JPH11173188A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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- JPH11173188A JPH11173188A JP34019097A JP34019097A JPH11173188A JP H11173188 A JPH11173188 A JP H11173188A JP 34019097 A JP34019097 A JP 34019097A JP 34019097 A JP34019097 A JP 34019097A JP H11173188 A JPH11173188 A JP H11173188A
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Abstract
する。 【解決手段】ECU30は、エンジン10が初爆から完
爆に至るまでの過程において、エンジン水温に応じて始
動時燃料量を算出すると共に、エンジン回転数が低いほ
ど、始動時燃料量を増量側に補正する。また、かかる燃
料量補正に際し、当該補正量(回転補正係数)をその時
々のエンジン回転数の上昇度合に応じて増減させる。具
体的には、水温に応じて回転補正係数を増減させる。こ
れにより、エンジン始動時の回転数上昇度合が変動する
場合、例えば極低温でのエンジン始動時においてエンジ
ンフリクションが大きくなるような場合であっても、そ
のフリクションに応じた要求燃料量が噴射供給でき、常
に所望の出力トルクが得られる。
Description
射制御装置に係り、特に機関始動当初から完爆までの期
間において燃料噴射量を好適に制御するための燃料噴射
制御装置に関するものである。
タによる燃料噴射量を機関温度(冷却水の温度)に応じ
て設定する技術が従来より知られている。これは、例え
ば機関の低温始動時に燃料噴射量を増量側に補正するも
のであって、こうした燃料の増量補正は、主に燃料の壁
面付着や気化作用の不足を補うために実施される。
その時々の機関回転数に応じた要求燃料量を当該機関に
噴射供給すべく、機関回転数に応じて燃料噴射量を補正
する技術も知られている。
既存技術では、以下に示す問題を招来する。つまり、機
関の始動時には、機関温度に対応するエンジンフリクシ
ョン(ピストン摺動部の摩擦など)の影響から、初爆後
の機関回転数が一義的に上昇しないという事実がある。
例えば低温始動時にはフリクションが大きく、初爆後の
回転数上昇が比較的遅いのに対し、高温再始動時にはフ
リクションが小さく、初爆後の回転数上昇が比較的早い
ものとなる。因みに、上記フリクションは、エンジンオ
イルの動粘度などの要因にほぼ比例するものと考えられ
る。
ンが相違すると、機関回転数の上昇度合が異なり、完爆
トルクを得るための実際の要求燃料量も変わってくる。
従って、燃料噴射量の回転数補正に際し、エンジンフリ
クションを考慮せずに一義的な補正を行う既存の技術で
は、精度の良い燃料噴射制御を実施することができなか
った。また、回転数補正に際し、どの回転域でも機関温
度に比例した燃料噴射量を設定するため、実際の回転変
動に追従した燃料噴射制御を実施することができなかっ
た。
のであって、その目的とするところは、機関始動時にお
ける燃料噴射量を精度良く制御することができる内燃機
関の燃料噴射制御装置を提供することである。
に、請求項1に記載の発明は、機関回転数を検出する回
転数検出手段と、前記内燃機関が初爆から完爆に至るま
での過程において、始動時燃料量を算出する始動時燃料
量算出手段と、同じく前記内燃機関が初爆から完爆に至
るまでの過程において、機関回転数が低いほど、前記算
出した始動時燃料量を増量側に補正する第1の補正手段
と、前記第1の補正手段による燃料量補正に際し、当該
補正量をその時々の機関回転数の上昇度合に応じて増減
させる第2の補正手段とを備えることを特徴とする。
までの期間では、一般に機関温度や機関回転数に応じて
始動時燃料量の演算や補正が実施される。かかる場合、
エンジンフリクションが相違すると、初爆直後における
機関回転数の上昇度合が異なり、完爆に必要な所望の出
力トルク(完爆トルク)を得るための要求燃料量も変わ
ってくる。そこで本発明では、初爆から完爆に至るまで
の過程において、機関回転数が低いほど始動時燃料量を
増量側に補正すると共に、当該燃料量をその時々の機関
回転数の上昇度合に応じて増減させることとした。これ
により、例えば極低温での機関始動時にエンジンフリク
ションが大きくなるような場合であっても、そのフリク
ションに応じた要求燃料量が噴射供給でき、常に所望の
出力トルクが得られる。つまり、燃料噴射量の回転数補
正に際し、単に機関温度(エンジン水温)に比例する燃
料噴射量を設定していた従来既存の装置とは異なり、本
来必要な出力トルクが常に得られる。その結果、機関始
動時における燃料噴射量を精度良く制御することができ
る。
スタータモータなどによる初期回転の付与後に気筒内で
の燃焼が開始される状態を意味し、「完爆」とは、内燃
機関が自力で回転を維持できるようになる状態を意味す
る。
正手段は、前記内燃機関の完爆間近になるほど回転数上
昇度合の違いによる補正量の増減幅の差を小さくする。
つまり、内燃機関が完爆(完爆回転数)に至る直前にお
いては、当該機関が自力で回転を維持できる状態に近い
ため、回転数上昇度合の違いに応じた補正(前記第2の
補正手段による補正)がさほど必要でなくなる。従っ
て、完爆間近においては、始動当初のエンジンフリクシ
ョンの程度に関係なく、始動時燃料量の補正量の差を小
さくする。
2の補正手段は、前記内燃機関の初爆からの時間の経過
に伴い回転数上昇度合の違いによる補正量の増減幅の差
を徐々に大きくし、その後、完爆間近になるほど回転数
上昇度合の違いによる補正量の増減幅の差を徐々に小さ
くする。本構成によれば、回転数上昇度合がその都度異
なる機関始動時において、完爆状態に至るまでの燃料量
制御が適正に実施できる。
正手段は、機関温度が低いほど、前記回転数の上昇度合
が小さいとして前記第1の補正手段による補正量を大き
くする。つまり、機関温度(例えばエンジン水温)が低
くフリクションの影響が大きいと、機関回転数の上昇度
合が小さく、完爆状態に至るまでの要求燃料量も多くな
る。従って、機関温度に応じて始動時燃料量を増減させ
るようにすれば、実質上、回転数上昇度合の違いに応じ
た燃料噴射量の制御が実施でき、フリクションに応じた
出力トルクを内燃機関から取り出すことができる。
に具体化しても所望の目的が達せられる。すなわち、・
請求項5に記載の発明では、前記第1の補正手段は、機
関回転数に代えて機関始動時からの燃焼サイクル数を用
い、当該サイクル数が少ないほど、前記算出した始動時
燃料量を増量側に補正する。・請求項6に記載の発明で
は、前記第1の補正手段は、機関回転数に代えて吸気バ
ルブの開弁時間を用い、当該バルブの開弁時間が長いほ
ど、前記算出した始動時燃料量を増量側に補正する。
機関が初爆から完爆に至るまでの過程において、機関温
度に応じて始動時燃料量を算出する始動時燃料量算出手
段と、前記算出した始動時燃料量を機関回転数に応じて
補正し且つ、前記内燃機関が初爆から完爆に至るまでの
過程においてその都度、始動時燃料量の補正量を機関回
転数の上昇度合に応じて増減させる燃料量補正手段とを
備えることを特徴とする。
と同様に、例えば極低温での機関始動時においてエンジ
ンフリクションが大きくなるような場合であっても、そ
のフリクションに応じた要求燃料量が噴射供給でき、常
に所望の出力トルクが得られる。その結果、機関始動時
における燃料噴射量を精度良く制御することができる。
が完爆に至ったか否かを判定する完爆判定手段と、前記
完爆判定手段による完爆判定値を機関温度に応じて設定
する完爆判定値設定手段とを更に備える。つまり、内燃
機関が自力で回転を維持できる回転数は実際上、機関温
度によって異なる。具体的には、機関温度が低いほど完
爆の回転数は高くなる。こうした実状下において上記構
成によれば、実際に完爆に至るまでの期間で適正な燃料
噴射量制御が継続できる。
施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態におけ
る燃料噴射制御装置は、周知のマイクロコンピュータを
主体とする電子制御装置(以下、ECUという)により
機関への燃料噴射量を制御するシステムにあって、特に
機関始動時の燃料噴射量を適正に制御する装置に関す
る。はじめに、同図1を参照して、本実施の形態の装
置、並びに同装置が適用される内燃機関の構成について
説明する。
4)の4つの気筒を有する4気筒火花点火式内燃機関か
らなり、その燃焼順序は#1→#3→#4→#2となっ
ている。気筒には各々にインジェクタ1が図示の如く配
設されている。図示しない燃料供給系から圧送される燃
料は、デリバリパイプ2を通じて各気筒のインジェクタ
1に分配供給される。該インジェクタ1がECU30に
より指令される燃料噴射量に対応した時間だけ開弁駆動
されることにより、それら各対応する気筒に燃料が噴射
供給される。
れた燃料は、エンジン10の吸気管11に設けられてい
るエアクリーナ12、スロットルバルブ14及びサージ
タンク15を介して吸入される空気と混合される。そし
てこの混合気は、吸気バルブ16を介してシリンダ17
内の燃焼室18に導入される。
車両の図示しないアクセルペダルに連動して、上記吸気
管11に吸入され噴射燃料と混合される空気の量を調節
するバルブである。また、サージタンク15は、このス
ロットルバルブ14を介して吸入される空気の脈動を抑
えるために配設されている。
れた混合気は、その中で圧縮され、点火プラグ19から
点火火花が発せられることにより点火して爆発する。エ
ンジン10は、この爆発によって回転トルクを得る。ま
た、燃焼後のガスは、排気ガスとして排気バルブ20を
介して排気管21に排出される。なお、点火プラグ19
は、点火コイル22により昇圧されて且つ、ディストリ
ビュータ23により気筒毎に分配される高電圧の印加に
よって上記点火火花を発生する。
10に初期回転を付与するものであって、スタータスイ
ッチ40のON操作に従いバッテリ50より給電を受け
て回転駆動する。
ンサを通じて、エンジン10の運転状態を検出する。吸
気管11にはエアフローメータ13が配設されており、
このエアフローメータ13は吸気管11に吸入される空
気の量(吸気量)を測定する。ディストリビュータ23
には回転数センサ24が配設されており、同センサ24
はエンジン10の回転数並びに回転角を検出する。ここ
で、回転数センサ24は、30°CA毎にパルス状の回
転角信号(NEパルス)を出力する。また、エンジン1
0のシリンダ17(ウォータージャケット)には水温セ
ンサ26が配設されており、同センサ26はエンジン冷
却水の温度を検出する。これら各センサの出力は何れ
も、ECU30に取り込まれる。
4,26による検出出力をもとに吸気量、エンジン回転
数NE、水温Twなどの制御パラメータを検知し、これ
らのデータに基づいてエンジン10への燃料噴射量(時
間)や点火時期を演算する。そして、上記演算結果に基
づいて上記インジェクタ1や点火コイル22の駆動を制
御する。
40の操作情報(ON/OFF)も取り込まれる。EC
U30では、このスタータスイッチ40の操作情報に基
づいて、エンジン10の始動操作の有無を判断する。な
お、ECU30は、バッテリ50から給電を受け、その
バッテリ電圧VBにより後述する燃料噴射制御をはじめ
とする各種の制御を実行する。
装置の作用を説明する。図2は、燃料噴射制御ルーチン
を示すフローチャートであって、同ルーチンはNEパル
ス毎に、すなわち30°CA毎にECU30により実行
される。
ECU30は、先ずステップ101で完爆フラグXST
が「0」であるか否かを判別する。完爆フラグXST
は、始動後のエンジン10が完爆に至ったかどうかを表
すものであって、XST=0は完爆前であることを、X
ST=1は完爆後であることをそれぞれ示す。因みに、
ECU30への電源投入当初は、当該フラグが「0」に
初期化されるようになっている。
プ102に進み、エンジン始動時の燃料噴射制御に要す
る各種情報を読み込む。つまり、前記回転数センサ24
により検出されたエンジン回転数NE、前記水温センサ
26により検出された水温Twやその他、バッテリ電圧
VBを読み込む。
完爆判定回転数STBNEをマップ検索する。具体的に
は、図3の関係に従い、その時々の水温Twに応じた完
爆判定回転数STBNEを設定する。図3によれば、T
w<−20℃ではSTBNE=800rpmが、Tw=
−20〜0℃ではSTBNE=600rpmが、Tw>
0℃ではSTBNE=400rpmが、それぞれ設定さ
れる。
前記のエンジン回転数NEと完爆判定回転数STBNE
とを大小比較する。NE<STBNEであれば、ECU
30は完爆前とみなし、ステップ104を否定判別して
ステップ105に進む。ECU30は、ステップ105
で例えば図4の関係を用いて始動時燃料量TAUSTを
マップ検索する。図4によれば、水温Twが低いほど、
始動時燃料量TAUSTとして大きな値が設定される。
なお本実施の形態では、要求燃料量を時間換算した数値
として、始動時燃料量TAUSTを扱うこととしている
(単位は〔msec〕)。
で例えば図5の関係を用いて回転補正係数KNESTを
マップ検索する。図5によれば、その時々の水温Twと
エンジン回転数NEとに応じて回転補正係数KNEST
が算出される。
(例えばNE≦800rpm)においてエンジン回転数
NEが低いほど、回転補正係数KNESTとして大きな
値が設定されると共に、当該KNEST値を設定するた
めの特性線が水温Twに応じて複数本設定されている。
本実施の形態では、「1〜4」の範囲でKNEST値が
設定される。図中の特性線L1,L2,L3はそれぞ
れ、Tw=0℃以上、Tw=−20〜0℃、Tw=−4
0〜−20℃に対応している。これら特性線L1〜L3
は、水温Twに応じてエンジンフリクションが相違する
ことに対応させたものであって、水温Twが低いほどフ
リクションが大きくなるためにKNEST値が大きくな
る。図5によれば、エンジンフリクションの違いから、
エンジン始動時のNE上昇度合が一定にならないような
場合、すなわち例えば極低温時に初爆時のNE上昇度合
が比較的小さいような場合にも、そのNE上昇度合に応
じた燃料量補正が実施できる。
の式(1)を用い、燃料噴射量TAU〔msec〕を算
出し、その後本ルーチンを一旦終了する。 TAU=TAUST・KNEST・Kst …(1) ここで、式(1)の「Kst」は、水温Twやエンジン
回転数NE以外のパラメータに関する補正係数であっ
て、例えばバッテリ電圧VBによる補正係数がそれに相
当する。
30は完爆に至ったとみなし、ステップ104を肯定判
別してステップ108に進む。ECU30は、ステップ
108で完爆フラグXSTに「1」をセットすると共
に、続くステップ109で始動後のTAU値を算出す
る。このとき一般には、エンジン回転数NEとエンジン
負荷(吸気量)とに応じて基本噴射量が算出されると共
に、当該基本噴射量に対して空燃比補正などが実施さ
れ、TAU値が算出される。
以降は、前記ステップ101が毎回否定判別され、EC
U30はステップ101から直接ステップ109に進
み、始動後のTAU値を算出する(通常の燃料噴射制御
を実施する)。
タイムチャートである。図6には、エンジン10の低温
始動時(Tw=−40〜−20℃程度の場合)におい
て、その始動当初の燃料噴射動作を示している。なお、
同図のクランク角カウンタは、NEパルス毎(30°C
A毎)にカウントアップされるカウンタであって、#1
〜#4の各気筒の燃焼が一通り完了する720°CA毎
(1サイクル毎)に「0」にクリアされるようになって
いる。同カウンタは、「0〜24」の範囲内で計数され
る。但し、その計数動作は前記図2のTAU算出ルーチ
ンにて実施されるものであるが、前記図2ではその図示
を省略している。
→#2の順にECU30より出力される。エンジン始動
当初は完爆フラグXSTが「0」に初期化されている。
スタータモータ28によるクランキング時においては、
エンジン回転数NEが微小回転域にあり、前記図2のル
ーチンによれば、始動時燃料量TAUST及び回転補正
係数KNESTが演算されてこのTAUST値やKNE
ST値に基づき燃料噴射量TAUが設定される(図2の
ステップ105〜107)。なお、このエンジン始動当
初には、回転補正係数KNESTは最大値(=4)で保
持されている(前記図5参照)。
転数NEが上昇し始め、このNE上昇を受けて回転補正
係数KNESTが減少する。つまり、前記図5の関係に
従い回転補正係数KNESTが減少し始め、始動当初に
比べて燃料噴射量TAUが徐々に減量される。このと
き、Tw=−40〜−20℃であるため、図5の特性線
L3に基づきKNEST値が設定される。
STBNE(この場合は、800rpm)に達すると、
完爆フラグXSTに「1」がセットされる。フラグセッ
ト後は、始動時の燃料噴射制御に代えて通常の燃料噴射
制御が実施される(図2のステップ109)。
れる場合には、エンジンフリクションが比較的小さくな
る。従って、図6に二点鎖線で示すように、初爆直後
(時刻t1後)におけるエンジン回転数NEの上昇度合
がTw=−40〜−20℃の場合(実線の場合)よりも
大きくなる。かかる場合、前記図5の関係によれば、特
性線L1に基づいて回転補正係数KNESTが設定さ
れ、当該KNEST値はTw=−40〜−20℃時の回
転補正係数KNEST(特性線L3に基づく値)よりも
小さめに設定される。つまり、Tw≧0℃の場合には、
初爆後におけるNE上昇度合が比較的大きくなるため、
燃料噴射量TAUを増量補正するための補正幅が小さめ
に設定される。
プ105が請求項記載の「始動時燃料量算出手段」に相
当し、同ステップ106,107が「燃料量補正手段」
に相当する。また、図2のステップ106で用いた前記
図5の関係において、エンジン回転数NEに応じてKN
EST値を設定する処理が「第1の補正手段」に、水温
Tw毎の特性線L1〜L3に応じて同KNEST値を設
定する処理が「第2の補正手段」にそれぞれ相当する。
さらに、図2のステップ103が「完爆判定値設定手
段」に、同ステップ104が「完爆判定手段」にそれぞ
れ相当する。
に示す効果が得られる。 (a)本実施の形態では、エンジン10が初爆から完爆
に至るまでの過程において、水温Twに応じて始動時燃
料量TAUSTを算出すると共に、エンジン回転数NE
が低いほど、始動時燃料量TAUSTを増量側に補正す
るようにした。また、かかる燃料量補正に際し、当該補
正量(回転補正係数KNEST)をその時々のエンジン
回転数NEの上昇度合に応じて増減させるようにした。
至るまでの期間において、エンジンフリクションが相違
すると、初爆直後におけるNE上昇度合が異なり、所望
の完爆トルクを得るための要求燃料量も変わってくる。
そこで、初爆から完爆に至るまでの過程において、低N
Eほど始動時燃料量TAUSTを増量側に補正すると共
に、当該燃料量TAUSTの回転補正係数KNESTを
その時々のNE上昇度合の違いに応じて増減させること
とした。具体的には、水温Twに応じてKNEST値を
増減させることとした。
合が変動する場合、すなわち例えば極低温でのエンジン
始動時にエンジンフリクションが大きくなるような場合
であっても、そのフリクションに応じた要求燃料量が噴
射供給でき、常に所望の出力トルクが得られる。つま
り、燃料噴射量の回転数補正に際し、単にエンジン水温
に比例する燃料噴射量を設定していた従来既存の装置と
は異なり、本来必要な出力トルクが常に得られる。その
結果、エンジン始動時における燃料噴射量を精度良く制
御することができる。
ジン10の初爆からの回転数上昇に伴い特性線L1〜L
3間の幅(「補正量の増減幅の差」に相当する)を徐々
に大きくすると共に、エンジン10の完爆間近になるほ
ど特性線L1〜L3間の幅を徐々に小さくした。つま
り、エンジン10の完爆直前においては、当該エンジン
10が自力で回転を維持できる状態に近いため、NE上
昇度合の違いに応じた補正(前記図5の特性線L1〜L
3の使い分け)がさほど必要でなくなる。従って、完爆
間近においては始動時燃料量TAUSTの補正の程度を
小さくする。本構成によれば、NE上昇度合がその都度
異なるエンジン始動時において、完爆状態に至るまでの
燃料量制御が適正に実施できる。
水温Twに応じて可変に設定し、この完爆判定回転数S
TBNEに応じてエンジン10が完爆に至ったか否かを
判定することとした。この場合、エンジン10が自力で
回転を維持できる回転数が水温Tw(機関温度)により
異なっても、実際に完爆に至るまでの期間において適正
な燃料噴射量制御が継続できる。
正に実施できることにより、当該始動時におけるエミッ
ション排出量が減少するという効果も併せて得られるこ
ととなる。
次の形態にて実現できる。 (別の形態1)エンジン始動時において、#1〜#4の
全気筒の燃焼が一通り完了する期間、すなわち720°
CAの期間を「1サイクル」とした場合、各気筒の要求
燃料量はサイクル毎に決定できる傾向にある。そこで、
始動直後からのサイクル数を720°CA毎に計数し、
このサイクル数に応じて補正計数KSYCSTを設定す
る。
時々の水温Twとサイクル数とに応じて補正係数KSY
CSTを算出する。図7では、3つの特性線L1’,L
2’,L3’が水温Tw毎(Tw=0℃以上、−20〜
0℃、−40〜−20℃)に設定されている。各特性線
L1’〜L3’において、KSYCST=1となるサイ
クル数はエンジン10が完爆したとみなされるサイクル
数である。ここで、水温Twが比較的高い特性線L1’
では、完爆までの過程(サイクル数=3)において、小
さめのKSYCST値が設定される。また、水温Twが
比較的低い特性線L3’では、完爆までの過程(サイク
ル数=5)において、大きめのKSYCST値が設定さ
れる。
c〕は次の式(2)により算出される。 TAU=TAUST・KSYCST・Kst …(2) 上記図7を用いた本実施の形態によれば、エンジンフリ
クションの違いから、エンジン始動時のNE上昇度合が
一定にならない場合、すなわち例えば極低温時に初爆時
のNE上昇度合が比較的小さいような場合にも、そのN
E上昇度合の違いに応じた燃料量補正が実施できる。
燃料量を補正する場合、1サイクル途中(720°CA
内)での初爆直後にTAU値が急変することがなく、エ
ンジン10が安定状態で運転できる。なお因みに、上記
サイクル数に代えて各気筒の燃焼数を用いて補正係数を
設定することも可能である。
する回転補正係数KNESTを設定した上記実施の形態
に代えて、吸気バルブ16の開弁時間〔msec〕に対
応する補正係数KVSTを設定する。つまり、クランク
軸の回転に伴う吸気バルブ16の開弁時間〔msec〕
に応じて補正係数KVSTを設定する。
時々の水温Twとバルブ開弁時間とに応じて補正係数K
VSTを算出する。図8では、3つの特性線L1”,L
2”,L3”が水温Tw毎(Tw=0℃以上、−20〜
0℃、−40〜−20℃)に設定されている。ここで、
バルブ開弁時間が短いことは高NE域にあることを意味
し、逆にバルブ開弁時間が長いことは低NE域にあるこ
とを意味する。
c〕は次の式(3)により算出される。 TAU=TAUST・KVST・Kst …(3) つまり、図8の関係は、前記図5において横軸のエンジ
ン回転数NEをバルブ開弁時間に置き換えたものであっ
て、バルブの開弁時間が長いほど、始動時燃料量を増量
側に補正する。以上により、エンジンフリクション(水
温Tw)の違いから、エンジン始動時のNE上昇度合が
一定にならない場合にも、そのNE上昇度合の違いに応
じた燃料量補正が実施できる。
例えばエンジン回転数NEをもとに失火の有無を判定
し、失火時には燃料噴射量TAUを増量補正する。これ
は、前記の回転補正係数KNEST,補正係数KSYC
ST,KVSTによる増量補正に加えて、更に増量側に
補正を行う趣旨であり、この増量補正により失火時にお
いて完爆の迅速化が促される。
Twに応じてエンジン始動時における回転数NEの上昇
度合を求めたが、これを変更する。例えば外気温や前回
のエンジン停止時からの経過時間などに基づき機関温度
を推定し、この機関温度の推定値に応じてエンジン始動
時におけるエンジン回転数NEの上昇度合を求めるよう
にしてもよい。要は、エンジン始動時のエンジンフリク
ションに応じたNE上昇度合を燃料噴射制御に反映させ
るものであればよい。
チンでは、完爆判定回転数STBNEを水温Twに応じ
て可変に設定していたが、この完爆判定回転数STBN
Eを固定値とする。この場合、STBNE値の検索処理
が省略されることで、ECU30による演算負荷が軽減
できる。
制御装置の概要を示す全体構成図。
STとの関係を示す図。
めのタイムチャート。
係数KSYCSTとの関係を示す図。
温と補正係数KVSTとの関係を示す図。
…吸気バルブ、24…回転数検出手段としての回転数セ
ンサ、26…温度検出手段としての温度センサ、30…
始動時燃料量算出手段,第1の補正手段,第2の補正手
段,燃料量補正手段,完爆判定手段,完爆判定値設定手
段としてのECU(電子制御装置)。
Claims (8)
- 【請求項1】内燃機関の始動時における燃料噴射量を制
御する燃料噴射制御装置であって、 機関回転数を検出する回転数検出手段と、 前記内燃機関が初爆から完爆に至るまでの過程におい
て、始動時燃料量を算出する始動時燃料量算出手段と、 同じく前記内燃機関が初爆から完爆に至るまでの過程に
おいて、機関回転数が低いほど、前記算出した始動時燃
料量を増量側に補正する第1の補正手段と、 前記第1の補正手段による燃料量補正に際し、当該補正
量をその時々の機関回転数の上昇度合に応じて増減させ
る第2の補正手段とを備えることを特徴とする内燃機関
の燃料噴射制御装置。 - 【請求項2】前記第2の補正手段は、前記内燃機関の完
爆間近になるほど回転数上昇度合の違いによる補正量の
増減幅の差を小さくするものである請求項1に記載の内
燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】前記第2の補正手段は、前記内燃機関の初
爆からの時間の経過に伴い回転数上昇度合の違いによる
補正量の増減幅の差を徐々に大きくし、その後、完爆間
近になるほど回転数上昇度合の違いによる補正量の増減
幅の差を徐々に小さくするものである請求項1に記載の
内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】機関温度を検出する温度検出手段を備え、 前記第2の補正手段は、前記検出した機関温度が低いほ
ど、前記回転数の上昇度合が小さいとして前記第1の補
正手段による補正量を大きくする請求項1〜請求項3の
いずれかに記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項5】前記第1の補正手段は、機関回転数に代え
て機関始動時からの燃焼サイクル数を用い、当該サイク
ル数が少ないほど、前記算出した始動時燃料量を増量側
に補正する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の内燃
機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項6】前記第1の補正手段は、機関回転数に代え
て吸気バルブの開弁時間を用い、当該バルブの開弁時間
が長いほど、前記算出した始動時燃料量を増量側に補正
する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の内燃機関の
燃料噴射制御装置。 - 【請求項7】内燃機関の始動時における燃料噴射量を制
御する燃料噴射制御装置であって、 前記内燃機関が初爆から完爆に至るまでの過程におい
て、機関温度に応じて始動時燃料量を算出する始動時燃
料量算出手段と、 前記算出した始動時燃料量を機関回転数に応じて補正し
且つ、前記内燃機関が初爆から完爆に至るまでの過程に
おいてその都度、始動時燃料量の補正量を機関回転数の
上昇度合に応じて増減させる燃料量補正手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項8】前記内燃機関が完爆に至ったか否かを判定
する完爆判定手段と、 前記完爆判定手段による完爆判定値を機関温度に応じて
設定する完爆判定値設定手段とを更に備える請求項1〜
請求項7のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射制御装
置。
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