JPH11171711A - 屋内ダニ類の防除薬剤 - Google Patents

屋内ダニ類の防除薬剤

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JPH11171711A
JPH11171711A JP34234197A JP34234197A JPH11171711A JP H11171711 A JPH11171711 A JP H11171711A JP 34234197 A JP34234197 A JP 34234197A JP 34234197 A JP34234197 A JP 34234197A JP H11171711 A JPH11171711 A JP H11171711A
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JP
Japan
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carbon atoms
alkoxy
halogen atom
atom
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JP34234197A
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English (en)
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Tokio Obata
登紀夫 小畑
Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Koji Hatano
耕司 秦野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アルキルアミノピリミジン誘導体
を有効成分として含有することを特徴とする屋内ダニ類
の防除薬剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の屋内ダニ類の防除薬剤は、次式
(1) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子またはC1〜4
アルキル基を表し:R2はハロゲン原子を表し:R3
水素原子、メチル基またはシクロプロピル基を表し:R
4 はハロゲン原子,C2〜12個アルコキシ基,ジオキ
ソラニル基,(C1〜4アルコキシ−C1〜4アルコキ
シ)基,水酸基,2−[2−(C1〜4アルコキシ)エ
トキシ]エトキシ基もしくは−OCO−Raで置換され
てもよいC2〜12アルキル基を表す。なお、RaはC
1〜4アルキル基などを表す。〕で示されるアルキルア
ミノピリミジン誘導体を有効成分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルキルアミノピリ
ミジン誘導体を有効成分として含有することを特徴とす
る屋内ダニ類の防除薬剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】居住環境の変化から、屋内で生息するコ
ナダニ,チリダニ,ホコリダニなどの屋内ダニ類が居住
者に対して不快感を与えるだけでなく、アレルギーの一
因になると考えられるようになってきている。屋内ダニ
類の防除薬剤としては、スミチオン,ダイアジノンなど
の有機リン剤やプロポキサール,カルバリルなどのカー
バメート剤、ペルメトリン,レスメスリンなどのピレス
ロイド剤が知られている。 これらは、エアゾール,乳
剤などの剤型で直接散布して使用されたり、シートやカ
ーペットに含浸したり、または薫煙などの方法で使用さ
れている。
【0003】しかしながら、これらの薬剤の効力は必ず
しも十分とはいえず、より良好なものが求められてい
た。 ところで、特開平2−85263号公報には、ア
ルキルアミノピリミジン誘導体が、農業上の有害生物で
あるハスモンヨトウ、有機リン剤抵抗性コナガ、トビイ
ロウンカ、有機リン剤抵抗性ツマグロヨコバイ、有機リ
ン剤抵抗性ナミハダニ(成虫、卵)、有機リン剤抵抗性
ミカンハダニ(成虫、卵)やイネのいもち病に有効であ
ることが開示されている。しかし、前記のアルキルアミ
ノピリミジン誘導体が、屋内ダニ類の防除薬剤として有
用であることは知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特開平2−8
5263号公報に記載のアルキルアミノピリミジン誘導
体を有効成分として含有することを特徴とする屋内ダニ
類の防除薬剤を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、特開平2−8526
3号公報に記載のアルキルアミノピリミジン誘導体を有
効成分として含有する薬剤が、屋内ダニ類に有効である
ことを見い出し、本発明を完成した。即ち、本発明は、
次式(1):
【0006】
【化2】
【0007】〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子ま
たは炭素原子数1〜4個のアルキル基を表し:R2 はハ
ロゲン原子を表し:R3 は水素原子、メチル基またはシ
クロプロピル基を表し:R4 はハロゲン原子,炭素原子
数2〜12個のアルコキシ基,ジオキソラニル基,(炭
素原子数1〜4個のアルコキシ−炭素原子数1〜4個の
アルコキシ)基,水酸基,2−[2−(炭素原子数1〜
4個のアルコキシ)エトキシ]エトキシ基もしくは−O
CO−Raで置換されてもよい炭素原子数2〜12個の
アルキル基を表す。なお、Raは炭素原子数1〜4個の
アルキル基、炭素原子数1〜4個のハロアルキル基、炭
素原子数1〜4個のアルコキシ基またはフェニル基を表
す。〕で示されるアルキルアミノピリミジン誘導体を有
効成分として含有することを特徴とする屋内ダニ類の防
除薬剤に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。前記の式(1)で示されるR1 〜R4 は、次の通
りである。R1 は、水素原子,ハロゲン原子または炭素
原子数1〜4個のアルキル基である。R1 におけるハロ
ゲン原子としては、塩素原子,臭素原子,フッ素原子,
ヨウ素原子を挙げることができるが;好ましくは、塩素
原子である。R1 における炭素原子数1〜4個のアルキ
ル基としては、直鎖状または分岐状のものを挙げること
ができるが;好ましくは、メチル基である。R1 として
は、好ましくは、水素原子,塩素原子またはメチル基で
ある。R2 は、ハロゲン原子である。R2 におけるハロ
ゲン原子としては、塩素原子,臭素原子,フッ素原子,
ヨウ素原子を挙げることができるが;好ましくは、塩素
原子,臭素原子である。
【0009】R3 は、水素原子,メチル基またはシクロ
プロピル基である。R4 は、非置換または置換基を有す
る炭素原子数2〜12個のアルキル基である。置換基を
有しいない場合のR4 としては、好ましくは、ブチル
基,ペンチル基,ヘキシル基,3−メチルヘキシル基,
ヘプチル基,オクチル基,ノニル基,ヘプタデシル基な
どである。R4 における置換基としては、ハロゲン原
子,炭素原子数2〜12個のアルコキシ基,ジオキソラ
ニル基,(炭素原子数1〜4個のアルコキシ−炭素原子
数1〜4個のアルコキシ)基,水酸基,2−[2−(炭
素原子数1〜4個のアルコキシ)エトキシ]エトキシ
基,−OCO−Ra(なお、Raは、炭素原子数1〜4
個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のハロアルキル
基,炭素原子数1〜4個のアルコキシ基またはフェニル
基を表す。)を挙げることができる。
【0010】置換基を有する場合のR4 としては、好ま
しくは、5−フルオロペンチル基,2−イソブトキシエ
チル基,2−(2−エチルヘキシルオキシ)エチル基,
3−プロポキシプロピル基,エトキシブチル基,6−
(1,3−ジオキソラン−2−イル)ヘキシル基,5−
(1−エトキシエトキシ)ペンチル基,6−(1−エト
キシエトキシ)ヘプチル基,5−アセチルオキシペンチ
ル基,6−アセチルオキシヘキシル基,5−クロロアセ
チルオキシペンチル基,6−ベンゾイルオキシヘキシル
基などである。化合物(1)を、次の表1及び表2に例
示する。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】化合物(1)の製造は、特開平2−852
63号公報に記載の方法によって行うことができる。本
発明の防除の対象となる屋内ダニ類としては、例えば、
ヒョウヒダニ科のコナヒョウヒダニ,ヤケヒョウヒダ
ニ、コナダニ科のケナガコナダニ,ムギコナダニ、動物
寄生性としては、ニクダニ類、ツメダニ類、ホコリダニ
類などを挙げることができる。本発明の屋内ダニ類の防
除薬剤の有効成分は、通常は液体もしくは固体であり、
そのままで用いてもよいが、通常、好ましくは、適当な
担体やその他配合剤を用い、油剤,乳剤,水和剤,粉
剤,エアゾール剤,塗布剤,錠剤に製剤して使用するこ
とができる。
【0014】担体としては、例えば、タルク、ベントナ
イト、クレー、カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボ
ン、バーミュキュライト、ケイ砂、硫酸アンモニウム、
尿素などの固体担体、炭化水素(ケロシン,鉱油)、芳
香族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、
塩素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭化水素な
ど)、エーテル類(ジオキサン,テトラヒドロフランな
ど)、ケトン類(アセトン,シクロヘキサン,イソホロ
ンなど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコー
ルアセテートなど)、アルコール類(メタノール,n−
ヘキサノール,エチレングリコールなど)、極性溶媒
(ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシドな
ど)、水などの液体担体、空気、窒素、炭酸ガス、フレ
オンなどの気体担体などを挙げることができる。
【0015】また、配合剤としては、乳化剤,分散剤,
展着剤,噴射剤,浸透剤,界面活性剤,安定剤,塗膜形
成剤,揮散調整剤などが適当であり、これらの1種また
は2種以上の混合物を使用することができる。更に、本
発明の屋内ダニ類の防除薬剤は、各種の殺虫剤,協力
剤,酸化防止剤,殺菌剤,防かび剤,忌避剤,香料,着
色料などと配合してもよい。配合可能な殺虫剤として
は、アレスリン,ペルメトリン,レスメスリンなどのピ
レスロイド剤、スミチオン,ダイアジノンなどの有機リ
ン剤、プロポキザール,カルバリルなどのカーバメート
剤などを挙げることができる。本発明の屋内ダニ類の防
除薬剤の有効成分量及び使用量はその剤型や適用対象、
適用方法、適用場所などに応じて適宜決定することがで
きる。
【0016】例えば、アルキルアミノピリミジン誘導体
を有効成分として屋内ダニを散布防除する場合、その施
用量は、屋内の適用空間1m3あたり、有効成分が10
mg以上であるのが望ましい。また、畳やカーペットに
処理する場合は、処理面積1m2あたり、有効成分が1
mg以上であるのが望ましい。本発明では、アルキルア
ミノピリミジン誘導体を有効成分として基材に保持させ
てなるダニ防除剤を提供することもできる。基材として
は、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエス
テルなどの合成樹脂シートや天然繊維,紙などを用いる
ことができる。こうして得られた本発明の屋内のダニ類
防除薬剤あるいは有効成分(アルキルアミノピリミジン
誘導体)を保持させてなるダニ防除材は、屋内の種々の
ダニに対して高い防除効果を示し、特にヒョウヒダニ科
のコナヒョウヒダニ,ヤケヒョウヒダニ、コナダニ科の
ケナガコナダニ,ムギコナダニに有効である。以下、本
発明を参考例及び実施例によって具体的に説明する。な
お、本発明はこれらの実施例は、本発明を限定するもの
ではない。
【0017】
【実施例】実施例1〔製剤の調製〕 (1) 油剤 化合物(1)を0.2重量部、キシレン2重量部および
白灯油98.8重量部を混合して油剤を得た。
【0018】(2) 乳剤 化合物(1)を20重量部およびキシレン70重量部
に、トキサノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部
を加えて均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0019】(3) シート剤 長さ2.5cm、幅0.5cmのろ紙に化合物(1)を
適量のアセトンに溶解した溶液を均一に含浸し(ろ紙に
10g/m2含浸させた)、風乾して防ダニシートを得
た。
【0020】実施例2〔効力試験〕 実施例1の(3) に記載の方法に準じて化合物(1)を含
浸させ、防ダニシートを調製した。各ろ紙片2枚を6m
l容の各スクリューキャップ付き管瓶に入れ、各々20
頭のケナガコナダニを放って、1週間後にダニの生死虫
数を数え死虫率を求めた。殺虫効果の判定は、死虫率の
範囲により4段階(100%=A,50〜99%=B,
1〜49%=C,0%=D)で示した。その結果を、表
3に示す。
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】本発明のアルキルアミノピリミジン誘導
体を有効成分とする屋内ダニ類の防除薬剤によれば、屋
内に生息する各種ダニ類を効果的に防除することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子または炭素原子
    数1〜4個のアルキル基を表し:R2 はハロゲン原子を
    表し:R3 は水素原子、メチル基またはシクロプロピル
    基を表し:R4 はハロゲン原子,炭素原子数2〜12個
    のアルコキシ基,ジオキソラニル基,(炭素原子数1〜
    4個のアルコキシ−炭素原子数1〜4個のアルコキシ)
    基,水酸基,2−[2−(炭素原子数1〜4個のアルコ
    キシ)エトキシ]エトキシ基もしくは−OCO−Raで
    置換されてもよい炭素原子数2〜12個のアルキル基を
    表す。なお、Raは炭素原子数1〜4個のアルキル基、
    炭素原子数1〜4個のハロアルキル基、炭素原子数1〜
    4個のアルコキシ基またはフェニル基を表す。〕で示さ
    れるアルキルアミノピリミジン誘導体を有効成分として
    含有することを特徴とする屋内ダニ類の防除薬剤。
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