JP2001184182A - プリントシステムおよびキャリブレーション方法 - Google Patents

プリントシステムおよびキャリブレーション方法

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JP2001184182A
JP2001184182A JP37177199A JP37177199A JP2001184182A JP 2001184182 A JP2001184182 A JP 2001184182A JP 37177199 A JP37177199 A JP 37177199A JP 37177199 A JP37177199 A JP 37177199A JP 2001184182 A JP2001184182 A JP 2001184182A
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Yukimasa Sato
幸優 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタサーバーを用いて構成されるプリン
トシステムにおいて、そのシステムの利点を維持しつつ
良好なキャリブレーションを行う。 【解決手段】 ホストコンピュータが印刷のためにプリ
ンタサーバーに印刷情報およびキャリブレーションのた
めの色補正情報要求を送ると(S301)、プリンタサーバー
はネットワークに接続されるプリンタの中から適したプ
リンタを選択し(S302)、その選択したプリンタに色補正
情報を要求する(S303)。これに対してプリンタから色補
正情報が送られてくると(S304)、選択されたプリンタで
印刷すべく格納されている印刷データに基づきプリンタ
エンジンの変化の予測値を求め(S305)、これを加味した
色補正情報をホストコンピュータへ送る(S306)。ホスト
コンピュータはこの色補正情報に基づきγ補正テーブル
データを作成し、これをプリンタサーバーを介して印刷
情報とともにプリンタへ送る(S307、S308)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントシステム
およびキャリブレーション方法に関し、詳しくは、プリ
ンタサーバーを用いて構成されるプリントシステムにお
けるプリンタのキャリブレーションに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの印刷装置では、その使用
条件などによって出力特性が変化し、結果として印刷さ
れる画像等の濃度や色味が変化することが知られてい
る。例えば、電子写真方式のプリンタでは、比較的長時
間連続的にプリント動作が行われると、例えば、そのプ
リンタエンジンを構成する感光ドラムの帯電特性が変化
したり、トナー量の減少に応じて定着するトナーの量が
微妙に変化することがあり、これによって印刷画像にお
ける濃度や色味が印刷動作の始めと終わりでは異なるこ
とがある。また、インクジェット方式のプリンタでは、
連続的な印刷動作によってインクジェットヘッドの温度
が上昇しインク吐出量が多くなることがあり、この場合
には印刷される画像の濃度は高くなる。
【0003】このような出力特性の変化に対し、従来、
プリンタ等の印刷装置に対してキャリブレーションを行
うことが知られている。ホストコンピュータとプリンタ
とが接続されて構成される一般的なプリントシステムに
おけるキャリブレーションの一方法として、プリンタに
おいて所定のパッチ等を印刷しこれを測定して得られる
濃度補正情報(以下、「キャリブレーション情報」とも言
う)をホストコンピュータへ送り、ホストコンピュータ
では、これに基づいてγ補正等の画像処理に係るテーブ
ルを更新したり、あるいは適切なテーブルを選択する処
理を行うものが知られている。そして、このようにキャ
リブレーションがなされたテーブル等の補正データを印
刷データとともにプリンタに送り、プリンタでは、その
印刷データを共に送られてきた補正データによって補正
し印刷データを作成する。これにより、この印刷データ
に基づいて行われる印刷は、そのキャリブレーション情
報を取得したときの出力特性に対応したものとなり、所
定の濃度もしくは色味の画像などを出力することができ
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の情報
処理ネットワーク環境では、ネットワークに一台または
複数のプリンタを接続しそれらのプリンタを複数の端末
コンピュータによって共有するプリントシステムが構築
されることが多い。このようなプリントシステムでは、
一般にプリンタサーバーを介してプリントが実行され
る。すなわち、それぞれ端末のコンピュータ(以下、「ク
ライアント」または「ホストコンピュータ」とも言う)は、
ネットワークに接続されるプリンタを管理するプリンタ
サーバーを仮想的な一台のプリンタとみなし、この仮想
プリンタ対し印刷の実行を命じたり印刷データを供給す
る。これに対して、プリンタサーバーは、印刷データの
内容に応じた機能を持つプリンタを選択してその印刷デ
ータを割り当てる。例えば、印刷データがカラー画像の
ものであるときはカラー印刷が可能なプリンタを選択
し、また、印刷データにおいてソート機能が指定されて
いるときはフィニッシャー機能を備えたプリンタを選択
する。また、プリンタサーバーは、各プリンタに対する
印刷データの待ち状況に応じて印刷データを送るプリン
タを選択することも行う。
【0005】このようにプリンタサーバーを介して構成
されるプリントシステムは、クライアント(のユーザー)
は、プリンタの種類もしくは機能を考慮せずに、また、
その機能等に応じたプリンタの選択、指定のための処理
をせずに印刷を実行することができると言う利点を有し
ている。
【0006】以上のような利点を有するプリントシステ
ムにおいて前述のキャリブレーションを行う場合にも、
上記利点が損なわれないようにキャリブレーションを実
行できればそのシステムを利用する上でさらに利便性は
向上する。すなわち、クライアントにおいて、キャリブ
レーションを行うべきプリンタを指定する処理を特に行
わなくても、適切に、キャリブレーション情報を取得し
て印刷に用いるプリンタのキャリブレーションを実行で
きることが望ましい。
【0007】特に、比較的多量の印刷を行った場合な
ど、その印刷の途中で出力特性が変化し印刷結果がその
印刷動作の最初のものと異なってしまうことがあり、こ
のような場合にも、上記のような利点を維持しつつその
出力特性の変化に見合ったキャリブレーションを実行で
きることが望ましい。
【0008】本発明は、以上の観点からなされたもので
あり、その目的とするところは、プリンタサーバーを用
いて構成されるプリントシステムにおいて、そのシステ
ムの利点を維持しつつ良好なキャリブレーションを行う
ことが可能なプリントシステムおよびキャリブレーショ
ン方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
ホスト装置と、複数の印刷装置と、ホスト装置から送ら
れる印刷情報に基づき複数の印刷装置の中から一つの印
刷装置を選択し当該印刷装置に印刷情報を送ることによ
り印刷を行わせるプリンタサーバーと、を有したプリン
トシステムであって、前記プリンタサーバーは、ホスト
装置から印刷情報とともに送られるキャリブレーション
情報の要求に従い、当該印刷情報に基づいて選択した印
刷装置に対してキャリブレーション情報を要求し、該要
求に応じて印刷装置から送られてきたキャリブレーショ
ン情報と、当該選択した印刷装置に送るべき印刷情報
と、に基づいて予測キャリブレーション情報を作成し、
該作成した予測キャリブレーション情報をホスト装置へ
送り、該予測キャリブレーション情報に基づいてホスト
装置が作成し該ホスト装置から送られてきた補正データ
と前記印刷装置へ送るべき印刷情報とを前記選択した印
刷装置へ送ることを特徴とする。
【0010】また、他の形態では、ホスト装置と、複数
の印刷装置と、ホスト装置から送られる印刷情報に基づ
き複数の印刷装置の中から一つの印刷装置を選択し当該
印刷装置に印刷情報を送ることにより印刷を行わせるプ
リンタサーバーと、を有したプリントシステムにおける
キャリブレーション方法であって、前記プリンタサーバ
ーにおいて、ホスト装置から印刷情報とともに送られる
キャリブレーション情報の要求に従い、当該印刷情報に
基づいて選択した印刷装置に対してキャリブレーション
情報を要求し、該要求に応じて印刷装置から送られてき
たキャリブレーション情報と、当該選択した印刷装置に
送るべき印刷情報と、に基づいて予測キャリブレーショ
ン情報を作成し、該作成した予測キャリブレーション情
報をホスト装置へ送り、該予測キャリブレーション情報
に基づいてホスト装置が作成し該ホスト装置から送られ
てきた補正データと前記印刷装置へ送るべき印刷情報と
を前記選択した印刷装置へ送ることを特徴とする。
【0011】以上の構成によれば、プリンタサーバー
は、ホスト装置からキャリブレーションの要求があると
き、送られた印刷情報に基づいて印刷装置を選択すると
ともにその選択した印刷装置にキャリブレーション情報
を要求してその情報を取得するので、ホスト装置は、キ
ャリブレーションを行うべき印刷装置について、特に、
認識、指定等の処理を行わずに済む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形態
に係るプリントシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【0014】本システムは、概略、クライアント(ホス
ト装置)としてのホストコンピュータ201、プリンタ
サーバー203および印刷装置としてのプリンタ207
がネットワークを介して接続されて構成されるものであ
る。なお、図においてホストコンピュータ201および
プリンタ207はそれぞれ一つのみ示されるが、本シス
テムは、前述と同様にこれらをそれぞれ複数有するもの
である。
【0015】図1において、ホストコンピュータ201
は、ソフトウエアとしてのプリンタドライバ202を有
し、印刷データおよび制御データからなる印刷情報をプ
リンタサーバー203に出力する。すなわち、ホストコ
ンピュータ201は、不図示のCPU、ROM、RAM
等を備え、主にプリンタドライバ202の処理手順に従
い印刷に関する処理を実行する。プリンタドライバ20
2は、ホストコンピュータ201上のアプリケーション
によって作成されたデータに基づいて印刷データを作成
する。そして、この作成した印刷データを制御データと
ともにプリンタサーバー203へ出力する。
【0016】プリンタドライバ202は、また、プリン
タサーバー203から送られた色補正予測情報に基づき
各印刷色毎のγ補正テーブルを更新する、キャリブレー
ション処理を実行する。そして、この更新された各色毎
のγ補正テーブルは、上記印刷データと共にプリンタサ
ーバー203を介してプリンタへ送られる。これによ
り、プリンタ207では、各色印刷データに対する適切
な濃度補正を施した印刷を行うことができる。
【0017】プリンタサーバー203は、通信インター
フェース204を有してネットワーク上の各ホストコン
ピュータから印刷情報を受け取り、その印刷データに示
される機能を備えたプリンタをリストアップするととも
に、それらのプリンタの印刷待ちとなっている印刷デー
タ量に基づいて印刷を行うプリンタを選択する。そし
て、この選択したプリンタに印刷情報を送信する。
【0018】本実施形態のプリンタサーバー203は、
ソフトウエアとして色補正情報予測部205を有し、こ
の色補正情報予測部205は、印刷情報をプリンタへ送
信する際に適切な補正データを共に送信すべく、予測色
補正情報(以下、「予測キャリブレーション情報」とも言
う)を作成する。
【0019】すなわち、プリンタ207から得られた色
補正情報に対し、プリントスプーラによって所定のメモ
リ206に格納されている印刷データに基づき、その印
刷データによるプリンタの出力特性の変化を予測した修
正を行い、予測色補正情報を作成する。そして、この作
成した予測色補正情報をホストコンピュータ201のプ
リンタドライバ202へ送る。そして、この予測色補正
情報に基づいてプリンタドライバ202が作成した適正
な補正データを、印刷情報と共にプリンタへ送ることに
なる。
【0020】プリンタ207は、通信インターフェース
211を有し、プリンタサーバー203から送られる印
刷情報に基づき、プリンタエンジン208において印刷
を行う。本実施形態のプリンタエンジンは、図2にて後
述されるように、レーザービームを用いた電子写真方式
のものであり、カラー印刷を行うことができる。また、
プリンタ207はソフトウエアとしてフォーマッタ解析
部210を有し、このフォーマッタ解析部は、プリンタ
サーバー203から受信した印刷情報の解析を行うとと
もに、印刷イメージを作成しプリンタエンジン208へ
送る処理を行う。
【0021】本実施形態のプリンタ207は、さらに、
ソフトウエアとしてエンジン調査部209を有する。こ
のエンジン調査部209は、プリンタエンジン208に
おいて所定のパッチパターンを印刷させるとともに、そ
の濃度を測定させることにより色補正情報を作成する。
そして、この作成した色補正情報をプリンタサーバー2
03の色補正情報予測部へ送る。
【0022】図2は、上述した本実施形態のプリンタ2
07の主にプリンタエンジンの構成を示す概略側面図で
ある。
【0023】プリンタ207は、上述のように、レーザ
ービームを用いた電子写真方式により印刷を行うもので
あり、ホストコンピュータ201(図1参照)から供給さ
れる文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマク
ロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に
従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作
成し、印刷媒体である記録用紙上に印刷を行う。
【0024】同図において、1012は、プリンタの操
作入力のためのスイッチおよびLED表示器などが配さ
れた操作パネル、1001は、プリンタ207全体の制
御およびホストコンピュータ201から供給される文字
情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。すなわ
ち、図1に示したエンジン調査部209、フォーマッタ
解析部210は、この制御ユニット1001がそれぞれ
のソフトウエアに従い処理を行うことによって、それぞ
れの処理を行うことができる。
【0025】また、制御ユニット1001は、主に文字
情報を対応する文字パターン等のビデオ信号に変換して
レーザドライバ1002に出力する。レーザドライバ1
002は半導体レーザ1003を駆動する回路であり、
入力されたビデオ信号に応じて、半導体レーザ1003
からレーザ光1004を発射するための駆動を行う。す
なわち、ビデオ信号に応じてレーザ光1004の発射に
ついてオン、オフを切替える駆動を行う。
【0026】発射されたレーザ光は、回転多面鏡100
5によって所定範囲内で振られ、これにより、感光ドラ
ム1006上においてレーザ光の走査が行なわれ、文字
や画像の静電潜像が形成される。この潜像形成は、各ト
ナー色毎に行われ、それぞれの潜像は、感光ドラム10
06の周囲に配されたブラック現像ユニット1007B
kおよびシアン、マゼンタ、イエローの各トナーを有し
たカラー現像ユニット1007Clによって面順次で現
像が行われる。
【0027】それぞれの色のトナーについて感光ドラム
上に形成された現像画像は各色の現像ごとに中間転写体
1013に順次に転写される。このようにして得られる
中間転写体上の現像画像は搬送される記録用紙に転写さ
れ、その後この記録用紙上のトナー像は定着器1014
によって定着がなされた後、排出される。なお、記録用
紙には、カットシートが用いられ、このカットシートは
予め用紙カセット1008に収納されている。用紙カセ
ット1008に収納されたカットシートは給紙ローラ1
009および搬送ローラ1010、1011によって中
間転写体1013の位置へ搬送される。
【0028】図3は、以上説明した本実施形態のプリン
トシステムにおける印刷時の処理を示すフローチャート
である。また、図4は、この処理の際の、特にキャリブ
レーションに関する各情報の授受を示す図である。
【0029】ホストコンピュータ201のアプリケーシ
ョンがプリンタドライバ202に印刷を要求すると、プ
リンタドライバ202は、プリンタサーバー203に対
し、印刷情報を送るとともに、色補正情報(キャリブレ
ーション情報)を要求する(図4、ステップS301)。
【0030】プリンタサーバー203は、これに対し、
送られた印刷情報に基づき、その印刷に必要な機能を有
するプリンタをリストアップし、その中から印刷待ちが
最も少ないプリンタを選択する(ステップS302)。そ
して、選択したプリンタに対し、色補正情報を要求する
(図4、ステップS303)。また、この際、プリンタサ
ーバー203は、ホストコンピュータ201から送られ
た印刷情報をスプーラによって所定のメモリ206に格
納する。
【0031】色補正情報を要求されたプリンタ207
は、エンジン調査部209によってプリンタエンジンか
ら色補正情報を取得し、これをプリンタサーバーに送信
する(図4、ステップS304)。すなわち、プリンタエ
ンジン208では、前述したように、エンジン調査部に
よる制御の下、中間転写体上に、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの各色について複数の濃度値のトナー
によるパッチを形成し、これを所定の光学センサ(不図
示)によって読取ることにより各色の測定濃度値を得
る。そして、これをキャリブレーション情報(色補正情
報)としてプリンタサーバー203に送る。この測定濃
度値は、その測定の際のプリンタの出力特性を示すこと
になる。
【0032】プリンタサーバー203は、これに応じ、
選択したプリンタから送られてきた色補正情報を基に、
スプーラによってメモリ206に格納されている、上記
選択したプリンタでこれから印刷する印刷データを解析
し、そのプリンタのプリンタエンジンのその印刷データ
による出力特性の変化を予測した色補正情報を作成する
(ステップS305)。
【0033】この予測は、例えば次のようにして行われ
る。画素ごとにブラック、シアン、マゼンタ、イエロー
それぞれの濃度値として表されている、上述の印刷デー
タにおいて、それぞれの色の濃度値を各画素について積
算する。この色毎の積算結果は、プリンタエンジンにお
いて各色について印刷される量を示す指標となる。従っ
て、この色ごとの積算量は出力特性のい変化を生じさせ
るトナーの使用量や感光ドラムの使用頻度等と相関を有
することになり、予め実験的に上記積算結果とそれによ
る出力特性の変化、具体的には各色の濃度変化との関係
を求め、それをテーブル化しておく。
【0034】上記予測では、まず、以上のように予め求
めたテーブルを用い、上記積算結果から濃度変化値を求
め、次にその変化値を、プリンタから得た色補正情報に
加えることにより予測色補正情報を作成することができ
る。
【0035】次に、以上のように作成した予測色補正情
報は、予測キャリブレーション情報としてホストコンピ
ュータ201へ送られる(ステップS306)。
【0036】ホストコンピュータのプリンタドライバ2
02は、送られてきた予測色補正情報に基づいて、各色
ごとのγ補正テーブルを作成する(ステップS307)。
この補正テーブルの作成は、基本的に公知のものと同様
である。但し、予測された色補正情報は、これから印刷
する印刷データについて印刷が終了した時点のプリンタ
エンジンの出力特性が予測されたものであるから、プリ
ンタエンジンは、上記γ補正テーブルを作成する際、印
刷データについてどの時点で印刷されるかに応じてその
補正量を変化させた複数のテーブルを作成しても良い。
【0037】プリンタドライバ202は、以上のように
作成したγ補正テーブルをプリンタサーバー203へ送
り、プリンタサーバー203はこれに応じてこのテーブ
ルとスプーラによって格納されていた印刷情報とをプリ
ンタへ送る。そして、プリンタは、送られたγ補正テー
ブルによってその印刷データを補正し、プリンタエンジ
ンにおいて印刷動作を行う(ステップS308)。
【0038】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態によれば、ホストコンピュータは、キャリブレーシ
ョンを行う際に、その対象となるプリンタを特に認識す
るする必要はなく、印刷情報の送付とともに色補正情報
の要求を仮想プリンタであるプリンタサーバーに送るだ
けでキャリブレーションを行うべきプリンタの色補正情
報を得ることができる。
【0039】(実施形態2)本実施形態は、一つのプリン
タで印刷が実行されている状態において別の印刷情報が
そのプリンタによる印刷を待機している場合に、その待
機している印刷情報に関する色補正情報を取得する構成
に関するものである。
【0040】本実施形態のプリントシステムは図1およ
び図2に示した実施形態1の構成と基本的に同様のもの
である。但し、プリンタ207におけるフォーマッタ解
析部210は、印刷イメージの作成とともに、現在印刷
を行っている印刷データに基づいてその印刷後のプリン
タエンジンの出力特性の変化を予測する処理も行う。そ
して、その予測データをエンジン調査部209へ送り、
エンジン調査部はこの予測を加味した色補正情報をプリ
ンタサーバー203へ送る。その後の処理は、実施形態
1と同様である。
【0041】図5は、本実施形態のプリンとシステムに
おける印刷処理を示すフローチャートである。
【0042】この処理で図3に示した実施形態1の処理
と異なる点は、上述したようにステップS605の処理
が加わった点である。すなわち、プリンタのフォーマッ
タ部は、印刷中の印刷データに基づきプリンタエンジン
の出力特性の変化を予測し、これをプリンタサーバーに
送る色補正情報に加味することである。
【0043】なお、フォーマッタ部210による予測の
方法は、実施形態1で説明した色補正情報予測部205
による予測の仕方と同様である。すなわち、印刷中に、
プリンタサーバーから色補正情報の要求があったとき
は、フォーマッタ部はその後の印刷量を計算し、これに
基づきテーブルを用いて出力特性の変化を予測するもの
である。
【0044】この実施形態によれば、一つのプリンタで
複数の印刷情報に基づき連続的に印刷が行われる場合で
も、より正確なキャリブレーションを行うことができ
る。
【0045】なお、上述の各実施形態では、プリンタの
印刷方式としてレーザビームを用いた電子写真方式のも
のについて説明したが、本発明の適用がこの方式に限ら
れないことは勿論である。例えばバブルジェット方式の
インクジェットプリンタを用いたプリントシステムにお
いても本発明を適用できる。
【0046】また、 (他の実施形態)本発明は上述のように、複数の機器(た
とえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リー
ダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても
一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)から
なる装置に適用してもよい。
【0047】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための図3、図5に示
すようなソフトウェアのプログラムコードを供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるい
はMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デ
バイスを動作させることによって実施したものも本発明
の範疇に含まれる。
【0048】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0049】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0050】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0051】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プリンタサーバーは、ホスト装置からキャリ
ブレーションの要求があるとき、送られた印刷情報に基
づいて印刷装置を選択するとともにその選択した印刷装
置にキャリブレーション情報を要求してその情報を取得
するので、ホスト装置は、キャリブレーションを行うべ
き印刷装置について、特に、認識、指定等の処理を行わ
ずに済む。
【0053】この結果、プリンタサーバーを仮想的な印
刷装置として用いるプリントシステムの利点を損なわず
に適切なキャリブレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態に係るプリントシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】上記プリントシステムを構成するプリンタの主
にプリンタエンジンを示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステ
ムによる印刷処理を示すフローチャートである。
【図4】上記印刷処理における色補正情報の授受を説明
する図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るプリントシステ
ムによる印刷処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
201 ホストコンピュータ 202 プリンタドライバ 203 プリンタサーバー 205 色補正情報予測部 207 プリンタ 208 プリンタエンジン 209 エンジン調査部 210 フォーマッタ部 1001 制御ユニット 1002 レーザドライバ 1003 半導体レーザ 1006 感光ドラム 1007Bk 現像ユニット 1007Cl 現像ユニット 1013 中間転写体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置と、複数の印刷装置と、ホス
    ト装置から送られる印刷情報に基づき複数の印刷装置の
    中から一つの印刷装置を選択し当該印刷装置に印刷情報
    を送ることにより印刷を行わせるプリンタサーバーと、
    を有したプリントシステムであって、 前記プリンタサーバーは、 ホスト装置から印刷情報とともに送られるキャリブレー
    ション情報の要求に従い、当該印刷情報に基づいて選択
    した印刷装置に対してキャリブレーション情報を要求
    し、 該要求に応じて印刷装置から送られてきたキャリブレー
    ション情報と、当該選択した印刷装置に送るべき印刷情
    報と、に基づいて予測キャリブレーション情報を作成
    し、 該作成した予測キャリブレーション情報をホスト装置へ
    送り、 該予測キャリブレーション情報に基づいてホスト装置が
    作成し該ホスト装置から送られてきた補正データと前記
    印刷装置へ送るべき印刷情報とを前記選択した印刷装置
    へ送ることを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記プリンタサーバーは、印刷装置を選
    択するとともに、当該選択に係る印刷情報をプリントス
    プーラによって所定のメモリに格納し、該格納された印
    刷情報に基づいて予測キャリブレーション情報を作成す
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記予測キャリブレーション情報は、印
    刷装置から送られるキャリブレーション情報に、当該印
    刷装置が印刷情報に基づく印刷を行うことによる当該印
    刷出力特性の変化を加味して作成されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】 印刷装置は、キャリブレーション情報を
    取得する際に、印刷途中の印刷による当該印刷出力特性
    の変化を予測して前記取得を行うことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】 ホスト装置と、複数の印刷装置と、ホス
    ト装置から送られる印刷情報に基づき複数の印刷装置の
    中から一つの印刷装置を選択し当該印刷装置に印刷情報
    を送ることにより印刷を行わせるプリンタサーバーと、
    を有したプリントシステムにおけるキャリブレーション
    方法であって、 前記プリンタサーバーにおいて、 ホスト装置から印刷情報とともに送られるキャリブレー
    ション情報の要求に従い、当該印刷情報に基づいて選択
    した印刷装置に対してキャリブレーション情報を要求
    し、 該要求に応じて印刷装置から送られてきたキャリブレー
    ション情報と、当該選択した印刷装置に送るべき印刷情
    報と、に基づいて予測キャリブレーション情報を作成
    し、 該作成した予測キャリブレーション情報をホスト装置へ
    送り、 該予測キャリブレーション情報に基づいてホスト装置が
    作成し該ホスト装置から送られてきた補正データと前記
    印刷装置へ送るべき印刷情報とを前記選択した印刷装置
    へ送ることを特徴とするキャリブレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記プリンタサーバーにおいて、印刷装
    置を選択するとともに、当該選択に係る印刷情報をプリ
    ントスプーラによって所定のメモリに格納し、該格納さ
    れた印刷情報に基づいて予測キャリブレーション情報を
    作成することを特徴とする請求項5に記載のキャリブレ
    ーション方法。
  7. 【請求項7】 前記予測キャリブレーション情報は、印
    刷装置から送られるキャリブレーション情報に、当該印
    刷装置が印刷情報に基づく印刷を行うことによる当該印
    刷出力特性の変化を加味して作成されることを特徴とす
    る請求項5または6に記載のキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 印刷装置において、キャリブレーション
    情報を取得する際に、印刷途中の印刷による当該印刷出
    力特性の変化を予測して前記取得を行うことを特徴とす
    る請求項5ないし7のいずれかに記載のキャリブレーシ
    ョン方法。
  9. 【請求項9】 情報処理装置によって読取り可能にプロ
    グラムを格納した記憶媒体であって、 ホスト装置と、複数の印刷装置と、ホスト装置から送ら
    れる印刷情報に基づき複数の印刷装置の中から一つの印
    刷装置を選択し当該印刷装置に印刷情報を送ることによ
    り印刷を行わせるプリンタサーバーと、を有したプリン
    トシステムにおけるキャリブレーション処理プログラム
    であって、 前記プリンタサーバーにおいて、 ホスト装置から印刷情報とともに送られるキャリブレー
    ション情報の要求に従い、当該印刷情報に基づいて選択
    した印刷装置に対してキャリブレーション情報を要求
    し、 該要求に応じて印刷装置から送られてきたキャリブレー
    ション情報と、当該選択した印刷装置に送るべき印刷情
    報と、に基づいて予測キャリブレーション情報を作成
    し、 該作成した予測キャリブレーション情報をホスト装置へ
    送り、 該予測キャリブレーション情報に基づいてホスト装置が
    作成し該ホスト装置から送られてきた補正データと前記
    印刷装置へ送るべき印刷情報とを前記選択した印刷装置
    へ送るキャリブレーション処理プログラムを格納したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075799A1 (ja) * 2005-01-17 2006-07-20 Canon Kabushiki Kaisha 情報処理装置及び情報処理方法及びコンピュータプログラム及び画像形成システム
US7133623B2 (en) 2003-09-29 2006-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2010262054A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、補正方法、プログラム及び記録媒体
JP2019124972A (ja) * 2018-01-11 2019-07-25 株式会社リコー 情報処理装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラム

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