JPH09209464A - 建材用防水テープもしくはシート、及びこれらのロール体 - Google Patents
建材用防水テープもしくはシート、及びこれらのロール体Info
- Publication number
- JPH09209464A JPH09209464A JP1747496A JP1747496A JPH09209464A JP H09209464 A JPH09209464 A JP H09209464A JP 1747496 A JP1747496 A JP 1747496A JP 1747496 A JP1747496 A JP 1747496A JP H09209464 A JPH09209464 A JP H09209464A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- adhesive layer
- butyl rubber
- sheet
- sensitive adhesive
- Prior art date
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、建築などの分野で使用され、シー
ト、パネル、木板、金属板などの建材が接する部分にて
防水性が要求される場合や、これら建材のジョイント部
において補助的に使用できる粘着機能を有する防水テー
プもしくはシート、及びこれらのロール体に関する。 【解決手段】 非透水性基材の片面に一条又は複数条の
ブチルゴム系粘着剤層１が線状に設けられ、該基材の反
対面に一条又は複数条の粘着剤層２が線状に設けられる
と共に、各々の粘着剤層の位置する基材の反対面には剥
離処理層が設けられている。
ト、パネル、木板、金属板などの建材が接する部分にて
防水性が要求される場合や、これら建材のジョイント部
において補助的に使用できる粘着機能を有する防水テー
プもしくはシート、及びこれらのロール体に関する。 【解決手段】 非透水性基材の片面に一条又は複数条の
ブチルゴム系粘着剤層１が線状に設けられ、該基材の反
対面に一条又は複数条の粘着剤層２が線状に設けられる
と共に、各々の粘着剤層の位置する基材の反対面には剥
離処理層が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築などの分野で
使用され、シート、パネル、木板、金属板などの建材が
接する部分にて防水性が要求される場合や、これら建材
のジョイント部において補助的に使用できる粘着機能を
有する防水テープもしくはシート、及びこれらのロール
体に関する。
使用され、シート、パネル、木板、金属板などの建材が
接する部分にて防水性が要求される場合や、これら建材
のジョイント部において補助的に使用できる粘着機能を
有する防水テープもしくはシート、及びこれらのロール
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】建築などの分野で使用されるシート、パ
ネル、木板、金属板などの建材が接する部分に防水性能
が要求される場合に、補助的に基材にブチルゴム系粘着
剤層を設けた建材用防水テープなどが用いられている。
また、上記建材のジョイント部において防水性能が要
求される場合には、ジョイントテープと呼ばれる補助部
材が使用されている。これらテープ類においては、基材
の片面に粘着剤層を設けたテープも用いられるが、仕上
がりにおいてテープを露出させないためや、防水処理を
行う部位の形状によっては基材の両面に粘着剤層を有す
る両面テープが使用されている。 また、ジョイント部
において何らかの事情によりジョイントテープなどの使
用ができない場合には、ジョンイトさせる２つの部材が
共通に接する別の部材に防水処理を施すことがあり、こ
の防水処理をこの別の部材に両面テープを貼着すること
により施す場合がある。
ネル、木板、金属板などの建材が接する部分に防水性能
が要求される場合に、補助的に基材にブチルゴム系粘着
剤層を設けた建材用防水テープなどが用いられている。
また、上記建材のジョイント部において防水性能が要
求される場合には、ジョイントテープと呼ばれる補助部
材が使用されている。これらテープ類においては、基材
の片面に粘着剤層を設けたテープも用いられるが、仕上
がりにおいてテープを露出させないためや、防水処理を
行う部位の形状によっては基材の両面に粘着剤層を有す
る両面テープが使用されている。 また、ジョイント部
において何らかの事情によりジョイントテープなどの使
用ができない場合には、ジョンイトさせる２つの部材が
共通に接する別の部材に防水処理を施すことがあり、こ
の防水処理をこの別の部材に両面テープを貼着すること
により施す場合がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記両
面テープにおいては、使用まで粘着剤層を保護するため
に離型紙又は離型フィルムの存在が必須であるため、作
業場においては使用時にこれら離型紙などを剥離して廃
棄する必要があり、作業性が悪くなるばかりでなく、不
要となった離型紙などが散乱して安全面などの作業環境
に悪影響を与えるという問題を生じていた。
面テープにおいては、使用まで粘着剤層を保護するため
に離型紙又は離型フィルムの存在が必須であるため、作
業場においては使用時にこれら離型紙などを剥離して廃
棄する必要があり、作業性が悪くなるばかりでなく、不
要となった離型紙などが散乱して安全面などの作業環境
に悪影響を与えるという問題を生じていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するためになされたものであって、離型紙又は離
型フィルムを使用しない、両面粘着機能を有する建材用
防水テープなどを提供する。即ち、本発明は、非透水性
基材の片面に一条又は複数条のブチルゴム系粘着剤層１
が線状に設けられ、該基材の反対面に一条又は複数条の
粘着剤層２が線状に設けられると共に、各々の粘着剤層
の位置する基材の反対面には剥離処理層が設けられてい
ることを特徴とする建材用防水テープもしくはシート
（以下、防水テープ類という）、又はこれらのロール体
に関するものである。
を解決するためになされたものであって、離型紙又は離
型フィルムを使用しない、両面粘着機能を有する建材用
防水テープなどを提供する。即ち、本発明は、非透水性
基材の片面に一条又は複数条のブチルゴム系粘着剤層１
が線状に設けられ、該基材の反対面に一条又は複数条の
粘着剤層２が線状に設けられると共に、各々の粘着剤層
の位置する基材の反対面には剥離処理層が設けられてい
ることを特徴とする建材用防水テープもしくはシート
（以下、防水テープ類という）、又はこれらのロール体
に関するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実例を図面に基づ
いて説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるもの
ではない。図１は、本発明に関わる建材用防水テープ類
の具体例を示す断面図であり、非透水性基材３の片面に
一条のブチルゴム系粘着剤層１が線状に連続的に設けら
れ、該基材３の反対面にも二条のブチルゴム系粘着剤層
２が線状に連続的に設けられると共に、各々の粘着剤層
１及び２の位置する基材３の反対面には剥離処理層４が
設けられて、本発明の防水テープ類Ａが形成されてい
る。
いて説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるもの
ではない。図１は、本発明に関わる建材用防水テープ類
の具体例を示す断面図であり、非透水性基材３の片面に
一条のブチルゴム系粘着剤層１が線状に連続的に設けら
れ、該基材３の反対面にも二条のブチルゴム系粘着剤層
２が線状に連続的に設けられると共に、各々の粘着剤層
１及び２の位置する基材３の反対面には剥離処理層４が
設けられて、本発明の防水テープ類Ａが形成されてい
る。
【０００６】本発明の防水テープ類Ａに用いられる基材
３は、防水性能を得るために非透水性であれば特に限定
されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステルなどのプラスチックフィルムやゴムシートなど
が好ましい。かかる非透水性基材３に設けられた一条又
は複数条のブチルゴム系粘着剤層１又は２は、いわゆる
パテ材を含むものであり、ブチル系ゴムを用いたため形
状追従性に優れ防水性能を完璧とすることができる。
ここで防水性能を得るためには、基材３の必ずしも全面
に粘着剤層１が形成される必要はなく、連続的に一条又
は複数条のラインにて防水することができる。 また、
より完璧な防水性能を得るためには、特にブチルゴム系
粘着剤層１及び２の厚みが、０．５〜３．０mm程度、特
に１．０〜２．０mmであるが好ましい。 薄すぎると被
着体との界面の止水性が満足とならないおそれがあり、
厚すぎると粘着剤のはみ出しや取り扱い性に不都合を生
じる場合があり好ましくない。また、これら粘着剤層１
及び２の位置する基材３の反対面に設けられた剥離処理
層４は、剥離紙などを使用することなく粘着剤層を保護
するためのものであれば特に限定されないが、例えば長
鎖アルキル系やシリコーン系などの公知の剥離剤による
ものが用いられる。
３は、防水性能を得るために非透水性であれば特に限定
されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステルなどのプラスチックフィルムやゴムシートなど
が好ましい。かかる非透水性基材３に設けられた一条又
は複数条のブチルゴム系粘着剤層１又は２は、いわゆる
パテ材を含むものであり、ブチル系ゴムを用いたため形
状追従性に優れ防水性能を完璧とすることができる。
ここで防水性能を得るためには、基材３の必ずしも全面
に粘着剤層１が形成される必要はなく、連続的に一条又
は複数条のラインにて防水することができる。 また、
より完璧な防水性能を得るためには、特にブチルゴム系
粘着剤層１及び２の厚みが、０．５〜３．０mm程度、特
に１．０〜２．０mmであるが好ましい。 薄すぎると被
着体との界面の止水性が満足とならないおそれがあり、
厚すぎると粘着剤のはみ出しや取り扱い性に不都合を生
じる場合があり好ましくない。また、これら粘着剤層１
及び２の位置する基材３の反対面に設けられた剥離処理
層４は、剥離紙などを使用することなく粘着剤層を保護
するためのものであれば特に限定されないが、例えば長
鎖アルキル系やシリコーン系などの公知の剥離剤による
ものが用いられる。
【０００７】図２は、図１の防水テープ類Ａの使用例を
示す断面図であり、防水テープ類Ａを各種シート、パネ
ル、木板、金属板などの建材５と建材６との接する部分
に用いてシールする場合の使用例を示し、ここでブチル
ゴム系粘着剤層１及び２を用いているため、上記建材５
又は６における適用面が比較的粗面であっても確実な防
水性能が得られる。
示す断面図であり、防水テープ類Ａを各種シート、パネ
ル、木板、金属板などの建材５と建材６との接する部分
に用いてシールする場合の使用例を示し、ここでブチル
ゴム系粘着剤層１及び２を用いているため、上記建材５
又は６における適用面が比較的粗面であっても確実な防
水性能が得られる。
【０００８】図３は、本発明に関わる別の防水テープ類
の具体例を示す断面図であり、非透水性基材３の片面に
二条のブチルゴム系粘着剤層１が線状に連続的に設けら
れ、該基材３の反対面には一条の通常の粘着剤層７が線
状に連続的に設けられると共に、各々の粘着剤層１及び
２の位置する基材３の反対面には剥離処理層４が設けら
れて、本発明の防水テープ類Ｂが形成されている。 こ
の構造の場合は、粘着剤層７の厚みは特に限定されな
い。
の具体例を示す断面図であり、非透水性基材３の片面に
二条のブチルゴム系粘着剤層１が線状に連続的に設けら
れ、該基材３の反対面には一条の通常の粘着剤層７が線
状に連続的に設けられると共に、各々の粘着剤層１及び
２の位置する基材３の反対面には剥離処理層４が設けら
れて、本発明の防水テープ類Ｂが形成されている。 こ
の構造の場合は、粘着剤層７の厚みは特に限定されな
い。
【０００９】図４は、図２の防水テープ類Ｂの使用例を
示す断面図であり、各種シート、パネル、木板、金属板
などの２つの建材５及び建材６が共通に接する別の建材
８に予め本発明の防水テープ類Ｂを貼っておき、しかる
後に建材５及び６が接するようにすることにより、かか
るジョイント部に防水性能を付与するための補助部材と
して使用することができる。
示す断面図であり、各種シート、パネル、木板、金属板
などの２つの建材５及び建材６が共通に接する別の建材
８に予め本発明の防水テープ類Ｂを貼っておき、しかる
後に建材５及び６が接するようにすることにより、かか
るジョイント部に防水性能を付与するための補助部材と
して使用することができる。
【００１０】従って、ブチル系粘着剤層１の反対面に使
用する粘着層層７は、建材などの被着体に仮止め的に接
着するための機能を有する限り特に限定されず、例えば
ゴム系、アクリル系などの公知の粘着剤を使用できる。
用する粘着層層７は、建材などの被着体に仮止め的に接
着するための機能を有する限り特に限定されず、例えば
ゴム系、アクリル系などの公知の粘着剤を使用できる。
【００１１】なお、本発明においては上記防水テープ類
を、ブチルゴム系粘着剤層１及び粘着剤層２が各々剥離
処理層と対向するように巻回してロール体とすることに
より、離型紙又は離型フィルムを必要としない建材用防
水テープ類とすることができる。
を、ブチルゴム系粘着剤層１及び粘着剤層２が各々剥離
処理層と対向するように巻回してロール体とすることに
より、離型紙又は離型フィルムを必要としない建材用防
水テープ類とすることができる。
【発明の効果】以上のように、本発明の防水テープ類
は、防水シール性能に優れるのみならず、離型紙又は離
型フィルムを使用することなく両面粘着機能を有するた
め、作業場においても無駄な廃棄物をだすことがなく、
作業性や安全面等の作業環境において優れた極めて実用
的なものである。
は、防水シール性能に優れるのみならず、離型紙又は離
型フィルムを使用することなく両面粘着機能を有するた
め、作業場においても無駄な廃棄物をだすことがなく、
作業性や安全面等の作業環境において優れた極めて実用
的なものである。
【図１】本発明の建材用防水テープ類の具体例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の建材用防水テープ類の使用例を示す断
面図である。
面図である。
【図３】本発明の建材用防水テープ類の具体例を示す断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の建材用防水テープ類の使用例を示す断
面図である。
面図である。
１ ブチルゴム系粘着剤層 ２ 粘着剤層 ３ 非透水性基材 ４ 剥離処理層
Claims (4)
- 【請求項１】 非透水性基材の片面に一条又は複数条の
ブチルゴム系粘着剤層１が線状に設けられ、該基材の反
対面に一条又は複数条の粘着剤層２が線状に設けられる
と共に、各々の粘着剤層の位置する基材の反対面には剥
離処理層が設けられていることを特徴とする建材用防水
テープもしくはシート。 - 【請求項２】 粘着剤層２がブチルゴム系粘着剤からな
ることを特徴とする請求項１記載の建材用防水テープも
しくはシート。 - 【請求項３】 ブチルゴム系粘着剤層１の厚みが、０．
５〜３．０mmであることを特徴とする請求項１又は２記
載の建材用防水テープもしくはシート。 - 【請求項４】 請求項１〜３いずれかに記載の建材用防
水テープもしくはシートが、ブチルゴム系粘着剤層１及
び粘着剤層２が各々剥離処理層と対向するように巻回さ
れてなる、離型紙又は離型フィルムを必要としない建材
用防水テープもしくはシートのロール体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1747496A JPH09209464A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 建材用防水テープもしくはシート、及びこれらのロール体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1747496A JPH09209464A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 建材用防水テープもしくはシート、及びこれらのロール体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209464A true JPH09209464A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11945013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1747496A Pending JPH09209464A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 建材用防水テープもしくはシート、及びこれらのロール体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209464A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004352949A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Sumika Plastech Co Ltd | 防水テープ |
| EP1715013A2 (en) | 2005-04-20 | 2006-10-25 | Nitto Denko Corporation | Waterproof and airtight double-sided pressure-sensitive adhesive tape |
| EP1721950A1 (en) | 2005-04-20 | 2006-11-15 | Nitto Denko Corporation | Waterproof and airtight pressure-sensitive adhesive tape |
| US7351472B2 (en) | 2003-10-22 | 2008-04-01 | Nitto Denko Corporation | Waterproofing and airtight pressure-sensitive adhesive tape |
| JP2015218533A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 株式会社Ｍｘエンジニアリング | 建築物の断熱工法 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP1747496A patent/JPH09209464A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004352949A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Sumika Plastech Co Ltd | 防水テープ |
| JP4542752B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2010-09-15 | 住化プラステック株式会社 | 防水テープ |
| US7351472B2 (en) | 2003-10-22 | 2008-04-01 | Nitto Denko Corporation | Waterproofing and airtight pressure-sensitive adhesive tape |
| EP1715013A2 (en) | 2005-04-20 | 2006-10-25 | Nitto Denko Corporation | Waterproof and airtight double-sided pressure-sensitive adhesive tape |
| EP1721950A1 (en) | 2005-04-20 | 2006-11-15 | Nitto Denko Corporation | Waterproof and airtight pressure-sensitive adhesive tape |
| JP2015218533A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 株式会社Ｍｘエンジニアリング | 建築物の断熱工法 |
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