JPH11174569A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11174569A
JPH11174569A JP9338803A JP33880397A JPH11174569A JP H11174569 A JPH11174569 A JP H11174569A JP 9338803 A JP9338803 A JP 9338803A JP 33880397 A JP33880397 A JP 33880397A JP H11174569 A JPH11174569 A JP H11174569A
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JP
Japan
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film
magnetic
recording area
data
writing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9338803A
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English (en)
Inventor
Fumio Iwai
文雄 岩井
Minoru Ishiguro
稔 石黒
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to US09/207,422 priority patent/US20010012453A1/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッド位置に基づいて磁気書込開始値を
求めることにより、磁気ヘッドを任意の位置に配置する
ことができ且つ磁気記録領域の先頭位置から磁気書込を
行うことができるカメラを提供する。 【解決手段】 磁気記録領域11nの先頭位置と磁気ヘ
ッド40との間の距離に基づいて磁気書込開始位置が求
められる。撮影コマ10n露光後、給送モータ20等に
よりフィルム10は巻き上げ給送されるとともに、その
フィルムの給送量はロータリエンコーダ35およびパル
スカウンタ36により検出される。この検出されたフィ
ルム給送量が磁気書込開始位置に応じたフィルム給送量
に達すると、マイクロコンピュータ22は、磁気ヘッド
40に依る磁気データの書込の開始を磁気ヘッドドライ
バ41に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録領域を有
するフィルムを用いて撮影を行うカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のDXコード対応パトローネ入りフ
ィルムとは異なる新たな規格のフィルムが知られてい
る。この新規格フィルムは、その表面に感光層とともに
磁気記録層が形成されており、この新規格フィルムを用
いて撮影を行うカメラは、撮影後にフィルムを1撮影コ
マ分だけ給送すると同時に、当該磁気記録領域に各種の
データを記録することができる。そして、プリントの際
には、その磁気記録されたデータに基づいて、所望の枚
数だけプリントされ、そのプリントの裏面に所望のタイ
トルが印字され、また、そのプリントの表面または裏面
に撮影の日付が印字される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカメラでは、撮影後にフィルム給送を開始すると同
時に磁気記録領域へのデータの書込を開始すべく、磁気
記録領域への書込を行う磁気ヘッドは、所定の撮影コマ
を露光する為にフィルムが停止している状態において、
その撮影コマに対応する磁気記録領域の先頭位置に配置
されている。それ故、磁気ヘッドの配置位置が固定され
ていることから、カメラ内部の部品の配置上の制約があ
り、カメラの小型化には限界があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、磁気ヘッドを任意の位置に配置するこ
とができ、且つ、磁気記録領域の先頭位置から磁気書込
を行うことができるカメラを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラは、
磁気記録領域を有するフィルムを用いて撮影を行うカメ
ラであって、(1) 装填されているフィルムを給送するフ
ィルム給送手段と、(2) フィルムの1撮影コマが露光さ
れた後におけるフィルム給送手段によるフィルムの給送
量を検出するフィルム給送量検出手段と、(3) フィルム
給送手段によるフィルムの給送の際に磁気ヘッドを用い
て磁気記録領域に所定のデータを書き込む磁気データ書
込手段と、(4) 磁気ヘッドの位置に基づいて磁気書込開
始位置を求める演算手段と、(5) フィルム給送量検出手
段により検出されたフィルムの給送量が磁気書込開始位
置に応じたフィルム給送量に達した旨を認識すると、磁
気記録領域に所定のデータの書き込みを開始する旨を磁
気データ書込手段に対して指示する書込指示手段と、を
備えることを特徴とする。
【0006】このカメラによれば、フィルムの1撮影コ
マが露光された後、フィルム給送手段によりフィルムが
給送されるとともに、フィルム給送量検出手段によりフ
ィルムの給送量が検出される。そして、磁気ヘッドの位
置に基づいて演算手段により求められた磁気書込開始位
置に応じたフィルム給送量に達すると、書込指示手段に
より指示された磁気データ書込手段により、磁気記録領
域への所定のデータの書き込みが開始される。したがっ
て、フィルムの1撮影コマの露光の時点において磁気ヘ
ッドが磁気記録領域の磁気書込開始位置になくても、常
に磁気書込開始位置から所定のデータが書き込まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0008】先ず、本実施形態に係るカメラに用いられ
るフィルムについて、図1を用いて説明する。このフィ
ルム10の終端は、カートリッジ本体12に回転自在に
収納されたスプール軸13に固着されている。カメラの
アパーチャにより規定される撮影コマ10a,10b,
…,10END それぞれの先端位置および後端位置を検出
するために、フィルム10の一方の側縁部に、各撮影コ
マの先端側に先端パーフォレーション14aが形成さ
れ、後端側に後端パーフォレーション14bが形成され
ている。各撮影コマそれぞれの先端パーフォレーション
14aおよび後端パーフォレーション14bは互いに距
離L3 だけ離れている。
【0009】また、フィルム10の最初の撮影コマ10
aの先端パーフォレーション14aからフィルム先端側
に距離L2 離れた位置に、制御用パーフォレーション1
4cが形成されている。この制御用パーフォレーション
14cは、最初の撮影コマ10aをカメラのアパーチャ
にセットする際の位置制御の為に用いられる。
【0010】一方、フィルム10の最後の撮影コマ10
END の後端パーフォレーション14bからフィルム後端
側に補助パーフォレーション15が形成されており、こ
の後端パーフォレーション14bの先端側エッジから補
助パーフォレーション15の後端側エッジまでの距離は
L4 である。この補助パーフォレーション15は、フィ
ルム10の終端をカメラが機械的または光学的に検出す
る為に用いられる。
【0011】各パーフォレーション14a,14bおよ
び14cそれぞれの給送方向(フィルム10の長手方
向)の長さはL1 であり、1つの撮影コマの後端パーフ
ォレーション14bとその次の撮影コマの先端パーフォ
レーション14bとの間隔はL2 である。なお、距離L
1 〜L4 の値は、フィルム規格により定められている。
【0012】このフィルム10は、フィルムベースの一
方の面に感光層が形成され、他方の面には透明な磁気記
録層が形成されている。この磁気記録層はフィルムベー
スの全面に形成されているが、以下に説明する本実施形
態に係るカメラは、パーフォレーション14a〜14c
が設けられた側縁部とは反対側の側縁部に各撮影コマ1
0a,10b,…,10END それぞれに対応して設けら
れた磁気記録領域11a,11b,…,11END に、カ
メラの磁気ヘッドにより各種のデータ(例えば、プリン
ト枚数、タイトル、日付、シャッタ速度、絞り値等)を
磁気記録する。
【0013】スプール軸13には、カートリッジ本体1
2に収納されたフィルム10の種類(ポジまたはネ
ガ)、フィルム感度および撮影可能コマ数等のデータが
バーコードで記されたデータディスク16が一体に設け
られている。そのデータディスク16の一部は、カート
リッジ本体12の上面の窓12aから外部に露呈されて
いる。
【0014】次に、本実施形態に係るカメラの構成につ
いて、図2〜図4を用いて説明する。図2は、本実施形
態に係るカメラのブロック図であり、図3は、このカメ
ラの給送モータに取り付けられたロータリエンコーダを
示す斜視図であり、図4は、このカメラの磁気ヘッドの
配置位置を説明する図である。
【0015】装填されているフィルム10を給送するフ
ィルム給送手段は、給送モータ20、駆動伝達機構2
4、ギア25,26および27等を備えて構成されてい
る。給送モータ20は、巻取スプール21の中に内蔵さ
れ、マイクロコンピュータ22の制御により給送モータ
ドライバ23を介して正回転または逆回転する。
【0016】駆動伝達機構24は、マイクロコンピュー
タ22からの信号により制御され、撮影時における通常
の1コマ巻き上げ時には巻き上げ用に切り替えられてい
る。1コマ露光完了信号の入力によって給送モータ20
が正回転すると、この給送モータ20の正回転は、ギア
25、駆動伝達機構24およびギア26を介して巻取ス
プール21に伝達される。この巻取スプール21の回転
により、フィルム10の露光された撮影コマが巻取スプ
ール21の外周に巻き取られ、これと同時に、未露光の
撮影コマがカートリッジ本体12から引き出される。
【0017】一方、駆動伝達機構24は、フィルム10
を巻き戻す際には、マイクロコンピュータ22の制御に
より巻き戻し用に切り替えられる。このときには、給送
モータ20は逆回転し、この逆回転は、ギア25、駆動
伝達機構24およびギア27を介してカートリッジ本体
12内のスプール軸13に伝達される。このスプール軸
13の回転により、フィルム10はカートリッジ本体1
2内に収納される。
【0018】なお、このカメラにフィルム10が装填さ
れた直後では、駆動伝達機構24は巻き戻し状態に切り
替えられ、データディスク16に記されたバーコードを
読み取る為に給送モータ20は逆回転し、その後、駆動
伝達機構24は巻き上げ状態に切り替えられ、初期送り
の為に給送モータ20は正回転し、フィルム10はカー
トリッジ本体12から巻取スプール21に送られる。
【0019】カメラのアパーチャ30の枠外の上部に
は、1コマ巻き上げ制御の為にフィルム10のパーフォ
レーション14a〜14cを検出するパーフォレーショ
ンセンサ31が設けられている。パーフォレーションセ
ンサ31は、例えば、赤外光を発する発光ダイオードと
反射光を受光するフォトトランジスタとを備えて構成さ
れた反射型フォトセンサからなり、フォトトランジスタ
が受光した反射光の強度に応じたレベルの光電信号を出
力する。このパーフォレーションセンサ31から出力さ
れた光電信号は、PF信号発生回路32に送られる。
【0020】PF信号発生回路32は、パーフォレーシ
ョンセンサ31から出力された光電信号を入力し、この
光電信号を二値化してPF信号に変換する。PF信号発
生回路32は、パーフォレーションセンサ31がパーフ
ォレーション14a〜14cの何れかに対峙していると
きにPF信号をLレベルとし、それ以外のときにはPF
信号をHレベルとする。このPF信号は、マイクロコン
ピュータ22に送られる。
【0021】マイクロコンピュータ22にはコマ数カウ
ンタ33が接続されている。このコマ数カウンタ33
は、パーフォレーションセンサ31により先端パーフォ
レーション14aが検出されてPF信号発生回路32か
ら出力されるPF信号がHレベルからLレベルに変化す
る毎にカウント値Cを1増する。また、コマ数カウンタ
33は、カメラにカートリッジ本体12が装填されて裏
蓋が閉じられた際に発生する裏蓋閉じ信号がマイクロコ
ンピュータ22に入力したときに、カウント値Cが0に
リセットされる。コマ数カウンタ33のカウント値C
は、アパーチャ30にセットされている撮影コマが何コ
マ目であるかを示す情報として、マイクロコンピュータ
22に送られる。
【0022】フィルム10の1撮影コマが露光された後
における給送モータ20等によるフィルム10の給送量
を検出するフィルム給送量検出手段は、ロータリエンコ
ーダ35およびパルスカウンタ36を備えて構成され
る。ロータリエンコーダ35は、給送モータ20の回転
軸と一体に回転する円板に放射状のスリットが一定ピッ
チで形成されたエンコード板35aと、このエンコード
板35aを挟むようにして設けられた投光部と受光部と
からなるフォトインタラプタ35bとから構成されてい
る。このフォトインタラプタ35bは、投光部と受光部
との間をエンコード板25aのスリットが通過する毎に
エンコードパルスを発生する。エンコード板25aが給
送モータ20の回転軸と共に回転することから、このエ
ンコードパルスは、給送モータ20が一定角度回転する
毎に発生する。パルスカウンタ36は、このエンコード
パルスを計数してカウント値Fを出力し、また、フィル
ム給送開始前にマイクロコンピュータ22からの指示に
よりカウント値Fを0にリセットする。このカウント値
Fは、マイクロコンピュータ22に送られ、カウント値
Fに基づいてフィルム10の給送量が求められる。
【0023】給送モータ20等によるフィルム10の給
送の際にフィルム10の磁気記録領域11に所定のデー
タを書き込む磁気データ書込手段は、磁気ヘッド40お
よび磁気ヘッドドライバ41を備えて構成される。磁気
ヘッド40は、カメラのアパーチャ30の枠外の下部で
あってフィルム10の背面に接触するよう取り付けられ
ている。また、磁気ヘッド40は、所定の撮影コマ10
nを露光する為にフィルム10が停止している状態にお
いて、その撮影コマ10nに対応する磁気記録領域11
nの先頭位置に配置されているのではなく、図4に示す
ように、その先頭位置から巻き上げ方向に距離Xだけ離
れたところに配されている(n=a,b,…,END-1,E
ND)。この磁気ヘッド40は、磁気ヘッドドライバ41
により駆動され、フィルム10が給送モータ20等によ
り巻き上げ給送される際に、フィルム10の磁気記録領
域11に所定のデータを2進コードで磁気記録する。
【0024】マイクロコンピュータ22には、各種の露
出制御データを格納したデータROM42が接続されて
おり、露光完了時に、このデータROM42から撮影時
の露光制御データに対応した2進コードが取り出されて
磁気ヘッドドライバ41に送られる。磁気ヘッドドライ
バ41は、この2進コードに基づいて磁気ヘッド40を
駆動する。なお、磁気ヘッド40は、パルスカウンタ3
6から出力されるカウント値Fに基づいて一定の磁気書
込レートでフィルム10の磁気記録領域11にデータを
記録する。ここで、磁気書込レートとは、磁気記録領域
のフィルム給送方向の単位長さ当たりに磁気書込される
情報量であり、その単位は例えば bit/inchである。な
お、磁気書込レートは磁気記録領域11に書き込むべき
データの量に応じて異なるものであってもよく、その場
合には、パルスカウンタ36によるエンコードパルスの
計数方法を磁気書込レートに応じて異なるものとする。
【0025】装填されているカートリッジ本体12の窓
12aと対峙する位置すなわちデータディスク16に臨
む位置には、データディスク16に記されたバーコード
を読み取る為のバーコードセンサ43が設けられてい
る。このバーコードセンサ43は、投光部と反射部とか
らなる反射型フォトセンサであり、投光部からデータデ
ィスク16に向けて光を投光し、これにより生じた反射
光を受光部により受光し、その反射光の強度に応じたレ
ベルの光電信号である読取信号を出力しマイクロコンピ
ュータ22に送る。マイクロコンピュータ22は、この
読取信号に基づいてバーコードの解読を行う。
【0026】また、マイクロコンピュータ22には、制
御プログラムや各種制御パラメータを格納するプログラ
ムROM45、および、各種制御に必要なデータを一時
的に記憶するRAM46が接続されており、マイクロコ
ンピュータ22は、このプログラムおよび各種制御パラ
メータ等に基づいて、既述した各種の演算や制御を行う
他、磁気ヘッド40の位置に基づいて磁気書込開始位置
を求める演算手段として作用する。すなわち、マイクロ
コンピュータ22は、磁気ヘッド40の位置と磁気記録
領域11nの先頭位置との間の距離Xの値をデータRO
M42から読み出し、この距離Xの値に基づいて、所定
の撮影コマ10nの露光後に給送モータ20等に依るフ
ィルム給送が開始された後に磁気書込領域11nの先頭
位置に所定のデータの書き込みを開始する磁気書込開始
位置を求める。
【0027】また、マイクロコンピュータ22は,給送
モータ20によるフィルム給送に際して上記磁気書込開
始位置に達したときに磁気記録領域11nに所定のデー
タの書き込みを開始する旨を磁気ヘッドドライブ41に
対して指示する書込指示手段としても作用する。すなわ
ち、マイクロコンピュータ22は、パルスカウンタ36
から出力されたカウント値Fに基づいて給送モータ20
によるフィルム給送量を求め、そのフィルム給送量が上
記磁気書込開始位置に達したと判断したときに、磁気記
録領域11nに所定のデータの書き込みを開始する旨を
磁気ヘッドドライブ41に対して指示する。
【0028】次に、実施形態に係るカメラの動作につい
て説明する。図5は、本実施形態に係るカメラの動作を
説明するフローチャート図である。
【0029】カメラにカートリッジ本体12が装填され
て裏蓋が閉じられると、裏蓋閉じ信号がマイクロコンピ
ュータ22に入力し、これに伴いコマ数カウンタ33の
カウント値Cはリセットされる。また、このカートリッ
ジ本体12のデータディスク16に記されたバーコード
はバーコードセンサ43により読み取られて、このカー
トリッジ本体12に収納されたフィルム10の種類、フ
ィルム感度および撮影可能コマ数等のデータがマイクロ
コンピュータ22により解読されてRAM46に記録さ
れる。そして、装填されたカートリッジ本体12内のフ
ィルム10は、給送モータ20等により自動巻き上げ給
送されて、最初の未撮影コマがカメラのアパーチャ30
の枠内にセットされる。
【0030】このフローチャートに示す動作は、レリー
ズスイッチ(図示せず)が押されて露光されてから、1
撮影コマ分だけ自動給送されるとともに磁気記録され、
アパーチャ30の枠内に次の撮影コマがセットされるま
での一連の動作である。この一連の動作の開始時におい
ては、カメラのアパーチャ30の枠内にはフィルム10
の所定の撮影コマ10nがセットされている。パーフォ
レーションセンサ31は、この撮影コマ10nに対応す
る先端パーフォレーション14aの後端側エッジ位置に
ある。磁気ヘッド40は、この撮影コマ10nに対応す
る磁気記録領域11nの先頭位置から巻き上げ方向に距
離Xだけ離れた位置にある。また、磁気記録領域11n
に書き込まれるべきデータは、既に設定または選択等さ
れRAM46に記録されている。
【0031】ステップS1では、マイクロコンピュータ
22は、撮影者によりレリーズスイッチが押されたか否
かを検知し、レリーズスイッチが押されたと判定した場
合にはステップS2に進む。ステップS2では、マイク
ロコンピュータ22は、シャッタ(図示せず)を所定時
間だけ開いて、アパーチャ30の位置にセットされてい
る撮影コマ10nを露光する。
【0032】続いてステップS3では、マイクロコンピ
ュータ22は、距離Xの値をデータROM42から読み
出し、距離Xの値に基づいて磁気書込開始位置を求め
る。また、ステップS4では、マイクロコンピュータ2
2は、パルスカウンタ36のカウント値Fを0にリセッ
トする。その後、ステップS5では、マイクロコンピュ
ータ22は、駆動伝達機構24を巻き上げ用に切り替
え、給送モータドライバ23に指示して給送モータ20
を正回転させ、フィルム10の1撮影コマ分の巻き上げ
給送を開始する。
【0033】ステップS6では、パルスカウンタ36
は、フィルム10の給送に伴いロータリエンコーダ35
から出力されたエンコードパルスが入力するのを待つ。
エンコードパルスが入力するとステップS7に進んで、
パルスカウンタ36は、カウント値Fを1増してエンコ
ードパルスを計数し、そのカウント値Fをマイクロコン
ピュータ22に送る。
【0034】ステップS8では、マイクロコンピュータ
22は、パルスカウンタ36から送られてきたカウント
値Fに基づいてフィルム10の給送量を求め、このフィ
ルム給送量が上記磁気書込開始位置に達したか否かを判
断する。フィルム給送量が未だ磁気書込開始位置に達し
ていないと判断された場合には、ステップS6に戻り、
更にパルスカウンタ36はエンコードパルスを計数す
る。一方、フィルム給送量が磁気書込開始位置に達した
と判断された場合には、ステップS9に進む。
【0035】ステップS9では、マイクロコンピュータ
22は、給送中のフィルム10の磁気記録領域11nに
所定のデータの書き込みを開始する旨を磁気ヘッドドラ
イブ41に対して指示する。これにより、磁気ヘッド4
0は、磁気記録領域11nの先頭位置から所定のデータ
の書込を開始する。これ以降、磁気ヘッド40は、磁気
ヘッドドライバ41により駆動され、フィルム10の磁
気記録領域11nに一定の磁気書込レートNでデータを
記録する。
【0036】ステップS10では、マイクロコンピュー
タ22は、パーフォレーションセンサ31から出力され
た光電信号を入力したPF信号発生回路32から出力さ
れたPF信号に基づいて、次の撮影コマに対応する先端
パーフォレーション14aの後端側エッジ位置をパーフ
ォレーションセンサ31が検出したか否かを判断する。
そして、次の撮影コマに対応する先端パーフォレーショ
ン14aの後端側エッジ位置をパーフォレーションセン
サ31が検出したとマイクロコンピュータ22が判断し
た場合には、ステップS11に進む。なお、磁気記録領
域11nへのデータの書込は、この時点までには終了し
ている。
【0037】ステップS11では、マイクロコンピュー
タ22は、給送モータドライバ23に指示して給送モー
タ20の回転を停止する。また、コマ数カウンタ33
は、カウント値Cを1増して、現時点においてアパーチ
ャ30の枠内にあるフィルム10の撮影コマが何コマ目
であるかを示す情報としてカウント値Cをマイクロコン
ピュータ22に送る。マイクロコンピュータ22は、バ
ーコードセンサ43によりデータディスク16から読み
取られRAM46に記憶されている撮影可能コマ数とこ
のカウント値Cとを大小比較する。そして、カウント値
Cが撮影可能コマ数より大きい場合には、マイクロコン
ピュータ22は、フィルム10の全ての撮影コマが露光
されたと認識し、その旨を表示し、また、給送モータド
ライバ23に対して巻き戻し給送を指示してもよい。一
方、カウント値Cが撮影可能コマ数以下である場合に
は、マイクロコンピュータ22は、フィルム10に未露
光の撮影コマが残っていると認識し、次の撮影が可能な
状態となる。
【0038】以上のように本実施形態に係るカメラで
は、その磁気ヘッド40の位置と磁気記録領域11の先
頭位置との間の距離Xに基づいて磁気書込開始位置を求
め、ロータリエンコーダ35およびパルスカウンタ36
により検出されたフィルム給送量が磁気書込開始位置に
応じたフィルム給送量に達すると磁気記録領域11に所
定のデータの書き込みを開始する。このようにすること
により、所定の撮影コマを露光する為にフィルムが停止
している状態において、磁気ヘッド40は、その撮影コ
マ10nに対応する磁気記録領域11nの先頭位置に配
置される必要はなく、その先頭位置から巻き上げ方向の
任意の位置に配置され得る。したがって、磁気ヘッド4
0を含むカメラ内部の各部品の配置の自由度が増加し、
カメラの小型化が可能となる。また、磁気記録領域に書
き込むべきデータの量に依り磁気書込レートNが異なる
場合であっても、上記のようにすることにより、常に磁
気記録領域の先頭位置から所定のデータを書き込むこと
ができる。
【0039】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、アパーチャ
30の枠内に撮影コマがセットされた旨を検知するため
に、上記実施形態では、パーフォレーションセンサ31
は先端パーフォレーション14aの後端側エッジ位置を
検出する位置に配されたが、これに限られるものではな
い。パーフォレーションセンサ31は、先端パーフォレ
ーション14aの先端側エッジ位置を検出する位置に配
されてもよいし、後端パーフォレーション14bの先端
側エッジ位置または後端側エッジ位置を検出する位置に
配されてもよい。
【0040】また、本発明は、プレワインド方式のカメ
ラにも好適に適用され得る。この場合には、フィルムは
1つの撮影コマが露光された後にカートリッジ本体内の
スプール軸に巻き取られるように給送される。したがっ
て、所定の撮影コマを露光する為にフィルムが停止して
いる状態において、磁気ヘッドは、その撮影コマに対応
する磁気記録領域のカートリッジ本体12側の先頭位置
から更にカートリッジ本体12の側に所定の距離だけ隔
てて配置される。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、フィルムの1撮影コマが露光された後、フィル
ム給送手段によりフィルムが給送されるとともに、フィ
ルム給送量検出手段によりフィルムの給送量が検出され
る。そして、磁気ヘッドの位置に基づいて演算手段によ
り求められた磁気書込開始位置に応じたフィルム給送量
に達すると、書込指示手段により指示された磁気データ
書込手段により、磁気記録領域への所定のデータの書き
込みが開始される。それ故、フィルムの1撮影コマの露
光の時点において磁気ヘッドが磁気記録領域の磁気書込
開始位置になくても、常に磁気書込開始位置から所定の
データが書き込まれる。
【0042】したがって、所定の撮影コマを露光する為
にフィルムが停止している状態において、磁気ヘッド
は、磁気記録領域の先頭位置に配置される必要はなく、
その先頭位置から巻き上げ方向の任意の位置に配置され
得るので、磁気ヘッドを含むカメラ内部の各部品の配置
の自由度が増加し、カメラの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るカメラに用いられるフィルム
およびそのカートリッジの説明図である。
【図2】本実施形態に係るカメラのブロック図である。
【図3】本実施形態に係るカメラの給送モータに取り付
けられたロータリエンコーダを示す斜視図である。
【図4】本実施形態に係るカメラの磁気ヘッドの配置位
置を説明する図である。
【図5】本実施形態に係るカメラの動作を説明するフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
10…フィルム、11…磁気記録領域、12…カートリ
ッジ本体、13…スプール軸、14a…先端パーフォレ
ーション、14b…後端パーフォレーション、16…デ
ータディスク、20…給送モータ、21…巻取スプー
ル、22…マイクロコンピュータ、23…給送モータド
ライバ、24…駆動伝達機構、25,26,27…ギ
ア、30…アパーチャ、31…パーフォレーションセン
サ、32…PF信号発生回路、33…コマ数カウンタ、
35…ロータリエンコーダ、36…パルスカウンタ、4
0…磁気ヘッド、41…磁気ヘッドドライバ、42…デ
ータROM、43…バーコードセンサ、45…プログラ
ムROM、46…RAM。
フロントページの続き (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録領域を有するフィルムを用いて
    撮影を行うカメラであって、 装填されている前記フィルムを給送するフィルム給送手
    段と、 前記フィルムの1撮影コマが露光された後における前記
    フィルム給送手段による前記フィルムの給送量を検出す
    るフィルム給送量検出手段と、 前記フィルム給送手段による前記フィルムの給送の際に
    磁気ヘッドを用いて前記磁気記録領域に所定のデータを
    書き込む磁気データ書込手段と、 前記磁気ヘッドの位置に基づいて磁気書込開始位置を求
    める演算手段と、 前記フィルム給送量検出手段により検出された前記フィ
    ルムの給送量が前記磁気書込開始位置に応じたフィルム
    給送量に達した旨を認識すると、前記磁気記録領域に前
    記所定のデータの書き込みを開始する旨を前記磁気デー
    タ書込手段に対して指示する書込指示手段と、 を備えることを特徴とするカメラ。
JP9338803A 1997-12-09 1997-12-09 カメラ Pending JPH11174569A (ja)

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