JP2002063129A - デバイス管理システム及びデバイス管理方法 - Google Patents

デバイス管理システム及びデバイス管理方法

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JP2002063129A
JP2002063129A JP2000252802A JP2000252802A JP2002063129A JP 2002063129 A JP2002063129 A JP 2002063129A JP 2000252802 A JP2000252802 A JP 2000252802A JP 2000252802 A JP2000252802 A JP 2000252802A JP 2002063129 A JP2002063129 A JP 2002063129A
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devices
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Makoto Senda
誠 千田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスの切り離し、若しくは再接続に伴
う、バスの初期化がシステム構成全体に波及することな
く、データ通信の連続性を維持する。 【解決手段】 切り離されるデバイスのみをシステム構
成から一時的に除外したシステム構成を形成して、その
システム構成において、他の残りのデバイス間で一のデ
バイスの切り離し前のデータ通信状態を継続する通信継
続ユニットと、切り離されるデバイスに対する通信デー
タ若しくは通信条件情報を格納する格納ユニットと、切
り離されたデバイスがシステムに再接続した時に、再接
続した旨を他の全てのデバイスに通知し、全体システム
に復帰後に、格納された通信データ若しくは通信条件情
報に基づいて再接続したデバイスに対するデータ通信を
再開する通信再開ユニットを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルバスイン
ターフェースで接続したデバイスの構成を自動的に変更
管理するためのデバイス管理システム及びデバイス管理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シリアルバスが、信号線が少ない
こと、ケーブルが細いこと、コネクタが小さいこと、I
Dやターミネータ等の設定が不要なこと、活線挿抜が可
能なこと、等時性のあるデータ転送が可能なこと等の特
徴をもつことから脚光を浴びている。特に、IEEE1
394のシリアルバスは、動画像等の大容量データを高
速伝送可能であること、バスアーキテクチャによりメモ
リアクセスが可能であること、ホットプラグインやプラ
グアンドプレイが可能であること、またピア・ツー・ピ
ア接続が可能であることなどの特徴があり、パーソナル
コンピュータだけでなく、家庭内のAV機器やそれ以外
の機器への適用が盛んに進められている。
【0003】その特徴としては、まず、デバイスのID
が固定されておらず、デバイスはコネクタを挿抜するこ
とにより任意の位置に自由に追加または削除することが
できる。また、システム内のデバイスの増減を検出し
て、自動的にID番号の再設定を行う機能をもつ。更に
は、ケーブルは細く、コネクタは小型であるからケーブ
ルの引き回しやコネクタの着脱が容易でありコストも安
い。また、信号の転送速度が従来のシリアル転送より速
い。また、特定のデバイスがシリアルバスを独占しない
ようにするためのバスアービトレーション(調停)機能
を持っている。また、パケット伝送方式を採用している
が、その転送方式としてアシンクロナス転送とアイソク
ロナス転送の2種類の転送方式がある。
【0004】ここで優先度が高いのはアイソクロナス転
送であるが、再送することができないかわりに、時間が
保証されている。アシンクロナス転送は、優先度が低い
ため時間保証はないが、再送手順がありデータは保証さ
れる。また、1ポートでも利用可能だが、デェージーチ
ェーン接続やブランチ接続によりポート数を増やすこと
で、デバイスの接続数を増やすことが可能である。ま
た、バスをコントロールする主装置のようなものも不要
で、ピアツーピアによる通信を可能にしている。
【0005】デバイスを接続した時点で、新しいデバイ
スがバス上に参加したことが自動的に認識され、通信に
必要な設定も自動的に行われ、通信が可能になるという
ホットプラグ機能も可能になる。接続するコネクタ形状
も1種類とし、接続を間違えたり、迷わないような工夫
がなされているので、操作者にはたいへん使いやすいイ
ンターフェースである。更に、ケーブルを抜いたときに
も、装置の接続が再構成され、自動的に切り離されるの
で複雑な手順等が不要なのでたいへん便利である。今
後、更なる高速化や長距離化に対応した新たな規格も現
在進行中である。
【0006】次に、IEEE1394の動作について説
明する。IEEE1394ポートは、2組のツイストペ
アケーブル(一方をA、他方をBと称す)と1組の電源
ペアケーブルの計6本のケーブルで構成され、2組のツ
イストペアケーブルはお互いケーブルでクロスして接続
され、一方のAは他方のBに、一方のBは他方のAに接
続される。
【0007】データ信号は、半二重通信で、ツイストペ
アAでデータ信号をツイストペアBでストローブ信号を
差動信号として送信し、ツイストペアAでストローブ信
号をツイストペアBでデータ信号を差動信号として受信
する。また、調停信号は、全二重通信で、ドライバ側か
ら調停信号を送信し、同時にレシーバ側ではある電圧レ
ベルによって定義された3相(0、1、Z)の論理を用
いて受信した調停信号を識別する。
【0008】上記の3相の論理を判別するために、ツイ
ストペアAには「Arb A Rx」として、ツイストペアB
には「Arb B Rx」として非反転入力と反転入力を1組
にしたコンパレータが用意されている。「0」は非反転
入力での低電圧と反転入力での高電圧電圧と定義され、
「1」は非反転入力での高電圧と反転入力での低電圧と
定義され、「Z」は非反転と反転の両入力での低電圧で
定義されている。
【0009】バス構成を確立するには、バスの初期化、
ツリー識別、自己識別の3つのフェーズが実施される。
【0010】ここで、バスの初期化は、電源不連続で発
生する場合や、ソフトコマンドによって発生する場合
や、または、バス構成でデバイス(IEEE1394で
はノードと称す)の新規接続や切り離し等によるバス構
成の不調を検出した場合によりバスリセットが発生し、
すべてのノードがアイドル状態になることにより完了す
る。
【0011】具体的には、まずツイストペアAとツイス
トペアBの両方に論理「1」を送信してバスリセットを
発生し、この信号を受信したノードはバスリセットの発
生を認識する。バスリセット発生後任意の時間が経過す
ると、ツイストペアAとツイストペアBの両方に論理
「Z」を送信してアイドル信号を発生きせ、接続されて
いる相手ノードがアイドル信号を送信するのを待ち、相
手ノードからアイドル信号を受信するとバスの初期化が
完了したことを認識する。
【0012】バスの初期化が完了すると、次にツリー識
別に移る。ここで、ノードには、1つしか接続ノードを
持たないノードを「Leaf」ノードと、2以上の接続
ノードを持つノードを「Branch」ノードと、接続
ノードを持たない「非接続」ノードの3種類のノードが
ある。
【0013】ツリー識別では、まず最初に、ノードが親
(ルート)候補であるノードに対してParent notify信
号を送信する。「Branch」ノードでは、複数ポー
トある場合に、どのポートがルート候補のノードである
か認識することができないので最初にParent notiry信
号を送信することはなく、「Leaf」ノードからのPa
rent notify信号を受信するのを待つ。ただし、「Br
anch」ノードで複数ポートを有していてもノードが
接続されているポートが1ポートしかなく他のポートは
すべて非接続の場合には「Leaf」ノードになる。次
に、「Branch」ノードがParent notify信号を受
信したノードに対して子ノードであることを認めるChil
d notify信号を送信し、「Leaf」ノードはChild no
tify信号を受信しそのポートの接続が完了したことを認
識する。
【0014】「Branch」ノードは、上述したよう
に、Parent notify信号に対してChild notify信号を送
信し接続が完了した後にParent notify信号を受信して
いないポートが1ポートなると、そのポートに対しては
Parent notify信号を送信し、Child notify信号を受信
するとこのポートのバス構成の接続が完了する。
【0015】さらに一方の「Branch」ノードから
Parent notify信号を送信し、他方の「Branch」
ノードからChild notify信号を送信「Root」ノード
が確定しツリー識別が完了したことを示している。
【0016】ツリー識別が完了すると、次に各ノードに
ノード番号を割り振りお互いがデータ通信を可能にする
ための自己識別に入る。
【0017】自己識別は、「Root」以外のすべての
ノードが「Root」ノードに対してID(自己識別番
号)を要求し、その要求に応じて順次「Root」ノー
ドが各ノードに固有のIDを割り振り通知していき、
「Root」ノードは最後に割り振るため一番大きな番
号が割り振られ、各ノードが識別できるようになる。
【0018】その後は、アシンクロナス転送によって、
コマンドデータやステータスデータを伝送することでコ
ントロールしたり、また、アシンクロナス転送とアイソ
クロナス転送等によって、画像や音声等のデータの伝送
が行われる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、ノードが増減すると、その都
度、バス構成を確立するために、バスの初期化、ツリー
識別、自己識別等が実施されるため、その際に、今まで
行われていたデータ通信やコントロールが中断してしま
うという問題があった。例えば、ノードを初期化した
り、電源のON/OFFが頻発したり、ケーブルを挿抜
したりすると、ノードの切り離しと再接続の際にノード
の接続関係の再構成が少なくとも2回実行されることに
なり、それに関してデータ通信やコントロールも少なく
とも2回は中断する状態に陥ってしまうという問題があ
った。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、主として以下の構成からなる
ことを特徴とする。
【0021】すなわち、複数デバイスをシリアルバスイ
ンターフェースで接続して構成し、デバイスの追加や切
り離しによってシステム構成の自動変更を管理するデバ
イス管理システムは、一のデバイスが接続しているシス
テムから切り離しをする前に、該デバイスが所定の期間
に前記システムから切り離す旨を他の全てのデバイスに
通知する切り離し通知手段と、前記切り離し通知の受信
に基づいて、前記他の全てのデバイスに対して前記所定
の期間中、前記切り離されるデバイスのみをシステム構
成から一時的に除外したシステム構成を形成する除外手
段と、前記除外したシステム構成において、前記他の全
てのデバイス間で前記一のデバイスの切り離し前のデー
タ通信状態を継続する通信継続手段と、前記切り離され
るデバイスに対する通信データ若しくは通信条件情報を
格納する格納手段と、前記切り離されたデバイスがシス
テムに再接続した時に、再接続した旨を前記他の全ての
デバイスに通知する再接続通知手段と、前記再接続通知
の受信に基づいて、前記他の全てのデバイスに対して前
記再接続したデバイスをシステム構成に復帰させる復帰
手段と、前記一のデバイスの再接続後において、前記格
納された通信データ若しくは通信条件情報に基づいて該
デバイスに対するデータ通信を再開する通信再開手段と
を備える。
【0022】また、複数デバイスをシリアルバスインタ
ーフェースで接続して構成し、デバイスの追加や切り離
しによってシステム構成の自動変更を管理するデバイス
管理方法は、一のデバイスが接続しているシステムから
切り離しをする前に、該デバイスが所定の期間に前記シ
ステムから切り離す旨を他の全てのデバイスに通知する
切り離し通知工程と、前記切り離し通知の受信に基づい
て、前記他の全てのデバイスに対して前記所定の期間
中、前記切り離されるデバイスのみをシステム構成から
一時的に除外したシステム構成を形成する除外工程と、
前記除外したシステム構成において、前記他の全てのデ
バイス間で前記一のデバイスの切り離し前のデータ通信
状態を継続する通信継続工程と、前記切り離されるデバ
イスに対する通信データ若しくは通信条件情報をメモリ
に格納する格納工程と、前記切り離されたデバイスがシ
ステムに再接続した時に、再接続した旨を前記他の全て
のデバイスに通知する再接続通知工程と、前記再接続通
知の受信に基づいて、前記他の全てのデバイスに対して
前記再接続したデバイスをシステム構成に復帰させる復
帰工程と、前記一のデバイスの再接続後において、前記
格納された通信データ若しくは通信条件情報に基づいて
該デバイスに対するデータ通信を再開する通信再開工程
とを備える。
【0023】以上の構成を備えることによりデバイスが
一時的に切り離しと再接続をする時に、すべてのノード
が認識して再構成処理が発生しないようにすることが可
能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1に示す。
図1は、IEEE1394のシリアルバスインターフェ
イスを備えたデバイスの内部構成図である。
【0025】1はデバイスの各部に電源を供給する電源
部であり、2は入出力処理部でデバイスの種類によって
いろいろな入出力部がある。
【0026】例えば、映像入出力機能を有するデバイス
であれば、シリアルバスインターフェイスから入力した
ディジタル映像信号をデコードする映像デコーダや、映
像デコーダでデコードされた映像信号をD/A変換する
D/A変換器や、D/A変換器でD/A変換されたアナ
ログ映像信号をディスプレイコントローラでメッセージ
信号等とを重畳(スーパーインポーズ)する画像処理部
や画像処理部で処理された画像データを更にディスプレ
イ表示させるための表示処理部や表示処理部の出力をデ
ィスプレイに表示する表示部、あるいはCCDカメラ等
により撮像したアナログ映像信号をA/D変換するA/
D変換器やD/A変換器でA/D変換されたデジタル映
像信号をエンコードするエンコーダで構成され、エンコ
ーダでエンコードしたディジタル映像信号をシリアルバ
スインターフェースから出力して他のデバイスに伝送す
る。
【0027】音声入出力機能を有するデバイスであれ
ば、シリアルバスインターフェイスから入力するディジ
タル音声信号をデコードする音声デコーダや音声デコー
ダでデコードされた音声信号をD/A変換するD/A変
換器やD/A変換器でD/A変換されたアナログ音声信
号を増幅する音声信号増幅器や音声信号増幅器で増幅さ
れた音声信号を音に変換するスピーカや、あるいはマイ
ク等により入力したアナログ音声信号をA/D変換する
A/D変換器やD/A変換器でA/D変換されたデジタ
ル音声信号をエンコードするエンコーダで構成され、エ
ンコーダでエンコードしたディジタル音声信号をシリア
ルバスインターフェースから出力して他のデバイスに伝
送する。
【0028】静止画像入出力機能を有するデバイスであ
れば、シリアルバスインターフェースから入力する画像
データをプリント出力可能な印字データに変換処理を行
う画像出力処理部や画像出力処理部で処理された印字デ
ータをプリント出力部で紙面上等にインクやトナーやフ
ィルム等で画像形成する、あるいは、紙面上の画像をC
CD等でスキャンして撮像した画像データをシリアルバ
スインターフェースから出力して他のデバイスに伝送す
る。他にも記録メディアへの記憶再生機能を有するデバ
イスやネットワークへの通信機能を有するデバイス等用
途は限定されないことは明白である。
【0029】次に、3はデバイス装置全体をコントロー
ルする制御部であり、4は制御部によりシリアルバスイ
ンターフェースに接続されているすべてのデバイスが接
続したシステム構成(トポロジ)や通信履歴や設定条件
等を記憶しておく不揮発性RAM、5は制御部が実行す
るプログラムを格納する読出し専用メモリであるRO
M、6は制御部がプログラムを実行する際の作業用メモ
リであるRAM、7は制御部が時間計測を行うタイマ、
8はIEEE1394インターフェイスでの主な機能は
従来例にて説明した通りである。
【0030】ここで、すべてのデバイスをIEEE13
94シリアルバスインターフェースで接続したシステム
構成の一例を図2に示す。1〜7は、IEEE1394
インターフェースで接続されているデバイス(ノード)
である。このようなシステムの構成情報は不揮発性RA
M4に記憶されている。
【0031】本実施形態において、各デバイスは他のデ
バイスが接続されたり取り外されたりするとその状態を
検出し、その旨を制御部3に知らせる。制御部3はシス
テム構成(トポロジ)を再構成して不揮発性RAM4に
記憶し、更に、一時的にシリアルバスインターフェース
から切り離して再接続するための切り離しや再接続の通
知メッセージを作成して他デバイスに送信する機能と、
ある任意のデバイスから切り離しの通知メッセージを受
信した際には、そのデバイスを記憶しているシステム構
成からはずしたシステム構成で通信を行う機能と、その
デバイスが直接接続されているIEEE1394シリア
ルバスインターフェースのポートをディセーブルさせる
機能かまたは切り離しや再接続の検出を無視する機能
と、そのデバイスから再接続の通知メッセージを受信し
た際には、そのデバイスを記憶しているシステム構成に
復活させた元のシステム構成で通信する機能をもつ。
【0032】ここで、デバイス(Device)1が一
時的な切り離しと再接続をする場合の動作フローを図3
AからCを用いて説明する。
【0033】まず、図3Aで、最初のシステムの構成時
は、バスリセットを発生してすべてのデバイスのバス状
態をリセットするバスの初期化を行い(S301)、次
に、システムの構成であるツリー状態(デバイスがリー
フなのか、ブランチなのか、ルートなのかを明確にす
る)を明確にするツリー識別を行い(S302)、次に
各ノードがノード番号を付ける自己識別を行い(S30
3)、システム構成を作成する(S304)。
【0034】システム構成の結果、ツリー識別で決定し
たルートのデバイス7に対してすべてのノードからID
要求が発せられるが、ルートはそのなかから一つずつノ
ードを指定してIDの割り当てをしていく。ルートは一
番最後に割り振るので最大のID番号が割る振られる
が、最小のID番号はルートのポートのうちの最小ポー
ト番号に接続されているリーフになる。
【0035】もしブランチの場合にはブランチのポート
のうちの最小ポート番号に接続されているリーフにな
る。更にブランチの場合にはそのブランチのポートのう
ち最小ポートに接続されているリーフに割り当てられ
る。つまり、ルートになったノードの一番若いポートに
接続されているすべてのノードの割り当てが完了してか
ら次のポートに対して割り当てを行う。
【0036】ブランチも同様にルートからID割り当て
がきたときに最も若いポートに接続されているすべての
ノードの割り当てが完了してから次のポートの割り当て
にいく。各ノードはIDを取得するとそのIDを自己識
別パケットでブロードキャストされるので、各ノードは
自ノード以外のすべてのノードの自己識別パケットを受
信すれば、すべてあるいは一部のシステム構成を作成す
ることでができる。以上のシステム構成の特定の結果に
より自ノードがどのノードと接続されているかを認識す
ることも同時にできる。
【0037】また、バスマネージャが存在していれば、
システム構成(トポロジ)の情報を取り寄せることもで
きる。
【0038】次に、作成されたシステム構成は不揮発性
RAM4に記憶され(S305)、データ通信を行うこ
とが可能となる(S306)。システムの構成において
一時的な切り離しをするか否かを調べ(S307)、も
しする場合には、デバイス1は切り離しの通知メッセー
ジを他の全デバイスに送信し(S308)、デバイスの
切り離しをしない場合には、処理を終了する。
【0039】ここで切り離しを検出するタイミングとし
ては、操作者のマニュアル操作でもよいし、デバイス側
で一時的な切り離しでその後復帰可能な障害発生を検出
した時に自動的に発生してもよい。
【0040】一時的なデバイスの切り離しに関する通知
メッセージには他の装置が一時的な切り離し期間として
システムの再構成を行わないタイマ値を含めることもで
きるが、全デバイスがデフォルトでそのタイマ値をセッ
トすることもできる。
【0041】デバイスの切り離しの通知メッセージを送
信したら、接続の切り離しを行う(S309)。
【0042】図3Bにおいて、制御部3は一時的な切り
離し状態だったデバイスがその後再接続が可能な状態か
否かを調べ(S310)、もし可能な場合には、システ
ムへの接続を行い(S311)、もし可能でない場合に
は、S314に処理を進める。
【0043】ステップS312で、バスの初期化が発生
するか否かを検出し、もし検出した場合にはステップS
301へ移り、もし検出しない場合は、制御部3は再接
続の通知メッセージを全デバイスに通知して通常の状態
に復帰することを知らせる(S313)。
【0044】ステップS314で一時的な切り離しの通
知メッセージを受信したか否かを調べ、もし受信した場
合には、不揮発性RAMに記憶されているシステム構成
から切り離しの通知メッセージを送信したデバイスを除
外したシステム構成を作成し、不揮発性RAMに記憶す
る(S315)。次にそのデバイスを一時的な切り離し
状態であることを不揮発性RAMに記憶する(S31
6)。
【0045】このような構成により、そのデバイスがシ
ステムに再接続した際には、パスの初期化等の処理を行
わずに即座にシステムに復帰させることが可能になる。
現在通信中だったデバイスの場合には、データ通信の途
中であれば、その状態を継続するために必要な情報(次
に送信するデータ、通信条件など)も合わせて登録す
る。
【0046】次に、ステップS317で切り離しの通知
メッセージを送信したデバイスが自デバイスと直接接続
されているか否かをシステム構成で調べ(S317)、
もし直接接続されている場合には、切り離し通知を受信
してから、ある期間内はそのデバイスから切り離しと再
接続の検出を無効にし(S318)、直接接続されてい
ない場合には、図3CのステップS319へ移る。
【0047】こうすることで、バスの初期化がシステム
全体に波及しないようにしてそのままのシステム構成で
データ通信を行えるようにして、通信中のデバイスに対
して影響を与えないようにすることが可能になる。
【0048】図3CのステップS319で、切り離しの
通知メッセージのないデバイスから接続の切り離しがあ
るか否かを検出し、もし検出した場合には、ステップS
301へ移る。もし切り離しの通知を検出しない場合に
は、処理をステップS320に進め、再接続の通知メッ
セージを受信したか否かを調べる。もし受信した場合に
は、不揮発性RAMに記憶されているシステム構成に再
接続の通知メッセージを送信したデバイスを復帰したシ
ステム構成を作成し、(S321)、不揮発性RAMに
記憶する(S322)。
【0049】次に不揮発性RAMに記憶されているその
デバイスの一時的な切り離し状態を調べて(S32
3)、その状態でデータ通信を引き続き再開し(S32
4)、S325へ移る。
【0050】システムに復帰し通信を再開する際に、も
し中断していた通信を再開する場合には保持していた記
憶に応じて、そのまま継続して通信を開始でき、もし中
断していた通信をある時点まで戻してやり直す場合には
その時点まで遡った手順からやり直すことでできる。
【0051】ステップS325でタイマが設定されてい
る時間をオーバーしているか否かを調べ、オーバーして
いる場合にはそのデバイスは切離した状態になり登録を
削除する(S326)。
【0052】次に、ステップS327でバスの初期化が
発生しているか否かを調べ、もし発生していれば、処理
をステップS301へ移り、もし発生していなければ、
ステップS306へ処理を進める。
【0053】更に、デバイス5が一時的な切り離しと再
接続をする場合には、直接接続しているデバイスはデバ
イス1とデバイス2とデバイス7と複数存在するので、
各デバイスでデバイス5の切り離しと再接続の検出を無
視するか、ディセーブルしてシステム全体に波及しない
ようにする。
【0054】また、ブランチの機能を有しているのでデ
バイス5を経由する通信ができなくなるが、経由しない
通信は継続することができる。上記以外については、デ
バイス1が一時的な切り離しと再接続をする場合と同様
である。
【0055】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0056】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0058】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図3Aおよび/または
図3B、3Cに示す)フローチャートに対応するプログ
ラムコードが格納されることになる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、一時
的な切り離しや再接続に対して、システムの再構成が発
生しないようになるので、他のデバイス間でのデータ通
信が妨げられる状態を最小限に抑えることができる上
に、データ通信の中断によるデータ通信の再送処理も必
要ないので、データ通信の品質が飛躍的に向上するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】デバイスの構成を説明するブロック図である。
【図2】デバイスの接続関係を説明するシステム構成図
である。
【図3A】デバイスの切り離し、再接続の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図3B】デバイスの切り離し、再接続の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図3C】デバイスの切り離し、再接続の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 電源 2 入出力処理部 3 制御部 4 不揮発性RAM 5 ROM 6 RAM 7 タイマ 8 シリアルバスインターフェース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数デバイスをシリアルバスインター
    フェースで接続して構成し、デバイスの追加や切り離し
    によってシステム構成の自動変更を管理するデバイス管
    理システムであって、 一のデバイスが接続しているシステムから切り離しをす
    る前に、該デバイスが所定の期間に前記システムから切
    り離す旨を他の全てのデバイスに通知する切り離し通知
    手段と、 前記切り離し通知の受信に基づいて、前記他の全てのデ
    バイスに対して前記所定の期間中、前記切り離されるデ
    バイスのみをシステム構成から一時的に除外したシステ
    ム構成を形成する除外手段と、 前記除外したシステム構成において、前記他の全てのデ
    バイス間で前記一のデバイスの切り離し前のデータ通信
    状態を継続する通信継続手段と、 前記切り離されるデバイスに対する通信データ若しくは
    通信条件情報を格納する格納手段と、 前記切り離されたデバイスがシステムに再接続した時
    に、再接続した旨を前記他の全てのデバイスに通知する
    再接続通知手段と、 前記再接続通知の受信に基づいて、前記他の全てのデバ
    イスに対して前記再接続したデバイスをシステム構成に
    復帰させる復帰手段と、 前記一のデバイスの再接続後において、前記格納された
    通信データ若しくは通信条件情報に基づいて該デバイス
    に対するデータ通信を再開する通信再開手段と、 を備えることを特徴とするデバイス管理システム。
  2. 【請求項2】 前記除外手段は、前記切離されるデバイ
    スと物理的に接続しているデバイスが、該デバイスの切
    り離し及び再接続を検出してもシステム全体構成の自動
    変更をしないことを特徴とする請求項1に記載のデバイ
    ス管理システム。
  3. 【請求項3】 前記切り離し通知手段の通知によるデバ
    イスの切離しの結果、バスの初期化がシステム全体に波
    及しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の
    デバイス管理システム。
  4. 【請求項4】 前記再接続通知手段の通知によるデバイ
    スの再接続の結果、バスの初期化がシステム全体に波及
    しないようにすることを特徴とする請求項1に記載のデ
    バイス管理システム。
  5. 【請求項5】 複数デバイスをシリアルバスインター
    フェースで接続して構成し、デバイスの追加や切り離し
    によってシステム構成の自動変更を管理するデバイス管
    理方法であって、 一のデバイスが接続しているシステムから切り離しをす
    る前に、該デバイスが所定の期間に前記システムから切
    り離す旨を他の全てのデバイスに通知する切り離し通知
    工程と、 前記切り離し通知の受信に基づいて、前記他の全てのデ
    バイスに対して前記所定の期間中、前記切り離されるデ
    バイスのみをシステム構成から一時的に除外したシステ
    ム構成を形成する除外工程と、 前記除外したシステム構成において、前記他の全てのデ
    バイス間で前記一のデバイスの切り離し前のデータ通信
    状態を継続する通信継続工程と、 前記切り離されるデバイスに対する通信データ若しくは
    通信条件情報をメモリに格納する格納工程と、 前記切り離されたデバイスがシステムに再接続した時
    に、再接続した旨を前記他の全てのデバイスに通知する
    再接続通知工程と、 前記再接続通知の受信に基づいて、前記他の全てのデバ
    イスに対して前記再接続したデバイスをシステム構成に
    復帰させる復帰工程と、 前記一のデバイスの再接続後において、前記格納された
    通信データ若しくは通信条件情報に基づいて該デバイス
    に対するデータ通信を再開する通信再開工程と、 を備えることを特徴とするデバイス管理方法。
  6. 【請求項6】 前記除外工程は、前記切離されるデバイ
    スと物理的に接続しているデバイスが、該デバイスの切
    り離し及び再接続を検出してもシステム全体構成の自動
    変更をしないことを特徴とする請求項5に記載のデバイ
    ス管理方法。
  7. 【請求項7】 前記切り離し通知工程の通知処理による
    デバイスの切離しの結果、バスの初期化がシステム全体
    に波及しないようにすることを特徴とする請求項5に記
    載のデバイス管理方法。
  8. 【請求項8】 前記再接続通知工程の通知処理によるデ
    バイスの再接続の結果、バスの初期化がシステム全体に
    波及しないようにすることを特徴とする請求項5に記載
    のデバイス管理方法。
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