JPH11171855A - 光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法 - Google Patents
光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法Info
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- JPH11171855A JPH11171855A JP33540197A JP33540197A JPH11171855A JP H11171855 A JPH11171855 A JP H11171855A JP 33540197 A JP33540197 A JP 33540197A JP 33540197 A JP33540197 A JP 33540197A JP H11171855 A JPH11171855 A JP H11171855A
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Abstract
ロゲノ酪酸エステルを得ること。 【解決手段】一般式(1) (式中、Ar、Rはそれぞれ置換基を有していてもよい
アリール基、低級アルキル基を示し、*は不斉炭素原子
を示す)で示される光学活性N置換メチオニンエステル
とハロゲン化アルキルとを反応させることを特徴とする
一般式(2) (式中、Ar、R、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
し、Xはハロゲン原子を示す)で示される光学活性N置
換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法。
Description
アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法に関す
る。
ノ酪酸エステルは医薬品の中間体として重要な化合物で
ある。かかる光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ
酪酸エステルの製造方法としては、たとえば光学活性N
置換α−アミノ−γ−ブチロラクトン化合物をアルカノ
ール中ハロゲン化水素を反応させて製造する方法(特開
昭47−14457号公報)が知られているが、この方
法はハロゲン化水素ガスを使用するため工業的設備とし
て耐酸性の材質を用いる必要があり、また特に目的化合
物を高収率で与えるHBrガスにおいては、その安定性
の問題から長期保存が困難であるといった問題があっ
た。
より簡便に光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪
酸エステルを得るために鋭意検討した結果、光学活性N
置換メチオニンエステルとハロゲン化アルキルを反応さ
せることによって、光学活性N置換α−アミノ−γ−ハ
ロゲノ酪酸エステルが得られることを見出し、本発明に
至った。
式(1) (式中、Ar、Rはそれぞれ置換基を有していてもよい
アリール基、低級アルキル基を示し、*は不斉炭素原子
を示す)で示される光学活性N置換メチオニンエステル
とハロゲン化アルキルとを反応させることを特徴とする
一般式(2) (式中、Ar、R、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
し、Xはハロゲン原子を示す)で示される光学活性N置
換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法を
提供するものである。
(1)で示される光学活性N置換メチオニンエステルに
おいて、Arは置換基を有していてもよいアリール基で
あって、置換基としてはアルキル基またはニトロ基等が
例示でき、アルキル基としては炭素数1〜6の低級アル
キル基が好ましい。Arの具体例としてはフェニル基、
4−メチルフェニル基、2−ニトロフェニル基、4−ニ
トロフェニル基または2,4−ジニトロフェニル基など
が例示できる。
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−プロ
ピル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、ネオペンチル基などの直鎖もしくは分岐状の炭素数
1〜6のアルキル基などが例示できる。
合物は、市販のメチオニンエステル化合物の塩酸塩と一
般式(3) Ar−SO2Cl (3) (式中、Arは前記と同じ意味を示す。)で示される芳
香族スルホニルクロライドを塩基の存在下で反応するこ
とで容易に得ることができる。また、N置換メチオニン
をアルコール中塩酸ガス等によってエステル化する文献
記載方法(Arch. Pharm. (Weinheim Ger.),289(195
6)262,267)にしたがっても合成することができる。
の具体例としては、例えば(S)−N−4−トルエンス
ルホニルメチオニンメチルエステル、(S)−N−トル
エンスルホニルメチオニンエチルエステル、(S)−N
−トルエンスルホニルメチオニン−n−プロピルエステ
ル、(S)−N−トルエンスルホニルメチオニン−i−
プロピルエステル、(S)−N−トルエンスルホニルメ
チオニン−n−ブチルエステル、(S)−N−2−ニト
ロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステル、
(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホニルメチオニン
エチルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスル
ホニルメチオニン−n−プロピルエステル、(S)−N
−2−ニトロベンゼンスルホニルメチオニン−i−プロ
ピルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホ
ニルメチオニン−n−ブチルエステル、(S)−N−4
−ニトロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステ
ル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニルメチオ
ニンエチルエステル、(S)−N−4−ニトロベンゼン
スルホニルメチオニン−n−プロピルエステル、(S)
−N−4−ニトロベンゼンスルホニルメチオニン−i−
プロピルエステル、(S)−N−4−ニトロベンゼンス
ルホニルメチオニン−n−ブチルエステル、(S)−N
−2,4−ジニトロベンゼンスルホニルメチオニンメチ
ルエステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンス
ルホニルメチオニンエチルエステル、(S)−N−2,
4−ジニトロベンゼンスルホニルメチオニン−n−プロ
ピルエステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼン
スルホニルメチオニン−i−プロピルエステル、(S)
−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニルメチオニン
−n−ブチルエステル、
オニンメチルエステル、(R)−N−トルエンスルホニ
ルメチオニンエチルエステル、(R)−N−トルエンス
ルホニルメチオニン−n−プロピルエステル、(R)−
N−トルエンスルホニルメチオニン−i−プロピルエス
テル、(R)−N−トルエンスルホニルメチオニン−n
−ブチルエステル、(R)−N−2−ニトロベンゼンス
ルホニルメチオニンメチルエステル、(R)−N−2−
ニトロベンゼンスルホニルメチオニンエチルエステル、
(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニルメチオニン
−n−プロピルエステル、(R)−N−2−ニトロベン
ゼンスルホニルメチオニン−i−プロピルエステル、
(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニルメチオニン
−n−ブチルエステル、(R)−N−4−ニトロベンゼ
ンスルホニルメチオニンメチルエステル、(R)−N−
4−ニトロベンゼンスルホニルメチオニンエチルエステ
ル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニルメチオ
ニン−n−プロピルエステル、(R)−N−4−ニトロ
ベンゼンスルホニルメチオニン−i−プロピルエステ
ル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニルメチオ
ニン−n−ブチルエステル、(R)−N−2,4−ジニ
トロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステル、
(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニルメチ
オニンエチルエステル、(R)−N−2,4−ジニトロ
ベンゼンスルホニルメチオニン−n−プロピルエステ
ル、(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
メチオニン−i−プロピルエステル、(R)−N−2,
4−ジニトロベンゼンスルホニルメチオニン−n−ブチ
ルエステルなどが挙げられる。
ン化低級アルキルが好ましく、低級アルキルとしては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、i−プロピル、i−ブチ
ル、sec−ブチル、t−ブチル、ネオペンチルなどの
直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6のアルキルが例示で
きる。ハロゲンとしては、例えば塩素、臭素、ヨウ素な
どが例示できる。
えばヨウ化メチル、臭化メチル、塩化メチル、ヨウ化エ
チル、臭化エチル、塩化エチル、ヨウ化−n−プロピ
ル、臭化−n−プロピル、塩化−n−プロピル、ヨウ化
−n−ブチル、臭化−n−ブチル、塩化−n−ブチルな
どが挙げられる。ハロゲン化アルキルの使用量は光学活
性N置換メチオニンに対して通常1〜100モル倍の範
囲である。
ハロゲン化アルキルとの反応により、一般式(2)で示
される、光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸
エステルを得ることができる。反応に際しては通常は溶
媒が用いられる。かかる溶媒としては、例えばテトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなどのエー
テル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドなどの非プロトン性極性溶媒、トルエンなどの芳香
族炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール、i−プロ
ピルアルコールなどのアルコール系溶媒などが挙げられ
る。これらの溶媒はそれぞれ単独もしくは2種以上を混
合して用いられ、その使用量は光学活性N置換メチオニ
ンエステルに対して1〜20重量倍の範囲である。
チオニンエステルおよびハロゲン化アルキル化合物を混
合することによって行われ、反応温度は通常0〜120
℃の範囲であり、好ましくは60〜90℃の範囲であ
る。反応温度がハロゲン化アルキルの沸点以上の場合は
オートクレーブ等の密閉容器を用いればよい。
ルカリ金属塩を上記反応に共存させてもよい。アルカリ
金属としてはナトリウムが好ましく、NaBrもしくは
NaIが特に好ましい。ハロゲン化アルカリ金属を共存
させる場合、その使用量は光学活性N置換メチオニンエ
ステルに対して、通常0.01〜2モル倍である。
適宜決定すればよいが、反応時間としては、通常10分
程度〜20時間程度である。
N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルを得るこ
とができるが、得られた光学活性N置換α−アミノ−γ
−ハロゲノ酪酸エステルは分離回収してもよいし、得ら
れた光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エス
テルから他の化合物を製造する場合は、反応液をそのま
ま別工程に用いてもよい。反応後、得られた反応混合物
に注水し、酢酸エチルなどの疎水性の有機溶媒を用いて
抽出処理し、得られた有機層を溶媒留去する方法によっ
て、光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エス
テル化合物を分離回収することができる。また得られた
N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルは、さら
にカラムクロマトグラフィーなどによって精製してもよ
い。
ハロゲノ酪酸エステルの具体例としては、例えば(S)
−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪
酸メチルエステル、(S)−N−トルエンスルホニル−
α−アミノ−γ−クロロ酪酸エチルエステル、(S)−
N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸
−n−プロピルエステル、(S)−N−トルエンスルホ
ニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−i−プロピルエス
テル、(S)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−
γ−クロロ酪酸−n−ブチルエステル、(S)−N−ト
ルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチル
エステル、(S)−N−トルエンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステル、(S)−N−トル
エンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−プ
ロピルエステル、(S)−N−トルエンスルホニル−α
−アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−プロピルエステル、
(S)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ブ
ロモ酪酸−n−ブチルエステル、(S)−N−トルエン
スルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸メチルエステ
ル、(S)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ
−ヨード酪酸エチルエステル、(S)−N−トルエンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−プロピル
エステル、(S)−N−トルエンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ヨード酪酸−i−プロピルエステル、(S)−
N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸
−n−ブチルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼ
ンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸メチルエス
テル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α
−アミノ−γ−クロロ酪酸エチルエステル、(S)−N
−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ク
ロロ酪酸−n−プロピルエステル、(S)−N−2−ニ
トロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸
−i−プロピルエステル、(S)−N−2−ニトロベン
ゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−ブ
チルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホ
ニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチルエステル、
(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステル、(S)−N−2−
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪
酸−n−プロピルエステル、(S)−N−2−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−
プロピルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−ブチルエ
ステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−
α−アミノ−γ−ヨード酪酸メチルエステル、(S)−
N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
ヨード酪酸エチルエステル、(S)−N−2−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−
プロピルエステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−i−プロピル
エステル、(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−ブチルエステル、
(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−クロロ酪酸メチルエステル、(S)−N−4−
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪
酸エチルエステル、(S)−N−4−ニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−プロピル
エステル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−i−プロピルエステ
ル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−
アミノ−γ−クロロ酪酸−n−ブチルエステル、(S)
−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ
−ブロモ酪酸メチルエステル、(S)−N−4−ニトロ
ベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸エチ
ルエステル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニ
ル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−プロピルエステ
ル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−
アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−プロピルエステル、
(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸−n−ブチルエステル、(S)−N
−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨ
ード酪酸メチルエステル、(S)−N−4−ニトロベン
ゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸エチルエ
ステル、(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−
α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−プロピルエステル、
(S)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ヨード酪酸−i−プロピルエステル、(S)−
N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
ヨード酪酸−n−ブチルエステル、(S)−N−2,4
−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロ
ロ酪酸メチルエステル、(S)−N−2,4−ジニトロ
ベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸エチ
ルエステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−プロピル
エステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスル
ホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−i−プロピルエ
ステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホ
ニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−ブチルエステ
ル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチルエステル、(S)
−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステル、(S)−N−2,
4−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブ
ロモ酪酸−n−プロピルエステル、(S)−N−2,4
−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロ
モ酪酸−i−プロピルエステル、(S)−N−2,4−
ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ
酪酸−n−ブチルエステル、(S)−N−2,4−ジニ
トロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸
メチルエステル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼ
ンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸エチルエス
テル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニ
ル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−プロピルエステ
ル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−i−プロピルエステ
ル、(S)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−ブチルエステル、
ミノ−γ−クロロ酪酸メチルエステル、(R)−N−ト
ルエンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸エチル
エステル、(R)−N−トルエンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−クロロ酪酸−n−プロピルエステル、(R)−
N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸
−i−プロピルエステル、(R)−N−トルエンスルホ
ニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−ブチルエステ
ル、(R)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ
−ブロモ酪酸メチルエステル、(R)−N−トルエンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステ
ル、(R)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ
−ブロモ酪酸−n−プロピルエステル、(R)−N−ト
ルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−
プロピルエステル、(R)−N−トルエンスルホニル−
α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−ブチルエステル、
(R)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨ
ード酪酸メチルエステル、(R)−N−トルエンスルホ
ニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸エチルエステル、
(R)−N−トルエンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨ
ード酪酸−n−プロピルエステル、(R)−N−トルエ
ンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−i−プロ
ピルエステル、(R)−N−トルエンスルホニル−α−
アミノ−γ−ヨード酪酸−n−ブチルエステル、(R)
−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ
−クロロ酪酸メチルエステル、(R)−N−2−ニトロ
ベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸エチ
ルエステル、(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニ
ル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−プロピルエステ
ル、(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−
アミノ−γ−クロロ酪酸−i−プロピルエステル、
(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−クロロ酪酸−n−ブチルエステル、(R)−N
−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブ
ロモ酪酸メチルエステル、(R)−N−2−ニトロベン
ゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸エチルエ
ステル、(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−
α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−プロピルエステル、
(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸−i−プロピルエステル、(R)−
N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
ブロモ酪酸−n−ブチルエステル、(R)−N−2−ニ
トロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸
メチルエステル、(R)−N−2−ニトロベンゼンスル
ホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸エチルエステル、
(R)−N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ヨード酪酸−n−プロピルエステル、(R)−
N−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
ヨード酪酸−i−プロピルエステル、(R)−N−2−
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪
酸−n−ブチルエステル、(R)−N−4−ニトロベン
ゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸メチルエ
ステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−
α−アミノ−γ−クロロ酪酸エチルエステル、(R)−
N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
クロロ酪酸−n−プロピルエステル、(R)−N−4−
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪
酸−i−プロピルエステル、(R)−N−4−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸−n−
ブチルエステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスル
ホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチルエステル、
(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミ
ノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステル、(R)−N−4−
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪
酸−n−プロピルエステル、(R)−N−4−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−
プロピルエステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−ブチルエ
ステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル−
α−アミノ−γ−ヨード酪酸メチルエステル、(R)−
N−4−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−
ヨード酪酸エチルエステル、(R)−N−4−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−
プロピルエステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−i−プロピル
エステル、(R)−N−4−ニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ヨード酪酸−n−ブチルエステル、
(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル−α
−アミノ−γ−クロロ酪酸メチルエステル、(R)−N
−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−
γ−クロロ酪酸エチルエステル、(R)−N−2,4−
ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ
酪酸−n−プロピルエステル、(R)−N−2,4−ジ
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪
酸−i−プロピルエステル、(R)−N−2,4−ジニ
トロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−クロロ酪酸
−n−ブチルエステル、(R)−N−2,4−ジニトロ
ベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチ
ルエステル、(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンス
ルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸エチルエステ
ル、(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−プロピルエステ
ル、(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−i−プロピルエステ
ル、(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル
−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸−n−ブチルエステル、
(R)−N−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル−α
−アミノ−γ−ヨード酪酸メチルエステル、(R)−N
−2,4−ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−
γ−ヨード酪酸エチルエステル、(R)−N−2,4−
ジニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード
酪酸−n−プロピルエステル、(R)−N−2,4−ジ
ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪
酸−i−プロピルエステル、(R)−N−2,4−ジニ
トロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸
−n−ブチルエステルなどが挙げられる。
性アゼチジン−2−カルボン酸を得ることができる。ま
た得られた光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪
酸エステルは、例えば光学活性2−アゼチジンカルボン
酸の原料化合物として有用であり、得られた光学活性N
置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルを塩基の存
在下に閉環反応させたのち、加水分解することによって
光学活性N置換アゼチジン−2−カルボン酸を得た後、
光学活性アゼチジン−2−カルボン酸を製造することが
できる。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
酸塩30g(0.15mol)およびトリエチルアミン
33.4g(0.33mol)をトルエン300mlに
縣濁し、これに2−ニトロベンゼンスルフォニルクロラ
イド35.0g(0.16mol)をトルエン100m
lに溶解したものを徐々に滴下し、室温で3時間撹拌し
た。その後、氷冷し、10%塩酸水を200ml加えて
pH5以下としたのち分液し、200mlの水で水洗
し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去して(S)−N−2−ニトロベンゼンス
ルホニルメチオニンメチルエステル34.4g(収率9
1.4%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ1.98〜2.20(m,2H), 2.0
9(s, 3H), 2.56〜2.66(m,2H), 3.51(s, 3H), 4.30
〜4.42(m, 1H), 6.26(d, J=7.92Hz, 1H), 7.75〜
7.78(m, 2H), 7.93〜7.97(m, 1H), 8.10〜8.13(m,
1H)13 C−NMR(CDCl3)δ15.3, 29.6, 32.3, 5
2.6, 55.5, 125.6, 130.5, 132.9, 133.7, 133.
9, 147.6, 171.2
ロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステル0.4
2g(1.2mmol)、ヨウ化エチル5ml(63m
mol)、ジメチルホルムアミド10mlを加えて、8
5℃で10時間撹拌した。その後、酢酸エチル25ml
水20mlを加えて抽出し、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、溶媒留去した。得られた残さをシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開液:ヘキサン/酢酸
エチル=10/1〜5/1)にて精製して、(S)−N
−2−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨ
ード酪酸メチルエステル0.31g(収率59.3%)
を得た。 比旋光度 −30.8(c=1.0 メタノール)1 H−NMR(CDCl3) δ2.17〜2.35(m,1H), 2.3
6〜2.48(m,1H), 3.24〜3.32(m, 2H), 3.53(s, 3H),
4.28(dt, J= 4.62, 8.91Hz, 1H), 6.20(d, J=
8.91Hz, 1H), 7.75〜7.78(m, 2H), 7.93〜7.97(m,
1H), 8.10〜8.13(m,13 C−NMR(CDCl3)δ37.7, 53.5, 53.5, 5
7.9, 126.4, 131.3, 133.8, 134.4, 134.6, 148.
4, 171.3
ロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステル0.7
7g(2.2mmol)、ヨウ化メチル5ml(80m
mol)、ヨウ化ナトリウム50mg(0.33mmo
l)、ジメチルホルムアミド2.2mlを加えて、85
℃で5時間撹拌した。その後、酢酸エチル25ml水2
0mlを加えて抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥したのち、溶媒留去した。得られた残さをシリカ
ゲルクロマトグラフィー(展開液:ヘキサン/酢酸エチ
ル=10/1〜5/1)にて精製して、(S)−N−2
−ニトロベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード
酪酸メチルエステル0.75g(収率79.2%)を得
た。
ロベンゼンスルホニルメチオニンメチルエステル1.3
g(3.7mmol)、臭化メチル5ml(44mmo
l)、臭化ナトリウム0.38g(3.7mmol)、
ジメチルホルムアミド12mlを加えて、85℃で6時
間撹拌した。その後、酢酸エチル25mlならび水20
mlを加えて抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥したのち、溶媒留去し、(S)−N−2−ニトロベ
ンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ブロモ酪酸メチル
エステル(LC面百値46.8%)を得た。
ベンゼンスルホニル−α−アミノ−γ−ヨード酪酸メチ
ルエステル5.0g(11.7mmol)をジメチルホ
ルムアミド15mlに溶解し、0℃にて28%ソジウムメ
チラートのメタノール溶液2.7g(14.0mmo
l)を徐々に滴下し室温で12時間撹拌した。次いで、
1Nの苛性ソーダ水溶液を20ml加え室温で1時間撹
拌した。その後、減圧下でメタノールを留去したのち、
酢酸エチル40mlを加え、氷零下で36%塩酸水を加
えてpH3以下としたのち、有機層を10%チオ硫酸ナ
トリウム水溶液で洗浄した。次いで、分離した有機層に
10%苛性ソーダ水溶液を加え、有機層と分離した水層
に氷零下36%塩酸水を20ml加えてpH3以下とした
のち酢酸エチル40mlを用いる抽出を2回行い、得ら
れた有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去して(S)−N−2−ニトロベンゼンスルホ
ニルアゼチジンカルボン酸3.37g(収率99%)を
得た。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、Ar、Rはそれぞれ置換基を有していてもよい
アリール基、低級アルキル基を示し、*は不斉炭素原子
を示す)で示される光学活性N置換メチオニンエステル
とハロゲン化アルキルとを反応させることを特徴とする
一般式(2) (式中、Ar、R、*はそれぞれ前記と同じ意味を示
し、Xはハロゲン原子を示す)で示される光学活性N置
換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法。 - 【請求項2】ハロゲン化アルカリ金属を共存させる請求
項1記載の製造方法。 - 【請求項3】ハロゲン化アルカリ金属の使用量が光学活
性N置換メチオニンエステルに対して0.01〜0.2モル倍で
ある請求項2記載の製造方法。 - 【請求項4】アルカリ金属がナトリウムである請求項2
記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33540197A JP3613657B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法 |
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JP33540197A JP3613657B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 光学活性N置換α−アミノ−γ−ハロゲノ酪酸エステルの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11171855A true JPH11171855A (ja) | 1999-06-29 |
JP3613657B2 JP3613657B2 (ja) | 2005-01-26 |
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JP (1) | JP3613657B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002088062A1 (fr) * | 2001-04-23 | 2002-11-07 | Eisai Co., Ltd. | Procede de preparation de derives d'alcool |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP33540197A patent/JP3613657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2002088062A1 (fr) * | 2001-04-23 | 2002-11-07 | Eisai Co., Ltd. | Procede de preparation de derives d'alcool |
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