JP2018122696A - 船舶における表示システム、及び船外機用の表示装置 - Google Patents

船舶における表示システム、及び船外機用の表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置において船外機特有の情報を表現できるようにする。【解決手段】表示装置10Aは、船外機3Aの固有情報(運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報)を多次元コード化して表示し、また、表示装置10Bは、船外機3Bの固有情報(運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報)を多次元コード化して表示する。表示装置10A、10Bを使用するに際して、表示装置IDと船外機IDとの対応付けが行われるとともに、表示装置10A、10Bが相互に接続されたことを条件として共通ID:αが設定される。表示装置10Aが表示する多次元コードは、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aと、共通ID:αとを含むようにして生成される。また、表示装置10Bが表示する多次元コードは、自機の表示装置ID:bと、船外機3Bの船外機ID:Bと、共通ID:αとを含むようにして生成される。【選択図】図2

Description

本発明は、船舶における表示システム、及び船外機用の表示装置に関する。
船外機が搭載された船舶において、船外機に関する情報を表示する表示装置を設置することがある。
特許第4670515号公報
例えば特許文献1には、フォークリフトの固有情報(車両の保守・点検又は修理のための情報)を表す多次元バーコードを生成して表示装置に表示する車両情報認識システムが開示されている。
しかしながら、船舶においては、船外機や表示装置を自由に選んで組み合わせることができるという特殊性がある。特許文献1は、フォークリフトといった一つの完成した車両を対象とする技術であり、船舶にそのまま適用することは難しい。
既述したように船舶では船外機や表示装置を自由に選んで組み合わせることができるので、船外機と表示装置とを対応付けた上で、船外機に関する情報を表示する必要がある。また、船舶によっては船外機の単機掛け/複数機掛けがあり、単機掛けなのか、複数機掛けなのかといった船外機特有の情報が必要となることがあるが、船外機や表示装置を自由に選んで組み合わせられる船舶において、船外機特有の情報をどのように表現するのかが課題となっている。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、表示装置において船外機特有の情報を表現できるようにすることを目的とする。
本発明による船舶における表示システムは、複数の船外機が搭載された船舶における表示システムであって、前記複数の船外機のうちの個々の船外機に関する情報をそれぞれ表示する複数の表示装置とを備え、前記各表示装置は、自機の識別情報と、自機において前記情報を表示する船外機の識別情報とを保有し、前記複数の表示装置には、共通の識別情報が設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置において船外機特有の情報を表現することができる。
本発明の適用例としての船舶の斜視図である。 実施例における船外機と表示装置との関係を模式的に示す図である。 実施例に係る表示装置の機能構成例を示すブロック図である。 比較例における船外機と表示装置との関係を模式的に示す図である。 比較例における船外機と表示装置との関係を模式的に示す図である。 表示装置のサービスツールとしての使用例を模式的に示す図である。 他の実施例における船外機と表示装置との関係を模式的に示す図である。 他の実施例における船外機と表示装置との関係を模式的に示す図である。
本発明の一実施形態に係る船舶における表示システムは、複数の船外機が搭載された船舶における表示システムであって、前記複数の船外機のうちの個々の船外機に関する情報をそれぞれ表示する複数の表示装置とを備え、前記各表示装置は、自機の識別情報と、自機において前記情報を表示する船外機の識別情報とを保有し、前記複数の表示装置には、共通の識別情報が設定されている。これにより、船外機と表示装置とを対応付けるとともに、共通の識別情報の有無により、船外機の単機掛けなのか、複数機掛けなのかといった船外機特有の情報を表現することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、本発明の適用例としての船舶1を斜め後方から見た斜視図である。先ず、図1を用いて、船舶1の全体構成について概略説明する。
図1に示すように、船舶1の船体2の後部に位置するトランサムには、それぞれエンジンを備えた船外機3A、3Bがブラケット装置を介して搭載される。
船体2の前側には操船室4が設けられ、この操船室4はステアリングハンドル5、リモートコントロールレバー6及びイグニッションスイッチ7等を備える。一方、船外機3A、3BはECM8(Engine Control Module)を備え、イグニッションスイッチ7等は通信線9を介して、船外機3A、3BのECM8と接続される。
操船室4には、表示装置10A、10Bが取り外し可能に設置される。表示装置は基本的には船外機毎に設置され、図2に示すように、船外機3Aに対して表示装置10Aが設置され、船外機3Bに対して表示装置10Bが設置される。表示装置10A、10Bは、操船者が視認し、操作できる位置、例えば図1のようにステアリングハンドル5の斜め前方等に配置される。
表示装置10Aは、通信線9を介して船外機3AのECM8と着脱可能に接続される。また、表示装置10Aには、不図示の燃料タンクの燃料残量や船外機3Aのトリム角等が入力される。これにより、表示装置10Aは、船外機3Aの運転状態に関する情報や固有情報を取得できるようになっている。同様に、表示装置10Bは、通信線9を介して船外機3BのECM8と着脱可能に接続される。また、表示装置10Bには、不図示の燃料タンクの燃料残量や船外機3Bのトリム角等が入力される。これにより、表示装置10Bは、船外機3Bの運転状態に関する情報や固有情報を取得できるようになっている。
また、表示装置10A、10Bは、接続線11を介して相互に通信可能に接続される。
表示装置10A、10Bは多機能表示装置として構成され、それぞれ船外機3A、3Bに関する情報として、船外機3A、3Bの運転状態や、船外機3A、3Bの固有情報を表す多次元コード(例えばQRコード(登録商標))を表示可能である。
具体的には、表示装置10Aは、船外機3Aの運転状態として、船外機3Aのエンジンの回転数、走行速度、燃費及び燃料残量等をアナログ式又はデジタル式に表示する。また、表示装置10Aは、船外機3Aの固有情報として、船外機3Aの運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報を多次元コード化して表示する。運転状態を表示するか、多次元コードを表示するかは、所定のユーザ操作により切り替えられるようにする。表示装置10B及び船外機3Bについても同様である。
表示装置10A、10Bを使用するに際して、図2に示すように、表示装置の識別情報である表示装置IDと、船外機の識別情報である船外機IDとの対応付けが行われる。表示装置10Aは、表示装置ID:a(表示装置10A固有の製造番号等)を予め保有しており、表示装置10Aに船外機3Aの船外機ID:A(船外機3A固有の号機番号等)を入力することで、自機(表示装置10A)の表示装置ID:aと、自機(表示装置10A)において情報を表示する船外機3Aの船外機ID:Aとが対応付けられる。同様に、表示装置10Bは、表示装置ID:b(表示装置10B固有の製造番号等)を予め保有しており、表示装置10Bに船外機3Bの船外機ID:B(船外機3B固有の号機番号等)を入力することで、自機(表示装置10B)の表示装置ID:bと、自機(表示装置10B)において情報を表示する船外機3Bの船外機ID:Bとが対応付けられる。
更に、図2に示すように、表示装置10A、10Bが相互に接続されたことを条件として、表示装置10A、10Bに共通ID:αが設定される。共通IDは、同じ船舶1に設置されている複数の表示装置間で設定される共通の識別情報であり、船舶IDともいえるものである。
図2では、表示装置10Aにおいて、船外機3Aの固有情報(船外機3Aの運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報)を表す多次元コードを表示している。表示装置10Aが表示する多次元コードは、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aと、共通ID:αとを含むようにして生成される。同様に、表示装置10Bにおいて、船外機3Bの固有情報(船外機3Bの運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報)を表す多次元コードを表示している。表示装置10Bが表示する多次元コードは、自機の表示装置ID:bと、船外機3Bの船外機ID:Bと、共通ID:αとを含むようにして生成される。
図2に示すように、表示装置10Aや表示装置10Bが表示する多次元コードをモバイル端末200の多次元コードリーダ機能によって撮影して読み取り、その読み取り結果をモバイル端末200で画面表示したり、メール等により遠隔地の整備工場等のモバイル端末やパーソナルコンピュータに送信したりすることができる。遠隔地の整備工場等では、送信されてきた多次元コードの読み取り結果である船外機の固有情報に基づいて、より詳細な故障診断や故障原因の分析等を行うといった故障対応が可能になる。
この場合に、表示装置10Aが表示する多次元コード(図2でいうデータ1)には、表示装置10Aの表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとが含まれるので、表示装置10A及び船外機3Aを特定した上で故障対応が可能である。更に、多次元コードに共通ID:αが含まれていなければ船外機3Aは単機掛けで使用されており、共通ID:αが含まれていれば船外機3Aは複数機掛けで使用されていると判断することができ、故障対応に際して有用な情報を得ることができる。表示装置10B及び船外機3Bについても同様である(図2でいうデータ2)。
図3に、表示装置10Aの機能構成を示す。表示装置10Aは、例えばCPU、ROM、RAM等を備えて構成され、CPUが所定のプログラムを実行することにより各部102〜105が実現される。なお、ここでは表示装置10Aとして説明するが、表示装置10Bの機能構成も同様であり、その説明は省略する。
101は液晶表示部等の表示部であり、船外機3Aの運転状態や、船外機3Aの固有情報を表す多次元コードを表示する。
102は制御部であり、表示部101の表示制御を含む、表示装置10Aの全体を制御する。
103は多次元コード生成部であり、船外機3Aの固有情報を多次元コード化する。船外機3Aの固有情報は、基本的には船外機3A側のメモリに蓄積されており、多次元コード生成部103で多次元コードを生成するときに、船外機3A側のメモリから固有情報を取得するようにしてもよい。或いは、多次元コード生成部103で多次元コードを生成するタイミングに限らず、船外機3A側のメモリに蓄積されている固有情報を表示装置10Aが取得し、表示装置10A側のメモリにも蓄積しておくようにしてもよい。この場合、船外機3A側のメモリにおいて固有情報が更新されると、表示装置10A側のメモリでも合わせて更新されるようにする。
多次元コード生成部103は、船外機3Aの固有情報を多次元コード化するときに、保有部104で保有する、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aと、更に共通ID:αがあればそれも含むようにして多次元コードを生成する。
104は保有部であり、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとを保有し、更に共通ID設定部105で共通ID:αが設定されればそれも保有する。
105は共通ID設定部であり、共通ID:αを設定する。前述したように、複数の表示装置が相互に接続されたことを条件として、これら複数の表示装置に共通ID:αが設定される。例えば2台の表示装置が相互に接続されたとき、表示装置IDとなる製造番号が最も小さい表示装置の共通ID設定部105が共通ID:αを設定するようなアルゴリズムとしておけばよい。
共通IDとしては、例えばいずれかの表示装置を代表の表示装置とし、その代表の表示装置の表示装置IDをそのまま用いるようにしてもよい。例えば表示装置10A、10Bの共通IDとして、表示装置10Aの表示装置ID:aをそのまま用いる。或いは、共通IDとして、複数の表示装置の表示装置IDの全て或いは一部に基づいて新たなIDを生成し、それを用いるようにしてもよい。例えば表示装置10A、10Bの共通IDとして、a+bという新たなIDを生成する。
なお、共通IDを例えばユーザが任意に設定するようにしてもよいが、他の船舶で設定された共通IDと重複してしまう懸念がある。それに対して、表示装置IDは表示装置毎に固有に与えられるものであるので、本実施例のように表示装置IDに基づいて共通IDを自動的に設定することで、他の船舶で設定された共通IDと重複することはなくなる。
ここで、図4及び図5を参照して、本実施例に対する比較例を説明する。図4及び図5に示す比較例は、表示装置IDと船外機IDとの対応付けを行うが、本実施例のように共通IDを設定しない例である。なお、説明の容易化のために、実施例と同様の構成要素には同じ符号を付して説明する。
図4に示すのは、船外機3A、3Bをそれぞれ単機掛けとした状態、すなわち船外機3A及び表示装置10Aをある船舶1Aに搭載し、船外機3B及び表示装置10Bを他の船舶1Bに搭載した状態である。
この場合、表示装置10Aにおいては、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとが対応付けられて、表示装置10Aが表示する多次元コードは、表示装置ID:aと船外機ID:Aとを含むようにして生成される。同様に、表示装置10Bにおいては、自機の表示装置ID:bと、船外機3Bの船外機ID:Bとが対応付けられて、表示装置10Bが表示する多次元コードは、表示装置ID:bと船外機ID:Bとを含むようにして生成される。
また、図5に示すのは、船外機3A、3Bを2機掛けとした状態、すなわち船外機3A及び表示装置10A、並びに船外機3B及び表示装置10Bを同じ船舶1に搭載した状態である。
この場合も、図4の状態と同じく、表示装置10Aにおいては、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとが対応付けられて、表示装置10Aが表示する多次元コードは、表示装置ID:aと船外機ID:Aとを含むようにして生成される。同様に、表示装置10Bにおいては、自機の表示装置ID:bと、船外機3Bの船外機ID:Bとが対応付けられて、表示装置10Bが表示する多次元コードは、表示装置ID:bと船外機ID:Bとを含むようにして生成される。
図4の状態において、例えば表示装置10Aが表示する多次元コードを解析すれば、表示装置10A及び船外機3Aを特定した上で、船外機3Aの固有情報を得ることができる。同様に、図5の状態において、例えば表示装置10Aが表示する多次元コードを解析すれば、表示装置10A及び船外機3Aを特定した上で、船外機3Aの固有情報を得ることができる。しかしながら、図4の状態と図5の状態とで表示装置10Aが表示する多次元コードからは、船外機3Aが単機掛けなのか、複数機掛けなのかを判断することができない。
それに対して、本実施例では、図2の状態において、例えば表示装置10Aが表示する多次元コードを解析すれば、表示装置10A及び船外機3Aを特定した上で、船外機3Aの固有情報を得ることができる。しかも、多次元コードに共通ID:αが含まれていなければ船外機3Aは単機掛けで使用されており、共通ID:αが含まれていれば船外機3Aは複数機掛けで使用されていると判断することができる。また、共通IDの設定方法次第では、船舶に搭載された船外機の数を識別することも可能である。
なお、表示装置は、一の船外機専用とされることに限られず、他の船外機の固有情報を表す多次元コードを表示するためのサービスツールとして使用されることがある。図6に示すのは、船外機3Aと接続されていた表示装置10Aをいったん取り外して、他の船外機3Cに接続してサービスツールとして使用する状態である。例えば船外機3Aを搭載する船舶の周辺にて、他の船舶に搭載されている船外機3Cの調子が悪いが、船外機3Cには表示装置が設置されていない状況で、船外機3Cの固有情報を遠隔地の整備工場等に送信したいときに有用である。
表示装置10Aをサービスツールとして使用するに際して、表示装置10Aに船外機3Cの船外機ID:C(船外機3C固有の号機番号等)を入力することで、表示装置ID:aと船外機ID:Cとが対応付けられる。そして、表示装置10Aは、船外機3C側のメモリに蓄積されている船外機3Cの固有情報(船外機3Cの運転履歴や過去の故障履歴等に関する情報)を取得して、多次元コードを生成、表示する。この多次元コードをモバイル端末200の多次元コードリーダ機能によって読み取り、その読み取り結果をメール等により遠隔地の整備工場等に送信すれば、船外機3Cの固有情報を送信することができる。
サービスツールとして使用するとき、表示装置10Aにおいて、それまで接続されていた船外機3Aの船外機ID:Aを保有したまま、船外機3Cの船外機ID:Cを更に保有するようにしてもよい。この場合、図6に示すように、多次元コードは、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aと、船外機3Cの船外機ID:Cとを含むようにして生成されるようにする。このように一つの多次元コードに複数の船外機IDが含まれる場合、サービスツールとして使用されているとし、この多次元コードは、複数の船外機IDのうち所定の船外機ID(例えば順番的に後にある船外機ID)で特定される船外機の固有情報を表わしていると判断するアルゴリズムとすればよい。
或いは、表示装置10Aにおいて、船外機IDを一つだけ保有するとものとし、それまで保有していた船外機3の船外機ID:Aに換えて船外機3Cの船外機ID:Cを保有するようにしてもよい。この場合、多次元コードは、自機の表示装置ID:aと、船外機3Cの船外機ID:Cとを含むようにして生成されるが、これでは、図4及び図5のように通常の使用状態で表示装置10Aが表示する多次元コードと同じ状況となり、通常の使用であるのか、サービスツールとしての使用であるのか判断できなくなる。そこで、通常の使用時にサービスツールではないという情報(或いはサービスツールとしての使用時にサービスツールであるという情報)を多次元コードに含めるようにするのが好ましい。
(他の実施例)
図7を参照して、他の実施例を説明する。なお、説明の容易化のために、前述の実施例と同様の構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施例は、前述の実施例のように共通IDを設定するのではなく、他のやり方で、船外機の単機掛けなのか、複数機掛けなのかといった船外機特有の情報を表現するようにした例である。
図7に示すのは、図2と同様、船外機3A、3Bを2機掛けとした状態である。本実施例は、複数の表示装置(表示装置10A、10B)が相互に接続されたことを条件として、各船外機(船外機3A、3B)の固有情報を表す多次元コードを、代表の表示装置(本例では表示装置10A)だけで表示するようにした例である。表示装置10Aにおいて、各船外機(船外機3A、3B)の多次元コードは、例えば順番に表示されるようにしたり、所定のユーザ操作により切り替えて表示されるようにしたりする。
この場合、表示装置10Aにおいて、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとを含む、船外機3Aの固有情報を表す多次元コードが表示される。また、表示装置10Aにおいて、自機の表示装置ID:aと、船外機3Bの船外機ID:Bとを含む、船外機3Bの固有情報を表す多次元コードが表示される。同じ船舶に搭載されている複数の船外機の多次元コードはセットにして送信するものと決めておき、一つの表示装置IDに複数の船外機IDが対応付けられている場合、複数機掛けで使用されていると判断できるようにする。
(他の実施例)
図8を参照して、他の実施例を説明する。なお、説明の容易化のために、前述の実施例と同様の構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施例は、2台の船外機と接続され、2画面表示可能とした表示装置に本発明を適用する例である。
図8の左図に示すように、船外機3A、3Bに対して表示装置10Aが設置される。表示装置10Aは2画面表示可能であり、例えば左側に船外機3Aに関する情報(船外機3Aの運転状態や、船外機3Aの固有情報を表す多次元コード)を、右側に船外機3Bに関する情報(船外機3Bの運転状態や、船外機3Bの固有情報を表す多次元コード)を表示する。
表示装置10Aを使用するに際して、自機の表示装置ID:aと、船外機3Aの船外機ID:Aとが対応付けられて、かつ、自機の表示装置ID:aと、船外機3Bの船外機ID:Bとが対応付けられる。表示装置10Aが左側に表示する多次元コードは、表示装置ID:aと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Aの船外機ID:Aとを含むようにして生成される。同様に、表示装置10Aが右側に表示する多次元コードは、表示装置ID:aと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Bの船外機ID:Bとを含むようにして生成される。
図8の右図では、船外機3A、3Bに対して表示装置10Aが設置され、船外機3C、3Dに対して表示装置10Bが設置される。なお、表示装置10B並びに船外機3C(船外機ID:C)及び船外機3D(船外機ID:D)については、表示装置10A並びに船外機3A及び船外機3Bの関係と同様である。
このように本実施例では、複数の船外機3A〜3Dのうちの個々の船外機に関する情報をそれぞれ表示する複数の表示装置10A、10B(より詳しくは、個々の船外機である船外機3A、3Bに関する情報を表示する表示装置10Aと、個々の船外機である船外機3C、3Dに関する情報を表示する表示装置10Bと)を備える。
本実施例においても、図8の右図に示すように、表示装置10A、10Bが相互に接続されたことを条件として、表示装置10A、10Bに共通ID:αが設定される。
この場合、表示装置10Aが左側に表示する多次元コード(図8でいうデータ1)は、自機の表示装置ID:aと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Aの船外機ID:Aと、共通ID:αとを含むようにして生成され、また、表示装置10Aが右側に表示する多次元コード(図8でいうデータ2)は、自機の表示装置ID:aと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Bの船外機ID:Bと、共通ID:αとを含むようにして生成される。同様に、表示装置10Bが左側に表示する多次元コード(図8でいうデータ3)は、自機の表示装置ID:bと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Cの船外機ID:Cと、共通ID:αとを含むようにして生成され、また、表示装置10Bが右側に表示する多次元コード(図8でいうデータ4)は、自機の表示装置ID:bと、当該多次元コードで固有情報が表される船外機3Dの船外機ID:Dと、共通ID:αとを含むようにして生成される。
例えば表示装置10Aが左側に表示する多次元コードを解析すれば、表示装置10A及び船外機3Aを特定した上で、船外機3Aの固有情報を得ることができる。しかも、多次元コードに共通ID:αが含まれていなければ船外機3Aは単機掛け又は2機掛けで使用されており、共通ID:αが含まれていれば船外機3Aは少なくとも3機掛け以上で使用されていると判断することができる。
以上、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明したが、各実施例は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、各実施例に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば表示装置10が表示する多次元コードは船外機3の固有情報を表すが、それに加えて、自機(表示装置10)に関するバージョン等の情報を含むようにしてもよい。
また、各部の接続、例えば表示装置10A、10Bの接続は、有線接続に限られず、無線接続であってもよい。
また、複数の表示装置が相互に接続されたことを条件として、これら複数の表示装置に共通IDが設定されるとしたが、それに限られるものではなく、例えば所定のユーザ操作があったときに、複数の表示装置に共通IDが設定されるようにしてもよい。
1:船舶
3A、3B、3C、3D:船外機
8:ECM
10A、10B:表示装置
101:表示部
102:制御部
103:多次元コード生成部
104:保有部
105:共通ID設定部

Claims (8)

  1. 複数の船外機が搭載された船舶における表示システムであって、
    前記複数の船外機のうちの個々の船外機に関する情報をそれぞれ表示する複数の表示装置とを備え、
    前記各表示装置は、自機の識別情報と、自機において前記情報を表示する船外機の識別情報とを保有し、
    前記複数の表示装置には、共通の識別情報が設定されていることを特徴とする船舶における表示システム。
  2. 前記各表示装置は、前記個々の船外機の固有情報を表す多次元コードを表示し、前記多次元コードに、自機の識別情報と、当該多次元コードで固有情報が表される船外機の識別情報と、前記共通の識別情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の船舶における表示システム。
  3. 前記共通の識別情報として、前記複数の表示装置のうちいずれか一つの表示装置の識別情報が用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶における表示システム。
  4. 前記共通の識別情報として、前記複数の表示装置のうち少なくともいずれか一つの表示装置の識別情報に基づいて生成される新たな識別情報が用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶における表示システム。
  5. 前記複数の表示装置が相互に接続されたことを条件として、前記共通の識別情報を設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の船舶における表示システム。
  6. 船外機に関する情報を表示する表示装置であって、
    自機の識別情報を保有する手段と、
    前記船外機の識別情報を保有する手段と、
    他の船外機に関する情報を表示する他の表示装置との間で設定された共通の識別情報を保有する手段とを備えたことを特徴とする船外機用の表示装置。
  7. 前記他の表示装置が接続されたことを条件として、前記共通の識別情報を設定する手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の船外機用の表示装置。
  8. 前記船外機の固有情報を表す多次元コードを表示し、前記多次元コードには、前記自機の識別情報と、前記船外機の識別情報と、前記共通の識別情報とを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の船外機用の表示装置。
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