JPH11175410A - 誤り訂正機能内蔵prom及びこれを内蔵したマイクロコンピュータ - Google Patents

誤り訂正機能内蔵prom及びこれを内蔵したマイクロコンピュータ

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JPH11175410A
JPH11175410A JP9345476A JP34547697A JPH11175410A JP H11175410 A JPH11175410 A JP H11175410A JP 9345476 A JP9345476 A JP 9345476A JP 34547697 A JP34547697 A JP 34547697A JP H11175410 A JPH11175410 A JP H11175410A
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JP
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prom
error
circuit
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input
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Masatoshi So
雅俊 宗
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性・性能の向上、小型軽量化の実現、高速
化の実現、低消費電力化の実現、回路・装置構成の簡易
化の実現、信頼性の向上及び保守性の向上を図る。 【解決手段】 誤り訂正機能内蔵PROMに係わる第1
の手段として、複数ビットからなるデータを記憶する第
1のPROMと、前記データの1ビット不良を訂正する
ための訂正コードを記憶する第2のPROMと、第1及
び第2のPROMから読み出されたデータをの誤りを検
出してシンドロームを出力するシンドローム生成回路
と、該シンドローム生成回路の出力を入力とし、誤った
ビットを特定して該ビットの信号を反転させる反転制御
回路とを備えた誤り訂正機能内蔵PROMにおいて、シ
ンドロームのいずれかの誤りを検出して外部に出力する
誤り統合回路を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ECC(Error Co
rrection Code)を用いた誤り訂正機能を内蔵するPR
OM(Programmable Read Only Memory)及びこれを内
蔵したマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】PROMには、UVPROM(紫外線消
去型PROM)、EEPROM(電気的消去型PRO
M)、Flash−EEPROM等がある。また、図2
は、従来の誤り訂正機能内蔵型PROMの構成図であ
る。この図に示すように、この種の従来のPROMは、
書き込み用データを記憶するPROM1と訂正コードを
記憶するPROM2と訂正コード発生回路と訂正回路と
により構成されている。
【0003】書き込み時において、書き込み用データ
は、PROM1と訂正コード発生回路に入力される。P
ROM1に入力された書き込み用データは、アドレス信
号が示すPROM1のセルに記憶される。同時に訂正コ
ード発生回路は、入力された書き込みデータから訂正コ
ードを発生してPROM2に出力する。PROM2に入
力された訂正コードは、同じくアドレス信号が示すPR
OM2のセルに記憶されるようになっている。
【0004】一方、読み出し時には、アドレス信号が示
すPROM1のセルに記憶された書き込みデータと、同
じくアドレス信号が示すPROM2のセルに記憶された
訂正コードが読み出されて訂正回路に入力される。訂正
回路は、書き込みデータと訂正コードから誤り検知・訂
正を行った結果を最終的な読み出しデータとして外部に
出力する。
【0005】次に、図3は、上記訂正回路の詳細構成図
である。この図において、D31〜D00は、上記PROM
1から読み出された書き込みデータが入力される入力端
子である。S5〜S0は、PROM2から読み出された訂
正コードが入力される入力端子である。O00〜O31は、
上記読み出しデータが出力される出力端子である。この
ような各種信号を入出力する訂正回路は、図示するよう
にシンドローム生成回路1と反転制御回路2とから構成
されている。
【0006】例えば、シンドロームX0は、シンドロー
ム生成回路1において○印の付いた入力端子D31、D2
9、D28、D27、D26、D25、D21、D20、D19、D1
5、D14、D12、D09、D05、D00、S0の各信号の排他
的論理和によって生成される。そして、他のシンドロー
ムX1〜X5も、同様にして○印の付いた端子Dn(n=
0〜31)、Sn(n=0〜5)の各信号の排他的論理
和によって生成される。シンドローム生成回路1では、
このようにして書き込みデータの誤りビットが検出され
て、6ビットからなるシンドロームX5〜X0が生成され
る。
【0007】反転制御回路2は、上記シンドロームX5
〜X0に基づいて書き込みデータのどのビットを反転さ
せるかを判断し、反転信号Y31〜Y00のいずれかを
「1」とするものである。出力端子O31〜O00には、各
入力端子D31〜D00に入力された書き込みデータと反転
信号Y31〜Y00の排他的論理和により、PROM1に記
憶された書き込みデータの誤りであったビットが反転
(訂正)された読み出しデータが出力される。
【0008】次に、上記訂正回路の動作について簡単に
説明する。上記各シンドロームX5〜X0の各信号線に対
応付けられた入力端子D31〜D00のパリティの値が対応
する入力端子S5〜S0内の1ビットに出力されるよう
に、上記PROM2に予め書き込まれている。そのた
め、シンドロームX5〜X0の値は、もしメモリの対応す
るビットに書き込まれた値が正しく読み出された場合に
は、常に「0」となる。
【0009】ここで、もし入力端子D31〜D00及び入力
端子S5〜S0の何れかのビットの1つに不正な値があれ
ば、該不正なビットを入力対象とするシンドロームX0
〜X5は、全て「1」となる。例えば、入力端子D00の
信号が不正な場合、シンドロームX0とシンドロームX1
だけが「1」となる。シンドローム生成回路1のビット
値は6ビットであるので、入力端子D31〜D00の32本
及び入力端子S5〜S0の5本のいずれかが不良である3
7種類の組み合わせと不良無しの場合を加えて合計38
種類を表現できれば良い。これに対して、この訂正回路
では64種類の組み合わせがあるため十分に割り振り可
能である。
【0010】次に、反転制御回路2は、上記シンドロー
ムX0〜X5を入力として、そのパターンから入力端子D
31〜D00に入力されたデータのどのビットが不良かを指
定する31本の反転信号Y31〜Y00を生成し、該反転信
号Y31〜Y00と入力端子D31〜D00のデータとの排他的
論理和を取ることによって入力端子D31〜D00のデータ
の値を訂正する。
【0011】以上に説明したように、本訂正回路では、
入力端子D31〜D00のデータと入力端子S5〜S0のデー
タの何れか1ビットに不良があった場合に訂正が可能で
あるが、2ビット以上の不良があった場合は、訂正はで
きない。
【0012】一方、PROMにおけるこのような訂正回
路の具体的な用途としては、単なる不良品救済というよ
りも、そのPROMを使用している期間の経年変化によ
り仮に1ビットの不良が生じても訂正回路によって訂正
して信頼性を確保する目的がある。この場合、書き込み
データを書き込んだ時点で、PROMに記憶されたデー
タに初めから不良が存在していた場合に本来の目的が達
成されない。このため最初の書き込みの際には、このよ
うなPROMを使用しないよう事前に選別する必要があ
る。
【0013】しかしながら、上述した従来のPROMで
は、データを書き込む時点で、PROMに記憶したデー
タに1ビットの誤りが存在するか否かを検知しようとし
ても、読み出しデータが常に訂正回路により誤り訂正さ
れているので、PROMに記憶したデータに1ビットの
誤りが存在しても検知することができない。ここで、2
ビット以上の不良がある場合には、書き込み後の読み出
しにより書き込んだデータとの比較によりPROMに記
憶したデータの誤り検出は可能である。
【0014】このような問題点に対する簡単な回避策と
しては、PROMへのデータ書き込み後の確認において
誤り訂正機能を動作させないという方法がある。しか
し、この場合、修正コードを書き込むPROM2の不良
を検出することができないという問題が残る。
【0015】次に、図4は、データを書き込んだ時点
で、PROMに記憶したデータに1ビットの誤りが存在
しても検知可能な従来の誤り訂正機能内蔵PROMの構
成図である。これは、図2の構成に2つのスイッチ回路
を付加し、訂正回路を経由せずにPROM1に記憶され
たデータとPROM2に記憶された訂正コードを読み出
せる構成としたものである。通常、データを読み出す場
合は訂正回路の出力を読み出し、PROM1,PROM
2に記憶したデータに誤りが存在するか否かを確認する
場合には、スイッチ回路1とスイッチ回路2をそれぞれ
切り替えることにより、PROM1に記憶されたデータ
とPROM2に記憶された訂正コードとを直接読み出し
て確認する。
【0016】図5は、このようなスイッチ回路1,2を
含む訂正回路周辺の詳細構成図である。この図におい
て、FLETMはスイッチ回路1及びスイッチ回路2を
切り換えるための2ビットのレジスタである。スイッチ
回路1は、FLETMのビットF1が「1」のときに訂
正回路の出力をスイッチ2に出力し、ビットF1が
「0」のときにはPROM1に記憶されたデータを訂正
回路を経由せずにスイッチ2に出力する。スイッチ回路
2は、FLETMのビットF0が「1」のときにスイッ
チ回路1の出力を読み出しデータとして外部に出力し、
F0が「0」のときにはPROM2に書き込まれた訂正
コードを読み出しデータとして出力する。
【0017】図6は、このようなスイッチ回路1の詳細
構成図である。入力端子S1a31〜S1a00には訂正回路の
出力信号、入力端子S1b31〜S1b00にはPROM1に記
憶されたデータ、入力端子S1Fには上記FLETMの
ビットF1の値がそれぞれ入力される。入力端子S1F
に入力された値は、入力端子S1a31〜S1a00にそれぞれ
接続されている各トランスファ回路のゲートに入力さ
れ、入力端子S1b31〜S1b00に接続されている各トラン
スファ回路のゲートにもNOT回路を経由して入力され
るようになっている。
【0018】入力端子S1Fの値が「1」のときは、入
力端子S1a31〜S1a00に接続されたトランスファ回路が
導通状態となり、入力端子S1b31〜S1b00に接続された
トランスファ回路が開放状態となる。この結果、出力端
子S1c31〜S1c00には、入力端子S1a31〜S1a00の各デ
ータが出力される。一方、入力端子F1の値が「0」の
ときには、入力端子S1a31〜S1a00に接続されたトラン
スファ回路が開放状態となり、入力端子S1b31〜S1b00
に接続されたトランスファ回路が導通となる。この結
果、出力端子S1c31〜S1c00には、入力端子S1b31〜S
1b00のデータが出力されることになる。
【0019】続いて、図7は、スイッチ回路2の詳細構
成図である。入力端子S2a31〜S2a00にはスイッチ回路
1の出力信号、入力端子S2b5〜S2b0にはPROM2に
記憶された訂正データが入力され、入力端子S2Fには
FLETMのビットF0の値がそれぞれ入力される。入
力端子S2Fに入力された信号は、入力端子S2a05〜S
2a00に接続されているトランスファ回路のゲートに入力
され、入力端子S2b5〜S2b0に接続されているトランス
ファ回路のゲートにもNOT回路を経由して入力される
ようになっている。入力端子S2a31〜S2a06は出力端子
S2c31〜S2c06に直接出力される。
【0020】入力端子S2Fの信号が「1」のときは、
入力端子S2a05〜S2a00に接続されたトランスファ回路
が導通状態となり、入力端子S2b5〜S2b0に接続された
トランスファ回路が開放状態となる。この結果、出力端
子S2c31〜S2c00には入力端子S2a31〜S2a00に入力さ
れたデータが出力される。一方、入力端子S2Fの信号
が「0」のときには、入力端子S2a05〜S2a00に接続さ
れたトランスファ回路が開放状態となり、入力端子S2b
5〜S2b0に接続されたトランスファ回路が導通となる。
この結果、出力端子S2c05〜S2c00には、入力端子S2b
5〜S2b0のデータが出力され、出力端子S2c31〜S2c06
には入力端子S2a31〜S2a06に入力されたデータがその
まま出力される。
【0021】したがって、このような誤り訂正機能内蔵
PROMにおいては、通常読み出すときはF1=1、F0
=1とし、スイッチ回路1の入力端子S1a31〜S1a00に
入力された訂正回路の出力が、スイッチ回路2の出力端
子S2c31〜S2c00から読み出される。PROM1に記憶
したデータに誤りが存在するかどうかを確認する場合に
は、F1=0、F0=1とし、スイッチ回路1の入力端
子S1b31〜S1b00に入力されたPROM1に記憶された
データが、スイッチ回路2の出力端子S2c31〜S2c00か
ら読み出される。
【0022】また、PROM2に記憶した訂正コードに
誤りが存在するか否かを確認する場合には、F1=0、
F0=0あるいはF1=1、F0=0とし、スイッチ回
路2の入力端子S2b5〜S2b0に入力されたPROM2に
記憶された訂正コードがスイッチ回路2の出力端子S2c
05〜S2c00から読み出される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、図5に示したようにPROM1に記憶されたデ
ータ及びPROM2に記憶された訂正コードの不良を確
認するため、訂正回路を経由しないデータあるいは訂正
コードを読み出すためのスイッチ1やスイッチ2及び各
種配線が必要となる。このため、回路の大幅な追加及び
読み出すデータの径路に余分な回路が挿入されるため、
特性の低下を来すという問題点がある。
【0024】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とするものである。 特性・性能の向上。 小型軽量化の実現。 高速化の実現。 低消費電力化の実現。 回路・装置構成の簡易化の実現。 信頼性の向上。 保守性の向上。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、誤り訂正機能内蔵PROMに係わる第
1の手段として、複数ビットからなるデータを記憶する
第1のPROMと、前記データの1ビット不良を訂正す
るための訂正コードを記憶する第2のPROMと、第1
及び第2のPROMから読み出されたデータをの誤りを
検出してシンドロームを出力するシンドローム生成回路
と、該シンドローム生成回路の出力を入力とし、誤った
ビットを特定して該ビットの信号を反転させる反転制御
回路とを備えた誤り訂正機能内蔵PROMにおいて、シ
ンドロームのいずれかの誤りを検出して外部に出力する
誤り統合回路を具備する手段を採用する。また、誤り訂
正機能内蔵PROMに係わる第2の手段として、上記第
1の手段において、誤り統合回路の出力を保持する誤り
保持回路を備えるという手段を採用する。一方、マイク
ロコンピュータに係わる手段として、上記第2の手段に
係わる誤り訂正機能内蔵PROMをマイクロコンピュー
タに内蔵し、上記誤り保持回路の出力を読み出取るとい
う手段を採用する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる誤り訂正機能内蔵PROM及びこれを内蔵したマ
イクロコンピュータの一実施形態について説明する。な
お、以下の説明において、既に説明した構成要素につい
ては同一符号を付して、その説明を省略する。
【0027】図1は、本実施形態の構成を示す構成図で
ある。この図に示すように、本実施形態は、従来構成と
して示した図3の構成において、シンドローム生成回路
1から出力されるシンドロームX5〜X0を誤り統合回路
3を介して反転制御回路2に入力するようにすると共
に、誤り統合回路3の出力信号を誤り保持回路4を介し
て外部に出力するものである。上記誤り統合回路3はシ
ンドロームX5〜X0の論理和を取るように構成され、誤
り保持回路4はセットリセット端子付きDタイプ・フリ
ップフロップによって構成される。
【0028】この図において、PROM1には32ビッ
トのデータが書き込まれ、PROM2には6ビットの訂
正コードが書き込まれるようになっている。読み出し時
に、PROM1に記憶されたデータはシンドローム生成
回路1に出力され、シンドロームX5〜X0に対応する誤
りの情報を出力する。反転制御回路2は、前記シンドロ
ームX5〜X0を入力して、もし1ビットの誤りがあれば
対応するビットの値を補正する。同時に、誤り統合回路
3には、6入力の論理和回路にシンドロームX5〜X0が
入力される。誤り統合回路3の出力信号は、誤り保持回
路4のD入力端子に入力される。誤り保持回路4の出力
信号は、当該PROMの外部端子に出力される。
【0029】次に、上記構成の誤り訂正機能内蔵PRO
Mの動作について説明する。まず、誤り保持回路4は、
リセット信号を当該誤り訂正機能内蔵PROMのリセッ
ト端子に入力することにより「0」に初期化される。そ
して、誤り保持回路4は、読み出し動作時に読み出しサ
イクルに同期したクロック信号により、1読み出しサイ
クル毎に誤り統合回路3の出力を読み込む。
【0030】ここで、もしPROM1から読み出された
データに1ビットの不良が無ければ、誤り保持回路4の
出力は、「0」のまま保持される。読み出し動作時に1
度でもビット不良が検出されれば、誤り保持回路4の出
力は「1」となる。この結果、誤り保持回路4のセット
端子に「1」が入力され、以降、該出力は「1」に保持
されたままとなる。
【0031】上記誤り訂正機能内蔵PROMの応用例と
して、当該誤り訂正機能内蔵PROMをマイクロコンピ
ュータに組み込むことが考えられる。誤り保持回路4の
出力をマイクロコンピュータによって読み込み可能と
し、かつ当該誤り訂正機能内蔵PROMのリセット、デ
ータの書き込み、誤り保持回路4の出力の読み込み、マ
イクロコンピュータによる結果の通知の4段階の手順を
踏むことにより、内蔵された当該誤り訂正機能内蔵PR
OMの不良を検出することができる。
【0032】このような応用例の利点は、集積回路に余
分な専用端子が不要になる点である。通常、マイクロコ
ンピュータ集積回路は、端子として汎用のポートを有し
ている。そのため、当該誤り訂正機能内蔵PROMの不
良の結果をそれらのポートからの出力で代用することが
できるからである。また、上記応用例では、マイクロコ
ンピュータの使用中においても、定期的に誤り保持回路
4の出力をソフトウェアに基づいてサンプリングするこ
とで、当該誤り訂正機能内蔵PROMの不良化の兆候を
事前に検知することが可能となり、その情報を外部に出
力することが可能である。
【0033】上述したように、誤り保持回路4を介して
外部端子に誤り統合回路3の出力信号を出力する構成
は、当該誤り訂正機能内蔵PROMをマイクロコンピュ
ータに搭載した場合に特に有効である。なお、誤り保持
回路4を介することなく、誤り統合回路3の出力信号を
外部端子に直接出力することも考えられる。
【0034】このような構成を採用することにより、デ
ータの書き込み後の最初のデータの読み出し時に、外部
端子を監視することにより、内部のPROMの不良を検
出することができる。また、外部端子には常に当該PR
OMの内部不良を検出して出力するので、事前に不良の
兆候を検知して再書き込み等の対応を取ることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる誤
り訂正機能内蔵PROM及びこれを内蔵したマイクロコ
ンピュータによれば、以下のような効果が得られる。 (1)以上説明したように、従来構成に簡単な誤り統合
回路を附加するだけで、PROMの初期不良の検出を実
現することが可能である。 (2)誤り保持回路を附加することにより、PROMの
初期不良を検出するためだけの余分な端子を削除するこ
とができる。 (3)使用中においてもPROMの不良化の兆候を検出
できるという付随的効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示す構成図であ
る。
【図2】 従来のECCを用いた誤り訂正機能内蔵PR
OMの機能構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 図2における訂正回路の詳細構成を示す回路
図である。
【図4】 従来のECCを用いた誤り訂正機能内蔵PR
OMの機能構成の他の例を示すブロック図である。
【図5】 図4における訂正回路周辺の詳細構成を示す
構成図である。
【図6】 図4あるいは図5におけるのスイッチ回路1
の詳細構成を示す回路図である。
【図7】 図4あるいは図5におけるのスイッチ回路2
の詳細構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1……シンドローム生成回路 2……反転制御回路 3……誤り統合回路 4……誤り保持回路 D31〜D00……入力端子 S5〜S0……入力端子 S1a31〜S1a00……入力端子 S1b31〜S1b00……入力端子 S1F……入力端子 S2F……入力端子 O00〜O31……出力端子 S1c31〜S1c00……出力端子 X0〜X5……シンドローム Y31〜Y00……反転信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットからなるデータを記憶する第
    1のPROMと、前記データの1ビット不良を訂正する
    ための訂正コードを記憶する第2のPROMと、第1及
    び第2のPROMから読み出されたデータをの誤りを検
    出してシンドロームを出力するシンドローム生成回路
    と、該シンドローム生成回路の出力を入力とし、誤った
    ビットを特定して該ビットの信号を反転させる反転制御
    回路とを備えた誤り訂正機能内蔵PROMにおいて、 シンドロームのいずれかの誤りを検出して外部に出力す
    る誤り統合回路を具備することを特徴とする誤り訂正機
    能内蔵PROM。
  2. 【請求項2】 誤り統合回路の出力を保持する誤り保持
    回路を備えることを特徴とする請求項1記載の誤り訂正
    機能内蔵PROM。
  3. 【請求項3】 前記誤り保持回路の出力を読み出取るこ
    とを特徴とする誤り訂正機能内蔵PROMを内蔵したマ
    イクロコンピュータ。
JP9345476A 1997-12-15 1997-12-15 誤り訂正機能内蔵prom及びこれを内蔵したマイクロコンピュータ Pending JPH11175410A (ja)

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Cited By (1)

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