〜18cに接続される。物理層回路17と物理層回路18a〜18cはリンク層回路19を介して接続され、物理層回路17と物理層回路18a〜18cとは互いに分離される。そのため、1394機器7〜9の挿抜により当該1394機器7〜9にバスリセットが発生しても、第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。従って、第1のネットワーク1においてデータ転送中の1394機器が存在する場合にも、そのデータ転送に支障をきたすことなく、確実にデータ転送を実行させることができる切替え中継装置10を提供できる。
(2)第1のネットワーク1の再構築の発生を抑止して、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれか1つが選択される。即ち、接続した1394機器7〜9を使用目的に応じて切替えた場合にも、ネットワークの機能が停止されることはない。
(3)第1のネットワーク1の再構築の発生が抑止されるため、ホストパソコン2は、第1のネットワーク1内の1394機器3〜5の装置情報を再認識する必要はない。従って、ホストパソコン2にかかる負荷を低減できる。
(4)切替え中継装置10は、その切替えスイッチ15により139礒器7〜9のいずれか1つを選択すると、その選択された装置情報をホストパソコン2に通知する。これにより、例えば1394機器7を選択した場合に、ホストパソコン2は、切替え中継装置10を1394機器7として認識する。このとき、切替え中継装置10に接続された1394機器8,9は、ホストパソコン2に認識されない。従って、使用しない機器のノード数の増加が防止されるため、ホストパソコン2の負荷が必要以上に大きくなることを抑止し、さらには第1のネットワーク1の負荷が低減できる。
(5)切替え中継装置10は、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を記憶する記憶装置21を備えている。このため、一度取り外された1394機器7〜9を再接続した場合に、すべての装置情報が読み出される必要はない。
(6)切替え中継装置10に接続されたノード数を1つとすることができるため、第2のネットワーク6におけるデータ転送に遅延が生じることが防止される。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第二実施形態を図7及び図8に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7及び図8は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のハードディスク(図中、HDD1,HDD2,HDD3で示す)7b,8b,9bを接続した例を示す。
第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77b,88b,99bを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15は、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bのいずれも選択していないとする。
切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に従い各装置情報77b,88b,99bに基づいた擬似的なハードディスクとしての新たなコンフィグレーションロム情報(装置情報)111bを生成する。
例として、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bの容量が10GB(ギガビット)であるとすると、切替え中継装置10は、およそ30GBの容量を持つハードディスクとしての新たな装置情報111bに変換し、その装置情報111bをホストパソコン2に通知する。
図8に示すように、前記装置情報111bに基づいてホストパソコン2からデータ転送が開始されると、そのデータは、切替え中継装置10のアプリケーション層回路20(図示略)の機能に基づいて第1のハードディスク7bに格納される。その後、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7bの空き容量がなくなったことを検知すると、第2のハードディスク8bに前記データを格納し、当該第2のハードディスク8bの空き容量がなくなると、次いで第3のハードディスク9bにデータを格納する。
次に、本発明の第二実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれも選択されない場合に、当該1394機器7〜9の装置情報77,88,99に基づいて新たな1つの装置情報を生成する機能を備えている。そして、新たな1つの装置情報をホストパソコン2に通知することにより、当該ホストパソコン2からのデータを転送する機器を自動で選択して切替える。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第三実施形態を図9及び図10に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9及び図10は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のハードディスク(図中、HDD1,HDD2,HDD3で示す)7c,8c,9cを接続した例を示す。
第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77c,88c,99cを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、第1のハードディスク7cは、第2のハードディスク8cと比較して高速動作する装置であり、第2のハードディスク8cは、第1のハードディスク7cと比較して大きな容量を持つ装置であるとする。
切替えスイッチ15により第1のハードディスク7cが選択されているとき、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7cの装置情報77cをホストパソコン2に通知する。
そして、切替え中継装置10は、ホストパソコン2からデータを受信すると、そのデータを切替えスイッチ15により選択された第1のハードディスク7cに格納する。
その後、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7cの空き容量がなくなったことを検知すると、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に基づいて、図10に示すように前記データを第3のハードディスク9cに格納する。即ち、アプリケーション層回路20は、第1のハードディスク7cの空き容量がないことを検知して、第3のハードディスク9cに選択を自動で切替え、当該第3のハードディスク9cにデータを一時退避させる。また、アプリケーション層回路20は、データを一時退避させるとともに第1のハードディスク7cに格納されたデータを第2のハードディスク8cに転送させる。
そして、第1のハードディスク7cに格納された全てのデータを第2のハードディスク8cに格納した後、アプリケーション層回路20は、ホストパソコン2から受信したデータを再び切替えスイッチ15により選択された第1のハードディスク7cに格納する。また、アプリケーション層回路20は、第3のハードディスク7cに一時退避させたデータを第1のハードディスク7cに転送させる。
このような機能をアプリケーション層回路20に備えることにより、切替え中継装置10は、第2のハードディスク8cをバックアップ装置として動作させる。
次に、本発明の第三実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、例えば、切替えスイッチ15により選択された1394機器7にデータを格納する空き領域がないことを検知した場合、他の1394機器9にデータを退避させるとともに、1394機器7のデータを1394機器8に転送させる。アプリケーション層回路20にこのような機能を備えた場合、1394機器7にデータを格納する空き領域を監視して、切替えスイッチ15を切替える必要はない。また、1394機器8をバックアップ装置として使用することにより、1394機器7に対して常に高速にデータ転送が行える。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第四実施形態を図11に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のデバイス(図中、Device1,Device2,Device3で示す)7d,8d,9dを接続した例を示す。
第1〜第3のデバイス7d,8d,9dが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77d,88d,99dを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのいずれも選択されていないとする。切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に従い、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dの各装置情報77d,88d,99dを全てホストパソコン2に通知する。これにより、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のデバイス7d,8d,9dを認識する。
ホストパソコン2は、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのいずれを利用したいかを、それらの各装置情報77d,88d,99dに基づいて選択する。例として、ホストパソコン2により第3のデバイス9dが選択されたとする。すると、ホストパソコン2は、第3のデバイス9dの装置情報99dを切替え中継装置10に通知する。切替え中継装置10はその装置情報99dを受け取り、この装置情報99dに基づいてアプリケーション層回路20(図示略)は、図11に示すようにホストパソコン2から受信したデータを第3のデバイス9dに転送する。
次に、本発明の第四実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、ホストパソコン2に1394機器7〜9の装置情報77,88,99を全て通知し、当該ホストパソコン2で選択した機器に対してデータ転送を行う。即ち、データ転送を行う1394機器は、ホストパソコン2を操作することにより1394機器7〜9のいずれかに切り替えられる。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第五実施形態を図12に従って説明する。尚、本実施形態において、第1のネットワーク1内のホストパソコン22は、第一〜第四実施形態のホストパソコン2と異なり、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を格納する格納領域2aを有さないパソコンであり、他の第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のデバイス(図中、Device1,Device2,Device3で示す)7e,8e,9eを接続した例を示す。
第1〜第3のデバイス7e,8e,9eが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のデバイス7e,8e,9eのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のデバイス7e,8e,9eの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77e,88e,99eを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第2のデバイス8eから第1のデバイス7eに切替えられたとする。このとき、ホストパソコン22は当該ホストパンコン22内部に格納領域2aを有さないため、切替えられた第1のデバイス7eの装置情報77eが、ホストパソコン22から通知されない。
すると、切替え中継装置10は、そのアプリケーション層回路20(図示略)の機能により、第1のネットワーク1におけるバスのトラフィック状態を検知する。即ち、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1内のホストパソコン22,1394機器(図中、DeviceA,DeviceB,DeviceCで示す)3〜5のいずれかがデータ転送を行っているか否かを判断する。
データ転送が行われていないと判断すると、切替え中継装置10は、ホストパソコン22にバスリセットを発生させる。バスリセットを発生したホストパソコン22は、第1のネットワーク1の再構築を行い、切替え中継装置10に対し装置情報の取得を要求する。これに応答して切替え中継装置10は、切替えスイッチ15により選択された第1のデバイス7eの装置情報77eを予め記憶されている記憶領域21(図示略)から読み出し、ホストパソコン22へ通知する。従って、ホストパソコン22は、第1のデバイス7eを認識する。
次に、本発明の第五実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、装置情報7〜9を格納する格納領域2aを有さないホストパソコン22である場合には、当該ホストパソコン22にバスリセットを発生させることにより、同ホストパソコン22に装置認識を行わせる。この際、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1におけるトラフィック状態を監視して、データ転送が行われていないと判断したとき、ホストパソコン22にバスリセットを発生させる。これにより、第1のネットワーク1内において、データ転送中にある1394機器が影響を受けることはない。
上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、ホストをパーソナルコンピュータとしたが、他の1394機器で制御を行うこととしてもよい。
・上記各実施形態では、物理層回路18は、3つの物理層回路18a〜18cを設けたが、4以上としてもよい。
・接続ポート12〜14に接続する1394機器は、上記各実施の形態に限らず、デジタルビデオカムコーダ(DVC)等としてもよい。
・上記各実施形態において、第1のネットワーク1内のホストは2以上としてもよい。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第一実施形態の切替え中継装置の外観を示す概略図である。
図2は、同じく切替え中継装置の内部構造を示す概略図である。
図3は、同じく切替え中継装置のシステムを示す概略図である。
図4は、同じく切替え中継装置の動作を示すフローチャートである。
図5は、同じく切替え中継装置にビデオカムコーダを接続した例を示すブロック図である。
図6は、同じく切替え中継装置に接続したビデオカムコーダを切替えた場合を説明するブロック図である。
図7は、本発明の第二実施形態の切替え中継装置にハードディスクを接続した場合を説明するブロック図である。
図8は、同じく切替え中継装置に接続したハードディスクにデータを転送する場合を説明するブロック図である。
図9は、本発明の第三実施形態の切替え中継装置にハードディスクを接続した場合を説明するブロック図である。
図10は、同じく切替え中継装置に接続したハードディスクにデータを転送する場合を説明するブロック図である。
図11は、本発明の第四実施形態の切替え中継装置にデバイスを接続した場合を説明するブロック図である。
図12は、本発明の第五実施形態の切替え中継装置にデバイスを接続した場合を説明するブロック図である。
図13は、従来の中継装置の構造を示す概略図である。
図14は、従来の切替え装置の構造を示す概略図である。
図15は、従来の中継装置の動作を示すフローチャートである。
図16は、従来の切替え装置の動作を示すフローチャートである。
本発明は、切替え中継装置、及び切替え中継システムに関し、詳しくは、IEEE1394等のホット・プラグ機能を持つネットワークとの間で仲介を行う機能を有する切替え中継装置、及び切替え中継システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、及びそこに接続されるデジタルビデオカメラやカラーページプリンタ等の周辺機器に、IEEE1394規格に準拠した高速シリアルバスインタフェース装置を搭載した機器が利用されるようになってきている。IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)は、それら接続された複数の機器が相互にデータ通信を行っているときにも、機器の接続(プラグイン)・切り離し(プラグアウト)を行うためにプラグアンドプレイ機能を有している。即ち、複数の1394機器で構成されるネットワークにおいて1394機器の活線挿抜(ホット・プラグ)が行われると、データ転送中等にある他の1394機器のインタフェース装置(ノード)がいかなるバス状態であっても、全ての1394機器のノードはバスリセットを発生する。これにより、ネットワークに接続された全ての1394機器のノードは、ネットワーク構造(トポロジ)の再認識を行い、それによって新たなネットワークを構築する。
背景技術
従来、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)で構成されるネットワークにおいて、あるノードの挿抜が行われると、他のノードがデータ転送中等のいかなるバス状態であっても、全ノードはバスリセットを発生する。これにより、データ転送を実行しているノードはその処理を中断する。全ノードは、バスリセットを発生してバスの初期化を行うことにより、各ノードが記憶しているトポロジを消去する。その後、各ノードは、ツリー識別(Tree Identify)及び自己識別(Self Identify)のプロセスにより新たなトポロジを形成する。ネットワークの再構築が行われる際に、各ノードは自己識別パケット(Self ID Packet)を発行し、全てのノードには他のノードを識別するノードIDが設定される。従って、各ノードは、そのネットワーク内にどれだけのノードが存在するかを認識する。
また、ネットワーク内の1394機器を制御するパーソナルコンピュータ等(ホスト(Host))は、該ネットワークに接続される1394機器をそのコンフィグレーションロム(Configuration ROM)情報(以下、装置情報という)を読み込むことにより認識する。従って、ホストとなる1394機器は、トポロジを構成する他の1394機器がどのような装置であるかを個別に識別する。
図13は、従来の1394機器の中継装置を示す概略図である。
中継装置30は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を複数(図では4つ)備え、それら各インタフェース装置は、1394機器を接続する物理層回路(図中、PHY0,PHY1,PHY2,PHY3で示す)31,32,33,34を含む。
1394ネットワーク35は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した複数の1394機器(図示略)を含み、それら複数の1394機器のいずれかが中継装置30の物理層回路31に接続されている。
物理層回路31は、インタフェースバス36を介して物理層回路32,33に接続され、該物理層回路32は1394機器37に接続され、該物理層回路33は1394機器38に接続される。また、物理層回路33は、物理層回路34に接続されている。
中継装置30の動作を図15のフローチャートに従って説明する。
ステップ40において、中継装置30は、その物理層回路(PHY0〜3)31〜34に新たな1394機器が接続されたか否かを判断し、接続された場合にはステップ41へ遷移し、接続されていない場合には接続されるまで待つ。
今、例として、図13に示すように物理層回路34に新たな1394機器39が接続されると、ステップ41において1394ネットワーク35は、1394機器37,38,39を含む新たな1394ネットワーク35aの再構築を行う。これにより、1394ネットワーク35において、データ転送中のノードはその処理を中断する(ステップ41a)。
ステップ42において、新たな1394ネットワーク35aの全てのノードは自己識別パケットを発行し、新たなノードIDを設定する。これにより、全てのノードは、新たな1394ネットワーク35a内に存在する全てのノード数等のトポロジを認識する(ステップ42a)。
ステップ43において、ホストパソコンが存在しない場合にはステップ40へ遷移して、中継装置30に新たな1394機器が接続されるまで待つ。一方、ステップ43において、ホストパソコンが存在した場合にはステップ44に遷移する。
ステップ44において、ホストパソコンは、全ての1394機器にその装置情報を取得するパケット(データ)を送信することにより、新たな1394ネットワーク35a内の全ての1394機器を認識する。
その後、中継装置30は、ステップ40において、更に新たな1394機器が接続されるか否かを判断する。
図14は、従来の1394機器の切替え装置を示す概略図である。
切替え装置50は複数(図では5つ)の接続ポート51〜55を備える。
1394ネットワーク56は、複数の1394機器(図示略)を含み、それら複数の1394機器のいずれかは切替え装置50の接続ポート51に接続される。また、1394機器57〜60は、接続ポート52〜55に接続される。
切替え装置50は切替えスイッチ61を含み、その切替えスイッチ61によってインタフェースバス62を切替え、1394機器57〜60のいずれかを1394ネットワーク56に接続する。
切替え装置50の動作を図16のフローチャートに従って説明する。
尚、図16に示す切替え装置50のステップ70における動作は、上述した前記中継装置30のステップ40における動作と異なる。その他のステップ71,71a,72,72a,73,74における動作は、前記中継装置30のステップ41,41a,42,42a,43,44と同じである。
つまり、ステップ70において、切替え装置50はその切替えスイッチ61により、1394ネットワーク56に接続される1394機器57〜60が変更されたか否かを判断する。例えば、1394ネットワーク56に接続する機器を、1394機器57から図14に示すように1394機器58に変更すると、1394ネットワーク56は、1394機器58を含む新たな1394ネットワーク56aの再構築を行う。以後、前記同様に、ステップ71〜ステップ74の動作が行われる。
ところで、従来の中継装置30において、各物理層回路(PHY0〜3)31〜34は、インタフェースバス36により接続されている。このため、中継装置30に1394機器37〜39を接続すると、新たな1394ネットワーク35のノードの数は、当該中継装置30に含まれるインタフェース装置の数だけ増加する。このノード数の増加に起因して、新たな1394ネットワーク35aにかかる負荷が大きくなる。つまり、新たな1394ネットワーク35a内において、あるノードからデータ転送が行われている場合には、他のノードからデータを転送可能となる量が制限される。また、ノード数が増加すると、ホップ数(ノードの位置)によってデータ転送に遅延が生じる。
また、1394ネットワーク35を接続した中継装置30に対して、1394機器37〜39の挿抜が行われることにより、新たなネットワーク35aの再構築が発生する。つまり、1394機器37〜39の挿抜が行われると、1394ネットワーク35においてデータ転送を行っている1394機器はその処理を中断してバスリセットを発生する。従って、データ転送が中断された1394機器は、新たな1394ネットワーク35aの再構築が行われた後に、再びデータ転送を行う必要がある。
さらに、上述した図15に示すステップ43において、1394ネットワーク35内にホストパソコンが存在する場合、そのホストパソコンは挿抜を検知した1394機器37〜39に加え、1394ネットワーク35内の他の1394機器に対し、再度装置情報を認識する必要があるため、その負荷が大きくなる。
一方、切替え装置50は、その切替えスイッチ61により1394機器57〜60のいずれか1つを選択して1394ネットワーク56と接続することにより、新たな1394ネットワーク56a内のノード数が必要以上に増加することはない。
しかしながら、中継装置30と同様、切替え装置50内のインタフェース装置をインタフェースバス62により接続させる構成であるため、1394機器57〜60のいずれかの挿抜が行われると、1394ネットワーク56の再構築が発生するという問題がある。
本発明の目的は、ホット・プラグ機能を実現しながら接続対象となるネットワークの再構築を行うことなく装置認識を可能とする切替え中継装置、及び切替え中継システムを提供することにある。
発明の開示
本発明の第1の態様において、切替え中継装置、及び切替え中継システムが提供される。少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継装置において、第1のネットワークに接続された第1の物理層回路と、新規機器毎に接続された第2の物理層回路との間に接続されて第1の物理層回路と第2の物理層回路を互いに分離し、新規機器の少なくとも1つが挿抜されたか、又は新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたとき、第1のネットワークの再構築を抑止するリンク層回路を備える。
本発明の第2の態様において、切替え中継装置、及び切替え中継システムが提供される。少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継システムにおいて、新規機器の少なくともいずれか1つが接続されたか否か、又は新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたか否かを検知し、接続又は切替えを検知した場合には、第1のネットワークの再構築を抑止させる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は、切替え中継装置の外観を示す概略図である。
第1のネットワーク1は、IEEE1394準拠のインタフェース装置を搭載した機器(以下、1394機器という)2〜5により構築される。また、第2のネットワーク6は、前記第1のネットワーク1、1394機器7〜9、及び切替え中継装置10を含む。尚、本実施形態において、1394機器2は、例えばパーソナルコンピュータであり、他の1394機器3,4,5,7,8,9を制御するホスト(以下、ホストパソコンという)として機能する。
切替え中継装置10は、複数(図では4つ)の接続ポート11〜14、切替えスイッチ15及び表示装置16を備える。
第1のネットワーク1は接続ポート11に接続され、1394機器7〜9はそれぞれ接続ポート12〜14に接続される。
切替えスイッチ15は、接続ポート12〜14のいずれか1つを選択して接続ポート11に接続する。
表示装置16は、表示装置16a〜16cを含み、それら表示装置16a〜16cは前記接続ポート12〜14に対応して設けられている。そして、表示装置16a〜16cは、接続ポート12〜14のいずれが接続ポート11に接続されているかを識別可能に表示する。
即ち、切替え中継装置10は、その切替えスイッチ15により選択された1394機器7〜9のいずれか1つを第1のネットワーク1に接続し、第2のネットワーク6を構築する。
図2は、切替え中継装置の内部構造を示す概略図である。
切替え中継装置10は、物理層回路17,18、リンク層回路19、アプリケーション層回路20及び記憶装置21を含む。
物理層回路(図中、PHY0で示す)17は前記接続ポート11(図示略)に接続される。そして、物理層回路17は、第1のネットワーク1(図中、1394ネットワークで示す)からパケット(データ)を受信すると、その電気信号を論理信号に変換してリンク層回路(図中、LINKで示す)19に出力する。また、物理層回路17は、リンク層回路19からの論理信号を電気信号に変換したパケットを第1のネットワーク1に送信する。
物理層回路18は、複数(図では3つ)の物理層回路(図中、PHY1,PHY2,PHY3で示す)18a〜18cを含み、それら物理層回路18a〜18cはそれぞれ前記接続ポート12〜14(図示略)に接続される。そして、各物理層回路18a〜18cは、対応する1394機器7〜9からパケットを受信すると、その電気信号を論理信号に変換してリンク層回路19に出力する。また、各物理層回路18a〜18cは、リンク層回路19からの論理信号を電気信号に変換したパケットを対応する1394機器7〜9に送信する。
リンク層回路19は、物理層回路17,18(物理層回路18a〜18c)が受送信するパケットを管理し、受信した自身宛のデータを記憶装置(図中、Memoryで示す)21に格納する。また、リンク層回路19は、データの送信時においては記憶装置21に格納されたパケットを物理層回路17あるいは物理層回路18に出力する。即ち、切替え中継装置10は、そのリンク層回路19により物理層回路17及び物理層回路18にデータの授受を行う。
アプリケーション層回路(図中、APPLYで示す)20は、物理層回路17,18及びリンク層回路19を制御するプログラムが記録されている。従って、アプリケーション層回路20は、物理層回路17及び物理層回路18に対するデータの授受を、リンク層回路19を媒介としてどのように行うかを制御する。即ち、後述する1394機器7〜9の利用方法及び制御方法は、アプリケーション層回路20により決定される。
また、アプリケーション層回路20に、前記切替えスイッチ(図中、SWで示す)15及び表示装置(図中、LEDで示す)16が接続されている。従って、アプリケーション層回路20は、例えば、選択された1394機器7〜9に対応する表示装置16a〜16cを点灯させる。そして、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれか1つを選択すると、アプリケーション層回路20は、その選択された機器に対するパケットの転送方法を決定する。
図3は、切替え中継装置のシステムを示す概略図である。
切替え中継装置10は、その物理層回路18a〜18c(図示略)に1394機器7〜9が接続されると、それら各1394機器7〜9のコンフィグレーションロム情報(装置情報)77,88,99を読み込み、前記記憶装置21の記憶領域21aに記憶する。尚、記憶領域21aに一旦記憶された装置情報77,88,99は、1394機器7〜9が切替え中継装置10から取り外された後も記憶されている。これにより、切替え中継装置10から取り外された1394機器7〜9が再接続された場合に、該切替え中継装置10は、それら各1394機器7〜9の装置情報77,88,99における最小限の情報を読み込むことにより、同1394機器7〜9を認識することができる。
そして、第1のネットワーク1(図示略)の再構築が行われた際に、ホストパソコン2から前記各装置情報77,88,99の取得の要求がされると、切替え中継装置10は、その記憶領域21aに記憶した各装置情報77,88,99をホストパソコン2の格納領域2aに格納する。このとき、切替えスイッチ15(図示略)により1394機器7〜9のいずれか1つが選択されている場合、又は選択されていた1394機器7〜9のいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合には、その選択された又は切替えられた1394機器7〜9の装置情報77,88,99のいずれか1つが格納領域2aに格納される。これにより、ホストパソコン2は切替え中継装置10に接続された1394機器7〜9を認識する。
図4は、切替え中継装置の動作を示すフローチャートである。
ステップ101において、切替え中継装置10は、ホストパソコン2の存在する第1のネットワーク(1394ネットワーク)1が物理層回路(PHY0)17に接続されたか否かを判断し、第1のネットワーク1が接続された場合にはステップ102へ遷移する。ステップ101において、第1のネットワーク1が接続されていない場合には接続されるまで待つ。
ステップ102において、切替え中継装置10は、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を読み出し、それら装置情報77,88,99を前記記憶装置21(図示略)内に記憶する。
ステップ103において、ホストパソコン2は、装置情報77,88,99の取得を要求し、それに応答して切替え中継装置10は、装置情報77,88,99をホストパソコン2に格納する。このとき、上述したように切替えスイッチ15(図示略)により1394機器7〜9のいずれか1つが選択されている場合、又は選択されていた1394機器7〜9のいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合、その選択された又は切替えられた1394機器7〜9の装置情報77,88,99のいずれか1つをホストパソコン2に格納する。そして、ホストパソコン2は、該ホストパソコン2に格納された装置情報77,88,99に基づいて1394機器7〜9へ送信するデータを生成する。
ステップ104において、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1からのデータを受信したか否かを判断し、データを受信する場合にはステップ105へ遷移し、データを受信しない場合にはステップ106へ遷移する。
ステップ105において、切替え中継装置10は、受信データを記憶装置21内に保存し、前記アプリケーション層回路20の制御プログラムに基づいて前記受信データを各1394機器7〜9に転送する。
ステップ106において、切替え中継装置10は、物理層回路17と第1のネットワーク1とが切断された場合にステップ101へ遷移し、第1のネットワーク1が再接続されるまで待つ。また、ステップ106において、切替え中継装置10は、物理層回路(PHY1〜3)18a〜18cに1394機器7〜9以外の1394機器が接続された場合にはステップ102へ遷移し、当該新たに接続された1394機器の装置情報を読み込む。また、ステップ106において、上記した以外の場合に切替え中継装置10はステップ104へ遷移し、第1のネットワーク1からの受信データを待つ。
以下、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のビデオカムコーダ(図中、VCR1,VCR2,VCR3で示す)7a,8a,9aを接続した例を図5及び図6に従って説明する。尚、図5及び図6に示す第1のネットワーク(図中、1394ネットワークで示す)1において、PCは前記ホストパソコン2に対応し、DeviceA,DeviceB,DeviceCは前記1394機器3〜5に対応する。
第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、このとき第1のネットワーク1は、ホストパソコン2に接続された物理層回路17(図示略)のノードのみ認識することにより、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのノードはバスリセットを発生しない。
ホストパソコン2は、切替え中継装置10に対し第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77a,88a,99aの取得を要求するパケットを送信する。これに応答して、切替え中継装置10は、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの装置情報77a,88a,99aを読み出し、それら装置情報77a,88a,99aを記憶装置21(図示略)に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第1のビデオカムコーダ7aが選択されているとする。すると、切替え中継装置10は、第1のビデオカムコーダ7aの装置情報77aをホストパソコン2に通知する。従って、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのうち、第1のビデオカムコーダ7aを認識する。
次いで、図5に示すように、切替え中継装置10は、その物理層回路17(図示略)にホストパソコン2から第1のビデオカムコーダ7aを制御するパケットを受信すると、そのパケットは、リンク層回路19(図示略)を介して物理層回路18a(図示略)から第1のビデオカムコーダ7aに転送される。また、切替え中継装置10は、第1のビデオカムコーダ7aから画像データ等を受信すると、その画像データをアプリケーション層回路20の機能に基づいて第1のネットワーク1に送信する。
図6は、切替えスイッチ15により第1のネットワーク1に接続する機器を第1のビデオカムコーダ7aから第2のビデオカムコーダ8aに切替えた例を示す。
切替えスイッチ15により第2のビデオカムコーダ8aを選択すると、当該第2のビデオカムコーダ8aは、バスリセットを発生する。このとき、第1のネットワーク1の再構築は行われない。
詳述すると、図2において説明したように、物理層回路17と物理層回路18a〜18cは、リンク層回路19を介して接続されている。つまり、物理層回路17に接続されるホストパソコン2のノードと、物理層回路18a〜18cに接続される第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aの各ノードとはリンク層回路19により分離されている。このため、第2のビデオカムコーダ8aがバスリセットを発生した場合にも、そのノードIDが変更された情報が、第1のネットワーク1に通知されることはない。従って、第1のネットワーク1に接続した第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのいずれかが切替えスイッチ15により切替えられた場合に、当該第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。
さて、第2のビデオカムコーダ8aが選択されると、切替え中継装置10は、その記憶装置21(図示略)内に予め記憶されている第2のビデオカムコーダ8aの装置情報88aをホストパソコン2に格納する。従って、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9aのうち、第2のビデオカムコーダ8aを認識する。
ちなみに、選択した第2のビデオカムコーダ8aを切替え中継装置10から取り外した場合、該切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能により他の第1及び第3のビデオカムコーダ7a,9aを自動的に選択する。この際、同様に第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。また、第1〜第3のビデオカムコーダ7a,8a,9a以外のビデオカムコーダを切替え中継装置10に接続した場合、該切替え中継装置10は、その新たに接続されたビデオカムコーダの装置情報をホストパソコン2に通知する。この際も、同様に第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。
次に、本発明の第一実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。
(1)ホストパソコン2の存在する第1のネットワーク1は、物理層回路17に接続される。1394機器7〜9は、物理層回路18a〜18cに接続される。物理層回路17と物理層回路18a〜18cはリンク層回路19を介して接続され、物理層回路17と物理層回路18a〜18cとは互いに分離される。そのため、1394機器7〜9の挿抜により当該1394機器7〜9にバスリセットが発生しても、第1のネットワーク1の再構築の発生は抑止される。従って、第1のネットワーク1においてデータ転送中の1394機器が存在する場合にも、そのデータ転送に支障をきたすことなく、確実にデータ転送を実行させることができる切替え中継装置10を提供できる。
(2)第1のネットワーク1の再構築の発生を抑止して、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれか1つが選択される。即ち、接続した1394機器7〜9を使用目的に応じて切替えた場合にも、ネットワークの機能が停止されることはない。
(3)第1のネットワーク1の再構築の発生が抑止されるため、ホストパソコン2は、第1のネットワーク1内の1394機器3〜5の装置情報を再認識する必要はない。従って、ホストパソコン2にかかる負荷を低減できる。
(4)切替え中継装置10は、その切替えスイッチ15により139礒器7〜9のいずれか1つを選択すると、その選択された装置情報をホストパソコン2に通知する。これにより、例えば1394機器7を選択した場合に、ホストパソコン2は、切替え中継装置10を1394機器7として認識する。このとき、切替え中継装置10に接続された1394機器8,9は、ホストパソコン2に認識されない。従って、使用しない機器のノード数の増加が防止されるため、ホストパソコン2の負荷が必要以上に大きくなることを抑止し、さらには第1のネットワーク1の負荷が低減できる。
(5)切替え中継装置10は、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を記憶する記憶装置21を備えている。このため、一度取り外された1394機器7〜9を再接続した場合に、すべての装置情報が読み出される必要はない。
(6)切替え中継装置10に接続されたノード数を1つとすることができるため、第2のネットワーク6におけるデータ転送に遅延が生じることが防止される。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第二実施形態を図7及び図8に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7及び図8は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のハードディスク(図中、HDD1,HDD2,HDD3で示す)7b,8b,9bを接続した例を示す。
第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77b,88b,99bを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15は、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bのいずれも選択していないとする。
切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に従い各装置情報77b,88b,99bに基づいた擬似的なハードディスクとしての新たなコンフィグレーションロム情報(装置情報)111bを生成する。
例として、第1〜第3のハードディスク7b,8b,9bの容量が10GB(ギガビット)であるとすると、切替え中継装置10は、およそ30GBの容量を持つハードディスクとしての新たな装置情報111bに変換し、その装置情報111bをホストパソコン2に通知する。
図8に示すように、前記装置情報111bに基づいてホストパソコン2からデータ転送が開始されると、そのデータは、切替え中継装置10のアプリケーション層回路20(図示略)の機能に基づいて第1のハードディスク7bに格納される。その後、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7bの空き容量がなくなったことを検知すると、第2のハードディスク8bに前記データを格納し、当該第2のハードディスク8bの空き容量がなくなると、次いで第3のハードディスク9bにデータを格納する。
次に、本発明の第二実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、切替えスイッチ15により1394機器7〜9のいずれも選択されない場合に、当該1394機器7〜9の装置情報77,88,99に基づいて新たな1つの装置情報を生成する機能を備えている。そして、新たな1つの装置情報をホストパソコン2に通知することにより、当該ホストパソコン2からのデータを転送する機器を自動で選択して切替える。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第三実施形態を図9及び図10に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9及び図10は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のハードディスク(図中、HDD1,HDD2,HDD3で示す)7c,8c,9cを接続した例を示す。
第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のハードディスク7c,8c,9cの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77c,88c,99cを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、第1のハードディスク7cは、第2のハードディスク8cと比較して高速動作する装置であり、第2のハードディスク8cは、第1のハードディスク7cと比較して大きな容量を持つ装置であるとする。
切替えスイッチ15により第1のハードディスク7cが選択されているとき、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7cの装置情報77cをホストパソコン2に通知する。
そして、切替え中継装置10は、ホストパソコン2からデータを受信すると、そのデータを切替えスイッチ15により選択された第1のハードディスク7cに格納する。
その後、切替え中継装置10は、第1のハードディスク7cの空き容量がなくなったことを検知すると、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に基づいて、図10に示すように前記データを第3のハードディスク9cに格納する。即ち、アプリケーション層回路20は、第1のハードディスク7cの空き容量がないことを検知して、第3のハードディスク9cに選択を自動で切替え、当該第3のハードディスク9cにデータを一時退避させる。また、アプリケーション層回路20は、データを一時退避させるとともに第1のハードディスク7cに格納されたデータを第2のハードディスク8cに転送させる。
そして、第1のハードディスク7cに格納された全てのデータを第2のハードディスク8cに格納した後、アプリケーション層回路20は、ホストパソコン2から受信したデータを再び切替えスイッチ15により選択された第1のハードディスク7cに格納する。また、アプリケーション層回路20は、第3のハードディスク7cに一時退避させたデータを第1のハードディスク7cに転送させる。
このような機能をアプリケーション層回路20に備えることにより、切替え中継装置10は、第2のハードディスク8cをバックアップ装置として動作させる。
次に、本発明の第三実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、例えば、切替えスイッチ15により選択された1394機器7にデータを格納する空き領域がないことを検知した場合、他の1394機器9にデータを退避させるとともに、1394機器7のデータを1394機器8に転送させる。アプリケーション層回路20にこのような機能を備えた場合、1394機器7にデータを格納する空き領域を監視して、切替えスイッチ15を切替える必要はない。また、1394機器8をバックアップ装置として使用することにより、1394機器7に対して常に高速にデータ転送が行える。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第四実施形態を図11に従って説明する。尚、本実施形態において、第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のデバイス(図中、Device1,Device2,Device3で示す)7d,8d,9dを接続した例を示す。
第1〜第3のデバイス7d,8d,9dが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77d,88d,99dを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのいずれも選択されていないとする。切替え中継装置10は、アプリケーション層回路20(図示略)の機能に従い、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dの各装置情報77d,88d,99dを全てホストパソコン2に通知する。これにより、ホストパソコン2は、切替え中継装置10に接続された第1〜第3のデバイス7d,8d,9dを認識する。
ホストパソコン2は、第1〜第3のデバイス7d,8d,9dのいずれを利用したいかを、それらの各装置情報77d,88d,99dに基づいて選択する。例として、ホストパソコン2により第3のデバイス9dが選択されたとする。すると、ホストパソコン2は、第3のデバイス9dの装置情報99dを切替え中継装置10に通知する。切替え中継装置10はその装置情報99dを受け取り、この装置情報99dに基づいてアプリケーション層回路20(図示略)は、図11に示すようにホストパソコン2から受信したデータを第3のデバイス9dに転送する。
次に、本発明の第四実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。尚、本実施形態の切替え中継装置10は、第一実施形態の切替え中継装置10の特徴も有している。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、ホストパソコン2に1394機器7〜9の装置情報77,88,99を全て通知し、当該ホストパソコン2で選択した機器に対してデータ転送を行う。即ち、データ転送を行う1394機器は、ホストパソコン2を操作することにより1394機器7〜9のいずれかに切り替えられる。
以下、本発明を、切替え中継装置に具体化した第五実施形態を図12に従って説明する。尚、本実施形態において、第1のネットワーク1内のホストパソコン22は、第一〜第四実施形態のホストパソコン2と異なり、1394機器7〜9の装置情報77,88,99を格納する格納領域2aを有さないパソコンであり、他の第一実施形態と同様な構成には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12は、切替え中継装置10の接続ポート12〜14に接続する1394機器7〜9として第1〜第3のデバイス(図中、Device1,Device2,Device3で示す)7e,8e,9eを接続した例を示す。
第1〜第3のデバイス7e,8e,9eが接続された切替え中継装置10を第1のネットワーク1に接続すると、当該第1のネットワーク1の再構築が行われる。ちなみに、第一実施形態と同様、第1〜第3のデバイス7e,8e,9eのノードはバスリセットを発生しない。
また、同様に切替え中継装置10は、第1〜第3のデバイス7e,8e,9eの装置情報(図中、装置情報1,2,3にて示す)77e,88e,99eを記憶装置21(図示略)内に記憶する。
今、例えば、切替えスイッチ15により第2のデバイス8eから第1のデバイス7eに切替えられたとする。このとき、ホストパソコン22は当該ホストパンコン22内部に格納領域2aを有さないため、切替えられた第1のデバイス7eの装置情報77eが、ホストパソコン22から通知されない。
すると、切替え中継装置10は、そのアプリケーション層回路20(図示略)の機能により、第1のネットワーク1におけるバスのトラフィック状態を検知する。即ち、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1内のホストパソコン22,1394機器(図中、DeviceA,DeviceB,DeviceCで示す)3〜5のいずれかがデータ転送を行っているか否かを判断する。
データ転送が行われていないと判断すると、切替え中継装置10は、ホストパソコン22にバスリセットを発生させる。バスリセットを発生したホストパソコン22は、第1のネットワーク1の再構築を行い、切替え中継装置10に対し装置情報の取得を要求する。これに応答して切替え中継装置10は、切替えスイッチ15により選択された第1のデバイス7eの装置情報77eを予め記憶されている記憶領域21(図示略)から読み出し、ホストパソコン22へ通知する。従って、ホストパソコン22は、第1のデバイス7eを認識する。
次に、本発明の第五実施形態の切替え中継装置、及び切替え中継システムの特徴を以下に記載する。
(1)切替え中継装置10のアプリケーション層回路20は、装置情報7〜9を格納する格納領域2aを有さないホストパソコン22である場合には、当該ホストパソコン22にバスリセットを発生させることにより、同ホストパソコン22に装置認識を行わせる。この際、切替え中継装置10は、第1のネットワーク1におけるトラフィック状態を監視して、データ転送が行われていないと判断したとき、ホストパソコン22にバスリセットを発生させる。これにより、第1のネットワーク1内において、データ転送中にある1394機器が影響を受けることはない。
上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、ホストをパーソナルコンピュータとしたが、他の1394機器で制御を行うこととしてもよい。
・上記各実施形態では、物理層回路18は、3つの物理層回路18a〜18cを設けたが、4以上としてもよい。
・接続ポート12〜14に接続する1394機器は、上記各実施の形態に限らず、デジタルビデオカムコーダ(DVC)等としてもよい。
・上記各実施形態において、第1のネットワーク1内のホストは2以上としてもよい。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第一実施形態の切替え中継装置の外観を示す概略図である。
図2は、同じく切替え中継装置の内部構造を示す概略図である。
図3は、同じく切替え中継装置のシステムを示す概略図である。
図4は、同じく切替え中継装置の動作を示すフローチャートである。
図5は、同じく切替え中継装置にビデオカムコーダを接続した例を示すブロック図である。
図6は、同じく切替え中継装置に接続したビデオカムコーダを切替えた場合を説明するブロック図である。
図7は、本発明の第二実施形態の切替え中継装置にハードディスクを接続した場合を説明するブロック図である。
図8は、同じく切替え中継装置に接続したハードディスクにデータを転送する場合を説明するブロック図である。
図9は、本発明の第三実施形態の切替え中継装置にハードディスクを接続した場合を説明するブロック図である。
図10は、同じく切替え中継装置に接続したハードディスクにデータを転送する場合を説明するブロック図である。
図11は、本発明の第四実施形態の切替え中継装置にデバイスを接続した場合を説明するブロック図である。
図12は、本発明の第五実施形態の切替え中継装置にデバイスを接続した場合を説明するブロック図である。
図13は、従来の中継装置の構造を示す概略図である。
図14は、従来の切替え装置の構造を示す概略図である。
図15は、従来の中継装置の動作を示すフローチャートである。
図16は、従来の切替え装置の動作を示すフローチャートである。
Claims (11)
- 少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継装置において、
前記第1のネットワークに接続された第1の物理層回路と、前記新規機器毎に接続された第2の物理層回路との間に接続されて前記第1の物理層回路と第2の物理層回路を互いに分離し、前記新規機器の少なくともいずれか1つが挿抜されたか、又は前記新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたとき、前記第1のネットワークの再構築を抑止するリンク層回路を備えたことを特徴とする切替え中継装置。 - 前記リンク層回路は、
前記第1の物理層回路と、前記切替えスイッチの切替え操作に基づいて接続される前記第2の物理層回路のいずれか1つとの間で、データの授受を行うことを特徴とする請求項1に記載の切替え中継装置。 - 前記新規機器の装置情報を読み込み、当該装置情報を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の切替え中継装置。
- 予め記憶された前記装置情報に基づいて、前記切替えスイッチにより選択された前記装置情報のいずれか1つを前記ホストに通知し、前記第1の物理層回路と第2の物理層回路との間におけるデータ転送を制御するアプリケーション層回路を設けたことを特徴とする請求項3に記載の切替え中継装置。
- 前記アプリケーション層回路は、
前記装置情報に基づいて汎用的な装置情報を生成する手段を備えた、ことを特徴とする請求項4に記載の切替え中継装置。 - 前記アプリケーション層回路は、
前記切替えスイッチにより選択された第1の新規機器に、前記ホストから受信したデータを格納する空き領域があるか否かを判断し、空き領域がない場合には、前記第1の新規機器に格納されたデータを第2の新規機器に転送させるとともに、同ホストからのデータを第3の新規機器に退避させる手段を備えている、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の切替え中継装置。 - 前記アプリケーション層回路は、
予め記憶された前記装置情報に基づいて、前記ホストにより選択された当該装置情報のいずれか1つを同ホストに通知する手段を備えた、ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の切替え中継装置。 - 前記アプリケーション層回路は、
前記新規機器のいずれか1つが前記切替えスイッチにより切替えられたとき、前記第1のネットワーク内でデータ転送が行われているか否かを判断し、前記データ転送が行われている場合には、当該データ転送処理が終了するまで前記ホストのバスリセットの発生を遅延させる手段を備えた、ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の切替え中継装置。 - 少なくとも1つのホストを有する第1のネットワークに、少なくとも1つの新規機器を接続する切替え中継システムにおいて、
前記新規機器の少なくとも1つが接続されたか否か、又は前記新規機器のいずれか1つが切替えスイッチにより切替えられたか否かを検知し、接続又は切替えを検知した場合には、前記第1のネットワークの再構築を抑止させることを特徴とする切替え中継システム。 - 前記新規機器の接続又は切替えを検知した場合には、当該接続又は切替えを検知した新規機器にのみバスリセットを発生させることを特徴とする請求項9に記載の切替え中継システム。
- 前記新規機器の装置情報を読み込み、前記切替えスイッチにより前記新規機器のいずれか1つが選択されているか否かを検知し、いずれか1つが選択されている場合には当該選択された新規機器の装置情報を前記第1のネットワークのホストに通知するとともに、いずれも選択されていない場合には前記新規機器の装置情報を全て、前記第1のネットワークのホストに通知することを特徴とする請求項9又は10に記載の切替え中継システム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2000/009289 WO2002056547A1 (fr) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | Système et dispositif d'acheminement par commutation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2002056547A1 true JPWO2002056547A1 (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=11736841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002557083A Withdrawn JPWO2002056547A1 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 切替え中継装置、及び切替え中継システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050012399A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2002056547A1 (ja) |
WO (1) | WO2002056547A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1331775A1 (en) * | 2002-01-25 | 2003-07-30 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Physical layer circuit and interface circuit |
KR100782964B1 (ko) * | 2002-02-19 | 2007-12-07 | 가부시끼가이샤 도시바 | 데이터 표시 시스템, 데이터 중계 장치, 데이터 중계 방법,데이터 시스템, 및 싱크 장치 |
US8077603B2 (en) * | 2004-10-29 | 2011-12-13 | Honeywell International Inc. | IEEE 1394 gateway for fault-tolerant communication |
US7734741B2 (en) | 2004-12-13 | 2010-06-08 | Intel Corporation | Method, system, and apparatus for dynamic reconfiguration of resources |
US7738484B2 (en) | 2004-12-13 | 2010-06-15 | Intel Corporation | Method, system, and apparatus for system level initialization |
FR2961924A1 (fr) * | 2010-06-29 | 2011-12-30 | France Telecom | Gestion du lieu de stockage de donnees dans un systeme de stockage distribue |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2107047C (en) * | 1992-12-29 | 1998-04-28 | Alan M. Bentley | Switched circuit connection management over public data networks for wide area networks |
BE1007903A3 (nl) * | 1993-12-23 | 1995-11-14 | Philips Electronics Nv | Communicatiesysteem, netwerkafsluiting voor gebruik in een communicatiesysteem en terminal voor aansluiting op een communicatiesysteem. |
US5659746A (en) * | 1994-12-30 | 1997-08-19 | Aegis Star Corporation | Method for storing and retrieving digital data transmissions |
US5826030A (en) * | 1995-11-30 | 1998-10-20 | Excel Switching Corporation | Telecommunication switch having a universal API with a single call processing message including user-definable data and response message each having a generic format |
JP3239730B2 (ja) * | 1996-02-06 | 2001-12-17 | ヤマハ株式会社 | ネットワークシステム |
US5923654A (en) * | 1996-04-25 | 1999-07-13 | Compaq Computer Corp. | Network switch that includes a plurality of shared packet buffers |
US6470389B1 (en) * | 1997-03-14 | 2002-10-22 | Lucent Technologies Inc. | Hosting a network service on a cluster of servers using a single-address image |
JP4054451B2 (ja) * | 1997-08-26 | 2008-02-27 | キヤノン株式会社 | 通信装置 |
JPH11341021A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-10 | Canon Inc | 電子機器、データ通信システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
KR100354741B1 (ko) * | 1998-10-16 | 2002-11-18 | 삼성전자 주식회사 | Ieee 1394용 아날로그 트랜스레이터 및 그 방법 |
EP1041776A1 (en) * | 1999-03-30 | 2000-10-04 | International Business Machines Corporation | Multiple ARP functionality for an IP data transmission system |
US6845503B1 (en) * | 1999-08-13 | 2005-01-18 | Sun Microsystems, Inc. | System and method for enabling atomic class loading in an application server environment |
JP4573422B2 (ja) * | 1999-11-30 | 2010-11-04 | シャープ株式会社 | データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体 |
US6826613B1 (en) * | 2000-03-15 | 2004-11-30 | 3Com Corporation | Virtually addressing storage devices through a switch |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2002557083A patent/JPWO2002056547A1/ja not_active Withdrawn
- 2000-12-27 WO PCT/JP2000/009289 patent/WO2002056547A1/ja active Application Filing
-
2003
- 2003-06-27 US US10/607,040 patent/US20050012399A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050012399A1 (en) | 2005-01-20 |
WO2002056547A1 (fr) | 2002-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10305821B2 (en) | Facilitating hot-swappable switch fabric cards | |
US8438319B1 (en) | Method and apparatus for virtualizing hardware dongle over a wireless connection | |
WO2011066334A2 (en) | Configurable connector for system-level communication | |
KR100746900B1 (ko) | 전자장치, 및 전자장치의 물리층 회로의 상태를 제어하는방법 | |
JP5775149B2 (ja) | ステーション、ターゲット装置、イニシエータ装置、通信システム及び通信方法 | |
JP3492229B2 (ja) | 通信制御装置 | |
JP3599048B2 (ja) | データ転送制御システム、電子機器、プログラム及びデータ転送制御方法 | |
KR19990072916A (ko) | 데이터통신시스템,데이터통신방법및데이터통신장치 | |
US6757772B2 (en) | Interface device, node, interface system, method for controlling bus reset and computer program product for controlling bus reset | |
JPWO2002056547A1 (ja) | 切替え中継装置、及び切替え中継システム | |
JP5699756B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理装置制御方法 | |
JPH11177598A (ja) | ハブ装置およびハブ装置の通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 | |
JP2000194649A (ja) | 電子機器接続方法および電子機器接続装置 | |
EP2693703B1 (en) | Transfer control device, integrated circuit thereof, transfer control method, and transfer control system | |
EP1096734A2 (en) | Data transfer control device and electronic equipment | |
JP2001111567A (ja) | ネットワーク制御方法及びその装置 | |
GB2378621A (en) | Method and apparatus for improving performance of a loop network by selectively bypassing redundant ports and also bypassing faulty ports | |
US20100217893A1 (en) | Electronic Device and Communication Method | |
JP4377033B2 (ja) | データ転送制御方法及びその装置 | |
CN113169908B (zh) | 线路监视装置和网络交换机 | |
JP2004194220A (ja) | データ通信装置、デジタルビデオカメラ、データ通信装置の制御方法、記録媒体およびプログラム | |
JP2002300176A (ja) | データ通信装置、データ通信方法、データ通信方法のプログラム及びデータ通信方法のプログラムを記録した記録媒体 | |
KR100677222B1 (ko) | Ieee 1394 기반의 양방향 비동기 연결 방법 | |
JP5618805B2 (ja) | 通信装置、ネットワークシステム及び通信方法 | |
JP2003051824A (ja) | 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050830 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |