JPH11175297A - 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11175297A
JPH11175297A JP9346317A JP34631797A JPH11175297A JP H11175297 A JPH11175297 A JP H11175297A JP 9346317 A JP9346317 A JP 9346317A JP 34631797 A JP34631797 A JP 34631797A JP H11175297 A JPH11175297 A JP H11175297A
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JP9346317A
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English (en)
Inventor
Akihiko Tokuda
昭彦 得田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した印刷データが延々と処理されないま
ま放置されてしまう事態を回避して、ネットワーク上の
他の印刷装置で印刷処理を開始させることである。 【解決手段】 コントローラ状態判断部15Aが印刷デ
ータを受信した際に、現在印刷データの処理状態や印刷
部の動作状態を判断し、該判断結果に基づいて印字デー
タ転送部16が受信バッファ13に受信している印刷デ
ータを識別できるいずれかの印刷装置に迂回転送する構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置と通
信可能な印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理
方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタなどのプリ
ンタ装置は、所定の通信媒体を介して印刷情報を受信し
た後には、受信した印刷データを処理して印刷するま
で、他の印刷データを受信することができなかった。
【0003】また、所定の通信媒体を介して複数の印刷
データを大容量のメモリ資源を備えて、受信できる場合
でも、後から受信したデータの処理は、先に受信した印
刷データの後に処理されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷装置におけ
る印刷データの処理は上記のように構成されているの
で、先に受信した印刷データの処理が長い場合、後続の
印刷データの処理を実行するのがどんどん遅くなってし
まい、印刷処理効率が低下するという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷データを受信し
た際に、現在処理される印刷データの処理状態や印刷部
の動作状態を判断し、該判断結果に基づいて受信してい
る印刷データを識別できるいずれかの印刷装置に迂回転
送することにより、データ処理装置から印刷データを受
信した際に、既に印刷データの処理を実行している場合
に、あるいは印刷部が印刷動作可能な状態でない場合
に、印刷データが延々と処理されないまま放置されてし
まう事態を回避して、ネットワーク上の印刷資源を有
効、かつ効率的に利用した印刷処理を行える印刷環境を
自在に整備することができる印刷制御装置および印刷制
御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置およ
び複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置であって、
いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷デー
タに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを作成する
作成手段と、前記所定の通信媒体を介して通信可能な印
刷装置を識別する識別手段と、いずれかのデータ処理装
置から印刷データを順次受信する毎に、前記作成手段の
画像データ処理状態から受信した印刷データを処理可能
かどうかを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断
手段が受信した印刷データを処理可能でないと判断した
場合に、前記識別手段により識別されている他の印刷装
置に前記受信手段が受信した印刷データを転送する転送
手段とを有するものである。
【0007】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置
と通信可能な印刷制御装置であって、いずれかのデータ
処理装置から転送される印刷データを受信する受信手段
と、前記受信手段が受信した印刷データに基づいて印刷
部が印刷可能な画像データを作成する作成手段と、前記
所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別する
識別手段と、いずれかのデータ処理装置から印刷データ
を順次受信する毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な
状態かどうかを判断する第2の判断手段と、前記第2の
判断手段が前記印刷部が印刷動作開始可能でないと判断
した場合に、前記識別手段により識別されている他の印
刷装置に前記受信手段が受信した印刷データを転送する
転送手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第3の発明は、前記転送手段
が前記受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に
転送する際に、前記印刷データの転送元のデータ処理装
置に対して転送先情報をステータスで送信する送信手段
を有するものである。
【0009】本発明に係る第4の発明は、前記印刷部
は、前記転送手段が前記受信手段が受信した印刷データ
を他の印刷装置に転送する際に、前記印刷データの転送
先情報を印刷するものである。
【0010】本発明に係る第5の発明は、前記転送手段
は、前記識別手段により識別されている他の印刷装置に
前記受信手段が受信した印刷データを転送する際に、前
記印刷データに対して既に転送された他の印刷装置先を
示す転送履歴を付加して転送するものである。
【0011】本発明に係る第6の発明は、前記送信手段
は、前記転送手段が前記受信手段が受信した印刷データ
を他の印刷装置に転送する際に、前記印刷データの転送
元のデータ処理装置に対して、前記印刷データに付加さ
れている既に転送された印刷装置先を示す転送履歴に基
づいて複数の転送先情報をステータスで送信するもので
ある。
【0012】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置
と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、
いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
受信する受信工程と、前記受信工程により受信した印刷
データに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを作成
する作成工程と、前記所定の通信媒体を介して通信可能
な印刷装置を識別する識別工程と、いずれかのデータ処
理装置から印刷データを順次受信する毎に、前記作成工
程の画像データ処理状態から受信した印刷データを処理
可能かどうかを判断する第1の判断工程と、前記第1の
判断工程が受信した印刷データを処理可能でないと判断
した場合に、前記識別工程により識別されている他の印
刷装置に前記受信工程により受信した印刷データを転送
する転送工程とを有するものである。
【0013】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置
と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、
いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
受信する受信工程と、前記受信工程により受信した印刷
データに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを作成
する作成工程と、前記所定の通信媒体を介して通信可能
な印刷装置を識別する識別工程と、いずれかのデータ処
理装置から印刷データを順次受信する毎に、前記印刷部
が印刷動作開始可能な状態かどうかを判断する第2の判
断工程と、前記第2の判断工程により前記印刷部が印刷
動作開始可能でないと判断した場合に、前記識別工程に
より識別されている他の印刷装置に前記受信工程により
受信した印刷データを転送する転送工程とを有するもの
である。
【0014】本発明に係る第9の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置
と通信可能な印刷制御装置を制御するコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
受信する受信工程と、前記受信工程により受信した印刷
データに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを作成
する作成工程と、前記所定の通信媒体を介して通信可能
な印刷装置を識別する識別工程と、いずれかのデータ処
理装置から印刷データを順次受信する毎に、前記作成工
程の画像データ処理状態から受信した印刷データを処理
可能かどうかを判断する第1の判断工程と、前記第1の
判断工程が受信した印刷データを処理可能でないと判断
した場合に、前記識別工程により識別されている他の印
刷装置に前記受信工程により受信した印刷データを転送
する転送工程とを有するコンピュータが読み出し可能な
プログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0015】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装
置と通信可能な印刷制御装置を制御するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、いずれかのデータ処理装置から転送される印刷デー
タを受信する受信工程と、前記受信工程により受信した
印刷データに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを
作成する作成工程と、前記所定の通信媒体を介して通信
可能な印刷装置を識別する識別工程と、いずれかのデー
タ処理装置から印刷データを順次受信する毎に、前記印
刷部が印刷動作開始可能な状態かどうかを判断する第2
の判断工程と、前記第2の判断工程により前記印刷部が
印刷動作開始可能でないと判断した場合に、前記識別工
程により識別されている他の印刷装置に前記受信工程に
より受信した印刷データを転送する転送工程とを有する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に
格納したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
に係る印刷制御装置を適用可能な印刷装置(プリンタと
も言う)の構成を説明するブロック図である。
【0017】図において、1−1〜1−nはホストコン
ピュータであり、ネットワークNETにつながって所定
のプロコトルでプリンタ本体10と通信可能に構成され
ている。12はプリンタコントローラで、各ホストコン
ピュータ1−1〜1−nより印刷データを受信し、所定
のデータ処理をした後、画像印刷部(プリンタエンジ
ン)11でプリントを行う。この時、印刷に伴う画像デ
ータ作成処理以外の動作の制御もこのプリンタコントロ
ーラ12で行い、画像印刷部(プリンタエンジン)11
に制御信号を送信する。
【0018】図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0019】プリンタコントローラ12において、13
は受信バッファで、各ホストコンピュータ1−1〜1−
nから送られてきた印刷データを受信する。14は画像
形成部で、印刷データをビットマップの画像データに変
換する。
【0020】15Aはコントローラ状態判断部で、現在
印刷データを処理している最中かどうかを判断する。1
6は印刷データ転送部で、コントローラ状態判断部15
Aが、現在印刷データの処理中であると判断した際に、
受信した印刷データを再びネットワークNET上へ転送
処理する。
【0021】17はネットワーク識別部で、プリンタ本
体10が接続されているネットワークNET上の他のプ
リンタ装置(図示しない)の接続状況を識別する。18
はステータス送信部で、ネットワークNETに対してプ
リンタ本体10のステータスを印刷データ受信元となる
いずれかのホストコンピュータ1−1〜1−nに対して
送信するものである。なお、上記受信バッファ13,画
像形成部14,コントローラ状態判断部15,印刷デー
タ転送部16,ネットワーク識別部17等は、図示しな
い制御ボード上にチップオンされるMPU等がROMあ
るいは図示しない外部メモリから読み込んだ制御プログ
ラムを実行して同一の機能が達成される構成であっても
構わない。
【0022】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2を参照して説明する。
【0023】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワークNET)を介して複数のデータ処理装置
(ホストコンピュータ1−1〜1−n)および複数の印
刷装置(ネットワークNET上の不図示の他のプリン
タ)と通信可能な印刷制御装置であって、いずれかのデ
ータ処理装置から転送される印刷データを受信する受信
手段(受信バッファ13)と、前記受信手段が受信した
印刷データに基づいて印刷部(画像印刷部)が印刷可能
な画像データを作成する作成手段(画像形成部14)
と、前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を
識別する識別手段(ネットワーク識別部17)と、いず
れかのデータ処理装置から印刷データを順次受信する毎
に、前記作成手段の画像データ処理状態から受信した印
刷データを処理可能かどうかを判断する第1の判断手段
(コントローラ状態判断部15A)と、前記第1の判断
手段が受信した印刷データを処理可能でないと判断した
場合に、前記識別手段により識別されている他の印刷装
置に前記受信手段が受信した印刷データを転送する転送
手段(印刷データ転送部16)とを有するので、いずれ
かのデータ処理装置から印刷データを受信した際に、画
像データ作成処理が行われている状態であると判断され
た場合には、受信した印刷データを処理可能な他の印刷
装置に対して自動的に迂回転送することができ、印刷デ
ータ処理待ちとなってしまう事態を回避して、効率よく
印刷データを処理する印刷環境を構築することができ
る。
【0024】また、前記転送手段が前記受信手段が受信
した印刷データを他の印刷装置に転送する際に、前記印
刷データの転送元のデータ処理装置に対して転送先情報
をステータスで送信する送信手段(ステータス送信部1
8)を有するので、印刷データの転送元のユーザに印刷
先が自動変更されたことを確実に通知することができ
る。
【0025】さらに、前記印刷部は、前記転送手段が前
記受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転送
する際に、前記印刷データの転送先情報を印刷するの
で、印刷データを受信した印刷制御装置が印刷先を自動
変更した旨をプリント出力によりユーザに明示すること
ができる。
【0026】また、前記転送手段は、前記識別手段によ
り識別されている他の印刷装置に前記受信手段が受信し
た印刷データを転送する際に、前記印刷データに対して
既に転送された他の印刷装置先を示す転送履歴を付加し
て転送するので、印刷データを転送した印刷制御装置か
ら次々と印刷データが他の複数の印刷装置へ転送される
事態が発生した場合でも、その転送状況および転送元を
認識することができる。
【0027】さらに、前記送信手段は、前記転送手段が
前記受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転
送する際に、前記印刷データの転送元のデータ処理装置
に対して、前記印刷データに付加されている既に転送さ
れた印刷装置先を示す転送履歴に基づいて複数の転送先
情報をステータスで送信するので、印刷データを転送し
た印刷制御装置から次々と印刷データが他の複数の印刷
装置へ転送される事態が発生した場合でも、印刷データ
の転送元となるデータ処理装置のユーザに対して転送履
歴を確認できるステータスを通知することができる。
【0028】図3は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0029】まず、ステップ(1)で、プリンタコント
ローラ12はホストコンピュータ1−1〜1−n中のい
ずれかのホストコンピュータからの送信データを受信バ
ッファ13が受信する。
【0030】次に、ステップ(2)でプリンタ状態判断
部15Aが、今現在、プリンタコントローラ12が印刷
データを処理している状態であるかどうかを調べ、もし
今すぐに印刷データの処理に入れる状態であると判断さ
れた場合、ステップ(3)で画像形成部14は通常の画
像データを作成し、プリンタエンジン11は通常印刷を
行い、処理を終了する。
【0031】一方、ステップ(2)で、現在プリンタコ
ントローラ12がすぐに印刷データの処理に入ることが
できないと判断された場合には、ステップ(4)で、ネ
ットワーク識別部17がネットワークNET上の他の適
当な(印刷処理可能な)プリンタ候補を探して識別す
る。
【0032】なお、この時にネットワークNET上の他
のプリンタを探す手段は、例えばネットワークの最小区
域内の同じ製品のプリンタを探すか、あるいはプリンタ
ドライバで転送先を予め決めておくなどの手段を選べば
よい。
【0033】次に、ステップ(5)では、ステップ
(4)で識別して決定された印刷データの転送先プリン
タに対して、ホストから受信した印刷データの転送を印
刷データ転送部16が行う。そして、ステップ(6)で
は、ステータス送信部18が受信した印刷データを他の
プリンタへ転送することを印刷データを送信したホスト
にその旨知らせるステータスを返して、処理を終了す
る。
【0034】このときのステータス内容は、例えば「印
刷データを ××××××× へ転送します」のように
表せばよい。
【0035】なお、「×××××××」は転送先である
プリンタのネットワークNET上での名称であり、この
転送先のプリンタ名の情報はネットワーク識別部17か
ら受け取る。また、同時にこの転送先のプリンタ名を印
刷してもよい。
【0036】さらに、コントローラ状態判断部15A
は、受信した印刷データの処理がかかる時間を予測し、
後続の印刷データの処理に入ることのできる時間がある
一定の時間以上であると判断した場合には、該後続の印
刷データを転送することも可能である。
【0037】このときの「ある一定の時間」とは、プリ
ンタコントローラ12内に設けられている記憶装置(例
えばROMなど)から読み出す方法であってもよいし、
ユーザ(ホストコンピュータ上のドライバ等)が定めた
時間を印刷データに添付する方法でもよい。
【0038】以下、本実施形態の特徴的構成について、
図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0039】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワークNET)を介して複数のデータ処理装置
(ホストコンピュータ1−1〜1−n)および複数の印
刷装置(ネットワークNET上の不図示の他のプリン
タ)と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理
装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置を
制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、いずれかのデータ処理装置か
ら転送される印刷データを受信する受信工程(図3のス
テップ(1))と、前記受信工程により受信した印刷デ
ータに基づいて印刷部が印刷可能な画像データを作成す
る作成工程(図3の図テップ(3))と、前記所定の通
信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別する識別工程
(図3のステップ(4))と、いずれかのデータ処理装
置から印刷データを順次受信する毎に、前記作成工程の
画像データ処理状態から受信した印刷データを処理可能
かどうかを判断する第1の判断工程(図3のステップ
(2))と、前記第1の判断工程が受信した印刷データ
を処理可能でないと判断した場合に、前記識別工程によ
り識別されている他の印刷装置に前記受信工程により受
信した印刷データを転送する転送工程(図3のステップ
(5))とを有するので、いずれかのデータ処理装置か
ら印刷データを受信した際に、画像データ作成処理が行
われている状態であると判断された場合には、受信した
印刷データを処理可能な他の印刷装置に対して自動的に
迂回転送することができ、印刷データ処理待ちとなって
しまう事態を回避して、効率よく印刷データを処理する
印刷環境を構築することができる。
【0040】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
コントローラ状態判断部15Aがプリンタコントローラ
12が印刷データの処理を行えるかどうかを判定して、
受信した印刷データを他のホストに迂回転送する場合に
ついて説明したが、例えば「カバーオープン状態になっ
ていない」,「紙無し状態でない」などの印刷動作をプ
リンタエンジン側で行ええる状態かどうかを種々のセン
サ情報入力から判定して、印刷動作に入れないと判定し
た場合に、受信して印刷データをネットワークNET上
であって印刷動作が可能なプリンタに迂回転送処理する
ように構成してもよい。以下、その実施形態について説
明する。
【0041】図4は、本発明の第2実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1,図
2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0042】図において、15Bはプリンタ状態判断部
で、現在印刷データを処理している最中かどうか、ある
いはプリンタエンジンが印刷動作を行える状態であるか
どうかを判断(例えば「カバーオープン状態になってい
ない」,「紙無し状態でない」などの印刷動作がプリン
タエンジン側で行えない状態でないことを判断する)す
る。
【0043】なお、印刷データ転送部16は、プリンタ
状態判断部15Bが印刷動作を行える状態でないと判断
した際に、受信した印刷データを再びネットワークNE
T上へ転送する。
【0044】以下、本実施形態の特徴的構成について図
4等を参照して説明する。
【0045】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置(ホストコンピュータ1−
1〜1−n)および複数の印刷装置(ネットワーク上の
不図示の他のプリンタ)と通信可能な印刷制御装置であ
って、いずれかのデータ処理装置から転送される印刷デ
ータを受信する受信手段(受信バッファ13)と、前記
受信手段が受信した印刷データに基づいて印刷部(画像
印刷部11)が印刷可能な画像データを作成する作成手
段(画像形成部14)と、前記所定の通信媒体を介して
通信可能な印刷装置を識別する識別手段(ネットワーク
識別部17)と、いずれかのデータ処理装置から印刷デ
ータを順次受信する毎に、前記印刷部が印刷動作開始可
能な状態かどうかを判断する第2の判断手段(プリンタ
状態判断部15B)と、前記第2の判断手段が前記印刷
部が印刷動作開始可能でないと判断した場合に、前記識
別手段により識別されている他の印刷装置に前記受信手
段が受信した印刷データを転送する転送手段(印刷デー
タ転送部16)とを有するので、いずれかのデータ処理
装置から印刷データを受信した際に、印刷部が画像デー
タの印刷動作を開始できない状態であると判断された場
合には、受信した印刷データを処理可能な他の印刷装置
に対して自動的に迂回転送することができ、印刷データ
処理待ちとなってしまう事態を回避して、効率よく印刷
データを処理する印刷環境を構築することができる。
【0046】また、前記転送手段が前記受信手段が受信
した印刷データを他の印刷装置に転送する際に、前記印
刷データの転送元のデータ処理装置に対して転送先情報
をステータスで送信する送信手段(ステータス送信部1
8)を有するので、印刷データの転送元のユーザに印刷
先が自動変更されたことを確実に通知することができ
る。
【0047】さらに、前記印刷部は、前記転送手段が前
記受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転送
する際に、前記印刷データの転送先情報を印刷するの
で、印刷データを受信した印刷制御装置が印刷先を自動
変更した旨をプリント出力によりユーザに明示すること
ができる。
【0048】また、前記転送手段は、前記識別手段によ
り識別されている他の印刷装置に前記受信手段が受信し
た印刷データを転送する際に、前記印刷データに対して
既に転送された他の印刷装置先を示す転送履歴を付加し
て転送するので、印刷データを転送した印刷制御装置か
ら次々と印刷データが他の複数の印刷装置へ転送される
事態が発生した場合でも、その転送状況および転送元を
認識することができる。
【0049】さらに、前記送信手段は、前記転送手段が
前記受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転
送する際に、前記印刷データの転送元のデータ処理装置
に対して、前記印刷データに付加されている既に転送さ
れた印刷装置先を示す転送履歴に基づいて複数の転送先
情報をステータスで送信するので、印刷データを転送し
た印刷制御装置から次々と印刷データが他の複数の印刷
装置へ転送される事態が発生した場合でも、印刷データ
の転送元となるデータ処理装置のユーザに対して転送履
歴を確認できるステータスを通知することができる。
【0050】図5は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0051】まず、ステップ(1)で、プリンタコント
ローラ12はホストコンピュータ1−1〜1−n中のい
ずれかのホストコンピュータからの送信データを受信バ
ッファ13が受信する。
【0052】次に、ステップ(2)で、プリンタ状態判
断部15Bが、今現在、プリンタが印刷動作に入れる状
態であるかどうかを調べ、もし今すぐに印刷動作に入れ
る状態であると判断された場合は、ステップ(3)で画
像形成部14は通常の画像データを作成し、プリンタエ
ンジン11は通常印刷を行い、処理を終了する。
【0053】一方、ステップ(2)で、現在プリンタコ
ントローラ12がすぐに印刷動作に入ることができない
と判断された場合には、ステップ(4)で、ネットワー
ク識別部17がネットワークNET上の他の適当な(印
刷動作可能な)プリンタ候補を探して識別する。
【0054】なお、この時にネットワークNET上の他
のプリンタを探す手段は、例えばネットワークの最小区
域内の同じ製品のプリンタを探すか、あるいはプリンタ
ドライバで転送先を予め決めておくなどの手段を選べば
よい。
【0055】次に、ステップ(5)では、ステップ
(4)で識別して決定された印刷データの転送先プリン
タに対して、ホストから受信した印刷データの転送を印
刷データ転送部16が行う。そして、ステップ(6)で
は、ステータス送信部18が受信した印刷データを他の
プリンタへ転送することを印刷データを送信したホスト
にその旨知らせるステータスを返して、処理を終了す
る。
【0056】このときのステータス内容は、例えば「印
刷データを ××××××× へ転送します」のように
表せばよい。
【0057】なお、「×××××××」は転送先である
プリンタのネットワークNET上での名称であり、この
転送先のプリンタ名の情報はネットワーク識別部17か
ら受け取る。また、同時にこの転送先のプリンタ名を印
刷してもよい。
【0058】さらに、コントローラ状態判断部15B
は、受信した印刷データの処理がかかる時間を予測し、
後続の印刷データの処理に入ることのできる時間がある
一定の時間以上であると判断した場合には、該後続の印
刷データを転送することも可能である。
【0059】このときの「ある一定の時間」とは、プリ
ンタコントローラ12内に設けられている不図示記憶装
置(例えばROMなど)から読み出す方法であってもよ
いし、ユーザ(ホストコンピュータ上のドライバ等)が
定めた時間を印刷データに添付する方法でもよい。
【0060】以下、本実施形態の特徴的構成について、
図5に示すフローチャート等を参照して説明する。
【0061】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワークNET)を介して複数のデータ処理装置
(ホストコンピュータ1−1〜1−n)および複数の印
刷装置(ネットワークNET上の不図示のプリンタ)と
通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、あ
るいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置お
よび複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置を制御す
るコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、いずれかのデータ処理装置から転送
される印刷データを受信する受信工程(図5のステップ
(1))と、前記受信工程により受信した印刷データに
基づいて印刷部(画像印刷部11)が印刷可能な画像デ
ータを作成する作成工程(図5のステップ(3))と、
前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
する識別工程(図5のステップ(4))と、いずれかの
データ処理装置から印刷データを順次受信する毎に、前
記印刷部が印刷動作開始可能な状態かどうかを判断する
第2の判断工程(図5のステップ(2))と、前記第2
の判断工程により前記印刷部が印刷動作開始可能でない
と判断した場合に、前記識別工程により識別されている
他の印刷装置に前記受信工程により受信した印刷データ
を転送する転送工程(図5のステップ(5))とを有す
るので、いずれかのデータ処理装置から印刷データを受
信した際に、印刷部が画像データの印刷動作を開始でき
ない状態であると判断された場合には、受信した印刷デ
ータを処理可能な他の印刷装置に対して自動的に迂回転
送することができ、印刷データ処理待ちとなってしまう
事態を回避して、効率よく印刷データを処理する印刷環
境を構築することができる。
【0062】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
受信した印刷データを印刷動作できないと判断した場合
に、ネットワーク上で印刷動作可能なプリンタが存在す
ることを前提として印刷データを転送可能なプリンタ候
補を決定して、当該印刷データを転送する場合について
説明したが、ネットワーク上のプリンタ使用状況は動的
に変動するため、転送先に決定されたプリンタに受信し
た印刷データを転送した際に、既に印刷処理あるいは印
刷動作できない状態に遷移している場合もあり、その場
合には、さらに、他のプリンタ候補を受信元のプリンタ
が検索して迂回転送する場合もあり得る。そこで、その
ような事態が発生した場合には、最初にいずれかプリン
タから印刷データが転送されてきたものか不明とならな
いように、転送の履歴情報を転送元のプリンタが作成し
て転送する印刷データに添付して転送するように制御し
てもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0063】なお、ハードウエアの構成は、図4と同様
であるので説明は省略する。
【0064】図6は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0065】まず、ステップ(1)で、プリンタコント
ローラ12はいずれかのホストコンピュータ1−1〜1
−n中のいずれかのホストコンピュータからの送信デー
タを受信バッファ13が受信する。
【0066】次に、ステップ(2)で、プリンタ状態判
断部15Bが、今現在、プリンタが印字動作に入れる状
態であるかどうかを調べ、もし今すぐに印字動作に入れ
る状態であると判断された場合は、ステップ(3)で画
像形成部14は通常の画像データを作成し、プリンタエ
ンジン11は通常印刷を行い、処理を終了する。
【0067】一方、ステップ(2)で、現在プリンタコ
ントローラ12がすぐに印字動作に入ることができない
と判断された場合には、ステップ(4)で、ネットワー
ク識別部17がネットワークNET上の他の適当な(印
刷動作可能な)プリンタ候補を探して識別する。
【0068】なお、この時にネットワークNET上の他
のプリンタを探す手段は、例えばネットワークの最小区
域内の同じ製品のプリンタを探すか、あるいはプリンタ
ドライバで転送先を予め決めておくなどの手段を選べば
よい。
【0069】次に、ステップ(5)では、ステップ
(4)で識別して決定された印字データの転送先プリン
タに対して、受信した印字データに今までの転送履歴を
表すデータを添付し、これらを再びネットワーク上への
転送を、印刷データ転送部16が行う。そして、ステッ
プ(6)では、ステータス送信部18が受信した印字デ
ータを他のプリンタへ転送することを印字データを送信
したホストにその旨知らせるステータスを返して、処理
を終了する。
【0070】このときのステータス内容は、例えば〔印
字データを ××××××× へ転送します〕,〔印字
データを ○○○○○○○ へ転送します〕のように列
挙して表せばよい。なお、「×××××××」,「○○
○○○○○」は転送先であるプリンタのネットワーク上
での名称であり、つまり、転送を重ねる場合には、その
都度転送状況をホストに返す。また、同時にこの転送先
のプリンタ名の履歴を印字する。
【0071】さらに、コントローラ状態判断部15B
は、受信した印字データの処理がかかる時間を予測し、
後続の印字データの処理に入ることのできる時間がある
一定の時間以上であると判断した場合には、該後続の印
字データを転送することも可能である。
【0072】このときの「ある一定の時間」とは、プリ
ンタコントローラ12内に設けられている記憶装置(例
えばROMなど)から読み出す方法であってもよいし、
ユーザ(ホストコンピュータ上のドライバ等)が定めた
時間を印字データに添付する方法でもよい。
【0073】以下、図7に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで
読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説
明する。
【0074】図7は、本発明に係る印刷制御装置を適用
可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。
【0075】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0076】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0077】本実施形態における図3,図5,図6に示
す機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリや
FD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。
【0078】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0079】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0080】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0081】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0082】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して複数のデータ
処理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装
置であって、いずれかのデータ処理装置から転送される
印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信
した印刷データに基づいて印刷部が印刷可能な画像デー
タを作成する作成手段と、前記所定の通信媒体を介して
通信可能な印刷装置を識別する識別手段と、いずれかの
データ処理装置から印刷データを順次受信する毎に、前
記作成手段の画像データ処理状態から受信した印刷デー
タを処理可能かどうかを判断する第1の判断手段と、前
記第1の判断手段が受信した印刷データを処理可能でな
いと判断した場合に、前記識別手段により識別されてい
る他の印刷装置に前記受信手段が受信した印刷データを
転送する転送手段とを有するので、いずれかのデータ処
理装置から印刷データを受信した際に、画像データ作成
処理が行われている状態であると判断された場合には、
受信した印刷データを処理可能な他の印刷装置に対して
自動的に迂回転送することができ、印刷データ処理待ち
となってしまう事態を回避して、効率よく印刷データを
処理する印刷環境を構築することができる。
【0084】第2の発明によれば、所定の通信媒体を介
して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置と通信
可能な印刷制御装置であって、いずれかのデータ処理装
置から転送される印刷データを受信する受信手段と、前
記受信手段が受信した印刷データに基づいて印刷部が印
刷可能な画像データを作成する作成手段と、前記所定の
通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別する識別手
段と、いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次
受信する毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な状態か
どうかを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手
段が前記印刷部が印刷動作開始可能でないと判断した場
合に、前記識別手段により識別されている他の印刷装置
に前記受信手段が受信した印刷データを転送する転送手
段とを有するので、いずれかのデータ処理装置から印刷
データを受信した際に、印刷部が画像データの印刷動作
を開始できない状態であると判断された場合には、受信
した印刷データを処理可能な他の印刷装置に対して自動
的に迂回転送することができ、印刷データ処理待ちとな
ってしまう事態を回避して、効率よく印刷データを処理
する印刷環境を構築することができる。
【0085】第3の発明によれば、前記転送手段が前記
受信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転送す
る際に、前記印刷データの転送元のデータ処理装置に対
して転送先情報をステータスで送信する送信手段を有す
るので、印刷データの転送元のユーザに印刷先が自動変
更されたことを確実に通知することができる。
【0086】第4の発明によれば、前記印刷部は、前記
転送手段が前記受信手段が受信した印刷データを他の印
刷装置に転送する際に、前記印刷データの転送先情報を
印刷するので、印刷データを受信した印刷制御装置が印
刷先を自動変更した旨をプリント出力によりユーザに明
示することができる。
【0087】第5の発明によれば、前記転送手段は、前
記識別手段により識別されている他の印刷装置に前記受
信手段が受信した印刷データを転送する際に、前記印刷
データに対して既に転送された他の印刷装置先を示す転
送履歴を付加して転送するので、印刷データを転送した
印刷制御装置から次々と印刷データが他の複数の印刷装
置へ転送される事態が発生した場合でも、その転送状況
および転送元を認識することができる。
【0088】第6の発明によれば、前記送信手段は、前
記転送手段が前記受信手段が受信した印刷データを他の
印刷装置に転送する際に、前記印刷データの転送元のデ
ータ処理装置に対して、前記印刷データに付加されてい
る既に転送された印刷装置先を示す転送履歴に基づいて
複数の転送先情報をステータスで送信するので、印刷デ
ータを転送した印刷制御装置から次々と印刷データが他
の複数の印刷装置へ転送される事態が発生した場合で
も、印刷データの転送元となるデータ処理装置のユーザ
に対して転送履歴を確認できるステータスを通知するこ
とができる。
【0089】第7,第9の発明によれば、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装置
と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、
あるいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置
および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置を制御
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
た記憶媒体であって、いずれかのデータ処理装置から転
送される印刷データを受信する受信工程と、前記受信工
程により受信した印刷データに基づいて印刷部が印刷可
能な画像データを作成する作成工程と、前記所定の通信
媒体を介して通信可能な印刷装置を識別する識別工程
と、いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受
信する毎に、前記作成工程の画像データ処理状態から受
信した印刷データを処理可能かどうかを判断する第1の
判断工程と、前記第1の判断工程が受信した印刷データ
を処理可能でないと判断した場合に、前記識別工程によ
り識別されている他の印刷装置に前記受信工程により受
信した印刷データを転送する転送工程とを有するので、
いずれかのデータ処理装置から印刷データを受信した際
に、画像データ作成処理が行われている状態であると判
断された場合には、受信した印刷データを処理可能な他
の印刷装置に対して自動的に迂回転送することができ、
印刷データ処理待ちとなってしまう事態を回避して、効
率よく印刷データを処理する印刷環境を構築することが
できる。
【0090】第8,第10の発明によれば、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置および複数の印刷装
置と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理
装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置を
制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、いずれかのデータ処理装置か
ら転送される印刷データを受信する受信工程と、前記受
信工程により受信した印刷データに基づいて印刷部が印
刷可能な画像データを作成する作成工程と、前記所定の
通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別する識別工
程と、いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次
受信する毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な状態か
どうかを判断する第2の判断工程と、前記第2の判断工
程により前記印刷部が印刷動作開始可能でないと判断し
た場合に、前記識別工程により識別されている他の印刷
装置に前記受信工程により受信した印刷データを転送す
る転送工程とを有するので、いずれかのデータ処理装置
から印刷データを受信した際に、印刷部が画像データの
印刷動作を開始できない状態であると判断された場合に
は、受信した印刷データを処理可能な他の印刷装置に対
して自動的に迂回転送することができ、印刷データ処理
待ちとなってしまう事態を回避して、効率よく印刷デー
タを処理する印刷環境を構築することができる。
【0091】従って、データ処理装置から印刷データを
受信した際に、既に印刷データの処理を実行している場
合は、印刷部が印刷動作可能な状態でない場合に、印刷
データが延々と処理されないまま放置されてしまう事態
を回避して、ネットワーク上の印刷資源を有効、かつ効
率的に利用した印刷処理を行える印刷環境を自在に整備
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷装
置の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る印刷制御装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
12 プリンタコントローラ 13 受信バッファ 14 画像形成部 15A,15B コントローラ状態判断部 16 印刷データ転送部 17 ネットワーク識別部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
    であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した印刷データに基づいて印刷部が
    印刷可能な画像データを作成する作成手段と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別手段と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記作成手段の画像データ処理状態から受信し
    た印刷データを処理可能かどうかを判断する第1の判断
    手段と、 前記第1の判断手段が受信した印刷データを処理可能で
    ないと判断した場合に、前記識別手段により識別されて
    いる他の印刷装置に前記受信手段が受信した印刷データ
    を転送する転送手段と、を有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
    であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した印刷データに基づいて印刷部が
    印刷可能な画像データを作成する作成手段と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別手段と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な状態かどうか
    を判断する第2の判断手段と、 前記第2の判断手段が前記印刷部が印刷動作開始可能で
    ないと判断した場合に、前記識別手段により識別されて
    いる他の印刷装置に前記受信手段が受信した印刷データ
    を転送する転送手段と、を有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記転送手段が前記受信手段が受信した
    印刷データを他の印刷装置に転送する際に、前記印刷デ
    ータの転送元のデータ処理装置に対して転送先情報をス
    テータスで送信する送信手段を有することを特徴とする
    請求項1または2記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷部は、前記転送手段が前記受信
    手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転送する際
    に、前記印刷データの転送先情報を印刷することを特徴
    とする請求項1または2記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記転送手段は、前記識別手段により識
    別されている他の印刷装置に前記受信手段が受信した印
    刷データを転送する際に、前記印刷データに対して既に
    転送された他の印刷装置先を示す転送履歴を付加して転
    送することを特徴とする請求項1または2記載の印刷制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記転送手段が前記受
    信手段が受信した印刷データを他の印刷装置に転送する
    際に、前記印刷データの転送元のデータ処理装置に対し
    て、前記印刷データに付加されている既に転送された印
    刷装置先を示す転送履歴に基づいて複数の転送先情報を
    ステータスで送信することを特徴とする請求項3記載の
    印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
    のデータ処理方法であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した印刷データに基づいて印刷
    部が印刷可能な画像データを作成する作成工程と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別工程と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記作成工程の画像データ処理状態から受信し
    た印刷データを処理可能かどうかを判断する第1の判断
    工程と、 前記第1の判断工程が受信した印刷データを処理可能で
    ないと判断した場合に、前記識別工程により識別されて
    いる他の印刷装置に前記受信工程により受信した印刷デ
    ータを転送する転送工程と、を有することを特徴とする
    印刷制御装置のデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
    のデータ処理方法であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した印刷データに基づいて印刷
    部が印刷可能な画像データを作成する作成工程と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別工程と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な状態かどうか
    を判断する第2の判断工程と、 前記第2の判断工程により前記印刷部が印刷動作開始可
    能でないと判断した場合に、前記識別工程により識別さ
    れている他の印刷装置に前記受信工程により受信した印
    刷データを転送する転送工程と、を有することを特徴と
    する印刷制御装置のデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装置
    を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した印刷データに基づいて印刷
    部が印刷可能な画像データを作成する作成工程と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別工程と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記作成工程の画像データ処理状態から受信し
    た印刷データを処理可能かどうかを判断する第1の判断
    工程と、 前記第1の判断工程が受信した印刷データを処理可能で
    ないと判断した場合に、前記識別工程により識別されて
    いる他の印刷装置に前記受信工程により受信した印刷デ
    ータを転送する転送工程と、を有することを特徴とする
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置および複数の印刷装置と通信可能な印刷制御装
    置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 いずれかのデータ処理装置から転送される印刷データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した印刷データに基づいて印刷
    部が印刷可能な画像データを作成する作成工程と、 前記所定の通信媒体を介して通信可能な印刷装置を識別
    する識別工程と、 いずれかのデータ処理装置から印刷データを順次受信す
    る毎に、前記印刷部が印刷動作開始可能な状態かどうか
    を判断する第2の判断工程と、 前記第2の判断工程により前記印刷部が印刷動作開始可
    能でないと判断した場合に、前記識別工程により識別さ
    れている他の印刷装置に前記受信工程により受信した印
    刷データを転送する転送工程と、を有することを特徴と
    するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
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