JPH11173153A - 滑り部材付きターボチャージャ - Google Patents

滑り部材付きターボチャージャ

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JPH11173153A
JPH11173153A JP9340293A JP34029397A JPH11173153A JP H11173153 A JPH11173153 A JP H11173153A JP 9340293 A JP9340293 A JP 9340293A JP 34029397 A JP34029397 A JP 34029397A JP H11173153 A JPH11173153 A JP H11173153A
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compressor impeller
fresh air
compressor
sliding member
turbocharger
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Shozo Shimizu
正三 清水
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清彦 江原
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Kyoritsu Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/16Sealings between pressure and suction sides
    • F04D29/161Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/162Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps of a centrifugal flow wheel

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サージングやチョーキング等を防止するよう
構成されたターボチャージャにおいて、耐久性を犠牲に
することなく高い圧縮効率を得られる技術を安価に提供
する。 【解決手段】 滑り部材付きターボチャージャは、コン
プレッサハウジング内のコンプレッサインペラへ新気を
導く新気通路23と、コンプレッサインペラに対向する
コンプレッサハウジング壁面の一部に形成される第1吸
排出口18と、コンプレッサインペラより上流の新気通
路に臨む第2吸排出口19と、第1及び第2吸排出口を
連通させるバイパス通路20とを備えたターボチャージ
ャであり、コンプレッサインペラのブレード縁部に対向
する前記コンプレッサハウジング壁面の少なくとも一部
に滑り部材15を装着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新気等を圧縮する
ターボチャージャに関し、特に、コンプレッサインペラ
上流の新気通路とコンプレッサハウジングのシュラウド
部に形成された吸排出口とを連通するバイパス通路を備
えたターボチャージャに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関では、より多くの混
合気を燃焼させ、機関出力を向上させることを目的とし
て、排気エネルギを利用して新気を圧縮するターボチャ
ージャが用いられている。
【0003】このようなターボチャージャとしては、タ
ービンハウジングと、このタービンハウジングに回転自
在に内装されるタービンホイールと、前記タービンハウ
ジングに連結されるコンプレッサハウジングと、このコ
ンプレッサハウジングに回転自在に内装されるとともに
前記タービンホイールと同軸的に連結されるコンプレッ
サインペラと、前記コンプレッサインペラへ新気を導く
新気通路と、前記コンプレッサインペラに対向する前記
コンプレッサハウジング壁面の一部に形成される第1吸
排出口と、前記コンプレッサインペラより上流の前記新
気通路に臨む第2吸排出口と、前記第1及び第2吸排出
口を連通するバイパス通路とを備えたターボチャージャ
が知られている。
【0004】このようなターボチャージャでは、内燃機
関の高回転運転時等のように内燃機関が吸入可能な空気
量が増加した場合に、前記新気通路内の新気の一部が第
2吸排出口を介してバイパス通路へ流れ、次いで第2吸
排出口からコンプレッサインペラへ向けて排出されるの
で、コンプレッサインペラから圧送される空気量は、新
気通路を介してコンプレッサインペラへ供給された新気
と、バイパス通路を介してコンプレッサインペラへ供給
された新気とを加算した量となる。この場合、内燃機関
に供給される圧縮空気の量が増加するため、チョーキン
グが抑制される。
【0005】一方、内燃機関の低回転運転時等のように
内燃機関が吸入可能な空気量が減少した場合は、前記タ
ーボチャージャでは、シュラウド部近傍の新気の圧力が
増加するため、シュラウド部近傍の新気の一部が第1吸
排出口を介してバイパス通路へと流れ、次いで第2吸排
出口からコンプレッサインペラ上流の新気通路に再循環
される。この場合、コンプレッサハウジング内の圧力の
過剰な上昇が抑制されるため、サージングが抑制され
る。
【0006】ここで、コンプレッサインペラは、その縁
部がコンプレッサハウンジングの壁面に沿うように形成
されたブレードを複数備えており、これらブレードとコ
ンプレッサハウンジングのシュラウド部とは、コンプレ
ッサインペラの回転時に接触しないよう構成する必要が
ある。これは、コンプレッサハウンジングとコンプレッ
サインペラが接触すると、両者の接触による摩擦熱が発
生し、コンプレッサハウンジングやコンプレッサインペ
ラが破損する虞があるからである。
【0007】しかし、コンプレッサハウジングとコンプ
レッサインペラとの隙間が大きくなると、その隙間から
新気が漏れて旋回流を生じ、新気を効率良く内燃機関に
圧送することができなくなる。特に、内燃機関の機関回
転数が低い領域では、十分な排圧が得られず、タービン
ホイールの回転力が小さくなるので、コンプレッサハウ
ンジング内において新気を十分に圧縮することができな
いという問題を生じる。
【0008】従って、ターボチャージャにおける新気の
圧縮効率を向上させるには、コンプレッサハウジングと
コンプレッサインペラとの隙間を極力小さくし、新気の
漏れを防止する必要がある。
【0009】このような要求に対し、コンプレッサハウ
ジングとコンプレッサインペラとの接触を許容すること
で、コンプレッサハウジングとコンプレッサインペラと
のクリアランスを極限まで減少させ、新気の圧縮効率を
向上させる技術も開発されている。
【0010】例えば、コンプレッサインペラとコンプレ
ッサハウジングとの隙間を減少させることを目的とし
て、コンプレッサインペラのブレード縁部に対向するコ
ンプレッサハウンジング側壁面(シュラウド部)に、ア
ルミやポリエステル樹脂等を混合させた粉末を溶射し、
削られ易い皮膜を形成する、いわゆるアブレーダブル溶
射を施し、これにより形成された皮膜でコンプレッサハ
ウンジングとコンプレッサインペラとの隙間を減少させ
たアブレーダブルターボチャージャが知られている。
【0011】このようなアブレーダブルターボチャージ
ャによれば、コンプレッサハウジングとコンプレッサイ
ンペラの耐久性を犠牲にすることなく、圧縮効率を向上
させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなアブレーダブルターボチャージャでは、皮膜の原料
となるアルミやポリエステル樹脂を混合させた粉末が高
価であるとともに、溶射の加工管理が難しいため加工費
用が高価になるという問題がある。
【0013】本発明は前記した問題点に鑑みてなされた
ものであり、圧縮空気のサージングやチョーキングを抑
制すべく、コンプレッサインペラ上流の新気通路とコン
プレッサハウジングのシュラウド部に形成された吸排出
口とを連通するバイパス通路を備えたターボチャージャ
であって、コンプレッサハウジングやコンプレッサイン
ペラ等の耐久性を犠牲にすることなく高い圧縮効率を得
られるターボチャージャを安価に提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、本発明
にかかる滑り部材付きターボチャージャは、タービンハ
ウジング内に回転自在に支持されるタービンホイール
と、前記タービンハウジングに連結されるコンプレッサ
ハウジングと、前記コンプレッサハウジング内に回転自
在に支持されるとともに前記タービンホイールと同軸的
に連結されるコンプレッサインペラと、前記コンプレッ
サインペラへ新気を導く新気通路と、前記コンプレッサ
インペラに対向する前記コンプレッサハウジング壁面の
一部に形成される第1吸排出口と、前記コンプレッサイ
ンペラより上流の新気通路に臨む第2吸排出口と、前記
第1及び第2吸排出口を連通させるバイパス通路と、を
備えたターボチャージャであり、前記コンプレッサイン
ペラの新気の流入口から流出口にかけた外縁に対向する
前記コンプレッサハウジング壁面の少なくとも一部に溝
を形成し、この溝に前記コンプレッサインペラと接触す
る寸前まで突出させた滑り部材を装着したことを特徴と
する。
【0015】このように構成された滑り部材付きターボ
チャージャでは、コンプレッサインペラの外縁と対向す
るコンプレッサハウジングの内壁に溝を設けるととも
に、この溝にコンプレッサインペラと接触する寸前まで
突出させた滑り部材を装着することで、コンプレッサハ
ウジングとコンプレッサインペラとのクリアランスを限
りなく小さくできる。
【0016】そして、コンプレッサインペラの回転時
に、コンプレッサインペラと滑り部材とが接触しても、
滑り部材の摩擦抵抗が小さいので、摩擦熱が発生せず、
コンプレッサインペラが破損することがない。上記した
ような滑り部材付きターボチャージャは、シュラウド部
の溝に滑り部材を装着するだけでよいので、簡単に製造
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるターボチャ
ージャの実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0018】(1)最初に、ターボチャージャ30の動
作原理を簡単に説明する。ターボチャージャ30は、通
常、図1に示すように、排圧を回転力に変換するタービ
ンホイール31と、このタービンホイール31とロータ
ーシャフト35を介して連結されたコンプレッサインペ
ラ36とによって形成される。そして、これらの部材
は、それぞれハウジングによって覆われている。
【0019】そして、ターボチャージャ30は、排気入
口32から流入した排気の排圧によってタービンホイー
ル31が回転し、エネルギ変換が行われた排気は排気出
口33から排出される。
【0020】前記タービンホイール31の回転力は、ロ
ーターシャフト35を介してコンプレッサインペラ36
に伝わり、新気入口37から取り入れた新気は、コンプ
レッサインペラ36に設けた複数のブレードの間の流路
を通り、圧縮されつつ内燃機関へと圧送される。
【0021】尚、前記ターボチャージャ30は、ターボ
チャージャ30から内燃機関へ供給される新気の圧力
(過給圧)が所定値を越えた場合に、アクチュエータ3
4がウエイストゲートバルブ39を開弁させ、タービン
ホイール31より上流の排気をタービンホイール31の
下流へバイパスさせ、タービンホイール31にかかる排
圧を調節することができるようになっている。
【0022】(2)次に、本発明にかかる滑り部材付き
ターボチャージャの実施の形態について図2〜4に基づ
いて説明する。この滑り部材付きターボチャージャ1
は、図2、3に示すように、内燃機関からの排気を取り
入れる排気入口2と、排気を排出する排気出口5と、排
気入口2の近傍に配置された排気バイパス6とが形成さ
れるとともに、前記排気入口2から流入した排気の圧力
により回転駆動されるタービンホイール3を内装するタ
ービンハウジング4を備えている。
【0023】そして、前記ターボチャージャー1は、新
気を圧縮するためのコンプレッサインペラ8を回転自在
に内装するとともに、新気を取り入れるための新気入口
7と、この新気入口7から取り入れられた新気を前記コ
ンプレッサインペラ8へ導く新気通路23と、前記コン
プレッサインペラ8により圧縮された新気を排出するた
めの新気出口10とが形成されるコンプレッサハウジン
グ9を備えている。
【0024】前記タービンハウジング4と前記コンプレ
ッサハウジング9は、連結部材17により連結され、こ
の連結部材17は、前記タービンホイール3と前記コン
プレッサインペラ8とを同軸的に連結するロータシャフ
ト11を回転自在に支持している。さらに、前記連結部
材17には、前記ロータシャフト11の軸受部に潤滑油
を供給する潤滑油通路12が形成される。
【0025】次に、タービンホイール3とコンプレッサ
インペラ8の表面には、複数のブレード13A、13B
が設けられ、タービンホイール3のブレード13Bは、
後端から先端にかけて湾曲した形状を有する。一方、コ
ンプレッサインペラ8のブレード13Aは、通常は流線
の長さが異なる長インペラ13Aと短インペラ13Aを
それぞれ交互に配置して形成する。
【0026】ここで、流線の長さとは、コンプレッサイ
ンペラ8の新気の流入口から流出口にかけた外縁長さを
いい、シュラウド長さともいう。尚、コンプレッサイン
ペラ8の外縁部を一般的にコンプレッサインペラシュラ
ウド部といい、このコンプレッサインペラシュラウド部
に対向するコンプレッサハウジング9の壁面をシュラウ
ド部16という。
【0027】ところで、ブレード13Aの材質は、一般
的にアルミを用いるが、タービンホイール3に設けたイ
ンペラ13Bは比重の大きい耐熱鋼が用いられる。ま
た、耐熱鋼の代わりに耐熱性が良く比重の小さいセラミ
ックを用いることもある。
【0028】次に、コンプレッサハウンジング9のシュ
ラウド部16には、図4に示すように、周方向に環状の
溝14が設けられ、この溝14には、ブレード13Aと
接触する寸前まで突出するよう滑り部材15が装着され
ている。
【0029】前記滑り部材15をコンプレッサハウジン
グ9に装着する際、図5〜図6に示すように、筒状の滑
り部材15の外壁に周方向に沿う溝15aを形成し、こ
の溝15aにC型リング22を嵌着する。続いて、前記
コンプレッサハウンジング9のシュラウド部16には、
前記C型リング22が嵌合する環状の凹部14aを有す
る溝14を形成する。そして、前記C型リング22が嵌
着された滑り部材15を前記溝14に挿入する。
【0030】その際、前記滑り部材15は、軸方向の長
さが前記溝14の軸方向の長さと略同一になるよう形成
するとともに、内周面15bがコンプレッサインペラ8
のブレード13Aの縁部と略同一形状で、且つ前記シュ
ラウド部16より突出するよう形成されるものとする。
【0031】このような装着方法によれば、滑り部材1
5は、前記C型リング22を介して前記溝14の段部に
係止されるので、前記溝14から抜け落ちることがな
く、さらに接着剤を併用すればより一層抜け落ち難くな
る。
【0032】また、上記した滑り部材15を形成する方
法としては、図7に示すように、C型リング22が外嵌
された筒体を、シュラウド部16の溝14に挿入した後
に、前記シュラウド部16より突出した部位を切削加工
して、コンプレッサインペラ8のブレード13Aの縁部
と略同一形状をなすように形成する方法を例示すること
ができる。この場合、前記滑り部材15の内壁面は、前
記シュラウド部16よりも若干突出するように形成し、
滑り部材15とコンプレッサインペラ8のブレード13
Aとのクリアランスが、前記シュラウド部16と前記ブ
レード13Aとのクリアランスよりも狭くなるようにす
る。
【0033】前記溝14を設ける範囲は、コンプレッサ
インペラ8の新気の流入口から流出口にかけた外縁長さ
Lに対して1/2・L以内とし、さらに、流出口からこ
の長さ1/2・Lまでとする。
【0034】ところで、新気の圧力は、流出口から1/
2・Lまでの範囲で上昇し、この範囲のクリアランスを
十分小さくすれば、ターボチャージャの効率を高めるこ
とができる。これとは逆にこの範囲にクリアランスがあ
るとこの隙間から新気が漏れ、旋回流が生じてターボチ
ャージャの効率を低下させる。
【0035】ここで、滑り部材を装着する溝14を流出
口から1/2・Lまでにした理由は、圧力が上昇する範
囲での新気の漏れを防止すれば十分だからである。さら
に、ブレードの新気の流入側の見かけのクリアランス
は、流出側に比較して小さい。このことからコンプレッ
サインペラ8が十分な回転速度を得るまでの間、コンプ
レッサインペラ8と滑り部材15との接触する割合が流
入側の方が多くなる。さらに、新気の流出側に比較して
流入側は、ブレード13Aが薄く、剛性が低いため、接
触等による疲労によりブレード13Aが破損する可能性
がある。
【0036】つまり、ブレード13Aと滑り部材15と
が接触すると接触面での摩擦力によってコンプレッサイ
ンペラ8の回転速度が減衰するとともに、ブレード13
Aが破損する虞があることから、コンプレッサインペラ
8の回転速度を減衰させず、且つ、ブレード13Aの破
損を防止しつつ、クリアランスを可能な限りゼロにして
新気を逃がさずに圧送するという相反する要求を満たす
ため、流出口から1/2・Lまでの範囲に溝14を形成
することが好ましい。
【0037】この場合、滑り部材付きターボチャージャ
1は、コンプレッサハウジング9とブレード13Aとの
間の空隙から新気を逃がすことなく内燃機関に新気を圧
送することができ、内燃機関の機関回転数が低い領域で
も加速性能を向上させることができる。
【0038】前記滑り部材15は、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(以下、PTFEという)を約50%
(重量)と合成雲母を約50%(重量)を化学的に結合
した樹脂、いわゆるフルオロシント500で形成され
る。
【0039】フルオロシント500は、高温においての
荷重変形がフッ素樹脂にくらべて非常に少なく、熱的寸
法安定性は、アルミニウムに近い。また、線形膨張係数
がPTFEの5分の1であることからはめ合いやクリア
ランスを考慮に入れなくても良い。
【0040】さらに、フルオロシント500は、極低温
から260℃までの温度範囲で使用可能であり、温度サ
イクル中や熱衝撃を与えた後でも、約343℃で形状安
定性を維持する。さらに、フルオロシント500の水蒸
気の非透過性等の耐薬品性は、テフロンに匹敵する。
【0041】また、フルオロシント500は、PTFE
の摩擦特性を維持しつつ硬さでは摩擦特性が改良された
PTFEの3分の1である。フルオロシント500は、
摩擦係数及び摩擦速度が低いという特性を有し、金属材
料を磨耗させない。フルオロシント500の電気的性能
は、未充填PTFEとほぼ同等である。
【0042】ここで図4に戻り、前記コンプレッサハウ
ジング9の内壁面には、前記滑り部材15が装着されて
いないシュラウド部16から新気入口7にかけて筒状の
ガイド21が装着される。
【0043】その際、前記コンプレッサハウジング9の
内壁面には、径の異なる2つの溝24a、24bを連接
してなる溝24を形成する。前記2つの溝24a、24
bのうち新気入口7側の溝24aの径は、シュラウド1
6側の溝24bより径大とし、シュラウド16側の溝2
4bの径は、前記溝14より径小とする。
【0044】これに対応して、ガイド21の外径も、新
気入口7側の外径がシュラウド部16側の外径より径大
となり、新気入口7側の外径が前記溝24aの内径と略
同径となるよう形成されるが、シュラウド部16側のガ
イド21の外径は、前記溝24bよりも径小となるよう
形成される。さらに、前記ガイド21の新気入口7側の
軸方向の長さは、前記溝24aの軸方向の長さと同一と
なるよう形成されるが、シュラウド部16側の軸方向の
長さは、前記溝24より短くなるよう形成される。
【0045】このように形成されたガイド21は、新気
入口7側のガイド21が前記溝24a及び前記溝24b
の段差に当接するよう、新気入口7側から前記溝24に
挿入される。このとき、前記ガイド21のシュラウド部
16側の端部と前記滑り部材15との間には、環状の溝
18が形成され、前記ガイド21のシュラウド部16側
の外周面と前記溝24bの内周面との間には、断面環状
の空間20が形成される。
【0046】前記溝18は、本発明にかかる第1吸排出
口に相当し(以下、第1吸排出口18と称する)、前記
空間20は、本発明にかかるバイパス通路に相当する
(以下、バイパス通路20と称する)。
【0047】続いて、シュラウド部16側のガイド21
には、前記バイパス通路20と前記新気通路23とを連
通すべく、第2吸排出口19が形成される。上記した第
1及び第2吸排出口18、19とバイパス通路20によ
れば、内燃機関の高回転運転時等のように内燃機関が吸
入可能な空気量が増加した場合に、前記新気通路23内
の新気の一部が第2吸排出口19からバイパス通路20
へと流れ、次いで第1吸排出口からコンプレッサインペ
ラ8のシュラウド部へ向けて排出されるので、コンプレ
ッサインペラ8から圧送される空気量が増加し、チョー
キングが抑制される。
【0048】一方、内燃機関の低回転運転時等のように
内燃機関が吸入可能な空気量が減少した場合は、コンプ
レッサインペラ8より下流に位置する圧縮空気の圧力が
上昇するため、コンプレッサインペラ8近傍の新気の一
部が第1吸排出口18からバイパス通路20へ流れ、次
いで第2吸排出口から新気通路23へ戻され、圧縮空気
の過剰な昇圧が防止され、サージングが抑制される。
【0049】以上述べた実施の形態によれば、サージン
グやチョーキングを防止すべくバイパス通路が設けられ
たターボチャージャにおいて、コンプレッサハウジング
のシュラウドに滑り部材を設けることにより、コンプレ
ッサハウジングとコンプレッサインペラとのクリアラン
スを限りなく小さくすることができ、低回転時における
圧縮効率を向上させることができる。
【0050】さらに、前記滑り部材をフルオロシント5
00等の樹脂で形成することにより、ターボチャージャ
に係るコストを低減させることができる。また、滑り部
材とガイドとを組み合わせて第1及び第2吸排出口やバ
イパス通路を形成することにより、タービンハウジング
に複雑な加工を施す必要がない。
【0051】尚、本実施の形態にかかる滑り部材付きタ
ーボチャージャは、温度上昇した給気を熱交換機で冷却
するインタクーラ付きターボチャージャや給気圧力、排
気圧力が過大になるのを防止するウエイストゲート付き
ターボチャージャ、または過給機の排気タービン入口面
積を可変にする可変ターボチャージャ若しくはタービン
材料としてセラミックを用いるセラミックターボチャー
ジャとして用いることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、サージングやチョーキ
ングを防止するためのバイパス通路を備えたターボチャ
ージャにおいて、コンプレッサハウジングに滑り部材を
設けることで、コンプレッサハウジングとコンプレッサ
インペラとのクリアランスを可能な限り小さくすること
ができるので、新気の漏れによる効率のロスがなく、タ
ーボチャージャの低速域での加速応答性向上を図ること
ができる。
【0053】さらに、滑り部材がコンプレッサインペラ
のブレードと接触しても、コンプレッサインペラのブレ
ードの磨耗を防止することができ、長時間の使用に耐え
ることができる。また、摩擦による熱の発生と回転速度
の低下をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターボチャージャの動作原理図
【図2】本実施の形態に係るターボチャージャの分解斜
視図
【図3】本実施の形態に係るターボチャージャの断面図
【図4】本実施の形態に係るコンプレッサハウジングの
拡大図
【図5】(a)は滑り部材の側面図、(b)は滑り部材
の平面図
【図6】C型リングの斜視図
【図7】滑り部材の製造方法を説明する図
【符号の説明】
1 ・・・滑り部材付きターボチャージャ 3 ・・・タービンホイール 4 ・・・タービンハウジング 8 ・・・コンプレッサインペラ 9 ・・・コンプレッサハウジング 11 ・・・ローターシャフト 13A・・・ブレード 13B・・・ブレード 14 ・・・溝 14a・・・凹部 15 ・・・滑り部材 15a・・・溝 15b・・・内周面 16 ・・・シュラウド部 18 ・・・第1吸排出口 19 ・・・第2吸排出口 20 ・・・バイパス通路 21 ・・・ガイド 22 ・・・C型リング 23 ・・・新気通路 24 ・・・溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンハウジング内に回転自在に支持
    されるタービンホイールと、前記タービンハウジングに
    連結されるコンプレッサハウジングと、前記コンプレッ
    サハウジング内に回転自在に支持されるとともに前記タ
    ービンホイールと同軸的に連結されるコンプレッサイン
    ペラと、前記コンプレッサインペラへ新気を導く新気通
    路と、前記コンプレッサインペラに対向する前記コンプ
    レッサハウジング壁面の一部に形成される第1吸排出口
    と、前記コンプレッサインペラより上流の新気通路に臨
    む第2吸排出口と、前記第1及び第2吸排出口を連通さ
    せるバイパス通路と、を備えたターボチャージャであ
    り、 前記コンプレッサインペラの新気の流入口から流出口に
    かけた外縁に対向する前記コンプレッサハウジング壁面
    の少なくとも一部に溝を形成し、この溝に前記コンプレ
    ッサインペラと接触する寸前まで突出させた滑り部材を
    装着したことを特徴とする滑り部材付きターボチャージ
    ャ。
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