JP2002338547A - フルオロアルキルスルフィド化合物の製造方法 - Google Patents

フルオロアルキルスルフィド化合物の製造方法

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JP2002338547A
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Shiyuuko Okui
周子 奥井
Naoko Sumiya
直子 住谷
Kazuya Okano
一哉 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フルオロアルキルスルフィドを製造する方法
の提供。 【解決手段】 複素環化合物にS−フルオロアルキル=
フルオロアルキルチオスルホナートを作用させて、フル
オロアルキルスルフィド化合物を製造する。 【効果】 本発明製造方法によれば、安価で取扱い容易
な反応試剤から、フルオロアルキルスルフィドを得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医農薬として有用
なフルオロアルキルスルフィド化合物の製造方法に関
し、特に1−(ヘテロ)アリール−3−シアノ−4−ト
リフルオロメチルスルフェニルピラゾール化合物の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルオロアルキルスルフェニル
基、特にトリフルオロメチルスルフェニル基(CF
3S)を有する化合物が、特異な生物活性を有すること
から注目されている。例えば、トリフルオロメチルスル
フェニル基を有するピラゾール化合物は殺虫剤として有
用である(特開昭62−228065号公報、特開昭6
3−316771号公報、特開平3−118369号公
報、特開平10−338676号公報)。
【0003】トリフルオロメチルスルフェニル化剤とし
ては、トリフルオロメチルスルフェニルクロリド(特許
2669538号公報)、トリフルオロメチルスルフェ
ニル銅(Synthesis, 1975, 721)およびチオホスゲン/
フッ化カリウム(J.Fluorine.Chem., 1997, 169)が知
られている。また、チオール基をトリフルオロメチル化
する方法としては、メチルビオローゲン触媒等の電子移
動触媒存在下にチオール基とヨウ化トリフルオロメチル
とを反応させる方法(Tetrahedron Lett., Vol.33, No.
44, pp.6677, 1992)、S−トリフルオロメチルジベン
ゾスルフェニルフェニウム塩とチオール基とを直接反応
させる方法(特開平10−182631号公報)などが
知られている。
【0004】さらに、チオシアナート化合物にトリフル
オロメチルトリメチルシランを反応させる方法(Tetrah
edron Lett., 1997, 65)、二酸化硫黄存在下にジスル
フィドとハロゲン化トリフルオロメチルを反応させる方
法(特許第2746707号公報)、トリフルオロメチ
ルスルフィン酸誘導体と複素環化合物とを反応させる方
法(特開平7−278106)、トリフルオロメチルス
ルフィン酸ナトリウム、塩化チオニルおよびピラゾール
化合物を反応させる方法(特開平11−246555号
公報)なども知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリフ
ルオロメチルスルフェニルクロリド、トリフルオロメチ
ルスルフェニル銅およびチオホスゲン/フッ化カリウム
には、いずれも毒性があるので、これらをトリフルオロ
メチルスルフェニル化剤として工業的に用いることは困
難である。
【0006】また、上述した他の方法も、反応試薬の価
格、安全性または安定性などに問題があり、工業的実施
が困難である。したがって、本発明は、安価で取扱いが
容易なフルオロアルキルスルフェニル化剤を用いたフル
オロアルキルスルフィド化合物の製造方法を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、S−フル
オロアルキル=チオスルホナート化合物と複素環化合物
とを反応させることにより、複素環にフルオロアルキル
スルフェニル基を導入し得ることを見出し、本発明を完
成させた。すなわち本発明は、一般式(1)
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R1はフルオロアルキル基を表
し、R2は置換されていてもよいアルキル基またはアリ
ール基を表す。)で表されるフルオロアルキル=チオス
ルホナートを、一般式(2)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、Aは置換基を有していてもよい複
素環を表す。)で表される複素環化合物と反応させるこ
とを特徴とする一般式(3)
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R1は一般式(1)と同義であ
り、Aは一般式(2)と同義である。)で表されるフル
オロアルキルスルフィド化合物の製造方法である。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
前記一般式(1)で表されるS−フルオロアルキル=チ
オスルホナート化合物において、R1で表されるフルオ
ロアルキル基は、フッ素原子が1個以上置換したアルキ
ル基を意味する。このアルキル基はC1〜C4であること
が好ましく、また、直鎖でも分岐鎖でもよい。R1とし
ては、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、モ
ノフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、パーフ
ルオロプロピル基、パーフルオロブチル基などが挙げら
れるが、なかでもトリフルオロメチル基が好ましい。
【0015】R2は、置換されていてもよいアルキル基
またはアリール基である。具体例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、フェニ
ル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、モ
ノフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、パーフ
ルオロプロピル基、パーフルオロブチル基などが挙げら
れる。なかでも、トリフルオロメチル基が好ましい。
【0016】一般式(1)で表されるS−フルオロアル
キル=チオスルホナートの具体例としては、S−トリフ
ルオロメチル=メチルチオスルホナート、S−トリフル
オロメチル=トリフルオロメチルチオスルホナート、S
−トリフルオロメチル=エチルチオスルホナート、S−
トリフルオロメチル=フェニルチオスルホナート、S−
ジフルオロメチル=メチルチオスルホナート、S−ジフ
ルオロメチル=ジフルオロメチルチオスルホナート、S
−ジフルオロメチル=エチルチオスルホナート、S−ジ
フルオロメチル=フェニルチオスルホナート、S−フル
オロメチル=メチルチオスルホナート、S−フルオロメ
チル=フルオロメチルチオスルホナート、S−フルオロ
メチル=エチルチオスルホナート、S−フルオロメチル
=フェニルチオスルホナート、S−ペンタフルオロエチ
ル=メチルチオスルホナート、S−ペンタフルオロエチ
ル=エチルチオスルホナート、S−ペンタフルオロエチ
ル=ペンタフルオロエチルチオスルホナート、S−ペン
タフルオロエチル=フェニルチオスルホナート、S−パ
ーフルオロプロピル=メチルチオスルホナート、S−パ
ーフルオロプロピル=パーフルオロプロピルチオスルホ
ナート、S−パーフルオロプロピル=フェニルチオスル
ホナート、S−パーフルオロブチル=メチルチオスルホ
ナート、S−パーフルオロブチル=パーフルオロブチル
チオスルホナートなどが挙げられるが、S−トリフルオ
ロメチル=トリフルオロメチルチオスルホナートが特に
好ましい。
【0017】一般式(1)で表されるS−フルオロアル
キル=チオスルホナートは、一般式(6) R1−SOCl (6) (式中、R1は一般式(1)と同義である。)で表され
るフルオロアルキルスルフェニルクロリドと、一般式
(7) R2−SO2M (7) (式中、R2は一般式(1)と同義であり、Mは陽イオ
ンを表す。)で表されるアルキル(またはアリール)ス
ルフィン酸塩とを反応させることにより、製造すること
ができる(J.P.Weidner and S.S.Block, J.Med.Chem.,
pp1167(1967))。
【0018】なお、R1およびR2が同じであるS−フル
オロアルキル=チオスルホナートは、一般式(8) R1−SO2M (8) (式中、R1は一般式(1)と同義であり、Mは陽イオ
ンを表す。)で表されるフルオロアルキルスルフィン酸
塩と塩化チオニルとを反応させることにより、製造する
こともできる。
【0019】本発明において、上述のS−フルオロアル
キル=チオスルホナートと反応させる一般式(2)で表
される複素環化合物としては、環内に窒素原子を有する
5または6員環の化合物を用いるのが好ましい。例え
ば、ピロール化合物、ピラゾール化合物、イミダゾール
化合物、オキサゾール化合物、イソオキサゾール化合
物、チアゾール化合物、イソチアゾール化合物およびト
リアゾール化合物などが用いられる。なかでもピラゾー
ル化合物が好ましく、下記一般式(4)で表される1−
(ヘテロ)アリール−3−シアノ−5−(置換)アミノ
ピラゾール化合物が特に好ましい。
【0020】
【化9】
【0021】(式中、R3は水素原子、C1〜C4のアル
キル基またはC2〜C5のアシル基を表す。R4は水素原
子または−CH(R5)−(CH2n−R6基を表す。R
5は水素原子、水酸基、C1〜C4のアルキル基を表す。
6は下記(5)の群から選ばれる置換されていてもよ
い(ヘテロ)アリール基を表す。Xは窒素原子、また
は、ハロゲン原子で置換された炭素原子を表す。nは
0、1または2である。)
【0022】
【化10】
【0023】(式中、R7は、C1〜C4のアルキル基、
1〜C4のハロアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、
置換されていてもよいフェノキシ基、C1〜C4のハロア
ルコキシ基、C1〜C4のアルキルスルフェニル基、C1
〜C4のアルキルスルフィニル基、C1〜C4のアルキル
スルホニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基を表
す。mは0、1または2である。mが2の場合には、2
つのR7は相互に異なっていてもよい。) R3が表すアルキル基としては、水素原子;メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基
等のC1〜C4の直鎖または分岐鎖アルキル基が挙げられ
る。また、R3が表すアシル基としては、アセチル基、
プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリ
ル基、イソバレリル基、sec−バレリル基、ピバロイ
ル基等のC2〜C5の直鎖または分岐鎖アシル基が挙げら
れる。
【0024】R4がCH(R5)−(CH2n−R6基で
ある場合には、R5は、水素原子;メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、sec−ブチル基またはt−ブチル基等
のC1〜C4の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表す。ま
た、R6で表される(ヘテロ)アリール基上の置換基で
あるR7としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基等のC1〜C4の直鎖また
は分岐鎖アルキル基が好ましいが、塩素原子、フッ素原
子、臭素原子等のハロゲン原子、その他の置換基であっ
てもよい。
【0025】好ましい複素環化合物である1−(ヘテ
ロ)アリール−3−シアノ−5−(置換)アミノピラゾ
ール化合物としては、1−(2,6−ジクロロ−4−ト
リフルオロメチルフェニル)−3−シアノ−5−アミノ
ピラゾールまたは1−(2,6−ジクロロ−4−トリフ
ルオロメチルフェニル)−3−シアノ−5−(ピラジン
−2−イルメチルアミノ)ピラゾールが特に好ましい。
【0026】S−フルオロアルキル=チオスルホナート
と複素環化合物との反応は、無溶媒で行うこともできる
が、溶媒存在下で行うのが好ましい。溶媒としてはS−
フルオロアルキル=チオスルホナートに不活性な任意の
ものを用いることができる。例えば、トルエン、ベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン、ヘプタンなどの脂
肪族炭化水素;ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素;テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテルなどのエーテル;酢酸エチルなどの脂肪酸エステ
ル;アセトンなどのケトン;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶媒などを
使用することができる。このうち芳香族炭化水素または
ハロゲン化炭化水素を用いるのが好ましく、トルエンま
たはジクロロエタンが特に好ましい。
【0027】反応は、−100℃〜100℃、好ましく
は0℃〜80℃の範囲で行われる。また、反応時間は、
1時間〜48時間、好ましくは5時間〜24時間であ
る。反応方法に制限はないが、通常は複素環化合物の溶
液または懸濁液に、S−フルオロアルキル=チオスルホ
ナートをそのまま、または溶液として滴下する。反応
は、S−フルオロアルキル=チオスルホナートと複素環
化合物とを混合するだけで、進行するが、活性化剤を添
加することもできる。活性化剤としては酸および酸のア
ミン塩が挙げられる。酸としては塩酸、硫酸などの無機
酸およびp−トルエンスルホン酸などの有機酸が挙げら
れ、p−トルエンスルホン酸が好ましい。酸のアミン塩
としてはジアルキルアミン塩が挙げられ、p−トルエン
スルホン酸ジアルキルアミン塩が好ましく、p−トルエ
ンスルホン酸ジメチルアミン塩が特に好ましい。
【0028】なお、S−フルオロアルキル=チオスルホ
ナートは、通常は、蒸留等により反応混合物から単離精
製して用いるが、反応混合物のまま用いることもでき
る。得られたフルオロアルキルスルフィドは通常の操
作、すなわち抽出、濃縮、再結晶等により単離され、精
製される。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 参考例1 S−トリフルオロメチル=トリフルオロメチ
ルチオスルホナートの製造 トリフルオロメチルスルフィン酸カリウム29.27g
(0.17mol)のトルエン30ml懸濁液を5℃に
保持し、塩化チオニル16.9g(0.14mol)を
滴下した。室温で1時間攪拌後、常圧蒸留して、沸点3
2−34℃の液体化合物5gを得た。GC−MS分析お
よび19F−NMR分析により、本化合物をS−トリフル
オロメチル=トリフルオロメチルチオスルホナートと同
定した。 GC−MS分析(イオン化モード EI+) m/z 相対強度 47.95 4.1 62.97 5.6 63.95 3.1 69.01 100 81.97 14.4 100.91 3.6 132.89 3.1 164.82 5.0 233.80 0.6 (M+19 F−NMR 文献値 76.8ppm,36.3ppm (Inorganic Chemistry 1
2,8,p1896(1973)) 実験値 76.4ppm,36.0ppm 実施例1 S−トリフルオロメチル=トリフルオロメチルチオスル
ホナート0.23gのトルエン2ml溶液を、1−
(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−3−シアノ−5−アミノピラゾール0.001m
olとp−トルエンスルホン酸ジメチルアミン塩0.2
6g(0.0015mol)の混合物中に加え、室温で
一晩反応させて、転化率96%、反応収率(高速液体ク
ロマトグラフィーにより定量)76%、単離収率60%
で1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェニル)−3−シアノ−4−トリフルオロメチルスルフ
ェニル−5−アミノピラゾールを得た。
【0030】
【化11】
【0031】実施例2 S−トリフルオロメチル=トリフルオロメチルチオスル
ホナート0.23gのトルエン2ml溶液を、1−
(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−3−シアノ−5−(ピラジン−2−イルメチルア
ミノ)ピラゾール0.001molとp−トルエンスル
ホン酸ジメチルアミン塩0.26g(0.0015mo
l)の混合物中に加え、50℃で8時間反応させて、転
化率54%、反応収率(高速液体クロマトグラフィーに
より定量)41%で1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)−3−シアノ−4−トリフル
オロメチルスルフェニル−5−(ピラジン−2−イルメ
チルアミノ)ピラゾールを得た。
【0032】
【化12】
【0033】実施例3 トリフルオロメタンスルフィン酸カリウム1.725g
(10mmol)、p−トルエンスルホン酸ジメチルア
ミン塩895mg(4.1mmol)、p−トルエンス
ルホン酸一水和物951mg(5.0mmol)を、
1,2−ジクロロエタン5.0mlに懸濁し、氷冷下、
塩化チオニル1.506g(12.6mmol)を加え
た。室温で3時間撹拌後、1−(2,6−ジクロロー4
ートリフルオロメチルフェニル)−3−シアノ−5−
(ピラジン−2−イルメチルアミノ)ピラゾール1.0
3g(2.5mmol)を加え、40℃に昇温し、更に
5時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で中和後、ジクロロメタンで抽出し、有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。ジクロロメタンを減圧
留去して得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)−3−シアノ−4−トリフル
オロメチルスルフェニル−5−(ピラジン−2−イルメ
チルアミノ)ピラゾール487mg(収率38%)を得
た。
【0034】
【化13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 一哉 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社筑波研究所内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB09 CC34 DD22 EE03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1はフルオロアルキル基を表し、R2は置換さ
    れていてもよいアルキル基またはアリール基を表す。)
    で表されるS−フルオロアルキル=チオスルホナート
    を、一般式(2) 【化2】 (式中、Aは置換基を有していてもよい複素環を表
    す。)で表される複素環化合物と反応させることを特徴
    とする一般式(3) 【化3】 (式中、R1は一般式(1)と同義であり、Aは一般式
    (2)と同義である。)で表されるフルオロアルキルス
    ルフィド化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 R1が、C1〜C4のフルオロアルキル基
    であることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】R1およびR2が、トリフルオロメチル基で
    あることを特徴とする請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】複素環化合物が、ピロール化合物、ピラゾ
    ール化合物、イミダゾール化合物、オキサゾール化合
    物、イソオキサゾール化合物、チアゾール化合物、イソ
    チアゾール化合物またはトリアゾール化合物であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 複素環化合物が、一般式(4)で表され
    る1−(ヘテロ)アリール−3−シアノ−5−(置換)
    アミノピラゾール化合物であることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の製造方法。 【化4】 (式中、R3は水素原子、C1〜C4のアルキル基または
    2〜C5のアシル基を表す。R4は水素原子または−C
    H(R5)−(CH2n−R6基を表す。R5は水素原
    子、水酸基またはC1〜C4のアルキル基を表す。R6
    下記(5)の群から選ばれる置換されていてもよい(ヘ
    テロ)アリール基を表す。Xは窒素原子またはハロゲン
    原子で置換された炭素原子を表す。nは0、1または2
    である。) 【化5】 (式中、R7は、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のハ
    ロアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、置換されてい
    てもよいフェノキシ基、C1〜C4のハロアルコキシ基、
    1〜C4のアルキルスルフェニル基、C1〜C4のアルキ
    ルスルフィニル基、C1〜C4のアルキルスルホニル基、
    ハロゲン原子、ニトロ基またはシアノ基を表す。mは
    0、1または2である。mが2の場合には、2つのR7
    は相互に異なっていてもよい。)
  6. 【請求項6】 1−(ヘテロ)アリール−3−シアノ−
    5−(置換)アミノピラゾール化合物が、1−(2,6
    −ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−
    シアノ−5−アミノピラゾールまたは1−(2,6−ジ
    クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−3−シア
    ノ−5−(ピラジン−2−イルメチルアミノ)ピラゾー
    ルであることを特徴とする請求項5記載の製造方法。
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CN103910678A (zh) * 2014-03-19 2014-07-09 安徽美诺华药物化学有限公司 一种氟虫腈中间体的制备方法
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