JPH11172210A - 両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法 - Google Patents
両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法Info
- Publication number
- JPH11172210A JPH11172210A JP34548097A JP34548097A JPH11172210A JP H11172210 A JPH11172210 A JP H11172210A JP 34548097 A JP34548097 A JP 34548097A JP 34548097 A JP34548097 A JP 34548097A JP H11172210 A JPH11172210 A JP H11172210A
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- JP
- Japan
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- sensitive adhesive
- substrate
- tape
- pressure
- double
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- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗装膜のひび割れの発生を減少させ、出隅や
入隅でも熟練を要することなく容易に作業することので
きる両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法を提
供する。 【解決手段】 横方向の破断伸度が１００％以上であ
り、且つ、１００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上で
ある不織布を基材とし、該基材の両面に感圧性接着剤層
が設けられてなる両面粘着テープ。
入隅でも熟練を要することなく容易に作業することので
きる両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法を提
供する。 【解決手段】 横方向の破断伸度が１００％以上であ
り、且つ、１００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上で
ある不織布を基材とし、該基材の両面に感圧性接着剤層
が設けられてなる両面粘着テープ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面粘着テープ及
びそれを用いた建築物等の外壁ボードの目地施工方法に
関する。
びそれを用いた建築物等の外壁ボードの目地施工方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】建物に使用される外壁ボード同士の出
隅、入隅、また平面状の突き合わせ部の接合部は、従
来、外壁ボード同士を接着剤で接合し、接合部の表面を
塗装するか化粧紙を貼り付けることが行われていた。し
かし、施工後に外壁ボードの伸縮や振動などにより、接
合部が目開きし化粧紙や塗膜表面にひび割れが発生する
ことが多く、これまでその補修には弾性パテを塗布した
後、表面が滑らかになるように再度塗装していた。
隅、入隅、また平面状の突き合わせ部の接合部は、従
来、外壁ボード同士を接着剤で接合し、接合部の表面を
塗装するか化粧紙を貼り付けることが行われていた。し
かし、施工後に外壁ボードの伸縮や振動などにより、接
合部が目開きし化粧紙や塗膜表面にひび割れが発生する
ことが多く、これまでその補修には弾性パテを塗布した
後、表面が滑らかになるように再度塗装していた。
【０００３】また、隣接する平面部の外壁ボード間の継
ぎ目処理としては、特開平７−１１９２７３号公報に、
一定の隙間が設けられた粘着層を有する継ぎ目処理材や
流動層を有する継ぎ目処理材で継ぎ目を塞いでから塗装
する継ぎ目処理方法が記載されている。このような場合
でも継ぎ目処理材の上から塗装や化粧紙の貼り付けが行
われていた。
ぎ目処理としては、特開平７−１１９２７３号公報に、
一定の隙間が設けられた粘着層を有する継ぎ目処理材や
流動層を有する継ぎ目処理材で継ぎ目を塞いでから塗装
する継ぎ目処理方法が記載されている。このような場合
でも継ぎ目処理材の上から塗装や化粧紙の貼り付けが行
われていた。
【０００４】接合部の塗膜のひび割れに前記の弾性パテ
を塗り付ける作業は煩雑であり熟練を要するものであっ
た。また、弾性パテが乾燥するまでは塗装できないとい
う問題もあった。更に、上記公報に記載の方法による
と、特に建物の出隅や入隅で使用するには、粘着剤層に
設けられた一定の間隙や、この間隙の代わりに設けられ
た流動層の位置を外壁ボードの接合部に合わせることが
困難であり、作業には一層の熟練が必要であった。
を塗り付ける作業は煩雑であり熟練を要するものであっ
た。また、弾性パテが乾燥するまでは塗装できないとい
う問題もあった。更に、上記公報に記載の方法による
と、特に建物の出隅や入隅で使用するには、粘着剤層に
設けられた一定の間隙や、この間隙の代わりに設けられ
た流動層の位置を外壁ボードの接合部に合わせることが
困難であり、作業には一層の熟練が必要であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解消し、塗装膜のひび割れの発生を減少させ、出
隅や入隅でも熟練を要することなく容易に作業すること
のできる両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法
を提供することを目的とする。
題点を解消し、塗装膜のひび割れの発生を減少させ、出
隅や入隅でも熟練を要することなく容易に作業すること
のできる両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の両面粘着テープ
は、横方向の破断伸度が１００％以上であり、且つ、１
００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布を
基材とし、該基材の両面に感圧性接着剤層が設けられて
なることを特徴とする。
は、横方向の破断伸度が１００％以上であり、且つ、１
００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布を
基材とし、該基材の両面に感圧性接着剤層が設けられて
なることを特徴とする。
【０００７】また、本発明の目地施工方法は、横方向の
破断伸度が１００％以上であり、且つ、１００％モジュ
ラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布基材の両面に感
圧性接着剤層が設けられてなる両面粘着テープを、外壁
ボード間の継ぎ目を跨がって貼着し、該両面粘着テープ
の上から装飾を行うことを特徴とする。
破断伸度が１００％以上であり、且つ、１００％モジュ
ラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布基材の両面に感
圧性接着剤層が設けられてなる両面粘着テープを、外壁
ボード間の継ぎ目を跨がって貼着し、該両面粘着テープ
の上から装飾を行うことを特徴とする。
【０００８】本発明の両面粘着テープに用いられる不織
布基材は、ＪＩＳ Ｋ ７１２７に規定される破断伸度
が１００％以上であり、且つ、ＪＩＳ Ｋ ７１２７に
規定される１００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上で
ある不織布であればよく、その材質はポリウレタン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等が特に好ましい。
布基材は、ＪＩＳ Ｋ ７１２７に規定される破断伸度
が１００％以上であり、且つ、ＪＩＳ Ｋ ７１２７に
規定される１００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上で
ある不織布であればよく、その材質はポリウレタン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等が特に好ましい。
【０００９】上記の破断伸度とモジュラスを有すること
により、出隅や入隅、平面部における外壁ボードの接合
部で目開きが発生してもテープ基材が有する伸縮性と強
度により、隙間部分においては基材だけが伸びる。しか
し、感圧性接着剤は貼り合わされた化粧紙や塗装により
形成された塗膜に追随した状態を維持することができ
る。その結果、化粧紙の裂けや塗膜のひび割れを防止す
ることができる。
により、出隅や入隅、平面部における外壁ボードの接合
部で目開きが発生してもテープ基材が有する伸縮性と強
度により、隙間部分においては基材だけが伸びる。しか
し、感圧性接着剤は貼り合わされた化粧紙や塗装により
形成された塗膜に追随した状態を維持することができ
る。その結果、化粧紙の裂けや塗膜のひび割れを防止す
ることができる。
【００１０】上記不織布基材の両面に設けられる感圧性
接着剤は従来から使用されている公知のものが使用で
き、例えば、アクリル系、ゴム系、シリコーン系などの
各感圧性接着剤が挙げられるが、外壁ボードの材質やこ
の上に塗装される塗料との密着性を考慮すると、アルキ
ル（メタ）アクリレートを主成分とする（共）重合体に
ロジン系樹脂やテルペン系樹脂等の粘着付与樹脂が配合
されたアクリル系感圧性接着剤が特に好ましい。
接着剤は従来から使用されている公知のものが使用で
き、例えば、アクリル系、ゴム系、シリコーン系などの
各感圧性接着剤が挙げられるが、外壁ボードの材質やこ
の上に塗装される塗料との密着性を考慮すると、アルキ
ル（メタ）アクリレートを主成分とする（共）重合体に
ロジン系樹脂やテルペン系樹脂等の粘着付与樹脂が配合
されたアクリル系感圧性接着剤が特に好ましい。
【００１１】上記感圧性接着剤を不織布基材の両面に設
けて両面粘着テープとすることにより、外壁ボードへの
接着、及び、この上に化粧紙を貼り合わせたり、または
塗装するなどの装飾作業を能率的に行うことができる。
けて両面粘着テープとすることにより、外壁ボードへの
接着、及び、この上に化粧紙を貼り合わせたり、または
塗装するなどの装飾作業を能率的に行うことができる。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の両面粘着テープの実施例を説
明する。 （実施例１）ポリウレタン不織布（カネボウ合繊社製，
商品名「エスパンシオーネＵＨＯ５０」）を基材とし、
その両面にアクリル系感圧性接着剤の溶液（リキダイン
社製，品番「ＡＲ８０６３」）を乾燥後でそれぞれ５０
ｇ／ｍ2 となるように塗布乾燥することにより両面粘着
テープを得た。
明する。 （実施例１）ポリウレタン不織布（カネボウ合繊社製，
商品名「エスパンシオーネＵＨＯ５０」）を基材とし、
その両面にアクリル系感圧性接着剤の溶液（リキダイン
社製，品番「ＡＲ８０６３」）を乾燥後でそれぞれ５０
ｇ／ｍ2 となるように塗布乾燥することにより両面粘着
テープを得た。
【００１３】（実施例２）基材をポリウレタン不織布
（出光石油化学社製，商品名「ストラテックＲＷ２０５
０」）に変更した以外は実施例１と同様にして両面粘着
テープを得た。
（出光石油化学社製，商品名「ストラテックＲＷ２０５
０」）に変更した以外は実施例１と同様にして両面粘着
テープを得た。
【００１４】（実施例３）基材をポリエステル不織布
（デュポンジャパンリミテッド社製，商品名「ソンタラ
８００１」）に変更した以外は実施例１と同様にして両
面粘着テープを得た。
（デュポンジャパンリミテッド社製，商品名「ソンタラ
８００１」）に変更した以外は実施例１と同様にして両
面粘着テープを得た。
【００１５】上記実施例１〜３の両面粘着テープを用い
て建物の入隅における外壁ボードの接合部に施工した。
この施工において従来の煩瑣なパテ塗り作業はなく、接
着剤層の任意の位置を入隅に貼り合わせるだけでよいの
で、非常に能率的に施工することができた。
て建物の入隅における外壁ボードの接合部に施工した。
この施工において従来の煩瑣なパテ塗り作業はなく、接
着剤層の任意の位置を入隅に貼り合わせるだけでよいの
で、非常に能率的に施工することができた。
【００１６】（比較例１）基材をレーヨン不織布（日本
紙業社製，品番「ＳＰＣ１４」）に変更した以外は実施
例１と同様にして両面粘着テープを得た。
紙業社製，品番「ＳＰＣ１４」）に変更した以外は実施
例１と同様にして両面粘着テープを得た。
【００１７】（比較例２）基材をポリウレタン不織布
（出光石油化学社製，商品名「ストラテックＲＷ２０３
０」）に変更した以外は実施例１と同様にして両面粘着
テープを得た。 （比較例３）基材をポリウレタン不織布（カネボウ合繊
社製，商品名「エスパンシオーネＵＨＯ２５」）に変更
した以外は実施例１と同様にして両面粘着テープを得
た。
（出光石油化学社製，商品名「ストラテックＲＷ２０３
０」）に変更した以外は実施例１と同様にして両面粘着
テープを得た。 （比較例３）基材をポリウレタン不織布（カネボウ合繊
社製，商品名「エスパンシオーネＵＨＯ２５」）に変更
した以外は実施例１と同様にして両面粘着テープを得
た。
【００１８】以上実施例１〜３及び比較例１〜３の両面
粘着テープにつき、以下の評価を行い、その結果を表１
に示した。 （１）基材の破断伸度：ＪＩＳ Ｋ ７１２７による。 （２）基材の１００％モジュラス：ＪＩＳ Ｋ ７１２
７による。 （３）塗膜伸度：２枚の外壁ボード（大きさ１５０ｍｍ
×１５０ｍｍ）の端部同士を突き合わせ、その接合部に
幅５０ｍｍの両面粘着テープを貼り付け、該両面粘着テ
ープの上から塗料（ロックペイント社製，品番「ＳＩ−
１００５」）を塗布し、２４時間乾燥した後、５ｍｍ／
分の速度で互いに反対方向へ引っ張り、塗膜にひび割れ
が生じた距離を測定した。 （４）ひび割れ、作業性：実際の建物に使用した際の作
業性及び１年後のひび割れの発生の有無を調べた。
粘着テープにつき、以下の評価を行い、その結果を表１
に示した。 （１）基材の破断伸度：ＪＩＳ Ｋ ７１２７による。 （２）基材の１００％モジュラス：ＪＩＳ Ｋ ７１２
７による。 （３）塗膜伸度：２枚の外壁ボード（大きさ１５０ｍｍ
×１５０ｍｍ）の端部同士を突き合わせ、その接合部に
幅５０ｍｍの両面粘着テープを貼り付け、該両面粘着テ
ープの上から塗料（ロックペイント社製，品番「ＳＩ−
１００５」）を塗布し、２４時間乾燥した後、５ｍｍ／
分の速度で互いに反対方向へ引っ張り、塗膜にひび割れ
が生じた距離を測定した。 （４）ひび割れ、作業性：実際の建物に使用した際の作
業性及び１年後のひび割れの発生の有無を調べた。
【００１９】
【表１】
【００２０】
【発明の効果】本発明の両面粘着テープは、基材として
横方向の破断伸度が１００％以上であり、且つ、１００
％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布を用い
たので、その上に貼付される化粧紙の裂けや塗装膜のひ
び割れの発生を減少させることができる、また、これを
用いた目地施工方法によると、出隅や入隅でも熟練を要
することなく容易に外壁ボードの接合部に貼り付け作業
することができる。
横方向の破断伸度が１００％以上であり、且つ、１００
％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上である不織布を用い
たので、その上に貼付される化粧紙の裂けや塗装膜のひ
び割れの発生を減少させることができる、また、これを
用いた目地施工方法によると、出隅や入隅でも熟練を要
することなく容易に外壁ボードの接合部に貼り付け作業
することができる。
Claims (2)
- 【請求項１】 横方向の破断伸度が１００％以上であ
り、且つ、１００％モジュラスが１００ｇ／ｃｍ以上で
ある不織布を基材とし、該基材の両面に感圧性接着剤層
が設けられてなることを特徴とする両面粘着テープ。 - 【請求項２】 請求項１記載の両面粘着テープを、外壁
ボード間の継ぎ目を跨がって貼着し、該両面粘着テープ
の上から装飾を行うことを特徴とする目地施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34548097A JPH11172210A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34548097A JPH11172210A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11172210A true JPH11172210A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18376880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34548097A Pending JPH11172210A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 両面粘着テープ及びそれを用いた目地施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11172210A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6780485B2 (en) * | 2001-10-03 | 2004-08-24 | Mccain James S. | Chinking tape for log structures |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34548097A patent/JPH11172210A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6780485B2 (en) * | 2001-10-03 | 2004-08-24 | Mccain James S. | Chinking tape for log structures |
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