JPH05181189A - カメラ - Google Patents
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- JPH05181189A JPH05181189A JP100192A JP100192A JPH05181189A JP H05181189 A JPH05181189 A JP H05181189A JP 100192 A JP100192 A JP 100192A JP 100192 A JP100192 A JP 100192A JP H05181189 A JPH05181189 A JP H05181189A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- photographing
- photographic film
- camera
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フイルム給送速度が一定でない場合や電源電
池の消耗等により撮影情報コードの記録濃度が低い場合
にも、プリンタ側で撮影情報を正しく認識できる。 【構成】 フイルム給送路の端にLED発光部19が配
置してある。写真フイルム2の初期給送が開始され、第
1コマ目がアパーチュア17にセットされるまでの間
に、規則的な一定パターンの基準コードが写真フイルム
2の縁に書き込まれる。第1コマ目の撮影領域27が露
光された後、第2コマ目をアパーチュア17にセットす
るためにフイルム給送が行われる間に、第1コマの撮影
画像に対応した撮影情報コードがLED発光部19によ
って書き込まれる。
池の消耗等により撮影情報コードの記録濃度が低い場合
にも、プリンタ側で撮影情報を正しく認識できる。 【構成】 フイルム給送路の端にLED発光部19が配
置してある。写真フイルム2の初期給送が開始され、第
1コマ目がアパーチュア17にセットされるまでの間
に、規則的な一定パターンの基準コードが写真フイルム
2の縁に書き込まれる。第1コマ目の撮影領域27が露
光された後、第2コマ目をアパーチュア17にセットす
るためにフイルム給送が行われる間に、第1コマの撮影
画像に対応した撮影情報コードがLED発光部19によ
って書き込まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムに撮影情
報を記録するカメラに関するものである。
報を記録するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、露出制御や焦点調節の自動化によ
りカメラの性能が向上し、誰でも写真撮影を適正に行う
ことができるようになった。特に、撮影シーンに応じた
撮影条件を入力したICカードを用いて、手軽に逆光撮
影等の高度な撮影テクニックを楽しむ高級カメラも知ら
れている(特開平2−63029号) 。また、写真フイ
ルムの性能向上,現像処理やプリントの性能向上等によ
り、プリント写真の仕上り品質も大幅に向上した。
りカメラの性能が向上し、誰でも写真撮影を適正に行う
ことができるようになった。特に、撮影シーンに応じた
撮影条件を入力したICカードを用いて、手軽に逆光撮
影等の高度な撮影テクニックを楽しむ高級カメラも知ら
れている(特開平2−63029号) 。また、写真フイ
ルムの性能向上,現像処理やプリントの性能向上等によ
り、プリント写真の仕上り品質も大幅に向上した。
【0003】しかし、従来の写真プリントでは、撮影状
況や撮影者の意図と関係なく、写真フイルムに記録され
た画像の状態から画一的にプリントを行っているため、
上記高級カメラの高機能が十分に生かされず低級カメラ
とのプリント仕上り上の差が極めて小さくなっている。
したがって、撮影者にとって不満なプリント写真に仕上
がってしまうことがある。
況や撮影者の意図と関係なく、写真フイルムに記録され
た画像の状態から画一的にプリントを行っているため、
上記高級カメラの高機能が十分に生かされず低級カメラ
とのプリント仕上り上の差が極めて小さくなっている。
したがって、撮影者にとって不満なプリント写真に仕上
がってしまうことがある。
【0004】そこで、撮影者の意図に合ったプリント写
真を作製するために、写真撮影時に各種の情報、例えば
撮影の日付や時刻,シャッタ速度,絞り値等のデータを
写真フイルムに記録するようにしたカメラが知られてい
る(例えば、特開昭51−117632号,同59−2
14023号,実開昭63−188644号,特開昭6
4−6933号,同63−201645号,同49−7
4019号,同55−101932号,同54−211
5号等)。
真を作製するために、写真撮影時に各種の情報、例えば
撮影の日付や時刻,シャッタ速度,絞り値等のデータを
写真フイルムに記録するようにしたカメラが知られてい
る(例えば、特開昭51−117632号,同59−2
14023号,実開昭63−188644号,特開昭6
4−6933号,同63−201645号,同49−7
4019号,同55−101932号,同54−211
5号等)。
【0005】また、撮影照明光の種類の情報を写真フイ
ルムに記録するカメラも知られている(例えば、特開昭
51−117632号,同52−1333号,同52−
30429号等)。更に、撮影のときにトリミング情報
を記録するカメラも知られている(例えば特開昭63−
298233号、同64−21432号等)。更にま
た、被写体の種類等を表す文字を写し込むカメラも知ら
れている(例えば特開昭50−30517号,同55−
101932号,同54−2115号等)。
ルムに記録するカメラも知られている(例えば、特開昭
51−117632号,同52−1333号,同52−
30429号等)。更に、撮影のときにトリミング情報
を記録するカメラも知られている(例えば特開昭63−
298233号、同64−21432号等)。更にま
た、被写体の種類等を表す文字を写し込むカメラも知ら
れている(例えば特開昭50−30517号,同55−
101932号,同54−2115号等)。
【0006】しかしながら、上記撮影情報はそれぞれ異
なる手段でフイルム等に記録するようになっており、こ
のため多種類の撮影情報を記録することが困難であっ
た。これを改善したものとして、上記のような各種撮影
情報をコード化してフイルム面上の磁気記録帯に記録す
る写真フイルムが提案されている(WO90/0425
(PCT/US89/04366))。
なる手段でフイルム等に記録するようになっており、こ
のため多種類の撮影情報を記録することが困難であっ
た。これを改善したものとして、上記のような各種撮影
情報をコード化してフイルム面上の磁気記録帯に記録す
る写真フイルムが提案されている(WO90/0425
(PCT/US89/04366))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気記録さ
れたデータ或いは感光乳剤面に焼き込まれたデータを読
み込む時に正確に読むためには、コードの1ビットを表
す領域の間隔が全て均等でなければならない。したがっ
て、カメラにおいて、フイルムを給送しながらデジタル
コードを焼き込む場合は、常にフイルム位置を認識する
必要が生じる。ところが、通常のカメラでは、フイルム
の給送速度は給送期間を通して一定でなく、また速度変
化の仕方も様々な条件によって変化する。しかも、カメ
ラの個体差も大きいので、給送を開始してからの時間を
参考にしてフイルム位置を認識するのは、一般に困難で
ある。また、フイルムの位置を検出するセンサー(エン
コーダー)を使う方法もあるが、この場合は機械的誤差
の少ない精度の高いものを、カメラに搭載する必要があ
り、コスト及びスペースを考慮すると、実現不可能であ
る。
れたデータ或いは感光乳剤面に焼き込まれたデータを読
み込む時に正確に読むためには、コードの1ビットを表
す領域の間隔が全て均等でなければならない。したがっ
て、カメラにおいて、フイルムを給送しながらデジタル
コードを焼き込む場合は、常にフイルム位置を認識する
必要が生じる。ところが、通常のカメラでは、フイルム
の給送速度は給送期間を通して一定でなく、また速度変
化の仕方も様々な条件によって変化する。しかも、カメ
ラの個体差も大きいので、給送を開始してからの時間を
参考にしてフイルム位置を認識するのは、一般に困難で
ある。また、フイルムの位置を検出するセンサー(エン
コーダー)を使う方法もあるが、この場合は機械的誤差
の少ない精度の高いものを、カメラに搭載する必要があ
り、コスト及びスペースを考慮すると、実現不可能であ
る。
【0008】また、特に感光乳剤面に撮影情報を焼き込
む方式でカメラの電源電池が消耗している場合には、撮
影情報の記録濃度が低くなる。この記録濃度がプリンタ
側での判別基準濃度に達しない場合には、プリンタが撮
影情報を正確に認識できないという不都合が生じる。
む方式でカメラの電源電池が消耗している場合には、撮
影情報の記録濃度が低くなる。この記録濃度がプリンタ
側での判別基準濃度に達しない場合には、プリンタが撮
影情報を正確に認識できないという不都合が生じる。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、フイルムの給送速度が一定でない場合や電源電
池の消耗等により撮影情報の記録濃度が低い場合にも、
プリンタ側で撮影情報のデータを正しく認識できるよう
にしたカメラを提供することを目的とする。
であり、フイルムの給送速度が一定でない場合や電源電
池の消耗等により撮影情報の記録濃度が低い場合にも、
プリンタ側で撮影情報のデータを正しく認識できるよう
にしたカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、撮影情報を読み取る際の判断基
準となる一定パターンの基準コードを、各撮影コマに対
応した撮影情報を写真フイルムに書き込む記録手段によ
って写真フイルムの先端側もしくは後端側に書き込むよ
うにしたものである。
に、本発明のカメラは、撮影情報を読み取る際の判断基
準となる一定パターンの基準コードを、各撮影コマに対
応した撮影情報を写真フイルムに書き込む記録手段によ
って写真フイルムの先端側もしくは後端側に書き込むよ
うにしたものである。
【0011】
【実施例】本発明の実施例であるカメラ1を示す図1に
おいて、カメラ1は、パトローネ本体内に収納された写
真フイルム2の先端部2aをスプール回転によりフイル
ム出入口から送り出す方式の写真フイルムパトローネ
(以下パトローネと略記する)10を使用するもので、
このパトローネ10を装填するパトローネ装填室内には
パトローネ10のスプールに係合してこれを駆動するフ
ォーク11が設けられ、このフォーク11は給送伝達装
置12を介したモータ13により駆動される。このモー
タ13はフイルム巻取り軸14の内部に設けられてお
り、給送伝達装置12を介してフイルム巻取り軸14も
駆動する。また、前記モータ11はモータドライバ15
を介してカメラ1全体の制御を行うマイクロコンピュー
タ16に接続されている。
おいて、カメラ1は、パトローネ本体内に収納された写
真フイルム2の先端部2aをスプール回転によりフイル
ム出入口から送り出す方式の写真フイルムパトローネ
(以下パトローネと略記する)10を使用するもので、
このパトローネ10を装填するパトローネ装填室内には
パトローネ10のスプールに係合してこれを駆動するフ
ォーク11が設けられ、このフォーク11は給送伝達装
置12を介したモータ13により駆動される。このモー
タ13はフイルム巻取り軸14の内部に設けられてお
り、給送伝達装置12を介してフイルム巻取り軸14も
駆動する。また、前記モータ11はモータドライバ15
を介してカメラ1全体の制御を行うマイクロコンピュー
タ16に接続されている。
【0012】フォーク11とフイルム巻取り軸14との
間には、写真フイルム2に露光を与えるアパーチュア1
7が設けられており、その近傍にはホトセンサ18とL
ED発光部19が配置されている。ホトセンサ18は、
写真フイルム2のパーフォレーション2bを検出し、こ
の検出信号を信号処理回路20を介してマイクロコンピ
ュータ16に送出する。
間には、写真フイルム2に露光を与えるアパーチュア1
7が設けられており、その近傍にはホトセンサ18とL
ED発光部19が配置されている。ホトセンサ18は、
写真フイルム2のパーフォレーション2bを検出し、こ
の検出信号を信号処理回路20を介してマイクロコンピ
ュータ16に送出する。
【0013】LED発光部19は、写真フイルム2の縁
部が通過するフイルム給送路の端部に設置されており、
撮影画像の各々に対応した撮影情報,例えば擬似ズーム
情報を書き込むとともに、プリンタ側で撮影情報を読み
取る際の基準となる基準コードを書き込むもので、LE
D駆動部21を介してマイクロコンピュータ16により
制御される。なお、符号22は基準コードが書き込まれ
る領域,符号23は擬似ズーム情報が書き込まれる領域
をそれぞれ示している。
部が通過するフイルム給送路の端部に設置されており、
撮影画像の各々に対応した撮影情報,例えば擬似ズーム
情報を書き込むとともに、プリンタ側で撮影情報を読み
取る際の基準となる基準コードを書き込むもので、LE
D駆動部21を介してマイクロコンピュータ16により
制御される。なお、符号22は基準コードが書き込まれ
る領域,符号23は擬似ズーム情報が書き込まれる領域
をそれぞれ示している。
【0014】現像処理後の写真フイルム2を示す図2に
おいて、基準コード24は、例えば13ビットのバイナ
リデータ「1010101010101」に基づいてL
ED発光部19を発光させることにより書き込まれるも
ので、「1」ではLED発光部19を発光させて「0」
では発光させないとすることにより、同図のような規則
的な一定パターンとなる。また、基準コード24は、初
期給送が開始されてから写真フイルム2の第1コマ目が
アパーチュア17にセットされるまでの間に書き込まれ
る。
おいて、基準コード24は、例えば13ビットのバイナ
リデータ「1010101010101」に基づいてL
ED発光部19を発光させることにより書き込まれるも
ので、「1」ではLED発光部19を発光させて「0」
では発光させないとすることにより、同図のような規則
的な一定パターンとなる。また、基準コード24は、初
期給送が開始されてから写真フイルム2の第1コマ目が
アパーチュア17にセットされるまでの間に書き込まれ
る。
【0015】同図の基準コード24はフイルム給送速度
が一定であるとともに電源電池25(図1参照)の電気
容量が十分にある理想状態における例を示しており、L
ED発光部19の発光により黒化した黒ドット24aの
幅及び黒ドット24a同士の間隔が一定となっていると
ともに、黒ドット24aの濃度も十分に高いものとなっ
ている。しかし、一般にフイルム給送速度は例えば半ば
と終盤で異なるから、黒ドット24aの幅及び黒ドット
24a同士の間隔は変化する。また、電源電池25が消
耗した状態であれば、LED発光部19の発光光量が減
少し、黒ドット24aの濃度が低くなる。プリンタ側で
は先ず基準コード24を読み込み、黒ドット24a同士
の間隔の変化量及び黒ドット24aの濃度を測定するこ
とにより、擬似ズーム情報を表す撮影情報コード26を
読み込む際の読込タイミングと、黒化した部分がデータ
「1」によって黒化したものであるか否かを判別する基
準濃度レベルとをセットすることができる。なお、符号
27は画像が露光される撮影領域である。
が一定であるとともに電源電池25(図1参照)の電気
容量が十分にある理想状態における例を示しており、L
ED発光部19の発光により黒化した黒ドット24aの
幅及び黒ドット24a同士の間隔が一定となっていると
ともに、黒ドット24aの濃度も十分に高いものとなっ
ている。しかし、一般にフイルム給送速度は例えば半ば
と終盤で異なるから、黒ドット24aの幅及び黒ドット
24a同士の間隔は変化する。また、電源電池25が消
耗した状態であれば、LED発光部19の発光光量が減
少し、黒ドット24aの濃度が低くなる。プリンタ側で
は先ず基準コード24を読み込み、黒ドット24a同士
の間隔の変化量及び黒ドット24aの濃度を測定するこ
とにより、擬似ズーム情報を表す撮影情報コード26を
読み込む際の読込タイミングと、黒化した部分がデータ
「1」によって黒化したものであるか否かを判別する基
準濃度レベルとをセットすることができる。なお、符号
27は画像が露光される撮影領域である。
【0016】図1に示すように、カメラ1の上部にはシ
ャッタボタン31の他に、撮影倍率を選択的に変更する
擬似ズーミングボタン32が設けられている。この擬似
ズーミングボタン31は、1度押すごとに撮影倍率が
「標準→1.4倍→2倍→標準」と切り替わるものであ
る。なお、この設定は1回撮影されるごとにキャンセル
され、標準撮影倍率に戻る。また、標準の撮影倍率とは
カメラ1の前面に設けられた撮影レンズの焦点距離,例
えば38ミリを1としたものであり、1.4倍は約53
ミリ,2倍は76ミリに相当する。また、符号33は各
撮影倍率に対応したファインダ視野(図示せず)を表示
するファインダである。符号34a,34bはオートフ
ォーカス用の測距窓である。また、この隣にはストロボ
発光部35が配置されている。また、前記電源電池25
はパトローネ装填室の隣には配置されている。
ャッタボタン31の他に、撮影倍率を選択的に変更する
擬似ズーミングボタン32が設けられている。この擬似
ズーミングボタン31は、1度押すごとに撮影倍率が
「標準→1.4倍→2倍→標準」と切り替わるものであ
る。なお、この設定は1回撮影されるごとにキャンセル
され、標準撮影倍率に戻る。また、標準の撮影倍率とは
カメラ1の前面に設けられた撮影レンズの焦点距離,例
えば38ミリを1としたものであり、1.4倍は約53
ミリ,2倍は76ミリに相当する。また、符号33は各
撮影倍率に対応したファインダ視野(図示せず)を表示
するファインダである。符号34a,34bはオートフ
ォーカス用の測距窓である。また、この隣にはストロボ
発光部35が配置されている。また、前記電源電池25
はパトローネ装填室の隣には配置されている。
【0017】前記シャッタボタン31及び擬似ズーミン
グボタン32はマイクロコンピュータ16に接続されて
おり、このマイクロコンピュータ16は、擬似ズーミン
グボタン32の押圧に基づいてLED発光部19を駆動
するとともに、ROM37に書き込まれたプログラムシ
ーケンスに従って写真フイルム2の給送制御等を行う。
グボタン32はマイクロコンピュータ16に接続されて
おり、このマイクロコンピュータ16は、擬似ズーミン
グボタン32の押圧に基づいてLED発光部19を駆動
するとともに、ROM37に書き込まれたプログラムシ
ーケンスに従って写真フイルム2の給送制御等を行う。
【0018】以上のように構成されたカメラ1にパトロ
ーネ10を装填して裏蓋を閉じると、マイクロコンピュ
ータ16はモータドライバ15を介してモータ13を駆
動させるとともに、給送伝達装置12に指令信号を送出
してフォーク11及びフイルム巻取り軸14を回転させ
る。これによって、写真フイルム2の先端部2aがパト
ローネ10から排出され、給送路を通ってフイルム巻取
り軸14に向かって給送される。写真フイルム2の先端
部2aがフイルム巻取り軸14に到達して先端部2aに
形成されたパーフォレーション2cが爪14aに係合し
た後は、フイルム巻取り軸14が主導となって写真フイ
ルム2が給送され、フォーク11はフイルム給送に従動
されるようになる。この時、フイルム巻取り軸14にか
かる負荷が変化するから、これを検出したマイクロコン
ピュータ16はLED駆動部22を介してLED発光部
19を駆動し、写真フイルム2の縁部に基準コード24
を書き込む。最初のパーフォレーション2bがホトセン
サ18に検出されると、写真フイルム2の給送が停止さ
れ、1コマ目の撮影領域27がアパーチュア17にセッ
トされる。
ーネ10を装填して裏蓋を閉じると、マイクロコンピュ
ータ16はモータドライバ15を介してモータ13を駆
動させるとともに、給送伝達装置12に指令信号を送出
してフォーク11及びフイルム巻取り軸14を回転させ
る。これによって、写真フイルム2の先端部2aがパト
ローネ10から排出され、給送路を通ってフイルム巻取
り軸14に向かって給送される。写真フイルム2の先端
部2aがフイルム巻取り軸14に到達して先端部2aに
形成されたパーフォレーション2cが爪14aに係合し
た後は、フイルム巻取り軸14が主導となって写真フイ
ルム2が給送され、フォーク11はフイルム給送に従動
されるようになる。この時、フイルム巻取り軸14にか
かる負荷が変化するから、これを検出したマイクロコン
ピュータ16はLED駆動部22を介してLED発光部
19を駆動し、写真フイルム2の縁部に基準コード24
を書き込む。最初のパーフォレーション2bがホトセン
サ18に検出されると、写真フイルム2の給送が停止さ
れ、1コマ目の撮影領域27がアパーチュア17にセッ
トされる。
【0019】例えば1.4倍の擬似ズーム撮影を行うに
は、まず、擬似ズーミングボタン31を1回押す。これ
によって、マイクロコンピュータ16は、指令信号をL
ED駆動部21に出力するとともに、ファインダ33に
1.4倍の撮影倍率に対応したファインダ視野を表示す
る。このファインダ視野で被写体の構図を整えてシャッ
タボタン31を押圧すると、アパーチュア17にセット
された写真フイルム2のコマが露光され、その直後に写
真フイルム2の給送が開始される。
は、まず、擬似ズーミングボタン31を1回押す。これ
によって、マイクロコンピュータ16は、指令信号をL
ED駆動部21に出力するとともに、ファインダ33に
1.4倍の撮影倍率に対応したファインダ視野を表示す
る。このファインダ視野で被写体の構図を整えてシャッ
タボタン31を押圧すると、アパーチュア17にセット
された写真フイルム2のコマが露光され、その直後に写
真フイルム2の給送が開始される。
【0020】写真フイルム2の給送が開始されと、LE
D発光部19により1.4倍の擬似ズーム情報が領域2
3に書き込まれる。写真フイルム2の給送が進み、次の
パーフォレーション2bがホトセンサ18によって検出
されると、写真フイルム2の給送は停止されるととも
に、擬似ズーミングボタン32によって設定された撮影
倍率はキャンセルされて標準の撮影倍率に戻り、新しい
コマがアパーチュア17の位置にセットされて次の撮影
準備が完了する。
D発光部19により1.4倍の擬似ズーム情報が領域2
3に書き込まれる。写真フイルム2の給送が進み、次の
パーフォレーション2bがホトセンサ18によって検出
されると、写真フイルム2の給送は停止されるととも
に、擬似ズーミングボタン32によって設定された撮影
倍率はキャンセルされて標準の撮影倍率に戻り、新しい
コマがアパーチュア17の位置にセットされて次の撮影
準備が完了する。
【0021】撮影領域27が露光され写真フイルム2が
給送されるごとに、そのときの擬似ズーム情報に応じて
LED発光部19が点灯され、写真フイルム2の縁部に
擬似ズーム情報の潜像が記録される。最後の撮影画面3
8の撮影が終了すると、給送が開始された直後にパーフ
ォレーション2bが再び検出されるから、信号処理回路
20は今撮影した撮影画面38が最終コマであることを
認識し、これをマイクロコンピュータ16に送出する。
マイクロコンピュータ16は、この信号を受けて給送伝
達装置12及びモータドライバ15に指令信号を送出し
て写真フイルム2の巻戻しを開始する。写真フイルム2
はパトローネ10の内部に巻き戻され、ラボに提出され
る。写真フイルム2を現像処理すると、写真フイルム2
の縁部には図2に示したようなパターンの基準コード2
4及び撮影情報コード26が現れる。このような写真フ
イルム2を専用の読み取り機構を有するプリンタにかけ
ると、プリンタは基準コード24の記録間隔及び記録濃
度に基づいて適正な読込タイミングと基準濃度レベルを
設定する。そして、この設定に従って撮影情報コード2
6を読み込みながらそれぞれの擬似ズーム情報に応じた
伸ばし倍率でプリントを行う。
給送されるごとに、そのときの擬似ズーム情報に応じて
LED発光部19が点灯され、写真フイルム2の縁部に
擬似ズーム情報の潜像が記録される。最後の撮影画面3
8の撮影が終了すると、給送が開始された直後にパーフ
ォレーション2bが再び検出されるから、信号処理回路
20は今撮影した撮影画面38が最終コマであることを
認識し、これをマイクロコンピュータ16に送出する。
マイクロコンピュータ16は、この信号を受けて給送伝
達装置12及びモータドライバ15に指令信号を送出し
て写真フイルム2の巻戻しを開始する。写真フイルム2
はパトローネ10の内部に巻き戻され、ラボに提出され
る。写真フイルム2を現像処理すると、写真フイルム2
の縁部には図2に示したようなパターンの基準コード2
4及び撮影情報コード26が現れる。このような写真フ
イルム2を専用の読み取り機構を有するプリンタにかけ
ると、プリンタは基準コード24の記録間隔及び記録濃
度に基づいて適正な読込タイミングと基準濃度レベルを
設定する。そして、この設定に従って撮影情報コード2
6を読み込みながらそれぞれの擬似ズーム情報に応じた
伸ばし倍率でプリントを行う。
【0022】以上説明した実施例では、撮影情報として
擬似ズーム情報を採用したが、この他に、例えば被写体
輝度情報や被写体距離情報,ストロボ発光情報や撮影月
日及び時間情報,撮影地域情報等でもよい。また、基準
コードのパターンは、規則的な一定パターンであれば、
前記実施例のものに限らず、例えば「11001100
110011」のようなものでもよい。また、基準コー
ドの記録位置を写真フイルムの先端側にしたが、スプー
ルに固定した後端側にしてもよい。また、本発明は、パ
トローネを装填した直後に全ての写真フイルムを巻き取
ってスプール側から撮影を開始するプレワイディング方
式のカメラにも適用できる。また、基準コード及び撮影
情報の書込みを光学的に行ったが、例えば磁気記録層を
写真フイルム側に設け、磁気ヘッドで磁気記録するカメ
ラにも適用できる。
擬似ズーム情報を採用したが、この他に、例えば被写体
輝度情報や被写体距離情報,ストロボ発光情報や撮影月
日及び時間情報,撮影地域情報等でもよい。また、基準
コードのパターンは、規則的な一定パターンであれば、
前記実施例のものに限らず、例えば「11001100
110011」のようなものでもよい。また、基準コー
ドの記録位置を写真フイルムの先端側にしたが、スプー
ルに固定した後端側にしてもよい。また、本発明は、パ
トローネを装填した直後に全ての写真フイルムを巻き取
ってスプール側から撮影を開始するプレワイディング方
式のカメラにも適用できる。また、基準コード及び撮影
情報の書込みを光学的に行ったが、例えば磁気記録層を
写真フイルム側に設け、磁気ヘッドで磁気記録するカメ
ラにも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定パターンの基準コードを写真フイルムの先端側もし
くは後端側に書き込むようにしたので、フイルム送り速
度が一定でない場合や電源電池の消耗等により撮影情報
の記録濃度が低い場合にも、プリンタ側で撮影情報のデ
ータを正しく認識できる。
一定パターンの基準コードを写真フイルムの先端側もし
くは後端側に書き込むようにしたので、フイルム送り速
度が一定でない場合や電源電池の消耗等により撮影情報
の記録濃度が低い場合にも、プリンタ側で撮影情報のデ
ータを正しく認識できる。
【図1】本発明のカメラの内部構造及び写真フイルムの
初期給送時の様子を示す概略図である。
初期給送時の様子を示す概略図である。
【図2】図1に示したカメラによって基準コード及び撮
影情報コードが記録された写真フイルムの現像処理後の
状態を示す平面図である。
影情報コードが記録された写真フイルムの現像処理後の
状態を示す平面図である。
1 カメラ 2 写真フイルム 16 マイクロコンピュータ 19 LED発光部(記録手段) 24 基準コード 26 撮影情報コード
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影画像の各々に対応した撮影情報を写
真フイルムに記録する記録手段を備えたカメラおいて、
前記撮影情報を読み取る際の判断基準となる一定パター
ンの基準コードを、前記記録手段によって写真フイルム
の先端側もしくは後端側に書き込むことを特徴とするカ
メラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP100192A JPH05181189A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP100192A JPH05181189A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05181189A true JPH05181189A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11489349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP100192A Pending JPH05181189A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05181189A (ja) |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP100192A patent/JPH05181189A/ja active Pending
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