JP4194984B2 - フェニルナフチルイミダゾール化合物 - Google Patents

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本発明は、2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾール及び、2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールから選択されるフェニルナフチルイミダゾール化合物に関するものである。
本発明に類似のイミダゾール化合物として、例えば、非特許文献1には、4−(2−ナフチル)イミダゾールが開示されており、非特許文献2には、2,4−ジフェニルイミダゾールが開示されている。
「ChemischeBerichte」,1937年,第70巻,570頁 「Journalof the Chemical Society」,1948年,1960頁
本発明は、新規なフェニルナフチルイミダゾール化合物を提供することを目的とする。
本発明者等は、前記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾール及び、2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールから選択される新規なフェニルナフチルイミダゾール合成し得ることを認め、本発明を完成するに至ったものである。
本発明のフェニルナフチルイミダゾール化合物は、エポキシ樹脂硬化剤や医薬品中間体として有用なものである。
本発明のフェニルナフチルイミダゾール化合物は
−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、
2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、
2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾール及び、
2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールである。
本発明のフェニルナフチルイミダゾール化合物および2−フェニル−4−(1−ナフチル)イミダゾール、2−フェニル−4−(2−ナフチル)イミダゾールは、公知の方法に準拠して合成することが出来る。即ち、イミダゾール環の2位がフェニル基で、4位がナフチル基で置換された2−フェニル−4−ナフチルイミダゾール化合物に分類される
2−フェニル−4−(1−ナフチル)イミダゾール、
2−フェニル−4−(2−ナフチル)イミダゾール、
2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾール及び
2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾールは、例えば、化の反応式に示されるように、2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物及びベンズアミジン化合物を脱ハロゲン化水素剤の存在下、有機溶媒中で加熱反応させることにより合成することができる。
Figure 0004194984
(但し、式中、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を、Rは水素原子又はメチル基を表す。)
の反応において、ベンズアミジン化合物の使用量は、2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物に対して、0.8〜1.5倍モルが好ましく、より好ましくは0.9〜1.1倍モルの割合とすればよい。脱ハロゲン化剤の使用量は、2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物に対して、1〜10倍当量の割合が好ましい。
前記の2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物としては、ω−ブロモ−1−アセトナフトン、ω−ブロモ−2−アセトナフトン、2−ブロモ−1’−プロピオナフトン、2−ブロモ−2’−プロピオナフトン、ω−クロロ−1−アセトナフトン、ω−ヨード−2−アセトナフトン、2−クロロ−1’−プロピオナフトン、2−ヨード−2’−プロピオナフトン等が挙げられる。
これらの2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物の内、ω−ブロモ−2−アセトナフトンは試薬として入手できるが、その他のものはナフチルアルキルケトン化合物の2位をハロゲン化することにより合成したものを使用することができる。2位ハロゲン化の内、2位塩素化及び2位ヨウ素化も可能であるが、ナフチルアルキルケトン化合物1モルに対し、1モルの臭素を反応させる2位臭素化が最も簡便である。
ナフチルアルキルケトン化合物の内、アセトナフトン化合物としては、1−アセトナフトン及び2−アセトナフトンが挙げられるが、これらの化合物は、公知で容易に入手できる化合物である。
ナフチルアルキルケトン化合物の内、プロピオナフトン化合物としては、1−プロピオナフトン及び2−プロピオナフトンが挙げられる。1−プロピオナフトンは、1,2−ジクロロエタンなどを溶媒にして、ナフタレンとプロピオニルクロライド・塩化アルミニウム錯体とを反応させることにより得ることができる(後述の参考例1参照)。
2−プロピオナフトンは、2−ナフトニトリルと臭化エチルマグネシウムなどを反応させ、強酸性下で加水分解することにより得ることができる(後述の参考例2参照)。
ベンズアミジン化合物としては、例えば、ベンズアミジン、ベンズアミジン酢酸塩等のベンズアミジンの有機酸塩またはベンズアミジン塩酸塩等のベンズアミジンの無機酸塩などが挙げられる。
脱ハロゲン化水素剤は公知のものを制限なく使用できる。このような脱ハロゲン化水素剤として、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような無機アルカリ類、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(DBU)のような有機塩基類、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシドのような金属アルコキシド化合物などが挙げられる。
反応溶媒は、2位ハロゲン化ナフチルアルキルケトン化合物及びベンズアミジン化合物を溶解させることができ、かつ反応に関与しないものであれば公知のものを制限なく使用できる。このような公知の溶媒として、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールのようなアルコール類、ヘキサン、トルエンのような炭化水素類、クロロホルム、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルのようなエステル類、アセトニトリルのようなニトリル類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAC)のようなアミド類、その他ジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられる。
反応温度は、室温〜還流温度が好ましく、反応時間は、1〜10時間が好ましい。反応は、通常大気圧下で行えばよい。
以上の反応条件下で生成した2−フェニル−4−ナフチルイミダゾール化合物は、以下の単離操作により取り出すことができる。即ち、反応終了後、得られた反応液または反応液から溶媒を留去した後の濃縮物に、大量の水を加えることにより粗製の目的物を固体として得ることができる。この粗製物は、再結晶操作等により精製することができる。
本発明のフェニルナフチルイミダゾール化合物の内、イミダゾール環の2位がナフチル基で、4位がフェニル基で置換され、5位が未置換の2−ナフチル−4−フェニルイミダゾール化合物に分類される
2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール及び
2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾールは、例えば、化の反応式に示されるように、ナフトアルデヒド化合物、2−アセトキシアセトフェノン、アンモニア及び酢酸銅(II)をアルコール等の水溶性の有機溶媒中で加熱反応させることにより合成することができる。
Figure 0004194984
の反応において、2−アセトキシアセトフェノンの使用量は、ナフトアルデヒド化合物に対して、0.8〜1.5倍モルが好ましく、より好ましくは0.9〜1.1倍モルの割合とすればよい。アンモニアの使用量は、ナフトアルデヒド化合物に対して、10〜50倍モルが好ましく、より好ましくは20〜30倍モルの割合とすればよい。酢酸銅(II)の使用量は、ナフトアルデヒド化合物に対して、1〜5倍モルが好ましく、より好ましくは2〜3倍モルの割合とすればよい。
前記の2−アセトキシアセトフェノンは、2−クロロアセトフェノンと酢酸カリウムとを反応させることにより得ることができる(後述の参考例3参照)。また、ナフトアルデヒド化合物は、1−ナフトアルデヒド及び2−ナフトアルデヒドであり、これらの化合物は、公知で容易に入手できる化合物である。
反応溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール類、アセトニトリルやテトラヒドロフランなどが挙げられる。
反応温度は、50〜80℃が好ましく、反応時間は1〜10時間が好ましい。反応は、通常大気圧下で行えばよい。
以上の反応条件下で生成した2−ナフチル−4−フェニルイミダゾール化合物は、以下の単離操作により取り出すことができる。即ち、反応終了後、析出物を濾取しこの析出物をメタノールに懸濁させる。次いで、このメタノール懸濁液に、ナフトアルデヒド化合物に対して、0.5〜0.8倍モルの水硫化ナトリウムを、少量ずつ消費しなくなるまで加え、析出した硫化銅を濾別し、メタノールを減圧留去し、残留物を水で洗浄して粗製の目的物を固体として得ることができる。この粗製物は再結晶法操作等により精製することができる。
本発明のフェニルナフチルイミダゾール化合物のうち、イミダゾール環の2位がナフチル基で、4位がフェニル基で、5位がメチル基で置換された2−ナフチル−4−フェニル−5−メチルイミダゾール化合物に分類される
2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾール及び、
2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールは、例えば、化の反応式に示されるように、ナフトアルデヒド化合物、1−フェニル−1,2−プロパンジオン及び酢酸アンモニウムを酢酸中で加熱反応させることにより合成することができる。
Figure 0004194984
の反応において、1−フェニル−1,2−プロパンジオンの使用量は、ナフトアルデヒド化合物に対して、0.8〜1.5倍モルが好ましく、より好ましくは0.9〜1.1倍モルの割合とすればよい。酢酸アンモニウムの使用量は、ナフトアルデヒド化合物に対して、2〜10倍モルが好ましく、より好ましくは4〜6倍モルの割合とすればよい。
本発明に使用するナフトアルデヒド化合物は、1−ナフトアルデヒド及び2−ナフトアルデヒドであり、前述のとおりである。
反応温度は、80℃〜還流温度が好ましく、反応時間は1〜10時間が好ましい。反応は、通常、大気圧下で行えばよい。
以上の反応条件下で生成した2−ナフチル−4−フェニル−5−メチルイミダゾール化合物は、以下の単離操作により取り出すことができる。即ち、反応終了後、反応液またはこの反応液から酢酸を留去して得た残留物と、それらに含まれる酢酸に対して過剰になるように、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等のアルカリ剤を水に溶解させて混合することにより、粗製の目的物を析出させることができる。この粗製物は、再結晶操作等により精製することができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例および参考例で使用した主原料は次のとおりである。
[原料]
・ベンズアミジン塩酸塩(東京化成工業社製、試薬)
・ω−ブロモ−1−アセトナフトン(特開平9−286755号公報記載の方法により調製した)
・ω−ブロモ−2−アセトナフトン(東京化成工業社製、試薬)
・1−プロピオナフトン(参考例1に記載した方法で調製した)
・2−プロピオナフトン(参考例2に記載した方法で調製した)
・2−アセトキシアセトフェノン(参考例3に記載した方法で調製した)
・1−ナフトアルデヒド(東京化成工業社製、試薬)
・2−ナフトアルデヒド(東京化成工業社製、試薬)
・1−フェニル−1,2−プロパンジオン(東京化成工業社製、試薬)
〔参考例1〕
<1−プロピオナフトンの調製>
プロピオニルクロライド92.6g(1.0mol)及び1,2−ジクロロエタン320mlからなる溶液に、氷冷下、5〜10℃にて塩化アルミニウム143.7g(1.08mol)を少量ずつ分割して投入し、投入完了後室温まで昇温しプロピオニルクロライド・塩化アルミニウム錯体の1,2−ジクロロエタン溶液を調製した。
ナフタレン128.2g(1.0mol)及び1,2−ジクロロエタン300mlからなる溶液に、前記のプロピオニルクロライド・塩化アルミニウム錯体の1,2−ジクロロエタン溶液を35〜40℃にて1時間かけて滴下した。滴下終了後、得られた混合液を45〜50℃にて2時間加熱し、室温まで冷却した後氷水に注ぎ入れ、更に濃塩酸200mlを加え攪拌混合した。この反応液中の生成物を1,2−ジクロロエタンと共にクロロホルムで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、濃縮液を減圧蒸留して、淡黄色油状の1−プロピオナフトン145.3g(収率79%、沸点139〜142℃/4mmHg)を得た。
〔参考例2〕
<2−プロピオナフトンの調製>
3M濃度の臭化エチルマグネシウムのエーテル溶液164g(0.5mol)及び乾燥ベンゼン120mlからなる溶液に、2−ナフトニトリル50.8g(0.33mol)を徐々に加え、発熱が治まった後、加熱を開始し、主にエーテルからなる留出液を約100ml留去したのち、ベンゼン100mlを加え3時間加熱還流した。加熱終了後、反応液を室温まで冷却し、塩化アンモニウム35g(0.654mol)及び水140mlからなる溶液を滴下し、水層を除き、6N濃度の塩酸600mlを加え、4時間加熱還流した。冷却後、水層を除き有機層を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧乾固して、暗黄色固体状の2−プロピオナフトン57.3g(収率94.2%)を得た。
〔参考例3〕
<2−アセトキシアセトフェノンの調製>
酢酸カリウム78.5g(0.80mol)、酢酸5.0g(0.08mol)及び2−クロロアセトフェノン123.7g(0.80mol)を、500mlのエタノール中で6時間加熱還流した。加熱終了後、反応液を室温まで冷却し、析出した塩化カリウムを濾去して、エタノールを減圧留去し淡褐色油状物を得た。この油状物を1lの水に注ぎ入れ析出させた固体を濾取後、メタノールを使用して再結晶操作を行い、淡黄色固体状の2−アセトキシアセトフェノン113.1g(収率79.3%)を得た。
参考例4
<2−フェニル−4−(1−ナフチル)イミダゾールの合成>
ベンズアミジン塩酸塩31.3g(0.20mol)、ソジウムメチラート10.8g(0.20mol)及びテトラヒドロフラン150mlからなる懸濁液を1時間加熱還流した後、25℃まで冷却し、ω−ブロモ−1−アセトナフトン49.8g(0.2mol)及びテトラヒドロフラン100mlからなる溶液を、内温が30℃を越えないように滴下した。滴下終了後、ソジウムメチラート10.8g(0.20mol)を加え1時間加熱還流した。次いで、反応液を室温まで冷却して不溶物を濾去し、濾液を減圧乾固して取り出した乾固物を水およびアセトニトリルで順次洗浄した後、乾燥して目的物の粗結晶を得た。この粗結晶をアセトニトリルを使用して再結晶操作を行い、灰青色の結晶18.0g(収率33.3%)を得た。
得られた結晶の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.167-169℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.60
・NMR (CD3OD):δ7.3-8.4(m)
・MS
m/z(%):270(M+,100),167(56),139(20),117(5),104(7),89(6)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−フェニル−4−(1−ナフチル)イミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
参考例5
<2−フェニル−4−(2−ナフチル)イミダゾールの合成>
ベンズアミジン塩酸塩31.3g(0.20mol)、ソジウムメチラート10.8g(0.20mol)及びテトラヒドロフラン150mlからなる懸濁液を1時間加熱還流した後、20℃まで冷却し、ω−ブロモ−2−アセトナフトン49.8g(0.2mol)及びテトラヒドロフラン100mlからなる溶液を、内温が30℃を越えないように滴下した。滴下終了後、ソジウムメチラート10.8g(0.20mol)を加え1時間加熱還流した。次いで、反応液を室温まで冷却して不溶物を濾去し、濾液を減圧乾固して取り出した乾固物を水およびトルエンで順次洗浄し、乾燥して目的物の粗結晶を得た。この粗結晶をアセトニトリルを使用して再結晶操作を行い、無色の結晶32.8g(収率60.7%)を得た。
得られた結晶の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.230-232℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.33
・NMR (CD3OD):δ7.4-8.3(m)
・MS
m/z(%):270(M+,100),243(5),166(11),139(21),117(10),89(6)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−フェニル−4−(2−ナフチル)イミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾールの合成>
1−プロピオナフトン61.1g(0.332mol)及びエタノール180mlからなる溶液に、臭素53.3g(0.334mol)を反応温度50〜55℃にて滴下した。滴下終了後、エタノールを減圧留去し、得られた濃縮物をトルエン130mlに溶解し、重炭酸ナトリウムと塩化ナトリウムの混合水溶液で洗浄した後(150ml×2回)、硫酸ナトリウムで乾燥し、2−ブロモ−1’−プロピオナフトンのトルエン溶液を得た。
ベンズアミジン塩酸塩50.1g(0.32mol)、炭酸カリウム133g(0.96mol)及びテトラヒドロフラン250mlからなる懸濁液を1時間加熱還流した後、前記の2−ブロモ−1’−プロピオナフトンのトルエン溶液を50分かけて滴下し、滴下終了後更に2時間加熱還流を継続した。次いで、反応液を減圧下で濃縮して、得られた濃縮物をトルエン200mlで希釈し、水600mlに注ぎ入れて攪拌し、固体を析出させた。この析出物を濾取し、トルエンおよび水で順次洗浄した後、乾燥し目的物の粗結晶を得た。この粗結晶をDMFを使用して再結晶操作を行い、白色の粉末48.1g(収率52.9%)を得た。
得られた粉末の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.280-282℃
・TLC(シリカゲル,アセトン):Rf=0.65
・NMR(d6-DMSO):δ2.27(s,3H),7.38-8.27(m,12H)
・MS
m/z(%):284(M+,100),269(1),215(4),180(23),166(4),153(17),139(10),127(7),104(10),89(6),77(10),62(6)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾールの合成>
2−プロピオナフトン55.8g(0.303mol)及びエタノール250mlからなる溶液に、臭素46.0g(0.288mol)を反応温度50〜55℃にて滴下した。滴下終了後、エタノールを減圧留去し、得られた濃縮物をトルエン130mlに溶解し、重炭酸ナトリウムと塩化ナトリウムの混合水溶液で洗浄した後(200ml×2回)、硫酸ナトリウムで乾燥し、2−ブロモ−2’−プロピオナフトンのトルエン溶液を得た。
ベンズアミジン塩酸塩45.1g(0.288mol)、炭酸カリウム119.4g(0.864mol)及びテトラヒドロフラン240mlからなる懸濁液を1時間加熱還流した後、前記の2−ブロモ−2’−プロピオナフトンのトルエン溶液を40分かけて滴下し、滴下終了後更に2時間加熱還流を継続した。次いで、反応液を減圧下で濃縮し、濃縮物をトルエン200mlで希釈し、水600mlに注ぎ入れて攪拌し、固体を析出させた。この析出物を濾取し、トルエンおよび水で順次洗浄した後、乾燥し目的物の粗結晶を得た。この粗結晶をアセトニトリルを使用して再結晶操作を行い、白色の粉末55.0g(収率67.2%)を得た。
得られた粉末の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.215-218℃
・TLC(シリカゲル,アセトン):Rf=0.69
・NMR(CDCl3):δ2.56(s,3H),7.34-8.03(m,12H)
・MS m/z(%):284(M+,100),243(1),215(2),180(14),153(12),139(9),127(4),104(7),89(5),77(7),63(5)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾールの合成>
1−ナフトアルデヒド25.6g(0.160mol)、2−アセトキシアセトフェノン29.4g(0.165mol)及びイソプロピルアルコール300mlからなる溶液に、酢酸銅(II)一水和物70.3g(0.352mol)及び25%アンモニア水220g(3.2mol)からなる溶液を水冷下で滴下し、次いで60℃まで1時間、更に78℃まで3時間かけて昇温した。反応液を冷却後、析出物を濾取して水洗後乾燥して得られた暗緑色粉末をメタノールに懸濁させ、70%水硫化ナトリウム8.1g(0.10mol)を加え1時間加熱還流した。このメタノール溶液を冷却して、黒色不溶物を濾去した後、減圧乾固した。得られた乾固物をクロロホルムに溶解し、水洗後、クロロホルムを減圧留去し、乾固物をアセトニトリルを使用して再結晶操作を行い、乳白色の粉末12.1g(収率28%)を得た。
得られた粉末の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.198-202℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.41
・NMR(CD3OD):δ7.0-8.4(m)
・MS
m/z(%):270(M+,100),241(3),166(4),139(10),135(9),127(7),120(3),116(5),89(20),77(4),63(7)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾールの合成>
2−ナフトアルデヒド26.1g(0.167mol)、2−アセトキシアセトフェノン30.0g(0.168mol)及びイソプロピルアルコール300mlからなる溶液に、酢酸銅(II)一水和物72.4g(0.363mol)及び25%アンモニア水230g(3.38mol)からなる溶液を水冷下で滴下し、次いで60℃まで1時間、更に78℃まで3時間かけて昇温した。反応液を冷却後、析出物を濾取して水洗後乾燥して得られた暗緑色粉末をメタノールに懸濁させ、70%水硫化ナトリウム8.5g(0.11mol)を加え1時間加熱還流した。このメタノール溶液を冷却して、黒色不溶物を濾去した後、減圧乾固した。得られた乾固物を水洗した後、アセトンに溶解し、シュウ酸を加え、析出したシュウ酸塩を濾取した。このシュウ酸塩をメタノールに懸濁させソジウムメチラートを加えて目的物を遊離させ、メタノールを減圧留去し、得られた濃縮物を水洗後、メタノールを使用して再結晶操作を行い、淡黄色の結晶6.1g(収率13.5%)を得た。
得られた結晶の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.194-198℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.57
・NMR(d6-DMSO):δ7.22-8.48(m)
・MS
m/z(%):270(M+,100),243(6),215(3),167(13),153(6),139(14),127(9),116(6),89(25),77(4),63(9)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化で示される2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールの合成>
1−フェニル−1,2−プロパンジオン50.2g(0.34mol)、1−ナフトアルデヒド52.9g(0.34mol)、酢酸アンモニウム157g(2.04mol)を、酢酸250ml中で3時間加熱還流した。反応液を減圧下で濃縮し、得られた濃縮物に大量の希アンモニア水を注ぎ入れ、析出した固体を濾取し水洗した。得られた固体をアセトンに溶解し、シュウ酸を加え、析出したシュウ酸塩を濾取し、次いでメタノールに溶解させソジウムメチラートを加えて目的物を遊離させた後、減圧下でメタノールを留去した。得られた濃縮物を水およびn−ヘキサンで順次洗浄し、乳白色の結晶30.8g(収率32%)を得た。
得られた結晶の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.80-85℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.50
・NMR(d6-DMSO):δ2.53(s,3H),7.14-8.02(m,12H)
・MS
m/z(%):284(M+,100),268(4),241(2),215(1),180(2),153(4),142(6),130(7),103(12),89(5),77(7),63(3)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化1で示される2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984
〔実施例
<2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールの合成>
1−フェニル−1,2−プロパンジオン24.5g(0.165mol)、2−ナフトアルデヒド25.8g(0.165mol)、酢酸アンモニウム76.5g(0.992mol)を、酢酸120ml中で5時間加熱還流した。反応液を減圧下で濃縮し、得られた濃縮物を大量の希アンモニア水に注ぎ入れ、析出した固体を濾取して、水およびアセトニトリルで順次洗浄し、淡黄褐色の粉末22.7g(収率48.2%)を得た。
得られた粉末の融点、薄層クロマトグラフィーのRf値、NMR及びマススペクトルデータは、以下のとおりであった。
・mp.237-240℃
・TLC(シリカゲル,クロロホルム/酢酸エチル=9/1):Rf=0.57
・NMR(CDOD):δ2.47(s,3H),7.33-8.37(m,12H)
・MS
m/z(%):284(M+,100),243(3),215(2),180(5),154(7),142(9),130(14),103(13),89(7),77(8),63(4)
これらのスペクトルデータから、得られた化合物は、化1で示される2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールであるものと同定した。
Figure 0004194984

Claims (1)

  1. 2−フェニル−4−(1−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−(2−ナフチル)−5−メチルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(2−ナフチル)−4−フェニルイミダゾール、2−(1−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾール及び、2−(2−ナフチル)−4−フェニル−5−メチルイミダゾールから選択されるフェニルナフチルイミダゾール化合物。
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