JPH05262696A - アセト酢酸誘導体の製造法 - Google Patents

アセト酢酸誘導体の製造法

Info

Publication number
JPH05262696A
JPH05262696A JP4070160A JP7016092A JPH05262696A JP H05262696 A JPH05262696 A JP H05262696A JP 4070160 A JP4070160 A JP 4070160A JP 7016092 A JP7016092 A JP 7016092A JP H05262696 A JPH05262696 A JP H05262696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acetoacetate
acid derivative
acetoacetic acid
diketene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4070160A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Sunakawa
洵 砂川
Akira Sasaki
章 佐々木
Kozo Shimako
孝三 島児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Publication of JPH05262696A publication Critical patent/JPH05262696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医薬品や農薬品の有用な中間体であるアセト
酢酸誘導体の新規な製造法を提供する。 【構成】 3−ヒドロキシプロピオニトリルとジケテン
とを、イミダゾールの存在下に反応させて2−シアノエ
チルアセトアセテートを得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は種々の医薬品や農薬品の
合成中間体として有用なアセト酢酸誘導体の新規な製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】アセト酢酸誘導体は医薬品や農薬品の合
成中間体として有用であり、ジケテンはその出発原料と
して一般的に用いられる。アセト酢酸誘導体の製造にお
いては塩基あるいは酸を触媒として用いるのが反応の円
滑な進行や制御に役立つことが知られている。例えば、
脂肪族アルコールのアセト酢酸エステルを製造する場合
には、トリエチルアミン、ピリジンあるいは酢酸ナトリ
ウムを触媒として用いるのが最も一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、酸ある
いは塩基に不安定な官能基を有する化合物を出発原料と
する場合、これら酸あるいは塩基を触媒として用いるの
は好ましいこととはいえない。従って、より中性条件に
近い温和な反応条件で効率良く実施できる製造法の出現
が期待されている。本発明の目的は、まさにこの点にあ
り、種々の医薬品や農薬品の有用な合成中間体であるア
セト酢酸誘導体の新規な製造法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、中性条件
に近い温和な反応条件で実施可能でありまた、操作が容
易でかつ効率の良いアセト酢酸誘導体の新しい製造法を
開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ジケテンと活性水素
を含む化合物とをアゾール類の存在下反応させることに
より、目的を達しうることを見出し、本発明を完成する
に至った。以下、本発明方法を詳細に説明する。本発明
方法は、アゾール類の存在下、無溶媒または不活性溶媒
中、ジケテンと活性水素を含む化合物とを反応させ、ア
セト酢酸誘導体を得る方法である。
【0005】本発明において、活性水素を含む化合物と
しては、各種の置換基を持つ化合物を用いることが可能
であり、その結果対応する種々のアセト酢酸誘導体を製
造することができる。例えば、本発明方法によれば一般
式〔I〕 H−X 〔I〕 〔式中、Xは有機残基を示す。〕で表される活性水素を
含む化合物とジケテンを反応させることにより、一般式
〔II〕 CH3-CO- CH2-CO- X 〔II〕 〔式中、Xは前述と同じ意味を示す。〕で表されるアセ
ト酢酸誘導体を得ることができる。
【0006】次に前記一般式〔I〕について詳細に述べ
る。H−Xで表される化合物としては、例えばアルコー
ル類、チオール類、アミン類、オキシム類あるいはヒド
ロキシルアミン類を挙げることができる。より具体的に
は例えば次の一般式a)〜e)で表される化合物を挙げ
ることができる。 a) H−OR1 〔式中、R1 は置換されていてもよいアルキル基、置換
されていてもよいシクロアルキル基、置換されていても
よいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケ
ニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換され
ていてもよいヘテロ環基あるいは置換されていてもよい
アリール基を示す。〕 b) H−SR2 〔式中、R2 は置換されていてもよいアルキル基、置換
されていてもよいシクロアルキル基、置換されていても
よいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケ
ニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換され
ていてもよいヘテロ環基あるいは置換されていてもよい
アリール基を示す。〕
【0007】c) H−NR3 4 〔式中、R3 とR4 はそれぞれ独立して水素原子、置換
されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシ
クロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、
置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されて
いてもよいアルキニル基、置換されていてもよいヘテロ
環基あるいは置換されていてもよいアリール基を示す
か、または、NR3 4 が一緒になって3〜9員環を意
味する。〕 d) H−O−N=CR5 6 〔式中、R5 とR6 はそれぞれ独立して水素原子、置換
されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよい
シクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル
基、置換されていてもよいヘテロ環基、あるいは置換さ
れていてもよいアリール基を示すか、または、CR5
6 が一緒になって4〜9員環を意味する。〕 e) H−O−NR7 8 〔式中、R7 とR8 はそれぞれ独立して置換されていて
もよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキ
ル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されて
いてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよい
アルキニル基、置換されていてもよいヘテロ環基あるい
は置換されていてもよいアリール基を示すか、または、
NR7 8 が一緒になって3〜9員環を意味する。〕
【0008】前記R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R7 あるいはR8 におけるアルキル基としては例
えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、t−ブチルのような炭素数1〜5の直鎖状も
しくは分枝状の低級アルキル基が挙げられる。前記
1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 あるいはR
8 におけるシクロアルキル基としては例えばシクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルのような炭素数3〜9のシクロアル
キル基が挙げられる。前記R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 、R7 あるいはR8 におけるアルケニル基とし
てはビニル、アリル、3,3−ジメチルアリルのような
炭素数2〜6の直鎖状もしくは分枝状の低級アルケニル
基が挙げられる。前記R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R7 あるいはR8 におけるシクロアルケニル基と
しては例えばシクロペンテニル、シクロペンタジエニ
ル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロ
ヘプテニルのような炭素数5〜9のシクロアルケニル基
が挙げられる。
【0009】前記R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R7 あるいはR8 におけるアルキニル基としては
例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニルのよ
うな炭素数2〜6の直鎖状もしくは分枝状の低級アルキ
ニル基が挙げられる。前記R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 、R7 あるいはR8 におけるヘテロ環基として
は、例えばオキシラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒ
ドロピラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチ
オフェニル、ジヒドロチオピラニル、テトラヒドロチオ
ピラニル、コハク酸イミドイル、フタルイミドイル、ピ
リジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピ
ラニル、イミダゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、
テトラゾリル、トリアゾリル、フリル、ベンゾチアゾリ
ル等のような1個または複数個の酸素原子、窒素原子あ
るいは硫黄原子等をその環内に含む飽和あるいは不飽和
のヘテロ3〜9員環基が挙げられる。前記R1 、R2
3 、R4 、R5 、R6 、R7 あるいはR8 におけるア
リール基としては、例えばフェニル、ナフチル、アント
ニル等が挙げられる。
【0010】前記R5 あるいはR6 における置換されて
いてもよいアミノ基としては、例えばメチルアミノ、メ
チルエチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルアリルアミ
ノ、エチル−t−ブチルアミノ、ジイソプロピルアミ
ノ、ジアリルアミノのような無置換あるいは前述の低級
アルキル基、低級アルケニル基あるいは低級アルキニル
基で置換されたアミノ基等が挙げられる。前述のアルキ
ル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケ
ニル基、アルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基
が有していてもよい置換基としては、例えばメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−
ブチルのような炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝状の
低級アルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
のような炭素数3〜10のシクロアルキル基、ビニル、
アリル、3,3−ジメチルアリルのような炭素数2〜6
の直鎖状もしくは分枝状の低級アルケニル基、例えばシ
クロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキセ
ニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプテニルのよう
な炭素数4〜10のシクロアルケニル基、例えばエチニ
ル、1−プロピニル、2−プロピニルのような炭素数2
〜6の直鎖状もしくは分枝状の低級アルキニル基、例え
ばオキシラニル、テトラヒドロフ
【0011】ラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロ
ピラニル、テトラヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピ
ラニル、テトラヒドロチオピラニル、コハク酸イミドイ
ル、フタルイミドイル、ピリジル、ピリミジニル、ピラ
ジニル、ピリダジニル、ピラニル、イミダゾリル、チア
ゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリル、トリアゾリ
ル、フリル、ベンゾチアゾリルのような飽和あるいは不
飽和のヘテロ3〜9員環基、例えばフェニル、ナフチ
ル、アントニルのようなアリール基、フッ素、塩素、臭
素あるいはヨウ素のようなハロゲン、例えばメトキシ、
エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシのような炭
素数1〜5の低級アルコキシ基、例えばメトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニルのような炭素数2〜6の
低級アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニ
ルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−プロポキシ
カルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノの
ような炭素数2〜6の低級アルコキシカルボニルアミノ
基、例えばアセチル、プロピオニルのような炭素数2〜
6の低級アシル基、例えばアセトキシ、プロピオニルオ
キシのような炭素数2〜6の低級アシルオキシ基、例え
ばアセチルチオ、プロピオニルチオのような炭素数2〜
6の低級アシルチオ基、例えばアセチルアミノ、プロピ
オニルアミノのような炭素数2〜6の低級アシルアミノ
基、例えばカルバモイル、N−メチルアミノカ
【0012】ルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボ
ニル、N−シクロヘキシルアミノカルボニル、N−アリ
ルアミノカルボニル、N−シクロヘプテニルアミノカル
ボニル、N−プロパルギルアミノカルボニル、N−ピリ
ジルアミノカルボニル、N−フェニルアミノカルボニル
のような無置換あるいは前述の低級アルキル基、シクロ
アルキル基、低級アルケニル基、シクロアルケニル基、
低級アルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基で置
換されたアミノカルボニル基、例えばカルバモイルオキ
シ、N−メチルアミノカルボニルオキシ、N,N−ジメ
チルアミノカルボニルオキシ、N−シクロヘキシルアミ
ノカルボニルオキシ、N−アリルアミノカルボニルオキ
シ、N−シクロヘプテニルアミノカルボニルオキシ、N
−プロパルギルアミノカルボニルオキシ、N−ピリジル
アミノカルボニルオキシ、N−フェニルアミノカルボニ
ルオキシのような無置換あるいは前述の低級アルキル
基、シクロアルキル基、低級アルケニル基、シクロアル
ケニル基、低級アルキニル基、
【0013】ヘテロ環基あるいはアリール基で置換され
たアミノカルボニルオキシ基、例えばカルバモイルアミ
ノ、N−メチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジメ
チルアミノカルボニルアミノ、N−シクロヘキシルアミ
ノカルボニルアミノ、N−アリルアミノカルボニルアミ
ノ、N−シクロヘプテニルアミノカルボニルアミノ、N
−プロパルギルアミノカルボニルアミノ、N−ピリジル
アミノカルボニルアミノ、N−フェニルアミノカルボニ
ルアミノのような無置換あるいは前述の低級アルキル
基、シクロアルキル基、低級アルケニル基、シクロアル
ケニル基、低級アルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリ
ール基で置換されたアミノカルボニルアミノ基、例えば
N,N−ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、N,N
−ジエチルアミノ、N,N−ジイソプロピルアミノ、N
−シクロヘキシルアミノ、N,N−ジアリルアミノ、N
−シクロヘプテニルアミノ、N−プロパルギルアミノ、
N−ピリジルアミノ、N−フェニルアミノのような前述
の低級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルケニル
基、シクロアルケニル基、低級アルキニル基、ヘテロ環
基あるいはアリール基で置換されたアミノ基、例えばメ
チルチオ、エチルチオ、
【0014】シクロヘキシルチオ、ビニルチオ、アリル
チオ、シクロヘプテニルチオ、エチニルチオ、ピリジル
チオ、フェニルチオのような前述の低級アルキル基、シ
クロアルキル基、低級アルケニル基、シクロアルケニル
基、低級アルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基
で置換されたチオエーテル基、例えばメチルスルフィニ
ル、エチルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニ
ル、ビニルスルフィニル、アリルスルフィニル、シクロ
ヘプテニルスルフィニル、エチニルスルフィニル、ピリ
ジルスルフィニル、フェニルスルフィニルのような前述
の低級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルケニル
基、シクロアルケニル基、低級アルキニル基、ヘテロ環
基あるいはアリール基で置換されたスルフィニル基、例
えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、シクロヘキ
シルスルホニル、ビニルスルホニル、アリルスルホニ
ル、シクロヘプテニルスルホニル、エチニルスルホニ
ル、ピリジルスルホニル、フェニルスルホニルのような
前述の低級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルケ
ニル基、シクロアルケニル基、低級アルキニル基、ヘテ
ロ環基あるいはアリール基で置換されたスルホニル基、
例えばメチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキ
シ、シクロヘキシルスルホニルオキシ、ビニルスルホ
【0015】ニルオキシ、アリルスルホニルオキシ、シ
クロヘプテニルスルホニルオキシ、エチニルスルホニル
オキシ、ピリジルスルホニルオキシ、フェニルスルホニ
ルオキシのような前述の低級アルキル基、シクロアルキ
ル基、低級アルケニル基、シクロアルケニル基、低級ア
ルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基で置換され
たスルホニルオキシ基、例えばスルファモイル、N−メ
チルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイ
ル、N−シクロヘキシルスルファモイル、N,N−ジア
リルスルファモイル、N−シクロヘプテニルスルファモ
イル、N−プロパルギルスルファモイル、N−ピリジル
スルファモイル、N−フェニルスルファモイルのような
無置換あるいは前述の低級アルキル基、シクロアルキル
基、低級アルケニル基、シクロアルケニル基、低級アル
キニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基で置換された
スルファモイル基、例えばホスホロアミド、N−,N−
ジメチルホスホロアミド、N−,N−,N’−,N’−
テトラメチルホスホロアミドのような無置換あるいは前
述の低級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルケニ
ル基、シクロアルケニル基、低級アルキニル基、ヘテロ
環基あるいはアリール基で置換されたホスホロアミド
基、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t−
ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、
ジフェニルメチルシリル、トリフェニルシリルのような
前述の低級アルキル基、シクロアルキル基、
【0016】低級アルケニル基、シクロアルケニル基、
低級アルキニル基、ヘテロ環基あるいはアリール基でト
リ置換されたシリル基、例えばトリメチルシリルオキ
シ、トリエチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ、t−ブチルジフェニルシリルオキシ、ジフェ
ニルメチルシリルオキシ、トリフェニルシリルオキシの
ような前述の低級アルキル基、シクロアルキル基、低級
アルケニル基、シクロアルケニル基、低級アルキニル
基、ヘテロ環基あるいはアリール基でトリ置換されたシ
リルオキシ基、ホルミル、ホルミルアミノ、ホルミルオ
キシ、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド等が挙げられ
る。また、これら置換基はさらに上記から独立に選ばれ
る1個または複数個の置換基を有することができる。
【0017】前記NR3 4 あるいはNR7 8 が一緒
になって3〜9員環を形成する場合の環としては、窒素
原子、酸素原子もしくは硫黄原子を含んでいてもよい飽
和もしくは不飽和の環が挙げられ、例えばピロリジン、
ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラ
ジン、モルホリン、チオモルホリン、オキサゾリジン、
チアゾリジン、オキサゾリジノン、チアゾリジノン、チ
アゾリジンチオン等が挙げられる。これらの環は置換基
を有していてもよく、例えば上記に置換基として例示し
たもの等が挙げられる。
【0018】前記CR5 6 が一緒になって4〜9員環
を形成する場合の環としては、窒素原子、酸素原子もし
くは硫黄原子を含んでいてもよい飽和もしくは不飽和の
環が挙げられ、例えばシクロブタン、シクロペンタン、
シクロヘキサン、シクロヘプタンのような炭素数3〜1
0のシクロアルカン、例えばシクロペンテン、シクロペ
ンタジエン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、シ
クロヘプテンのような炭素数4〜9のシクロアルケン、
例えばテトラヒドロフラン、ジヒドロピラン、テトラヒ
ドロピラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロチオピ
ラン、テトラヒドロチオピラン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、モ
ルホリン、チオモルホリン、オキサゾリジン、チアゾリ
ジン、オキサゾリジノン、チアゾリジノン、チアゾリジ
ンチオン等のような1個または複数個の酸素原子、窒素
原子あるいは硫黄原子等をその環内に含む飽和あるいは
不飽和のヘテロ環等が挙げられる。これら環は置換基を
有していてもよく、例えば上記に置換基として例示した
もの等が挙げられる。
【0019】本発明に使用されるアゾール類としては、
イミダゾール類、ピラゾール類、トリアゾール類あるい
はテトラゾール類が挙げられる。イミダゾール類として
は、イミダゾールまたは2−メチルイミダゾール、4−
メチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール等
の2位あるいは4位の炭素数1〜6の低級アルキル置換
イミダゾール類等各種のイミダゾール類を挙げることが
できるが、イミダゾールまたは4−メチルイミダゾール
が好適である。ピラゾール類としては、ピラゾールまた
は3−メチルピラゾール、4−メチルピラゾール、3,
4−ジメチルピラゾール等の3位あるいは4位の炭素数
1〜6の低級アルキル置換ピラゾール類等各種のピラゾ
ール類を挙げることができるが、ピラゾールが好適であ
る。トリアゾール類としては、1,2,4−トリアゾー
ル、1,2,3−トリアゾールまたは3−メチル−1,
2,4−トリアゾール、4−メチル−1,2,3−トリ
アゾール等の3位(1,2,4−トリアゾール誘導体の
場合)あるいは4位(1,2,3−トリアゾール誘導体
の場合)の炭素数1〜6の低級アルキル置換トリアゾー
ル類等各種のトリアゾール類を挙げることができるが、
1,2,4−トリアゾールが好適である。テトラゾール
類としては、1H−テトラゾールまたは5−メチル−1
H−テトラゾール等の5位の炭素数1〜6の低級アルキ
ル置換1H−テトラゾール類等各種の1H−テトラゾー
ル類を挙げることができるが、1H−テトラゾールが好
適である。これらのアゾール類のうち好適なものとして
イミダゾール類を挙げることができる。さらに特に好適
なものとしてイミダゾールまたは4−メチルイミダゾー
ルを挙げることができる。アゾール類の使用量は、触媒
量から大過剰量までの使用が可能であるが、ジケテン1
モルに対して0.001倍モル量から1.5倍モル量を
用いることが望ましい。
【0020】不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化
炭化水素類またはそれらの混合物が好適である。ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、アセト
ニトリル等のニトリル類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の鎖状もしくは環状の脂肪族炭化
水素類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等各種溶
媒またはそれらの混合物も用いることができる。
【0021】反応は冷却または加熱することにより、抑
制または促進することができるが、イミダゾール類を用
いた場合の反応温度は−50°Cから120°Cが望ま
しく、−30°Cから40°Cが特に望ましい。その他
のアゾール類を用いた場合の反応温度は−30°Cから
120°Cが望ましく、0°Cから80°Cが特に望ま
しい。反応終了後、本反応の目的化合物は、通常の有機
化学的手法によって取り出すことができる。
【0022】本発明により、具体的には例えば、フェニ
ルチオメチル アセトアセテート;2,2,2−トリク
ロロエチル アセトアセテート;2−ニトロエチル ア
セトアセテート;2−メトキシエチル アセトアセテー
ト;t−ブチル アセトアセテート;3−ホルミルオキ
シプロピル アセトアセテート;2−トリメチルシリル
エチル アセトアセテート;2−トリメチルシリルオキ
シエチル アセトアセテート;ビニル アセトアセテー
ト;プロパルギル アセトアセテート;ベンジル アセ
トアセテート;シクロヘキシル アセトアセテート;4
−アセトアセトキシ−1−メチルピペリジン;0−メチ
ルベンジル アセトアセテート;0−ニトロベンジル
アセトアセテート;p−ニトロベンジル アセトアセテ
ート;p−ブロモベンジル アセトアセテート;p−メ
トキシベンジル アセトアセテート;p−ニトロフェニ
ル アセトアセテート;2,4,5−トリクロロフェニ
ル アセトアセテート;2−アセトアセチルチオ−4,
6−ジメチルピリミジン;2−アセトアセチルチオベン
ゾチアゾール;2−アセトアセチルチオベンズオキサゾ
ール;2−アセトアセチルチオピリジン;4−アセトア
セチルチオピリジン;S−エチル チオアセトアセテー
ト;S−t−ブチル チオアセトアセテート;S−アリ
ル チオアセトアセテート;S−ビニル チオアセトア
セテート;S−プロパルギル チオアセトアセテート;
S−p−クロロフェニル チオアセトアセテート;N−
t−ブチルアセトアセトアミド;1−アセトアセトアゼ
チジン;アセトアセト(ジ−p−アニシルメチル)アミ
ド;アセトアルドキシム アセトアセテート;アセトン
オキシム アセトアセテート;ベンズアルデヒドオキシ
ム アセトアセテート;アセトアセトキシアミノシクロ
ヘキサン;N−アセトアセトキシコハク酸イミド;N−
アセトアセトキシフタルイミド;等が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明方法により、
アセト酢酸誘導体の有効な製造法の提供が可能になっ
た。
【0024】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はもちろんこれらによってなんら限定
されるものではない。
【0025】実施例1 2−シアノエチル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 CH2 CN) 3−ヒドロキシプロピオニトリル(10.6g)、イミ
ダゾール(0.092g)の混合液に20−35°Cで
ジケテン(10.6ml)を滴下した。同温度で2時間
攪拌し、2−シアノエチル アセトアセテート(22.
0g,定量的収率)を得た。
【0026】IRmax (neat): 2240,1
740,1710cm-1
【0027】NMRδ(CDCl3 ): 1.98(エ
ノール体)および2.28(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),2.74(2H,t,J=6.2H
z),3.53(ケト体)(約1.9H,s),4.3
5(2H,t,J=6.2Hz),5.05(エノール
体)(約0.05H,s)p.p.m.
【0028】実施例2−(1) アリル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 CH=CH2 ) アリルアルコール(5.808g)、イミダゾール
(1.362g)の塩化メチレン(200ml)溶液に
0−5°Cでジケテン(8.407g)の塩化メチレン
(100ml)溶液を滴下した。同温度で1時間攪拌
し、1N−HClおよび食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウム乾燥後、減圧溶媒留去してアリル アセトアセテー
ト(12.97g,91%)を得た。
【0029】IRmax (neat): 1738,1
712cm-1
【0030】NMRδ(CDCl3 ): 1.97(エ
ノール体)および2.28(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),3.49(ケト体)(約1.8H,
s),4.66(2H,m),5.03(エノール体)
(約0.1H,s),5.2−5.5(2H,m),
5.8−6.1(1H,m)p.p.m.
【0031】実施例2−(2) アリル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 CH=CH2 ) アリルアルコール(58mg)、4−メチルイミダゾー
ル(16mg)の塩化メチレン(2ml)溶液に0−5
°Cでジケテン(84mg)の塩化メチレン(1ml)
溶液を滴下した。同温度で1時間攪拌し、1N−HCl
および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥後、減圧
溶媒留去してアリル アセトアセテート(133mg,
94%)を得た。IR、NMRは、実施例2−(1)で
得られたものと同一であった。
【0032】実施例2−(3) アリル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 CH=CH2 ) アリルアルコール(58mg)、ピラゾール(14m
g)の1,2−ジクロロエタン(2ml)溶液に20−
25°Cでジケテン(84mg)の1,2−ジクロロエ
タン(1ml)溶液を滴下した。70°Cで5.5時間
加熱攪拌し、1N−HClおよび食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウム乾燥後、減圧溶媒留去して得た粗製物をシ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで分離精製してアリル
アセトアセテート(105mg,74%)を得た。I
R、NMRは、実施例2−(1)で得られたものと同一
であった。
【0033】実施例2−(4) アリル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 CH=CH2 ) アリルアルコール(58mg)、1,2,4−トリアゾ
ール(14mg)の塩化メチレン(2ml)溶液に0−
5°Cでジケテン(84mg)の塩化メチレン(1m
l)溶液を滴下した。同温度で2時間、20−25°C
で一夜、40°Cで4時間攪拌し、1N−HClおよび
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥後、減圧溶媒留
去して得た粗製物をシリカゲル薄層クロマトグラフィー
で分離精製してアリル アセトアセテート(89mg,
63%)を得た。IR、NMRは、実施例2−(1)で
得られたものと同一であった。
【0034】実施例3 ベンジルオキシカルボニルメチル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- CH2 COOCH2-
6 5 ) グリコール酸ベンジルエステル(4.98g)、イミダ
ゾール(2.45g)の塩化メチレン(30ml)溶液
に0−5°Cでジケテン(3.02g)の塩化メチレン
(6ml)溶液を滴下した。同温度で3時間攪拌し、1
N−HClおよび食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾
燥後、減圧溶媒留去して得た粗製物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで分離精製することにより、ベンジ
ルオキシカルボニルメチル アセトアセテート(5.0
7g,68%)を得た。
【0035】IRmax (neat): 1752,1
720,737,700cm-1
【0036】NMRδ(CDCl3 ): 1.98(エ
ノール体)および2.29(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),3.54(ケト体)(約1.8H,
s),4.71(2H,s),5.13(エノール体)
(約0.1H,s),5.20(2H,s),7.36
(5H,s)p.p.m.
【0037】実施例4 フェニル アセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- O- C6 5 ) フェノール(188mg)、イミダゾール(6.8m
g)のトルエン(2ml)溶液に−30°Cで、ジケテ
ン(168mg)のトルエン(1ml)溶液を滴下し
た。−30から−10°Cで2.5時間、0から5°C
で3.75時間攪拌し、ジケテン(84mg)のトルエ
ン(0.5ml)溶液を追加してさらに2時間攪拌し、
1N−HClおよび食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
乾燥後、減圧溶媒留去して得た粗製物をシリカゲル薄層
クロマトグラフィーで分離精製することにより、フェニ
ル アセトアセテート(317mg,89%)を得た。
【0038】IRmax (neat): 1760,1
721,757,730,691cm-1
【0039】NMRδ(CDCl3 ): 2.04(エ
ノール体)および2.35(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),3.69(ケト体)(約1.6H,
s),5.24(エノール体)(約0.2H,s),
7.0−7.5(5H,m)p.p.m.
【0040】実施例5 S−フェニル チオアセトアセテート (CH3-CO- CH2-CO- S- C6 5 ) チオフェノール(2.64g)、イミダゾール(272
mg)の塩化メチレン(20ml)溶液に0−5°Cで
ジケテン(1.68g)の塩化メチレン(10ml)溶
液を滴下した。20−30°Cで1時間攪拌し、1N−
HClおよび食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥
後、減圧溶媒留去してS−フェニル チオアセトアセテ
ート(4.30g,99%)を得た。
【0041】IRmax (neat): 1726,1
694,1621,748,690cm-1
【0042】NMRδ(CDCl3 ): 1.96(エ
ノール体)および2.29(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),3.76(ケト体)(約1.2H,
s),5.49(エノール体)(約0.4H,s),
7.44(5H,s)p.p.m.
【0043】実施例6 アセトアセトアニリド (CH3-CO- CH2-CO- NH- C6 5 ) アニリン(930mg)、イミダゾール(136mg)
のトルエン(10ml)溶液に20°Cで、ジケテン
(840mg)のトルエン(5ml)溶液を滴下した。
同温度で1時間攪拌し、1N−HCl、水および食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥後、減圧溶媒留去して
アセトアセトアニリド(1.07g,60%)を得た。
【0044】IRmax (KBr): 3442(b
r.),1716,1663,1600,754,69
3cm-1
【0045】NMRδ(CDCl3 ): 1.96(エ
ノール体)および2.33(ケト体)(合わせて3H,
それぞれs),3.59(ケト体)(約1.9H,
s),4.96(エノール体)(約0.05H,s),
7.05−7.25(1H,m),7.30−7.45
(2H,m),7.50−7.70(2H,m),9.
09(1H,br.s)p.p.m.
【0046】実施例7 1−アセトアセチル−4−ベンジルピペリジン 4−ベンジルピペリジン(35mg)、イミダゾール
(16mg)のトルエン(0.5ml)溶液に0−5°
Cでジケテン(20mg)を滴下した。同温度で0.5
時間攪拌し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥
後、減圧溶媒留去して1−アセトアセチル−4−ベンジ
ルピペリジン(51mg,99%)を得た。
【0047】IRmax (neat): 1722,1
640,1585,749,702cm-1
【0048】NMRδ(CDCl3 ): 1.00−
1.30(2H,m),1.60−1.90(3H,
m),1.94(エノール体)および2.25(ケト
体)(合わせて3H,それぞれs),2.40−2.7
0(3H,m),2.95(1H,m),3.53(ケ
ト体)(約1.8H,s),3.60−3.80(1
H,m),4.50−4.70(1H,m),5.14
(エノール体)(約0.1H,s),7.10−7.4
0(5H,m)p.p.m.
【0049】実施例8 1−アミノ−1−(アセトアセトキシイミノ)−2−
(ベンジルメチルアミノ)エタン (CH3-CO- CH2-CO- O- N=C(NH2 )CH
2-N(CH3 )-CH2-C6 5 ) 1−アミノ−1−(ヒドロキシイミノ)−2−(ベンジ
ルメチルアミノ)エタン(3.0g)、イミダゾール
(7.4mg)のトルエン(30ml)溶液に37−4
0°Cでジケテン(1.21g)を滴下した。滴下後2
2−40°Cで1時間攪拌し、減圧溶媒留去して1−ア
ミノ−1−(アセトアセトキシイミノ)−2−(ベンジ
ルメチルアミノ)エタン(4.21g,定量的収率)を
得た。
【0050】IRmax (neat): 3460,3
340,1745,1710,1635,740,69
5cm-1
【0051】NMRδ(CDCl3 ): 2.00(エ
ノール体)と2.24および2.30(合わせて6H,
それぞれs),3.14(2H,s),3.55および
3.59(合わせて約3.8H,それぞれs),5.2
0(エノール体)(約0.1H,s),5.55(2
H,br.s),7.28−7.37(5H,m)p.
p.m.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 259/14 8318−4H C07D 211/10 9165−4C 521/00 // C07B 61/00 300

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジケテンと一般式〔I〕 H−X 〔I〕 〔式中、Xは有機残基を示す。〕で表される活性水素を
    含む化合物とをアゾール類の存在下反応させることを特
    徴とする一般式〔II〕 CH3-CO- CH2-CO- X 〔II〕 〔式中、Xは前述と同じ意味を示す。〕で表されるアセ
    ト酢酸誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式〔I〕で表される活性水素を含む
    化合物がアルコール類である請求項1記載のアセト酢酸
    誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕で表される活性水素を含む
    化合物がチオール類である請求項1記載のアセト酢酸誘
    導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式〔I〕で表される活性水素を含む
    化合物がアミン類である請求項1記載のアセト酢酸誘導
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式〔I〕で表される活性水素を含む
    化合物がオキシム類である請求項1記載のアセト酢酸誘
    導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式〔I〕で表される活性水素を含む
    化合物がヒドロキシルアミン類である請求項1記載のア
    セト酢酸誘導体の製造方法。
JP4070160A 1992-01-22 1992-02-19 アセト酢酸誘導体の製造法 Pending JPH05262696A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255892 1992-01-22
JP4-32558 1992-05-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05262696A true JPH05262696A (ja) 1993-10-12

Family

ID=12362243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4070160A Pending JPH05262696A (ja) 1992-01-22 1992-02-19 アセト酢酸誘導体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05262696A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285901A (zh) * 2011-07-14 2011-12-21 四川大学 3-氧代丁酸-2-腈乙酯及其同系物的制备方法
CN113979883A (zh) * 2021-12-08 2022-01-28 新华制药(寿光)有限公司 一种乙酰乙酰苯胺高效精制工艺及其设备
CN115286500A (zh) * 2022-08-31 2022-11-04 山东新和成氨基酸有限公司 一种乙酰乙酸、6-乙硫基-3-庚烯-2-酮及其中间体的制备方法和组合物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813474U (ja) * 1971-06-26 1973-02-15
JPS5852173U (ja) * 1981-09-16 1983-04-08 太田 昌孝 シュ−ズ等のケ−ス
JPH0378792U (ja) * 1989-11-30 1991-08-09

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813474U (ja) * 1971-06-26 1973-02-15
JPS5852173U (ja) * 1981-09-16 1983-04-08 太田 昌孝 シュ−ズ等のケ−ス
JPH0378792U (ja) * 1989-11-30 1991-08-09

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285901A (zh) * 2011-07-14 2011-12-21 四川大学 3-氧代丁酸-2-腈乙酯及其同系物的制备方法
CN113979883A (zh) * 2021-12-08 2022-01-28 新华制药(寿光)有限公司 一种乙酰乙酰苯胺高效精制工艺及其设备
CN115286500A (zh) * 2022-08-31 2022-11-04 山东新和成氨基酸有限公司 一种乙酰乙酸、6-乙硫基-3-庚烯-2-酮及其中间体的制备方法和组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007509850A (ja) 2−ジハロアシル−3−アミノ−アクリル酸エステルおよび3−ジハロメチル−ピラゾール−4−カルボン酸エステルの製造方法
JP3507124B2 (ja) ベンジリデン誘導体の製造法
JPH05262696A (ja) アセト酢酸誘導体の製造法
JP4118949B2 (ja) 2―クロロ―5―クロロメチルチアゾールの合成方法
JP4170405B2 (ja) アゼチジノン誘導体の製造法
RU2188821C2 (ru) Способ получения производных имидазола
JP2009508898A (ja) 1’−ヒドロキシ−2’−置換シクロヘキシルアゼチジン−2−オン化合物の調製方法
JP2580477B2 (ja) 5−ピラゾールメルカプタン誘導体の製造方法及びその中間体
JP3880883B2 (ja) ピリジン誘導体、その製造方法、及び除草剤中間体としての用途
PL211016B1 (pl) Sposób wytwarzania cyklicznych diketonów
JP4323032B2 (ja) 3−ニトロ−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ安息香酸エステル類の製造法およびその製造中間体
JP4929717B2 (ja) N,n’−ジアルコキシ−n,n’−ジアルキルオキサミドの製法
JP4828740B2 (ja) 1,2,5−チアジアゾイルメタノン誘導体の製造方法及びジオキシム誘導体
JP4591778B2 (ja) α,β,γ−置換シクロペンタノン誘導体の製造法
JPWO2005007638A1 (ja) 光学活性ハロヒドリン誘導体およびそれを用いた光学活性エポキシアルコール誘導体の製造法
JP2002338547A (ja) フルオロアルキルスルフィド化合物の製造方法
KR100191151B1 (ko) 2-술포닐티아졸 카르복사미드 유도체 및 그의 제조방법
JPH0348909B2 (ja)
JPH08325261A (ja) アゼチジノン化合物の製造方法
KR100267596B1 (ko) 베타-아미노-알파-하이드록시산과 균등한 옥사졸린 유도체의 입체선택적 합성방법
KR20220110516A (ko) 2-(5-이속사졸릴)-페놀의 합성 방법
JP3750122B2 (ja) アゼチジノン化合物の製造方法
JP4013772B2 (ja) 2−ヒドロキシイミノ−3−オキソプロピオニトリル及びその製法
JP3025706B2 (ja) 光学活性なビシクロ(2.2.1)ヘプタン−2,3−ジカルボン酸誘導体
JP4771757B2 (ja) 高選択的な1,2−ジクロリド化合物の製造方法