JPH11172976A - グローブボックス用リッドのロック機構 - Google Patents

グローブボックス用リッドのロック機構

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Publication number
JPH11172976A
JPH11172976A JP36311497A JP36311497A JPH11172976A JP H11172976 A JPH11172976 A JP H11172976A JP 36311497 A JP36311497 A JP 36311497A JP 36311497 A JP36311497 A JP 36311497A JP H11172976 A JPH11172976 A JP H11172976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
striker
lock mechanism
latch
glove box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36311497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Watanabe
貴雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shigeru Co Ltd filed Critical Shigeru Co Ltd
Priority to JP36311497A priority Critical patent/JPH11172976A/ja
Publication of JPH11172976A publication Critical patent/JPH11172976A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッドの取り付け角度がストライカに対して
斜めになる場合にも、ロックの感触を良好に維持するこ
とができるグローブボックス用リッドのロック機構を提
供する。 【解決手段】 ラッチ16の前面には、ストライカ4の
横棒部4aに突き当たることにより、ラッチ16を下方
に押す傾斜面16aを形成する。この傾斜面16aを、
その傾斜方向に延びる円筒面の一部によって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のインス
トルメントパネルに設けられるグローブボックスにリッ
ドを閉鎖状態でロックするためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ル1には、図5および図6に示すように、グローブボッ
クス2が設けられており、その前面開口部を、ヒンジ2
aを介して上下に回動するリッド(蓋)3で覆うように
なっている。この場合、リッド3のロック機構として、
リッド3側にロック機構本体5を設けており、同本体5
に設けたラッチ6がグローブボックス2側のストライカ
4に係合することで、リッド3を閉鎖状態にロックする
ようになっている。図6において符号Kで示すのは、ラ
ッチ6の移動軌跡である。
【0003】ストライカ4は、図7に示すように、全体
としてコ字形をなしており、ラッチ6と係合する横棒部
4aを有している。一方、ロック機構本体5には、図8
に示すように、ロック部材7により、ストライカ4の横
棒部4aの進入を許容する凹部8が設けられるととも
に、凹部8の入口部分を開閉するラッチ6が縦方向(横
棒部4aの長手方向およびラッチ6の移動方向と直交す
る方向)へ移動可能に設けられている。このラッチ6
は、縦方向のうちの凹部8の入口を閉じる方向(上向
き)に付勢されており、その前面には傾斜面6aが形成
されている。この傾斜面6aは、進入するストライカ4
の横棒部4aに当接することにより、ラッチ6に入口を
開くための縦方向の力を与えるためのものであり、横棒
部4aと平行な(移動軌跡と直交する)円筒面の一部に
よって構成されている。したがって、傾斜面6aは、横
棒部4aに対して線接触する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近では、リッド3の
回動軸をストライカ4の横棒部4aに対して傾いた状態
に設定することが、デザインの面から要望されることが
ある。そのように要望に対して、従来のロック機構をそ
のまま用いた場合には、図9(b)に示すように、ラッ
チ6がストライカ4の横棒部4aに対して斜めに移動
し、まず傾斜面6aの一端部が横棒部4aに点接触し、
ラッチ6の移動に伴って接触箇所がラッチ6の幅方向に
移動する。このため、ラッチ6と横棒部4aとの接触長
さが長くなり、ロックの感触が悪化するという問題があ
る。したがって、従来のロック機構をそのまま用いてリ
ッドの回動角度を傾けようとしても、リッドの取付け角
度が制限されてしまう可能性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1の発明は、開口部を有するグローブボッ
クスにストライカを設け、上記グローブボックスに回動
可能に設けられて上記開口部を開閉するリッドにロック
機構本体を設け、このロック機構本体に、リッドを閉鎖
位置に回動させた際に上記ストライカの横棒部が進入す
る凹部を設け、この凹部の入口部分に、この入口を閉じ
る方向に付勢されたラッチを同方向へ移動可能に設け、
このラッチの前面に、前記進入するストライカが当接す
ることによりラッチを上記付勢力に抗して入口を開くた
めの押し下げ力を与える傾斜面を形成したグローブボッ
ク用スリッドのロック機構において、上記傾斜面を、そ
の傾斜方向と直交する面内において凸に湾曲した凸曲面
で構成したことを特徴としている。この場合、上記凸曲
面を円弧面にするのが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1はこの発明に係る
ロック機構の本体15側の構造を示し、図2はラッチ1
6とストライカ4の関係を示す。図1に示すように、ロ
ック部材7によってストライカ4の進入する凹部8が形
成され、その入口部分に、ラッチ16が縦方向へ移動自
在に配設されている点は従来のものと同様である。
【0007】異なる点は、ラッチ16の前面に設けた傾
斜面16aを、図2(a)、(b)に示すように、その
傾斜方向と直交する面P内において凸に湾曲した凸曲面
としている。特に、この実施の形態の場合では、凸の半
円弧面で構成したことである。つまり、ラッチ16を幅
の狭い板状の部材で構成し、ストライカ4に対する当た
り面である傾斜面16aを、傾斜方向に沿って延びる円
筒面の一部で構成したのである。勿論、傾斜面16aの
傾斜方向は、傾斜面16aがストライカ4の横棒部4a
に当接した際に、ラッチ16を縦方向下側に動かす力を
発生する向きに設定してある。
【0008】このように、傾斜面16aをその幅方向に
湾曲した凸曲面で構成した場合には、、図3(a)に示
すようにロック機構本体15をストライカ4と正対させ
た場合と、図3(b)、(C)に示すように、ロック機
構本体15をストライカ4に対して斜めに向かわせた場
合とで、ラッチ16の傾斜面16aをストライカ4の横
棒部4aにほぼ同じ条件で点接触させることができる。
つまり、ロック機構本体15を斜めに向かわせたとき、
傾斜面16aと横棒部4aとの接触箇所が、横棒部4a
の侵入に伴ってラッチ16の幅方向に移動する距離を極
めて小さくすることができる。したがって、ロックの感
触が悪化するのを防止することができる。よって、リッ
ドの取付角度に対する制限を大幅に緩和することができ
る。特に、傾斜面16aを円弧面とした場合には、傾斜
面16aと横棒部4aとの接触箇所を、僅かではあるが
ラッチ16の幅方向へ移動するときに、ほぼ均一に移動
せることができ、したがってロックの感触の悪化をより
一層確実に防止することができる。
【0009】なお、図4は上記のロック機構本体15を
リッド3に取り付ける場合の構造の一例を示している。
リッド3は、図4(b)に示すように、リッドアウタ3
Aとリッドインナ3Bからなり、リッドアウタ3Aの開
口部31から、ロック機構本体15に設けたロック解除
レバー9を露出させた状態で、ロック機構本体15をリ
ッドインナ3Bにねじ止めされている。そして、その状
態で、リッドアウタ3Aとリッドインナ3Bを貼り合わ
せることにより、図4(a)のリッド3が得られる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、傾斜面と横棒部との接触箇所が、横棒部の
侵入に伴ってラッチの幅方向に移動する距離を極めて小
さくすることができ、これによってロックの感触が悪化
するのを防止することができる。したがって、リッドの
取付角度に対する制限を大幅に緩和することができると
いう効果が得られる。請求項2に係る発明によれば、傾
斜面と横棒部との接触箇所を、僅かではあるがラッチの
幅方向へ移動するときに、ほぼ均一に移動せることがで
き、したがってロックの感触の悪化をより一層確実に防
止することができるという効果が得られる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態のロック機構の本体を
示す斜視図である。
【図2】同ロック機構本体のラッチとストライカの関係
を示す図であり、図2(a)はその側面図、図2(b)
はラッチの傾斜面の断面図である。
【図3】同ラッチとストライカの関係を示す図であり、
図3(a)は通常の取付けの場合の関係を、図3(b)
は斜め取付けの場合の関係をそれぞれ示し、図3(c)
は図3(b)の要部の拡大図である。
【図4】同ロック機構本体のリッドに対する取付構造を
示す図で、図4(a)は取付完了状態を示す斜視図、図
4(b)は取付途中の状態を示す斜視図である。
【図5】従来のグローブボックスの概略構成を示す斜視
図である。
【図6】同グローブボックスの側断面図である。
【図7】同グローブボックスのロック機構に用いられて
いるストライカを示す斜視図である。
【図8】同グローブボックスのロック機構の本体の構成
を示す斜視図である。
【図9】従来のロック機構におけるラッチとストライカ
の関係を示す図で、図9(a)は通常の取付けの場合の
関係を、図9(b)は斜め取付けの場合の関係を示す図
である。
【符号の説明】
2 グローブボックス 3 リッド 4 ストライカ 4a 横棒部 7 凹部 15 ロック機構本体 16 ラッチ 16a 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有するグローブボックスにスト
    ライカを設け、上記グローブボックスに回動可能に設け
    られて上記開口部を開閉するリッドにロック機構本体を
    設け、このロック機構本体に、リッドを閉鎖位置に回動
    させた際に上記ストライカの横棒部が進入する凹部を設
    け、この凹部の入口部分に、この入口を閉じる方向に付
    勢されたラッチを同方向へ移動可能に設け、このラッチ
    の前面に、前記進入するストライカが当接することによ
    りラッチを上記付勢力に抗して入口を開くための押し下
    げ力を与える傾斜面を形成したグローブボック用スリッ
    ドのロック機構において、 上記傾斜面を、その傾斜方向と直交する面内において凸
    に湾曲した凸曲面で構成したことを特徴とするグローブ
    ボックス用リッドのロック機構。
  2. 【請求項2】 上記凸曲面を円弧面にしたことを特徴と
    する請求項1に記載のグローブボックス用リッドのロッ
    ク機構。
JP36311497A 1997-12-15 1997-12-15 グローブボックス用リッドのロック機構 Pending JPH11172976A (ja)

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