JPH11176572A - 有機エレクトロルミネッセント素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセント素子

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JPH11176572A
JPH11176572A JP9337260A JP33726097A JPH11176572A JP H11176572 A JPH11176572 A JP H11176572A JP 9337260 A JP9337260 A JP 9337260A JP 33726097 A JP33726097 A JP 33726097A JP H11176572 A JPH11176572 A JP H11176572A
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敏泰 鈴木
Taizo Tanaka
泰三 田中
Tatsu Azumaguchi
東口  達
Atsushi Oda
小田  敦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度で、色純度が高い赤色発光有機EL素
子を提供する。 【解決手段】 有機EL素子の発光層の構成材料とし
て、一般式(1)(式中、R1〜R6はそれぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは
無置換のアミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは
無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル
基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若し
くは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香
族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、
置換若しくは無置換のアラルキル基、置換若しくは無置
換のアリールオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキ
シカルボニル基、カルボキシル基を表す。)で示される
5−シアノピロメテン−BF2錯体と通常の発光材料と
を混合して用いる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面光源や表示素
子に利用される赤色発光有機エレクトロルミネッセント
素子(以下、有機エレクトロルミネッセント素子を単に
「有機EL素子」と呼ぶ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセント素子は、自発
光型の平面型表示素子としての用途が有望視されてい
る。エレクトロルミネッセント素子の中でも有機物質を
用いた有機EL素子は、無機EL素子とは異なり、交流
駆動かつ高電圧が必要といった制約がなく、また、有機
化合物の多様性により、多色化が容易であると考えられ
ることから、フルカラーディスプレーなどへの応用が期
待され、盛んに開発が行われている。
【0003】有機EL素子をフルカラーディスプレーに
適用する場合、3原色である赤色、緑色、青色の3色の
発光を得る必要がある。緑色発光は非常に多くの例が報
告されており、例えば、緑色素子としては、8−キノリ
ノールのアルミニウム錯体を用いた素子(アプライド・
フィジックス・レターズ(Applied Physics Letter
s)、51巻、913頁、1987年参照)、ジアリー
ルアミン誘導体を用いた素子(特開平8−53397号
公報参照)などが報告されている。
【0004】青色発光素子も、スチルベン系化合物を用
いた素子(特開平5−295359号公報参照)、トリ
アリールアミン誘導体を用いた素子(特開平7−539
55号公報参照)、テトラアリールジアミン誘導体を用
いた素子(特開平8−48656号公報参照)、スチリ
ル化ビフェニル化合物を用いた素子(特開平6−132
080号公報参照)など、数多くの報告例がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤色発
光の得られる有機EL素子については、特開平3−15
2897号公報では、青色発光を蛍光色素層において波
長変換することにより赤色発光を得ており、特開平7−
166159号公報や、特開平7−272854号公
報、特開平7−288184号公報、特開平8−286
033号公報では、緑色や青色の発光が得られる発光層
に赤色蛍光色素をドーピングすることにより赤色発光を
得ているが、いずれも輝度、色純度の面で十分とは言え
ない。
【0006】また、特開平9−208946号公報で
は、ピロメテン−BF2 錯体を発光層に用いた有機EL
素子を開示しているが、ホスト分子の青緑色発光を伴う
ため白色光発光となり、結果的に赤色発光は得られてい
ない。また、ここで使われているピロメテン−BF2
体は5位にシアノ基を含まないため、長波長シフトが十
分でなく、単体では黄色−オレンジ色発光となる。
【0007】以上のように、赤色発光が得られる有機E
L素子は、現在まで、実用上十分な性能を持ったものが
得られていない。
【0008】そこで本発明は、この点に鑑みてなされた
ものであり、発光輝度が大きく、色純度、使用時の安定
性に優れた赤色発光有機EL素子を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、発光輝度
が大きく、色純度、使用時の安定性に優れた赤色発光有
機EL素子の構成を見い出すべく実験及び研究を重ねた
結果、特定の5−シアノピロメテン−BF2 錯体を有機
EL素子に用いることにより、これらの要件を満たした
赤色発光有機EL素子が得られることを見出し、本発明
に至った。
【0010】また、前記5−シアノピロメテン−BF2
錯体を、特定の芳香族炭化水素あるいは芳香族複素環を
置換基にもつ芳香族アミン化合物、芳香族ジアミン化合
物または芳香族トリアミン化合物と混合して用いた場合
に、特に優れた特性を有する赤色発光有機EL素子が得
られることを見い出し、本発明に至った。
【0011】また、前記5−シアノピロメテン−BF2
錯体を特定のオキシム金属錯体材料と混合して用いた場
合に、特に優れた特性を有する赤色発光有機EL素子が
得られることを見出し、本発明に至った。
【0012】第1の発明は、陰極と、陽極と、これらの
陰極と陽極との間に発光層を含む少なくとも一層の有機
薄膜層とを有する有機エレクトロルミネッセント素子に
おいて、前記有機薄膜層の少なくとも一層が、一般式
(1):
【0013】
【化7】 (式中、R1 〜R6 は、それぞれ独立に水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のアミ
ノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
キル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若し
くは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の
アルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基を表す。R1 〜R6 は、それらの
うちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で示さ
れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体を含有すること
を特徴とする有機エレクトロルミネッセント素子に関す
る。
【0014】第2の発明は、前記発光層が、前記一般式
(1)で示される5−シアノピロメテン−BF2 錯体
と、一般式(2):
【0015】
【化8】 (式中、Ar1 〜Ar3 は、それぞれ独立に置換若しく
は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
香族複素環基を表す。Ar1 〜Ar3 が持つ置換基は、
それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
い。)で表される芳香族アミン化合物との混合物を含ん
で構成されることを特徴とする第1の発明の有機エレク
トロルミネッセンス素子に関する。
【0016】第3の発明は、前記発光層が、前記一般式
(1)で示される5−シアノピロメテン−BF2 錯体
と、一般式(3):
【0017】
【化9】 (式中、Ar1 〜Ar4 は、それぞれ独立に置換若しく
は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
香族複素環基を表す。Yは置換若しくは無置換のアリー
レン基を表す。Ar1 〜Ar4 が持つ置換基は、それら
のうちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で表
される芳香族ジアミン化合物との混合物を含んで構成さ
れることを特徴とする第1の発明の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子に関する。
【0018】第4の発明は、前記発光層が、前記一般式
(1)で示される5−シアノピロメテン−BF2 錯体
と、一般式(4):
【0019】
【化10】 (式中、Ar1 〜Ar6 は、それぞれ独立に置換若しく
は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
香族複素環基を表す。Zは3価の置換若しくは無置換の
芳香族炭化水素基、または置換若しくは無置換の芳香族
複素環基を表す。Ar1 〜Ar6 が持つ置換基は、それ
らのうちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で
表される芳香族トリアミン化合物との混合物により構成
されることを特徴とする第1の発明の有機エレクトロル
ミネッセンス素子に関する。
【0020】第5の発明は、前記発光層が、前記一般式
(1)で示される5−シアノピロメテン−BF2 錯体
と、一般式(5):
【0021】
【化11】 (式中、R7 〜R12 は、それぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基を表す。R7 〜R12が持つ置換基
は、それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
い。L1 は置換若しくは無置換のアルキル基、置換若し
くは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシク
ロアルキル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基を表す。nは1乃至3の範囲の
任意の整数であり、mは0乃至2の範囲の任意の整数で
ある。Mは(n+m)価の金属イオンを表す。)で表さ
れるオキシム金属錯体化合物との混合物を含んで構成さ
れることを特徴とする第1の発明の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子に関する。
【0022】第6の発明は、前記発光層が、前記一般式
(1)で示される5−シアノピロメテン−BF2 錯体
と、一般式(6):
【0023】
【化12】 (式中、R13〜R24は、それぞれ独立に水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のアミ
ノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
キル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若し
くは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の
アルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基を表す。R13〜R24が持つ置換基
は、それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
い。L2 は置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若
しくは無置換のアルケニレン基、置換若しくは無置換の
シクロアルキレン基、置換若しくは無置換のアリーレン
基、置換若しくは無置換のアラルキレン基を表す。lは
0又は1の整数である。sは1又は2の整数である。M
は(s+l)価の金属イオンを表す。)で表されるオキ
シム金属錯体化合物との混合物を含んで構成されること
を特徴とする第1の発明の有機エレクトロルミネッセン
ス素子に関する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る有機EL素子に用い
られる5−シアノピロメテン−BF2 錯体は、一般式
(1)で表される構造を有する化合物である。一般式
(1)において、R 1 〜R6 は、それぞれ独立に水素原
子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置
換のアミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置
換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、
置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは
無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭
化水素基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換
若しくは無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換の
アリールオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカ
ルボニル基、カルボキシル基を表す。
【0025】本発明に係る有機EL素子に用いられる芳
香族アミン化合物、芳香族ジアミン化合物、芳香族トリ
アミン化合物は、それぞれ一般式(2)、(3)、
(4)で表される構造を有する化合物である。
【0026】一般式(2)、(3)、(4)において、
Ar1 〜Ar6 は、それぞれ独立に置換若しくは無置換
の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳香族複素
環基を表す。Yは、置換若しくは無置換のアリーレン基
を表し、Zは、3価の置換若しくは無置換の芳香族炭化
水素基、または置換若しくは無置換の芳香族複素環基を
表す。
【0027】本発明に係る有機EL素子に用いられるオ
キシム金属錯体材料は、一般式(5)及び(6)で表さ
れる構造を有する化合物である。
【0028】一般式(5)及び(6)において、R7
24は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ヒド
ロキシル基、置換若しくは無置換のアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換
若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換の
シクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基、置換若し
くは無置換の芳香族複素環基、置換若しくは無置換のア
ラルキル基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、
置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、カルボ
キシル基を表す。L 1 は、置換若しくは無置換のアルキ
ル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しく
は無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の芳
香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳香族複素環
基、置換若しくは無置換のアラルキル基を表す。L2
は、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは
無置換のアルケニレン基、置換若しくは無置換のシクロ
アルキレン基、置換若しくは無置換の2価の芳香族炭化
水素基、置換若しくは無置換の2価の芳香族複素環基、
置換若しくは無置換のアラルキレン基を表す。nは1〜
3の整数であり、mは0〜2で表される整数である。l
は0又は1の整数である。sは1又は2の整数である。
Mは、一般式(5)において(n+m)価の金属イオ
ン、一般式(6)において(s+l)価の金属イオンを
表す。
【0029】上記一般式中のハロゲン原子としては、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
【0030】置換若しくは無置換のアミノ基は−NX1
2 と表され、X1 、X2 としてはそれぞれ独立に、水
素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘ
プチル基、n−オクチル基、ヒドロキシメチル基、1−
ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒ
ドロキシイソブチル基、1,2−ジヒドロキシエチル
基、1,3−ジヒドロキシイソプロピル基、2,3−ジ
ヒドロキシ−t−ブチル基、1,2,3−トリヒドロキ
シプロピル基、クロロメチル基、1−クロロエチル基、
2−クロロエチル基、2−クロロイソブチル基、1,2
−ジクロロエチル基、1,3−ジクロロイソプロピル
基、2,3−ジクロロ−t−ブチル基、1,2,3−ト
リクロロプロピル基、ブロモメチル基、1−ブロモエチ
ル基、2−ブロモエチル基、2−ブロモイソブチル基、
1,2−ジブロモエチル基、1,3−ジブロモイソプロ
ピル基、2,3−ジブロモt−ブチル基、1,2,3−
トリブロモプロピル基、ヨードメチル基、1−ヨードエ
チル基、2−ヨードエチル基、2−ヨードイソブチル
基、1,2−ジヨードエチル基、1,3−ジヨードイソ
プロピル基、2,3−ジヨードt−ブチル基、1,2,
3−トリヨードプロピル基、アミノメチル基、1−アミ
ノエチル基、2−アミノエチル基、2−アミノイソブチ
ル基、1,2−ジアミノエチル基、1,3−ジアミノイ
ソプロピル基、2,3−ジアミノt−ブチル基、1,
2,3−トリアミノプロピル基、シアノメチル基、1−
シアノエチル基、2−シアノエチル基、2−シアノイソ
ブチル基、1,2−ジシアノエチル基、1,3−ジシア
ノイソプロピル基、2,3−ジシアノt−ブチル基、
1,2,3−トリシアノプロピル基、ニトロメチル基、
1−ニトロエチル基、2−ニトロエチル基、2−ニトロ
イソブチル基、1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジ
ニトロイソプロピル基、2,3−ジニトロt−ブチル
基、1,2,3−トリニトロプロピル基、フェニル基、
1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、
2−アントリル基、9−アントリル基、1−フェナント
リル基、2−フェナントリル基、3−フェナントリル
基、4−フェナントリル基、9−フェナントリル基、1
−ナフタセニル基、2−ナフタセニル基、9−ナフタセ
ニル基、4−スチリルフェニル基、1−ピレニル基、2
−ピレニル基、4−ピレニル基、2−ビフェニルイル
基、3−ビフェニルイル基、4−ビフェニルイル基、p
−ターフェニル−4−イル基、p−ターフェニル−3−
イル基、p−ターフェニル−2−イル基、m−ターフェ
ニル−4−イル基、m−ターフェニル−3−イル基、m
−ターフェニル−2−イル基、o−トリル基、m−トリ
ル基、p−トリル基、p−t−ブチルフェニル基、p−
(2−フェニルプロピル)フェニル基、3-メチル−2
−ナフチル基、4−メチル−1−ナフチル基、4−メチ
ル−1−アントリル基、4' −メチルビフェニルイル
基、4''−t−ブチル−p−ターフェニル−4−イル
基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、ピラジニル基、
2−ピリジニル基、3−ピリジニル基、4−ピリジニル
基、2−インドリル基、3−インドリル基、4−インド
リル基、5−インドリル基、6−インドリル基、7−イ
ンドリル基、1−イソインドリル基、3−イソインドリ
ル基、4−イソインドリル基、5−イソインドリル基、
6−イソインドリル基、7−イソインドリル基、2−フ
リル基、3−フリル基、2−ベンゾフラニル基、3−ベ
ンゾフラニル基、4−ベンゾフラニル基、5−ベンゾフ
ラニル基、6−ベンゾフラニル基、7−ベンゾフラニル
基、1−イソベンゾフラニル基、3−イソベンゾフラニ
ル基、4−イソベンゾフラニル基、5−イソベンゾフラ
ニル基、6−イソベンゾフラニル基、7−イソベンゾフ
ラニル基、2−キノリル基、3−キノリル基、4−キノ
リル基、5−キノリル基、6−キノリル基、7−キノリ
ル基、8−キノリル基、1−イソキノリル基、3−イソ
キノリル基、4−イソキノリル基、5−イソキノリル
基、6−イソキノリル基、7−イソキノリル基、8−イ
ソキノリル基、2−キノキサリニル基、5−キノキサリ
ニル基、6−キノキサリニル基、1−カルバゾリル基、
2−カルバゾリル基、3−カルバゾリル基、4−カルバ
ゾリル基、1−フェナンスリジニル基、2−フェナンス
リジニル基、3−フェナンスリジニル基、4−フェナン
スリジニル基、6−フェナンスリジニル基、7−フェナ
ンスリジニル基、8−フェナンスリジニル基、9−フェ
ナンスリジニル基、10−フェナンスリジニル基、1−
アクリジニル基、2−アクリジニル基、3−アクリジニ
ル基、4−アクリジニル基、9−アクリジニル基、1,
7−フェナンスロリン−2−イル基、1,7−フェナン
スロリン−3−イル基、1,7−フェナンスロリン−4
−イル基、1,7−フェナンスロリン−5−イル基、
1,7−フェナンスロリン−6−イル基、1,7−フェ
ナンスロリン−8−イル基、1,7−フェナンスロリン
−9−イル基、1,7−フェナンスロリン−10−イル
基、1,8−フェナンスロリン−2−イル基、1,8−
フェナンスロリン−3−イル基、1,8−フェナンスロ
リン−4−イル基、1,8−フェナンスロリン−5−イ
ル基、1,8−フェナンスロリン−6−イル基、1,8
−フェナンスロリン−7−イル基、1,8−フェナンス
ロリン−9−イル基、1,8−フェナンスロリン−10
−イル基、1,9−フェナンスロリン−2−イル基、
1,9−フェナンスロリン−3−イル基、1,9−フェ
ナンスロリン−4−イル基、1,9−フェナンスロリン
−5−イル基、1,9−フェナンスロリン−6−イル
基、1,9−フェナンスロリン−7−イル基、1,9−
フェナンスロリン−8−イル基、1,9−フェナンスロ
リン−10−イル基、1,10−フェナンスロリン−2
−イル基、1,10−フェナンスロリン−3−イル基、
1,10−フェナンスロリン−4−イル基、1,10−
フェナンスロリン−5−イル基、2,9−フェナンスロ
リン−1−イル基、2,9−フェナンスロリン−3−イ
ル基、2,9−フェナンスロリン−4−イル基、2,9
−フェナンスロリン−5−イル基、2,9−フェナンス
ロリン−6−イル基、2,9−フェナンスロリン−7−
イル基、2,9−フェナンスロリン−8−イル基、2,
9−フェナンスロリン−10−イル基、2,8−フェナ
ンスロリン−1−イル基、2,8−フェナンスロリン−
3−イル基、2,8−フェナンスロリン−4−イル基、
2,8−フェナンスロリン−5−イル基、2,8−フェ
ナンスロリン−6−イル基、2,8−フェナンスロリン
−7−イル基、2,8−フェナンスロリン−9−イル
基、2,8−フェナンスロリン−10−イル基、2,7
−フェナンスロリン−1−イル基、2,7−フェナンス
ロリン−3−イル基、2,7−フェナンスロリン−4−
イル基、2,7−フェナンスロリン−5−イル基、2,
7−フェナンスロリン−6−イル基、2,7−フェナン
スロリン−8−イル基、2,7−フェナンスロリン−9
−イル基、2,7−フェナンスロリン−10−イル基、
1−フェナジニル基、2−フェナジニル基、1−フェノ
チアジニル基、2−フェノチアジニル基、3−フェノチ
アジニル基、4−フェノチアジニル基、1−フェノキサ
ジニル基、2−フェノキサジニル基、3−フェノキサジ
ニル基、4−フェノキサジニル基、2−オキサゾリル
基、4−オキサゾリル基、5−オキサゾリル基、2−オ
キサジアゾリル基、5−オキサジアゾリル基、3−フラ
ザニル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−メチ
ルピロール−1−イル基、2−メチルピロール−3−イ
ル基、2−メチルピロール−4−イル基、2−メチルピ
ロール−5−イル基、3−メチルピロール−1−イル
基、3−メチルピロール−2−イル基、3−メチルピロ
ール−4−イル基、3−メチルピロール−5−イル基、
2−t−ブチルピロール−4−イル基、3−(2−フェ
ニルプロピル)ピロール−1−イル基、2−メチル−1
−インドリル基、4−メチル−1−インドリル基、2−
メチル−3−インドリル基、4−メチル−3−インドリ
ル基、2−t−ブチル1−インドリル基、4−t−ブチ
ル1−インドリル基、2−t−ブチル3−インドリル
基、4−t−ブチル3−インドリル基等が挙げられる。
【0031】置換若しくは無置換のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプ
チル基、n−オクチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒ
ドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒド
ロキシイソブチル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、
1,3−ジヒドロキシイソプロピル基、2,3−ジヒド
ロキシ−t−ブチル基、1,2,3−トリヒドロキシプ
ロピル基、クロロメチル基、1−クロロエチル基、2−
クロロエチル基、2−クロロイソブチル基、1,2−ジ
クロロエチル基、1,3−ジクロロイソプロピル基、
2,3−ジクロロ−t−ブチル基、1,2,3−トリク
ロロプロピル基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル
基、2−ブロモエチル基、2−ブロモイソブチル基、
1,2−ジブロモエチル基、1,3−ジブロモイソプロ
ピル基、2,3−ジブロモt−ブチル基、1,2,3−
トリブロモプロピル基、ヨードメチル基、1−ヨードエ
チル基、2−ヨードエチル基、2−ヨードイソブチル
基、1,2−ジヨードエチル基、1,3−ジヨードイソ
プロピル基、2,3−ジヨードt−ブチル基、1,2,
3−トリヨードプロピル基、アミノメチル基、1−アミ
ノエチル基、2−アミノエチル基、2−アミノイソブチ
ル基、1,2−ジアミノエチル基、1,3−ジアミノイ
ソプロピル基、2,3−ジアミノt−ブチル基、1,
2,3−トリアミノプロピル基、シアノメチル基、1−
シアノエチル基、2−シアノエチル基、2−シアノイソ
ブチル基、1,2−ジシアノエチル基、1,3−ジシア
ノイソプロピル基、2,3−ジシアノt−ブチル基、
1,2,3−トリシアノプロピル基、ニトロメチル基、
1−ニトロエチル基、2−ニトロエチル基、2−ニトロ
イソブチル基、1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジ
ニトロイソプロピル基、2,3−ジニトロt−ブチル
基、1,2,3−トリニトロプロピル基等が挙げられ
る。
【0032】置換若しくは無置換のアルケニル基として
は、ビニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、1
−メチルビニル基、スチリル基、2,2−ジフェニルビ
ニル基、1,2−ジフェニルビニル基、1−メチルアリ
ル基、1,1−ジメチルアリル基、2−メチルアリル
基、1−フェニルアリル基、2−フェニルアリル基、3
−フェニルアリル基、3,3−ジフェニルアリル基、
1,2−ジメチルアリル基、1−フェニル−1−ブテニ
ル基、3−フェニル−1−ブテニル基等が挙げられる。
【0033】置換若しくは無置換のシクロアルキル基と
しては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシ
ル基等が挙げられる。
【0034】置換若しくは無置換のアルコキシ基は、−
OY1 で表される基であり、Y1 としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、s−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシイソブチ
ル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、1,3−ジヒド
ロキシイソプロピル基、2,3−ジヒドロキシ−t−ブ
チル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、クロ
ロメチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル
基、2−クロロイソブチル基、1,2−ジクロロエチル
基、1,3−ジクロロイソプロピル基、2,3−ジクロ
ロ−t−ブチル基、1,2,3−トリクロロプロピル
基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモ
エチル基、2−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモ
エチル基、1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3−
ジブロモt−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロピ
ル基、ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨー
ドエチル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨー
ドエチル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3
−ジヨードt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロ
ピル基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−ア
ミノエチル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジア
ミノエチル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,
3−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプ
ロピル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−
シアノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジ
シアノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル基、
2,3−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリシア
ノプロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、
2−ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル基、1,2
−ジニトロエチル基、1,3−ジニトロイソプロピル
基、2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,3−トリ
ニトロプロピル基等が挙げられる。
【0035】置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基の
例としては、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチ
ル基、1−アントリル基、2−アントリル基、9−アン
トリル基、1−フェナントリル基、2−フェナントリル
基、3−フェナントリル基、4−フェナントリル基、9
−フェナントリル基、1−ナフタセニル基、2−ナフタ
セニル基、9−ナフタセニル基、1−ピレニル基、2−
ピレニル基、4−ピレニル基、2−ビフェニルイル基、
3−ビフェニルイル基、4−ビフェニルイル基、p−タ
ーフェニル−4−イル基、p−ターフェニル−3−イル
基、p−ターフェニル−2−イル基、m−ターフェニル
−4−イル基、m−ターフェニル−3−イル基、m−タ
ーフェニル−2−イル基、o−トリル基、m−トリル
基、p−トリル基、p−t−ブチルフェニル基、p−
(2−フェニルプロピル)フェニル基、3−メチル−2
−ナフチル基、4−メチル−1−ナフチル基、4−メチ
ル−1−アントリル基、4'−メチルビフェニルイル
基、4''−t−ブチル−p−ターフェニル−4−イル基
等が挙げられる。
【0036】置換若しくは無置換の芳香族複素環基とし
ては、1−ピロリル基、2−ピロリル基、3−ピロリル
基、ピラジニル基、2−ピリジニル基、3−ピリジニル
基、4−ピリジニル基、1−インドリル基、2−インド
リル基、3−インドリル基、4−インドリル基、5−イ
ンドリル基、6−インドリル基、7−インドリル基、1
−イソインドリル基、2−イソインドリル基、3−イソ
インドリル基、4−イソインドリル基、5−イソインド
リル基、6−イソインドリル基、7−イソインドリル
基、2−フリル基、3−フリル基、2−ベンゾフラニル
基、3−ベンゾフラニル基、4−ベンゾフラニル基、5
−ベンゾフラニル基、6−ベンゾフラニル基、7−ベン
ゾフラニル基、1−イソベンゾフラニル基、3−イソベ
ンゾフラニル基、4−イソベンゾフラニル基、5−イソ
ベンゾフラニル基、6−イソベンゾフラニル基、7−イ
ソベンゾフラニル基、2−キノリル基、3−キノリル
基、4−キノリル基、5−キノリル基、6−キノリル
基、7−キノリル基、8−キノリル基、1−イソキノリ
ル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリル基、5−
イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−イソキノリ
ル基、8−イソキノリル基、2−キノキサリニル基、5
−キノキサリニル基、6−キノキサリニル基、1−カル
バゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カルバゾリル
基、4−カルバゾリル基、9−カルバゾリル基、1−フ
ェナンスリジニル基、2−フェナンスリジニル基、3−
フェナンスリジニル基、4−フェナンスリジニル基、6
−フェナンスリジニル基、7−フェナンスリジニル基、
8−フェナンスリジニル基、9−フェナンスリジニル
基、10−フェナンスリジニル基、1−アクリジニル
基、2−アクリジニル基、3−アクリジニル基、4−ア
クリジニル基、9−アクリジニル基、1,7−フェナン
スロリン−2−イル基、1,7−フェナンスロリン−3
−イル基、1,7−フェナンスロリン−4−イル基、
1,7−フェナンスロリン−5−イル基、1,7−フェ
ナンスロリン−6−イル基、1,7−フェナンスロリン
−8−イル基、1,7−フェナンスロリン−9−イル
基、1,7−フェナンスロリン−10−イル基、1,8
−フェナンスロリン−2−イル基、1,8−フェナンス
ロリン−3−イル基、1,8−フェナンスロリン−4−
イル基、1,8−フェナンスロリン−5−イル基、1,
8−フェナンスロリン−6−イル基、1,8−フェナン
スロリン−7−イル基、1,8−フェナンスロリン−9
−イル基、1,8−フェナンスロリン−10−イル基、
1,9−フェナンスロリン−2−イル基、1,9−フェ
ナンスロリン−3−イル基、1,9−フェナンスロリン
−4−イル基、1,9−フェナンスロリン−5−イル
基、1,9−フェナンスロリン−6−イル基、1,9−
フェナンスロリン−7−イル基、1,9−フェナンスロ
リン−8−イル基、1,9−フェナンスロリン−10−
イル基、1,10−フェナンスロリン−2−イル基、
1,10−フェナンスロリン−3−イル基、1,10−
フェナンスロリン−4−イル基、1,10−フェナンス
ロリン−5−イル基、2,9−フェナンスロリン−1−
イル基、2,9−フェナンスロリン−3−イル基、2,
9−フェナンスロリン−4−イル基、2,9−フェナン
スロリン−5−イル基、2,9−フェナンスロリン−6
−イル基、2,9−フェナンスロリン−7−イル基、
2,9−フェナンスロリン−8−イル基、2,9−フェ
ナンスロリン−10−イル基、2,8−フェナンスロリ
ン−1−イル基、2,8−フェナンスロリン−3−イル
基、2,8−フェナンスロリン−4−イル基、2,8−
フェナンスロリン−5−イル基、2,8−フェナンスロ
リン−6−イル基、2,8−フェナンスロリン−7−イ
ル基、2,8−フェナンスロリン−9−イル基、2,8
−フェナンスロリン−10−イル基、2,7−フェナン
スロリン−1−イル基、2,7−フェナンスロリン−3
−イル基、2,7−フェナンスロリン−4−イル基、
2,7−フェナンスロリン−5−イル基、2,7−フェ
ナンスロリン−6−イル基、2,7−フェナンスロリン
−8−イル基、2,7−フェナンスロリン−9−イル
基、2,7−フェナンスロリン−10−イル基、1−フ
ェナジニル基、2−フェナジニル基、1−フェノチアジ
ニル基、2−フェノチアジニル基、3−フェノチアジニ
ル基、4−フェノチアジニル基、10−フェノチアジニ
ル基、1−フェノキサジニル基、2−フェノキサジニル
基、3−フェノキサジニル基、4−フェノキサジニル
基、10−フェノキサジニル基、2−オキサゾリル基、
4−オキサゾリル基、5−オキサゾリル基、2−オキサ
ジアゾリル基、5−オキサジアゾリル基、3−フラザニ
ル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−メチルピ
ロール−1−イル基、2−メチルピロール−3−イル
基、2−メチルピロール−4−イル基、2−メチルピロ
ール−5−イル基、3−メチルピロール−1−イル基、
3−メチルピロール−2−イル基、3−メチルピロール
−4−イル基、3−メチルピロール−5−イル基、2−
t−ブチルピロール−4−イル基、3−(2−フェニル
プロピル)ピロール−1−イル基、2−メチル−1−イ
ンドリル基、4−メチル−1−インドリル基、2−メチ
ル−3−インドリル基、4−メチル−3−インドリル
基、2−t−ブチル1−インドリル基、4−t−ブチル
1−インドリル基、2−t−ブチル3−インドリル基、
4−t−ブチル3−インドリル基等が挙げられる。
【0037】置換若しくは無置換のアラルキル基として
は、ベンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニル
エチル基、1−フェニルイソプロピル基、2−フェニル
イソプロピル基、フェニル−t−ブチル基、α−ナフチ
ルメチル基、1−α−ナフチルエチル基、2−α−ナフ
チルエチル基、1−α−ナフチルイソプロピル基、2−
α−ナフチルイソプロピル基、β−ナフチルメチル基、
1−β−ナフチルエチル基、2−β−ナフチルエチル
基、1−β−ナフチルイソプロピル基、2−β−ナフチ
ルイソプロピル基、1−ピロリルメチル基、2−(1−
ピロリル)エチル基、p−メチルベンジル基、m−メチ
ルベンジル基、o−メチルベンジル基、p−クロロベン
ジル基、m−クロロベンジル基、o−クロロベンジル
基、 p−ブロモベンジル基、m−ブロモベンジル基、
o−ブロモベンジル基、 p−ヨードベンジル基、m−
ヨードベンジル基、o−ヨードベンジル基、p−ヒドロ
キシベンジル基、m−ヒドロキシベンジル基、o−ヒド
ロキシベンジル基、 p−アミノベンジル基、m−アミ
ノベンジル基、o−アミノベンジル基、 p−ニトロベ
ンジル基、m−ニトロベンジル基、o−ニトロベンジル
基、 p−シアノベンジル基、m−シアノベンジル基、
o−シアノベンジル基、1−ヒドロキシ−2−フェニル
イソプロピル基、1−クロロ−2−フェニルイソプロピ
ル基等が挙げられる。
【0038】置換若しくは無置換のアリールオキシ基
は、−OZ1 と表され、Z1 としては、フェニル基、1
−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、2
−アントリル基、9−アントリル基、1−フェナントリ
ル基、2−フェナントリル基、3−フェナントリル基、
4−フェナントリル基、9−フェナントリル基、1−ナ
フタセニル基、2−ナフタセニル基、9−ナフタセニル
基、1−ピレニル基、2−ピレニル基、4−ピレニル
基、2−ビフェニルイル基、3−ビフェニルイル基、4
−ビフェニルイル基、p−ターフェニル−4−イル基、
p−ターフェニル−3−イル基、p−ターフェニル−2
−イル基、m−ターフェニル−4−イル基、m−ターフ
ェニル−3−イル基、m−ターフェニル−2−イル基、
o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、p−t−
ブチルフェニル基、p−(2−フェニルプロピル)フェ
ニル基、3−メチル−2−ナフチル基、4−メチル−1
−ナフチル基、4−メチル−1−アントリル基、4'−
メチルビフェニルイル基、4''−t−ブチル−p−ター
フェニル−4−イル基、2−ピロリル基、3−ピロリル
基、ピラジニル基、2−ピリジニル基、3−ピリジニル
基、4−ピリジニル基、2−インドリル基、3−インド
リル基、4−インドリル基、5−インドリル基、6−イ
ンドリル基、7−インドリル基、1−イソインドリル
基、3−イソインドリル基、4−イソインドリル基、5
−イソインドリル基、6−イソインドリル基、7−イソ
インドリル基、2−フリル基、3−フリル基、2−ベン
ゾフラニル基、3−ベンゾフラニル基、4−ベンゾフラ
ニル基、5−ベンゾフラニル基、6−ベンゾフラニル
基、7−ベンゾフラニル基、1−イソベンゾフラニル
基、3−イソベンゾフラニル基、4−イソベンゾフラニ
ル基、5−イソベンゾフラニル基、6−イソベンゾフラ
ニル基、7−イソベンゾフラニル基、2−キノリル基、
3−キノリル基、4−キノリル基、5−キノリル基、6
−キノリル基、7−キノリル基、8−キノリル基、1−
イソキノリル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリ
ル基、5−イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−
イソキノリル基、8−イソキノリル基、2−キノキサリ
ニル基、5−キノキサリニル基、6−キノキサリニル
基、1−カルバゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カ
ルバゾリル基、4−カルバゾリル基、1−フェナンスリ
ジニル基、2−フェナンスリジニル基、3−フェナンス
リジニル基、4−フェナンスリジニル基、6−フェナン
スリジニル基、7−フェナンスリジニル基、8−フェナ
ンスリジニル基、9−フェナンスリジニル基、10−フ
ェナンスリジニル基、1−アクリジニル基、2−アクリ
ジニル基、3−アクリジニル基、4−アクリジニル基、
9−アクリジニル基、1,7−フェナンスロリン−2−
イル基、1,7−フェナンスロリン−3−イル基、1,
7−フェナンスロリン−4−イル基、1,7−フェナン
スロリン−5−イル基、1,7−フェナンスロリン−6
−イル基、1,7−フェナンスロリン−8−イル基、
1,7−フェナンスロリン−9−イル基、1,7−フェ
ナンスロリン−10−イル基、1,8−フェナンスロリ
ン−2−イル基、1,8−フェナンスロリン−3−イル
基、1,8−フェナンスロリン−4−イル基、1,8−
フェナンスロリン−5−イル基、1,8−フェナンスロ
リン−6−イル基、1,8−フェナンスロリン−7−イ
ル基、1,8−フェナンスロリン−9−イル基、1,8
−フェナンスロリン−10−イル基、1,9−フェナン
スロリン−2−イル基、1,9−フェナンスロリン−3
−イル基、1,9−フェナンスロリン−4−イル基、
1,9−フェナンスロリン−5−イル基、1,9−フェ
ナンスロリン−6−イル基、1,9−フェナンスロリン
−7−イル基、1,9−フェナンスロリン−8−イル
基、1,9−フェナンスロリン−10−イル基、1,1
0−フェナンスロリン−2−イル基、1,10−フェナ
ンスロリン−3−イル基、1,10−フェナンスロリン
−4−イル基、1,10−フェナンスロリン−5−イル
基、2,9−フェナンスロリン−1−イル基、2,9−
フェナンスロリン−3−イル基、2,9−フェナンスロ
リン−4−イル基、2,9−フェナンスロリン−5−イ
ル基、2,9−フェナンスロリン−6−イル基、2,9
−フェナンスロリン−7−イル基、2,9−フェナンス
ロリン−8−イル基、2,9−フェナンスロリン−10
−イル基、2,8−フェナンスロリン−1−イル基、
2,8−フェナンスロリン−3−イル基、2,8−フェ
ナンスロリン−4−イル基、2,8−フェナンスロリン
−5−イル基、2,8−フェナンスロリン−6−イル
基、2,8−フェナンスロリン−7−イル基、2,8−
フェナンスロリン−9−イル基、2,8−フェナンスロ
リン−10−イル基、2,7−フェナンスロリン−1−
イル基、2,7−フェナンスロリン−3−イル基、2,
7−フェナンスロリン−4−イル基、2,7−フェナン
スロリン−5−イル基、2,7−フェナンスロリン−6
−イル基、2,7−フェナンスロリン−8−イル基、
2,7−フェナンスロリン−9−イル基、2,7−フェ
ナンスロリン−10−イル基、1−フェナジニル基、2
−フェナジニル基、1−フェノチアジニル基、2−フェ
ノチアジニル基、3−フェノチアジニル基、4−フェノ
チアジニル基、1−フェノキサジニル基、2−フェノキ
サジニル基、3−フェノキサジニル基、4−フェノキサ
ジニル基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、
5−オキサゾリル基、2−オキサジアゾリル基、5−オ
キサジアゾリル基、3−フラザニル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、2−メチルピロール−1−イル
基、2−メチルピロール−3−イル基、2−メチルピロ
ール−4−イル基、2−メチルピロール−5−イル基、
3−メチルピロール−1−イル基、3−メチルピロール
−2−イル基、3−メチルピロール−4−イル基、3−
メチルピロール−5−イル基、2−t−ブチルピロール
−4−イル基、3−(2−フェニルプロピル)ピロール
−1−イル基、2−メチル−1−インドリル基、4−メ
チル−1−インドリル基、2−メチル−3−インドリル
基、4−メチル−3−インドリル基、2−t−ブチル1
−インドリル基、4−t−ブチル1−インドリル基、2
−t−ブチル3−インドリル基、4−t−ブチル3−イ
ンドリル基等が挙げられる。
【0039】置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基は、−COOY2 と表され、Y 2 としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、s−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−
オクチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシイソブ
チル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、1,3−ジヒ
ドロキシイソプロピル基、2,3−ジヒドロキシ−t−
ブチル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、ク
ロロメチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル
基、2−クロロイソブチル基、1,2−ジクロロエチル
基、1,3−ジクロロイソプロピル基、2,3−ジクロ
ロ−t−ブチル基、1,2,3−トリクロロプロピル
基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモ
エチル基、2−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモ
エチル基、1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3−
ジブロモt−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロピ
ル基、ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨー
ドエチル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨー
ドエチル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3
−ジヨードt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロ
ピル基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−ア
ミノエチル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジア
ミノエチル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,
3−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプ
ロピル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−
シアノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジ
シアノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル基、
2,3−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリシア
ノプロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、
2−ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル基、1,2
−ジニトロエチル基、1,3−ジニトロイソプロピル
基、2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,3−トリ
ニトロプロピル基等が挙げられる。
【0040】置換若しくは無置換のアリーレン基として
は、置換または無置換のベンゼン、ナフタレン、アント
ラセン、フェナントレン、ナフタセン、ピレン、ビフェ
ニル、ターフェニル等の芳香族炭化水素や縮合多環式炭
化水素、さらに、置換または無置換のカルバゾール、ピ
ロール、チオフェン、フラン、イミダゾール、ピラゾー
ル、イソチアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピ
ラジン、ピリミジン、ピリダジン、フラザン、チアンス
レン、イソベンゾフラン、フェノキサジン、インドリジ
ン、インドール、イソインドール、1H−インダゾー
ル、プリン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナ
フチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、
プテリジン、カルバゾール、β−カルバゾリン、フェナ
ンスリジン、アクリジン、ペリミジン、フェナントロリ
ン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン等の
複素環化合物あるいは縮合複素環化合物の水素原子を2
個除いた3価の基が挙げられる。
【0041】3価の置換若しくは無置換の芳香族炭化水
素基としては、置換または無置換のベンゼン、ナフタレ
ン、アントラセン、フェナントレン、ナフタセン、ピレ
ン、ビフェニル、ターフェニル等の芳香族炭化水素や縮
合多環式炭化水素、の水素原子を3個除いた三価の基が
挙げられる。
【0042】3価の置換若しくは無置換の芳香族複素環
基としては、置換または無置換のカルバゾール、ピロー
ル、チオフェン、フラン、イミダゾール、ピラゾール、
イソチアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジ
ン、ピリミジン、ピリダジン、フラザン、チアンスレ
ン、イソベンゾフラン、フェノキサジン、インドリジ
ン、インドール、イソインドール、1H−インダゾー
ル、プリン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナ
フチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、
プテリジン、カルバゾール、β−カルバゾリン、フェナ
ンスリジン、アクリジン、ペリミジン、フェナントロリ
ン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン等の
複素環化合物あるいは縮合複素環化合物の水素原子を3
個除いた3価の基が挙げられる。
【0043】置換若しくは無置換のアルキレン基として
は、置換または無置換のメタン、エタン、プロパン、n
−ブタン、2−メチルプロパン、n−ペンタン、2−メ
チルブタン、2,2−ジメチルプロパン、n−ヘキサ
ン、2−メチル−n−ペンタン、3−メチル−n−ペン
タン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタ
ン等のアルカンの水素原子を2個除いた2価の基があげ
られる。
【0044】置換若しくは無置換のアルケニレン基とし
ては、置換または無置換のエチレン、プロピレン、1−
ブテン、2−ブテン、1,3−ブタジエン等のアルケン
の水素原子を2個除いた2価の基が挙げられる。
【0045】置換若しくは無置換のシクロアルキレン基
としては、置換または無置換のシクロプロパン、シクロ
ブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等のシクロア
ルカンの水素原子を2個除いた2価の基が挙げられる。
【0046】これらの多価基が有する置換基としては、
前述したハロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは
無置換のアミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは
無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル
基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若し
くは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香
族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、
置換若しくは無置換のアラルキル基、置換若しくは無置
換のアリールオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキ
シカルボニル基、カルボキシル基などが挙げられる。
【0047】環を形成する2価基の例としては、テトラ
メチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ジ
フェニルメタン−2,2'−ジイル基、ジフェニルエタ
ン−3,3'−ジイル基、ジフェニルプロパン−4,4'
−ジイル基、1,3−ブタジエニル−1,4−エン基等
が挙げられる。
【0048】オキシム金属錯体を形成する金属として
は、アルミニウム、ベリリウム、ビスマス、カドミウ
ム、セリウム、コバルト、銅、鉄、ガリウム、ゲルマニ
ウム、水銀、インジウム、ランタン、マグネシウム、モ
リブデン、ニオブ、アンチモン、スカンジウム、スズ、
タンタル、トリウム、チタニウム、ウラン、タングステ
ン、ジルコニウム、バナジウム、亜鉛等が挙げられる。
【0049】以下に、本発明に係る有機EL素子におい
て用いる一般式(1)で表される化合物の例(化学式
(7)〜(16))を挙げるが、一般式(1)で表され
る化合物はこれらの例に限定されるものではない。
【0050】
【化13】
【0051】
【化14】
【0052】
【化15】
【0053】
【化16】
【0054】
【化17】
【0055】
【化18】
【0056】
【化19】
【0057】
【化20】
【0058】
【化21】
【0059】
【化22】 以下に、本発明に係る有機EL素子において用いる一般
式(2)で表される化合物の例(化学式(17)〜(2
4))を挙げるが、一般式(2)で表される化合物はこ
れらの例に限定されるものではない。
【0060】
【化23】
【0061】
【化24】
【0062】
【化25】
【0063】
【化26】
【0064】
【化27】
【0065】
【化28】
【0066】
【化29】
【0067】
【化30】 以下に、本発明に係る有機EL素子において用いる一般
式(3)で表される化合物の例(化学式(25)〜(2
8))を挙げるが、一般式(3)で表される化合物はこ
れらの例に限定されるものではない。
【0068】
【化31】
【0069】
【化32】
【0070】
【化33】
【0071】
【化34】 以下に、本発明に係る有機EL素子において用いる一般
式(4)で表される化合物の例(化学式(29)、(3
0))を挙げるが、一般式(4)で表される化合物はこ
の例に限定されるものではない。
【0072】
【化35】
【0073】
【化36】 以下に、本発明に係る有機EL素子において用いる一般
式(5)で表される化合物の例(化学式(31)〜(3
9))を挙げるが、一般式(5)で表される化合物はこ
れらの例に限定されるものではない。
【0074】
【化37】
【0075】
【化38】
【0076】
【化39】
【0077】
【化40】
【0078】
【化41】
【0079】
【化42】
【0080】
【化43】
【0081】
【化44】
【0082】
【化45】 以下に、本発明に係る有機EL素子において用いる一般
式(6)で表される化合物の例(化学式(40)〜(4
4))を挙げるが、一般式(6)で表される化合物はこ
れらの例に限定されるものではない。
【0083】
【化46】
【0084】
【化47】
【0085】
【化48】
【0086】
【化49】
【0087】
【化50】 本発明に係る有機EL素子は、陰極と陽極の間に有機薄
膜層を1層あるいは2層以上積層した構造を有したもの
であり、その例として、以下の4つが挙げられる。 (a)陽極、発光層、陰極(図1参照) (b)陽極、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、陰極
(図2参照) (c)陽極、発光層、電子輸送層、陰極(図3参照) (d)陽極、正孔輸送層、発光層、陰極(図4参照) 一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)〜
(6)で表される発光材料と混合して、上記の有機EL
素子における発光層に用いられる。この際、一般式
(1)で表される化合物に加えて他の正孔輸送材料、発
光材料、電子輸送材料を共に混合してもよい。
【0088】本発明に係る有機EL素子において用いら
れる正孔輸送材料は、特に限定されず、通常、正孔輸送
材料として使用されている化合物であればいかなる化合
物でも使用することができる。例えば、下記の化学式
[I]乃至[VI]で表されるビス(ジ(p−トリル)ア
ミノフェニル)−1,1−シクロヘキサン(化合物
[I])、N,N’―ジフェニル−N,N’―ビス(3
−メチルフェニル)−1,1’―ビフェニル−4,4’
―ジアミン(化合物[II])、N,N’−ジフェニル−
N−N−ビス(1−ナフチル)−(1,1’−ビフェニ
ル)−4,4’−ジアミン(化合物[III])等や化合
物(17)〜(30)のモノアミンからテトラミン類
や、スターバースト型分子(化合物[IV]〜[VI])等
が挙げられる。
【0089】
【化51】
【0090】
【化52】
【0091】
【化53】
【0092】
【化54】
【0093】
【化55】
【0094】
【化56】 本発明に係る有機EL素子において用いられる電子輸送
材料は、特に限定されず、通常、電子輸送材として使用
されている化合物であればいかなる電子輸送材料でも使
用することができる。例えば、下記の化学式[VII]乃
至[X]で表される、2−(4−ビフェニリル)−5−
(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール(化合物[VII])、ビス{2−(4−t−ブチ
ルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール}−m−
フェニレン(化合物[VIII])、等のオキサジアゾール
誘導体、トリアゾール誘導体(化合物[IX]、[X]
等)が挙げられる。また、化合物(31)〜(44)の
オキシム金属錯体も電子輸送材料として用いることが可
能である。
【0095】
【化57】
【0096】
【化58】
【0097】
【化59】
【0098】
【化60】 有機薄膜EL素子の陽極は、正孔を正孔輸送層に注入す
る役割を担うものであり、4.5eV以上の仕事関数を
有することが効果的である。本発明に係る有機EL素子
に用いられる陽極材料の具体例としては、酸化インジウ
ム錫合金(ITO)、酸化錫(NESA)、金、銀、白
金、銅等がある。
【0099】また、陰極としては、電子輸送層又は発光
層に電子を効果的に注入するために、仕事関数が陽極よ
りも小さい材料が好ましい。陰極材料は特に限定されな
いが、具体的には、インジウム、アルミニウム、マグネ
シウム、マグネシウム−インジウム合金、マグネシウム
−アルミニウム合金、アルミニウム−リチウム合金、ア
ルミニウム−スカンジウム−リチウム合金、マグネシウ
ム−銀合金等が使用できる。
【0100】本発明に係る有機EL素子の各層の形成方
法は特に限定されない。従来公知の真空蒸着法、スピン
コーティング法等による形成方法を用いることができ
る。本発明の有機EL素子に用いる前記一般式(1)で
示される化合物と一般式(2)〜(6)で示される発光
材料を混合して含有する有機薄膜層は、真空蒸着法、分
子線蒸着法(MBE法)、あるいは溶媒に溶かした溶液
のディッピング法、スピンコーティング法、キャスティ
ング法、バーコート法、ロールコート法等の塗布法によ
る公知の方法で形成することができる。
【0101】本発明に係る有機EL素子の各有機層の膜
厚は、特に制限されないが、一般に、膜厚が薄すぎると
ピンホール等の欠陥が生じやすく、逆に厚すぎると高い
印加電圧が必要となり効率が悪くなる。このため、各有
機層の膜厚は1乃至数nmから1μmの範囲が好まし
い。
【0102】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明の要旨を変更しない限り、本発明は以下の実施例
に限定されるものではない。
【0103】(合成例1):化合物(12)N,N’−
ジフルオロボリル−1,2,3,7,8,9−ヘキサメ
チル−5−シアノジピリンの合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテン(10mmol)のトルエン溶液(20m
l)にトリエチルアミン(5ml)を加え、さらに、ト
リフルオロボラン−ジエチルエーテル錯体(20mmo
l)を加えた。混合物を10分間還流したのち、室温ま
で冷却した。これを水洗し、有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製を行い、78%の収率でN,N’
−ジフルオロボリル−1,2,3,7,8,9−ヘキサ
メチル−5−シアノジピリンを得た。
【0104】(合成例2):化合物(7)N,N’−ジ
フルオロボリル−1,3,7,9−テトラメチル−5−
シアノジピリンの合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−5−シア
ノジピロメテンに代える他は、合成例1と同様の手法に
より、N,N’−ジフルオロボリル−1,3,7,9−
テトラメチル−5−シアノジピリンを得た。
【0105】(合成例3):化合物(8)N,N’−ジ
フルオロボリル−1,3,7,9−テトラメチル−2,
8−ジフルオロ−5−シアノジピリンの合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジフルオロ−5−シアノジピロメテンに代える他は、合
成例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジフルオ
ロ−5−シアノジピリンを得た。
【0106】(合成例4):化合物(9)N,N’−ジ
フルオロボリル−1,3,7,9−テトラメチル−2,
8−ジニトロ−5−シアノジピリンの合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジニトロ−5−シアノジピロメテンに代える他は、合成
例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオロボリル
−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジニトロ−
5−シアノジピリンを得た。
【0107】(合成例5):N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジメトキ
シ−5−シアノジピリン(化合物(10))の合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジメトキシ−5−シアノジピロメテンに代える他は、合
成例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジメトキ
シ−5−シアノジピリンを得た。
【0108】(合成例6):N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジカルボ
エトキシ−5−シアノジピリン(化合物(11))の合
成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジカルボエトキシ−5−シアノジピロメテンに代える他
は、合成例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオ
ロボリル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジ
カルボエトキシ−5−シアノジピリンを得た。
【0109】(合成例7):N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジシクロ
ヘキシル−5−シアノジピリン(化合物(13))の合
成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジシクロヘキシル−5−シアノジピロメテンに代える他
は、合成例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオ
ロボリル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジ
シクロヘキシル−5−シアノジピリンを得た。
【0110】(合成例8):N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジフェニ
ル−5−シアノジピリン(化合物(14))の合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラメチル−2,8−
ジフェニル−5−シアノジピロメテンに代える他は、合
成例1と同様の手法により、N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラメチル−2,8−ジフェニ
ル−5−シアノジピリンを得た。
【0111】(合成例9):N,N’−ジフルオロボリ
ル−1,3,7,9−テトラフェニル−5−シアノジピ
リン(化合物(15))の合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンを1,3,7,9−テトラフェニル−5−シ
アノジピロメテンに代える他は、合成例1と同様の手法
により、N,N’−ジフルオロボリル−1,3,7,9
−テトラフェニル−5−シアノジピリンを得た。
【0112】(合成例10):ピロリル−インドリル−
シアノメチンボロンジフルオリド(化合物(16))の
合成 1,2,3,7,8,9−ヘキサメチル−5−シアノジ
ピロメテンをインドリル−シアノピロメテンに代える他
は、合成例1と同様の手法により、ピロリル−インドリ
ル−シアノメチンボロンジフルオリドを得た。
【0113】以下、一般式(1)で示される化合物と一
般式(2)〜(6)で示される発光材料との混合物を発
光層に用いた例(実施例1〜29)、一般式(1)で示
される化合物と一般式(2)〜(6)で示される発光材
料との混合物と、電子輸送材料とからなる混合薄膜を発
光層に用いた例(実施例30〜34)、一般式(1)で
示される化合物と一般式(2)〜(6)で示される発光
材料との混合物と、正孔輸送材料とからなる混合薄膜を
発光層に用いた例(実施例35〜39)を示す。
【0114】(実施例1)実施例1に係る有機EL素子
の断面構造を図1に示す。本実施例に係る有機EL素子
は、ガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された陽極
2及び陰極6と、陽極2と陰極6との間に挟み込まれた
発光層4とからなる。
【0115】以下、実施例1に係る有機薄膜EL素子の
作製手順について説明する。先ず、ガラス基板1上にI
TOをスパッタリングによってシート抵抗が20Ω/□
になるように製膜し、陽極2とした。その上に発光層4
として、化合物(12)と化合物(17)を1:20の
重量比で共蒸着して作製した薄膜を50nm形成した。
次に、陰極6としてマグネシウム−銀合金を真空蒸着法
にて200nm形成し、有機EL素子を作製した。
【0116】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、60cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0117】(実施例2)発光層4として、化合物(1
2)と化合物(24)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0118】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、60cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0119】(実施例3)発光層4として、化合物(1
3)と化合物(26)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0120】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、80cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0121】(実施例4)発光層4として、化合物(1
6)と化合物(24)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0122】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、70cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0123】(実施例5)発光層4として、化合物(1
6)と化合物(28)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0124】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、90cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0125】(実施例6)発光層4として、化合物(1
6)と化合物(31)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0126】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、70cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0127】(実施例7)発光層4として、化合物(1
6)と化合物(33)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0128】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、70cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0129】(実施例8)発光層4として、化合物(1
6)と化合物(40)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例1と同
様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0130】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、60cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0131】(実施例9)実施例9に係る有機EL素子
の断面構造は実施例1(図1参照)に係る有機EL素子
の断面構造と同一である。以下、実施例9に係る有機薄
膜EL素子の作製手順について説明する。
【0132】ガラス基板1上にITOをスパッタリング
によってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、
陽極2とした。その上に化合物(7)と化合物(25)
の重量比1:20の混合物のクロロホルム溶液を用いた
スピンコート法により40nmの発光層4を形成した。
次に、陰極6としてマグネシウム−銀合金を真空蒸着法
により200nm形成し、有機EL素子を作製した。
【0133】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、40cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0134】(実施例10)発光層4として、化合物
(8)と化合物(25)の重量比1:20の混合物のク
ロロホルム溶液を用いたスピンコート法により40nm
の発光層を形成する以外は、実施例9と同様の操作を行
い、有機EL素子を作製した。
【0135】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を5V印加したところ、50cd/m2 の赤色
発光が得られた。
【0136】(実施例11)実施例11に係る有機EL
素子の断面構造を図2に示す。本実施例に係る有機EL
素子は、ガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された
陽極2及び陰極6と、陽極2と陰極6との間に挟み込ま
れた正孔輸送層3、発光層4及び電子輸送層5とからな
る。
【0137】以下、実施例11に係る有機薄膜EL素子
の作製手順について説明する。先ず、ガラス基板1上に
ITOをスパッタリングによってシート抵抗が20Ω/
□になるように製膜し、陽極2とした。その上に正孔輸
送層3として、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス
(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−
4,4’−ジアミン(化合物[II])を真空蒸着法にて
50nm形成した。次に、発光層4として、化合物
(9)と化合物(18)を1:20の重量比で共蒸着し
て作製した薄膜を40nm形成した。次に、電子輸送層
5として2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブ
チルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール[0
7]を真空蒸着法にて20nm形成した。次に、陰極6
としてマグネシウム−銀合金を真空蒸着法によって20
0nm形成し、有機EL素子を作製した。
【0138】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、600cd/m2
赤色発光が得られた。
【0139】(実施例12)発光層4として、化合物
(10)と化合物(19)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0140】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、700cd/m2
赤色発光が得られた。
【0141】(実施例13)発光層4として、化合物
(11)と化合物(22)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0142】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、600cd/m2
赤色発光が得られた。
【0143】(実施例14)発光層4として、化合物
(12)と化合物(24)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0144】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、800cd/m2
赤色発光が得られた。
【0145】(実施例15)発光層4として、化合物
(12)と化合物(26)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0146】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、750cd/m2
赤色発光が得られた。
【0147】(実施例16)発光層4として、化合物
(12)と化合物(27)を1:20の重量比で共蒸着
て作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、有
機EL素子を作製した。
【0148】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、860cd/m2
赤色発光が得られた。
【0149】(実施例17)発光層4として、化合物
(13)と化合物(28)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0150】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、780cd/m2
赤色発光が得られた。
【0151】(実施例18)発光層4として、化合物
(16)と化合物(24)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0152】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、960cd/m2
赤色発光が得られた。
【0153】(実施例19)発光層4として、化合物
(16)と化合物(26)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0154】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1160cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0155】(実施例20)発光層4として、化合物
(16)と化合物(28)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0156】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1100cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0157】(実施例21)発光層4として、化合物
(16)と化合物(29)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0158】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1200cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0159】(実施例22)発光層4として、化合物
(16)と化合物(33)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0160】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1300cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0161】(実施例23)発光層4として、化合物
(16)と化合物(35)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0162】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1150cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0163】(実施例24)発光層4として、化合物
(16)と化合物(37)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0164】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1400cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0165】(実施例25)発光層4として、化合物
(16)と化合物(40)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0166】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1200cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0167】(実施例26)発光層4として、化合物
(16)と化合物(43)を1:20の重量比で共蒸着
して作製する以外は、実施例11と同様の操作を行い、
有機EL素子を作製した。
【0168】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1400cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0169】(実施例27)正孔輸送層3としてN,
N’−ジフェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−
1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(化合物
[III])を、電子輸送層5としてビス{2−(4−t
−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール}
−m−フェニレン(化合物[VIII])を用いる以外は、
実施例19と同様の操作を行い、有機EL素子を作製し
た。
【0170】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1200cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0171】(実施例28)正孔輸送層3としてスター
バースト型分子(化合物[IV])を、電子輸送層5とし
てトリアゾール誘導体[09]を用いる以外は、実施例
19と同様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0172】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1500cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0173】(実施例29)正孔輸送層3としてスター
バースト型分子(化合物[V])を、電子輸送層5とし
てトリアゾール誘導体(化合物[X])を用いる以外
は、実施例19と同様の操作を行い、有機EL素子を作
製した。
【0174】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1600cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0175】(実施例30)実施例30に係る有機EL
素子の断面構造を図3に示す。本実施例に係る有機EL
素子は、ガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された
陽極2及び陰極6と、陽極2と陰極6との間に挟み込ま
れた発光層4及び電子輸送層5とからなる。以下、実施
例30に係る有機薄膜EL素子の作製手順について説明
する。先ず、ガラス基板1上にITOをスパッタリング
によってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、
陽極2とした。その上に発光層4としてN,N’−ジフ
ェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−(1,1’−
ビフェニル)−4,4’−ジアミン(化合物[III])
と化合物(16)と化合物(26)を1:1:20の重
量比で共蒸着して作製した薄膜を50nm形成した。次
いで、電子輸送層5としてトリアゾール誘導体[09]
を真空蒸着法にて50nm形成した。次に、陰極6とし
てマグネシウム−銀合金を200nm形成し、EL素子
を作製した。
【0176】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、800cd/m2
赤色発光が得られた。
【0177】(実施例31)化合物(26)の代わりに
化合物(30)を用いる以外は、実施例30と同様の操
作を行い、有機EL素子を作製した。
【0178】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、950cd/m2
赤色発光が得られた。
【0179】(実施例32)発光層4として化合物(1
6)と化合物(25)を1:20の重量比で共蒸着して
作製した薄膜を50nm形成する以外は、実施例30と
同様の操作を行い、有機EL素子を作製した。
【0180】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、930cd/m2
赤色発光が得られた。
【0181】(実施例33)化合物(25)の代わりに
化合物(29)を用いる以外は、実施例32と同様の操
作を行い、有機EL素子を作製した。
【0182】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、970cd/m2
赤色発光が得られた。
【0183】(実施例34)実施例34に係る有機EL
素子の断面構造は実施例30(図3参照)に係る有機E
L素子の断面構造と同一である。以下、実施例34に係
る有機薄膜EL素子の作製手順について説明する。
【0184】ガラス基板1上にITOをスパッタリング
によってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、
陽極2とした。その上にN,N’−ジフェニル−N−N
−ビス(1−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−
4,4’−ジアミン(化合物[III])と化合物(8)
と化合物(25)をモル比で1:1:20の割合で含有
するクロロホルム溶液を用いたスピンコート法により4
0nmの発光層4を形成した。次に、トリアゾール誘導
体(化合物[X])を真空蒸着法により50nmの電子
輸送層5を形成し、その上に陰極6としてマグネシウム
−銀合金を真空蒸着法により200nm形成し、有機E
L素子を作製した。
【0185】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、590cd/m2
赤色発光が得られた。
【0186】(実施例35)実施例35に係る有機EL
素子の断面構造を図4に示す。本実施例に係る有機EL
素子は、ガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された
陽極2及び陰極6と、陽極2と陰極6との間に挟み込ま
れた正孔輸送層3及び発光層4とからなる。以下、実施
例35に係る有機薄膜EL素子の作製手順について説明
する。先ず、ガラス基板1上にITOをスパッタリング
によってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、
陽極2とした。その上に正孔輸送層3としてN,N’−
ジフェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−(1,
1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(化合物[II
I])を真空蒸着法にて50nm形成した。次に、発光
層4として化合物(16)と化合物(31)とを1:2
0の重量比で真空共蒸着した膜を50nm形成した。次
に、陰極6としてマグネシウム−銀合金を200nm形
成し、EL素子を作製した。
【0187】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、790cd/m2
赤色発光が得られた。
【0188】(実施例36)化合物(31)の代わりに
化合物(32)を用いる以外は、実施例35と同様の操
作を行い、有機EL素子を作製した。
【0189】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1200cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0190】(実施例37)化合物(31)の代わりに
化合物(39)を用いる以外は、実施例35と同様の操
作を行い、有機EL素子を作製した。
【0191】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、1110cd/m2
の赤色発光が得られた。
【0192】(実施例38)化合物(31)の代わりに
化合物(44)を用いる以外は、実施例35と同様の操
作を行い、有機EL素子を作製した。
【0193】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、950cd/m2
赤色発光が得られた。
【0194】(実施例39)発光層4として、化合物
[X]と化合物(16)と化合物(37)を2:1:2
0の重量比で真空共蒸着した50nmの膜を作製する以
外は、実施例35と同様の操作を行い、有機EL素子を
作製した。
【0195】この有機EL素子の陽極2と陰極6の間に
直流電圧を10V印加したところ、930cd/m2
赤色発光が得られた。
【0196】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る有機EL素
子は一般式(1)で示される化合物を有機薄膜の構成材
料とすることにより、従来の有機EL素子に比べて高輝
度で、色純度、使用時の安定性に優れた赤色発光が得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る有機EL素子の断面図
である。
【図2】本発明の実施例11に係る有機EL素子の断面
図である。
【図3】本発明の実施例30に係る有機EL素子の断面
図である。
【図4】本発明の実施例35に係る有機EL素子の断面
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極 3 正孔輸送層 4 発光層 5 電子輸送層 6 陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 敦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極と、陽極と、これらの陰極と陽極と
    の間に発光層を含む少なくとも一層の有機薄膜層とを有
    する有機エレクトロルミネッセント素子において、前記
    有機薄膜層の少なくとも一層が、一般式(1): 【化1】 (式中、R1 〜R6 は、それぞれ独立に水素原子、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のアミ
    ノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
    キル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若し
    くは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の
    アルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
    ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシル基を表す。R1 〜R6 は、それらの
    うちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体を含有すること
    を特徴とする有機エレクトロルミネッセント素子。
  2. 【請求項2】 前記発光層が、前記一般式(1)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体と、一般式
    (2): 【化2】 (式中、Ar1 〜Ar3 は、それぞれ独立に置換若しく
    は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
    香族複素環基を表す。Ar1 〜Ar3 が持つ置換基は、
    それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
    い。)で表される芳香族アミン化合物との混合物を含ん
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の有機エレ
    クトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 前記発光層が、前記一般式(1)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体と、一般式
    (3): 【化3】 (式中、Ar1 〜Ar4 は、それぞれ独立に置換若しく
    は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
    香族複素環基を表す。Yは置換若しくは無置換のアリー
    レン基を表す。Ar1 〜Ar4 が持つ置換基は、それら
    のうちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で表
    される芳香族ジアミン化合物との混合物を含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロル
    ミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 前記発光層が、前記一般式(1)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体と、一般式
    (4): 【化4】 (式中、Ar1 〜Ar6 は、それぞれ独立に置換若しく
    は無置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは無置換の芳
    香族複素環基を表す。Zは3価の置換若しくは無置換の
    芳香族炭化水素基、または置換若しくは無置換の芳香族
    複素環基を表す。Ar1 〜Ar6 が持つ置換基は、それ
    らのうちの任意の2つで環を形成していてもよい。)で
    表される芳香族トリアミン化合物との混合物により構成
    されることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロ
    ルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 前記発光層が、前記一般式(1)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体と、一般式
    (5): 【化5】 (式中、R7 〜R12 は、それぞれ独立に水素原子、ハ
    ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
    ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
    ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
    しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
    のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
    ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシル基を表す。R7 〜R12が持つ置換基
    は、それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
    い。L1 は置換若しくは無置換のアルキル基、置換若し
    くは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシク
    ロアルキル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基を表す。nは1乃至3の範囲の
    任意の整数であり、mは0乃至2の範囲の任意の整数で
    ある。Mは(n+m)価の金属イオンを表す。)で表さ
    れるオキシム金属錯体化合物との混合物を含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロル
    ミネッセンス素子。
  6. 【請求項6】 前記発光層が、前記一般式(1)で示さ
    れる5−シアノピロメテン−BF2 錯体と、一般式
    (6): 【化6】 (式中、R13〜R24は、それぞれ独立に水素原子、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のアミ
    ノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
    キル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若し
    くは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の
    アルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
    ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシル基を表す。R13〜R24が持つ置換基
    は、それらのうちの任意の2つで環を形成していてもよ
    い。L2 は置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若
    しくは無置換のアルケニレン基、置換若しくは無置換の
    シクロアルキレン基、置換若しくは無置換のアリーレン
    基、置換若しくは無置換のアラルキレン基を表す。lは
    0又は1の整数である。sは1又は2の整数である。M
    は(s+l)価の金属イオンを表す。)で表されるオキ
    シム金属錯体化合物との混合物を含んで構成されること
    を特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子。
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