JPH11172218A - 粘着剤組成物及びその利用 - Google Patents
粘着剤組成物及びその利用Info
- Publication number
- JPH11172218A JPH11172218A JP33669697A JP33669697A JPH11172218A JP H11172218 A JPH11172218 A JP H11172218A JP 33669697 A JP33669697 A JP 33669697A JP 33669697 A JP33669697 A JP 33669697A JP H11172218 A JPH11172218 A JP H11172218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- monomer
- water
- pressure
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 再生紙を製造する工程において使用する抄紙
機の機材,例えば網、脱水のための毛布、濾紙などから
べたつくことなく容易に紙繊維を回収でき、表面がべた
つかない滑りの良好な紙を再生し得る粘着剤組成物を提
供する。 【解決手段】 少なくとも下記(a)〜(c)の3種の
モノマーを共重合して成り、ガラス転移温度が−10℃
以下であり、水酸基価が100以上であり、酸価が50
以下である水分散性アクリル樹脂(X)を50〜90重
量%、ガラス転移温度が100℃以上の水分散性アクリ
ル樹脂(Y1)を10〜50重量%含有することを特徴
とする粘着剤組成物。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
機の機材,例えば網、脱水のための毛布、濾紙などから
べたつくことなく容易に紙繊維を回収でき、表面がべた
つかない滑りの良好な紙を再生し得る粘着剤組成物を提
供する。 【解決手段】 少なくとも下記(a)〜(c)の3種の
モノマーを共重合して成り、ガラス転移温度が−10℃
以下であり、水酸基価が100以上であり、酸価が50
以下である水分散性アクリル樹脂(X)を50〜90重
量%、ガラス転移温度が100℃以上の水分散性アクリ
ル樹脂(Y1)を10〜50重量%含有することを特徴
とする粘着剤組成物。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時には従来の
粘着剤シートと同様の粘着物性を示し、中性水中で熱す
ることもなく容易に分散・離解する粘着剤、及び係る粘
着剤を基材上に塗工した粘着塗工物に関し、さらには該
粘着塗工物と紙との混合物を中性水中で熱することもな
く容易に紙繊維を離解せしめ、これを回収し、紙を再生
する方法に関する。
粘着剤シートと同様の粘着物性を示し、中性水中で熱す
ることもなく容易に分散・離解する粘着剤、及び係る粘
着剤を基材上に塗工した粘着塗工物に関し、さらには該
粘着塗工物と紙との混合物を中性水中で熱することもな
く容易に紙繊維を離解せしめ、これを回収し、紙を再生
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全、省資源の見地から古紙
のリサイクルが進められいるが、雑誌等についているタ
ックラベルシ−ト等に由来する粘着剤が紙再生工程にお
いて混入すると、粘着剤由来の汚れが原因で、抄紙機の
機材からの剥離の際再生紙が破れたり、または再生紙の
表面のべたつきを生じたり、滑りを損なう等再生紙の歩
留まりを悪くするばかりでなく、品質も悪化させ、古紙
のリサイクルを普及・発展し難くしている原因の1つと
なっている。係る粘着剤の混入を防ぐためには、現在雑
誌等を回収した後に、紙を再生する工程の前に予め人手
でタックラベルシ−トを除去する煩雑な作業を必要と
し、作業性が悪いばかりでなく、結果として再生紙の価
格が高くなり、これもまた古紙のリサイクルを普及・発
展し難くしている原因の1つとなっている。
のリサイクルが進められいるが、雑誌等についているタ
ックラベルシ−ト等に由来する粘着剤が紙再生工程にお
いて混入すると、粘着剤由来の汚れが原因で、抄紙機の
機材からの剥離の際再生紙が破れたり、または再生紙の
表面のべたつきを生じたり、滑りを損なう等再生紙の歩
留まりを悪くするばかりでなく、品質も悪化させ、古紙
のリサイクルを普及・発展し難くしている原因の1つと
なっている。係る粘着剤の混入を防ぐためには、現在雑
誌等を回収した後に、紙を再生する工程の前に予め人手
でタックラベルシ−トを除去する煩雑な作業を必要と
し、作業性が悪いばかりでなく、結果として再生紙の価
格が高くなり、これもまた古紙のリサイクルを普及・発
展し難くしている原因の1つとなっている。
【0003】また、再生紙用粘着剤は、pH10〜11
及び50〜70℃のアルカリ温水中で20〜30分の長
時間かけて再分散してきたが、工程の効率化の要請か
ら、常温の中性水で比較的短時間に容易に離解される粘
着剤の開発が求められるようになってきた。尚、「離
解」とは、紙の繊維が「ほぐれる」「ばらける」ことを
意味し、粘着剤の「離解」とは粘着剤が紙の繊維と共に
「ほぐれる」「ばらける」ことを意味する。
及び50〜70℃のアルカリ温水中で20〜30分の長
時間かけて再分散してきたが、工程の効率化の要請か
ら、常温の中性水で比較的短時間に容易に離解される粘
着剤の開発が求められるようになってきた。尚、「離
解」とは、紙の繊維が「ほぐれる」「ばらける」ことを
意味し、粘着剤の「離解」とは粘着剤が紙の繊維と共に
「ほぐれる」「ばらける」ことを意味する。
【0004】上記のような種々の開発要請に応えて、水
離解性粘着剤も提案されつつあるが、水離解性と粘着物
性とを両立するには至っていない。例えば特開平8−1
2727号公報には、カルボキシル化ロジンエステル含
有モノマ−、カルボキシル基含有モノマ−、及び水溶性
モノマ−を共重合して成るビニル系共重合体の粘着剤と
しての利用が開示されてはいるが、初期・経時・加湿後
の接着力いずれも十分とは言えず、積み置きの際のアブ
レージョンで簡単に剥離してしまう。また保持力・加湿
後の保持力も弱いという問題点もある。
離解性粘着剤も提案されつつあるが、水離解性と粘着物
性とを両立するには至っていない。例えば特開平8−1
2727号公報には、カルボキシル化ロジンエステル含
有モノマ−、カルボキシル基含有モノマ−、及び水溶性
モノマ−を共重合して成るビニル系共重合体の粘着剤と
しての利用が開示されてはいるが、初期・経時・加湿後
の接着力いずれも十分とは言えず、積み置きの際のアブ
レージョンで簡単に剥離してしまう。また保持力・加湿
後の保持力も弱いという問題点もある。
【0005】また、特開平8−81661号公報には、
クラフト紙の基材に水溶性の粘着剤層と剥離層との少な
くとも2層を設けるクラフト粘着テープが提案されてい
るが、複数の塗工工程を必要とするなど工程が煩雑にな
り、一般紙基材用途としては展開できない。
クラフト紙の基材に水溶性の粘着剤層と剥離層との少な
くとも2層を設けるクラフト粘着テープが提案されてい
るが、複数の塗工工程を必要とするなど工程が煩雑にな
り、一般紙基材用途としては展開できない。
【0006】また特開平6−184508号公報には、
「アルカリ可溶性粘着剤組成物」が開示されているが、
中性水では離解しない。
「アルカリ可溶性粘着剤組成物」が開示されているが、
中性水では離解しない。
【0007】中性水での離解性の向上せしめるためには
粘着剤の親水性を高めればよく、そのためには、親水性
基の量とりわけアルコール性水酸基の量を多くすればよ
い。しかしながら、単に親水性基の量を多くし水に対す
る離解性を幾ら高めても、再生の工程において紙の原料
たる繊維上に粘着剤の一部が残存し、再生紙を製造する
工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水の
ための毛布、濾紙などに付着し易く紙繊維を回収するこ
とが難しく、また再生紙自体にも残りその品質を損なう
ものであった。
粘着剤の親水性を高めればよく、そのためには、親水性
基の量とりわけアルコール性水酸基の量を多くすればよ
い。しかしながら、単に親水性基の量を多くし水に対す
る離解性を幾ら高めても、再生の工程において紙の原料
たる繊維上に粘着剤の一部が残存し、再生紙を製造する
工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水の
ための毛布、濾紙などに付着し易く紙繊維を回収するこ
とが難しく、また再生紙自体にも残りその品質を損なう
ものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用時には
十分な粘着強度を有しながら、古紙回収後にタックラベ
ルシ−トを人手によって分離せずに、タックラベルシ−
トが混入した状態で再生紙を製造する場合に、中性水で
紙繊維と共に粘着剤を簡単に離解でき、離解した粘着剤
が紙繊維上に残り難く、仮に残存しても再生紙を製造す
る工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水
のための毛布、濾紙などからべたつくことなく容易に紙
繊維を回収でき、表面がべたつかない滑りの良好な紙を
再生し得る粘着剤組成物を提供することを目的とする。
十分な粘着強度を有しながら、古紙回収後にタックラベ
ルシ−トを人手によって分離せずに、タックラベルシ−
トが混入した状態で再生紙を製造する場合に、中性水で
紙繊維と共に粘着剤を簡単に離解でき、離解した粘着剤
が紙繊維上に残り難く、仮に残存しても再生紙を製造す
る工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水
のための毛布、濾紙などからべたつくことなく容易に紙
繊維を回収でき、表面がべたつかない滑りの良好な紙を
再生し得る粘着剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、少なくと
も下記(a)〜(c)の3種のモノマーを共重合して成
り、ガラス転移温度が−10℃以下であり、水酸基価が
100以上であり、酸価が50以下である水分散性アク
リル樹脂(X)を50〜90重量%、ガラス転移温度が
100℃以上の水分散性アクリル樹脂(Y1)を10〜
50重量%含有することを特徴とする粘着剤組成物であ
る。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
も下記(a)〜(c)の3種のモノマーを共重合して成
り、ガラス転移温度が−10℃以下であり、水酸基価が
100以上であり、酸価が50以下である水分散性アク
リル樹脂(X)を50〜90重量%、ガラス転移温度が
100℃以上の水分散性アクリル樹脂(Y1)を10〜
50重量%含有することを特徴とする粘着剤組成物であ
る。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
【0010】第2の発明は、少なくとも下記(a)〜
(c)の3種のモノマーを共重合して成り、ガラス転移
温度が−10℃以下であり、水酸基価が100以上であ
り、酸価が50以下である水分散性アクリル樹脂(X)
を50〜90重量%、無機粒子(Y2)を10〜50重
量%含有することを特徴とする粘着剤組成物である。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
(c)の3種のモノマーを共重合して成り、ガラス転移
温度が−10℃以下であり、水酸基価が100以上であ
り、酸価が50以下である水分散性アクリル樹脂(X)
を50〜90重量%、無機粒子(Y2)を10〜50重
量%含有することを特徴とする粘着剤組成物である。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー
【0011】第3の発明は、基材上に第1又は第2の発
明記載の粘着剤組成物を塗工したことを特徴とする粘着
塗工物である。
明記載の粘着剤組成物を塗工したことを特徴とする粘着
塗工物である。
【0012】第4の発明は、第3の発明記載の粘着塗工
物と紙との混合物を水に浸漬するか、又は前記混合物に
水をかけることによって、紙繊維を離解せしめ、回収
し、該紙繊維から紙を再生する方法である。
物と紙との混合物を水に浸漬するか、又は前記混合物に
水をかけることによって、紙繊維を離解せしめ、回収
し、該紙繊維から紙を再生する方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、ガラス転移温
度(以下、Tgという)が低く、かつ親水性に富む水分
散性アクリル樹脂(X)と、Tgが比較的高い水分散性
アクリル樹脂(Y1)とを含有するか、又は前記(Y
1)の代わりに再生紙のプレス加工時に時に軟化しない
ような無機粒子(Y2)を含有することが重要である。
(Y1)又は(Y2)を含有せしめることによって、紙
の再生工程において原料パルプに粘着剤が残ってもべた
つくことがない。
度(以下、Tgという)が低く、かつ親水性に富む水分
散性アクリル樹脂(X)と、Tgが比較的高い水分散性
アクリル樹脂(Y1)とを含有するか、又は前記(Y
1)の代わりに再生紙のプレス加工時に時に軟化しない
ような無機粒子(Y2)を含有することが重要である。
(Y1)又は(Y2)を含有せしめることによって、紙
の再生工程において原料パルプに粘着剤が残ってもべた
つくことがない。
【0014】水分散性アクリル樹脂(X)は、粘着組成
物のベースとなる部分であり、できるだけ低Tg、高水
酸基価であることが好ましい。水分散性アクリル樹脂
(X)のTgが−10℃を超えたり、水酸基価が100
未満であると、水離解の際のスティッキーな浮遊物が多
くなり、かかる浮遊物が原料パルプに残りやすく,プレ
ス乾燥後再生紙が濾紙から剥がれ難くなる。また、酸価
が50以下であることを要し、50を越えると塗工物の
加湿試験後(60℃−95%、3日)に塗膜が硬くな
り、粘着力が著しく低下する。
物のベースとなる部分であり、できるだけ低Tg、高水
酸基価であることが好ましい。水分散性アクリル樹脂
(X)のTgが−10℃を超えたり、水酸基価が100
未満であると、水離解の際のスティッキーな浮遊物が多
くなり、かかる浮遊物が原料パルプに残りやすく,プレ
ス乾燥後再生紙が濾紙から剥がれ難くなる。また、酸価
が50以下であることを要し、50を越えると塗工物の
加湿試験後(60℃−95%、3日)に塗膜が硬くな
り、粘着力が著しく低下する。
【0015】本発明に用いられるモノマー(a)群のう
ち、アルキル鎖の炭素数1から13の(メタ) アクリル
酸アルキルエステルとしては、例えば、メチル(メタ)
アクリレ−ト、エチル(メタ) アクリレ−ト、n−ブチ
ル(メタ) アクリレ−ト、i−ブチル(メタ) アクリレ
−ト、オクチル(メタ) アクリレ−ト、2−エチルヘキ
シル(メタ) アクリレ−ト、ドデシル(メタ) アクリレ
−トなどが挙げられる。本発明に用いられるモノマー
(a)群のうち、モノビニリデン芳香族としては、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンな
どが挙げられ、共役ジエンモノマ−としては、例えば、
1,3−ブタジエン、イソプレンなどが挙げられる。
ち、アルキル鎖の炭素数1から13の(メタ) アクリル
酸アルキルエステルとしては、例えば、メチル(メタ)
アクリレ−ト、エチル(メタ) アクリレ−ト、n−ブチ
ル(メタ) アクリレ−ト、i−ブチル(メタ) アクリレ
−ト、オクチル(メタ) アクリレ−ト、2−エチルヘキ
シル(メタ) アクリレ−ト、ドデシル(メタ) アクリレ
−トなどが挙げられる。本発明に用いられるモノマー
(a)群のうち、モノビニリデン芳香族としては、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンな
どが挙げられ、共役ジエンモノマ−としては、例えば、
1,3−ブタジエン、イソプレンなどが挙げられる。
【0016】上記モノマー(a)の使用量は、基材に対
する接着力と水離解の際の凝集物の量、及び製造された
再生紙の滑り性を考慮して選択すればよい。粘着剤組成
物のTgが高いときは再生紙の滑りは良好であるが、接
着力及び離解の際の凝集物生成に悪影響を及ぼす。後述
するモノマー(b)(c)が多いとアクリル樹脂(X)
のTgが高くなる傾向にあり、モノマー(a)の量が必
要以上に少ないとアクリル樹脂(X)のTgが高くなり
過ぎ、逆に多すぎると離解性、その他すべての性能が悪
くなる。
する接着力と水離解の際の凝集物の量、及び製造された
再生紙の滑り性を考慮して選択すればよい。粘着剤組成
物のTgが高いときは再生紙の滑りは良好であるが、接
着力及び離解の際の凝集物生成に悪影響を及ぼす。後述
するモノマー(b)(c)が多いとアクリル樹脂(X)
のTgが高くなる傾向にあり、モノマー(a)の量が必
要以上に少ないとアクリル樹脂(X)のTgが高くなり
過ぎ、逆に多すぎると離解性、その他すべての性能が悪
くなる。
【0017】本発明に用いられるスルホン酸基またはス
ルホン酸ナトリウム基を有するモノマー(b)として
は、例えば、ビニルスルホン酸(ナトリウム) 、アリル
スルホン酸(ナトリウム) 、メタリルスルホン酸(ナト
リウム) 、スルホキシルエチルメタクリル酸(ナトリウ
ム)、スチレンスルホン酸(ナトリウム) などが挙げら
れる。モノマー(b)は、後述するアルコール性水酸基
を有するモノマ−(c)を大量に使用して乳化重合する
際には乳化助剤として機能し、また水/アルコ−ル溶媒
中で分散重合する際には分散剤として機能する。かかる
モノマー(b)は、全モノマー中通常は1〜20重量%
使用することが好ましく、3〜10重量%使用すること
がより好ましい。乳化重合の場合は、モノマー(b)の
使用量が少ないと、滴下の為のプレエマルションが形成
し難くなり、モノマ−と水とが分離する傾向にある。一
方、モノマー(b)の使用量が多いと、アクリル樹脂
(X)のTgが著しく高くなり、また一方では基材への
塗工性や転写法で粘着塗工物を得る際の剥離材に対する
濡れ性が劣る傾向にある。また、分散重合の場合は、モ
ノマー(b)の使用量が少ないと、粒径が大きくなり粘
着剤組成物の粘度が低下し、所望の膜厚の粘着剤層を有
する粘着塗工物が得難い。一方、モノマー(b)の使用
量が多いと、粒径が小さくなり過ぎ、粘着剤組成物が高
粘度化し、塗工性を損ない易く、良好な塗工性を確保す
るためには希釈しなければならず、この場合は乾燥性を
損なうので好ましくない。尚、吸湿による粘着諸物性の
低下を防止するために共重合後、モノマー(b)に由来
するスルホン酸基をエチレンイミンで架橋してもよい。
ルホン酸ナトリウム基を有するモノマー(b)として
は、例えば、ビニルスルホン酸(ナトリウム) 、アリル
スルホン酸(ナトリウム) 、メタリルスルホン酸(ナト
リウム) 、スルホキシルエチルメタクリル酸(ナトリウ
ム)、スチレンスルホン酸(ナトリウム) などが挙げら
れる。モノマー(b)は、後述するアルコール性水酸基
を有するモノマ−(c)を大量に使用して乳化重合する
際には乳化助剤として機能し、また水/アルコ−ル溶媒
中で分散重合する際には分散剤として機能する。かかる
モノマー(b)は、全モノマー中通常は1〜20重量%
使用することが好ましく、3〜10重量%使用すること
がより好ましい。乳化重合の場合は、モノマー(b)の
使用量が少ないと、滴下の為のプレエマルションが形成
し難くなり、モノマ−と水とが分離する傾向にある。一
方、モノマー(b)の使用量が多いと、アクリル樹脂
(X)のTgが著しく高くなり、また一方では基材への
塗工性や転写法で粘着塗工物を得る際の剥離材に対する
濡れ性が劣る傾向にある。また、分散重合の場合は、モ
ノマー(b)の使用量が少ないと、粒径が大きくなり粘
着剤組成物の粘度が低下し、所望の膜厚の粘着剤層を有
する粘着塗工物が得難い。一方、モノマー(b)の使用
量が多いと、粒径が小さくなり過ぎ、粘着剤組成物が高
粘度化し、塗工性を損ない易く、良好な塗工性を確保す
るためには希釈しなければならず、この場合は乾燥性を
損なうので好ましくない。尚、吸湿による粘着諸物性の
低下を防止するために共重合後、モノマー(b)に由来
するスルホン酸基をエチレンイミンで架橋してもよい。
【0018】本発明に用いられるアルコール性水酸基を
含有するモノマー(c)としては、例えば、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルアルコー
ル、グリセロールメタクリレートなどが挙げられる。か
かるモノマー(c)が、粘着剤の水への離解性を制御す
る。モノマー(c)を多量に使用すると高湿下において
粘着剤が吸湿して、著しく軟化するために接着力、凝集
力が共に低下するので、かかる粘着諸物性と水離解性と
のバランスをとるべくモノマー(c)の量を選択する。
また、吸湿による粘着諸物性の低下を防止するために共
重合後、モノマー(c)に由来するアルコール性水酸基
を硼砂で架橋してもよい。
含有するモノマー(c)としては、例えば、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルアルコー
ル、グリセロールメタクリレートなどが挙げられる。か
かるモノマー(c)が、粘着剤の水への離解性を制御す
る。モノマー(c)を多量に使用すると高湿下において
粘着剤が吸湿して、著しく軟化するために接着力、凝集
力が共に低下するので、かかる粘着諸物性と水離解性と
のバランスをとるべくモノマー(c)の量を選択する。
また、吸湿による粘着諸物性の低下を防止するために共
重合後、モノマー(c)に由来するアルコール性水酸基
を硼砂で架橋してもよい。
【0019】本発明においては、上記(a)〜(c)の
モノマーの他にこれらと共重合し得る種々のモノマー、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、クロトン酸等の炭素数3〜9の不飽
和エチレン性モノ(ジ)カルボン酸モノマーも使用する
ことができる。かかる不飽和エチレン性モノ(ジ)カル
ボン酸モノマーを使用すると、粘着剤が紙基材に含まれ
るカルシウムと架橋して粘着剤層が硬くなるので粘着剤
の吸湿による軟化を防ぎ、粘着諸物性の低下を防止する
ことができる。
モノマーの他にこれらと共重合し得る種々のモノマー、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、クロトン酸等の炭素数3〜9の不飽
和エチレン性モノ(ジ)カルボン酸モノマーも使用する
ことができる。かかる不飽和エチレン性モノ(ジ)カル
ボン酸モノマーを使用すると、粘着剤が紙基材に含まれ
るカルシウムと架橋して粘着剤層が硬くなるので粘着剤
の吸湿による軟化を防ぎ、粘着諸物性の低下を防止する
ことができる。
【0020】さらに、水分散性アクリル樹脂(X)に、
内部架橋をもたらすために不飽和二重結合を2個以上含
有するモノマー、例えばジビニルベンゼン、ポリエチレ
ングリコ−ルジメタクリレ−ト、ジアリルフタレートな
ども5重量%以下であれば使用することが可能である。
内部架橋をもたらすために不飽和二重結合を2個以上含
有するモノマー、例えばジビニルベンゼン、ポリエチレ
ングリコ−ルジメタクリレ−ト、ジアリルフタレートな
ども5重量%以下であれば使用することが可能である。
【0021】さらにまた、水分散性アクリル樹脂(X)
の分子量を調整するために連鎖移動剤、例えばオクチル
チオグリコレート、t−ドデシルメルカプタン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン等を1重量%以下
使用したり、次亜燐酸ナトリウムを5重量%以下使用し
たりすることもできる。
の分子量を調整するために連鎖移動剤、例えばオクチル
チオグリコレート、t−ドデシルメルカプタン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン等を1重量%以下
使用したり、次亜燐酸ナトリウムを5重量%以下使用し
たりすることもできる。
【0022】本発明において使用する水分散性アクリル
樹脂(X)は、乳化重合・分散重合で製造しても良い
し、溶液重合後水性媒体を加えるなどして水分散体とし
て用いても良いが、乳化重合・分散重合で製造すること
が好ましい。
樹脂(X)は、乳化重合・分散重合で製造しても良い
し、溶液重合後水性媒体を加えるなどして水分散体とし
て用いても良いが、乳化重合・分散重合で製造すること
が好ましい。
【0023】水分散性アクリル樹脂(X)を乳化重合に
て製造する場合には、界面活性剤、または場合によって
は水溶性保護コロイドが適宜用いられる。
て製造する場合には、界面活性剤、または場合によって
は水溶性保護コロイドが適宜用いられる。
【0024】界面活性剤としては、ノニオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、又
は両性界面活性剤等をそれぞれ単独で、又は各種組み合
わせて使用することができ、共重合に供される全モノマ
ーに対して0.1〜10重量%使用することが好まし
い。ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンフェニルエ
ーテル類、ソルビタン高級脂肪酸エステル類、グリセリ
ン高級脂肪酸エステル類等が挙げられる。アニオン系界
面活性剤としては、高級脂肪酸塩類、アルキル硫酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩類、アルキルスルホコハク酸エステル塩等が挙
げられる。カチオン系界面活性剤としては、アルキルア
ミン塩類、アルキル第4級アンモニウム塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン類等が挙げられる。両性界面
活性剤としては、アミノ酸等が挙げられる。
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、又
は両性界面活性剤等をそれぞれ単独で、又は各種組み合
わせて使用することができ、共重合に供される全モノマ
ーに対して0.1〜10重量%使用することが好まし
い。ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンフェニルエ
ーテル類、ソルビタン高級脂肪酸エステル類、グリセリ
ン高級脂肪酸エステル類等が挙げられる。アニオン系界
面活性剤としては、高級脂肪酸塩類、アルキル硫酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩類、アルキルスルホコハク酸エステル塩等が挙
げられる。カチオン系界面活性剤としては、アルキルア
ミン塩類、アルキル第4級アンモニウム塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン類等が挙げられる。両性界面
活性剤としては、アミノ酸等が挙げられる。
【0025】水溶性保護コロイドとしては、ポリビニル
アルコ−ル、セルロ−ス誘導体、デンプン・水飴などの
天然多糖類などが挙げられ、かかる水溶性保護コロイド
を使用する場合には、共重合に供される全モノマーに対
して30重量%以下使用することが好ましい。
アルコ−ル、セルロ−ス誘導体、デンプン・水飴などの
天然多糖類などが挙げられ、かかる水溶性保護コロイド
を使用する場合には、共重合に供される全モノマーに対
して30重量%以下使用することが好ましい。
【0026】本発明において使用する水分散性アクリル
樹脂(Y1)は、Tgが100℃以上であることを要す
る。即ち、水分散性アクリル樹脂(Y1)は、水分散性
アクリル樹脂(X)に比較して硬い成分であり、かかる
成分を分散性は水分散性アクリル樹脂(X)に添加する
ことにより、再生パルプに残存する粘着剤全体のTgを
高め、べたつきを生じないようにできたものである。か
かる水分散性アクリル樹脂(Y1)は、上記水分散性ア
クリル樹脂(X)と同様にして得ることができる。
樹脂(Y1)は、Tgが100℃以上であることを要す
る。即ち、水分散性アクリル樹脂(Y1)は、水分散性
アクリル樹脂(X)に比較して硬い成分であり、かかる
成分を分散性は水分散性アクリル樹脂(X)に添加する
ことにより、再生パルプに残存する粘着剤全体のTgを
高め、べたつきを生じないようにできたものである。か
かる水分散性アクリル樹脂(Y1)は、上記水分散性ア
クリル樹脂(X)と同様にして得ることができる。
【0027】本発明においては、水分散性アクリル樹脂
(Y1)の代わりの「硬い成分」として、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機粒子(Y2)も同様に使用
することができる。
(Y1)の代わりの「硬い成分」として、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機粒子(Y2)も同様に使用
することができる。
【0028】本発明においては、水分散性アクリル樹脂
(X)を50〜90重量%,水分散性アクリル樹脂(Y
1)又は無機粒子(Y2)を10〜50重量%の割合で
使用することが必要であり、(X)/(Y1)又は(Y
2)は70〜80/20〜30(重量%)であることが
好ましい。水分散性アクリル樹脂(X)が50重量%未
満、即ち(Y1)又は(Y2)が50重量%を越える
と、粘着物性が全て劣り、一方(X)が90重量%を越
え、(Y1)又は(Y2)が10重量未満だと水離解性
が劣り、とりわけ再生紙のすべり性が不良となる。
(X)を50〜90重量%,水分散性アクリル樹脂(Y
1)又は無機粒子(Y2)を10〜50重量%の割合で
使用することが必要であり、(X)/(Y1)又は(Y
2)は70〜80/20〜30(重量%)であることが
好ましい。水分散性アクリル樹脂(X)が50重量%未
満、即ち(Y1)又は(Y2)が50重量%を越える
と、粘着物性が全て劣り、一方(X)が90重量%を越
え、(Y1)又は(Y2)が10重量未満だと水離解性
が劣り、とりわけ再生紙のすべり性が不良となる。
【0029】初期接着力の向上、または特定基材への接
着力の向上を目的として、本発明の粘着剤組成物には、
粘着性付与剤を含有することもできる。例えば、ロジン
樹脂、フェノール樹脂、ポリテルペン、アセチレン樹
脂、石油系炭化水素樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合
体、合成ゴム、天然ゴム等を粘着性付与剤として粘着剤
組成中に30重量%以下含有してもよい。
着力の向上を目的として、本発明の粘着剤組成物には、
粘着性付与剤を含有することもできる。例えば、ロジン
樹脂、フェノール樹脂、ポリテルペン、アセチレン樹
脂、石油系炭化水素樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合
体、合成ゴム、天然ゴム等を粘着性付与剤として粘着剤
組成中に30重量%以下含有してもよい。
【0030】更には、本発明の粘着剤組成物には、必要
に応じて種々の添加剤を含有することができる。例え
ば、消泡剤、中和剤、可塑剤、湿潤剤、増粘剤、充填
剤、架橋剤、着色剤、防腐剤、防黴剤、溶剤等が挙げら
れる。
に応じて種々の添加剤を含有することができる。例え
ば、消泡剤、中和剤、可塑剤、湿潤剤、増粘剤、充填
剤、架橋剤、着色剤、防腐剤、防黴剤、溶剤等が挙げら
れる。
【0031】本発明の粘着剤組成物は、塗工適性を考慮
すると、不揮発分は30〜60%であることが好まし
く、40〜50%であることがより好ましく、かかる範
囲において、BL型粘度計6000rpm、#4ロータ
ー使用したときの粘度は、3000〜10000cps
であることが好ましく、4000〜5000cpsであ
ることがより好ましい。また、pHは経時保存安定性、
作業環境性の観点から4〜9であることが好ましく、
7.5〜8.5であることがより好ましい。
すると、不揮発分は30〜60%であることが好まし
く、40〜50%であることがより好ましく、かかる範
囲において、BL型粘度計6000rpm、#4ロータ
ー使用したときの粘度は、3000〜10000cps
であることが好ましく、4000〜5000cpsであ
ることがより好ましい。また、pHは経時保存安定性、
作業環境性の観点から4〜9であることが好ましく、
7.5〜8.5であることがより好ましい。
【0032】本発明の粘着剤組成物は、紙・水溶性フィ
ルムなどの基材に塗工して粘着塗工物を得ることが可能
である。紙としては、上質紙、スーパーコート紙、グロ
ス紙などが挙げられ、水溶性フィルムとしてはポリビニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコール共重合体のフィルム等が挙げられる。本発
明の粘着塗工物は、コンマコーターあるいはリバースコ
ーター等を用いて粘着剤組成物を紙へ直接又は転写塗工
するか、あるいは基材として水溶性フィルムを用いる場
合には転写塗工することにより得ることができる。尚、
転写塗工とは、剥離材上に粘着剤組成物を塗工し、乾燥
した後に粘着剤組成物層上に基材を積層する方法であ
る。かかる粘着塗工物上の粘着剤組成物層の塗工量は乾
燥重量で5〜50g/m2であることが好ましく、15
〜25g/m2 であることが好ましい。
ルムなどの基材に塗工して粘着塗工物を得ることが可能
である。紙としては、上質紙、スーパーコート紙、グロ
ス紙などが挙げられ、水溶性フィルムとしてはポリビニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコール共重合体のフィルム等が挙げられる。本発
明の粘着塗工物は、コンマコーターあるいはリバースコ
ーター等を用いて粘着剤組成物を紙へ直接又は転写塗工
するか、あるいは基材として水溶性フィルムを用いる場
合には転写塗工することにより得ることができる。尚、
転写塗工とは、剥離材上に粘着剤組成物を塗工し、乾燥
した後に粘着剤組成物層上に基材を積層する方法であ
る。かかる粘着塗工物上の粘着剤組成物層の塗工量は乾
燥重量で5〜50g/m2であることが好ましく、15
〜25g/m2 であることが好ましい。
【0033】本発明の粘着塗工物は、雑誌等の紙と共に
古紙として回収された後、人手で分離することなくその
まま水によって離解することができる。粘着塗工物の紙
基材は雑誌等の紙の繊維と共に再生され、また基材が水
溶性フィルムの場合には溶解し、濾液として分離すれば
よい。そして、粘着塗工物上の粘着剤組成物は、紙の繊
維と共に水によって離解することができる。
古紙として回収された後、人手で分離することなくその
まま水によって離解することができる。粘着塗工物の紙
基材は雑誌等の紙の繊維と共に再生され、また基材が水
溶性フィルムの場合には溶解し、濾液として分離すれば
よい。そして、粘着塗工物上の粘着剤組成物は、紙の繊
維と共に水によって離解することができる。
【0034】
【実施例】次に実施例により本発明を説明する。 合成例1(水分散性アクリル樹脂(X1)の合成) 2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA) 29部 ヒドロキシエチルアクリレート(HEA) 12部 アリルスルホン酸ソーダ(50%水溶液)(SAS) 6部 アクリル酸(AA) 1部 アニオン系乳化剤(30%水溶液) 6部 イオン交換水 14部 を混合し緩やかに攪拌してモノマー混合乳化液を調整
し、滴下槽に仕込む。一方反応槽に、イオン交換水:2
5.6部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みなが
ら80℃に加熱する。過硫酸アンモニウム(5%水溶
液)1.1部を反応槽に仕込む。上記のモノマー混合乳
化液と、過硫酸アンモニウム(5%水溶液)3.3部と
を同時にそれぞれ反応槽に3時間かけて滴下し、反応温
度を60℃に下げ、パーブチルH(5%水溶液)0.9
部とロンガリット1.1部を3回に分けて30分毎に添
加し、反応を終了し、不揮発分47%のアクリル樹脂
(X1)の水分散体を得た。
し、滴下槽に仕込む。一方反応槽に、イオン交換水:2
5.6部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みなが
ら80℃に加熱する。過硫酸アンモニウム(5%水溶
液)1.1部を反応槽に仕込む。上記のモノマー混合乳
化液と、過硫酸アンモニウム(5%水溶液)3.3部と
を同時にそれぞれ反応槽に3時間かけて滴下し、反応温
度を60℃に下げ、パーブチルH(5%水溶液)0.9
部とロンガリット1.1部を3回に分けて30分毎に添
加し、反応を終了し、不揮発分47%のアクリル樹脂
(X1)の水分散体を得た。
【0035】合成例2〜4(水分散性アクリル樹脂(X
2)〜(X4)の合成) 表1に示すモノマー処方にて合成例1と同様にして、不
揮発分47%のアクリル樹脂(X2)〜(X4)の水分
散体を得た。
2)〜(X4)の合成) 表1に示すモノマー処方にて合成例1と同様にして、不
揮発分47%のアクリル樹脂(X2)〜(X4)の水分
散体を得た。
【0036】合成例5(水分散性アクリル樹脂(X5)
の合成) 反応槽にイオン交換水32.4部、イソプロピルアルコ
ール10部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みな
がら60℃に加熱し、過硫酸アンモニウム(10%水溶
液)2部添加し、 2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA) 20部 ヒドロキシエチルアクリレート(HEA) 25部 アリルスルホン酸ソーダ(50%水溶液)(SAS) 10部 の混合モノマーを90分かけて滴下し、60℃で2時間
反応した後、80℃に昇温してさらに2時間(この間1
時間置きに過硫酸アンモニウム10%水溶液0.6部を
3回に分けて添加)反応させ、不揮発分50%のアクリ
ル樹脂(X5)の水分散体を得た。
の合成) 反応槽にイオン交換水32.4部、イソプロピルアルコ
ール10部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みな
がら60℃に加熱し、過硫酸アンモニウム(10%水溶
液)2部添加し、 2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA) 20部 ヒドロキシエチルアクリレート(HEA) 25部 アリルスルホン酸ソーダ(50%水溶液)(SAS) 10部 の混合モノマーを90分かけて滴下し、60℃で2時間
反応した後、80℃に昇温してさらに2時間(この間1
時間置きに過硫酸アンモニウム10%水溶液0.6部を
3回に分けて添加)反応させ、不揮発分50%のアクリ
ル樹脂(X5)の水分散体を得た。
【0037】 合成例6(水分散性アクリル樹脂(Y1)の合成) メチルメタクリレート(MMA) 54部 ブチルアクリレート(BA) 3部 アクリル酸(AA) 1部 アニオン系乳化剤 5部 イオン交換水 15.8部 を混合し緩やかに攪拌してモノマー混合乳化液を調整
し、滴下槽に仕込む。一方反応槽に、イオン交換水:1
9部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みながら8
0℃に加熱し、過硫酸アンモニウム(10%水溶液)
0.7部を添加する。上記のモノマー混合乳化液と、過
硫酸アンモニウム(10%水溶液)1.6部とを同時に
それぞれ反応槽に3時間かけて30分毎に添加し、反応
を終了し、不揮発分60%のアクリル樹脂(Y1)の水
分散体を得た。
し、滴下槽に仕込む。一方反応槽に、イオン交換水:1
9部を仕込み、窒素を50ml/分で吹き込みながら8
0℃に加熱し、過硫酸アンモニウム(10%水溶液)
0.7部を添加する。上記のモノマー混合乳化液と、過
硫酸アンモニウム(10%水溶液)1.6部とを同時に
それぞれ反応槽に3時間かけて30分毎に添加し、反応
を終了し、不揮発分60%のアクリル樹脂(Y1)の水
分散体を得た。
【0038】以上合成例1〜6の各樹脂のモノマー組
成、及び得られた各アクリル樹脂のTg,水酸基価、酸
価を表1に示す。
成、及び得られた各アクリル樹脂のTg,水酸基価、酸
価を表1に示す。
【0039】実施例1(粘着剤塗工物の作製) 水分散性アクリル樹脂(X1)と水分散性アクリル樹脂
(Y1)を固形分で80部と20部混合し、25%アン
モニアでpHを7.5〜8.5,粘度を4000〜50
00cpsに調整し、さらに消泡剤、濡れ改良剤を添加
した。かかる粘着剤組成物を市販のグラシン紙セパレー
タ上に塗工し(塗工量:20±1g/m2 )、90℃−
30秒乾燥した後、市販の上質紙<55>を張り合わせ
粘着シート(粘着塗工物)を作製した。
(Y1)を固形分で80部と20部混合し、25%アン
モニアでpHを7.5〜8.5,粘度を4000〜50
00cpsに調整し、さらに消泡剤、濡れ改良剤を添加
した。かかる粘着剤組成物を市販のグラシン紙セパレー
タ上に塗工し(塗工量:20±1g/m2 )、90℃−
30秒乾燥した後、市販の上質紙<55>を張り合わせ
粘着シート(粘着塗工物)を作製した。
【0040】実施例2〜7 表2に示す処方にて粘着剤組成物を得、実施例1と同様
にして粘着シートを作製した。
にして粘着シートを作製した。
【0041】実施例8〜9 実施例8は実施例1における水分散性アクリル樹脂(Y
1)の代わりにコロイダルシリカであるルドックスAM
(Du pont社(株)製)を、実施例9はアルミナ
ゾルであるカタロイドAP−3を用いた以外は実施例1
と同様にして粘着剤組成物,及び粘着シートを作製し
た。
1)の代わりにコロイダルシリカであるルドックスAM
(Du pont社(株)製)を、実施例9はアルミナ
ゾルであるカタロイドAP−3を用いた以外は実施例1
と同様にして粘着剤組成物,及び粘着シートを作製し
た。
【0042】実施例10〜13 水分散性アクリル樹脂(X1)及び水分散性アクリル樹
脂(Y1)の他に、表1に示す処方にて、水飴(実施例
10)、ポリイタコン酸(実施例11)、ロジンマレイ
ン酸樹脂(実施例12)、アニオン性乳化剤(実施例1
3)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成
物,及び粘着シートを作製した。
脂(Y1)の他に、表1に示す処方にて、水飴(実施例
10)、ポリイタコン酸(実施例11)、ロジンマレイ
ン酸樹脂(実施例12)、アニオン性乳化剤(実施例1
3)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成
物,及び粘着シートを作製した。
【0043】比較例1〜5 比較例1〜5は、アクリル樹脂(X1〜X5)水分散体
をそれぞれ単独で用いた以外は実施例1と同様にして粘
着剤組成物,及び粘着シートを作製した。
をそれぞれ単独で用いた以外は実施例1と同様にして粘
着剤組成物,及び粘着シートを作製した。
【0044】比較例6 水分散性アクリル樹脂(X1):50部と水分散性アク
リル樹脂(Y1):50部とを混合し、実施例1と同様
にして粘着剤組成物,及び粘着シートを作製した。
リル樹脂(Y1):50部とを混合し、実施例1と同様
にして粘着剤組成物,及び粘着シートを作製した。
【0045】実施例1〜13、比較例1〜6で得た粘着
シートについて、下記の通り粘着物性試験、水離解性試
験等を行い、その結果を表3に示した。 (1)初期及び24時間後の接着力の測定 試験片を25mm×100mmに切断しグラシン紙セパ
レーターを剥がした後、JIS Z−0237で規定さ
れる圧着装置を用いてSUS304板上に圧着し、圧着
直後及び24時間後に、テンシロン引っ張り試験機を用
いて、180°ピール強度を求めた(引っ張り速度:3
00mm/分)。
シートについて、下記の通り粘着物性試験、水離解性試
験等を行い、その結果を表3に示した。 (1)初期及び24時間後の接着力の測定 試験片を25mm×100mmに切断しグラシン紙セパ
レーターを剥がした後、JIS Z−0237で規定さ
れる圧着装置を用いてSUS304板上に圧着し、圧着
直後及び24時間後に、テンシロン引っ張り試験機を用
いて、180°ピール強度を求めた(引っ張り速度:3
00mm/分)。
【0046】(2)保持力の測定 JIS Z−0237に準じて貼付面積を25mm×2
5mmとして、40℃−1kgの荷重にて、粘着テープ
が落下するまでの時間を最大70000秒まで計測し
た。
5mmとして、40℃−1kgの荷重にて、粘着テープ
が落下するまでの時間を最大70000秒まで計測し
た。
【0047】(3)ボールタック JIS Z−0237に準拠したJ.Dow法により測
定した。
定した。
【0048】(4)水離解性試験及び再生紙抄紙試験 実施例1〜13、比較例1〜6で得た粘着シート:1.
6gをできるだけ細かく千切り水道水130gと共に、
家庭用ミキサー(700ml容量)で5000rpm−
5分間撹拌した後、水道水を加え0.15%の濃度のス
ラリーを得る内径16cmの鋼管中に150メッシュの
金網を固定し、該金網の下部に水を張り、金網上に希釈
した上記スラリーを抄き、金網上に湿紙を得る。
6gをできるだけ細かく千切り水道水130gと共に、
家庭用ミキサー(700ml容量)で5000rpm−
5分間撹拌した後、水道水を加え0.15%の濃度のス
ラリーを得る内径16cmの鋼管中に150メッシュの
金網を固定し、該金網の下部に水を張り、金網上に希釈
した上記スラリーを抄き、金網上に湿紙を得る。
【0049】かかる湿紙上にほぼ同じ大きさの濾紙を重
ね、さらに吸水濾紙を網の下に3枚重ねた後、この上に
厚手の金属板を乗せ、該金属板上をコーチロール(直径
102mm、面長177.8mm、質量13kg)で5
回往復する。吸水濾紙を除き、湿紙を濾紙ごと金網から
剥がし、湿紙の金網に接していた方の面を金属板に接触
させ、新たに濾紙上に吸水濾紙3枚を重ねて3.5kg
/cm2 の圧力で5分間脱水する。最後に圧をかけずに
120℃−100秒乾燥し、濾紙、吸水濾紙を剥がし再
生紙を得る。一連の操作において、金網からの剥離性、
濾紙からの剥離性、得られた再生紙のべたつき・滑りを
評価した。
ね、さらに吸水濾紙を網の下に3枚重ねた後、この上に
厚手の金属板を乗せ、該金属板上をコーチロール(直径
102mm、面長177.8mm、質量13kg)で5
回往復する。吸水濾紙を除き、湿紙を濾紙ごと金網から
剥がし、湿紙の金網に接していた方の面を金属板に接触
させ、新たに濾紙上に吸水濾紙3枚を重ねて3.5kg
/cm2 の圧力で5分間脱水する。最後に圧をかけずに
120℃−100秒乾燥し、濾紙、吸水濾紙を剥がし再
生紙を得る。一連の操作において、金網からの剥離性、
濾紙からの剥離性、得られた再生紙のべたつき・滑りを
評価した。
【0050】尚、上記の評価試験では、紙再生に対する
粘着剤組成物の混入の影響をはっきり評価すべく、紙を
基材とする粘着シート(粘着塗工物)のみから紙繊維を
回収し、紙を再生したものである。
粘着剤組成物の混入の影響をはっきり評価すべく、紙を
基材とする粘着シート(粘着塗工物)のみから紙繊維を
回収し、紙を再生したものである。
【0051】(金網からの剥離性) ○:良好。 ×:金網にパルプが取られる。
【0052】(濾紙からの剥離性) ○:スムーズに取れる。 △:剥離が重い。 ×:再生紙が破れる。
【0053】(再生紙のべたつき・滑り) ○:べたつきなく滑る。 △:べたつかないが湿潤感有り。 ×:べたつく。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】本発明によって、使用時には十分な粘着
強度を有しながら、古紙回収後にタックラベルシ−トを
人手によって分離せずに、タックラベルシ−トが混入し
た状態で再生紙を製造する場合においても、中性水で紙
繊維と共に粘着剤を簡単に離解でき、離解した粘着剤が
紙繊維上に残り難く、仮に残存しても再生紙を製造する
工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水の
ための毛布、濾紙などからべたつくことなく容易に紙繊
維を回収でき、表面がべたつかない滑りの良好な紙を再
生し得る粘着剤組成物を提供することができるようにな
った。
強度を有しながら、古紙回収後にタックラベルシ−トを
人手によって分離せずに、タックラベルシ−トが混入し
た状態で再生紙を製造する場合においても、中性水で紙
繊維と共に粘着剤を簡単に離解でき、離解した粘着剤が
紙繊維上に残り難く、仮に残存しても再生紙を製造する
工程において使用する抄紙機の機材,例えば網、脱水の
ための毛布、濾紙などからべたつくことなく容易に紙繊
維を回収でき、表面がべたつかない滑りの良好な紙を再
生し得る粘着剤組成物を提供することができるようにな
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08F 212/00 C08F 212/00 220/12 220/12 228/02 228/02 236/04 236/04
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも下記(a)〜(c)の3種の
モノマーを共重合して成り、ガラス転移温度が−10℃
以下であり、水酸基価が100以上であり、酸価が50
以下である水分散性アクリル樹脂(X)を50〜90重
量%、ガラス転移温度が100℃以上の水分散性アクリ
ル樹脂(Y1)を10〜50重量%含有することを特徴
とする粘着剤組成物。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー - 【請求項2】 少なくとも下記(a)〜(c)の3種の
モノマーを共重合して成り、ガラス転移温度が−10℃
以下であり、水酸基価が100以上であり、酸価が50
以下である水分散性アクリル樹脂(X)を50〜90重
量%、無機粒子(Y2)を10〜50重量%含有するこ
とを特徴とする粘着剤組成物。 (a)アルキル鎖の炭素数1〜13の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、ビニリデン芳香族モノマ−、及び共
役ジエンモノマ−からなる群より選ばれる少なくとも1
種のモノマー (b)スルホン酸基またはスルホン酸ナトリウム基を有
するモノマー (c)アルコール性水酸基を有するモノマー - 【請求項3】 基材上に請求項1又は2記載の粘着剤組
成物を塗工したことを特徴とする粘着塗工物。 - 【請求項4】 請求項3記載の粘着塗工物と紙との混合
物を水に浸漬するか、又は前記混合物に水をかけること
によって、紙繊維を離解せしめ、回収し、該紙繊維から
紙を再生する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33669697A JPH11172218A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 粘着剤組成物及びその利用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33669697A JPH11172218A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 粘着剤組成物及びその利用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172218A true JPH11172218A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18301866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33669697A Pending JPH11172218A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 粘着剤組成物及びその利用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172218A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016516A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びその製造方法 |
JP2006016517A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びその製造方法 |
WO2013005506A1 (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-10 | 日東電工株式会社 | 水分散型粘着剤組成物、粘着剤及び粘着シート |
JP2015048390A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社エフコンサルタント | 接着材、積層シート及び積層構造体 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP33669697A patent/JPH11172218A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016516A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びその製造方法 |
JP2006016517A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性粘着剤組成物及びその製造方法 |
JP4645079B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2011-03-09 | 東洋インキ製造株式会社 | 水性粘着剤組成物及びその製造方法 |
WO2013005506A1 (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-10 | 日東電工株式会社 | 水分散型粘着剤組成物、粘着剤及び粘着シート |
JP2015048390A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社エフコンサルタント | 接着材、積層シート及び積層構造体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3344613B2 (ja) | 粘着シート | |
CN1117069A (zh) | 具有可控制湿度特性的丙烯酸压敏粘合剂 | |
CN101418194A (zh) | 双面粘合片及其制造方法 | |
HUT67716A (en) | Multi-component adhesive polymer composition and process for producing thereof | |
JP2000517354A (ja) | 少量のスチレンを有する感圧接着剤 | |
JPH0684490B2 (ja) | 再剥離性粘着剤組成物 | |
JP3838808B2 (ja) | 再剥離型感圧接着剤組成物 | |
US6989191B2 (en) | Composite paper material with a pressure-sensitive adhesive coating finished to be resistant to repulping | |
JPH115959A (ja) | 感熱粘着剤組成物及び感熱粘着シート | |
JPH11172218A (ja) | 粘着剤組成物及びその利用 | |
JPH0551720B2 (ja) | ||
JP3755364B2 (ja) | 粘着シートまたは粘着テープ | |
JP2001172580A (ja) | 粘着シートまたは粘着テープ | |
JP3727137B2 (ja) | 紙の防湿被覆用水性樹脂組成物 | |
JP2002241731A (ja) | 感圧性接着剤組成物およびそれを用いた感圧性接着シート | |
JP4821072B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
JPH08183935A (ja) | 再剥離性粘着シート | |
JP2000355680A (ja) | 成形体の製造方法 | |
JP2000273410A (ja) | 感圧接着シートおよび感圧接着剤 | |
JPH11193368A (ja) | 感熱粘着剤組成物及び感熱粘着シート | |
JP4096411B2 (ja) | 粘着シート | |
JPH11323280A (ja) | 水脱離型接着剤組成物、接着性物品及び接着加工された物品 | |
JP3537070B2 (ja) | 接着剤組成物及びそれを用いた情報担体シート | |
JPH115958A (ja) | アルカリ剥離性粘着剤組成物及びアルカリ剥離性粘着シート | |
JP2823907B2 (ja) | 粘着シート及びその製造方法 |