JPH1117531A - デジタル遅延回路及びデジタルpll回路 - Google Patents

デジタル遅延回路及びデジタルpll回路

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JPH1117531A
JPH1117531A JP9164145A JP16414597A JPH1117531A JP H1117531 A JPH1117531 A JP H1117531A JP 9164145 A JP9164145 A JP 9164145A JP 16414597 A JP16414597 A JP 16414597A JP H1117531 A JPH1117531 A JP H1117531A
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俊夫 岸
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
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    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S331/00Oscillators
    • Y10S331/02Phase locked loop having lock indicating or detecting means

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模及び消費電力の低減が可能なデジタ
ルPLL回路を得る。 【解決手段】 第1ディレイライン301及び第2ディ
レイライン302はそれぞれ複数の遅延素子を含む。制
御回路200は、ディレイライン300に含まれる遅延
素子を選択する。第2クロック信号S11は選択された
遅延素子のみを伝搬する。したがって、選択されていな
い遅延素子には第2クロック信号S11は伝搬しないた
め、消費電力の低減が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遅延量をデジタ
ル値によって可変設定できるデジタル遅延回路及び外部
クロックの位相に追従する内部クロックを生成するため
のデジタルPLL(Phase Lock Loop)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルPLL回路は、例えばUS
P5422835に記載されているように、複数のディレイライ
ンによって位相をずらして発生させたパルスを用いて、
外部クロックの周期を逓倍した出力信号を生成する。
【0003】図11は、USP5422835に記載されている従
来のデジタルPLL回路900を示す回路図である。図
11では、可変ディレイライン1〜3には、位相をそれ
ぞれ120゜、240゜、360゜ずつずらしたパルス
PG13、23、33が発生する。そして、パルスPG
13、PG23、PG33の論理和からトグルラッチを
用いて外部クロック信号EXTRの周期を1.5逓倍し
た出力信号を生成する。
【0004】したがって、可変ディレイライン1〜3の
遅延量の合計は、外部クロックの1周期にする必要があ
る。また、3つのディレイラインはそれぞれ同じ遅延量
を有する遅延単位ユニットによって構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ジタルPLL900は、外部クロックの1周期と同じ遅
延量を有するディレイラインが必要であるため、外部ク
ロックの1周期が長いとき、遅延単位ユニットの数も多
くなることによって、回路規模が大きくなるという問題
点がある。また、ディレイライン内の各ノードの電位は
常に変動することによって、デジタルPLL回路の消費
電力が大きくなるという問題点がある。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものであり、回路規模及び消費電力の低減が
可能なデジタル遅延回路及びデジタルPLL回路を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、遅延量を変化させるためのデジタル信
号を受けて、このデジタル信号に応じてカウントを行
い、このカウント値を出力するための制御回路と、遅延
対象信号と前記カウント値を受け、第1遅延単位をそれ
ぞれ有する複数の第1遅延単位ユニットからなる第1デ
ィレイライン、前記第1遅延単位の所定数分に相当する
第2遅延単位をそれぞれ有する複数の第2遅延単位遅延
ユニットよりなる第2ディレイラインを含むディレイラ
インとを備え、前記ディレイラインは、前記カウント値
のうちの下位桁が示す数の前記第1遅延ユニット及び前
記カウント値のうちの上位桁が示す数の前記第2遅延ユ
ニットに前記遅延対象信号を流通させて出力する。
【0008】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記制御回路は、前記下位桁の桁溢れが生じたと
き、前記下位桁を所定の初期値に設定するための初期値
設定部を備える。
【0009】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記初期値は、当該初期値から前記所定数だけ変
化したときに、前記桁溢れが生じる値である。
【0010】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記制御回路は、前記デジタル信号を受け、この
デジタル信号に応じて、前記下位桁に対して前記カウン
トを行い、前記下位桁を出力し、前記下位桁の桁溢れが
生じたときは、前記カウント動作中、アップカウント又
はダウンカウントのいずれか一方を選択するための別の
デジタル信号を出力するための第1制御回路と、前記別
のデジタル信号を受け、このデジタル信号に応じて、前
記上位桁に対して前記カウントを行い、前記上位桁を出
力するための第2制御回路とを備える。
【0011】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記第1制御回路は、前記カウントを行い、前記
下位桁を出力するための第1アップダウンカウンタを備
え、前記第2制御回路は、前記カウントを行うための第
2アップダウンカウンタと、前記第2アップダウンカウ
ンタの出力を前記上位桁としてデコードするためのデコ
ーダとを備える。
【0012】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記ディレイラインは、前記複数の第1及び第2
遅延ユニットのうち、前記遅延対象信号が流通しない前
記第1及び第2遅延ユニットの入力電位を固定するため
の電位固定部を備える。
【0013】本発明の請求項7に係る課題解決手段は、
第1クロック信号を受けて、この位相を追従する第2ク
ロック信号を生成するデジタルPLL回路であって、請
求項1記載のデジタル遅延回路と、前記第1クロック信
号及び前記第2クロック信号を受けて、これらの位相の
比較を行い、この結果を前記デジタル信号として出力す
るための位相比較部とを備え、前記遅延対象信号は、前
記第2クロック信号である。
【0014】本発明の請求項8に係る課題解決手段にお
いて、前記位相比較部は、前記第1クロック信号及び前
記第2クロック信号を受けて、前記第1クロック信号の
1周期内において生じる前記第2クロック信号のパルス
数が予め設定された目標値に達したか否かの検出を行う
ためのパルスカウンタを備え、前記パルスカウンタの検
出の結果に基づいて前記デジタル信号を生成する。
【0015】本発明の請求項9に係る課題解決手段にお
いて、前記位相比較部は、前記パルスカウンタの検出の
結果、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号
を受けて、前記パルスカウンタの検出の結果により、前
記パルス数が目標値に達しているときは前記第1クロッ
ク信号及び前記第2クロック信号の位相の比較を行うた
めのパルス位相比較部をさらに備え、前記パルス位相比
較部の比較の結果を前記デジタル信号として生成する。
【0016】本発明の請求項10に係る課題解決手段
は、前記パルスカウンタの検出の結果を受けて、この検
出の結果に応じて、前記第2クロック信号を停止するた
めのクロック信号停止部をさらに備える。
【0017】本発明の請求項11に係る課題解決手段に
おいて、前記制御回路は、前記上位桁が前記カウントを
行うことによって変化するとき、前記デジタルPLL回
路を搭載するシステムに割り込みを生じさせるための割
り込み信号を出力するための割り込み信号出力部を備え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
るデジタルPLL回路1を示すブロック図である。半導
体チップ10(システム)は、このデジタルPLL回路
1を搭載する。デジタルPLL回路1は、半導体チップ
10の外部で生成された第1クロック信号S1(外部ク
ロック信号)を受けて、この位相を追従する第2クロッ
ク信号S11(内部クロック信号)を生成する。
【0019】まず、デジタルPLL回路1の構成につい
て説明する。デジタルPLL回路1は、位相比較器10
0(位相比較部)、制御回路200及びディレイライン
300からなるデジタル遅延回路、及びクロック信号停
止回路400(第2クロック信号停止部)を備えてい
る。
【0020】位相比較器100は、第1クロック信号S
1、第2クロック信号S11及びディレイライン300
が出力したコンペアクロック信号S10を受けて、信号
S1及びS2の位相の比較を行い、この結果を示す遅延
量を変化させるためのデジタル信号(第1周波数アップ
信号S2、第1周波数ダウン信号S3)及びクロック停
止信号S4を出力する。
【0021】500はディレイライン300及びクロッ
ク信号停止回路400を経由する閉ループである。な
お、コンペアクロック信号S10はディレイライン30
0とクロック信号停止回路400との接続点における第
2クロック信号である。
【0022】制御回路200は、第1周波数アップ信号
S2及び第1周波数ダウン信号S3を受けて、この信号
S2及びS3に応じて、カウントを行い、このカウント
値の下位桁を示す下位桁信号S7及びカウント値の上位
桁を示す上位桁信号S8を出力する。
【0023】ディレイライン300は、遅延対象信号で
ある第2クロック信号S11、下位桁信号S7、上位桁
信号S8を受けて、コンペアクロック信号S10を出力
する。
【0024】クロック信号停止回路400は、コンペア
クロック信号S10及びクロック停止信号S4を受け
て、第2クロック信号S11を出力する。
【0025】制御回路200は、第1周波数アップ信号
S2及び第2周波数アップ信号S3を受け、この信号S
2及びS3に応じて、カウント値の下位桁に対してカウ
ントを行い、この下位桁に対応する下位桁信号S7を出
力し、この下位桁の桁溢れが生じたときは、カウント動
作中、アップカウント又はダウンカウントのいずれか一
方を選択するための別のデジタル信号(第2周波数アッ
プ信号S5、第2周波数ダウン信号S6)として出力す
るための第1制御回路201と、第2周波数アップ信号
S5及び第2周波数ダウン信号S6を受けて、この信号
S5及びS6に応じて、カウント値の上位桁に対してア
ップカウント又はダウンカウントのいずれか一方を行
い、この上位桁に対応する上位桁信号S8を出力するた
めの第2制御回路202とを備えている。
【0026】ディレイライン300は、第1ディレイラ
イン301及び第2ディレイライン302を含む。第1
ディレイライン301は、下位桁信号S7及び第2クロ
ック信号S11を受けて、信号S9を出力する。第2デ
ィレイライン302は、上位桁信号S8及び信号S9を
受けて、コンペアクロック信号S10を出力する。な
お、信号S9は第1ディレイライン301と第2ディレ
イライン302との接続点における第2クロック信号で
ある。
【0027】図2はデジタルPLL回路1の動作を示す
タイミングチャートである。図2の時刻T1〜T5はそ
れぞれ第1クロック信号S1の立ち上がりの時点を示
す。
【0028】まず、時刻T1からT2までを説明する。
時刻T1の時点では、第1クロック信号S1の周期は第
2クロック信号S11の周期より非常に長いとし、第2
周波数アップ信号S5、第2周波数ダウン信号S6及び
コンペアクロック信号S10はそれぞれ”0”レベ
ル、”0”レベル及び”1”レベルが時刻T1前から続
いているとする。位相比較器100は、第1クロック信
号S1の立ち上がりを受けると、”0”レベルのクロッ
ク停止信号S4を出力して、第2クロック信号S11の
パルス数の検出を開始する。
【0029】制御回路200は、”0”レベルの第1周
波数アップ信号S2及び”1”レベルの第1周波数ダウ
ン信号S3を受けると、時刻T1前より遅延量を増加さ
せるカウント値を示す下位桁信号S7及び上位桁信号S
8を出力する。逆に、制御回路200は、”1”レベル
の第1周波数アップ信号S2及び”0”レベルの第1周
波数ダウン信号S3を受けると、時刻T1前より遅延量
を減少させる値を有する下位桁信号S7及び上位桁信号
S8を出力する。
【0030】クロック信号停止回路400は、”0”レ
ベルのクロック停止信号S4を受けると、”1”レベル
の第2クロック信号S11を出力する。ディレイライン
300は、下位桁信号S7及び上位桁信号S8が示すカ
ウント値に応じた遅延量だけ第2クロック信号S11を
遅延させて、これをレベル反転させたコンペアクロック
信号S10として出力する。したがって、閉ループ50
0によって、第2クロック信号S11は発振する。
【0031】時刻T1から時刻T2までのある時刻にお
いて第2クロック信号S11の3つのパルス数が生じた
とする。位相比較器100は、予め設定されている目標
値(ここでは3つ)と等しい第2クロック信号S11の
パルス数を検出すると、クロック停止信号S4を”0”
レベルから”1”レベルにする。
【0032】クロック信号停止回路400は、”1”レ
ベルのクロック停止信号S4を受けると、第2クロック
信号S11を”0”レベルに固定する。この時点から遅
延量に対応する遅延時間後、コンペアクロック信号S1
0は”1”レベルに固定される。このようにして、クロ
ック信号停止回路400は、クロック停止信号S4に応
じて、第2クロック信号S11を停止する。
【0033】次に、時刻T2からT3までは、時刻T1
からT2までと同様である。但し、制御回路200
は、”0”レベルの第1周波数アップ信号S2及び”
1”レベルの第1周波数ダウン信号S3を受けているた
め、さらに、時刻T2前より遅延量を増加させるカウン
ト値を示す下位桁信号S7及び上位桁信号S8を出力す
る。したがって、第2クロック信号S11のパルスの周
期は増加する。
【0034】また、位相比較器100は、第2クロック
信号S11のパルス数が目標値に達しているときは第1
クロック信号S1及び第2クロック信号S11の位相の
比較を第1クロック信号S1の立上りの時点で行う。位
相比較器100は、位相の比較を行うとき、コンペアク
ロック信号S10が”1”レベルのとき、”0”レベル
の第1周波数アップ信号S2及び”1”レベルの第1周
波数ダウン信号S3を出力する。逆に、位相比較器10
0は、位相の比較を行うとき、第1クロック信号S1の
立ち上がりで、コンペアクロック信号S10が”0”レ
ベルのとき、”1”レベルの第1周波数アップ信号S2
及び”0”レベルの第1周波数ダウン信号S3を出力す
る。
【0035】時刻T3〜からT4まで、及び時刻T4か
らT5までは、時刻T2からT3までと同様に、第2ク
ロック信号S11のパルスの周期が増加する。
【0036】次に、時刻T5以後を説明する。時刻T5
では、コンペアクロック信号S10は”0”レベルにな
っている。したがって、位相比較器100は、位相の比
較を行って、第1クロック信号S1の立ち上がりで、”
1”レベルの第1周波数アップ信号S2及び”0”レベ
ルの第1周波数ダウン信号S3を出力する。
【0037】制御回路200は、”1”レベルの第1周
波数アップ信号S2及び”0”レベルの第1周波数ダウ
ン信号S3を受けているため、今度は遅延量を減少させ
るカウント値を示す下位桁信号S7及び上位桁信号S8
を出力する。したがって、第2クロック信号S11のパ
ルスの周期は減少する。
【0038】これ以後は、第2クロック信号S11のパ
ルスの周期は第1クロック信号S1の立ち上がりの前後
において増加したり減少したりする。
【0039】以上のようにして、デジタルPLL回路1
は、第2クロック信号S11のパルスの周期を第1クロ
ック信号S1の立ち上がりの前後において増加させたり
減少させたりすることによって、第1クロック信号S1
の位相に追従し、かつ第1クロック信号S1の周期の3
逓倍の第2クロック信号S11を生成する。
【0040】図3は位相比較器100の内部構成を示す
回路図である。位相比較器100は、第1クロック信号
S1及び第2クロック信号S11を受けて、第1クロッ
ク信号の1周期内において生じる第2クロック信号S1
1のパルス数が予め設定された目標値に達したか否かの
検出を行うためのパルスカウンタ101と、パルスカウ
ンタ101の検出の結果であるクロック停止信号S4、
第1クロック信号S1及びコンペアクロック信号S10
を受けて、クロック停止信号S4により、パルス数が目
標値に達しているときは第1クロック信号S1及びコン
ペアクロック信号S10の位相の比較を行うためのパル
ス位相比較部102をさらに備えている。
【0041】パルス位相比較回路102は組み合わせ回
路1021及びラッチ回路1022を備えている。パル
スカウンタ101は第1クロック信号S1及び第2クロ
ック信号S11を受けて、クロック停止信号S4を出力
する。組み合わせ回路1021はクロック停止信号S4
及びコンペアクロック信号S10を受ける。ラッチ回路
1022は、組み合わせ回路1021の出力を受けて、
パルス位相比較部102の比較の結果を第1周波数アッ
プ信号S2及び第1周波数ダウン信号S3として生成し
て出力する。
【0042】図4はパルスカウンタ101の内部構成を
示す回路図である。パルスカウンタ101は、組み合わ
せ回路1011、シフトレジスタ1012及び目標値設
定部1013を備えている。シフトレジスタ1012
は、ラッチ回路10121〜ラッチ回路10125を含
む。
【0043】組み合わせ回路1011は、”1”レベル
の第1クロック信号S1を受けると、”1”レベルの信
号S1011及び”0”レベルのクロック停止信号S4
を出力する。また、組み合わせ回路1011は、”1”
レベルの信号S1012を受けると、”1”レベルのク
ロック停止信号S4を出力する。
【0044】シフトレジスタ1012は、”1”レベル
の信号S1011を受けると、目標値設定部1013か
ら目標値を取り込む。そして、シフトレジスタ1012
は、目標値を取り込んでから、第2クロック信号S11
のパルスを3回受けると、シフトレジスタの桁溢れによ
って、”1”レベルの信号S1012を出力する。
【0045】このようにして、パルスカウンタ101
は、第1クロック信号S1の立ち上がりを受けると、”
0”レベルのクロック停止信号S4を出力して、第2ク
ロック信号S11のパルス数の検出を開始する。そし
て、パルスカウンタ101は、予め設定されている目標
値と等しい第2クロック信号S11のパルス数を検出す
ると、クロック停止信号S4を”0”レベルから”1”
レベルにする。
【0046】また、パルス位相比較回路102の動作は
次の通りである。組み合わせ回路1021は、クロック
停止信号S4が”1”レベルのときのみ、コンペアクロ
ック信号S10及びこの反転レベルの信号を出力する。
ラッチ回路1022は、第1クロック信号S1の立ち上
がりを受けたとき、組み合わせ回路1021の2つの出
力を取り込んで、これらをそれぞれ第1周波数アップ信
号S2及び第1周波数ダウン信号S3として出力する。
【0047】このようにして、パルス位相比較回路10
2は、クロック停止信号S4が”1”レベルのとき、す
なわち、第2クロック信号S11のパルス数が目標値に
達しているときは第1クロック信号S1及び第2クロッ
ク信号S11の位相の比較を第1クロック信号S1の立
上りの時点で行う。
【0048】図5は第1制御回路201の内部構成を示
す回路図である。第1制御回路201は、アップカウン
ト又はダウンカウントのいずれか一方を行い、下位桁を
示す下位桁信号S7(S71〜S77)を出力するため
の第1アップダウンカウンタ2011と、下位桁の桁溢
れが生じたとき、下位桁を所定の初期値に設定するため
の初期値設定部2012と、チップ10内に割り込みを
生じさせるための割り込み信号S12を出力するための
割り込み信号出力部2013とを備えている。なお、初
期値設定部2012内の初期値は変更可能である。
【0049】第1アップダウンカウンタ2011はラッ
チ回路20121〜20127を備えている。
【0050】第1アップダウンカウンタ2011は、”
1”レベルの第2周波数アップ信号S5又は”1”レベ
ルの第2周波数ダウン信号S6を出力するとき、初期値
設定部2012内の初期値を取り込む。ラッチ回路20
124のみが”1”レベルを取り込み、その他は”0”
レベルを取り込むように、初期値は設定されている。
【0051】下位桁信号S71〜S77のいずれか1つ
のみが”1”レベルである。第1制御回路201は、”
0”レベルの第1周波数アップ信号S2及び”1”レベ
ルの第1周波数ダウン信号S3を受ける毎に、下位桁信
号S71から下位桁信号S77の方向へのビットシフト
によるアップカウントを行う。また、第1制御回路20
1は、”1”レベルの第1周波数アップ信号S2及び”
0”レベルの第1周波数ダウン信号S3を受ける毎に、
下位桁信号S77から下位桁信号S71の方向へのビッ
トシフトによるダウンカウントを行う。
【0052】ラッチ回路20121〜ラッチ回路201
27はそれぞれ取り込んでいるビットを信号S71〜信
号S77として出力する。
【0053】ラッチ回路20127が”1”レベルのビ
ットを格納しているときに、第1アップダウンカウンタ
2011がアップカウントを行うと、この”1”レベル
のビットは、”1”レベルの割り込み信号S12として
出力される。また、ラッチ回路20121が”1”レベ
ルのビットを格納しているときに、第1アップダウンカ
ウンタ2011がダウンカウントを行うと、この”1”
レベルのビットは、”1”レベルの割り込み信号S12
として出力される。このように、”1”レベルのビット
が第1アップダウンカウンタ2011から割り込み信号
出力部2013へ溢れ出ることを桁溢れと称す。
【0054】図6は第2制御回路202の内部構成を示
す回路図である。第2制御回路202は、アップカウン
ト又はダウンカウントのいずれか一方を行うための4ビ
ットの第2アップダウンカウンタ2021、第2アップ
ダウンカウンタ2021の出力を上位桁を示す上位桁信
号S8(S81〜S816)としてデコードするための
デコーダ2022、及び第2アップダウンカウンタ20
21の初期値を設定するための初期値設定部2023を
備えている。なお、初期値設定部2023内の初期値は
変更可能である。
【0055】第2アップダウンカウンタ2021は同じ
内部構成の1ビットカウンタ回路20210を4つ備え
ている。なお、第1周波数アップ信号S2021が”
1”レベルのとき、各ラッチ回路は、端子OUTの値を
固定する。
【0056】図7は1ビットカウンタ回路20210の
内部構成を示す回路図である。図7中の各符号は図7中
の各符号に対応している。なお、RESはPLL回路1
外からのリセット信号を入力するための端子である。第
2アップダウンカウンタ2021は、入力端子RES
に”1”レベルのリセット信号を受けると、初期値設定
部2023内の初期値を取り込む。
【0057】第2アップダウンカウンタ2021は、”
0”レベルの第2周波数アップ信号S5及び”1”レベ
ルの第2周波数ダウン信号S6を受ける毎に、アップカ
ウントを行う。また、第2アップダウンカウンタ202
1は、”1”レベルの第2周波数アップ信号S5及び”
0”レベルの第2周波数ダウン信号S6を受ける毎に、
ダウンカウントを行う。
【0058】デコーダ2022は、第1周波数アップ信
号S2021〜第1周波数アップ信号S2024からな
る4ビットを受けて、これをデコードして信号S81〜
信号S816を出力する。
【0059】上位桁信号S81〜S816のいずれか1
つのみが”1”レベルである。第2制御回路202
は、”0”レベルの第2周波数アップ信号S5及び”
1”レベルの第2周波数ダウン信号S6を受ける毎に、
上位桁信号S81から上位桁信号S816の方向へのビ
ットシフトによるアップカウントを行う。また、第2制
御回路202は、”1”レベルの第2周波数アップ信号
S5及び”0”レベルの第2周波数ダウン信号S6を受
ける毎に、上位桁信号S816から下位桁信号S81の
方向へのビットシフトによるダウンカウントを行う。
【0060】図8は第1ディレイライン301の内部構
成を示す回路図である。第1ディレイライン301は、
直列に接続した複数の第1遅延単位ユニット3011〜
3017よりなる。
【0061】下位桁信号S71が”1”レベルのとき、
第1遅延単位ユニット3011のみが選択される。下位
桁信号S72が”1”レベルのとき、第1遅延単位ユニ
ット3011及び第1遅延単位ユニット3012のみが
選択される。……。下位桁信号S77が”1”レベルの
とき、第1遅延単位ユニット3011〜第1遅延単位ユ
ニット3017が選択される。第2クロック信号S11
は、選択された第1遅延単位ユニット及びインバータ3
018を経由して、信号S9として出力される。
【0062】図9は第2ディレイライン302の内部構
成を示す回路図である。第2ディレイライン302は、
直列に接続した複数の第2遅延単位ユニット3021〜
30216よりなる。
【0063】上位桁信号S81が”1”レベルのとき、
第2遅延単位ユニット3021のみが選択される。上位
桁信号S82が”1”レベルのとき、第2遅延単位ユニ
ット3021及び第2遅延単位ユニット3022のみが
選択される。……。上位桁信号S816が”1”レベル
のとき、第2遅延単位ユニット3021〜第2遅延単位
ユニット30216が選択される。信号S9は、選択さ
れた第2遅延単位ユニット及びインバータ30217を
経由して、コンペアクロック信号S10として出力され
る。
【0064】なお、複数の第1及び第2遅延ユニットの
うち、選択されていない第1及び第2遅延ユニットに
は、遅延対象信号(S11、S9)が流通しない。
【0065】図10は第1ディレイライン301及び第
2ディレイライン302内に含まれる1つの遅延単位ユ
ニットの内部構成を示す回路図である。図9中のD1、
D2、D3、D4、OUTは図8及び図9中のそれらに
対応している。遅延単位ユニットは、遅延対象信号が流
通しない第1及び第2遅延単位ユニットの入力電位(端
子D1の電位)を固定するための電位固定部3111、
出力部3112及び遅延部3113を備えている。
【0066】第1遅延単位ユニット内の遅延部3113
内の遅延量を第1遅延単位と称す。第1遅延単位ユニッ
ト3011〜3017内の第1遅延単位は同じである。
第2遅延単位ユニット内の遅延部3113内の遅延量を
第2遅延単位と称す。第2遅延単位ユニット3021〜
30216内の第1遅延単位は同じである。第2遅延単
位は第1遅延単位の4つ分に相当する。また、遅延部3
113内の遅延量は、遅延素子もしくは遅延用のインバ
ータ又はこれらの組み合わせによって設定できる。
【0067】第1ディレイライン301内の第1遅延単
位ユニット3011は、電位固定部3111を省略し、
遅延部3113の出力がノードD2である。第2ディレ
イライン302内の第2遅延単位ユニット3021は、
電位固定部3111を省略し、遅延部3113の出力が
ノードD2である。
【0068】遅延部3113はノードD1における信号
を遅延させて電位固定部3111及び出力部3112に
出力する。
【0069】電位固定部3111は、ノードD3におけ
る信号が”0”レベルのとき、遅延部3113の出力信
号をノードD2に出力し、ノードD3における信号が”
1”レベルのとき、”0”レベルに固定した信号をノー
ドD2に出力する。出力部3112は、ノードD4にお
ける信号が”0”レベルのとき、ノードOUTをハイイ
ンピーダンスにし、ノードD4における信号が”1”レ
ベルのとき、遅延部3113の出力信号の反転したレベ
ルをノードOUTに出力する。
【0070】制御回路200及びディレイライン300
の動作を図2を用いてさらに説明する。時刻T1からT
5までにおいて、制御回路200は、第1クロック信号
S1の1周期毎に遅延量を増加させるカウント値を示す
下位桁信号S7及び上位桁信号S8を出力する。
【0071】時刻T1から時刻T2までは、下位桁信号
S7のうち下位桁信号S76のみが”1”レベルであ
り、上位桁信号S8のうち信号S83のみが”1”レベ
ルである。したがって、第2クロック信号S11は図8
の第1遅延単位ユニット3011〜3016を経由して
信号S9として出力され、この信号S9は図9の第2遅
延単位ユニット3021〜第2遅延単位ユニット302
3を経由してコンペアクロック信号S10として出力さ
れる。このときのディレイライン300の遅延量は、第
1ディレイライン301内の1つの第1遅延単位ユニッ
トの遅延量を1単位とすると、18単位である。
【0072】時刻T2から時刻T3まで、時刻T3から
時刻T4まで、時刻T4から時刻T5までのディレイラ
イン300の遅延量はそれぞれ19単位、20単位、2
1単位である。
【0073】時刻T5から次の第1クロック信号S1の
立ち上がりまでは、制御回路200は、遅延量を減少さ
せる値を有する下位桁信号S7及び上位桁信号S8を出
力する。したがって、このときのディレイライン300
の遅延量は、20単位である。
【0074】以上のようにして、ディレイライン300
は下位桁信号S7が示す数の第1遅延ユニット及び上位
桁信号S8が示す数の第2遅延ユニットに遅延対象信号
を流通させて出力する。
【0075】本実施の形態の効果は次の通りである。1
つの第2遅延単位ユニットの第2遅延量は、第1遅延単
位ユニットの4つ分に相当するため、ディレイライン内
の300遅延単位ユニットの総数を減らすことができ、
回路規模の低減が可能になる。
【0076】初期値設定部2012内の初期値を変更す
ると、ディレイライン300の遅延量の変化の割合を変
更できる。例えば、図5においてラッチ回路20121
のみに”1”レベルのビットが格納されるように初期値
を設定すれば、ディレイライン300の遅延量を減少さ
せるとき、遅延量は、4つの第1遅延単位ずつ減少す
る。
【0077】初期値設定部2012内の初期値を第1ア
ップダウンカウンタ2011内の中央、すなわち、当該
初期値から4つだけ変化したときに、桁溢れが生じるよ
うに設定することにより、ディレイライン300の遅延
量を1単位毎に増加又は減少させることができる。
【0078】制御回路200を第1制御回路201及び
第2制御回路202に分けて構成することにより、回路
規模の低減が図れる。例えば、第1制御回路をシフトレ
ジスタによって構成することにより下位桁信号S7の第
1周波数アップ信号S2及び第1周波数アップ信号S3
に対する応答性の早さを高速にしつつ、第2制御回路を
アップダウンカウンタ及びデコーダによって構成するこ
とで回路規模の低減が図れる。
【0079】電位固定部3111が遅延対象信号が流通
しない未使用の第1及び第2遅延単位ユニットの入力電
位を固定することによって、消費電力の低減が可能にな
る。
【0080】制御回路200及びディレイライン300
からなるデジタル遅延回路を利用してデジタルPLL回
路1を構成することにより、回路規模及び消費電力の低
減が図れるデジタルPLL回路が得られる。特に、PL
L回路は一般にディレイラインにおける消費電力が大き
いため、このデジタル制御回路を利用することによっ
て、PLL回路の消費電力を大幅に低減できる。
【0081】パルスカウンタ101を備えることによっ
て、第1クロック信号S11の逓倍の第2クロック信号
を生成することができるとともに、図3に示すように、
位相比較器100の位相の比較の機能を司る主たる部分
の構成が簡単になる。
【0082】パルス位相比較回路102を備えることに
よって、第2クロック信号S11の位相が第1クロック
信号S1に追従したときの位相の比較をより正確に行う
ことができる。
【0083】クロック信号停止回路400を備えたこと
により、第2クロック信号S11のパルス数が目標値に
達したときの位相が固定されるため、パルス位相比較回
路102による位相の比較を正確に行うことができる。
【0084】第2周波数アップ信号S5及び第2周波数
ダウン信号S6を利用することにより、割り込み信号出
力部2013を負入力の論理和回路のような簡単な回路
で構成できる。
【0085】上位桁に対してカウントを行うことによっ
て変化するときに割り込み信号を出力することにより、
第2クロック信号S11の周期の急激な変化によって生
じるチップ10の動作の悪影響を事前に防止できる。初
期値設定部2012内の初期値が第1アップダウンカウ
ンタ2011内の中央でない場合は特に有効である。
【0086】変形例.図4に示すシフトレジスタ101
2は、5ビットであるが、これ以外のビット数にしても
よい。また、目標値設定部1013は、目標値が固定で
あるが、変化に設定できるように構成すれば、第2クロ
ック信号S11の逓倍数を変更することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明請求項1によると、1つの第2遅
延単位ユニットの第2遅延単位は、第1遅延単位ユニッ
トの第1遅延単位の所定数に相当するため、第1遅延単
位を1単位として、ディレイラインの遅延量の設定が可
能であり、遅延単位ユニットの総数を減らすことがで
き、回路規模の低減が可能になるという効果を奏す。
【0088】本発明請求項2によると、下位桁の桁溢れ
が生じたとき、下位桁を所定の初期値に設定することに
より、カウントの結果、すなわち、アップカウント又は
ダウンカウントに応じてディレイラインの遅延量の変化
の割合を変更できるという効果を奏す。
【0089】本発明請求項3によると、ディレイライン
の遅延量を1単位毎に増加又は減少させることができる
という効果を奏す。
【0090】本発明請求項4によると、制御回路を第1
及び第2制御回路に分けて構成することにより、回路規
模の低減が図れるという効果を奏す。
【0091】本発明請求項5によると、第1制御回路を
第1アップダウンカウンタによって構成することで高速
動作を図り、第2制御回路を第2アップダウンカウンタ
及びデコーダによって構成することで回路規模の低減が
図れるという効果を奏す。
【0092】本発明請求項6によると、電位固定部が遅
延対象信号が流通しない未使用の遅延単位ユニットの入
力電位を固定することによって、消費電力の低減が可能
になるという効果を奏す。
【0093】本発明請求項7によると、請求項1記載の
デジタル遅延回路を用いてデジタルPLL回路を構成す
ることにより、回路規模及び消費電力の低減が図れるデ
ジタルPLL回路が得られるという効果を奏す。
【0094】本発明請求項8によると、パルスカウンタ
を備えることによって、第1クロック信号の逓倍の第2
クロック信号を生成することができるとともに、位相比
較部の位相の比較の機能を司る主たる部分の構成が簡単
になるという効果を奏す。
【0095】本発明請求項9によると、パルス位相比較
部を備えることによって、第2クロック信号の位相が第
1クロック信号に追従したときの位相の比較をより正確
に行うことができるという効果を奏す。
【0096】本発明請求項10によると、クロック信号
停止部を備えたことにより、第2クロック信号のパルス
数が目標値に達したときの位相が固定されるため、パル
ス位相比較部による位相の比較を正確に行うことができ
るという効果を奏す。
【0097】本発明請求項11によると、上位桁に対し
てアップカウント又はダウンカウントを行うときに割り
込み信号を出力することにより、第2クロック信号の周
期の急激な変化によって生じるシステムの動作の悪影響
を事前に防止できるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるデジタルPLL
回路1を示す回路図である。
【図2】 デジタルPLL回路1の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図3】 位相比較器100の内部構成を示す回路図で
ある。
【図4】 パルスカウンタ101の内部構成を示す回路
図である。
【図5】 第1制御回路201の内部構成を示す回路図
である。
【図6】 第2制御回路202の内部構成を示す回路図
である。
【図7】 1ビットカウンタ回路20210の内部構成
を示す回路図である。
【図8】 第1ディレイライン301の内部構成を示す
回路図である。
【図9】 第2ディレイライン302の内部構成を示す
回路図である。
【図10】 遅延手段の内部構成を示す回路図である。
【図11】 従来のデジタルPLL回路900を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 デジタルPLL回路、10 半導体チップ、102
位相検出回路、1021 組み合わせ回路、1022
ラッチ回路、1012 シフトレジスタ、2011
第1アップダウンカウンタ、2012 初期値設定部、
2021 第2アップダウンカウンタ、2023 初期
値設定部、3111 電位固定部、3112 出力部、
3113 遅延部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延量を変化させるためのデジタル信号
    を受けて、このデジタル信号に応じてカウントを行い、
    このカウント値を出力するための制御回路と、 遅延対象信号と前記カウント値を受け、第1遅延単位を
    それぞれ有する複数の第1遅延単位ユニットからなる第
    1ディレイライン、前記第1遅延単位の所定数分に相当
    する第2遅延単位をそれぞれ有する複数の第2遅延単位
    遅延ユニットよりなる第2ディレイラインを含むディレ
    イラインと、を備え、 前記ディレイラインは、 前記カウント値のうちの下位桁が示す数の前記第1遅延
    ユニット及び前記カウント値のうちの上位桁が示す数の
    前記第2遅延ユニットに前記遅延対象信号を流通させて
    出力するデジタル遅延回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、 前記下位桁の桁溢れが生じたとき、前記下位桁を所定の
    初期値に設定するための初期値設定部を備えた請求項1
    記載のデジタル遅延回路。
  3. 【請求項3】 前記初期値は、 当該初期値から前記所定数だけ変化したときに、前記桁
    溢れが生じる値である請求項2記載のデジタル遅延回
    路。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、 前記デジタル信号を受け、このデジタル信号に応じて、
    前記下位桁に対して前記カウントを行い、前記下位桁を
    出力し、前記下位桁の桁溢れが生じたときは、前記カウ
    ント動作中、アップカウント又はダウンカウントのいず
    れか一方を選択するための別のデジタル信号を出力する
    ための第1制御回路と、 前記別のデジタル信号を受け、このデジタル信号に応じ
    て、前記上位桁に対して前記カウントを行い、前記上位
    桁を出力するための第2制御回路と、を備えた請求項1
    記載のデジタル遅延回路。
  5. 【請求項5】 前記第1制御回路は、 前記カウントを行い、前記下位桁を出力するための第1
    アップダウンカウンタを備え、 前記第2制御回路は、 前記カウントを行うための第2アップダウンカウンタ
    と、 前記第2アップダウンカウンタの出力を前記上位桁とし
    てデコードするためのデコーダと、を備えた請求項4記
    載のデジタル遅延回路。
  6. 【請求項6】 前記ディレイラインは、前記複数の第1
    及び第2遅延ユニットのうち、前記遅延対象信号が流通
    しない前記第1及び第2遅延ユニットの入力電位を固定
    するための電位固定部を備えた請求項1記載のデジタル
    遅延回路。
  7. 【請求項7】 第1クロック信号を受けて、この位相を
    追従する第2クロック信号を生成するデジタルPLL回
    路であって、 請求項1記載のデジタル遅延回路と、 前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号を受け
    て、これらの位相の比較を行い、この結果を前記デジタ
    ル信号として出力するための位相比較部と、を備え、 前記遅延対象信号は、前記第2クロック信号であるデジ
    タルPLL回路。
  8. 【請求項8】 前記位相比較部は、 前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号を受け
    て、前記第1クロック信号の1周期内において生じる前
    記第2クロック信号のパルス数が予め設定された目標値
    に達したか否かの検出を行うためのパルスカウンタを備
    え、前記パルスカウンタの検出の結果に基づいて前記デ
    ジタル信号を生成する請求項7記載のデジタルPLL回
    路。
  9. 【請求項9】 前記位相比較部は、 前記パルスカウンタの検出の結果、前記第1クロック信
    号及び前記第2クロック信号を受けて、前記パルスカウ
    ンタの検出の結果により、前記パルス数が目標値に達し
    ているときは前記第1クロック信号及び前記第2クロッ
    ク信号の位相の比較を行うためのパルス位相比較部をさ
    らに備え、前記パルス位相比較部の比較の結果を前記デ
    ジタル信号として生成する請求項8記載のデジタルPL
    L回路。
  10. 【請求項10】 前記パルスカウンタの検出の結果を受
    けて、この検出の結果に応じて、前記第2クロック信号
    を停止するためのクロック信号停止部をさらに備えた請
    求項9記載のデジタルPLL回路。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、 前記上位桁が前記カウントを行うことによって変化する
    とき、前記デジタルPLL回路を搭載するシステムに割
    り込みを生じさせるための割り込み信号を出力するため
    の割り込み信号出力部を備えた請求項7記載のデジタル
    PLL回路。
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