JPH11174962A - 熱収縮性胴巻きラベル及びラベル付き容器 - Google Patents
熱収縮性胴巻きラベル及びラベル付き容器Info
- Publication number
- JPH11174962A JPH11174962A JP34158997A JP34158997A JPH11174962A JP H11174962 A JPH11174962 A JP H11174962A JP 34158997 A JP34158997 A JP 34158997A JP 34158997 A JP34158997 A JP 34158997A JP H11174962 A JPH11174962 A JP H11174962A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱収縮性のシュリンクラベル本体の裏面に感熱
接着剤がコーテイングされたプラスチックボトル等の容
器の外周面に取り付けられるシュリンクラベルであっ
て、取り付け後における容器外面とラベルとの剥離が容
易であって、ラベルや接着剤の一部が容器側に残ること
なく、プラスチックボトルなどの容器として再利用又は
プラスチック材料として回収再生利用する際に利用し易
くすること。 【解決手段】シュリンクラベル本体１の裏面に感熱接着
剤層２を備え、該シュリンクラベル本体１の熱収縮温度
ｔs と感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa との関係が少
なくともｔs ＜ｔa であるシュリンクラベル及びそのラ
ベル付き容器。
接着剤がコーテイングされたプラスチックボトル等の容
器の外周面に取り付けられるシュリンクラベルであっ
て、取り付け後における容器外面とラベルとの剥離が容
易であって、ラベルや接着剤の一部が容器側に残ること
なく、プラスチックボトルなどの容器として再利用又は
プラスチック材料として回収再生利用する際に利用し易
くすること。 【解決手段】シュリンクラベル本体１の裏面に感熱接着
剤層２を備え、該シュリンクラベル本体１の熱収縮温度
ｔs と感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa との関係が少
なくともｔs ＜ｔa であるシュリンクラベル及びそのラ
ベル付き容器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックボト
ル等の容器の外周面に取り付けられる熱収縮性胴巻きラ
ベル、及び熱収縮性胴巻きラベルを取り付けたプラスチ
ックボトル等のラベル付き容器に関する。
ル等の容器の外周面に取り付けられる熱収縮性胴巻きラ
ベル、及び熱収縮性胴巻きラベルを取り付けたプラスチ
ックボトル等のラベル付き容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、胴巻きラベルは、紙、プラスチッ
クフィルム製のラベル本体裏面に、水性若しくは油性糊
剤、感熱接着剤、ディレイドタック接着剤、ホットメル
ト接着剤などを全面的又は部分的にコーティングしたも
のである。
クフィルム製のラベル本体裏面に、水性若しくは油性糊
剤、感熱接着剤、ディレイドタック接着剤、ホットメル
ト接着剤などを全面的又は部分的にコーティングしたも
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような胴巻きラベ
ルは、ラベル裏面の全面又は一部分をボトルなどの容器
の外周面に巻き付けて接着させるために、ラベル接着後
において容器外面とラベルとの剥離が困難である上、ラ
ベル剥離後もラベルや接着剤の一部が容器側に残るため
に、プラスチックボトルなどの容器の再利用又は回収再
生によるプラスチック材料として再利用する際におい
て、容器に残ったラベルや接着剤を除去する作業を必要
とするなど再利用し難い面があった。
ルは、ラベル裏面の全面又は一部分をボトルなどの容器
の外周面に巻き付けて接着させるために、ラベル接着後
において容器外面とラベルとの剥離が困難である上、ラ
ベル剥離後もラベルや接着剤の一部が容器側に残るため
に、プラスチックボトルなどの容器の再利用又は回収再
生によるプラスチック材料として再利用する際におい
て、容器に残ったラベルや接着剤を除去する作業を必要
とするなど再利用し難い面があった。
【０００４】本発明は、熱収縮性のプラスチックフィル
ムによる胴巻きラベル本体の裏面に接着剤がコーテイン
グされたプラスチックボトル等の容器の外周面に取り付
けられる熱収縮性胴巻きラベルであって、取り付け後に
おける容器外面とラベルとの剥離が容易であって、ラベ
ルや接着剤の一部が容器側に残ることなく、プラスチッ
クボトルなどの容器として再利用又はプラスチック材料
として回収再生利用する際に利用し易くすることにあ
る。
ムによる胴巻きラベル本体の裏面に接着剤がコーテイン
グされたプラスチックボトル等の容器の外周面に取り付
けられる熱収縮性胴巻きラベルであって、取り付け後に
おける容器外面とラベルとの剥離が容易であって、ラベ
ルや接着剤の一部が容器側に残ることなく、プラスチッ
クボトルなどの容器として再利用又はプラスチック材料
として回収再生利用する際に利用し易くすることにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の発明は、
熱収縮性の胴巻きラベル本体１裏面又は表面あるいは表
裏両面に接着剤層２を備え、該胴巻きラベル本体１の熱
収縮温度ｔs と接着剤層２の熱活性化温度ｔa との関係
が、少なくともｔs ＜ｔa であることを特徴とする熱収
縮性胴巻きラベルである。
熱収縮性の胴巻きラベル本体１裏面又は表面あるいは表
裏両面に接着剤層２を備え、該胴巻きラベル本体１の熱
収縮温度ｔs と接着剤層２の熱活性化温度ｔa との関係
が、少なくともｔs ＜ｔa であることを特徴とする熱収
縮性胴巻きラベルである。
【０００６】また本発明は、上記第１の発明の熱収縮性
胴巻きラベルにおいて、前記接着剤層２に水性若しくは
油性の接着剤が使用される熱収縮性胴巻きラベルであ
る。
胴巻きラベルにおいて、前記接着剤層２に水性若しくは
油性の接着剤が使用される熱収縮性胴巻きラベルであ
る。
【０００７】次に本発明の第２の発明は、上記第１の発
明の胴巻きラベルが容器の外周面に該胴巻きラベルの熱
収縮温度ｔs による熱収縮にて密着状態に取り付けられ
ていることを特徴とするラベル付き容器である。
明の胴巻きラベルが容器の外周面に該胴巻きラベルの熱
収縮温度ｔs による熱収縮にて密着状態に取り付けられ
ていることを特徴とするラベル付き容器である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の熱収縮性胴巻き
ラベルＡの実施の形態を示し、熱収縮性のプラスチック
フィルムによる胴巻きラベル本体１の裏面（又は図示し
ないが表面、又は表裏両面）に、水性の膠系接着剤、澱
粉系接着剤など糊剤、又は水性（エマルジョンタイプ）
若しくは油性の接着剤、又は感熱接着剤による接着剤層
２を備えている。
ラベルＡの実施の形態を示し、熱収縮性のプラスチック
フィルムによる胴巻きラベル本体１の裏面（又は図示し
ないが表面、又は表裏両面）に、水性の膠系接着剤、澱
粉系接着剤など糊剤、又は水性（エマルジョンタイプ）
若しくは油性の接着剤、又は感熱接着剤による接着剤層
２を備えている。
【０００９】該熱収縮性胴巻きラベル本体１の熱収縮温
度ｔs は、前記接着剤層２の熱活性化温度ｔa （接着剤
層２が軟化又は溶融して接着可能となる温度）に対し
て、少なくともｔs ＜ｔa の関係を備えている。
度ｔs は、前記接着剤層２の熱活性化温度ｔa （接着剤
層２が軟化又は溶融して接着可能となる温度）に対し
て、少なくともｔs ＜ｔa の関係を備えている。
【００１０】上記熱収縮性胴巻きラベル本体１は、枚葉
シート状又はロール状に巻かれたウエブ状であって、単
層の熱収縮性フィルム又は２層乃至複層の積層された熱
収縮性フィルムである。
シート状又はロール状に巻かれたウエブ状であって、単
層の熱収縮性フィルム又は２層乃至複層の積層された熱
収縮性フィルムである。
【００１１】該熱収縮性胴巻きラベル本体１は、透明又
は半透明乃至不透明であり、その熱収縮性胴巻きラベル
本体１表面若しくは裏面乃至中間層、あるいは前記接着
剤層２の表面、あるいはラベル本体１と前記接着剤層２
との間などには、ラベル表示用の絵柄、文字、彩色など
の印刷インキ層３を備えている。
は半透明乃至不透明であり、その熱収縮性胴巻きラベル
本体１表面若しくは裏面乃至中間層、あるいは前記接着
剤層２の表面、あるいはラベル本体１と前記接着剤層２
との間などには、ラベル表示用の絵柄、文字、彩色など
の印刷インキ層３を備えている。
【００１２】上記本発明の熱収縮性胴巻きラベルＡは筒
状にして使用されるものであるが、枚葉シート状の熱収
縮性胴巻きラベルの場合は、図２に示すようにプラスチ
ックボトル（ポリエチレンテレフタレート樹脂製）など
容器Ｂの胴部Ｂ1 （必要に応じて図示するように凹部状
に形成されたラベルＡの巻き付け部分）の外面に、シー
ト状の熱収縮性胴巻きラベルＡを巻き付け、該熱収縮性
胴巻きラベル本体１の一端部の表面に感熱接着剤層２の
他端部を重ね合わせて、その重ね合わせ部分のみを、感
熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa にて加熱加圧しながら
接着して筒状にする。
状にして使用されるものであるが、枚葉シート状の熱収
縮性胴巻きラベルの場合は、図２に示すようにプラスチ
ックボトル（ポリエチレンテレフタレート樹脂製）など
容器Ｂの胴部Ｂ1 （必要に応じて図示するように凹部状
に形成されたラベルＡの巻き付け部分）の外面に、シー
ト状の熱収縮性胴巻きラベルＡを巻き付け、該熱収縮性
胴巻きラベル本体１の一端部の表面に感熱接着剤層２の
他端部を重ね合わせて、その重ね合わせ部分のみを、感
熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa にて加熱加圧しながら
接着して筒状にする。
【００１３】その後、その筒状の熱収縮性胴巻きラベル
Ａを前記感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa より低い熱
収縮温度ｔs （ｔs ＜ｔa ）にて加熱することにより熱
収縮させて、容器Ｂの外周面に熱収縮性胴巻きラベルＡ
を密着状態に取り付けるものである。
Ａを前記感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa より低い熱
収縮温度ｔs （ｔs ＜ｔa ）にて加熱することにより熱
収縮させて、容器Ｂの外周面に熱収縮性胴巻きラベルＡ
を密着状態に取り付けるものである。
【００１４】また、上記のように枚葉シート状の熱収縮
性胴巻きラベルの場合は、その他の実施形態として、該
熱収縮性胴巻きラベルＡをまず筒状に丸めて、熱収縮性
胴巻きラベル本体１の一端部の表面に、感熱接着剤層２
の他端部を重ね合わせて、その重ね合わせ部分のみを感
熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa にて加熱加圧しながら
接着して筒状にした後に、その筒状の熱収縮性胴巻きラ
ベルの筒内部にプラスチックボトルなどの容器Ｂを装填
して、その熱収縮性胴巻きラベルを、前記感熱接着剤層
２の熱活性化温度ｔa より低い熱収縮温度ｔs （ｔs ＜
ｔa ）にて加熱することにより熱収縮させて、容器外周
面に熱収縮性胴巻きラベルを密着状態に取り付けるもの
である。
性胴巻きラベルの場合は、その他の実施形態として、該
熱収縮性胴巻きラベルＡをまず筒状に丸めて、熱収縮性
胴巻きラベル本体１の一端部の表面に、感熱接着剤層２
の他端部を重ね合わせて、その重ね合わせ部分のみを感
熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa にて加熱加圧しながら
接着して筒状にした後に、その筒状の熱収縮性胴巻きラ
ベルの筒内部にプラスチックボトルなどの容器Ｂを装填
して、その熱収縮性胴巻きラベルを、前記感熱接着剤層
２の熱活性化温度ｔa より低い熱収縮温度ｔs （ｔs ＜
ｔa ）にて加熱することにより熱収縮させて、容器外周
面に熱収縮性胴巻きラベルを密着状態に取り付けるもの
である。
【００１５】溶融押出成形方式により感熱接着剤層２
（熱活性化温度ｔa ）を内面にしてチューブ（筒）状に
成形された熱収縮性胴巻きラベル（図示せず）の場合
は、その筒状の熱収縮性胴巻きラベルの筒内部にプラス
チックボトルなどの容器を装填して、その熱収縮性胴巻
きラベルを、前記感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa よ
り低い熱収縮温度ｔs （ｔs ＜ｔa ）にて加熱すること
により熱収縮させて、容器外周面に熱収縮性胴巻きラベ
ルを密着状態に取り付けるものである。
（熱活性化温度ｔa ）を内面にしてチューブ（筒）状に
成形された熱収縮性胴巻きラベル（図示せず）の場合
は、その筒状の熱収縮性胴巻きラベルの筒内部にプラス
チックボトルなどの容器を装填して、その熱収縮性胴巻
きラベルを、前記感熱接着剤層２の熱活性化温度ｔa よ
り低い熱収縮温度ｔs （ｔs ＜ｔa ）にて加熱すること
により熱収縮させて、容器外周面に熱収縮性胴巻きラベ
ルを密着状態に取り付けるものである。
【００１６】本発明の熱収縮性胴巻きラベル本体１には
一軸延伸された熱可塑性合成樹脂フィルムが使用される
が、例えば、一軸延伸ポリプロピレンフィルム、一軸延
伸ポリエチレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィルム、
あるいはこれらのいずれかを積層ラミネートして一軸延
伸した複合フィルムが使用され、熱収縮温度ｔs は９０
〜１００℃、又は９０〜１１０℃未満程度が適当であ
る。
一軸延伸された熱可塑性合成樹脂フィルムが使用される
が、例えば、一軸延伸ポリプロピレンフィルム、一軸延
伸ポリエチレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィルム、
あるいはこれらのいずれかを積層ラミネートして一軸延
伸した複合フィルムが使用され、熱収縮温度ｔs は９０
〜１００℃、又は９０〜１１０℃未満程度が適当であ
る。
【００１７】また、上記熱収縮性胴巻きラベル本体１
は、プラスチックボトルなど容器の再利用のために容器
との分離を容易にするために、例えばプラスチックボト
ルなど容器本体の素材の比重が１．０以上であるなら
ば、ラベル本体１及び接着剤層２には、その素材の比重
が１．０未満のものを使用し、プラスチックボトルなど
容器本体の素材の比重が１．０未満であるならば、ラベ
ル本体１及び接着剤層２には、その素材の比重が１．０
以上のものを使用することが望ましい。
は、プラスチックボトルなど容器の再利用のために容器
との分離を容易にするために、例えばプラスチックボト
ルなど容器本体の素材の比重が１．０以上であるなら
ば、ラベル本体１及び接着剤層２には、その素材の比重
が１．０未満のものを使用し、プラスチックボトルなど
容器本体の素材の比重が１．０未満であるならば、ラベ
ル本体１及び接着剤層２には、その素材の比重が１．０
以上のものを使用することが望ましい。
【００１８】本発明における接着剤層２には、澱粉系接
着剤、膠系接着剤など水性糊剤、又は水性（エマルジョ
ンタイプ）若しくは油性のポリプロピレン系、ポリエチ
レン系、アクリル系、ポリビニルアルコール系、酢酸ビ
ニル系など感熱接着剤をはじめとする各種合成樹脂製の
接着剤が使用できるが、例えば、ポリプロピレン樹脂と
他の合成樹脂とのコポリマーを使用することが望まし
く、各種接着剤による接着剤層２の熱活性化温度ｔd は
１１０〜１８０℃程度、好ましくは１１０〜１３０℃程
度が適当である。
着剤、膠系接着剤など水性糊剤、又は水性（エマルジョ
ンタイプ）若しくは油性のポリプロピレン系、ポリエチ
レン系、アクリル系、ポリビニルアルコール系、酢酸ビ
ニル系など感熱接着剤をはじめとする各種合成樹脂製の
接着剤が使用できるが、例えば、ポリプロピレン樹脂と
他の合成樹脂とのコポリマーを使用することが望まし
く、各種接着剤による接着剤層２の熱活性化温度ｔd は
１１０〜１８０℃程度、好ましくは１１０〜１３０℃程
度が適当である。
【００１９】また、上記接着剤層２は、プラスチックボ
トルなど容器の再利用のために容器との分離を容易にす
るために、例えば感熱接着剤を使用する場合は、加熱圧
着により容器とラベルとが接着を生じない程度の感熱接
着剤を使用することが望ましい。
トルなど容器の再利用のために容器との分離を容易にす
るために、例えば感熱接着剤を使用する場合は、加熱圧
着により容器とラベルとが接着を生じない程度の感熱接
着剤を使用することが望ましい。
【００２０】
【作用】本発明の熱収縮性胴巻きラベルＡは、上記のよ
うに熱収縮性胴巻きラベル本体１の裏面に該熱収縮性胴
巻きラベル本体１の熱収縮温度ｔs よりも高い熱活性化
温度ｔa （軟化又は溶融して接着可能となる温度）を有
する感熱接着剤層２を備えたので、容器Ｂに巻き付けら
筒状となった熱収縮性胴巻きラベルＡを、熱収縮温度ｔ
s を以て加熱して熱収縮させて容器Ｂの外周面に対し密
着固定させて取り付けることができる。
うに熱収縮性胴巻きラベル本体１の裏面に該熱収縮性胴
巻きラベル本体１の熱収縮温度ｔs よりも高い熱活性化
温度ｔa （軟化又は溶融して接着可能となる温度）を有
する感熱接着剤層２を備えたので、容器Ｂに巻き付けら
筒状となった熱収縮性胴巻きラベルＡを、熱収縮温度ｔ
s を以て加熱して熱収縮させて容器Ｂの外周面に対し密
着固定させて取り付けることができる。
【００２１】その際に容器Ｂの外周面に取り付けられた
前記熱収縮性胴巻きラベルＡ内面の感熱接着剤層２は、
容器Ｂの外周面に対して密着して該ラベルＡの内面と容
器Ｂの外周面とは良好に密着固定されて取り付けには支
障ないものの、該感熱接着剤層２は、熱活性化温度ｔa
未満の熱収縮温度ｔs にて加熱されているために熱活性
化されず、容器Ｂの外周面に対して完全には若しくは殆
ど溶融接着可能な状態とはならず、全く非接着な状態と
なるか、又は接着強度がきわめて弱い不完全接着状態と
なる。
前記熱収縮性胴巻きラベルＡ内面の感熱接着剤層２は、
容器Ｂの外周面に対して密着して該ラベルＡの内面と容
器Ｂの外周面とは良好に密着固定されて取り付けには支
障ないものの、該感熱接着剤層２は、熱活性化温度ｔa
未満の熱収縮温度ｔs にて加熱されているために熱活性
化されず、容器Ｂの外周面に対して完全には若しくは殆
ど溶融接着可能な状態とはならず、全く非接着な状態と
なるか、又は接着強度がきわめて弱い不完全接着状態と
なる。
【００２２】そのため、本発明の熱収縮性胴巻きラベル
Ａをラベル付き容器Ｂの外周面から剥離したり取り外し
たりする際は、熱収縮性胴巻きラベル本体１を適宜に切
断するだけで容易に取り外すことができ、また、接着強
度がきわめて弱いために容易に剥離することができる。
そして容器Ｂの外周面に感熱接着剤層２及びラベル本体
１を残留させることなくきれいに剥離除去することが可
能となるものである。
Ａをラベル付き容器Ｂの外周面から剥離したり取り外し
たりする際は、熱収縮性胴巻きラベル本体１を適宜に切
断するだけで容易に取り外すことができ、また、接着強
度がきわめて弱いために容易に剥離することができる。
そして容器Ｂの外周面に感熱接着剤層２及びラベル本体
１を残留させることなくきれいに剥離除去することが可
能となるものである。
【００２３】
【発明の効果】本発明の熱収縮性胴巻きラベル及びラベ
ル付き容器は、熱収縮性胴巻きラベル本体裏面の感熱接
着剤層が加熱収縮によって容器の外周面に対して全く非
接着な状態又は接着強度がきわめて弱い不完全な接着状
態を保持した状態で、容器の外周面に対して十分に密着
して取り付け固定されるため、ラベル接着後において容
器外面とラベルとの剥離がきわめて容易であるうえ、ラ
ベル剥離後にラベルや接着剤の一部が容器側に残ること
がなく、プラスチックボトルなどの容器の再利用又は回
収再生によるプラスチック材料として再利用する際に容
器に残ったラベルや接着剤を除去する手間が軽減できる
などの効果がある。
ル付き容器は、熱収縮性胴巻きラベル本体裏面の感熱接
着剤層が加熱収縮によって容器の外周面に対して全く非
接着な状態又は接着強度がきわめて弱い不完全な接着状
態を保持した状態で、容器の外周面に対して十分に密着
して取り付け固定されるため、ラベル接着後において容
器外面とラベルとの剥離がきわめて容易であるうえ、ラ
ベル剥離後にラベルや接着剤の一部が容器側に残ること
がなく、プラスチックボトルなどの容器の再利用又は回
収再生によるプラスチック材料として再利用する際に容
器に残ったラベルや接着剤を除去する手間が軽減できる
などの効果がある。
【図１】本発明の熱収縮性胴巻きラベルの側断面図。
【図２】本発明のラベル付き容器の側面図。
Ａ…熱収縮性胴巻きラベル Ｂ…容器 １…熱収縮性胴巻きラベル本体 ２…感熱接着剤層 ３
…印刷インキ層
…印刷インキ層
Claims (3)
- 【請求項１】熱収縮性の胴巻きラベル本体１裏面又は表
面あるいは表裏両面に接着剤層２を備え、該胴巻きラベ
ル本体１の熱収縮温度ｔs と接着剤層２の熱活性化温度
ｔaとの関係が、少なくともｔs ＜ｔa であることを特
徴とする熱収縮性胴巻きラベル。 - 【請求項２】前記接着剤層２に水性若しくは油性の接着
剤が使用される請求項１記載の熱収縮性胴巻きラベル。 - 【請求項３】請求項１又は請求項２記載の胴巻きラベル
が容器の外周面に該胴巻きラベルの熱収縮温度ｔs によ
る熱収縮にて密着状態に取り付けられていることを特徴
とするラベル付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34158997A JPH11174962A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱収縮性胴巻きラベル及びラベル付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34158997A JPH11174962A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱収縮性胴巻きラベル及びラベル付き容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11174962A true JPH11174962A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18347258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34158997A Pending JPH11174962A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱収縮性胴巻きラベル及びラベル付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11174962A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018076A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ラベル付容器 |
| WO2005092721A1 (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fuji Seal International, Inc. | ラベル付きボトル |
| JP2006160796A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Fuji Seal International Inc | コーティング剤、シュリンクラベル及びラベル付き容器 |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34158997A patent/JPH11174962A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018076A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ラベル付容器 |
| WO2005092721A1 (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fuji Seal International, Inc. | ラベル付きボトル |
| JP2006160796A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Fuji Seal International Inc | コーティング剤、シュリンクラベル及びラベル付き容器 |
| JP4708007B2 (ja) * | 2004-12-02 | 2011-06-22 | 株式会社フジシールインターナショナル | シュリンクラベル及びラベル付き容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20040916 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
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