JP2003051824A - 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2003051824A
JP2003051824A JP2001240737A JP2001240737A JP2003051824A JP 2003051824 A JP2003051824 A JP 2003051824A JP 2001240737 A JP2001240737 A JP 2001240737A JP 2001240737 A JP2001240737 A JP 2001240737A JP 2003051824 A JP2003051824 A JP 2003051824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
communication
communication system
cause
reset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001240737A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Tsujimoto
卓哉 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001240737A priority Critical patent/JP2003051824A/ja
Publication of JP2003051824A publication Critical patent/JP2003051824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムアウトによる紙やインク(トナー)や
時間の無駄を省くことや、いたずらに時間を費やすこと
なく次のリクエストに応える等、再接続に最適な操作を
行うことが可能で、また、通信途中で該当するデバイス
が取り外されてもセッションの中断が起こらない通信方
法、通信システム、プログラム及び記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 通信途中でバスリセットが発生してもそ
のバスリセットの発生原因によってコネクションを回復
するまでの時間をPC403により変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、特にI
EEE1394の規格に準拠したインタフェースを介し
て通信を行う装置で構成される通信システムにおいて、
バスに接続された装置間の通信がバスリセット後も自動
的に再開される通信方法、通信システム、プログラム及
び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シリアルバスインタフェースは、
信号線が少ないこと、ケーブルが細いこと、コネクタが
小さいこと、ID(識別子)やターミネータ等の設定が
不要なこと、活線挿抜が可能なこと、等時性のあるデー
タ転送(アイソクロナス転送)が可能なこと等の優れた
特長を持つことから脚光を浴びてきている。
【0003】特に、IEEE1394で規定されるシリ
アルバスインタフェースは、動画像等の大容量データの
高速伝送が可能であること、バスアーキテクチャによっ
てメモリアクセスが可能であること、ホットプラグイン
やプラグアンドプレイが可能であること、及びピア・ツ
ー・ピア接続が可能であること等の特長を持つことによ
って、パーソナルコンピュータのみならず家庭内のAV
(オーディオビジュアル)機器(ディジタルビデオカメ
ラ等)やそれ以外の機器(BSディジタル放送用チュー
ナー等)への適用も盛んに進められている。また、更な
る高速化や長距離化に対応した規格(P1394.b)
も策定された。
【0004】IEEE1394インタフェース上の上位
のプロトコルとしては、様々なものが規格化、提案され
ているが、PC(パーソナルコンピュータ)とその周辺
機器(プリンタ、スキャナ、ハードディスク等の各種記
憶装置等)との間では、SBP−2(Serial B
us Protocol2)と呼ばれるトランスポート
層が定義されており、更に、その上位にアプリケーショ
ン毎のプロトコルやコマンドが定義されている。
【0005】例えば、PCとプリンタとの間ではSBC
−2の上にSCSIコマンドや、PPDT(Peer
to Peer Data Transport)を乗
せた組み合わせでプリントを実現させる仕組みなどが用
意されている。そこでは通信途中にバスリセットが発生
した場合、それまで通信を行っていたデバイスを特定
後、データ転送を再開する仕組みが用意されているもの
もある。
【0006】このような再開手段が用意されていない場
合は、印字過程は全て最初からやり直しとなり、プリン
タへの印字であれば、それまでの印字に要した時間、イ
ンク(トナー)、用紙等に大きな無駄を生じることにな
る。
【0007】通信の再開には、バスに接続されているデ
バイスの特定が必須となるが、以下にデバイスを特定す
るための手順を説明する。
【0008】IEEE1394で規定されたインタフェ
ースを備えたデバイスは、コネクタの活線挿抜、電源の
ON/OFF等が行われると、バスリセット信号と呼ば
れる特定の信号を発生し、ツリー識別と呼ばれるプロセ
スを実行する。
【0009】図8は、従来のツリー識別を実行した直後
のシステム構成の一例を示す図である。
【0010】尚、IEEE1394では、接続されるデ
バイスをノードと呼んでいる。
【0011】図8において、801はノードAであり、
ポート0(p0)とポート1(p1)の2つのIEEE
1394インタフェースポートを有していることを示し
ている。802,803はそれぞれノードB、ノードC
であり、各々3つのIEEE1394インタフェースポ
ートを有している。804,805,806はそれぞれ
ノードD、ノードE、ノードFであり、各々1つのIE
EE1394インタフェースポートを有している。
【0012】ノードA801のポート0はノードB80
2のポート0に接続されており、ツリー識別プロセスに
よってノードAがノードBの親ノードとなり、逆にノー
ドBはノードAの子ノードの関係となっている。
【0013】同様に各ノード間で図8に示されるような
親子関係が決定する。
【0014】ツリー識別プロセス終了後に各ノードは自
己識別プロセスを実行する。これは、Physical
_IDと呼ばれるノード固有番号を各ノードに選択する
機会を与え、接続されている任意のノードに自らのノー
ドを識別させるものである。
【0015】具体的には下記の手順に従って、セルフI
Dパケットをバスに接続されている全てのノードに対し
て送信する。自己識別プロセスは決定論的な選択プロセ
スを採用しており、ルートノードが最小番号を持つ接続
ポートに接続されたノードに制御権を渡し、そのノード
が自身と自身の全ての子ノードがセルフIDパケットを
送信するまで待機する。その後ルートノードは、次の番
号を持つポートに接続されたノードに制御権を渡し、そ
のノードの処理が終了するのを待つ。
【0016】このように、ルートノードの全てのポート
に接続されたノードが処理を終了すると、ルート自身が
自己識別を行う。子ノードも同様なプロセスを再帰的に
行う。
【0017】図8に示す例では、ノードD804、ノー
ドB802、ノードE805、ノードF806、ノード
C803、ノードA801の順でセルフIDパケットを
送信する。
【0018】図9は、従来の自己識別プロセス中に送信
されるセルフIDパケットのフォーマットの一例を示す
図である。その詳細説明については省略するが、セルフ
IDパケットは、デバイスの物理的なID番号、サポー
トする通信速度、電力に関する能力、ポートの接続状態
等を表わす内容を含んでいる。ここでいうPhysic
al_IDは、自ノードがセルフIDパケットを送信す
る以前に、他ノードから受信したセルフIDパケットの
数となる。
【0019】以上より、先に示したセルフIDパケット
送信の順序から、ノードA801のPhysical_
IDは5、以後ノードB802は1、ノードC803は
4、ノードD804は0、ノードE805は3、ノード
F806は2となる。
【0020】ここまではバスの構成に関する情報の取得
に関するもので、個々のデバイスの持つ機能、サービス
については、下記のプロセスによって得ることが可能で
ある。
【0021】具体的には、各ノードが実装しているコン
フィギュレーションROMと呼ばれる領域をリードトラ
ンザクションで読むことによって実現する。
【0022】図10は、従来のコンフィギュレーション
ROMのフォーマットの一例を示す図である。例えば、
その中のBus_Info_Block(オフセット値4
04h)の内容からは以下のような情報を得ることがで
きる。
【0023】irmcビットは、アイソクロナス・リソ
ース・マネージャ機能を有するデバイスである場合に1
に、同機能を有さない場合に0にセットされる。cmc
ビットはサイクルマスタ機能を、Iscビットはアイソ
クロナス動作機能を、bmcビットはバス・マネージャ
機能をそれぞれ有するデバイスである場合に1に、機能
を有さない場合に0にセットされる。40Ch及び41
0hに格納されたnode_vendor_id及びch
ip_idからは、ベンダーIDとチップIDがわか
り、これらを合わせた64ビットで構成されるEUI6
4の値はユニークであるため、デバイスの絶対的な識別
にも用いられる。
【0024】また、Unit_Directory(オ
フセット値428h)のunit_spec_idエント
リや、unit_sw_versionエントリは、Mi
crosoft社のWindows(登録商標)によっ
て認識することが可能なサービスを定義している。その
他、様々な機能の有無、サービスの種類を示すフィール
ドが用意されているが、ここでは、それらの詳細につい
ての説明は省略する。
【0025】これらデバイス情報取得のためのコンフィ
ギュレーションROMのリードトランザクションは、ク
ワドレット単位(4bytes単位)で行われる。
【0026】以上のように、ツリー識別、自己識別及び
コンフィギュレーションROMリードの各プロセスを実
行することによって、バスの構成情報であるデバイスの
接続状況及びデバイス情報を取得し、それを基に各種マ
ップやデバイス機能等の情報を把握することが可能とな
る。
【0027】通信の再開には、上記の手順でバスに接続
されているバス構成情報を把握し、それまで通信してい
た相手を特定する必要がある。その場合バスリセット発
生前まで通信を行っていたデバイスとの間のセッション
を一定時間保持し、その時間内にコネクション(論理的
な接続)が回復した場合はデータ転送を再開し、回復で
きなかった場合はセッションを切断するのが通例であ
る。
【0028】これは、規定時間を設けずにバスリセット
の発生によって必ずセッションを切断すれば通信の再開
を行うことが不可能であることと、時間を規定せずにセ
ッションを保持し続けようとした場合は、仮に相手側の
デバイスがバスから取り外されていれば、セッションを
保持しているデバイスをリセットしてセッションを切断
する以外には、永久に他のデバイスとのセッションを形
成することができないことからも自明である。また、バ
スリセット後に通信を行っていた相手デバイスがバス上
に存在しない場合には、セッションを切断するといった
方法も採られている。
【0029】従来の通信システムにおける通信途中のバ
スリセットの発生からコネクションを回復するまでの動
作について、図11のフローチャートを用いて説明す
る。
【0030】まず、ステップ1101では、データ転送
途中にバスリセットが発生したか否かを判断する。そし
て、バスリセットが発生しないと判断された場合は、何
も処理せずに本処理動作を終了し、また、バスリセット
が発生したと判断された場合は、次のステップS110
2へ進む。
【0031】ステップ1102では、ツリー識別プロセ
スを実行した後、次のステップS1103へ進む。尚、
前記ステップS1102において実行されるツリー識別
プロセスの内容については、先に説明しているため、こ
こでの詳細な説明は省略する。
【0032】ステップ1103では、自己識別プロセス
を実行した後、次のステップS1104へ進む。前記ス
テップS1103において実行される自己識別プロセス
とは、具体的にはPHYコントローラからブロードキャ
ストで送信されるセルフIDパケットを受信し、格納す
るものである。
【0033】ステップ1104では、セッションを保持
し続ける時間を監視するためのタイマを起動した後、次
のステップS1105へ進む。
【0034】ステップ1105では、1394バスに接
続されている他のデバイスがどのような能力、機能、サ
ービスを有するノードであるかを探索するため、各デバ
イスが実装しているコンフィギュレーションROM情報
を、リードトランザクションによって読み込む。
【0035】次に、ステップ1106で、それまでに得
られたバス構成情報に基づき、バスリセット発生以前に
通信していたデバイスがバス上に存在しているか否かを
判断する。そして、通信相手がバス上に存在すると判断
された場合はステップ1107へ、また、通信相手がバ
ス上に存在しないと判断された場合はステップ1108
へそれぞれ進む。
【0036】ステップ1107では、セッション保持中
にリコネクト(論理的な接続の回復動作)されたか否か
を判断する。そして、リコネクトされたと判断された場
合はステップ1109へ、また、リコネクトされずタイ
ムアウトが発生したと判断された場合はステップ111
0へそれぞれ進む。
【0037】ステップ1108では、通信相手がバス上
に存在しないことを受けて保持していたセッションを切
断する。合わせて前記ステップ1104において起動し
たセッション保持を監視するためのタイマを停止する。
【0038】また、ステップ1109では、セッション
が回復されたのを受けてデータ転送を再開する。
【0039】また、ステップ1110では、セッション
が切断されたのを受けて、バスリセット以前に転送して
いたデータの破棄とそのデータ転送を行うタスクのリセ
ットを行う。
【0040】前記ステップS1109及びステップ11
10の処理を終了後は、いずれも本処理動作を終了す
る。
【0041】このように、通信途中でバスリセットが発
生した場合でも、データ転送が途中から再開できるよう
にするためには、通信相手のデバイスのバス上での存在
有無の把握や、通信を再開するまでに要する最大の時間
(タイムアウト値)を規定する等して、その後の対応を
行うようにしている。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例においては、以下のような問題があった。
【0043】◇バスリセット後に通信を行っていた相手
デバイスがバス上に存在しない場合にセッションを切断
する方法を採用すると、当然のことながら通信中のデバ
イスが取り外された場合には通信の再開が行えない。
【0044】また、採用する上位のプロトコルによって
規定される時間は異なるが、セッションを回復するまで
の時間を一律に定義することによって、以下のような問
題があった。
【0045】◇ セッション回復までの時間を短めに設
定していると、万が一セッションを回復しようとしてい
るデバイスがバスから取り外されていた場合には、再度
バスに接続する前にセッションが切断されてしまう可能
性がある。これはユーザーの不注意等により通信中のデ
バイスのケーブルを誤って抜いてしまった場合等が該当
し、ケーブルを抜いてしまったことの認識や、その後に
行われる再度ケーブルを挿入する動作等、再接続に要す
る時間が電源投入等の通常のバスリセット発生時に比べ
てかなり長くかかるためである。
【0046】◇通信中のデバイスのバスからの取り外し
を考慮してセッション回復までの時間を一律に長めに設
定していると、新たなデバイスのバスへの追加接続や通
信している以外のデバイスのバスからの取り外しや電源
投入及び電源OFF等の場合には、一般にはそうあり得
ることではないが、仮にホストPCがビジーとなったよ
うな場合、その時間内に他のPCからプリンタに対して
リクエストがあっても、それに応えることができない。
【0047】本発明は上述した従来技術の有する問題点
を解消するためになされたもので、その目的は、タイム
アウトによる紙やインク(トナー)や時間の無駄を省く
ことや、いたずらに時間を費やすことなく次のリクエス
トに応える等、再接続に最適な操作を行うことが可能
で、また、通信途中で該当するデバイスが取り外されて
もセッションの中断が起こらない通信方法、通信システ
ム、プログラム及び記憶媒体を提供することである。
【0048】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1に記載の通信方法は、通信途中でバス
リセットが発生した場合そのバスリセットの発生原因に
よってコネクションを回復するまでの時間を変更する時
間変更ステップを有することを特徴とする。
【0049】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項2に記載の通信システムは、通信途中でバスリセッ
トが発生した場合そのバスリセットの発生原因によって
コネクションを回復するまでの時間を変更する時間変更
手段を有することを特徴とする。
【0050】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項3に記載の通信方法は、デバイスの電源投入時、新
たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス取り外
し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェースを
伝送媒体として用いる通信方法において、バスリセット
発生時の発生原因を把握するための把握ステップと、通
信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイスを
特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステップ
と、前記把握ステップで把握したバスリセットの発生原
因によって予め規定されている相手デバイスとの通信再
開までの猶予時間を規定値から変更する変更ステップと
を有することを特徴とする。
【0051】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項4に記載の通信方法は、請求項3に記載の通信方法
において、前記シリアルバスインタフェースは、IEE
E1394に準拠したものであることを特徴とする。
【0052】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項5に記載の通信方法は、請求項3に記載の通信方法
において、前記バスリセット発生原因把握ステップは、
バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によって実
行されることを特徴とする。
【0053】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項6に記載の通信方法は、請求項5に記載の通信方法
において、前記バス構成情報は、デバイスの接続状況を
示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイスの機
能やサービスを示すデバイス情報から構成されることを
特徴とする。
【0054】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項7に記載の通信方法は、請求項6に記載の通信方法
において、前記デバイスの接続状況は、バス構成時に各
デバイスから送出されるセルフIDパケットの取得及び
ツリー識別プロセスによって把握されることを特徴とす
る。
【0055】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項8に記載の通信方法は、請求項6に記載の通信方法
において、前記デバイスの機能やサービスを示すデバイ
ス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーションR
OM情報の取得によって得られることを特徴とする。
【0056】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項9に記載の通信方法は、請求項5に記載の通信方法
において、前記バス構成情報は、RAM(ランダムアク
セスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されることを特
徴とする。
【0057】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項10に記載の通信方法は、請求項3に記載の通信方
法において、前記通信再開までの猶予時間変更の判断基
準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で相手
デバイスがバスから取り外されたことであることを特徴
とする。
【0058】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項11に記載の通信方法は、請求項3または4に記載
の通信方法において、前記シリアルバスインタフェース
のトランスポート層は、SBP−2(Serial B
us Protocol2)であることを特徴とする。
【0059】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項12に記載の通信方法は、請求項3または4に記載
の通信方法において、前記通信再開ステップを実行する
デバイスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプリン
タであることを特徴とする。
【0060】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項13に記載の通信システムは、デバイスの電源投入
時、新たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス
取り外し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェ
ースを伝送媒体として用いる通信システムにおいて、バ
スリセット発生時の発生原因を把握するための把握手段
と、通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバ
イスを特定して通信を行うことを可能とする通信再開手
段と、前記把握手段で把握したバスリセットの発生原因
によって予め規定されている相手デバイスとの通信再開
までの猶予時間を規定値から変更する変更手段とを有す
ることを特徴とする。
【0061】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項14に記載の通信システムは、請求項13に記載の
通信システムにおいて、前記シリアルバスインタフェー
スは、IEEE1394に準拠したものであることを特
徴とする。
【0062】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項15に記載の通信システムは、請求項13に記載の
通信システムにおいて、前記バスリセット発生原因把握
ステップは、バスリセット発生前後のバス構成情報の比
較によって実行されることを特徴とする。
【0063】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項16に記載の通信システムは、請求項15に記載の
通信システムにおいて、前記バス構成情報は、デバイス
の接続状況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及び
デバイスの機能やサービスを示すデバイス情報から構成
されることを特徴とする。
【0064】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項17に記載の通信システムは、請求項16に記載の
通信システムにおいて、前記デバイスの接続状況は、バ
ス構成時に各デバイスから送出されるセルフIDパケッ
トの取得及びツリー識別プロセスによって把握されるこ
とを特徴とする。
【0065】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項18に記載の通信システムは、請求項16に記載の
通信システムにおいて、前記デバイスの機能やサービス
を示すデバイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュ
レーションROM情報の取得によって得られることを特
徴とする。
【0066】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項19に記載の通信システムは、請求項15に記載の
通信システムにおいて、前記バス構成情報は、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納
されることを特徴とする。
【0067】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項20に記載の通信システムは、請求項13に記載の
通信システムにおいて、前記通信再開までの猶予時間変
更の判断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信
途中で相手デバイスがバスから取り外されたことである
ことを特徴とする。
【0068】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項21に記載の通信システムは、請求項13または1
4に記載の通信システムにおいて、前記シリアルバスイ
ンタフェースのトランスポート層は、SBP−2(Se
rial Bus Protocol2)であることを
特徴とする。
【0069】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項22に記載の通信システムは、請求項13または1
4に記載の通信システムにおいて、前記通信再開ステッ
プを実行するデバイスは、PC(パーソナルコンピュー
タ)とプリンタであることを特徴とする。
【0070】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項23に記載の通信方法は、デバイスの電源投入時、
新たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス取り
外し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェース
を伝送媒体として用いる通信方法において、バスリセッ
ト発生時の発生原因を把握するための把握ステップと、
通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
を特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステッ
プと、前記把握ステップで把握したバスリセットの発生
原因が通信途中で相手デバイスがバスから取り外された
場合その取り外されたデバイスが再度バスに接続される
ことを期待して予め規定されている相手デバイスとの通
信再開までの猶予時間内はセッションを維持する維持ス
テップとを有することを特徴とする。
【0071】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項24に記載の通信方法は、請求項23に記載の通信
方法において、前記シリアルバスインタフェースは、I
EEE1394に準拠したものであることを特徴とす
る。
【0072】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項25に記載の通信方法は、請求項23に記載の通信
方法において、前記バスリセット発生原因把握ステップ
は、バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によっ
て実行されることを特徴とする。
【0073】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項26に記載の通信方法は、請求項25に記載の通信
方法において、前記バス構成情報は、デバイスの接続状
況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイス
の機能やサービスを示すデバイス情報から構成されるこ
とを特徴とする。
【0074】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項27に記載の通信方法は、請求項26に記載の通信
方法において、前記デバイスの接続状況は、バス構成時
に各デバイスから送出されるセルフIDパケットの取得
及びツリー識別プロセスによって把握されることを特徴
とする。
【0075】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項28に記載の通信方法は、請求項26に記載の通信
方法において、前記デバイスの機能やサービスを示すデ
バイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーショ
ンROM情報の取得によって得られることを特徴とす
る。
【0076】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項29に記載の通信方法は、請求項25に記載の通信
方法において、前記バス構成情報は、RAM(ランダム
アクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されること
を特徴とする。
【0077】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項30に記載の通信方法は、請求項23に記載の通信
方法において、前記通信再開までの猶予時間変更の判断
基準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で相
手デバイスがバスから取り外されたことであることを特
徴とする。
【0078】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項31に記載の通信方法は、請求項23または24に
記載の通信方法において、前記シリアルバスインタフェ
ースのトランスポート層は、SBP−2(Serial
Bus Protocol2)であることを特徴とす
る。
【0079】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項32に記載の通信方法は、請求項23または24に
記載の通信方法において、前記通信再開ステップを実行
するデバイスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプ
リンタであることを特徴とする。
【0080】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項33に記載の通信システムは、デバイスの電源投入
時、新たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス
取り外し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェ
ースを伝送媒体として用いる通信システムにおいて、バ
スリセット発生時の発生原因を把握するための把握手段
と、通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバ
イスを特定して通信を行うことを可能とする通信再開手
段と、前記把握手段で把握したバスリセットの発生原因
が通信途中で相手デバイスがバスから取り外された場合
その取り外されたデバイスが再度バスに接続されること
を期待して予め規定されている相手デバイスとの通信再
開までの猶予時間内はセッションを維持する維持手段と
を有することを特徴とする。
【0081】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項34に記載の通信システムは、請求項33に記載の
通信システムにおいて、前記シリアルバスインタフェー
スは、IEEE1394に準拠したものであることを特
徴とする。
【0082】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項35に記載の通信システムは、請求項33に記載の
通信システムにおいて、前記バスリセット発生原因把握
ステップは、バスリセット発生前後のバス構成情報の比
較によって実行されることを特徴とする。
【0083】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項36に記載の通信システムは、請求項35に記載の
通信システムにおいて、前記バス構成情報は、デバイス
の接続状況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及び
デバイスの機能やサービスを示すデバイス情報から構成
されることを特徴とする。
【0084】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項37に記載の通信システムは、請求項36に記載の
通信システムにおいて、前記デバイスの接続状況は、バ
ス構成時に各デバイスから送出されるセルフIDパケッ
トの取得及びツリー識別プロセスによって把握されるこ
とを特徴とする。
【0085】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項38に記載の通信システムは、請求項36に記載の
通信システムにおいて、前記デバイスの機能やサービス
を示すデバイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュ
レーションROM情報の取得によって得られることを特
徴とする。
【0086】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項39に記載の通信システムは、請求項35に記載の
通信システムにおいて、前記バス構成情報は、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納
されることを特徴とする。
【0087】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項40に記載の通信システムは、請求項33に記載の
通信システムにおいて、前記通信再開までの猶予時間変
更の判断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信
途中で相手デバイスがバスから取り外されたことである
ことを特徴とする。
【0088】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項41に記載の通信システムは、請求項33または3
4に記載の通信システムにおいて、前記シリアルバスイ
ンタフェースのトランスポート層は、SBP−2(Se
rial Bus Protocol2)であることを
特徴とする。
【0089】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項42に記載の通信システムは、請求項33または3
4に記載の通信システムにおいて、前記通信再開ステッ
プを実行するデバイスは、PC(パーソナルコンピュー
タ)とプリンタであることを特徴とする。
【0090】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項43に記載のプログラムは、通信システムを制御す
るためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであっ
て、通信途中でバスリセットが発生してもそのバスリセ
ットの発生原因によってコネクションを回復するまでの
時間を変更する時間変更ステップをコンピュータに実行
させるためのプログラムコードから成ることを特徴とす
る。
【0091】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項44に記載のプログラムは、デバイスの電源投入
時、新たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス
取り外し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェ
ースを伝送媒体として用いる通信システムを制御するた
めのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
テップと、通信中のデバイス同士がバスリセット後も相
手デバイスを特定して通信を行うことを可能とする通信
再開ステップと、前記把握ステップで把握したバスリセ
ットの発生原因によって予め規定されている相手デバイ
スとの通信再開までの猶予時間を規定値から変更する変
更ステップとをコンピュータに実行させるためのプログ
ラムコードから成ることを特徴とする。
【0092】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項45に記載のプログラムは、デバイスの電源投入
時、新たなデバイスの追加接続及びバスからのデバイス
取り外し時にバスを再構成するシリアルバスインタフェ
ースを伝送媒体として用いる通信システムを制御するた
めのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
テップと、通信中のデバイス同士がバスリセット後も相
手デバイスを特定して通信を行うことを可能とする通信
再開ステップと、前記把握ステップで把握したバスリセ
ットの発生原因が通信途中で相手デバイスがバスから取
り外された場合その取り外されたデバイスが再度バスに
接続されることを期待して予め規定されている相手デバ
イスとの通信再開までの猶予時間内はセッションを維持
する維持ステップとをコンピュータに実行させるための
プログラムコードから成ることを特徴とする。
【0093】更に、上記目的を達成するため本発明の請
求項46に記載の記憶媒体は、請求項43乃至45に記
載のプログラムを格納したことを特徴とする。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0095】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1乃至図6に基づき説明する。
【0096】図1は、本実施の形態に係る通信システム
におけるセッション回復処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。ここではPC(パーソナルコンピュー
タ)とプリンタとを例にとって、データ送信中に発生し
たバスリセットへの対応について、図1を用いて説明す
る。
【0097】まず、ステップS101で、IEEE13
94インタフェース上に接続された本実施の形態に係る
通信システムを実現するデバイス本体の電源投入によっ
てバスリセットが発生する。ここでは、本実施の形態に
係る通信システムを実現するバス構成情報及びデバイス
情報を把握・管理するデバイスとしてPCを想定してい
る。このPCの構成については後述する。
【0098】本実施の形態に係る通信システムを実現す
るデバイスとしては、PC以外の一般的な1394デバ
イスであっても良い。PCの電源投入時には、オンボー
ド若しくは拡張スロットに挿入されたIEEE1394
カードのPHYコントローラに電力が供給され、バスリ
セットが発生する。
【0099】一般に、PCの場合はOS(オペレーティ
ングシステム)の起動が電源投入によるバスリセットの
検知を受けるのに間に合わないことも少なくないため、
本実施の形態において説明しているバス構成情報やデバ
イス情報を取得・管理するためのプログラムが起動され
る際に、ソフト的にバスリセット(ソフトバスリセッ
ト)を発生させることで、以後のバス構成情報の把握動
作等に対応することができる。ここでは、そうしたプロ
グラム初期起動時のバスリセットの発生も該当する。
【0100】次に、ステップS102で、バス構成情報
の把握プロセスを実行する。このバス構成情報の把握プ
ロセス処理の具体的な内容について、図3を用いて説明
する。
【0101】まず、ステップS301で、バス構成情報
の把握のうち、ツリー識別のプロセスを実行する。この
ツリー識別のプロセスについては、上述した従来例で説
明しているため、その詳細説明については省略する。
【0102】次に、ステップS302で、自己識別プロ
セスを実行する。この自己識別プロセスとは、具体的に
はPHYコントローラからブロードキャストで送信され
るセルフIDパケットを受信し、格納することである。
この自己識別プロセスについては、上述した従来例で説
明しているため、その詳細説明については、同じく省略
する。
【0103】次に、ステップS303で、前記ステップ
S302における自己識別プロセス処理が終了して通常
のパケットを送信できる状態になった時に、1394バ
ス上に接続される他のデバイスがどのような能力、機
能、サービスを有するノードであるかを探索するため、
各デバイスが実装しているコンフィギュレーションRO
Mに格納されている情報を、リードトランザクションに
よって読み込む。
【0104】前記コンフィグレーションROMは、IS
O/IEC13213で定義されているノードの持つ各
種情報を格納したもので、ミニマルフォーマット(Mi
nimal Format)とゼネラルフォーマット
(General Format)の2種類のフォーマ
ットが存在する。ミニマルフォーマットはメーカーを識
別するnode_vendor_id情報のみを持ち、R
OMサイズは4bytesである。ゼネラルフォーマッ
トは、それ以外に、Bus_info_BlockとRo
ot_Directoryの他、上述した従来例の図1
0で示したような各種追加情報を持つ。
【0105】ここでは1394バスに接続された各デバ
イスが、ゼネラルフォーマットのコンフィギュレーショ
ンROMを実装していると仮定し、情報取得のための複
数のリードトランザクションを実行するものとする。コ
ンフィギュレーションROMのリードがクワドレット単
位で行われることについては、上述した従来例で説明し
ているので、その詳細説明については省略する。
【0106】コンフィギュレーションROMのリードの
中で特に大切なのは、ユニークIDの取得である。ユニ
ークIDは、上述した従来例の図10に示されるよう
に、オフセットアドレス40Ch及び410hに格納さ
れている。ユニークIDは、24ビットのベンダーID
と40ビットのチップIDとから成り、これを合わせて
EUI64という。このEUI64は、1394におい
てノードIDという動作状況(バスリセット)に応じて
動的に変化するものとは異なり、デバイス製造時に固定
的に割り振られたIDである。ベンダーIDはIEEE
から割り振られ、製造するメーカーを表わす。チップI
Dは、ベンダーによって割り振ることができるもので、
シリアル番号や機種名の他、機能を示すビットとして使
用しても構わない。ユニークIDの取得は、40Ch及
び410hへの2回のリードクワドレットトランザクシ
ョンによって実現される。
【0107】まず、コンフィギュレーションROMのオ
フセット値40Chを示すアドレスに対してクワドレッ
トのリードトランザクションを行う。相手ノードから正
常なレスポンスが返り、情報を格納したら、続いてオフ
セット値410hを示すアドレスに対して同じくクワド
レットのリードトランザクションを行う。返ってきたレ
スポンスを合わせて格納することによって、EUI64
であるユニークIDの値をコンフィギュレーションRO
Mから取得することができる。
【0108】尚、相手ノードがミニマルフォーマットの
コンフィギュレーションROMを実装している場合は、
最初のトランザクションのレスポンスがアドレスエラー
となるため、これによって格納すべき情報が無いことを
判断する。
【0109】次に、ステップS304で、前記ステップ
S302において受信して格納したセルフIDパケット
に含まれる情報からバス構成情報を、また、前記ステッ
プS303において読み込んだ各デバイスのコンフィギ
ュレーションROMに格納されている情報から本デバイ
スにとって必要な情報を、それぞれ把握する。
【0110】本デバイスにとって必要な情報とは、例え
ば、1394ノードとしての能力、サポートしているプ
ロトコル、デバイスの種類、ベンダー(メーカー)名、
機種名、使用可能なサービス、ユニークID等である。
【0111】バス構成情報の把握は、具体的にはノード
IDの把握・管理や各種マップの作成によって行われ
る。一般に、マップ作成を行う機能を有するノードは、
バス・マネージャノード若しくはアイソクロナス・リソ
ース・マネージャノードであるが、ここではバス上にそ
れらの機能を有するノードが他に存在するか否かに関係
なく情報を把握するものとする。
【0112】ここで、トポロジーマップの作成方法につ
いて説明する。その説明にあたっては、上述した従来例
の説明で使用した図8を用いる。バスに接続されるデバ
イスの中でバス・マネージャ若しくはアイソクロナス・
リソース・マネージャと呼ばれるトポロジーの構築プロ
セス機能(トポロジーマップ作成機能)を有するノード
は、セルフIDパケットからバスのトポロジーを推定す
ることが可能である(本実施の形態では、それ以外のノ
ードであっても構わない。)ノードD804、ノードE
805及びノードF806は、それぞれ図8に示すセル
フIDパケット内のp0=10、p1=00、p2=0
0であるセルフIDパケットを送信するため、ポート0
のみ有し、親ノードに接続されているリーフノードであ
ることがわかる。ノードB802は、p0=10、p1
=11、p2=01であるセルフIDパケットを送信す
るため、ポート0は親ノードに、ポート1は子ノードに
接続され、ポート2は接続されていないブランチノード
であることがわかる。更に、上述した決定論的プロセス
に従っているため、ポート1はノードD804に接続さ
れていることがわかる。ノードC803は、p=10、
p1=11、p2=11であるセルフIDパケットを送
信するため、ポート0は親ノードに、ポート1とポート
2は子ノードに接続されているブランチノードで、更
に、ノードB802と同様に、ポート1はノードE80
5に、ポート2はノードF806に接続されていること
がわかる。最後に、ノードA801は、p0=11、p
1=11、p2=00であるセルフIDパケットを送信
するため、ポート0とポート1は子ノードに接続されて
おり、ポート2は存在しないブランチノードで、ポート
0はノードB802に、ポート1はノードC803に接
続されていることがわかる。
【0113】以上の推論によってバスに接続されている
各デバイスの構成状態を把握することが可能となる。
【0114】また、同様に、セルフIDパケット内の通
信速度を示すspフィールドの値からスピードマップ
を、電力情報を示すpwrフィールドの値から電力マッ
プを、それぞれ作成することが可能である。
【0115】本実施の形態では各種マップを作成する構
成としているが、バス構成情報として本件で重要なのは
ノードIDであるため、ノードIDの把握、管理のみを
行っても良い(各種マップの作成については行わなくて
も良い。)。
【0116】再び図1に戻って、ステップS103で、
前記ステップS102において把握したバス構成情報及
びデバイス情報をそれぞれ格納する。格納場所として
は、ここではPCの持つメモリ(RAM:ランダムアク
セスメモリ)を想定している。各種情報が格納されてい
るか否かを示すフラグを用意して、以後の処理を行い易
くしても良い。
【0117】次に、ステップS104で、PCが139
4バス上の特定のプリンタを占有して印字を行うために
Loginコマンドを発行し、セッションを形成する。
ここでは、SBP−2のトランスポート層を使用してデ
ータの送受信を行うものとする。
【0118】次に、ステップS105で、セッション形
成後にPC上にある印字データをプリンタに対して転送
するトランザクションを開始する。具体的には、印字デ
ータは、プリンタ側からのリードトランザクションによ
ってPCからプリンタへと転送される。
【0119】次に、ステップS106で、印字データ及
び制御用コマンドの転送開始後にバスリセットが発生し
たか否かを判断する。バスリセットは、一般に、新たな
デバイスをバスに接続した場合、バスに接続されている
デバイスを取り外した場合、既にバスに接続されている
デバイスの電源を落とした場合、その逆にもともとバス
に接続されていて電源が投入されていないデバイスの電
源を入れた場合及びソフト的にバス構成をリフレッシュ
させようとした場合等に発生する。バスリセットが発生
したことを検知した場合はステップS108へ、発生し
なかった場合はステップS107へそれぞれ進む。
【0120】ステップS107では、印字データの転送
が終了してセッションが切断されたか否かを判断する。
そして、データ転送が終了していない場合は前記ステッ
プS106へ戻って再びバスリセットの発生を監視す
る。また、データ転送が終了した場合は本処理動作を終
了する。そして、再び印字を開始する場合は、セッショ
ンを形成するステップS104から実行することにな
る。
【0121】ステップS108では、バスリセットの発
生を受けて図3のステップS301、ステップS302
と同じくツリー識別プロセス及び自己識別プロセスを実
行する。このプロセスの説明は、図3のステップS30
1、ステップS302と同じであるため省略する。
【0122】次に、ステップS109で、前記ステップ
S104において形成したセッションを回復するまでの
猶予時間を監視するためのタイマを起動する。ここで
は、タイマで監視される時間はプロトコルによって一意
に規定されているものとする。タイマは、専用及び汎用
のハードウェアタイマでもソフトウェアタイマでも構わ
ない。
【0123】次に、ステップS110で、前記図3のス
テップS303と同じくコンフィギュレーションROM
のリードプロセスを実行する。このリードプロセスの説
明は、前記図3のステップS303と同じであるため、
ここでは省略する。
【0124】次に、ステップS111で、バスリセット
の発生を受けて、このバスリセットの発生要因を把握す
る。この判断は、図9に示されるセルフIDパケット内
のiビット(initiated_reset bit)
がセットされているか否か、バスリセット発生以前のバ
ス構成(どのようなデバイスがバスに接続されている
か)との比較等によって行われる。
【0125】次に、図2のステップS112で、セッシ
ョン保持中のデバイスが1394バス上に存在するか否
かを判断する。前記1のステップS111において行わ
れるバスリセット要因の把握の結果、該当する1394
デバイスがバス上に存在しない場合、つまりPCとのセ
ッションを保持しているプリンタデバイスがバスから取
り外されていた場合はステップS113を介してステッ
プS114へ、他の要因でバスリセットが発生した場合
は直接ステップS113へそれぞれ進む。
【0126】ステップS113では、通信相手のデバイ
スであるプリンタがバスから取り外されている、若しく
はプリンタデバイスが接続されている1394バスから
自身のデバイス(PC)が取り外されたと判断されたこ
とを受けて、セッションを回復するまでの猶予時間を監
視するタイマを一旦停止し、タイマ値を変更した後に再
度タイマを起動する。これは何らかのトラブルによって
通信中のPCとプリンタが同じ1394バス上に存在し
ない場合、再び接続がなされ印字を再開することが期待
されることを手助けする意味がある。つまり、通常の猶
予時間内にセッションを回復することが一般には難しい
ためで、ここでは、規定の猶予時間より長い時間を設定
することにより、ユーザーは、デバイスが取り外された
ことを認識してから再度ケーブルを挿入するまでの十分
な時間が得られることになる。
【0127】ステップS114では、セッション保持中
のデバイスがバス上に存在することを受けて、タイマが
監視する猶予時間のタイムアウト前に再びバスリセット
が発生したか否かを判断する。再度のバスリセット発生
は、フォースルートパケット送信や1394バス上で特
定の機能を持つノードとなれなかったデバイスがソフト
リセットを発生させた場合等に現れる。再びバスリセッ
トが発生した場合は前記図1のステップS108へ戻
り、以後同様の操作を繰り返す。また、タイムアウト前
にバスリセットが発生しなかった場合は次のステップS
115へ進む。
【0128】ステップS115では、タイムアウトが発
生したか否かを判断する。そして、タイムアウトが発
生、つまり規定時間内にセッションを回復できなかった
場合にはステップS116へ、また、タイムアウト以前
にセッションの回復を行うことができた場合はステップ
S118へそれぞれ進む。このフローチャートではタイ
ムアウトが発生したかどうかを確認しているが、同時に
タイムアウトまでにセッションが回復されたか否かも監
視している。また、前記ステップS114において再度
のバスリセットを監視している間にセッションが回復さ
れたか否かも監視している。つまり、規定時間内にバス
リセットが発生せず、セッションが回復された場合はス
テップS118へ進むことになる。
【0129】ステップS116では、規定時間内にセッ
ションが回復できなかったのを受けて、PC側ではプリ
ンタドライバによって生成された送信途中の印字データ
をクリアする。プリンタ側では、それまで受信していた
データの破棄や途中まで印字していた用紙の排出を行
い、この印字に関わる全てのジョブをクリアにする。
【0130】次に、ステップS117で、印字データの
クリアを受けて、ユーザーから要求のあったプリント要
求を実行することができなかったことを伝える。具体的
には、PCの持つ表示装置等に印字中止を伝えるダイア
ログを表示したり、同じくPCの持つスピーカ等を通じ
て音により伝えたりする。
【0131】一方、ステップS118では、セッション
の回復を受けて、リコネクトの手続きを行う。PCで
は、合わせて猶予時間を監視しているタイマを停止す
る。
【0132】次に、ステップS119で、前記図1のス
テップS106において検知したバスリセットの発生前
の状態に戻ったことを受けて、データの送信を再開す
る。再度通信途中でバスリセットが発生した場合は前記
図1のステップS106からの処理を繰り返す。
【0133】図4は、本実施の形態に係る通信システム
における1394バスの構成例を示す図である。
【0134】同図において、401から406はIEE
E1394の規格に準拠した各種デバイスであり、40
1及び403はPC、402はハードディスクドライ
ブ、404はプリンタ、405はMOドライブ、406
はCCDカメラの各1394デバイスをそれぞれ示して
いる。デバイス間は図に示されるようにシリアルのケー
ブルで接続されている。図1及び図2で説明したプリン
トデータの転送を行うデバイスを、ここでは、PC40
3とプリンタ404と仮定する。
【0135】図5は、本実施の形態に係る通信システム
におけるPCの概略構成を示すブロック図である。
【0136】同図において、501はIEEE1394
シリアルバスに接続可能なデバイス(ノード)であり、
ここではPCを想定している。デバイス501は、以下
に示す502から508の各種ブロック及び不図示の電
源等によって構成されている。
【0137】502はCPU(中央制御装置)で、後述
するハードディスクドライブ503及びRAM504に
格納されたプログラムに従って各部を制御するものであ
る。本実施の形態に係る通信システムの機能の一部を実
現するプログラムはCPU502によって実行される。
【0138】503はハードディスクドライブ(HD
D)で、CPU502が読み出す本実施の形態に係る通
信システムの機能の一部を実現するプログラムが格納さ
れているものである。ここではハードディスクドライブ
を想定しているが、不揮発性の記憶媒体及びその記憶媒
体を使用した装置であれば、その種類は問わない。例え
ば、FD、MO、CD−RW、DVD−RAM、フラッ
シュメモリ、テープデバイス等が該当する。
【0139】504はRAM(ランダムアクセスメモ
リ)で、必要に応じてCPU502がデータの書き込み
や読み出しを行ったり、ダイレクトメモリアクセスによ
って後述する1394のLINKコントローラ517か
らデータを読み出して格納したり、逆にデータを読み込
んでLINKコントローラ517へデータを書き込んだ
りするためのメモリである。
【0140】505はハードウェアタイマ(タイマ)
で、必要に応じてCPU502による計時や、カレンダ
ー・時計機能を実現するために、日付、曜日、時刻等の
読み出し等に使用されるものである。また、本実施の形
態においては、保持しているセッションを維持する時間
を監視するタイマとして使用しても構わない。
【0141】506は入力デバイス制御部で、ユーザー
インタフェースにとって重要な後述するキーボードやマ
ウス等の各種入力デバイス509を制御するものであ
る。入力デバイス509とPC501との間のインタフ
ェースは、PS/2やUSB等のシリアルインタフェー
スが用いられる。また、音声を入力手段として考えるこ
とも可能である。
【0142】507は表示装置制御部で、後述する表示
装置510へ送る信号の生成や変換等を行うものであ
る。508は音源制御部で、CPU502によって制御
され、音声信号の増幅や、後述するスピーカ511へ出
力する信号を切り替えるものである。1394経由で送
信された音声情報、音楽データ等を、後述するシステム
バス521を介して受け取る。
【0143】509はユーザーからの指示を伝える入力
デバイスである。ここでは、キーボードやマウスを想定
している。510は、ブラウン管や液晶等によって構成
される表示装置(モニタ)である。511はスピーカ等
の音声出力装置で、音源制御部508からの音声信号を
出力するものである。512は1394インタフェース
の機能を持つ1394カードで、以下に示す513から
520の各構成要素からなる。また、1394カード5
12は、PCIやPCMCIA等のインタフェースによ
ってPC501と接続される。ここではカードの形態を
考えたが、拡張ではなくオンボードで構成される形態を
とっても構わない。
【0144】513,514,515は1394バスと
PC501とを接続するための1394ポートである。
この装置(1394カード512)では3つのポートを
持つものとする。
【0145】516はPHYレイヤ若しくはフィジカル
レイヤ(物理層)と呼ばれるIEEE1394インタフ
ェース上の信号を直接ドライブする機能を実現するPH
Yコントローラである。IEEE1394に準拠した1
00Mbps〜400Mbpsの転送スピードをサポー
トする物理レイヤを実現し、各種のハードウェアロジッ
ク(LINKコントローラ517とのインタフェース、
パケットデータのシンクロナイズと再構成、ビットレベ
ルのアービトレーション、タイマ等)によって構成され
る。また、バスの構成を行うためのツリー識別プロセス
を実行する。
【0146】517はLINKレイヤ(リンク層)の機
能を実現するLSIによって構成されるLINKコント
ローラである。各種パケットの受信、送信処理やPC5
01とのインタフェースを有する。デバイス情報を取得
するためのコンフィギュレーションROMへのリードリ
クエスト及びレスポンスパケットの受信等はここで行わ
れる。
【0147】518はIEEE1394のアイソクロナ
ス転送専用に使用するバッファメモリで、後述するFI
FO制御部519によって制御され、LINKコントロ
ーラ517からのアイソクロナスデータを一時格納し、
格納した順に後述するCODEC520へ送出するため
のFIFOである。
【0148】519はFIFO518へのアイソクロナ
スデータの格納や引き出しを制御するFIFO制御部で
ある。520はFIFO518から引き出されたアイソ
クロナスデータを所定方式で符号化/復号化するための
CODEC(CODER/DECODER)である。5
21はPC501のシステムバス(CPUバス)であ
る。1394カード512からのデータは、このシステ
ムバス521を介してCPU502やRAM504及び
ハードディスクドライブ503へ転送される。
【0149】522はIEEE1394インタフェース
のバスである。このバス522上に存在するノードとケ
ーブルによって接続される。このケーブル内には2組の
ツイストペアケーブル(一方がA、他方がBと称される
信号線)と1組の電源ペアケーブルの合わせて6本のケ
ーブルがクロスしている。また、電源ラインの無い4本
のケーブルで構成されているものも存在する。
【0150】このようにPC501は、1394インタ
フェースコントロール部の他、本実施の形態に係る通信
システムを実現するための制御プログラムを実行する処
理装置とプログラムを格納する記憶装置等によって構成
される。
【0151】図6は、本実施の形態に係る通信システム
におけるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【0152】同図において、601はIEEE1394
インタフェースの規格に対応するデバイスで、ここでは
プリンタ機能を持ったデバイス(プリンタ)を想定す
る。プリンタ(デバイス)601は、図6に示されるよ
うに、以下に説明される603から606までの各種ハ
ードウェア、607から612までの各1394レイ
ヤ、プリンタ機能613等によって構成される。
【0153】602はIEEE1394インタフェース
のバスである。このバス602上に存在するノードとケ
ーブルとによって接続される。603はCPU(中央制
御装置)で、ROM604及びRAM605に格納され
たプログラムに従って各部を制御するものである。60
4はROM(リードオンリーメモリ)で、CPU603
が読み出すプログラムが格納されているメモリである。
605はRAM(ランダムアクセスメモリ)で、受信し
たプリントデータの格納や展開等に使用されるメモリで
ある。
【0154】606はハードウェアタイマである。本実
施の形態においては、このハードウェアタイマ606
を、保持しているセッションを維持する時間を監視する
タイマとして使用しても構わない。607はインタフェ
ース制御部で、PHYレイヤ若しくはフィジカルレイヤ
(物理層)と呼ばれるIEEE1394インタフェース
上の信号を直接ドライブする機能を実現するLSIと、
LINKレイヤ(リンク層)の機能を実現するLSIと
によって構成される。そして、インタフェース制御部6
07は、送信側ノードから送られてきたプリントデータ
の受信処理やバスの構成等を行う。
【0155】608はドライバで、トランザクションレ
イヤと呼ばれる(一部リンクレイヤの機能も含む)IE
EE1394インタフェースに対して実際のオペレーシ
ョンを管理・実行するものである。このトランザクショ
ンレイヤは、IEEE1394インタフェース上で行わ
れるアシンクロナス転送のリード/ライト/ロックの各ト
ランザクションを管理・制御する。また、受信側ノード
がビジーの場合の再送(リトライ)要求も、このトラン
ザクションレイヤで管理する。
【0156】609はシリアルバスマネージメント(S
BM)を行うレイヤで、IEEE1394インタフェー
スの管理用ドライバによって構成されるノードコントロ
ーラである。機能としてはCSR(コントロールアンド
ステータスレジスタ)及びコンフィグレーションROM
の実装・管理を行う。また、セルフIDパケットの受信
に伴う他ノード情報の管理も取り扱う。SBMは、ノー
ドコントローラ以外の機能としてアイソクロナスリソー
スマネージャ及びバスマネージャの機能を持つことが可
能であるが、オプションであるため、プリンタ601で
はその機能は有さないものとする。プリンタ601はゼ
ネラルフォーマットを持つ。
【0157】610はSBP−2(Serial Bu
s Protocol2)制御部で、1394上に複数
存在するプロトコルのうち、SBP−2に対応した制御
を行うための制御部である。SBP−2は、1394に
適したトランスポートプロトコルで、更に上位で定義さ
れたコマンドセットのためのフレームワークを提供して
いる。通信を行うデバイス間の構造は、Initiat
or Target(master−slave)の形
式を採っており、非対称となっている。ホストであるI
nitiator側が主導権を握り、接続はlogi
n、logoutによって行われる。本実施の形態では
プリンタ601が受信側ノードであるため、Targe
tデバイスとなる。SBP−2フレームワーク上に更に
上位のプロトコルが載る形で転送が行われるが、プリン
タデバイスを想定しているため、上位にはSCSIcや
PPDT(Peer to Peer Data Tr
ansport)等のプロトコル、コマンドセットが適
用され、ホストであるPCとの間で通信が行われる。通
信はInitiatorであるPCが主導権を持って行
うが、データ転送自体はTargetデバイスからのリ
ードトランザクションによって行われる。
【0158】611はDPP(Direct Prin
t Protocol)制御部で、同じく1394上に
複数存在するプロトコルのうち、DPPに対応した制御
を行うための制御部である。DPPは、PC無しでイメ
ージソースデバイス(例えば、スキャナやディジタルカ
メラ等)から直接印字を可能とするプロトコルである。
Thin Session、Thin Transac
tionというレイア化された構造を持ち、イメージソ
ースデバイスからのライトトランザクションによってデ
ータ転送が行われる。
【0159】612はアプリケーションソフトウェア
で、IEEE1394インタフェースを利用した各種デ
バイスの機能、例えば,プリンタやスキャナやディジタ
ルビデオカメラ等の機能を実現するソフトウェアと、ト
ランザクションレイヤ及びノードコントローラとのイン
タフェースを備えたアプリケーションソフトウェアであ
る。アプリケーションソフトウェア612は、本実施の
形態ではプリンタデバイスを想定しているため、プリン
トデータのコマンド解析や画像処理(補正処理や解凍処
理)、プリンタの記録部の制御等を行う。また、アプリ
ケーションソフトウェア612は、複数サポートしてい
るプロトコルのうち、どちらを使用してデータ転送を行
うのかといった判断も行う。
【0160】613は、アプリケーションソフトウェア
612若しくは不図示のハードウェアによって制御され
るプリンタの機能であり、受信したプリントデータの印
字を行う。
【0161】本実施の形態例では、図1でも説明したよ
うに、PCとのデータ転送を想定して説明しているが、
PCの他にセットトップボックスやゲーム機及びディジ
タルカメラ等の画像入力機器と直接データをやり取りす
る場合にも対応することができる。その場合は、本実施
の形態において説明した内容を実現する機能を、それぞ
れのデバイス内に持つことが必要となる。
【0162】以上説明したように、本実施の形態に係る
通信システムによれば、通信途中のバスリセット発生時
にバスリセットの発生原因によってコネクションを回復
するまでの時間を変更することによって、タイムアウト
による紙やインク(トナー)や時間の無駄を省くこと
や、いたずらに時間を費やすことなく次のリクエストに
応える等、再接続に最適な操作を行うことができる。ま
た、通信途中で該当する相手デバイスが取り外されても
セッションの中断が起こらない。
【0163】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を、図7を用いて説明する。
【0164】本発明の目的は、本発明に係る通信システ
ムの機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを
記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ(または、CPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し、実行することによっても達成される。この場
合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が
本発明に係る通信システムの機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。
【0165】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、FD(フロッピー(登録商標)デ
ィスク)、ハードディスク、CD−ROM、CD−R
W、DVD−RAM及びDVD−RW等の光ディスク、
MO等の光磁気ディスク、磁気テープ、フラッシュメモ
リ等の不揮発性のメモリカード、ROM等を用いること
ができる。
【0166】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、本発明に係る通信シス
テムの機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているO
S(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によっても本発明に係る通
信システムの機能が実現される場合も含まれることは言
うまでもない。
【0167】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によっても本発明に係る通信システムの機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。それを簡単
に説明すると、図7に一例を示すメモリマップの各モジ
ュールを記憶媒体に格納することになる。
【0169】即ち、少なくともバス構成情報把握処理モ
ジュール701、リコネクト処理モジュール702、記
憶処理モジュール703、検出処理モジュール704及
びユーザーインタフェースモジュール705の各プログ
ラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0170】以上説明したように、本発明に係る通信シ
ステムの機能を実現する構成が異なっても、通信途中の
バスリセット発生時においてバスリセットの発生原因に
よってコネクションを回復するまでの時間を変更するこ
とによって、タイムアウトによる紙やインク(トナー)
や時間の無駄を省くことや、いたずらに時間を費やすこ
となく次のリクエストに応える等、再接続に最適な操作
を行なうことができる。また、通信途中で該当するデバ
イスが取り外されてもセッションの中断が起こらない。
【0171】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
スリセット後に通信を行っていた相手デバイスがバス上
に存在しない場合でもセッションを切断しないことによ
り、それまでに送信したデータを無駄にすることなく再
度相手デバイスと通信を行うことができる。
【0172】また、その場合タイムアウト時間を通常よ
り長めに規定することで、ユーザーの不注意等により通
信中のデバイスのケーブルを誤って抜いてしまった場合
等、ケーブルを抜いてしまったことの認識や、その後行
われる再度ケーブルを挿入する動作等、再接続に要する
時間を考慮してタイムアウト時間を設定し直しているた
め、再度バスに接続する前にセッションが切断されてし
まう可能性を少なくすることが可能である。
【0173】更に、新たなデバイスのバスへの追加接
続、通信している以外のデバイスのバスからの取り外
し、電源投入、電源OFF等の場合には、通信相手がバ
スから取り外された場合に比べて短いタイムアウト時間
を規定することで、その時間内に仮に他のデバイスから
リクエストがあった場合は迅速に応えることができる。
【0174】以上のように、仮に通信途中でバスリセッ
トが発生しても、バスリセットの発生原因によってコネ
クションを回復するまでの時間を変更することによっ
て、タイムアウトによる紙やインク(トナー)や時間の
無駄を省くことや、いたずらに時間を費やすことなく次
のリクエストに応える等、再接続に最適な操作を行うこ
とができる。また、通信途中で該当するデバイスが取り
外されてもセッションの中断が起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
におけるセッション回復処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
におけるセッション回復処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
におけるバス構成情報把握プロセス処理動作の流れを示
すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
における1394バス構成例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
におけるホストPCの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
におけるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る通信システム
における記憶媒体のメモリマップの構成を示す図であ
る。
【図8】従来の通信システムにおけるツリー識別終了時
のバス構成例を示す図である。
【図9】従来の通信システムにおけるセルフIDパケッ
トのフォーマットの構成例を示す図である。
【図10】従来の通信システムにおけるコンフィギュレ
ーションROMのフォーマットの構成例を示す図であ
る。
【図11】従来の通信システムにおける通信再開処理動
作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 401 PC 402 ハードディスクドライブ 403 PC 404 プリンタ 405 MOドライブ 406 CCDカメラ 501 デバイス(ノード) 502 CPU(中央制御装置) 503 HDD(ハードディスクドライブ) 504 RAM(ランダムアクセスメモリ) 505 タイマ(ハードウェアタイマ) 506 入力デバイス制御部 507 表示装置制御部 508 音源制御部 509 入力デバイス 510 表示装置(モニタ) 511 音声出力装置(スピーカ) 512 1394カード 513 1394ポート(ポート0) 514 1394ポート(ポート1) 515 1394ポート(ポート2) 516 PHYコントローラ(PHY) 517 LINKコントローラ(LINK) 518 バッファメモリ(FIFO) 519 FIFO制御部 520 CODEC(CODER/DECODER) 521 システムバス(CPUバス) 601 デバイス(プリンタ) 602 バス 603 CPU(中央制御装置) 604 ROM(リードオンリーメモリ) 605 RAM(ランダムアクセスメモリ) 606 タイマ(ハードウェアタイマ) 607 インタフェース制御部(1394I/F制御
部) 608 ドライバ 609 レイヤ 610 SBP(Serial Bus Proto
col)−2制御部 611 DPP(Direct Print Pro
tocol)制御部 612 アプリケーションソフトウェア。 613 プリンタの機能 701 バス構成情報把握処理モジュール 702 リコネクト処理モジュール 703 記憶処理モジュール 704 検出処理モジュール 705 ユーザーインタフェースモジュール

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信途中でバスリセットが発生した場合
    そのバスリセットの発生原因によってコネクションを回
    復するまでの時間を変更する時間変更ステップを有する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 通信途中でバスリセットが発生した場合
    そのバスリセットの発生原因によってコネクションを回
    復するまでの時間を変更する時間変更手段を有すること
    を特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 デバイスの電源投入時、新たなデバイス
    の追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバスを
    再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体とし
    て用いる通信方法において、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
    テップと、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステッ
    プと、 前記把握ステップで把握したバスリセットの発生原因に
    よって予め規定されている相手デバイスとの通信再開ま
    での猶予時間を規定値から変更する変更ステップとを有
    することを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 前記シリアルバスインタフェースは、I
    EEE1394に準拠したものであることを特徴とする
    請求項3に記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 前記バスリセット発生原因把握ステップ
    は、バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によっ
    て実行されることを特徴とする請求項3に記載の通信方
    法。
  6. 【請求項6】 前記バス構成情報は、デバイスの接続状
    況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイス
    の機能やサービスを示すデバイス情報から構成されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記デバイスの接続状況は、バス構成時
    に各デバイスから送出されるセルフIDパケットの取得
    及びツリー識別プロセスによって把握されることを特徴
    とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 前記デバイスの機能やサービスを示すデ
    バイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーショ
    ンROM情報の取得によって得られることを特徴とする
    請求項6に記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 前記バス構成情報は、RAM(ランダム
    アクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されること
    を特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 前記通信再開までの猶予時間変更の判
    断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で
    相手デバイスがバスから取り外されたことであることを
    特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  11. 【請求項11】 前記シリアルバスインタフェースのト
    ランスポート層は、SBP−2(Serial Bus
    Protocol2)であることを特徴とする請求項
    3または4に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記通信再開ステップを実行するデバ
    イスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプリンタで
    あることを特徴とする請求項3または4に記載の通信方
    法。
  13. 【請求項13】 デバイスの電源投入時、新たなデバイ
    スの追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバス
    を再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体と
    して用いる通信システムにおいて、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握手
    段と、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開手段
    と、 前記把握手段で把握したバスリセットの発生原因によっ
    て予め規定されている相手デバイスとの通信再開までの
    猶予時間を規定値から変更する変更手段とを有すること
    を特徴とする通信システム。
  14. 【請求項14】 前記シリアルバスインタフェースは、
    IEEE1394に準拠したものであることを特徴とす
    る請求項13に記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記バスリセット発生原因把握ステッ
    プは、バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によ
    って実行されることを特徴とする請求項13に記載の通
    信システム。
  16. 【請求項16】 前記バス構成情報は、デバイスの接続
    状況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイ
    スの機能やサービスを示すデバイス情報から構成される
    ことを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  17. 【請求項17】 前記デバイスの接続状況は、バス構成
    時に各デバイスから送出されるセルフIDパケットの取
    得及びツリー識別プロセスによって把握されることを特
    徴とする請求項16に記載の通信システム。
  18. 【請求項18】 前記デバイスの機能やサービスを示す
    デバイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーシ
    ョンROM情報の取得によって得られることを特徴とす
    る請求項16に記載の通信システム。
  19. 【請求項19】 前記バス構成情報は、RAM(ランダ
    ムアクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 前記通信再開までの猶予時間変更の判
    断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で
    相手デバイスがバスから取り外されたことであることを
    特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  21. 【請求項21】 前記シリアルバスインタフェースのト
    ランスポート層は、SBP−2(Serial Bus
    Protocol2)であることを特徴とする請求項
    13または14に記載の通信システム。
  22. 【請求項22】 前記通信再開ステップを実行するデバ
    イスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプリンタで
    あることを特徴とする請求項13または14に記載の通
    信システム。
  23. 【請求項23】 デバイスの電源投入時、新たなデバイ
    スの追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバス
    を再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体と
    して用いる通信方法において、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
    テップと、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステッ
    プと、 前記把握ステップで把握したバスリセットの発生原因が
    通信途中で相手デバイスがバスから取り外された場合そ
    の取り外されたデバイスが再度バスに接続されることを
    期待して予め規定されている相手デバイスとの通信再開
    までの猶予時間内はセッションを維持する維持ステップ
    とを有することを特徴とする通信方法。
  24. 【請求項24】 前記シリアルバスインタフェースは、
    IEEE1394に準拠したものであることを特徴とす
    る請求項23に記載の通信方法。
  25. 【請求項25】 前記バスリセット発生原因把握ステッ
    プは、バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によ
    って実行されることを特徴とする請求項23に記載の通
    信方法。
  26. 【請求項26】 前記バス構成情報は、デバイスの接続
    状況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイ
    スの機能やサービスを示すデバイス情報から構成される
    ことを特徴とする請求項25に記載の通信方法。
  27. 【請求項27】 前記デバイスの接続状況は、バス構成
    時に各デバイスから送出されるセルフIDパケットの取
    得及びツリー識別プロセスによって把握されることを特
    徴とする請求項26に記載の通信方法。
  28. 【請求項28】 前記デバイスの機能やサービスを示す
    デバイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーシ
    ョンROM情報の取得によって得られることを特徴とす
    る請求項26に記載の通信方法。
  29. 【請求項29】 前記バス構成情報は、RAM(ランダ
    ムアクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されるこ
    とを特徴とする請求項25に記載の通信方法。
  30. 【請求項30】 前記通信再開までの猶予時間変更の判
    断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で
    相手デバイスがバスから取り外されたことであることを
    特徴とする請求項23に記載の通信方法。
  31. 【請求項31】 前記シリアルバスインタフェースのト
    ランスポート層は、SBP−2(Serial Bus
    Protocol2)であることを特徴とする請求項
    23または24に記載の通信方法。
  32. 【請求項32】 前記通信再開ステップを実行するデバ
    イスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプリンタで
    あることを特徴とする請求項23または24に記載の通
    信方法。
  33. 【請求項33】 デバイスの電源投入時、新たなデバイ
    スの追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバス
    を再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体と
    して用いる通信システムにおいて、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握手
    段と、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開手段
    と、 前記把握手段で把握したバスリセットの発生原因が通信
    途中で相手デバイスがバスから取り外された場合その取
    り外されたデバイスが再度バスに接続されることを期待
    して予め規定されている相手デバイスとの通信再開まで
    の猶予時間内はセッションを維持する維持手段とを有す
    ることを特徴とする通信システム。
  34. 【請求項34】 前記シリアルバスインタフェースは、
    IEEE1394に準拠したものであることを特徴とす
    る請求項33に記載の通信システム。
  35. 【請求項35】 前記バスリセット発生原因把握ステッ
    プは、バスリセット発生前後のバス構成情報の比較によ
    って実行されることを特徴とする請求項33に記載の通
    信システム。
  36. 【請求項36】 前記バス構成情報は、デバイスの接続
    状況を示すトポロジーマップ等の各種マップ及びデバイ
    スの機能やサービスを示すデバイス情報から構成される
    ことを特徴とする請求項35に記載の通信システム。
  37. 【請求項37】 前記デバイスの接続状況は、バス構成
    時に各デバイスから送出されるセルフIDパケットの取
    得及びツリー識別プロセスによって把握されることを特
    徴とする請求項36に記載の通信システム。
  38. 【請求項38】 前記デバイスの機能やサービスを示す
    デバイス情報は、各デバイスの持つコンフィギュレーシ
    ョンROM情報の取得によって得られることを特徴とす
    る請求項36に記載の通信システム。
  39. 【請求項39】 前記バス構成情報は、RAM(ランダ
    ムアクセスメモリ)等の揮発性のメモリに格納されるこ
    とを特徴とする請求項35に記載の通信システム。
  40. 【請求項40】 前記通信再開までの猶予時間変更の判
    断基準となるバスリセットの発生原因とは、通信途中で
    相手デバイスがバスから取り外されたことであることを
    特徴とする請求項33に記載の通信システム。
  41. 【請求項41】 前記シリアルバスインタフェースのト
    ランスポート層は、SBP−2(Serial Bus
    Protocol2)であることを特徴とする請求項
    33または34に記載の通信システム。
  42. 【請求項42】 前記通信再開ステップを実行するデバ
    イスは、PC(パーソナルコンピュータ)とプリンタで
    あることを特徴とする請求項33または34に記載の通
    信システム。
  43. 【請求項43】 通信システムを制御するためのコンピ
    ュータ読み取り可能なプログラムであって、 通信途中でバスリセットが発生してもそのバスリセット
    の発生原因によってコネクションを回復するまでの時間
    を変更する時間変更ステップをコンピュータに実行させ
    るためのプログラムコードから成ることを特徴とするプ
    ログラム。
  44. 【請求項44】 デバイスの電源投入時、新たなデバイ
    スの追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバス
    を再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体と
    して用いる通信システムを制御するためのコンピュータ
    読み取り可能なプログラムであって、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
    テップと、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステッ
    プと、 前記把握ステップで把握したバスリセットの発生原因に
    よって予め規定されている相手デバイスとの通信再開ま
    での猶予時間を規定値から変更する変更ステップとをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムコードから成
    ることを特徴とするプログラム。
  45. 【請求項45】 デバイスの電源投入時、新たなデバイ
    スの追加接続及びバスからのデバイス取り外し時にバス
    を再構成するシリアルバスインタフェースを伝送媒体と
    して用いる通信システムを制御するためのコンピュータ
    読み取り可能なプログラムであって、 バスリセット発生時の発生原因を把握するための把握ス
    テップと、 通信中のデバイス同士がバスリセット後も相手デバイス
    を特定して通信を行うことを可能とする通信再開ステッ
    プと、 前記把握ステップで把握したバスリセットの発生原因が
    通信途中で相手デバイスがバスから取り外された場合そ
    の取り外されたデバイスが再度バスに接続されることを
    期待して予め規定されている相手デバイスとの通信再開
    までの猶予時間内はセッションを維持する維持ステップ
    とをコンピュータに実行させるためのプログラムコード
    から成ることを特徴とするプログラム。
  46. 【請求項46】 請求項43乃至45に記載のプログラ
    ムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
JP2001240737A 2001-08-08 2001-08-08 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体 Pending JP2003051824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001240737A JP2003051824A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001240737A JP2003051824A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051824A true JP2003051824A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19071299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001240737A Pending JP2003051824A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051824A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127230A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Canon Inc 通信装置、通信方法、及びコンピュータプログラム
WO2006134726A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Megachips Corporation ネットワーク型録画システム
JP2011229132A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Yamaha Corp 通信装置、およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127230A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Canon Inc 通信装置、通信方法、及びコンピュータプログラム
JP4612828B2 (ja) * 2004-10-29 2011-01-12 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法、及びコンピュータプログラム
WO2006134726A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Megachips Corporation ネットワーク型録画システム
JP2006352216A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Megachips System Solutions Inc ネットワーク型録画システム
JP2011229132A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Yamaha Corp 通信装置、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1134937B1 (en) Information signal processing apparatus, corresponding system, method and computer readable storage medium
KR100298140B1 (ko) 데이타통신장치및방법
JP4035235B2 (ja) 電子機器
US6477589B1 (en) Information processing apparatus and method
JP2003044184A (ja) データ処理装置及び電力制御方法
US20060020729A1 (en) Information processing apparatus and method that utilizes stored information about a mountable device
JP3599048B2 (ja) データ転送制御システム、電子機器、プログラム及びデータ転送制御方法
US6963938B2 (en) Information processing apparatus and method therefor
JP2001345827A (ja) インターフェース装置、これを有するノード、インターフェースシステム、バスリセットの制御方法およびバスリセットの制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3630971B2 (ja) データ通信方法、装置、システム、及び記憶媒体
JPH11177598A (ja) ハブ装置およびハブ装置の通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2001160939A (ja) 画像処理装置及び画像処理システム、及びその制御方法
JP2000259545A (ja) 情報処理装置およびその方法、並びに、記録媒体
US7177959B2 (en) Information signal processing apparatus and method
JP2003051824A (ja) 通信方法、通信システム、プログラム及び記憶媒体
JP4166956B2 (ja) データ伝送システム、コネクション確立方法及び情報伝送装置
US7346714B2 (en) Notification of completion of communication with a plurality of data storage areas
JP2003046511A (ja) 情報処理装置と情報処理方法、及び情報処理システム、並びに記憶媒体
JP3943722B2 (ja) データ転送装置、データ転送システムおよびその方法、画像処理装置、並びに、記録媒体
JP2002063129A (ja) デバイス管理システム及びデバイス管理方法
JP2009027349A (ja) ネットワーク機器
JP2003046509A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、バス構成管理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2000032010A (ja) デ―タ通信システム、デ―タ通信方法、デ―タ通信装置、デジタルインタフェ―ス及び記憶媒体
KR100677222B1 (ko) Ieee 1394 기반의 양방향 비동기 연결 방법
JPH10283135A (ja) データ処理方法、データ処理装置、プリンタ及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060414

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626