JPH11228951A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子

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Publication number
JPH11228951A
JPH11228951A JP10029996A JP2999698A JPH11228951A JP H11228951 A JPH11228951 A JP H11228951A JP 10029996 A JP10029996 A JP 10029996A JP 2999698 A JP2999698 A JP 2999698A JP H11228951 A JPH11228951 A JP H11228951A
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JP
Japan
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Application number
JP10029996A
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English (en)
Inventor
Tatsu Azumaguchi
東口  達
Atsushi Oda
小田  敦
Hitoshi Ishikawa
石川  仁志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度な有機EL素子を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)(式中、R1 〜R
26は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒド
ロキシル基、置換若しくは無置換のアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換
若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換の
シクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基、置換若し
くは無置換の芳香族複素環基、置換若しくは無置換のア
ラルキル基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、
置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、カルボ
キシル基を表す。またR1〜R26は、それらのうちの
2つで環を形成していても良い。)で表される特定のト
リアンスリレン化合物を用いて、有機EL素子の発光
層、又は積層膜の少なくとも一層を形成する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子に関し、更に詳細には、発光特性に優
れた有機エレクトロルミネッセンス素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】有機エレクトロルミネッセンス(EL)
素子は、発光層を陽極と陰極とで挟んだ構造を有する素
子であって、電界を印加して、陽極より注入された正孔
と陰極より注入された電子とを再結合させ、その再結合
エネルギーにより発光層中の蛍光性物質が発光する原理
を利用した自発光素子である。トリス(8−ヒドロキシ
キノリノールアルミニウム)を発光層に、トリフェニル
ジアミン誘導体を正孔輸送層に用いた積層構造型の低電
圧駆動有機EL素子について、イーストマン・コダック
社のC.W.Tangらが、C.W.Tang,S.
A.VanSlyke,アプライドフィジックスレター
ズ(Applied Physics Letter
s),51巻,913頁、1987年などで報告して以
来、有機材料を構成材料とする積層構造の有機EL素子
に関する研究が、盛んに行われている。
【0003】積層構造の利点としては、発光層への正孔
の注入効率が向上すること、陰極より注入された電子を
ブロックして再結合させることにより、生成する励起子
の生成効率が向上すること、発光層内で生成した励起子
を閉じこめることにより発光効率が向上することなどが
挙げられる。そこで、有機EL素子には、正孔輸送(注
入)層及び電子輸送性発光層の2層型、又は正孔輸送
(注入)層、発光層及び電子輸送(注入)層の3層型の
積層構造を備えているものが多い。また、積層構造を備
えた有機EL素子では、注入された正孔と電子の再結合
効率を高めるため、積層構造や積層構造の形成方法につ
いて、様々な工夫がなされている。
【0004】正孔輸送性材料としては、例えば、特開平
8−20771号公報、特開平8−40995号公報、
特開平8−40997号公報、公報特開平8−5433
97号公報、特開平8−87122号公報等で報告され
ているように、スターバースト分子である4,4′,
4″−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)ト
リフェニルアミンやN,N′−ジフェニル−N,N′−
ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニ
ル]−4,4′−ジアミン等のトリフェニルアミン誘導
体や芳香族ジアミン誘導体が良く知られている。電子輸
送性材料としては、オキサジアゾール誘導体、トリアゾ
ール誘導体等が良く知られている。また、発光材料とし
ては、例えば、特開平8−239655号公報、特開平
7−138561号公報、特開平3−200289号公
報等で報告されているように、トリス(8−キノリノラ
ート)アルミニウム錯体等のキレート錯体、クマリン誘
導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ビススチリル
アリーレン誘導体、オキサジアゾール誘導体等の発光材
料が知られている。更には、それら発光材料を使用する
ことにより、青色から赤色までの可視領域の発光が得ら
れることが報告されており、カラー表示素子の実現が期
待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前掲公報にあ
るように、高輝度、長寿命の有機EL素子が開示又は報
告されているものの、まだそれらは必ずしも実用化に充
分なものとは言えないのが実情である。そこで、高性能
の材料を開発し、高輝度で発光特性に優れた有機エレク
トロルミネッセンス素子を実現することが強く求められ
ている。以上のような事情に照らして、本発明の目的
は、高輝度で発光特性に優れた有機エレクトロルミネッ
センス素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定のトリアンス
リレン化合物を発光材料として用いて作製した有機EL
素子は、従来の有機EL素子よりも高輝度発光すること
を見い出し、更には、特定のトリアンスリレン化合物は
高いキャリヤ輸送性を有しているので、これを正孔輸送
層の形成物質、または電子輸送層の形成物質とすること
により、従来の有機EL素子に比べて、高輝度発光を示
す有機EL素子を作製することができることを見い出
し、本発明を完成するに至った。また、トリアンスリレ
ン化合物の中でも、ジアリールアミノ基を置換基に有す
る化合物を発光材料、正孔輸送材料、又は電子輸送材料
として用いた有機EL素子は、特に高い輝度の発光が得
られることを見出し、本発明を完成するに到った。ま
た、ジアリールアミノ基を置換基に有するトリアンスリ
レン化合物の中でも、アリール基がスチリル基を置換基
として有する化合物を発光材料、正孔輸送材料、又は電
子輸送材料として用いて作成した有機EL素子は、特に
高い輝度の発光が得られる事を見出し、本発明を完成す
るに到った。
【0007】すなわち本発明は、陽極と陰極間に発光層
を含む一層または複数層の有機薄膜層を有する有機エレ
クトロルミネッセンス素子において、少なくとも一層が
下記一般式(1)で示される材料を単独もしくは混合物
として含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセ
ンス素子である。
【化3】 (式中、R1 〜R26は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基を表す。またR1 〜R26は、それ
らのうちの2つで環を形成していても良い。) また、本発明は、陽極と陰極間に発光層を含む一層また
は複数層の有機薄膜層を有する有機エレクトロルミネッ
センス素子において、前記有機薄膜層の少なくとも一層
が下記一般式(2)で示される材料を単独もしくは混合
物として含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッ
センス素子である。
【化4】 (式中、R1 〜R26は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基を表す。またR1 〜R26は、それ
らのうちの2つで環を形成していても良い。ただし、R
1 〜R26のうち少なくとも一つは−NAr1 Ar2 (A
1 ,Ar2 はそれぞれ独立に置換若しくは無置換の炭
素数6〜20のアリール基を表す。)で表されるジアリ
ールアミノ基である。) また、本発明は、陽極と陰極間に発光層を含む一層また
は複数層の有機薄膜層を有する有機エレクトロルミネッ
センス素子において、前記有機薄膜層の少なくとも一層
が一般式(2)で示される化合物のうち、少なくとも一
つの−NAr1Ar2 基中のAr1 ,Ar2 基の少なく
とも一つがスチリル基を置換基として持つ材料を単独も
しくは混合物として含むことを特徴とする有機エレクト
ロルミネッセンス素子である。また、本発明は、前記有
機薄膜層として、少なくとも正孔輸送層を有し、この層
が一般式(1)で表される化合物を単独もしくは混合物
として含むとことを特徴とする有機エレクトロルミネッ
センス素子である。また、本発明は、前記有機薄膜層と
して、少なくとも正孔輸送層を有し、この層が一般式
(2)で表される化合物を単独もしくは混合物として含
むとことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素
子である。また、本発明は、前記有機薄膜層として、少
なくとも正孔輸送層を有し、この層が一般式(2)で表
される化合物のうち、少なくとも一つの−NAr1 Ar
2基中のAr1 ,Ar2 基の少なくとも一つがスチリル
基を置換基として持つ材料を単独もしくは混合物として
含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素
子である。また、本発明は、前記有機薄膜層として、少
なくとも電子輸送層を有し、この層が一般式(1)で表
される化合物を単独もしくは混合物として含むことを特
徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子である。ま
た、本発明は、前記有機薄膜層として、少なくとも電子
輸送層を有し、この層が一般式(1)で表される化合物
を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする有機
エレクトロルミネッセンス素子である。また、本発明
は、前記有機薄膜層として、少なくとも電子輸送層を有
し、この層が一般式(2)で表される化合物のうち、少
なくとも一つの−NAr1 Ar2基中のAr1 ,Ar2
基の少なくとも一つがスチリル基を置換基として持つ材
料を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする有
機エレクトロルミネッセンス素子である。
【0008】発光層、又は積層膜の少なくとも一層を形
成する材料として本発明で特定する化合物は、一般式
(1) で表される構造を有する化合物である。R1 〜R
26は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒド
ロキシル基、置換若しくは無置換のアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換
若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換の
シクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基、置換若し
くは無置換の芳香族複素環基、置換若しくは無置換のア
ラルキル基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、
置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、カルボ
キシル基を表す。またR1 〜R26は、それらのうちの2
つで環を形成していても良い。
【0009】ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が挙げられる。置換若しくは無置換のアミノ
基は、−NX1 2 と表され、X1 、X2 としてはそれ
ぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イ
ソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、ヒドロキシ
メチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエ
チル基、2−ヒドロキシイソブチル基、1,2−ジヒド
ロキシエチル基、1,3−ジヒドロキシイソプロピル
基、2,3−ジヒドロキシ−t−ブチル基、1,2,3
−トリヒドロキシプロピル基、クロロメチル基、1−ク
ロロエチル基、2−クロロエチル基、2−クロロイソブ
チル基、1,2−ジクロロエチル基、1,3−ジクロロ
イソプロピル基、2,3−ジクロロ−t−ブチル基、
1,2,3−トリクロロプロピル基、クロロメチル基、
1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、2−クロロ
イソブチル基、1,2−ジクロロエチル基、1,3−ジ
クロロイソプロピル基、2,3−ジクロロ−t−ブチル
基、1,2,3−トリクロロプロピル基、ブロモメチル
基、1−ブロモエチル基、2−ブロモエチル基、2−ブ
ロモイソブチル基、1,2−ジブロモエチル基、1,3
−ジブロモイソプロピル基、2,3−ジブロモt−ブチ
ル基、1,2,3−トリブロモプロピル基、ブロモメチ
ル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモエチル基、2−
ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモエチル基、1,
3−ジブロモイソプロピル基、2,3−ジブロモt−ブ
チル基、1,2,3−トリブロモプロピル基、ヨードメ
チル基、1−ヨードエチル基、2−ヨードエチル基、2
−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨードエチル基、
1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3−ジヨードt
−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロピル基、ヨー
ドメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨードエチル
基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨードエチル
基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3−ジヨー
ドt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロピル基、
アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−アミノエチ
ル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジアミノエチ
ル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,3−ジア
ミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプロピル
基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−アミノ
エチル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジアミノ
エチル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,3−
ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプロピ
ル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シア
ノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジシア
ノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル基、2,3
−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリシアノプロ
ピル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シ
アノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジシ
アノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル基、2,
3−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリシアノプ
ロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、2−
ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル基、1,2−ジ
ニトロエチル基、1,3−ジニトロイソプロピル基、
2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,3−トリニト
ロプロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、
2−ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル基、1,2
−ジニトロエチル基、1,3−ジニトロイソプロピル
基、2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,3−トリ
ニトロプロピル基、フェニル基、1−ナフチル基、2−
ナフチル基、1−アントリル基、2−アントリル基、9
−アントリル基、1−フェナントリル基、2−フェナン
トリル基、3−フェナントリル基、4−フェナントリル
基、9−フェナントリル基、1−ナフタセニル基、2−
ナフタセニル基、9−ナフタセニル基、4−スチリルフ
ェニル基、1−ピレニル基、2−ピレニル基、4−ピレ
ニル基、2−ビフェニルイル基、3−ビフェニルイル
基、4−ビフェニルイル基、p−ターフェニル−4−イ
ル基、p−ターフェニル−3−イル基、p−ターフェニ
ル−2−イル基、m−ターフェニル−4−イル基、m−
ターフェニル−3−イル基、m−ターフェニル−2−イ
ル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、p
−t−ブチルフェニル基、p−(2−フェニルプロピ
ル)フェニル基、3-メチル−2−ナフチル基、4−メチ
ル−1−ナフチル基、4−メチル−1−アントリル基、
4'−メチルビフェニルイル基、4''−t−ブチル−p−
ターフェニル−4−イル基、2−ピロリル基、3−ピロ
リル基、ピラジニル基、2−ピリジニル基、3−ピリジ
ニル基、4−ピリジニル基、2−インドリル基、3−イ
ンドリル基、4−インドリル基、5−インドリル基、6
−インドリル基、7−インドリル基、1−イソインドリ
ル基、3−イソインドリル基、4−イソインドリル基、
5−イソインドリル基、6−イソインドリル基、7−イ
ソインドリル基、2−フリル基、3−フリル基、2−ベ
ンゾフラニル基、3−ベンゾフラニル基、4−ベンゾフ
ラニル基、5−ベンゾフラニル基、6−ベンゾフラニル
基、7−ベンゾフラニル基、1−イソベンゾフラニル
基、3−イソベンゾフラニル基、4−イソベンゾフラニ
ル基、5−イソベンゾフラニル基、6−イソベンゾフラ
ニル基、7−イソベンゾフラニル基、2−キノリル基、
3−キノリル基、4−キノリル基、5−キノリル基、6
−キノリル基、7−キノリル基、8−キノリル基、1−
イソキノリル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリ
ル基、5−イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−
イソキノリル基、8−イソキノリル基、2−キノキサリ
ニル基、5−キノキサリニル基、6−キノキサリニル
基、1−カルバゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カ
ルバゾリル基、4−カルバゾリル基、1−フェナンスリ
ジニル基、2−フェナンスリジニル基、3−フェナンス
リジニル基、4−フェナンスリジニル基、6−フェナン
スリジニル基、7−フェナンスリジニル基、8−フェナ
ンスリジニル基、9−フェナンスリジニル基、10−フ
ェナンスリジニル基、1−アクリジニル基、2−アクリ
ジニル基、3−アクリジニル基、4−アクリジニル基、
9−アクリジニル基、1,7−フェナンスロリン−2−
イル基、1,7−フェナンスロリン−3−イル基、1,
7−フェナンスロリン−4−イル基、1,7−フェナン
スロリン−5−イル基、1,7−フェナンスロリン−6
−イル基、1,7−フェナンスロリン−8−イル基、
1,7−フェナンスロリン−9−イル基、1,7−フェ
ナンスロリン−10−イル基、1,8−フェナンスロリ
ン−2−イル基、1,8−フェナンスロリン−3−イル
基、1,8−フェナンスロリン−4−イル基、1,8−
フェナンスロリン−5−イル基、1,8−フェナンスロ
リン−6−イル基、1,8−フェナンスロリン−7−イ
ル基、1,8−フェナンスロリン−9−イル基、1,8
−フェナンスロリン−10−イル基、1,9−フェナン
スロリン−2−イル基、1,9−フェナンスロリン−3
−イル基、1,9−フェナンスロリン−4−イル基、
1,9−フェナンスロリン−5−イル基、1,9−フェ
ナンスロリン−6−イル基、1,9−フェナンスロリン
−7−イル基、1,9−フェナンスロリン−8−イル
基、1,9−フェナンスロリン−10−イル基、1,1
0−フェナンスロリン−2−イル基、1,10−フェナ
ンスロリン−3−イル基、1,10−フェナンスロリン
−4−イル基、1,10−フェナンスロリン−5−イル
基、2,9−フェナンスロリン−1−イル基、2,9−
フェナンスロリン−3−イル基、2,9−フェナンスロ
リン−4−イル基、2,9−フェナンスロリン−5−イ
ル基、2,9−フェナンスロリン−6−イル基、2,9
−フェナンスロリン−7−イル基、2,9−フェナンス
ロリン−8−イル基、2,9−フェナンスロリン−10
−イル基、2,8−フェナンスロリン−1−イル基、
2,8−フェナンスロリン−3−イル基、2,8−フェ
ナンスロリン−4−イル基、2,8−フェナンスロリン
−5−イル基、2,8−フェナンスロリン−6−イル
基、2,8−フェナンスロリン−7−イル基、2,8−
フェナンスロリン−9−イル基、2,8−フェナンスロ
リン−10−イル基、2,7−フェナンスロリン−1−
イル基、2,7−フェナンスロリン−3−イル基、2,
7−フェナンスロリン−4−イル基、2,7−フェナン
スロリン−5−イル基、2,7−フェナンスロリン−6
−イル基、2,7−フェナンスロリン−8−イル基、
2,7−フェナンスロリン−9−イル基、2,7−フェ
ナンスロリン−10−イル基、1−フェナジニル基、2
−フェナジニル基、1−フェノチアジニル基、2−フェ
ノチアジニル基、3−フェノチアジニル基、4−フェノ
チアジニル基、1−フェノキサジニル基、2−フェノキ
サジニル基、3−フェノキサジニル基、4−フェノキサ
ジニル基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、
5−オキサゾリル基、2−オキサジアゾリル基、5−オ
キサジアゾリル基、3−フラザニル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、2−メチルピロール−1−イル
基、2−メチルピロール−3−イル基、2−メチルピロ
ール−4−イル基、2−メチルピロール−5−イル基、
3−メチルピロール−1−イル基、3−メチルピロール
−2−イル基、3−メチルピロール−4−イル基、3−
メチルピロール−5−イル基、2−t−ブチルピロール
−4−イル基、3−(2−フェニルプロピル)ピロール
−1−イル基、2−メチル−1−インドリル基、4−メ
チル−1−インドリル基、2−メチル−3−インドリル
基、4−メチル−3−インドリル基、2−t−ブチル1
−インドリル基、4−t−ブチル1−インドリル基、2
−t−ブチル3−インドリル基、4−t−ブチル3−イ
ンドリル基等が挙げられる。
【0010】置換若しくは無置換のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプ
チル基、n−オクチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒ
ドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒド
ロキシイソブチル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、
1,3−ジヒドロキシイソプロピル基、2,3−ジヒド
ロキシ−t−ブチル基、1,2,3−トリヒドロキシプ
ロピル基、クロロメチル基、1−クロロエチル基、2−
クロロエチル基、2−クロロイソブチル基、1,2−ジ
クロロエチル基、1,3−ジクロロイソプロピル基、
2,3−ジクロロ−t−ブチル基、1,2,3−トリク
ロロプロピル基、クロロメチル基、1−クロロエチル
基、2−クロロエチル基、2−クロロイソブチル基、
1,2−ジクロロエチル基、1,3−ジクロロイソプロ
ピル基、2,3−ジクロロ−t−ブチル基、1,2,3
−トリクロロプロピル基、ブロモメチル基、1−ブロモ
エチル基、2−ブロモエチル基、2−ブロモイソブチル
基、1,2−ジブロモエチル基、1,3−ジブロモイソ
プロピル基、2,3−ジブロモt−ブチル基、1,2,
3−トリブロモプロピル基、ブロモメチル基、1−ブロ
モエチル基、2−ブロモエチル基、2−ブロモイソブチ
ル基、1,2−ジブロモエチル基、1,3−ジブロモイ
ソプロピル基、2,3−ジブロモt−ブチル基、1,
2,3−トリブロモプロピル基、ヨードメチル基、1−
ヨードエチル基、2−ヨードエチル基、2−ヨードイソ
ブチル基、1,2−ジヨードエチル基、1,3−ジヨー
ドイソプロピル基、2,3−ジヨードt−ブチル基、
1,2,3−トリヨードプロピル基、ヨードメチル基、
1−ヨードエチル基、2−ヨードエチル基、2−ヨード
イソブチル基、1,2−ジヨードエチル基、1,3−ジ
ヨードイソプロピル基、2,3−ジヨードt−ブチル
基、1,2,3−トリヨードプロピル基、アミノメチル
基、1−アミノエチル基、2−アミノエチル基、2−ア
ミノイソブチル基、1,2−ジアミノエチル基、1,3
−ジアミノイソプロピル基、2,3−ジアミノt−ブチ
ル基、1,2,3−トリアミノプロピル基、アミノメチ
ル基、1−アミノエチル基、2−アミノエチル基、2−
アミノイソブチル基、1,2−ジアミノエチル基、1,
3−ジアミノイソプロピル基、2,3−ジアミノt−ブ
チル基、1,2,3−トリアミノプロピル基、シアノメ
チル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル基、2
−シアノイソブチル基、1,2−ジシアノエチル基、
1,3−ジシアノイソプロピル基、2,3−ジシアノt
−ブチル基、1,2,3−トリシアノプロピル基、シア
ノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル
基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジシアノエチル
基、1,3−ジシアノイソプロピル基、2,3−ジシア
ノt−ブチル基、1,2,3−トリシアノプロピル基、
ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、2−ニトロエチ
ル基、2−ニトロイソブチル基、1,2−ジニトロエチ
ル基、1,3−ジニトロイソプロピル基、2,3−ジニ
トロt−ブチル基、1,2,3−トリニトロプロピル
基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル基、2−ニトロ
エチル基、2−ニトロイソブチル基、1,2−ジニトロ
エチル基、1,3−ジニトロイソプロピル基、2,3−
ジニトロt−ブチル基、1,2,3−トリニトロプロピ
ル基等が挙げられる。
【0011】置換若しくは無置換のアルケニル基として
は、ビニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、1
−メチルビニル基、スチリル基、2,2−ジフェニルビ
ニル基、1,2−ジフェニルビニル基、1−メチルアリ
ル基、1,1−ジメチルアリル基、2−メチルアリル
基、1−フェニルアリル基、2−フェニルアリル基、3
−フェニルアリル基、3,3−ジフェニルアリル基、
1,2−ジメチルアリル基、1−フェニル−1−ブテニ
ル基、3−フェニル−1−ブテニル基等が挙げられる。
【0012】置換若しくは無置換のシクロアルキル基と
しては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシ
ル基等が挙げられる。
【0013】置換若しくは無置換のアルコキシ基は、−
OYで表される基であり、Yとしては、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、ヒド
ロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロ
キシエチル基、2−ヒドロキシイソブチル基、1,2−
ジヒドロキシエチル基、1,3−ジヒドロキシイソプロ
ピル基、2,3−ジヒドロキシ−t−ブチル基、1,
2,3−トリヒドロキシプロピル基、クロロメチル基、
1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、2−クロロ
イソブチル基、1,2−ジクロロエチル基、1,3−ジ
クロロイソプロピル基、2,3−ジクロロ−t−ブチル
基、1,2,3−トリクロロプロピル基、クロロメチル
基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、2−ク
ロロイソブチル基、1,2−ジクロロエチル基、1,3
−ジクロロイソプロピル基、2,3−ジクロロ−t−ブ
チル基、1,2,3−トリクロロプロピル基、ブロモメ
チル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモエチル基、2
−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモエチル基、
1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3−ジブロモt
−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロピル基、ブロ
モメチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモエチル
基、2−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモエチル
基、1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3−ジブロ
モt−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロピル基、
ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨードエチ
ル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨードエチ
ル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3−ジヨ
ードt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロピル
基、ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨード
エチル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨード
エチル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,3−
ジヨードt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプロピ
ル基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−アミ
ノエチル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジアミ
ノエチル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,3
−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプロ
ピル基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、2−ア
ミノエチル基、2−アミノイソブチル基、1,2−ジア
ミノエチル基、1,3−ジアミノイソプロピル基、2,
3−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリアミノプ
ロピル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−
シアノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2−ジ
シアノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル基、
2,3−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリシア
ノプロピル基、シアノメチル基、1−シアノエチル基、
2−シアノエチル基、2−シアノイソブチル基、1,2
−ジシアノエチル基、1,3−ジシアノイソプロピル
基、2,3−ジシアノt−ブチル基、1,2,3−トリ
シアノプロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエチル
基、2−ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル基、
1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジニトロイソプロ
ピル基、2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,3−
トリニトロプロピル基、ニトロメチル基、1−ニトロエ
チル基、2−ニトロエチル基、2−ニトロイソブチル
基、1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジニトロイソ
プロピル基、2,3−ジニトロt−ブチル基、1,2,
3−トリニトロプロピル基等が挙げられる。
【0014】置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基の
例としては、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチ
ル基、1−アントリル基、2−アントリル基、9−アン
トリル基、1−フェナントリル基、2−フェナントリル
基、3−フェナントリル基、4−フェナントリル基、9
−フェナントリル基、1−ナフタセニル基、2−ナフタ
セニル基、9−ナフタセニル基、1−ピレニル基、2−
ピレニル基、4−ピレニル基、2−ビフェニルイル基、
3−ビフェニルイル基、4−ビフェニルイル基、p−タ
ーフェニル−4−イル基、p−ターフェニル−3−イル
基、p−ターフェニル−2−イル基、m−ターフェニル
−4−イル基、m−ターフェニル−3−イル基、m−タ
ーフェニル−2−イル基、o−トリル基、m−トリル
基、p−トリル基、p−t−ブチルフェニル基、p−
(2−フェニルプロピル)フェニル基、3-メチル−2−
ナフチル基、4−メチル−1−ナフチル基、4−メチル
−1−アントリル基、4'−メチルビフェニルイル基、
4''−t−ブチル−p−ターフェニル−4−イル基等が
挙げられる。
【0015】また、置換若しくは無置換の芳香族複素環
基としては、1−ピロリル基、2−ピロリル基、3−ピ
ロリル基、ピラジニル基、2−ピリジニル基、3−ピリ
ジニル基、4−ピリジニル基、1−インドリル基、2−
インドリル基、3−インドリル基、4−インドリル基、
5−インドリル基、6−インドリル基、7−インドリル
基、1−イソインドリル基、2−イソインドリル基、3
−イソインドリル基、4−イソインドリル基、5−イソ
インドリル基、6−イソインドリル基、7−イソインド
リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−ベンゾフラ
ニル基、3−ベンゾフラニル基、4−ベンゾフラニル
基、5−ベンゾフラニル基、6−ベンゾフラニル基、7
−ベンゾフラニル基、1−イソベンゾフラニル基、3−
イソベンゾフラニル基、4−イソベンゾフラニル基、5
−イソベンゾフラニル基、6−イソベンゾフラニル基、
7−イソベンゾフラニル基、2−キノリル基、3−キノ
リル基、4−キノリル基、5−キノリル基、6−キノリ
ル基、7−キノリル基、8−キノリル基、1−イソキノ
リル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリル基、5
−イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−イソキノ
リル基、8−イソキノリル基、2−キノキサリニル基、
5−キノキサリニル基、6−キノキサリニル基、1−カ
ルバゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カルバゾリル
基、4−カルバゾリル基、9−カルバゾリル基、1−フ
ェナンスリジニル基、2−フェナンスリジニル基、3−
フェナンスリジニル基、4−フェナンスリジニル基、6
−フェナンスリジニル基、7−フェナンスリジニル基、
8−フェナンスリジニル基、9−フェナンスリジニル
基、10−フェナンスリジニル基、1−アクリジニル
基、2−アクリジニル基、3−アクリジニル基、4−ア
クリジニル基、9−アクリジニル基、1,7−フェナン
スロリン−2−イル基、1,7−フェナンスロリン−3
−イル基、1,7−フェナンスロリン−4−イル基、
1,7−フェナンスロリン−5−イル基、1,7−フェ
ナンスロリン−6−イル基、1,7−フェナンスロリン
−8−イル基、1,7−フェナンスロリン−9−イル
基、1,7−フェナンスロリン−10−イル基、1,8
−フェナンスロリン−2−イル基、1,8−フェナンス
ロリン−3−イル基、1,8−フェナンスロリン−4−
イル基、1,8−フェナンスロリン−5−イル基、1,
8−フェナンスロリン−6−イル基、1,8−フェナン
スロリン−7−イル基、1,8−フェナンスロリン−9
−イル基、1,8−フェナンスロリン−10−イル基、
1,9−フェナンスロリン−2−イル基、1,9−フェ
ナンスロリン−3−イル基、1,9−フェナンスロリン
−4−イル基、1,9−フェナンスロリン−5−イル
基、1,9−フェナンスロリン−6−イル基、1,9−
フェナンスロリン−7−イル基、1,9−フェナンスロ
リン−8−イル基、1,9−フェナンスロリン−10−
イル基、1,10−フェナンスロリン−2−イル基、
1,10−フェナンスロリン−3−イル基、1,10−
フェナンスロリン−4−イル基、1,10−フェナンス
ロリン−5−イル基、2,9−フェナンスロリン−1−
イル基、2,9−フェナンスロリン−3−イル基、2,
9−フェナンスロリン−4−イル基、2,9−フェナン
スロリン−5−イル基、2,9−フェナンスロリン−6
−イル基、2,9−フェナンスロリン−7−イル基、
2,9−フェナンスロリン−8−イル基、2,9−フェ
ナンスロリン−10−イル基、2,8−フェナンスロリ
ン−1−イル基、2,8−フェナンスロリン−3−イル
基、2,8−フェナンスロリン−4−イル基、2,8−
フェナンスロリン−5−イル基、2,8−フェナンスロ
リン−6−イル基、2,8−フェナンスロリン−7−イ
ル基、2,8−フェナンスロリン−9−イル基、2,8
−フェナンスロリン−10−イル基、2,7−フェナン
スロリン−1−イル基、2,7−フェナンスロリン−3
−イル基、2,7−フェナンスロリン−4−イル基、
2,7−フェナンスロリン−5−イル基、2,7−フェ
ナンスロリン−6−イル基、2,7−フェナンスロリン
−8−イル基、2,7−フェナンスロリン−9−イル
基、2,7−フェナンスロリン−10−イル基、1−フ
ェナジニル基、2−フェナジニル基、1−フェノチアジ
ニル基、2−フェノチアジニル基、3−フェノチアジニ
ル基、4−フェノチアジニル基、10−フェノチアジニ
ル基、1−フェノキサジニル基、2−フェノキサジニル
基、3−フェノキサジニル基、4−フェノキサジニル
基、10−フェノキサジニル基、2−オキサゾリル基、
4−オキサゾリル基、5−オキサゾリル基、2−オキサ
ジアゾリル基、5−オキサジアゾリル基、3−フラザニ
ル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−メチルピ
ロール−1−イル基、2−メチルピロール−3−イル
基、2−メチルピロール−4−イル基、2−メチルピロ
ール−5−イル基、3−メチルピロール−1−イル基、
3−メチルピロール−2−イル基、3−メチルピロール
−4−イル基、3−メチルピロール−5−イル基、2−
t−ブチルピロール−4−イル基、3−(2−フェニル
プロピル)ピロール−1−イル基、2−メチル−1−イ
ンドリル基、4−メチル−1−インドリル基、2−メチ
ル−3−インドリル基、4−メチル−3−インドリル
基、2−t−ブチル1−インドリル基、4−t−ブチル
1−インドリル基、2−t−ブチル3−インドリル基、
4−t−ブチル3−インドリル基、等が挙げられる。
【0016】置換若しくは無置換のアラルキル基として
は、ベンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニル
エチル基、1−フェニルイソプロピル基、2−フェニル
イソプロピル基、フェニル−t−ブチル基、α−ナフチ
ルメチル基、1−α−ナフチルエチル基、2−α−ナフ
チルエチル基、1−α−ナフチルイソプロピル基、2−
α−ナフチルイソプロピル基、β−ナフチルメチル基、
1−β−ナフチルエチル基、2−β−ナフチルエチル
基、1−β−ナフチルイソプロピル基、2−β−ナフチ
ルイソプロピル基、1−ピロリルメチル基、2−(1−
ピロリル)エチル基、p−メチルベンジル基、m−メチ
ルベンジル基、o−メチルベンジル基、p−クロロベン
ジル基、m−クロロベンジル基、o−クロロベンジル
基、p−ブロモベンジル基、m−ブロモベンジル基、o
−ブロモベンジル基、p−ヨードベンジル基、m−ヨー
ドベンジル基、o−ヨードベンジル基、p−ヒドロキシ
ベンジル基、m−ヒドロキシベンジル基、o−ヒドロキ
シベンジル基、p−アミノベンジル基、m−アミノベン
ジル基、o−アミノベンジル基、p−ニトロベンジル
基、m−ニトロベンジル基、o−ニトロベンジル基、p
−シアノベンジル基、m−シアノベンジル基、o−シア
ノベンジル基、1−ヒドロキシ−2−フェニルイソプロ
ピル基、1−クロロ−2−フェニルイソプロピル基等が
挙げられる。
【0017】置換若しくは無置換のアリールオキシ基
は、−OZと表され、Zとしてはフェニル基、1−ナフ
チル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、2−アン
トリル基、9−アントリル基、1−フェナントリル基、
2−フェナントリル基、3−フェナントリル基、4−フ
ェナントリル基、9−フェナントリル基、1−ナフタセ
ニル基、2−ナフタセニル基、9−ナフタセニル基、1
−ピレニル基、2−ピレニル基、4−ピレニル基、2−
ビフェニルイル基、3−ビフェニルイル基、4−ビフェ
ニルイル基、p−ターフェニル−4−イル基、p−ター
フェニル−3−イル基、p−ターフェニル−2−イル
基、m−ターフェニル−4−イル基、m−ターフェニル
−3−イル基、m−ターフェニル−2−イル基、o−ト
リル基、m−トリル基、p−トリル基、p−t−ブチル
フェニル基、p−(2−フェニルプロピル)フェニル
基、3-メチル−2−ナフチル基、4−メチル−1−ナフ
チル基、4−メチル−1−アントリル基、4'−メチル
ビフェニルイル基、4''−t−ブチル−p−ターフェニ
ル−4−イル基、2−ピロリル基、3−ピロリル基、ピ
ラジニル基、2−ピリジニル基、3−ピリジニル基、4
−ピリジニル基、2−インドリル基、3−インドリル
基、4−インドリル基、5−インドリル基、6−インド
リル基、7−インドリル基、1−イソインドリル基、3
−イソインドリル基、4−イソインドリル基、5−イソ
インドリル基、6−イソインドリル基、7−イソインド
リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−ベンゾフラ
ニル基、3−ベンゾフラニル基、4−ベンゾフラニル
基、5−ベンゾフラニル基、6−ベンゾフラニル基、7
−ベンゾフラニル基、1−イソベンゾフラニル基、3−
イソベンゾフラニル基、4−イソベンゾフラニル基、5
−イソベンゾフラニル基、6−イソベンゾフラニル基、
7−イソベンゾフラニル基、2−キノリル基、3−キノ
リル基、4−キノリル基、5−キノリル基、6−キノリ
ル基、7−キノリル基、8−キノリル基、1−イソキノ
リル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリル基、5
−イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−イソキノ
リル基、8−イソキノリル基、2−キノキサリニル基、
5−キノキサリニル基、6−キノキサリニル基、1−カ
ルバゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カルバゾリル
基、4−カルバゾリル基、1−フェナンスリジニル基、
2−フェナンスリジニル基、3−フェナンスリジニル
基、4−フェナンスリジニル基、6−フェナンスリジニ
ル基、7−フェナンスリジニル基、8−フェナンスリジ
ニル基、9−フェナンスリジニル基、10−フェナンス
リジニル基、1−アクリジニル基、2−アクリジニル
基、3−アクリジニル基、4−アクリジニル基、9−ア
クリジニル基、1,7−フェナンスロリン−2−イル
基、1,7−フェナンスロリン−3−イル基、1,7−
フェナンスロリン−4−イル基、1,7−フェナンスロ
リン−5−イル基、1,7−フェナンスロリン−6−イ
ル基、1,7−フェナンスロリン−8−イル基、1,7
−フェナンスロリン−9−イル基、1,7−フェナンス
ロリン−10−イル基、1,8−フェナンスロリン−2
−イル基、1,8−フェナンスロリン−3−イル基、
1,8−フェナンスロリン−4−イル基、1,8−フェ
ナンスロリン−5−イル基、1,8−フェナンスロリン
−6−イル基、1,8−フェナンスロリン−7−イル
基、1,8−フェナンスロリン−9−イル基、1,8−
フェナンスロリン−10−イル基、1,9−フェナンス
ロリン−2−イル基、1,9−フェナンスロリン−3−
イル基、1,9−フェナンスロリン−4−イル基、1,
9−フェナンスロリン−5−イル基、1,9−フェナン
スロリン−6−イル基、1,9−フェナンスロリン−7
−イル基、1,9−フェナンスロリン−8−イル基、
1,9−フェナンスロリン−10−イル基、1,10−
フェナンスロリン−2−イル基、1,10−フェナンス
ロリン−3−イル基、1,10−フェナンスロリン−4
−イル基、1,10−フェナンスロリン−5−イル基、
2,9−フェナンスロリン−1−イル基、2,9−フェ
ナンスロリン−3−イル基、2,9−フェナンスロリン
−4−イル基、2,9−フェナンスロリン−5−イル
基、2,9−フェナンスロリン−6−イル基、2,9−
フェナンスロリン−7−イル基、2,9−フェナンスロ
リン−8−イル基、2,9−フェナンスロリン−10−
イル基、2,8−フェナンスロリン−1−イル基、2,
8−フェナンスロリン−3−イル基、2,8−フェナン
スロリン−4−イル基、2,8−フェナンスロリン−5
−イル基、2,8−フェナンスロリン−6−イル基、
2,8−フェナンスロリン−7−イル基、2,8−フェ
ナンスロリン−9−イル基、2,8−フェナンスロリン
−10−イル基、2,7−フェナンスロリン−1−イル
基、2,7−フェナンスロリン−3−イル基、2,7−
フェナンスロリン−4−イル基、2,7−フェナンスロ
リン−5−イル基、2,7−フェナンスロリン−6−イ
ル基、2,7−フェナンスロリン−8−イル基、2,7
−フェナンスロリン−9−イル基、2,7−フェナンス
ロリン−10−イル基、1−フェナジニル基、2−フェ
ナジニル基、1−フェノチアジニル基、2−フェノチア
ジニル基、3−フェノチアジニル基、4−フェノチアジ
ニル基、1−フェノキサジニル基、2−フェノキサジニ
ル基、3−フェノキサジニル基、4−フェノキサジニル
基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、5−オ
キサゾリル基、2−オキサジアゾリル基、5−オキサジ
アゾリル基、3−フラザニル基、2−チエニル基、3−
チエニル基、2−メチルピロール−1−イル基、2−メ
チルピロール−3−イル基、2−メチルピロール−4−
イル基、2−メチルピロール−5−イル基、3−メチル
ピロール−1−イル基、3−メチルピロール−2−イル
基、3−メチルピロール−4−イル基、3−メチルピロ
ール−5−イル基、2−t−ブチルピロール−4−イル
基、3−(2−フェニルプロピル)ピロール−1−イル
基、2−メチル−1−インドリル基、4−メチル−1−
インドリル基、2−メチル−3−インドリル基、4−メ
チル−3−インドリル基、2−t−ブチル1−インドリ
ル基、4−t−ブチル1−インドリル基、2−t−ブチ
ル3−インドリル基、4−t−ブチル3−インドリル基
等が挙げられる。
【0018】置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
ル基は、−COOYと表され、Yとしてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
s−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチ
ル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシイソブチル
基、1,2−ジヒドロキシエチル基、1,3−ジヒドロ
キシイソプロピル基、2,3−ジヒドロキシ−t−ブチ
ル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、クロロ
メチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、
2−クロロイソブチル基、1,2−ジクロロエチル基、
1,3−ジクロロイソプロピル基、2,3−ジクロロ−
t−ブチル基、1,2,3−トリクロロプロピル基、ク
ロロメチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル
基、2−クロロイソブチル基、1,2−ジクロロエチル
基、1,3−ジクロロイソプロピル基、2,3−ジクロ
ロ−t−ブチル基、1,2,3−トリクロロプロピル
基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモ
エチル基、2−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロモ
エチル基、1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3−
ジブロモt−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロピ
ル基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロ
モエチル基、2−ブロモイソブチル基、1,2−ジブロ
モエチル基、1,3−ジブロモイソプロピル基、2,3
−ジブロモt−ブチル基、1,2,3−トリブロモプロ
ピル基、ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−ヨ
ードエチル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジヨ
ードエチル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、2,
3−ジヨードt−ブチル基、1,2,3−トリヨードプ
ロピル基、ヨードメチル基、1−ヨードエチル基、2−
ヨードエチル基、2−ヨードイソブチル基、1,2−ジ
ヨードエチル基、1,3−ジヨードイソプロピル基、
2,3−ジヨードt−ブチル基、1,2,3−トリヨー
ドプロピル基、アミノメチル基、1−アミノエチル基、
2−アミノエチル基、2−アミノイソブチル基、1,2
−ジアミノエチル基、1,3−ジアミノイソプロピル
基、2,3−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−トリ
アミノプロピル基、アミノメチル基、1−アミノエチル
基、2−アミノエチル基、2−アミノイソブチル基、
1,2−ジアミノエチル基、1,3−ジアミノイソプロ
ピル基、2,3−ジアミノt−ブチル基、1,2,3−
トリアミノプロピル基、シアノメチル基、1−シアノエ
チル基、2−シアノエチル基、2−シアノイソブチル
基、1,2−ジシアノエチル基、1,3−ジシアノイソ
プロピル基、2,3−ジシアノt−ブチル基、1,2,
3−トリシアノプロピル基、シアノメチル基、1−シア
ノエチル基、2−シアノエチル基、2−シアノイソブチ
ル基、1,2−ジシアノエチル基、1,3−ジシアノイ
ソプロピル基、2,3−ジシアノt−ブチル基、1,
2,3−トリシアノプロピル基、ニトロメチル基、1−
ニトロエチル基、2−ニトロエチル基、2−ニトロイソ
ブチル基、1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジニト
ロイソプロピル基、2,3−ジニトロt−ブチル基、
1,2,3−トリニトロプロピル基、ニトロメチル基、
1−ニトロエチル基、2−ニトロエチル基、2−ニトロ
イソブチル基、1,2−ジニトロエチル基、1,3−ジ
ニトロイソプロピル基、2,3−ジニトロt−ブチル
基、1,2,3−トリニトロプロピル基等が挙げられ
る。
【0019】また、環を形成する2価基の例としては、
テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン
基、ジフェニルメタン−2,2'−ジイル基、ジフェニ
ルエタン−3,3'−ジイル基、ジフェニルプロパン−
4,4'−ジイル基等が挙げられる。
【0020】また、発光層、又は積層膜の少なくとも一
層を形成する材料として本発明で特定する別の化合物
は、一般式(2)で表される構造を有する化合物であ
る。R1 〜R26のうち少なくとも一つが−NAr1 Ar
2 (Ar1 ,Ar2 はそれぞれ独立に置換若しくは無置
換の炭素数6〜20のアリール基を表す。)で表される
ジアリールアミノ基であり、他のR1 〜R26は、それぞ
れ独立に、水素原子、前記のハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、前記の置換若しくは無置換のアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、前記の置換若しくは無置換のアルキル
基、前記の置換若しくは無置換のアルケニル基、前記の
置換若しくは無置換のシクロアルキル基、前記の置換若
しくは無置換のアルコキシ基、前記の置換若しくは無置
換の芳香族炭化水素基、前記の置換若しくは無置換の芳
香族複素環基、前記の置換若しくは無置換のアラルキル
基、前記の置換若しくは無置換のアリールオキシ基、前
記の置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、カ
ルボキシル基を表す。またR 1 〜R26は、それらのうち
の2つで環を形成していても良い。
【0021】炭素数6〜20のアリール基としては、フ
ェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル
基、ナフタセニル基、ピレニル基等が挙げられる。ま
た、これらアリール基の置換基としては、前記のハロゲ
ン原子、ヒドロキシル基、前記の置換若しくは無置換の
アミノ基、ニトロ基、シアノ基、前記の置換若しくは無
置換のアルキル基、前記の置換若しくは無置換のアルケ
ニル基、前記の置換若しくは無置換のシクロアルキル
基、前記の置換若しくは無置換のアルコキシ基、前記の
置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基、前記の置換若
しくは無置換の芳香族複素環基、前記の置換若しくは無
置換のアラルキル基、前記の置換若しくは無置換のアリ
ールオキシ基、前記の置換若しくは無置換のアルコキシ
カルボニル基、カルボキシル基が挙げられる。
【0022】また、Ar1 ,Ar2 が置換基として有す
るスチリル基としては、無置換のスチリル基、2,2−
ジフェニルビニル基の他、末端のフェニル基の置換基と
して、前記のハロゲン原子、ヒドロキシル基、前記の置
換若しくは無置換のアミノ基、ニトロ基、シアノ基、前
記の置換若しくは無置換のアルキル基、前記の置換若し
くは無置換のアルケニル基、前記の置換若しくは無置換
のシクロアルキル基、前記の置換若しくは無置換のアル
コキシ基、前記の置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、前記の置換若しくは無置換の芳香族複素環基、前記
の置換若しくは無置換のアラルキル基、前記の置換若し
くは無置換のアリールオキシ基、前記の置換若しくは無
置換のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基等を有
する置換スチリル基および置換2,2−ジフェニルビニ
ル基等が挙げられる。
【0023】以下に、本発明の化合物例を挙げる。尚、
本発明はこれらに限定されるものではない。本発明で特
定した特定化合物は、例えば、化5に示す特定化合物
(3)(トリ−9,10−アンスリレン)、化6に示す
特定化合物(4)(10−ジ−p−トリルアミノトリ−
9,10−アンスリレン)、化7に示す特定化合物
(5)(10,10’’−ビス(ジ−p−トリルアミ
ノ)トリ−9,10−アンスリレン)、化8に示す特定
化合物(6)(10−(N−フェニル−N−p−(4−
メチルフェニルビニル)フェニルアミノ)トリ−9,1
0−アンスリレン)、化9に示す特定化合物(7)(1
0,10’’−ビス(N−フェニル−N−p−(4−メ
チルフェニルビニル)フェニルアミノ)トリ−9,10
−アンスリレン)等である。
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【0024】本発明に係る有機EL素子は、陽極及び陰
極の電極間に有機層を1層あるいは2層以上積層した構
造、例えば、図1に示すように陽極、発光層及び陰極の
積層構造、図2に示すように陽極、正孔輸送層、発光
層、電子輸送層、及び陰極の積層構造、図3に示すよう
に陽極、発光層、電子輸送層及び陰極の積層構造、及
び、図4に示すように陽極、正孔輸送層、発光層、及び
陰極の積層構造を基板上に備えている。本発明で特定し
た化合物は、上記積層構造のどの有機層に用いてもよ
く、また他の正孔輸送材料、発光材料、又は電子輸送材
料にドープさせて混合物として用いてもよい。
【0025】正孔輸送層の形成材料として本発明で使用
するものは、本発明で特定した化合物に限らず、通常、
正孔輸送材として使用されている化合物であれば何を使
用してもよい。例えば、正孔輸送材として、下記の化1
0に示すような、ビス(ジ(p−トリル)アミノフェニ
ル)−1,1−シクロヘキサン(以下、化合物[01]
と言う)、N,N‘―ジフェニルーN,N’―ビス(3
−メチルフェニル)−1,1‘―ビフェニル−4,4’
―ジアミン(以下、化合物[02]と言う)、N,N
‘−ジフェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−1,
1’−ビフェニル)−4,4‘−ジアミン[03]等の
トリフェニルジアミン類や、スターバースト型分子(以
下、化合物[04]〜[06]と言う)等が挙げられ
る。
【化10】
【0026】電子輸送層の形成材料として本発明で使用
するものは、本発明で特定した化合物に限らず、通常、
電子輸送材として使用されている化合物であれば何を使
用してもよい。例えば、電子輸送材として、下記の化1
1に示すような、2−(4−ビフェニリル)−5−(4
−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル(以下、化合物[07]と言う)、ビス{2−(4−
t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル}−m−フェニレン(以下、化合物[08]と言う)
等のオキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体(以
下、化合物[09]、[10]と言う)等、及び、キノ
リノール系の金属錯体(以下、化合物[11]〜[1
4]と言う)等が挙げられる。
【化11】
【0027】有機薄膜EL素子の陽極は、正孔を発光層
又は正孔輸送層に注入する役割を担うものであり、4.
5eV以上の仕事関数を有することが効果的である。本
発明に用いられる陽極材料の具体例としては、酸化イン
ジウム錫合金(ITO)、酸化錫(NESA)、金、
銀、白金、銅等が適用できる。また、陰極としては、電
子輸送層又は発光層に電子を注入する目的で、仕事関数
の小さい材料が好ましい。陰極材料は特に限定されない
が、具体的にはインジウム、アルミニウム、マグネシウ
ム、マグネシウム−インジウム合金、マグネシウム−ア
ルミニウム合金、アルミニウム−リチウム合金、アルミ
ニウム−スカンジウム−リチウム合金、マグネシウム−
銀合金等が使用できる。
【0028】本発明で特定した化合物、又は化合物を含
む混合物で、発光層、又は積層膜の少なくとも一層を形
成する際には、真空蒸着法、分子線蒸着法(MBE
法)、或いは化合物を溶媒に溶かした溶液のディッピン
グ法、スピンコーティング法、キャスティング法、バー
コート法、ロールコート法等の塗布法等の既知の方法を
適用することができる。特定した化合物以外の材料で有
機EL素子の層を形成する際にも、その形成方法は、特
に限定されない。例えば、従来から既知の真空蒸着法、
スピンコーティング法を使用できる。本発明の有機EL
素子の各有機層の膜厚は、特に制限されないが、一般
に、膜厚が薄すぎるとピンホール等の欠陥が生じ易く、
逆に厚すぎると高い印加電圧が必要となり効率が悪くな
るため、通常は、数nmから1μmの範囲の膜厚が好ま
しい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説
明する。本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例により限定されるものではない。
【0030】
【実施例】先ず、本発明で特定した化合物の例として、
化5から化9にそれぞれに示した化合物(3)から化合
物(7)の合成例を示す。合成例1−化合物(3)(トリ−9,10−アンスリレ
ン)の合成 化5の化合物(3)に示すトリ−9,10−アンスリレ
ンを合成するには、先ず、9−ブロモアントラセンとリ
チウムから9−リチオアントラセンを生成し、続いて生
成9−リチオアントラセンとアントラキノンとを反応さ
せた。次いで、得た生成物をよう化水素とホスフィン酸
とにより還元的に芳香族化させ、更に、常法に従って、
精製して目的のトリ−9,10−アンスリレンを得た。
【0031】合成例2−化合物(4)(10−ジ−p−
トリルアミノトリ−9,10−アンスリレン)の合成 化6の化合物(4)10−ジ−p−トリルアミノトリ−
9,10−アンスリレンを合成するには、先ず、合成例
1で得たトリ−9,10−アンスリレン53g及びN−
ブロモスクシンイミド18gをクロロホルムと共にフラ
スコに入れ、一昼夜攪拌しながら反応させた。次いで、
反応液を水で洗浄し、有機層を乾燥させた後、常法に従
って、精製して10−ブロモトリ−9,10−アンスリ
レンを得た。次いで、10−ブロモトリ−9,10−ア
ンスリレン30g、ジ−p−トリルアミン9g、炭酸カ
リウム3.5g、及び、銅粉末1.5gをニトロベンゼ
ンと共に三ツ口フラスコに入れ、200℃で30時間攪
拌して反応させた。反応終了後、トルエン及びクロロホ
ルムを加えてろ過し、無機物を除いた。トルエン及びニ
トロベンゼンを減圧下で留去した後、常法に従って精製
して、目的の10−ジ−p−トリルアミノトリ−9,1
0−アンスリレンを得た。
【0032】合成例3−化合物(5)(10,10’’
−ビス(ジ−p−トリルアミノ)トリ−9,10−アン
スリレン)の合成 化7の化合物(5)10,10’’−ビス(ジ−p−ト
リルアミノ)トリ−9,10−アンスリレンを合成する
には、先ず、合成例1で得たトリ−9,10−アンスリ
レン53g及びN−ブロモスクシンイミド36gをクロ
ロホルムと共にフラスコに入れ、一昼夜攪拌しながら反
応させた。次いで、反応液を水で洗浄し、有機層を乾燥
させた後、常法に従って、精製して10,10’’−ジ
ブロモトリ−9,10−アンスリレンを得た。次に、1
0,10’’−ジブロモトリ−9,10−アンスリレン
35g、ジ−p−トリルアミン18g、炭酸カリウム7
g、及び、銅粉末3gをニトロベンゼンと共に三ツ口フ
ラスコに入れ、200℃で30時間攪拌して反応させ
た。反応終了後、トルエン及びクロロホルムを加えてろ
過し、無機物を除いた。トルエン及びニトロベンゼンを
減圧下で留去した後、常法に従って精製して、目的の1
0,10’’−ビス(ジ−p−トリルアミノ)トリ−
9,10−アンスリレンを得た。
【0033】合成例4−化合物(6)(10−(N−フ
ェニル−N−p−(4−メチルフェニルビニル)フェニ
ルアミノ)トリ−9,10−アンスリレン)の合成 化8の化合物(6)10−(N−フェニル−N−p−
(4−メチルフェニルビニル)フェニルアミノ)トリ−
9,10−アンスリレンを合成するには、先ず、ジ−p
−トリルアミン9gの代わりにN−フェニル−N−p−
トリルアミン8.5gを用いたことを除いて、合成例2
と同様にして、10−(N−フェニル−N−p−トリル
アミノ)トリ−9,10−アンスリレンを得た。次い
で、10−(N−フェニル−N−p−トリルアミノ)ト
リ−9,10−アンスリレンをトルエンに溶解させ、こ
れにオキシ塩化リンを加えて室温で攪拌し、更にこれに
N−メチルホルムアニリドを滴下し、50℃で5時間攪
拌して反応させた。反応終了後、冷水中にゆっくり注
ぎ、分液ロートに移してトルエン層を水で中性になるま
で数回洗浄した。続いて、硫酸マグネシウムで乾燥後溶
媒を留去して10−(N−p−ホルミルフェニル−N−
トリルアミノ)トリ−9,10−アンスリレンを合成し
た。次いで、ジメチルスルホキシドに4−メチルベンジ
ルホスホン酸ジエチルと水素化ナトリウムを加え、攪拌
したものに10−(N−p−ホルミルフェニル−N−ト
リルアミノ)トリ−9,10−アンスリレンのジメチル
スルホキシド溶液を滴下し50℃で3時間攪拌して反応
させた。反応終了後、反応溶液を氷水に注ぎ、酸を加え
て中和し、酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧除去した
後、常法に従って精製して、目的の10−(N−フェニ
ル−N−p−(4−メチルフェニルビニル)フェニルア
ミノ)トリ−9,10−アンスリレンを得た。
【0034】合成例5−化合物(7)(10,10’’
−ビス(N−フェニル−N−p−(4−メチルフェニル
ビニル)フェニルアミノ)トリ−9,10−アンスリレ
ン)の合成 化9の化合物(7)10,10’’−ビス(N−フェニ
ル−N−p−(4−メチルフェニルビニル)フェニルア
ミノ)トリ−9,10−アンスリレンを合成するには、
先ず、ジ−p−トリルアミン18gの代わりにN−フェ
ニル−N−p−トリルアミン17gを用いたことを除い
て、合成例3と同様にして、10,10’’−ビス(N
−フェニル−N−p−トリルアミノ)トリ−9,10−
アンスリレンを得た。次いで、10,10’’−ビス
(N−フェニル−N−p−トリルアミノ)トリ−9,1
0−アンスリレンをトルエンに溶解させ、これにオキシ
塩化リンを加えて室温で攪拌し、更にこれにN−メチル
ホルムアニリドを滴下し、50℃で5時間攪拌して反応
させた。
【0035】反応終了後、冷水中にゆっくり注ぎ、分液
ロートに移してトルエン層を水で中性になるまで数回洗
浄した。更に、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し
て10,10’’−ビス(N−p−ホルミルフェニル−
N−トリルアミノ)トリ−9,10−アンスリレンを合
成した。次いで、ジメチルスルホキシドに4−メチルベ
ンジルホスホン酸ジエチルと水素化ナトリウムを加え、
攪拌したものに10,10’’−ビス(N−p−ホルミ
ルフェニル−N−トリルアミノ)トリ−9,10−アン
スリレンのジメチルスルホキシド溶液を滴下し50℃で
3時間攪拌し、反応させた。反応終了後、反応溶液を氷
水に注ぎ、酸を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。
溶媒を減圧除去した後、常法に従って精製して、目的の
10,10’’−ビス(N−フェニル−N−p−(4−
メチルフェニルビニル)フェニルアミノ)トリ−9,1
0−アンスリレンを得た。
【0036】以下に、実施例として本発明で特定した化
合物を使用した有機EL素子の例を挙げて、本発明の実
施の形態を具体的かつ詳細に説明する。実施例1〜11
では有機EL素子の発光層に本発明で特定した化合物単
味を使用し、実施例12〜17では発光層に本発明で特
定した化合物を含む混合物を使用し、実施例18〜21
では正孔輸送層に本発明で特定した化合物を使用し、並
びに、実施例22では電子輸送層に本発明で特定した化
合物を使用している。実施例1 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の実施例であっ
て、図1は実施例1の有機EL素子の層構造を示す断面
図である。本実施例の有機EL素子10は、図1に示す
ように、ガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された
陽極2、発光層4、及び陰極6からなる積層膜とにより
構成されている。本実施例の有機EL素子10を形成す
るには、ガラス基板1上にITOをスパッタリングによ
ってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、陽極
2とした。次いで、陽極2上に、化5の特定化合物
(3)からなる膜を真空蒸着法にて40nm堆積して発
光層4を形成した。次に、マグネシウム−銀合金を真空
蒸着法にて膜厚200nm堆積して陰極6とし、本実施
例の有機EL素子10を作製した。得た有機EL素子1
0に直流電圧を5V印加したところ、輝度90cd/m
2の発光が得られた。
【0037】実施例2 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の別の実施例で
あって、化6の特定化合物(4)で発光層4を形成した
ことを除いて、実施例1の有機EL素子10と同じ構成
を備え、実施例1と同様にして作製した。得た有機EL
素子に直流電圧を5V印加したところ、輝度250cd
/m2 の発光が得られた。
【0038】実施例3 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、化7の特定化合物(5)で発光層4を形成
したことを除いて、実施例1の有機EL素子10と同じ
構成を備え、実施例1と同様にして作製した。得た有機
EL素子に直流電圧を5V印加したところ、輝度300
cd/m2 の発光が得られた。
【0039】実施例4 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、化8の特定化合物(6)で発光層4を形成
したことを除いて、実施例1の有機EL素子10と同じ
構成を備え、実施例1と同様にして作製した。得た有機
EL素子に直流電圧を5V印加したところ、輝度480
cd/m2 の発光が得られた。
【0040】実施例5 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、化9の特定化合物(7)で発光層4を形成
したことを除いて、実施例1の有機EL素子10と同じ
構成を備え、実施例1と同様にして作製した。得た有機
EL素子に直流電圧を5V印加したところ、輝度600
cd/m2 の発光が得られた。
【0041】実施例6 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、陽極2上に特定化合物(7)のクロロホル
ム溶液を用いたスピンコート法により膜厚40nmの発
光層4を形成したことを除いて、実施例1の有機EL素
子10と同じ構成を備え、実施例1と同様にして作製し
た。得た有機EL素子に直流電圧を5V印加したとこ
ろ、輝度210cd/m2 の発光が得られた。
【0042】実施例7 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、図2は実施例7の有機EL素子の層構造を
示す断面図である。本実施例の有機EL素子20は、図
2に示すように、ガラス基板21と、ガラス基板1上に
形成された陽極22、正孔輸送層23、発光層24、電
子輸送層25、及び陰極26からなる積層膜とにより構
成されている。本実施例の有機EL素子20を形成する
には、ガラス基板21上にITOをスパッタリングによ
ってシート抵抗が20Ω/□になるように製膜し、陽極
22とした。次いで、陽極22上に、N,N′−ジフェ
ニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,
1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン(化合物[0
2])を真空蒸着法にて膜厚50nm堆積して、正孔輸
送層23とした。次に、正孔輸送層23上に特定化合物
(3)を真空蒸着法にて膜厚40nm堆積して発光層2
4を形成した。更に、発光層24上に、2−(4−ビフ
ェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール(化合物[07])を真空蒸
着法にて膜厚20nm堆積して電子輸送層25を形成し
た。次に、マグネシウム−銀合金を真空蒸着法によって
膜厚200nm堆積して陰極を形成し、実施例7の有機
EL素子20を作製した。得た有機EL素子20に直流
電圧を10V印加したところ、輝度920cd/m2
発光が得られた。
【0043】実施例8 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、発光層24の形成物質として特定化合物
(4)を用いたことを除いて、実施例7の有機EL素子
20と同じ構成を備え、実施例7と同様にして作製し
た。得た有機EL素子20に直流電圧を10V印加した
ところ、輝度3000cd/m2 の発光が得られた。
【0044】実施例9 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23をN,N‘−ジフェニル−
N−N−ビス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニ
ル)−4,4‘−ジアミン(化合物[03])で、電子
輸送層25をビス{2−(4−t−ブチルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール}−m−フェニレン(化
合物[08])で形成したことを除いて、実施例7の有
機EL素子20と同じ構成を備え、実施例7と同様にし
て作製した。得た有機EL素子20に直流電圧を10V
印加したところ、輝度1200cd/m2 の発光が得ら
れた。
【0045】実施例10 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を化合物[04]で、発光
層24を特定化合物(5)で、電子輸送層25を化合物
[11]で形成したことを除いて、実施例7の有機EL
素子20と同じ構成を備え、実施例7と同様にして作製
した。得た有機EL素子20に直流電圧を10V印加し
たところ、輝度3400cd/m2 の発光が得られた。
【0046】実施例11 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を化合物[05]で、発光
層24を特定化合物(7)で、電子輸送層25を化合物
[12]で形成したことを除いて、実施例7の有機EL
素子20と同じ構成を備え、実施例7と同様にして作製
した。得た有機EL素子20に直流電圧を10V印加し
たところ、輝度4500cd/m2 の発光が得られた。
【0047】実施例12 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、図3は実施例12の有機EL素子の層構造
を示す断面図である。本実施例の有機EL素子30は、
図3に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板1上
に形成された陽極32、発光層34、電子輸送層35、
及び陰極36からなる積層膜とにより構成されている。
本実施例の有機EL素子30を形成するには、ガラス基
板31上にITOをスパッタリングによってシート抵抗
が20Ω/□になるように製膜し、陽極32とした。次
いで、陽極32上にN,N‘−ジフェニル−N−N−ビ
ス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニル)−4,4
‘−ジアミン(化合物[03])と特定化合物(3)を
1:10の重量比で共蒸着させ、膜厚50nmの発光層
34を形成した。次に、発光層34上に、化合物[0
9]を真空蒸着法にて膜厚50nm堆積して電子輸送層
35を形成した。続いて、電子輸送層35上にマグネシ
ウム−銀合金を膜厚200nm堆積して陰極36を形成
し、実施例12の有機EL素子30を作製した。得た有
機EL素子30に直流電圧を10V印加したところ、輝
度900cd/m2 の発光が得られた。
【0048】実施例13 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、発光層34の形成物質として特定化合物
(3)に代えて特定化合物(5)を用いたことを除い
て、実施例12の有機EL素子30と同じ構成を備え、
実施例12と同様にして作製した。得た有機EL素子3
0に直流電圧を10V印加したところ、輝度2300c
d/m2 の発光が得られた。
【0049】実施例14 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、陽極32上に特定化合物(7)とN,N
‘−ジフェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−1,
1’−ビフェニル)−4,4‘−ジアミン(化合物[0
3])をモル比で1:10の割合で含有するクロロホル
ム溶液を用いたスピンコート法により膜厚40nmの発
光層34を形成したこと、及び電子輸送層35の形成物
質として化合物[10]を使用したことを除いて、実施
例12の有機EL素子30と同じ構成を備え、実施例1
2と同様にして作製した。得た有機EL素子30に直流
電圧を10V印加したところ、輝度900cd/m2
発光が得られた。
【0050】実施例15 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、図4は実施例15の有機EL素子の層構造
を示す断面図である。本実施例の有機EL素子40は、
図3に示すように、ガラス基板41と、ガラス基板1上
に形成された陽極42、正孔輸送層43、発光層44、
及び陰極46からなる積層膜とにより構成されている。
本実施例の有機EL素子30を形成するには、ガラス基
板41上にITOをスパッタリングによってシート抵抗
が20Ω/□になるように製膜し、陽極42とした。次
いで、陽極42上にN,N‘−ジフェニル−N−N−ビ
ス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニル)−4,4
‘−ジアミン(化合物[03])を真空蒸着法にて膜厚
50nm堆積して正孔輸送層43を形成した。次に、化
合物[11]と特定化合物(3)とを20:1の重量比
で真空共蒸着させ膜厚50nmの発光層44を形成し
た。続いて、マグネシウム−銀合金を膜厚200nm堆
積して陰極46を形成し、本実施例の有機EL素子40
を作製した。得た有機EL素子40に直流電圧を10V
印加したところ、輝度1100cd/m2 の発光が得ら
れた。
【0051】実施例16 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、発光層44として、化合物〔11〕と特定
化合物(5)とを20:1の重量比で真空共蒸着させた
膜厚50nmの膜を用いたことを除いて、実施例15の
有機EL素子40と同じ構成を備え、実施例15と同様
にして作製した。得た有機EL素子40に直流電圧を1
0V印加したところ、輝度1800cd/m2 の発光が
得られた。
【0052】実施例17 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層43をN,N′−ジフェニル−
N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−
ビフェニル]−4,4′−ジアミン(化合物[02])
で形成し、発光層44として化合物[13]と特定化合
物(7)とを20:1の重量比で真空共蒸着して得た膜
を用いたことを除いて、実施例15の有機EL素子40
と同じ構成を備え、実施例15と同様にして作製した。
得た有機EL素子40に直流電圧を10V印加したとこ
ろ、輝度2300cd/m2 の発光が得られた。
【0053】実施例18 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を特定化合物(4)で、発
光層24を化合物〔13〕でそれぞれ形成したことを除
いて、実施例7の有機EL素子20と同じ構成を備え、
実施例7と同様にして作製した。得た有機EL素子20
に直流電圧を10V印加したところ、輝度850cd/
2 の発光が得られた。
【0054】実施例19 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を特定化合物(5)で形成
したことを除いて実施例18の有機EL素子20と同じ
構成を備え、実施例18と同様にして作製した。得た有
機EL素子20に直流電圧を10V印加したところ、輝
度1300cd/m2 の発光が得られた。
【0055】実施例20 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を特定化合物(6)で形成
したことを除いて実施例18の有機EL素子20と同じ
構成を備え、実施例18と同様にして作製した。得た有
機EL素子20に直流電圧を10V印加したところ、輝
度1500cd/m2 の発光が得られた。
【0056】実施例21 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23を特定化合物(7)で形成
したことを除いて実施例18の有機EL素子20と同じ
構成を備え、実施例18と同様にして作製した。得た有
機EL素子20に直流電圧を10V印加したところ、輝
度1800cd/m2 の発光が得られた。
【0057】実施例22 本実施例は、本発明に係る有機EL素子の更に別の実施
例であって、正孔輸送層23をN,N’−ジフェニル−
N−N−ビス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニ
ル)−4,4’−ジアミン(化合物[03])で、発光
層24を化合物[13]で、電子輸送層25を特定化合
物(3)でそれぞれ形成したことを除いて、実施例7の
有機EL素子20と同じ構成を備え、実施例7と同様に
して作製した。得た有機EL素子20に直流電圧を10
V印加したところ、輝度980cd/m2 の発光が得ら
れた。
【0058】有機EL素子に直流電圧を5V印加して発
光特性を調べた実施例1から6では、特定化合物(7)
を用いた実施例5の有機EL素子が最も輝度が高く、有
機EL素子に直流電圧を10V印加して発光特性を調べ
た実施例7から22では、特定化合物(7)で形成した
発光層を正孔輸送層及び電子輸送層で挟んだ実施例11
の有機EL素子が最も輝度が高かった。これから、特定
化合物(7)は、発光特定の向上に極めて有効であるこ
とが判る。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、発光層、又は発光層及
び他の少なくとも一層の有機薄膜層からなる積層膜のい
ずれかを陽極と陰極間に有する有機エレクトロルミネッ
センス素子にあって、発光層、又は積層膜の少なくとも
一層を本発明で特定した化合物、又は化合物を含む混合
物で形成することにより、従来に比べて、高輝度の発光
特性を有する有機エレクトロルミネッセンス素子を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1から6の有機EL素子の層構造を示す
断面図である。
【図2】実施例7から11及び実施例18から実施例2
2の有機EL素子の層構造を示す断面図である。
【図3】実施例12から14の有機EL素子の層構造を
示す断面図である。
【図4】実施例15から17の有機EL素子の層構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 有機エレクトロルミネッセン
ス素子 1、21、31、41 基板 2、22、32、42 陽極 23、43 正孔輸送層 4、24、34、44 発光層 25、35 電子輸送層 6、26、36、46 陰極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極間に発光層を含む一層または
    複数層の有機薄膜層を有する有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子において、前記有機薄膜層の少なくとも一層が
    下記一般式(1)で示される材料を単独もしくは混合物
    として含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子。 【化1】 (式中、R1 〜R26は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
    ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
    ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
    しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
    のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
    ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシル基を表す。またR1 〜R26は、それ
    らのうちの2つで環を形成していても良い。)
  2. 【請求項2】 陽極と陰極間に発光層を含む一層または
    複数層の有機薄膜層を有する有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子において、前記有機薄膜層の少なくとも一層が
    下記一般式(2)で示される材料を単独もしくは混合物
    として含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子。 【化2】 (式中、R1 〜R26は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子、ヒドロキシル基、置換若しくは無置換のア
    ミノ基、ニトロ基、シアノ基、置換若しくは無置換のア
    ルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若
    しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換
    のアルコキシ基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、置換若しくは無置換の芳香族複素環基、置換若しく
    は無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリー
    ルオキシ基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシル基を表す。またR1 〜R26は、それ
    らのうちの2つで環を形成していても良い。ただし、R
    1 〜R26のうち少なくとも一つは−NAr1 Ar2 (A
    1 ,Ar2 はそれぞれ独立に置換若しくは無置換の炭
    素数6〜20のアリール基を表す。)で表されるジアリ
    ールアミノ基である。)
  3. 【請求項3】 陽極と陰極間に発光層を含む一層または
    複数層の有機薄膜層を有する有機エレクトロルミネッセ
    ンス素子において、前記有機薄膜層の少なくとも一層が
    一般式(2)で示される化合物のうち、少なくとも一つ
    の−NAr1Ar2 基中のAr1 ,Ar2 基の少なくと
    も一つが置換または無置換のスチリル基を置換基として
    持つ材料を単独もしくは混合物として含むことを特徴と
    する有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 前記有機薄膜層として、少なくとも正孔
    輸送層を有し、この層が一般式(1)で表される化合物
    を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする請求
    項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 前記有機薄膜層として、少なくとも正孔
    輸送層を有し、この層が一般式(2)で表される化合物
    を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする請求
    項2記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  6. 【請求項6】 前記有機薄膜層として、少なくとも正孔
    輸送層を有し、この層が一般式(2)で表される化合物
    のうち、少なくとも一つの−NAr1 Ar2基中のAr
    1 ,Ar2 基の少なくとも一つがスチリル基を置換基と
    して持つ材料を単独もしくは混合物として含むことを特
    徴とする請求項3記載の有機エレクトロルミネッセンス
    素子。
  7. 【請求項7】 前記有機薄膜層として、少なくとも電子
    輸送層を有し、この層が一般式(1)で表される化合物
    を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする請求
    項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  8. 【請求項8】 前記有機薄膜層として、少なくとも電子
    輸送層を有し、この層が一般式(2)で表される化合物
    を単独もしくは混合物として含むことを特徴とする請求
    項2記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  9. 【請求項9】 前記有機薄膜層として、少なくとも電子
    輸送層を有し、この層が一般式(2)で表される化合物
    のうち、少なくとも一つの−NAr1 Ar2基中のAr
    1 ,Ar2 基の少なくとも一つがスチリル基を置換基と
    して持つ材料を単独もしくは混合物として含むことを特
    徴とする請求項3記載の有機エレクトロルミネッセンス
    素子。
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