JPH1117755A - 位相判定回路 - Google Patents

位相判定回路

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JPH1117755A
JPH1117755A JP9168920A JP16892097A JPH1117755A JP H1117755 A JPH1117755 A JP H1117755A JP 9168920 A JP9168920 A JP 9168920A JP 16892097 A JP16892097 A JP 16892097A JP H1117755 A JPH1117755 A JP H1117755A
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JP
Japan
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quadrant
input signal
phase
component
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JP9168920A
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Satoshi Ishii
聡 石井
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2332Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ルックアップテーブルを構成するROMの記憶
容量を低減する。 【解決手段】入力信号Sの属する象限を象限判定部30
1で判定し、その象限データ303に基づいて、入力信
号SのI成分およびQ成分のディジタル信号からなるア
ドレスデータをアドレス変換部304において変換す
る。この変換されたアドレスデータによりROMルック
アップテーブル306から位相角データを読み出すこと
により、ROMルックアップテーブル306を構成する
ROMの記憶容量を低減することができる。例えば、Q
PSKの場合は1/8とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、入力信号の位相を
検出する装置に関するものであり、特にQPSK(4相
位相シフトキーイング)変調された信号の復調装置に適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】PSK(位相シフトキーイング)変調方
式は、ディジタル符号に応じて搬送波の位相を離散的に
変化させる変調方式であり、誤り率が低いと共に占有周
波数帯域幅が狭いことが知られている。このため、衛星
通信等で広く用いられている変調方式である。PSK変
調方式における基本的な変調方式は、2相PSK(BP
SK)であり、BPSKでは”1”、”0”の2値デー
タに対して、それぞれ、「0」、「π」の位相データが
割り当てられる。すなわち、BPSKにおいては、伝送
すべきデータが”1”の場合は、搬送波は移相されるこ
となく伝送され、伝送すべきデータが”0”の場合は、
搬送波はπだけ移相されて伝送されるようになる。
【0003】また、4相PSK(QPSK)も広く用い
られているPSK変調方式であり、QPSKでは2ビッ
トのデータの4つの組み合わせに対して、例えば
「0」,「π/2」,「π」,「3π/2」の4つの移
相データが割り当てられる。すなわち、QPSKにおい
ては、伝送すべき2ビットのデータが(00)の場合
は、搬送波は移相されることなくそのまま伝送され、伝
送すべき2ビットのデータが(01)の場合は、搬送波
はπ/2移相されて伝送され、伝送すべき2ビットのデ
ータが(11)の場合は、搬送波はπ移相されて伝送さ
れ、伝送すべき2ビットのデータが(10)の場合は、
搬送波は3π/2移相されて伝送される。この伝送すべ
き2ビットのデータに対応する信号点配置を図6に示
す。
【0004】このようにQPSKされた信号を復調する
復調装置の構成の一例を図7に示す。図7において、受
信されたQPSK信号は入力信号Sとしてミキサ(MI
X)204に供給され、局部発振器(OSC)202か
ら供給されている局部発振信号と混合される。この局部
発振信号は入力信号Sの搬送波に同期した信号とされて
おり、ミキサ204からはミキサ204に供給されてい
る2つの信号の和と差の周波数の信号が出力される。そ
して、差の信号成分だけがローパスフィルタ(LPF)
206により抽出されて、入力信号SのI成分としてア
ナログ/ディジタル変換器(A/D)210に入力され
る。
【0005】また、入力信号Sはミキサ(MIX)20
5にも供給されるが、ミキサ205には局部発振器(O
SC)202により発生された局部発振信号がπ/2移
相器203によりπ/2移相されて供給されている。し
たがって、ミキサ205からは入力信号Sとπ/2移相
された局部発振信号との和と差の周波数の信号が出力さ
れる。そして、差の信号成分だけがローパスフィルタ
(LPF)207により抽出されて、入力信号SのQ成
分としてアナログ/ディジタル変換器(A/D)211
に入力される。
【0006】A/D210およびA/D211でディジ
タル信号に変換されたI成分212とQ成分213と
は、アドレス信号としてROMルックアップテーブル2
14に供給される。この際のI成分212とQ成分21
3とは、例えば8ビットのディジタル信号とされる。R
OMルックアップテーブル214には、移相角データが
格納されており、I成分212とQ成分213をアドレ
スとして読み出された入力信号Sの位相角θが、ROM
ルックアップテーブル214から出力される。この出力
215は、位相判定部216に供給されて、位相角θに
応じた2ビットのデータ(X、Y)が出力される。これ
により、QPSKされた入力信号Sを復調することがで
きる。
【0007】例えば、図6に示すような入力信号Sが入
力された際には、ROMルックアップテーブル214か
ら、位相角θのデータが読み出されて位相判定部216
に入力され、位相判定部216から(0,0)の復調デ
ータが出力されるようになる。なお、ROMルックアッ
プテーブル214には0〜2πの位相角データが格納さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】QPSKにおいては、
2ビットのデータを一シンボルにより伝送することがで
きるため、変調速度を上げることなく狭い伝送周波数帯
域にて高速の情報伝送が可能である。ところで、ROM
ルックアップテーブル214を参照するアドレスをそれ
ぞれ8ビットとし、ROMルックアップテーブルから読
み出される位相角データを8ビットとすると、ROMル
ックアップテーブル214を構成するROMには、64
kワードの記憶容量を有させる必要がある。しかしなが
ら、ROMルックアップテーブル214を構成するRO
Mは、復調IC内部に備えさせることが一般的であるた
め、64kワードのROMとすると、その実装面積が増
大し、復調ICチップの単価を上昇させてしまうという
問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、ROMルックアップテ
ーブルを構成するROMを復調IC内部に備えさせるよ
うにしても、復調ICチップの単価を上昇させることの
ない位相判定回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の位相判定回路は、入力信号のI成分とQ成
分とから当該入力信号が属する象限を検出して、検出さ
れた象限を示す象限データを出力する象限判定手段と、
前記入力信号のI成分とQ成分とをアドレスデータとし
て、基準位相に対する前記入力信号の位相角データを読
み出すルックアップテーブルと、前記アドレスデータ
を、前記象限データに応じて変換するアドレス変換手段
と、前記ルックアップテーブルから読み出された前記位
相角データを、前記象限データに応じて補正する位相角
データ補正手段とを備え、前記ルックアップテーブルに
は、前記象限判定手段において判定される象限における
基本単位象限に対応した位相角データのみが格納されて
おり、前記基本単位象限に対応するアドレスデータとな
るように前記アドレス変換手段によりアドレスデータが
変換されると共に、前記ルックアップテーブルから読み
出された位相角データを、前記入力信号が属する象限の
位相角データに対応するように、前記位相角補正手段に
より補正するようにしている。
【0011】また、上記位相判定回路において、前記象
限データは、8象限の内のいずれかの象限に属するかを
示している象限データとされていてもよい。さらに、前
記入力信号が4相PSK変調された信号とされており、
前記補正された位相角データから2ビットのデータを復
調するようにされていてもよい。
【0012】このような本発明によれば、象限数を8象
限とした場合には、ルックアップテーブルの記憶容量を
従来の1/8とすることができ、本発明を復調IC内部
に組み込むようにしても、そのチップ面積を縮小するこ
とができることから、チップ単価を低廉とすることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の位相判定装置の実施の形
態の構成例を示すブロック図を図1に示す。図1におい
て、受信されたQPSK信号201は入力信号Sとして
ミキサ(MIX)204に供給され、局部発振器(OS
C)202により発生された局部発振信号と混合され
る。この局部発振信号は入力信号Sの搬送波に同期した
信号とされており、ミキサ204からはミキサ204に
供給されている2つの信号の和と差の周波数の信号が出
力される。そして、差の信号成分だけがローパスフィル
タ(LPF)206により抽出されて、入力信号SのI
成分208としてアナログ/ディジタル変換器(A/
D)210に入力される。
【0014】また、入力信号Sはミキサ(MIX)20
5にも供給されるが、ミキサ205には局部発振器(O
SC)202により発生された局部発振信号がπ/2移
相器203によりπ/2移相されて供給されている。し
たがって、ミキサ205からは入力信号Sとπ/2移相
された局部発振信号との和と差の周波数の信号が出力さ
れる。そして、差の信号成分だけがローパスフィルタ
(LPF)207により抽出されて、入力信号SのQ成
分209としてアナログ/ディジタル変換器(A/D)
211に入力される。
【0015】A/D210およびA/D211において
ディジタル信号に変換されたI成分212とQ成分21
3とは、象限判定部301に供給されて、I成分212
とQ成分213とから、入力信号Sが属する象限が判定
される。この象限は、例えば図2に示すように8象限と
され、象限判定部301からは第1象限〜第8象限
のいずれかを示す象限データ303が出力される。した
がって、象限を示す象限データ303は3ビットでよい
ことになる。なお、象限判定部301においては、ディ
ジタル信号に変換されたI成分212とQ成分213と
の上位ビットの大小と、その符号ビットとにより入力信
号Sが属している象限を判定するようにしている。
【0016】また、I成分212とQ成分213とは、
例えば8ビットのディジタル信号とされ、それぞれ8ビ
ットのI成分212とQ成分213とが合成され、16
ビットとされてそのまま象限判定部301から出力され
る。そして、I成分212とQ成分213とからなる1
6ビットのデータがアドレスデータとされてROMルッ
クアップテーブル306に供給され、このアドレスデー
タに対応する位相角データθdがROMルックアップテ
ーブル306から読み出されるようになる。
【0017】この際に、ROMルックアップテーブル3
06には、第1象限に対応する図3に示す0°〜45
°の3角形の領域の位相角データのみが格納されてい
る。このため、ROMルックアップテーブル306を構
成するROMの記憶容量は、従来に比して1/8の記憶
容量とすることができる。なお、図3に示すメモリマッ
プにおいて横軸はI成分のアドレスデータADXとさ
れ、縦軸はQ成分のアドレスデータADYとされる。ま
た、この場合のI成分によるアドレスデータ範囲は、A
/D210,A/D211の出力ビット数がそれぞれ8
ビットの場合は、”10000000”〜”11111
111”とされ、Q成分によるアドレスデータ範囲も同
様に、”10000000”〜”11111111”と
される。
【0018】したがって、このアドレス範囲に含まれな
いアドレス範囲の象限、あるいはROMルックアップテ
ーブル306に位相角データが格納されていない第2象
限に、入力信号Sが属していると象限判定部301に
より判定された場合は、I成分212とQ成分213と
からなる16ビットのアドレスデータを、仮想的に第1
象限のアドレス範囲に属するよう変換する必要があ
る。このアドレス変換を行うのが、アドレス変換部30
4とされており、アドレス変換部304には象限判定部
301から3ビットの象限データ303が供給されてい
る。
【0019】アドレス変換部304は、象限データ30
3に基づいて16ビットのアドレスデータのアドレス変
換を行っているが、象限データ303が、図2に斜線を
施して示す第2象限に属している場合には、I成分に
よるアドレスデータ212とQ成分によるアドレスデー
タ213とを入れ替えて16ビットのアドレスデータ3
05とするアドレス変換が行われる。また、第3象限
に属している場合には、I成分によるアドレスデータ2
12の2の補数が演算され、2の補数とされたI成分の
アドレスデータ212とQ成分によるアドレスデータ2
13とを入れ替えて16ビットのアドレスデータ305
とするアドレス変換が行われる。
【0020】さらに、入力信号Sが第4象限に属して
いる場合には、I成分によるアドレスデータ212の2
の補数が演算され、2の補数とされたI成分のアドレス
データ212とQ成分によるアドレスデータ213とか
らなる16ビットのアドレスデータ305とするアドレ
ス変換が行われる。さらにまた、入力信号Sが第5象限
に属している場合には、I成分によるアドレスデータ
212の2の補数が演算されると共に、Q成分によるア
ドレスデータ213の2の補数が演算され、2の補数と
されたI成分のアドレスデータ212と、2の補数とさ
れたQ成分によるアドレスデータ213とからなる16
ビットのアドレスデータ305とするアドレス変換が行
われる。
【0021】さらにまた、入力信号Sが第6象限に属
する場合は、I成分によるアドレスデータ212の2の
補数が演算されると共に、Q成分によるアドレスデータ
213の2の補数が演算され、2の補数とされたI成分
のアドレスデータ212と、2の補数とされたQ成分に
よるアドレスデータ213とを入れ替えて16ビットの
アドレスデータ305とするアドレス変換が行われる。
さらにまた、入力信号Sが第7象限に属する場合は、
Q成分によるアドレスデータ213の2の補数が演算さ
れ、I成分のアドレスデータ212と、2の補数とされ
たQ成分によるアドレスデータ213とを入れ替えて1
6ビットのアドレスデータ305とするアドレス変換が
行われる。さらにまた、入力信号Sが第8象限に属す
る場合は、Q成分によるアドレスデータ213の2の補
数が演算され、I成分のアドレスデータ212と、2の
補数とされたQ成分によるアドレスデータ213とから
なる16ビットのアドレスデータ305とするアドレス
変換が行われる。
【0022】このようにして入力信号Sがいずれの象限
に属しているかによらず、16ビットのアドレスデータ
302は第1象限のアドレス範囲のアドレスデータ3
05にアドレス変換されるようになる。そして、この1
6ビットのアドレスデータ305によりROMルックア
ップテーブル306から、アドレスデータ305に応じ
た移相角データθdが読み出されるようになる。この移
相角データθdは、例えば8ビットで表されるが、図3
に示すようにアナログ的に表現すれば0°〜45°の第
1象限の範囲の位相角データとされる。
【0023】ROMルックアップテーブル306から読
み出された移相角データθdは、位相角データ補正部3
08に供給されて、象限判定部301から供給された3
ビットの象限データに基づいて、移相角データθdが補
正される。この補正態様を図4に示す。すなわち、入力
信号Sが第1象限に属している場合には移相角データ
θdは補正されることなくそのまま補正移相角データθ
として出力され、入力信号Sが第2象限に属している
場合には(90−θd)の演算が行われ、その演算結果
が補正移相角データθとして出力される。さらに、入力
信号Sが第3象限に属している場合には(90+θ
d)の演算が行われ、その演算結果が補正移相角データ
θとして出力される。
【0024】さらにまた、入力信号Sが第4象限に属
している場合には(180−θd)の演算が行われ、そ
の演算結果が補正移相角データθとして出力され、入力
信号Sが第5象限に属している場合には(180+θ
d)の演算が行われ、その演算結果が補正移相角データ
θとして出力される。さらにまた、入力信号Sが第6象
限に属している場合には(270−θd)の演算が行
われ、その演算結果が補正移相角データθとして出力さ
れ、入力信号Sが第7象限に属している場合には(2
70+θd)の演算が行われ、その演算結果が補正移相
角データθとして出力される。
【0025】さらにまた、入力信号Sが第8象限に属
している場合には(360−θd)の演算が行われ、そ
の演算結果が補正移相角データθとして出力される。こ
れにより、従来より1/8とされた記憶容量のROMか
らなるROMルックアップテーブル306としても、0
°〜360°の補正移相角データθを得ることができる
ようになる。そして、補正移相角データθは、位相判定
部310に供給されて、補正位相角データθに応じた2
ビットのデータ(X、Y)が出力される。これにより、
QPSKされた入力信号Sを復調することができる。
【0026】ところで、図3に示されるように、ROM
ルックアップテーブル306を構成するROMの記憶容
量は1/8とされるものの、I成分のアドレス数は8ビ
ットとされると共に、Q成分のアドレス数も8ビットと
されている。これにより、アドレス可能範囲は、ROM
ルックアップテーブル306の容量の倍の容量をアドレ
ス可能なことがわかる。すなわち、冗長性を有したアド
レス数とされており、このため復調ICに位相判定回路
を備えさせた際に、冗長性を有するアドレス数のために
チップ面積が若干増大してしまうことになる。
【0027】そこで、本発明の位相判定回路の実施の形
態の変形例においては、アドレス数の冗長性を除去する
ようにして、チップ面積の増大を防止している。この原
理を図5を参照して説明する。図5はROMルックアッ
プテーブル306のメモリマップを示す図であり、横軸
のアドレスデータADXがI成分からなるアドレスデー
タとされ、縦軸のアドレスデータADYがQ成分からな
るアドレスデータとされている。そして、横軸のアドレ
スデータADXが図示する最大アドレスデータADXM
1/2とされた折り返しアドレスデータADXL以上とさ
れ、かつ、縦軸のアドレスデータADYが図示する最大
アドレスデータADYMの1/2とされた折り返しアドレ
スデータADYL以上とされている領域で示す範囲を、
領域として折り返すようにする。
【0028】すると、メモリマップ上のアドレス範囲
は、横軸のアドレスデータADXの範囲は不変である
が、縦軸のアドレスデータADYの範囲は折り返しアド
レスデータADYL以下の1/2とすることができる。従
って、縦軸のアドレスデータADYのビット数を半減す
ることができる。この場合のROMルックアップテーブ
ル306を構成するROMのアドレス領域は、図5に斜
線を付して示す長方形の領域とされ、当該ROMの記憶
容量を1/8とすることができると共に、縦軸のアドレ
スデータであるQ成分のアドレスデータのビット数を半
減することができるようになる。
【0029】このような、位相判定回路においては、横
軸のアドレスデータADXが折り返しアドレスデータA
XL以上、かつ、縦軸のアドレスデータADYが折り返
しアドレスデータADYL以上であることを検出する折り
返し検出手段を設け、折り返し検出手段により、この条
件が満たされたアドレスデータが検出された際に、横軸
のアドレスデータADXをその最上位ビット(MSB)
を除いて反転すると共に、縦軸のアドレスデータADY
をその最上位ビット(MSB)を除いて反転するように
すればよい。なお、最上位ビットを除くのは、最上位ビ
ットが符号(サイン)ビットであるからである。
【0030】なお、上記の説明においてはPSKとして
説明したが、本発明はPSKに適用することができるだ
けでなく、直交振幅変調方式(QAM)における位相判
定回路としても適用することができる。ただし、QAM
に適用する際にはROMルックアップテーブル306か
ら振幅の絶対値データも出力するようにし、振幅の絶対
値データと位相角データとから元のデータを復調するよ
うにする。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、象限数を8象限とした場合には、ルックアップテー
ブルの記憶容量を従来の1/8とすることができ、本発
明を復調IC内部に組み込むようにしても、そのチップ
面積を縮小することができることから、チップ単価を低
廉とすることができる。さらに、ROMルックアップテ
ーブルの領域の一部を折り返すようにすることにより、
アドレス本数を半減することができ、よりチップ面積を
縮小することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位相判定回路の実施の形態の構成例を
示すブロック図である。
【図2】QPSKの信号点配置と象限の関係を示す図で
ある。
【図3】本発明におけるROMルックアップテーブルの
メモリマップを示す図である。
【図4】本発明における位相データ補正部の補正内容を
示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の変形例の原理を説明する
ためのメモリマップを示す図である。
【図6】QPSKの信号点配置を示す図である。
【図7】従来のQPSK復調回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
201 入力信号 202 局部発振器 203 π/2移相器 204、205 ミキサ 206,207 LPF 208 I成分 209 Q成分 210,211 A/D変換器 301 象限判定部 304 アドレス変換部 306 ルックアップテーブル 308 移相角データ補正部 310 位相判定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のI成分とQ成分とから当該入
    力信号が属する象限を検出して、検出された象限を示す
    象限データを出力する象限判定手段と、 前記入力信号のI成分とQ成分とをアドレスデータとし
    て、基準位相に対する前記入力信号の位相角データを読
    み出すルックアップテーブルと、 前記アドレスデータを、前記象限データに応じて変換す
    るアドレス変換手段と、 前記ルックアップテーブルから読み出された前記位相角
    データを、前記象限データに応じて補正する位相角デー
    タ補正手段とを備え、 前記ルックアップテーブルには、前記象限判定手段にお
    いて判定される象限における基本単位象限に対応した位
    相角データのみが格納されており、前記基本単位象限に
    対応するアドレスデータとなるように前記アドレス変換
    手段によりアドレスデータが変換されると共に、前記ル
    ックアップテーブルから読み出された位相角データを、
    前記入力信号が属する象限の位相角データに対応するよ
    うに、前記位相角補正手段により補正するようにしたこ
    とを特徴とする位相判定回路。
  2. 【請求項2】 前記象限データは、8象限の内のいずれ
    かの象限に属するかを示している象限データとされてい
    ることを特徴とする請求項1記載の位相判定回路。
  3. 【請求項3】 前記入力信号が4相PSK変調された信
    号とされており、前記補正された位相角データから2ビ
    ットのデータを復調するようにされていることを特徴と
    する請求項1あるいは請求項2記載の位相判定回路。
JP9168920A 1997-06-25 1997-06-25 位相判定回路 Withdrawn JPH1117755A (ja)

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JP9168920A JPH1117755A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 位相判定回路
TW087109972A TW391112B (en) 1997-06-25 1998-06-22 Phase decision circuit
DE19828159A DE19828159B4 (de) 1997-06-25 1998-06-24 Phasenauswahlschaltung
US09/104,167 US6100755A (en) 1997-06-25 1998-06-25 Phase decision circuit

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