JPH10307692A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10307692A
JPH10307692A JP9116656A JP11665697A JPH10307692A JP H10307692 A JPH10307692 A JP H10307692A JP 9116656 A JP9116656 A JP 9116656A JP 11665697 A JP11665697 A JP 11665697A JP H10307692 A JPH10307692 A JP H10307692A
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JP9116656A
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Inventor
Hitomi Kimura
仁美 木村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷情報を受信可能であっても、印刷部が印
刷開始できない状態では情報処理装置からの印刷情報を
受信してしまう事態を有効に制限することである。 【解決手段】 プリンタエンジン309の状態変化を検
知し、該検知した状態変化を取得してホストコンピュー
タ301〜303のいずれかからの印刷情報の受信状態
を入出力インタフェース304が制御する構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能な印
刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷制御装置においては、入力イ
ンタフェース部がエンジンの状態を検知する手段を持た
ず、エンジンが印字できない状態、例えばペーパージャ
ム中,用紙切れ中であってもホストからのデータ受信を
行い、当該受信したデータを入力バッファに保存するよ
うに制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の印刷
制御装置では、エンジンが印刷を行うことが出来ない場
合も外部接続装置からのデータ受信を行いデータを入力
バッファに蓄積していたため、長時間印刷処理ができな
い場合もユーザがそのような印刷できない状態にあるこ
とを気付かずにデータ送信を継続してしまうことがあっ
た。
【0004】また、エンジンの状態によっては、入力イ
ンタフェースに蓄えられていた送信済みの印字データが
消失してしまったり、正しい印字が行われない等の問題
点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷部の状態を監視
して、情報処理装置からの印刷情報の受信処理状態を印
刷部の状態と関連付けて印刷情報の受信状態を制御する
ことにより、印刷情報を受信可能であっても、印刷部が
印刷開始できない状態では情報処理装置からの印刷情報
を受信してしまう事態を有効に制限して、ユーザがネッ
トワーク上で即座に印刷可能な他の印刷装置を選択して
効率よく、かつ送信済みの印字データが消失することな
く正しく印字出力できる印刷処理環境を自在に構築する
ことができる印刷制御装置および印刷制御方法およびコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して情報処理装置と通信して印
刷情報を受信可能な印刷制御装置であって、印刷部の状
態変化を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した
状態変化を取得して前記情報処理装置からの印刷情報の
受信状態を制御するインタフェース手段とを有するもの
である。
【0007】本発明に係る第2の発明は、前記インタフ
ェース手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づ
いて前記印刷部が印刷開始可能かどうかを判定し、該判
定結果に基づいて前記情報処理装置からの印刷情報の受
信状態を制御するものである。
【0008】本発明に係る第3の発明は、前記インタフ
ェース手段は、前記通信媒体を介して所定のプロトコル
でデータ通信を行う外部接続ユニットを装着自在に構成
したものである。
【0009】本発明に係る第4の発明は、前記インタフ
ェース手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づ
いて前記印刷部が印刷開始不能と判定した場合に、所定
のプロトコルでデータ通信を行う外部接続ユニットから
の印刷情報を無視するものである。
【0010】本発明に係る第5の発明は、前記インタフ
ェース手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づ
いて前記印刷部が印刷開始不能と判定した場合に、所定
のプロトコルでデータ通信を行う外部接続ユニットに対
して前記印刷情報の送信禁止を指示するものである。
【0011】本発明に係る第6の発明は、前記インタフ
ェース手段は、外部接続ユニットに対して前記印刷情報
の送信禁止を指示した後、前記検知手段が検知した状態
変化に基づいて前記印刷部が印刷開始可能と判定した場
合に、外部接続ユニットに対して前記印刷情報の送信再
開を指示するものである。
【0012】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能
な印刷制御装置であって、印刷部が備える定着部の温度
状態変化を検知する検知手段と、前記検知手段が検知し
た温度状態変化に基づいて前記印刷部が印刷開始可能と
なるまでの時間を予測する第1の予測手段と、前記第1
の予測手段が予測した時間を経時終了する前に前記情報
処理装置からの印刷情報の受信を開始するインタフェー
ス手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能
な印刷制御装置であって、印刷部が印刷可能状態となる
までの経過を監視して印刷開始可能となるまでの時間を
予測する第2の予測手段と、前記第2の予測手段が予測
した時間を経時終了する前に前記情報処理装置からの印
刷情報の受信を開始するインタフェース手段とを有する
ものである。
【0014】本発明に係る第9の発明は、前記インタフ
ェース手段は、前記印刷部が印刷可能となる前に受信し
ている前記印刷情報を蓄積するバッファを備えるもので
ある。
【0015】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可
能な印刷制御方法であって、印刷部の状態を検知する検
知工程と、該検知した状態を取得する取得工程と、該取
得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態かどう
かを判定する判定工程と、前記印刷部での印刷が開始可
能状態でないと判定した場合は、前記情報処理装置から
の印刷情報を無視する無視工程とを有するものである。
【0016】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可
能な印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能な
プログラムを格納した記憶媒体であって、印刷部の状態
を検知する検知工程と、該検知した状態を取得する取得
工程と、該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可
能状態かどうかを判定する判定工程と、前記印刷部での
印刷が開始可能状態でないと判定した場合は、前記情報
処理装置からの印刷情報を無視する無視工程とを含むコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格
納したものである。
【0017】本発明に係る第12の発明は、所定の通信
媒体を介して情報処理装置と所定のプロトコルでデータ
通信を行う外部接続ユニットから印刷情報を受信可能な
印刷制御方法であって、印刷部の状態を検知する検知工
程と、該検知した状態を取得する取得工程と、該取得し
た状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態かどうかを
判定する判定工程と、前記印刷部での印刷が開始可能状
態でないと判定した場合は、前記情報処理装置からの印
刷情報の送信禁止を前記外部接続ユニットに通知する第
1の通知工程とを有するものである。
【0018】本発明に係る第13の発明は、前記印刷部
での印刷が開始可能状態であると判定した場合は、前記
情報処理装置からの印刷情報の受信再開を通知する第2
の通知工程を有するものである。
【0019】本発明に係る第14の発明は、所定の通信
媒体を介して情報処理装置と所定のプロトコルでデータ
通信を行う外部接続ユニットから印刷情報を受信可能な
印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、印刷部の状態を検
知する検知工程と、該検知した状態を取得する取得工程
と、該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状
態かどうかを判定する判定工程と、前記印刷部での印刷
が開始可能状態でないと判定した場合は、前記情報処理
装置からの印刷情報の送信禁止を前記外部接続ユニット
に通知する第1の通知工程とを含むコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。
【0020】本発明に係る第15の発明は、前記印刷部
での印刷が開始可能状態であると判定した場合は、前記
情報処理装置からの印刷情報の受信再開を通知する第2
の通知工程を含むコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを記憶媒体に格納したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリン
タおよびインタジェットプリンタの構成について図1を
参照しながら説明する。なお、本実施形態を適用するプ
リンタは、レーザビームプリンタおよびインクジェット
プリンタに限られるものではなく、他のプリント方式の
プリンタでもよいことは言うまでもない。
【0022】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構
成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ
(LBP)の場合を示す。
【0023】図において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマイクロ命令等を入力して記憶するとともに、それら
の情報に従って対応する文字パターンやフォームパター
ン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成す
る。1012は操作パネルで、操作のためのスイッチお
よびLED表示器等が配されている。
【0024】1001はプリンタ制御ユニットで、LB
P本体1000全体の制御およびホストコンピュータか
ら供給される文字情報等を解析して、対応する文字パタ
ーンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に
出力する。レーザドライバ1002は半導体レーザ10
03を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信
号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ
光1004をオン・オフ切り替えする。レーザ光100
4は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ド
ラム1006上を走査露光する。
【0025】これにより、静電ドラム1006上には文
字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜
像は、静電ドラム1006周囲に配設された現像ユニッ
ト1007により現像された後、記録紙に転写される。
この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録
紙はLBP本体1000に装着した用紙カセット100
8に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1
010と搬送ローラ1011とにより、装置内に取り込
まれて、静電ドラム1006に供給される。またLBP
本体1000には、図示しないカードスロットを少なく
とも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフ
ォントカード,言語系の異なる制御カード(エミュレー
ションカード)を接続できるように構成されている。
【0026】〔第1実施形態〕図2は、本発明の第1実
施形態を示す印刷制御装置を適用可能なプリンタ制御シ
ステムの構成を説明するブロック図である。ここでは、
レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明する。な
お、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器
であっても、複数の機器からなるシステムであっても、
LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステ
ムであっても本発明を適用できることは言うまでもな
い。
【0027】図において、20はデータ入力機器(ネッ
トワーク上のホストコンピュータや画像入力機器)で、
接続される外部接続装置1に印字データやコマンド等を
送信する。外部接続装置1は、ホストコンピュータやデ
ータ入力機器の送ったデータを受信しLBP本体100
0に送信する。
【0028】3はCPUであり、ROM9のプログラム
用ROMに記憶された制御プログラム等或は外部記憶装
置7や内部記憶装置8に記憶された制御プログラム等に
基づいて制御部2の全体を制御する。4は入出力インタ
フェースであり、外部接続装置1により各種データを入
力したり、パネル5への表示データを出力したり、パネ
ル5からの設定データを入力したりする。さらに、CP
U3は入出力インタフェース4を介して外部接続装置1
やパネル5との通信処理が可能となっており、プリンタ
内の情報等を外部接続装置1やパネル5に通知可能に構
成されている。
【0029】なお、パネル5は印刷装置に設定する操作
指示を行うためのスイッチ等の入力装置5bおよびLE
Dを含む表示器5a等が配されている。6は電源部であ
り、LBP本体1000の各部に必要な電力を供給す
る。7は外部記憶装置で、電力の供給がなくともその記
憶内容を保持する不揮発性のメモリ(ハードディスク・
フロッピーディスク等)オプションとして接続され、フ
ォントデータ,エミュレーションプログラム,フォーム
データ等を記憶する。
【0030】8は内部記憶装置で、電力の供給がなくと
もその記憶内容を保持する不揮発性のメモリで構成さ
れ、環境データ格納領域,NVRAMに使用されてい
る。
【0031】9はROMであり、このROM9のプログ
ラム用ROMには、図4,図5のフローチャートで示さ
れるようなCPU3の制御プログラム等を記憶する。ま
た、ROM9のフォント用ROMには上記出力情報を生
成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、同じく
ROM9のデータ用ROMにはハードディスク等の外部
記憶装置7,内部記憶装置8が無いプリンタの場合に
は、外部接続装置1上で利用される情報等を記憶してい
る。
【0032】10はRAMであり、外部接続装置1によ
り送られてきたダウンロードデータ(メニュー/フォン
ト/プログラム等)や印刷データを格納するための受信
バッファ,CPU3の主メモリ,CPU3が制御プログ
ラムを実行するために必要なワークエリアなどとして機
能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションR
AMによりメモリ容量を拡張することができるように構
成される。なお、RAM10は、出力情報展開領域等に
も用いられる。
【0033】11は出力インタフェースであり、出力イ
メージを印刷機構部12に出力する為のインタフェース
である。12は印刷機構部(プリンタエンジン)であ
り、出力インタフェース11を介して制御部2より出力
されたイメージデータに基づいて印刷機構部12に画像
信号を出力し、記録媒体(記録紙)上へ記録を実行す
る。
【0034】本実施形態における印刷機構部12は上述
のごとくレーザビーム方式を採用している。また、前述
した外部記憶装置7,内部記憶装置8は1個に限らず、
少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプシ
ョンフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御言語
を解釈するプログラムを格納した記憶装置を複数接続で
きるように構成されていてもよい。さらに、内部記憶装
置8をNVRAMにより構成し、パネル5からのプリン
タモード設定情報を記憶できるように構成されていても
よい。
【0035】図3は、図2に示した外部接続装置1がL
ANインタフェースボードとする印刷制御装置の一例を
示すブロック図である。
【0036】図において、304〜308は上述したプ
リンタ制御ユニット1001に含まれるものであり、プ
リンタコントローラ部の構成は図1,図2で説明した通
りである。
【0037】301〜303はデータ源となるネットワ
ーク(例えばイーサネット等)上のホストコンピュータ
である。304は入出力インタフェースで、入出力バッ
ファ304aを備え、LANインタフェースボード31
0を介して各ホストコンピュータ301〜303からの
入力データを保持するとともに、プリンタから各ホスト
コンピュータ301〜303に通知すべきデータを保持
して、データの送受信を行う。
【0038】305はコントローラの制御を司るCP
U、306はROMで、CPU305が実行すべきプロ
グラムやフォントパターンが格納されている。307は
RAMで、ダウンローデータの保持やワーク領域として
利用される。
【0039】308はページバッファで、展開されたイ
メージが格納される。309はプリンタエンジンで、図
2に示した印刷機構部12に対応する。
【0040】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3等を参照して説明する。
【0041】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して情報処理装置(本実施形態ではホストコンピュー
タ301〜303)と通信して印刷情報を受信可能な印
刷制御装置であって、印刷部の状態変化を検知する検知
手段(図示しない各種のセンサ(紙有無センサ,ジャム
センサ,温度センサ等を含む))と、前記検知手段が検
知した状態変化を取得して前記情報処理装置からの印刷
情報の受信状態を制御するインタフェース手段(入出力
インタフェース304)とを有するので、印刷部の変化
状態に応じて情報処理装置から送信される印刷情報の受
信状態を管理して、印刷情報を受信可能であっても、印
刷部(プリンタエンジン309)が印刷開始できない状
態では情報処理装置からの印刷情報を受信してしまう事
態を有効に制限することができる。
【0042】また、入出力インタフェース304は、前
記検知手段が検知した状態変化に基づいてプリンタエン
ジン309が印刷開始可能かどうかを判定し、該判定結
果に基づいてホストコンピュータ301〜303のいず
れかからの印刷情報の受信状態を制御するので、プリン
タエンジン309が印刷可能かどうかを自動判定しなが
らホストコンピュータ301〜303から送信される印
刷情報の受信状態を管理して、印刷情報を受信可能であ
っても、印刷部が印刷開始できない状態では情報処理装
置からの印刷情報を受信してしまう事態を有効に制限す
ることができる。
【0043】さらに、入出力インタフェース304は、
前記通信媒体を介して所定のプロトコルでデータ通信を
行うLANインタフェースボード310を装着自在に構
成したので、LANインタフェースボード310を介し
て様々なデータ処理装置からの印刷要求に容易に対応す
る印刷処理環境を構築することができる。
【0044】また、入出力インタフェース304は、検
知手段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部が印刷
開始不能と判定した場合に、所定のプロトコルでデータ
通信を行うLANインタフェースボード310からの印
刷情報を無視するので、印刷情報が転送されていても印
刷情報を受信する状態に遷移することがなくなり、プリ
ンタエンジン309の状態に拘わらず印刷不能となって
しまう印刷情報を受信することを確実に回避することが
できる。
【0045】さらに、入出力インタフェース304は、
検知手段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部が印
刷開始不能と判定した場合に、所定のプロトコルでデー
タ通信を行うLANインタフェースボード310に対し
て前記印刷情報の送信禁止を指示するので、LANイン
タフェースボード310が現在プリンタエンジン309
が印刷情報を受信できない状態を認識させることがで
き、該外部接続ユニットからプリンタエンジン309の
状況を通信可能な情報処理装置に通知することができ
る。
【0046】また、入出力インタフェース304は、L
ANインタフェースボード310に対して前記印刷情報
の送信禁止を指示した後、前記検知手段が検知した状態
変化に基づいてプリンタエンジン309が印刷開始可能
と判定した場合に、LANインタフェースボード310
に対して前記印刷情報の送信再開を指示するので、印刷
開始不能な状態から印刷開始可能な状態に遷移すれば、
LANインタフェースボード310からの印刷情報を受
信可能な状態に自動的に復帰させることができる。
【0047】さらに、所定の通信媒体を介して情報処理
装置と通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であ
って、印刷部(プリンタエンジン309)が備える定着
部の温度状態変化を検知する検知手段(温度センサ(図
示しない))と、前記検知手段が検知した温度状態変化
に基づいて前記印刷部が印刷開始可能となるまでの時間
を予測する第1の予測手段(CPU305がROM30
6に記憶された制御プログラムを実行して予測処理す
る)と、前記第1の予測手段が予測した時間を経時終了
する前に前記情報処理装置からの印刷情報の受信を開始
するインタフェース手段(図1の入出力インタフェース
4)とを有するので、印刷部が備える定着部の温度状態
に応じて予測される印刷開始可能な時間が経過してから
最短時間で受信した印刷情報を出力することができる。
【0048】また、所定の通信媒体を介して情報処理装
置と通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であっ
て、プリンタエンジン309が印刷可能状態となるまで
の経過を監視して印刷開始可能となるまでの時間を予測
する第2の予測手段(CPU305がROM306に記
憶された制御プログラムを実行して予測処理する)と、
前記第2の予測手段が予測した時間を経時終了する前に
前記情報処理装置からの印刷情報の受信を開始するイン
タフェース手段(入出力インタフェース304)とを有
するので、予測される印刷開始可能な時間が経過してか
ら最短時間で受信した印刷情報を出力することができ
る。
【0049】さらに、入出力インタフェース304は、
プリンタエンジン309が印刷可能となる前に受信して
いる前記印刷情報を蓄積するバッファ(入出力バッファ
304a)を備えるので、予測される印刷開始可能な時
間が経過するまでに、印刷可能な印刷情報を有効に蓄積
して、予測される印刷開始可能な時間が経過してから最
短時間で受信した印刷情報を出力することができる。
【0050】以下、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理
動作について説明する。
【0051】図4は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(4)は印刷装置側の各ステップ
を示し、(11),(12)は外部接続装置(LANイ
ンタフェースボード)310側の各ステップを示す。ま
た、各ステップは、図2に示したプログラムROMに格
納されるものとする。
【0052】先ず、印刷装置中の入力インタフェース部
はエンジン状態を監視して状態情報を獲得する(1)。
該獲得した状態情報から、プリンタエンジン309が即
時に印刷処理可能であるか否かを判断し(2)、印刷処
理不可能であると判断した場合は、プリンタエンジン3
09の状態監視を続行するためステップ(1)に戻る。
【0053】一方、ステップ(2)で、即時に印刷処理
可能な状態であると判定された場合には、データが終了
するまでの外部接続装置310からのデータ受信を行う
(3),(4)。
【0054】一方、外部接続装置310は、ネットワー
クを介してホストコンピュータ301〜303から受信
しているデータが途切れるまで、入出力バッファ304
に送信し続ける(11),(12)。
【0055】以下、さらに本実施形態の特徴的構成につ
いて図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0056】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して情報処理装置(ホストコンピュータ301〜30
3)と通信して印刷情報を受信可能な印刷制御方法であ
って、あるいは所定の通信媒体を介して情報処理装置
(ホストコンピュータ301〜303)と通信して印刷
情報を受信可能な印刷装置を制御するコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
印刷部(プリンタエンジン309)の状態を検知する検
知工程(図4のステップ(1))と、該検知した状態を
取得する取得工程(図4のステップ(1))と、該取得
した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態かどうか
を判定する判定工程(図4のステップ(2))と、前記
印刷部での印刷が開始可能状態でないと判定した場合
は、前記情報処理装置からの印刷情報を無視する無視工
程(図4のステップ(2)からステップ(1)への戻り
ステップ)とを有するので、プリンタエンジン309の
変化状態に応じて情報処理装置から送信される印刷情報
の受信状態を管理して、印刷情報を受信可能であって
も、印刷部が印刷開始できない状態では情報処理装置か
らの印刷情報を受信してしまう事態を有効に制限するこ
とができる。
【0057】〔第2実施形態〕上記実施形態では、外部
接続装置310からのデータ送信を入出力インタフェー
ス4側が無視している場合について説明したが、入出力
インタフェース304がエンジンステータスを獲得した
ときに、即時印字処理が不可能であったかどうかを判定
して、該判定結果からデータ送信を停止するように外部
接続装置310に対して通知するように構成してもよ
い。以下、その実施形態について説明する。
【0058】以下、図5に示すフローチャートを参照し
ながら、本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理
動作について説明する。
【0059】図5は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は印刷装置側の各ステップ
を示し、(11)〜(13)は外部接続装置310側の
各ステップを示す。
【0060】先ず、印刷装置中の入力インタフェース部
はエンジン状態を監視して状態情報を獲得する(1)。
該獲得した状態情報から、プリンタエンジン309が即
時に印刷処理可能であるか否かを判断し(2)、印刷処
理不可能であると判断した場合は、外部接続装置310
に対してデータ送信禁止を通知し(3)、ステップ
(1)に戻る。
【0061】一方、ステップ(2)で、即時に印刷処理
可能な状態であると判定された場合には、外部接続装置
310に対してデータ受信可能を通知し(4)、データ
が終了するまでの外部接続装置310からのデータ受信
を行う(5),(6)。
【0062】一方、外部接続装置310は、入出力イン
タフェース4からプリンタがデータ受信可能である旨の
通知を受けるのを待機し(11)、データ受信可能であ
る旨の通知を受信したら、ネットワークを介してホスト
コンピュータ301〜303から受信しているデータが
途切れるまで、入出力インタフェース304に送信し続
ける(12),(13)。
【0063】これにより、上記第1実施形態では外部接
続装置からのデータ送信を入出力インタフェース4側が
無視していたが、本実施形態では入出力インタフェース
304がエンジンステータスを獲得したときに、即時印
字処理が不可能であった場合にデータ送信を停止するよ
うに外部接続装置310に対して通知することができ
る。また、データ受信再開も同様の仕組みを利用し、即
時印刷処理可能になったら入力インタフェース304か
ら外部接続装置310に対してデータ送信再開通知を行
うようにすることにより外部接続装置310からのデー
タの送受信をエンジンステータスによって制御すること
ができる。
【0064】以下、本実施形態の特徴的構成について図
5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0065】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して情報処理装置(ホストコンピュータ301〜30
3)と所定のプロトコルでデータ通信を行うLANイン
タフェースボード310から印刷情報を受信可能な印刷
制御方法であって、あるいは所定の通信媒体を介して情
報処理装置(ホストコンピュータ301〜303)と所
定のプロトコルでデータ通信を行うLANインタフェー
スボード310から印刷情報を受信可能な印刷装置を制
御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納
した記憶媒体であって、印刷部の状態を検知する検知工
程(図5のステップ(1))と、該検知した状態を取得
する取得工程(図5のステップ(1))と、該取得した
状態がプリンタエンジン309での印刷が開始可能状態
かどうかを判定する判定工程(図5のステップ(2))
と、プリンタエンジン309での印刷が開始可能状態で
ないと判定した場合は、前記情報処理装置からの印刷情
報の送信禁止をLANインタフェースボード310に通
知する第1の通知工程(図5のステップ(3))とを有
するので、LANインタフェースボード310が現在プ
リンタエンジン309が印刷情報を受信できない状態を
認識させることができ、該外部接続ユニットから印刷部
の状況を通信可能な情報処理装置に通知することができ
る。
【0066】また、プリンタエンジン309での印刷が
開始可能状態であると判定した場合は、前記情報処理装
置からの印刷情報の受信再開を通知する第2の通知工程
(図5のステップ(4))を有するので、印刷開始不能
な状態から印刷開始可能な状態に遷移すれば、LANイ
ンタフェースボード310からの印刷情報を受信可能な
状態に自動的に復帰させることができる。
【0067】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
エンジンが即時に印字できない状態であることを入出力
インタフェース304が検知すると、即時に外部接続装
置1からデータ送信を行わないよう外部接続装置1への
通知を行う場合について説明したが、エンジンが即時の
印字ができない状態であるときに外部接続装置1からの
データを受信した場合、外部接続装置1からのデータ受
信が失敗した旨を外部接続装置1に対して通知するよう
構成してもよい。そして、入出力インタフェース304
はエンジンがデータを再送するように要求することを受
けて、外部接続装置310からのデータ受信を制御する
ように構成してもよい。
【0068】〔第4実施形態〕上記第1,第2実施形態
ではエンジンステータスによって即時印字ができないと
判断した場合には、即時印字ができる状態に変移するま
で入出力インタフェース4,304は外部接続装置1か
らのデータ受信を受け付けないように制御する場合につ
いて説明したが、プリンタエンジン309に温度センサ
を設けることにより、定着器の温度変化を検知できるよ
うにし、更に検知した温度によって印刷可能状態へ移行
する残り時間を予測できる機能を付加して、入出力イン
タフェース4,304はエンジンに対して印字可能状態
への移行時間を問い合わせ、残り時間が一定時間以内で
あれば外部接続装置1からのデータ受信を開始して、受
信した印字データを入出力インタフェース4,304
の、例えば入出力バッファ304aに蓄積しておくよう
に構成してもよい。
【0069】〔第5実施形態〕上記第4実施形態では、
プリンタエンジン309に温度センサを設けることによ
り定着器の温度変化を検知し、該検知した温度によって
印刷可能状態へ移行する残り時間を予測することにより
印刷可能状態への移行時間によって入出力インタフェー
ス304は外部接続装置310からのデータ受信を制御
する場合について説明したが、プリンタエンジンに印字
可能状態への移行処理の進行状況を監視する機能を付加
することによって、入出力インタフェース304は印字
可能状態移行処理の進行状況をプリンタエンジンに問い
合わせ、残り時間が一定時間内であれば外部接続装置3
10からのデータ受信を開始して、受信した印字データ
を入出力インタフェース304の入出力バッファ304
aに蓄積しておくように構成してもよい。
【0070】以下、図6に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0071】図6は、本発明に係る印刷制御装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0072】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0073】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0074】本実施形態における図4,図5に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0075】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0076】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0077】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0078】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して情報処理装置
と通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であっ
て、印刷部の状態変化を検知する検知手段と、前記検知
手段が検知した状態変化を取得して前記情報処理装置か
らの印刷情報の受信状態を制御するインタフェース手段
とを有するので、印刷部の変化状態に応じて情報処理装
置から送信される印刷情報の受信状態を管理して、印刷
情報を受信可能であっても、印刷部が印刷開始できない
状態では情報処理装置からの印刷情報を受信してしまう
事態を有効に制限することができる。
【0081】第2の発明によれば、前記インタフェース
手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づいて前
記印刷部が印刷開始可能かどうかを判定し、該判定結果
に基づいて前記情報処理装置からの印刷情報の受信状態
を制御するので、印刷部が印刷可能かどうかを自動判定
しながら情報処理装置から送信される印刷情報の受信状
態を管理して、印刷情報を受信可能であっても、印刷部
が印刷開始できない状態では情報処理装置からの印刷情
報を受信してしまう事態を有効に制限することができ
る。
【0082】第3の発明によれば、前記インタフェース
手段は、前記通信媒体を介して所定のプロトコルでデー
タ通信を行う外部接続ユニットを装着自在に構成したの
で、外部接続ユニットを介して様々なデータ処理装置か
らの印刷要求に容易に対応する印刷処理環境を構築する
ことができる。
【0083】第4の発明によれば、前記インタフェース
手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づいて前
記印刷部が印刷開始不能と判定した場合に、所定のプロ
トコルでデータ通信を行う外部接続ユニットからの印刷
情報を無視するので、印刷情報が転送されていても印刷
情報を受信する状態に遷移することがなくなり、印刷部
の状態に拘わらず印刷不能となってしまう印刷情報を受
信することを確実に回避することができる。
【0084】第5の発明によれば、前記インタフェース
手段は、前記検知手段が検知した状態変化に基づいて前
記印刷部が印刷開始不能と判定した場合に、所定のプロ
トコルでデータ通信を行う外部接続ユニットに対して前
記印刷情報の送信禁止を指示するので、外部接続ユニッ
トが現在印刷部が印刷情報を受信できない状態を認識さ
せることができ、該外部接続ユニットから印刷部の状況
を通信可能な情報処理装置に通知することができる。
【0085】第6の発明によれば、前記インタフェース
手段は、外部接続ユニットに対して前記印刷情報の送信
禁止を指示した後、前記検知手段が検知した状態変化に
基づいて前記印刷部が印刷開始可能と判定した場合に、
外部接続ユニットに対して前記印刷情報の送信再開を指
示するので、印刷開始不能な状態から印刷開始可能な状
態に遷移すれば、外部接続ユニットからの印刷情報を受
信可能な状態に自動的に復帰させることができる。
【0086】第7の発明によれば、所定の通信媒体を介
して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能な印刷
制御装置であって、印刷部が備える定着部の温度状態変
化を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した温度
状態変化に基づいて前記印刷部が印刷開始可能となるま
での時間を予測する第1の予測手段と、前記第1の予測
手段が予測した時間を経時終了する前に前記情報処理装
置からの印刷情報の受信を開始するインタフェース手段
とを有するので、印刷部が備える定着部の温度状態に応
じて予測される印刷開始可能な時間が経過してから最短
時間で受信した印刷情報を出力することができる。
【0087】第8の発明によれば、所定の通信媒体を介
して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能な印刷
制御装置であって、印刷部が印刷可能状態となるまでの
経過を監視して印刷開始可能となるまでの時間を予測す
る第2の予測手段と、前記第2の予測手段が予測した時
間を経時終了する前に前記情報処理装置からの印刷情報
の受信を開始するインタフェース手段とを有するので、
予測される印刷開始可能な時間が経過してから最短時間
で受信した印刷情報を出力することができる。
【0088】第9の発明によれば、前記インタフェース
手段は、前記印刷部が印刷可能となる前に受信している
前記印刷情報を蓄積するバッファを備えるので、予測さ
れる印刷開始可能な時間が経過するまでに、印刷可能な
印刷情報を有効に蓄積して、予測される印刷開始可能な
時間が経過してから最短時間で受信した印刷情報を出力
することができる。
【0089】第10,第11の発明によれば、所定の通
信媒体を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信
可能な印刷制御方法であって、あるいは所定の通信媒体
を介して情報処理装置と通信して印刷情報を受信可能な
印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、印刷部の状態を検
知する検知工程と、該検知した状態を取得する取得工程
と、該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状
態かどうかを判定する判定工程と、前記印刷部での印刷
が開始可能状態でないと判定した場合は、前記情報処理
装置からの印刷情報を無視する無視工程とを有するの
で、印刷部の変化状態に応じて情報処理装置から送信さ
れる印刷情報の受信状態を管理して、印刷情報を受信可
能であっても、印刷部が印刷開始できない状態では情報
処理装置からの印刷情報を受信してしまう事態を有効に
制限することができる。
【0090】第12,第14の発明によれば、所定の通
信媒体を介して情報処理装置と所定のプロトコルでデー
タ通信を行う外部接続ユニットから印刷情報を受信可能
な印刷制御方法であって、あるいは所定の通信媒体を介
して情報処理装置と所定のプロトコルでデータ通信を行
う外部接続ユニットから印刷情報を受信可能な印刷装置
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体であって、印刷部の状態を検知する検
知工程と、該検知した状態を取得する取得工程と、該取
得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態かどう
かを判定する判定工程と、前記印刷部での印刷が開始可
能状態でないと判定した場合は、前記情報処理装置から
の印刷情報の送信禁止を前記外部接続ユニットに通知す
る第1の通知工程とを有するので、外部接続ユニットが
現在印刷部が印刷情報を受信できない状態を認識させる
ことができ、該外部接続ユニットから印刷部の状況を通
信可能な情報処理装置に通知することができる。
【0091】第13,第15の発明によれば、前記印刷
部での印刷が開始可能状態であると判定した場合は、前
記情報処理装置からの印刷情報の受信再開を通知する第
2の通知工程を有するので、印刷開始不能な状態から印
刷開始可能な状態に遷移すれば、外部接続ユニットから
の印刷情報を受信可能な状態に自動的に復帰させること
ができる。
【0092】従って、情報処理装置からの印刷情報の受
信処理状態を印刷部の状態と関連付けて制御でき、印刷
情報を受信可能であっても、印刷部が印刷開始できない
状態では情報処理装置からの印刷情報を受信してしまう
事態を有効に制限して、ユーザがネットワーク上で即座
に印刷可能な他の印刷装置を選択して効率よく、かつ送
信済みの印字データが消失することなく正しく印字出力
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロッ
ク図である。
【図3】図2に示した外部接続装置がLANインタフェ
ースボードとする印刷制御装置の一例を示すブロック図
である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【符号の説明】
1 外部接続装置 2 制御部 3 CPU 4 入出力インタフェース 5 パネル 6 電源部 7 外部記憶装置 8 内部記憶装置 9 ROM 10 RAM 11 出力インタフェース 12 印刷機構部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であって、 印刷部の状態変化を検知する検知手段と、 前記検知手段が検知した状態変化を取得して前記情報処
    理装置からの印刷情報の受信状態を制御するインタフェ
    ース手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記インタフェース手段は、前記検知手
    段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部が印刷開始
    可能かどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記情報
    処理装置からの印刷情報の受信状態を制御することを特
    徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース手段は、前記通信媒
    体を介して所定のプロトコルでデータ通信を行う外部接
    続ユニットを装着自在に構成したことを特徴とする請求
    項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記インタフェース手段は、前記検知手
    段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部が印刷開始
    不能と判定した場合に、所定のプロトコルでデータ通信
    を行う外部接続ユニットからの印刷情報を無視すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記インタフェース手段は、前記検知手
    段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部が印刷開始
    不能と判定した場合に、所定のプロトコルでデータ通信
    を行う外部接続ユニットに対して前記印刷情報の送信禁
    止を指示することを特徴とする請求項1記載の印刷制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記インタフェース手段は、外部接続ユ
    ニットに対して前記印刷情報の送信禁止を指示した後、
    前記検知手段が検知した状態変化に基づいて前記印刷部
    が印刷開始可能と判定した場合に、外部接続ユニットに
    対して前記印刷情報の送信再開を指示することを特徴と
    する請求項5記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であって、 印刷部が備える定着部の温度状態変化を検知する検知手
    段と、 前記検知手段が検知した温度状態変化に基づいて前記印
    刷部が印刷開始可能となるまでの時間を予測する第1の
    予測手段と、 前記第1の予測手段が予測した時間を経時終了する前に
    前記情報処理装置からの印刷情報の受信を開始するイン
    タフェース手段とを有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信して印刷情報を受信可能な印刷制御装置であって、 印刷部が印刷可能状態となるまでの経過を監視して印刷
    開始可能となるまでの時間を予測する第2の予測手段
    と、 前記第2の予測手段が予測した時間を経時終了する前に
    前記情報処理装置からの印刷情報の受信を開始するイン
    タフェース手段とを有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記インタフェース手段は、前記印刷部
    が印刷可能となる前に受信している前記印刷情報を蓄積
    するバッファを備えることを特徴とする請求項7または
    8記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介して情報処理装置
    と通信して印刷情報を受信可能な印刷制御方法であっ
    て、 印刷部の状態を検知する検知工程と、 該検知した状態を取得する取得工程と、 該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態か
    どうかを判定する判定工程と、 前記印刷部での印刷が開始可能状態でないと判定した場
    合は、前記情報処理装置からの印刷情報を無視する無視
    工程とを有することを特徴とする印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介して情報処理装置
    と通信して印刷情報を受信可能な印刷装置を制御するコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体であって、 印刷部の状態を検知する検知工程と、該検知した状態を
    取得する取得工程と、 該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態か
    どうかを判定する判定工程と、 前記印刷部での印刷が開始可能状態でないと判定した場
    合は、前記情報処理装置からの印刷情報を無視する無視
    工程とを含むことを特徴とするコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 所定の通信媒体を介して情報処理装置
    と所定のプロトコルでデータ通信を行う外部接続ユニッ
    トから印刷情報を受信可能な印刷制御方法であって、 印刷部の状態を検知する検知工程と、 該検知した状態を取得する取得工程と、 該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態か
    どうかを判定する判定工程と、 前記印刷部での印刷が開始可能状態でないと判定した場
    合は、前記情報処理装置からの印刷情報の送信禁止を前
    記外部接続ユニットに通知する第1の通知工程とを有す
    ることを特徴とする印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 前記印刷部での印刷が開始可能状態で
    あると判定した場合は、前記情報処理装置からの印刷情
    報の受信再開を通知する第2の通知工程を有することを
    特徴とする請求項12記載の印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 所定の通信媒体を介して情報処理装置
    と所定のプロトコルでデータ通信を行う外部接続ユニッ
    トから印刷情報を受信可能な印刷装置を制御するコンピ
    ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
    であって、 印刷部の状態を検知する検知工程と、 該検知した状態を取得する取得工程と、 該取得した状態が前記印刷部での印刷が開始可能状態か
    どうかを判定する判定工程と、 前記印刷部での印刷が開始可能状態でないと判定した場
    合は、前記情報処理装置からの印刷情報の送信禁止を前
    記外部接続ユニットに通知する第1の通知工程とを含む
    ことを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記印刷部での印刷が開始可能状態で
    あると判定した場合は、前記情報処理装置からの印刷情
    報の受信再開を通知する第2の通知工程を有することを
    特徴とする請求項14記載のコンピュータが読み出し可
    能なプログラムを格納した記憶媒体。
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