JPH09110863A - 新規テトラゾリノン類 - Google Patents

新規テトラゾリノン類

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JPH09110863A
JPH09110863A JP3991996A JP3991996A JPH09110863A JP H09110863 A JPH09110863 A JP H09110863A JP 3991996 A JP3991996 A JP 3991996A JP 3991996 A JP3991996 A JP 3991996A JP H09110863 A JPH09110863 A JP H09110863A
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JP
Japan
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group
iso
compound
obu
sbu
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Application number
JP3991996A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Morimoto
勝之 森本
Masatoshi Onari
正寿 大成
Hiroyuki Furusawa
裕之 古澤
Takumi Terachi
拓己 寺地
Koichi Nishio
晃一 西尾
Tsutomu Nawamaki
勤 縄巻
Kimihiro Ishikawa
公広 石川
Kunimitsu Nakahira
国光 中平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水田雑草に対して高い除草活性を有し、
水稲に対して安全性を有す除草剤。 【解決手段】 式(1): 【化1】 (R1はアルキル、ハロアルキルまたはフェニル、R2
よびR3は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキ
シ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ、ハロゲンまたはフ
ェニル、R4およびR5は水素、アルキル、シクロアルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキ
ル、アルキルチオアルキル、フェニルまたはベンジルな
どを表す。)で表されるテトラゾリノン類および除草
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なテトラゾリノ
ン類およびそれを有効成分とする農薬、特に除草剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】現在、水田用除草剤として数
多くの除草剤が実用化されており、単剤および混合剤と
して広く一般に使用されている。しかしながら、水田の
重要雑草の一つであり、発生面積が最も多いノビエは水
稲と同じイネ科に属するため、水稲に全く薬害を出さず
にしかもノビエに、とりわけ生育の進んだ個体に高い効
果を有する除草剤はほとんど知られていない。
【0003】一方、1−置換フェニル−4−(N,N−
ジ置換カルバモイル)−5(4H)−テトラゾリノン類
が、特開昭60−146879号公報、特開昭62−1
2767号公報、特開平6−306061号公報、米国
特許4956469、米国特許5019152、米国特
許5003075、欧州特許公開0571854および
欧州特許公開0571855に開示されており除草活性
を有することが知られている。また、特開平7−822
58号公報および特開平7−118246号公報に1−
複素環−4−(N,N−ジ置換カルバモイル)−5(4
H)−テトラゾリノン類の製造法が請求されているが、
その具体例および除草活性は記載されていない。特に複
素環がピラゾールである場合には、その結合位置、ピラ
ゾール環上の置換基の種類等に関してまったく記載がな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1):
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1はC1-4アルキル基、C1-4
ロアルキル基またはフェニル基を表し、R2およびR3
それぞれ独立して水素原子、C1-4アルキル基、C1-4
ロアルキル基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキルチオ
基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子またはフェニル
基を表し、R4およびR5はそれぞれ独立して水素原子、
1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C2-4アル
ケニル基、C2-4アルキニル基、C1-4ハロアルキル基、
3-6シクロアルキル基で置換されたC1-2アルキル基、
1-4アルコキシ基(但し、R4とR5が同時にアルコキ
シ基を表すことはない。)、C1-4アルコキシC1-4アル
キル基、C1-4アルキルチオC1-4アルキル基、フェニル
基(C1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル基、C1-4
ルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子か
ら選ばれる1または2以上の置換基によって置換されて
いてもよい。)またはベンジル基を表す。但し、R4
よびR5は結合している窒素原子とともに3〜9員環を
構成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、C1-4
ルキル基で置換されていてもよい窒素原子、カルボニル
基、スルホニル基、または不飽和結合を含んでいてもよ
く、環はC1-4アルキル基によって置換されていてもよ
く、環はC1-4アルキレンによって架橋されていてもよ
く、環はベンゼン環によって縮合されていてもよい。〕
で表される新規テトラゾリノン類(以下、本発明化合物
という)、および本発明化合物を有効成分として含有す
る農薬、特に除草剤、とりわけ水稲用除草剤に関するも
のである。
【0007】
【発明の実施形態】本発明化合物の置換基R1、R2、R
3、R4およびR5を具体的に列記する。但し、記号はそ
れぞれ以下の意味を示す。Me:メチル基、Et:エチ
ル基、Pr−n:ノルマルプロピル基、Pr−iso:
イソプロピル基、Bu−n:ノルマルブチル基、Bu−
iso:イソブチル基、Bu−sec:セカンダリーブ
チル基、Bu−tert:ターシャリーブチル基、Pe
n−n:ノルマルペンチル基、Hex−n:ノルマルヘ
キシル基、Pr−cyc:シクロプロピル基、Bu−c
yc:シクロブチル基、Pen−cyc:シクロペンチ
ル基、Hex−cyc:シクロヘキシル基、Ph:フェ
ニル基
【0008】〔本発明化合物の置換基R1の具体例〕Me,
Et, Pr-n, Pr-iso, Bu-n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-tert,
CH2F, CH2Cl, CH2Br,CH2I, CHF2, CHCl2, CHBr2, CF3,
CCl3, CBr3, CClF2, CBrF2, CF3CH2, CF3CF2, CF3CF2CF
2, ClCH2CH2, ClCH2CH2CH2, ClCH2CH2CH2CH2, Ph
【0009】〔本発明化合物の置換基R2およびR3の具
体例〕H, Me, Et, Pr-n, Pr-iso, Bu-n, Bu-iso, Bu-se
c, Bu-tert, CH2F, CH2Cl,CH2Br, CH2I, CHF2, CHCl2,
CHBr2, CF3, CCl3, CBr3, CClF2, CF3CH2, CF3CF2, CF3
CF2CF2, ClCH2CH2, ClCH2CH2CH2, ClCH2CH2CH2CH2, OM
e, OEt, OPr-n, OPr-iso,OBu-n, OBu-iso, OBu-sec, OB
u-tert, SMe, SEt, SPr-n, SPr-iso, SBu-n, SBu-iso,
SBu-sec, SBu-tert, CN, NO2, F, Cl, Br, I, Ph
【0010】〔本発明化合物の置換基R4およびR5の具
体例〕H, Me, Et, Pr-n, Pr-iso, Bu-n, Bu-iso, Bu-se
c, Bu-tert, CHMeCHMe2, CH2CMe=CH2, Pen-n, Hex-n, H
ex-iso, Pr-cyc, Bu-cyc, Pen-cyc, Hex-cyc, CH2Pr-cy
c, CH2Bu-cyc, CH2Pen-cyc, CH2Hex-cyc, CH2CH2Pr-cy
c, CH2CH=CH2, CH2CH=CHMe, CH2CMe=CH2, CH2CH2CH=C
H2, CH2C≡CH, CH2C≡CMe, CH2OMe, CH2OEt, CH2OPr-n,
CH2OBu-n, CH2OBu-iso, CH2OBu-sec, CH2OBu-tert, CH
2CH2OMe, CH2CH2OEt,CH2CH2OPr-n, CH2CH2CH2OMe, CH2C
H2CH2OEt, CH2CH2CH2CH2OMe, CH2SMe, CH2SEt, CH2SPr-
n, CH2SBu-n, CH2SBu-iso, CH2SBu-sec, CH2SBu-tert,
CH2CH2SMe, CH2CH2SEt, CH2CH2SPr-n, CH2CH2CH2SMe, C
H2CH2CH2SEt, CH2CH2CH2CH2SMe, CH2CH2Cl, Ph, 2-Cl-P
h, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph, 2,4-Cl2-Ph, 3,5-Cl2-Ph, 2,6-C
l2-Ph,2,3-Cl2-Ph, 2,5-Cl2-Ph, 2-F-Ph, 3-F-Ph, 4-F-
Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br-Ph, 4-Br-Ph, 2-Me-P
h, 3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2,4-Me2-Ph, 3,5-Me2-Ph, 2,6-M
e2-Ph, 2,3-Me2-Ph, 2,5-Me2-Ph, 2-MeO-Ph,3-MeO-Ph,
4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3-CF3-Ph, 4-CF3-Ph, 2,4,6-Cl3-
Ph, 2,3,5-Cl3-Ph, 2,3,4-Cl3-Ph, 2-NO2-Ph, 3-NO2-P
h, 4-NO2-Ph, 2-CN-Ph, 3-CN-Ph, 4-CN-Ph, CH2Ph, OM
e, OEt, OPr-n, OPr-iso, OBu-n, OBu-iso, OBu-sec, O
Bu-tert
【0011】〔本発明化合物の置換基R4およびR5が結
合している窒素原子とともに3〜9員環を構成する場合
の具体例〕
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】本発明化合物は下記の反応式1〜3のいず
れかを選ぶことにより容易に製造できる。 〔反応式1〕
【0015】
【化5】
【0016】〔式中、R1、R2、R3、R4およびR5
前記と同様の意味を表す。〕 テトラゾリノン環上1位にピラゾール環が置換した5
(4H)−テトラゾリノン類(2)とN,N−ジ置換カ
ルバモイルクロリド類(3)を塩基存在下、反応させて
本発明化合物(1)を製造する方法。(3)は(2)に
対して通常1〜10倍モル、好ましくは1〜2倍モル使
用する。
【0017】塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナト
リウム等の無機塩基類、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、DBU等の有機塩基類、n−ブチルリチウム、se
c−ブチルリチウム等の有機リチウム類、リチウムジイ
ソプロピルアミド等の有機リチウムアミド類があげられ
る。塩基は(2)に対して通常1〜10倍モル、好まし
くは1〜2倍モル使用する。
【0018】本反応は無溶媒でも進行するが、必要に応
じて溶媒を使用できる。溶媒は反応に不活性なものであ
れば特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化
水素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタン等のハロゲン系炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸
アミド類、スルホラン等の含硫黄極性溶媒類、ヘキサメ
チルホスホロアミド等の含燐極性溶媒類、ピリジン等の
有機塩基類があげられる。
【0019】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。反応時間は通常0.05〜1
00時間、好ましくは0.5〜10時間である。 〔反応式2〕
【0020】
【化6】
【0021】〔式中、R1、R2、R3、R4およびR5
前記と同様の意味を表す。〕 〔1〕テトラゾリノン環上1位にピラゾール環が置換し
た5(4H)−テトラゾリノン類(2)をホスゲンと反
応させてカルバモイルクロリド類(4)とする工程。ホ
スゲンは(2)に対して通常1〜100倍モル、好まし
くは1〜10倍モル使用する。
【0022】本反応に用いる溶媒は、反応に不活性なも
のであれば特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香
族炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジ
クロロエタン等のハロゲン系炭化水素類、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル類があげられる。
【0023】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは−20℃〜120℃である。反応時間は通常0.0
5〜100時間、好ましくは0.5〜10時間である。 〔2〕カルバモイルクロリド類(4)をアミン類(5)
と反応させて本発明化合物(1)を製造する工程。
(5)を(4)に対して通常1〜100倍モル、好まし
くは1〜2倍モル使用する。
【0024】本反応は塩基を添加しなくても進行する
が、必要に応じて添加してもよい。塩基としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、ピリジン、
トリエチルアミン、DBU等の有機塩基があげられる。
塩基は(2)に対して通常0〜100倍モル、好ましく
は0〜2倍モル使用する。
【0025】本反応は必要に応じて溶媒を使用できる。
溶媒は反応に不活性なものであれば特に制限はないが、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四塩化炭素、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、ジメチルスル
ホキシド、スルホラン等の含硫黄極性溶媒類、ヘキサメ
チルホスホロアミド等の含燐極性溶媒類、ピリジン等の
有機塩基類があげられる。
【0026】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。反応時間は通常0.05〜1
00時間、好ましくは0.5〜10時間である。 〔反応式3〕
【0027】
【化7】
【0028】〔式中、R1、R2、R3、R4およびR5
前記と同様の意味を表し、R6はC1-4アルキル基あるい
はフェニル基を表す。〕 〔3〕テトラゾリノン環上1位にヘテロ環が置換した5
(4H)−テトラゾリノン類(2)をクロロ蟻酸エステ
ル類(6)と反応させてカルバミン酸エステル類(7)
とする工程。
【0029】(6)は(2)に対して通常1〜100倍
モル、好ましくは1〜2倍モル使用する。本反応は塩基
を添加しなくても進行するが、必要に応じて添加しても
よい。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム
等の無機塩基、ピリジン、トリエチルアミン、DBU等
の有機塩基があげられる。塩基は(2)に対して通常0
〜100倍モル、好ましくは0〜2倍モル使用する。
【0030】本反応は必要に応じて溶媒を使用できる。
溶媒は反応に不活性なものであれば特に制限はないが、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四塩化炭素、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、ピリジン等の有機塩基類があげられる。
【0031】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。反応時間は通常0.05〜1
00時間、好ましくは0.5〜10時間である。 〔4〕カルバミン酸エステル類(7)とアミン類(5)
を反応させて本発明化合物(1)を製造する方法。
(5)は(7)に対して通常1〜100倍モル、好まし
くは1〜2倍モル使用する。
【0032】本反応は塩基を添加しなくても進行する
が、必要に応じて添加してもよい。塩基としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、ピリジン、
トリエチルアミン、DBU等の有機塩基があげられる。
塩基は(2)に対して通常0〜100倍モル、好ましく
は0〜2倍モル使用する。
【0033】本反応は必要に応じて溶媒を使用できる。
溶媒は反応に不活性なものであれば特に制限はないが、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四塩化炭素、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、ジメチルスル
ホキシド、スルホラン等の含硫黄極性溶媒類、ヘキサメ
チルホスホロアミド等の含燐極性溶媒類、ピリジン等の
有機塩基類があげられる。
【0034】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。反応時間は通常0.05〜1
00時間、好ましくは0.5〜10時間である。なお、
反応式1〜3で用いられるテトラゾリノン環上1位にピ
ラゾール環が置換した5(4H)−テトラゾリノン類
(2)は新規化合物であり、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサイエティー・パーキン・トランザクションズ
(J. Chem. Soc. Perkin Trans.) 1, 1101 (1992)または
特開平7−82258号公報を参考にして合成すること
ができる。
【0035】以下に本発明化合物の合成例を実施例とし
て具体的に述べるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0036】
【実施例】
〔実施例1〕 (1)1−(4−クロロ−1,5−ジメチルピラゾール
−3−イル)−5(4H)−テトラゾリノンの合成
【0037】
【化8】
【0038】トルエン(40ml)に4−クロロ−1,
5−ジメチルピラゾール−3−カルボン酸クロリド6.
0g(31mmol)とトリメチルシリルアジド20.
2g(176mmol)を加え、8時間加熱還流した。
室温に冷却後、反応混合物を水(30ml)にあけ、ヘ
キサン(30ml)を加え、室温にて10分間撹拌し
た。析出した固体を濾取、乾燥させて目的物6.5gを
得た。融点173〜175℃。質量分析(EI法)m/
z: 214 (M+)、172、136(base peak)、100。
【0039】(2)1−(4−クロロ−1,5−ジメチ
ルピラゾール−3−イル)−4−(N,N−ジエチルカ
ルバモイル)−5(4H)−テトラゾリノン(本発明化
合物No.4)の合成
【0040】
【化9】
【0041】トルエン(6ml)に1−(4−クロロ−
1,5−ジメチルピラゾール−3−イル)−5(4H)
−テトラゾリノン0.30g(1.4mmol)、4−
ジメチルアミノピリジン0.19g(1.5mmol)
およびジエチルカルバモイルクロリド0.19g(1.
4mmol)を加え、100℃にて2時間加熱した。溶
媒を留去後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶離液:クロロホルム)にて精製し、目的
物0.30gを得た。融点101〜103℃。
【0042】前記実施例と同様の方法を用いることによ
り合成された化合物の構造式と物性値を、前記実施例と
ともに第1表と第2表に示す。
【0043】〔第1表〕
【0044】
【化10】
【0045】
【表1】 ──────────────────────────────────── No. R1 2 3 4 5 物性値(融点、℃) ──────────────────────────────────── 1 Me Me Cl Et Hex-cyc 油状物質 2 Me Me Cl Pr-iso Pr-iso 108−110 3 Me Me Cl -(CH2)4- 143−145 4 Me Me Cl Et Et 101−103 5 Me Me Cl Et CH2CMe=CH2 油状物質 6 Me Me Cl -(CH2)5- 164−166 7 Me Me Cl -(CH2)6- 136−138 ────────────────────────────────────
【0046】〔第2表〕
【0047】
【表2】 ──────────────────────────────────── No. H1NMR(溶媒、δ(ppm)) ──────────────────────────────────── 1 CDCl3 0.90-2.20(m, 13H), 2.35(s, 3H), 3.20-3.75(m, 3H), 3.90(s, 3H) 2 CDCl3 1.40(d, J=7.0Hz, 12H), 2.30(s, 3H), 3.35-4.05(m, 2H), 3.80(s, 3H) 3 CDCl3 1.85-2.20(m, 4H), 2.35(s, 3H), 3.45-3.90(m, 4H), 3.85(s, 3H) 4 CDCl3 1.30(t, J=7.8Hz, 6H), 2.35(s, 3H), 3.55(q, J=7.8Hz, 4H), 3.90(s, 3H) 5 CDCl3 1.26(t, J=7.5Hz, 3H), 1.79(brs, 3H), 2.33(s, 3H), 3.50(q, J=7.5Hz, 2H), 3.85(s, 3H), 4.06(br s, 2H), 4.97(br s, 2H) 6 CDCl3 1.50-2.00(m, 6H), 2.31(s, 3H), 3.10-4.20(m, 4H), 3.83(s, 3H) 7 CDCl3 1.40-2.20(m, 8H), 2.29(s, 3H), 3.35-4.10(m, 4H), 3.81(s, 3H) ────────────────────────────────────
【0048】次に、本発明に含まれる化合物の例を、前
記実施例で合成した化合物を含め第3表および第4表に
示すが、本発明化合物はこれらに限定されるものではな
い。
【0049】〔第3表〕
【0050】
【化11】
【0051】
【化12】
【0052】
【化13】
【0053】
【表3】 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me H H Et H H Pr-n H H Pr-iso H H CH2F H H CHF2 H H CF3 H H Ph H H Me Cl H Et Cl H Pr-n Cl H Pr-iso Cl H CH2F Cl H CHF2 Cl H CF3 Cl H Ph Cl H Me H Cl Et H Cl Pr-n H Cl Pr-iso H Cl CH2F H Cl CHF2 H Cl CF3 H Cl ────────────────────────
【0054】
【表4】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Ph H Cl Me Cl Cl Et Cl Cl Pr-n Cl Cl Pr-iso Cl Cl CH2F Cl Cl CHF2 Cl Cl CF3 Cl Cl Ph Cl Cl Me F H Et F H Pr-n F H Pr-iso F H Ph F H Me H F Et H F Pr-n H F Pr-iso H F Ph H F Me F F Et F F Pr-n F F ────────────────────────
【0055】
【表5】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Pr-iso F F Ph F F Me Br H Et Br H Pr-n Br H Pr-iso Br H Ph Br H Me H Br Et H Br Pr-n H Br Pr-iso H Br Ph H Br Me Br Br Et Br Br Pr-n Br Br Pr-iso Br Br Ph Br Br Me I H Et I H Pr-n I H Pr-iso I H Ph I H ────────────────────────
【0056】
【表6】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me H I Et H I Pr-n H I Pr-iso H I Ph H I Me I I Et I I Pr-n I I Pr-iso I I Ph I I Me Me H Et Me H Pr-n Me H Pr-iso Me H Ph Me H Me H Me Et H Me Pr-n H Me Pr-iso H Me Ph H Me Me Me Me Et Me Me ────────────────────────
【0057】
【表7】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Pr-n Me Me Pr-iso Me Me Ph Me Me Me CF3 H Et CF3 H Pr-n CF3 H Pr-iso CF3 H Ph CF3 H Me H CF3 Et H CF3 Pr-n H CF3 Pr-iso H CF3 Ph H CF3 Me CF3 CF3 Et CF3 CF3 Pr-n CF3 CF3 Pr-iso CF3 CF3 Ph CF3 CF3 Me CF2CF3 H Et CF2CF3 H Pr-n CF2CF3 H Pr-iso CF2CF3 H ────────────────────────
【0058】
【表8】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Ph CF2CF3 H Me H CF2CF3 Et H CF2CF3 Pr-n H CF2CF3 Pr-iso H CF2CF3 Ph H CF2CF3 Me CF2CF3 CF2CF3 Et CF2CF3 CF2CF3 Pr-n CF2CF3 CF2CF3 Pr-iso CF2CF3 CF2CF3 Ph CF2CF3 Cl Me CF2CF3 Cl Et CF2CF3 Cl Pr-n CF2CF3 Cl Pr-iso CF2CF3 Cl Ph CF2CF3 Cl Me Me Cl Et Me Cl Pr-n Me Cl Pr-iso Me Cl Ph Me Cl Me Cl Me ────────────────────────
【0059】
【表9】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Et Cl Me Pr-n Cl Me Pr-iso Cl Me Ph Cl Me Me Me F Et Me F Pr-n Me F Pr-iso Me F Ph Me F Me F Me Et F Me Pr-n F Me Pr-iso F Me Ph F Me Me Me Br Et Me Br Pr-n Me Br Pr-iso Me Br Ph Me Br Me Br Me Et Br Me Pr-n Br Me ────────────────────────
【0060】
【表10】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Pr-iso Br Me Ph Br Me Me Me I Et Me I Pr-n Me I Pr-iso Me I Ph Me I Me I Me Et I Me Pr-n I Me Pr-iso I Me Ph I Me Me CF3 Cl Et CF3 Cl Pr-n CF3 Cl Pr-iso CF3 Cl Ph CF3 Cl Me Cl CF3 Et Cl CF3 Pr-n Cl CF3 Pr-iso Cl CF3 Ph Cl CF3 ────────────────────────
【0061】
【表11】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me CF3 F Et CF3 F Pr-n CF3 F Pr-iso CF3 F Ph CF3 F Me F CF3 Et F CF3 Pr-n F CF3 Pr-iso F CF3 Ph F CF3 Me CF3 Br Et CF3 Br Pr-n CF3 Br Pr-iso CF3 Br Ph CF3 Br Me Br CF3 Et Br CF3 Pr-n Br CF3 Pr-iso Br CF3 Ph Br CF3 Me CF3 I Et CF3 I ────────────────────────
【0062】
【表12】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Pr-n CF3 I Pr-iso CF3 I Ph CF3 I Me I CF3 Et I CF3 Pr-n I CF3 Pr-iso I CF3 Ph I CF3 Me CF3 Me Et CF3 Me Pr-n CF3 Me Pr-iso CF3 Me Ph CF3 Me Me Me CF3 Et Me CF3 Pr-n Me CF3 Pr-iso Me CF3 Ph Me CF3 Me Et H Me Pr-n H Me Pr-iso H Me Bu-n H ────────────────────────
【0063】
【表13】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Bu-iso H Me Bu-sec H Me Bu-tert H Me CH2F H Me CH2Cl H Me CH2Br H Me CH2I H Me CHF2 H Me CHCl2 H Me CHBr2 H Me CCl3 H Me CBr3 H Me CClF2 H Me CF3CH2 H Me CF3CF2CF2 H Me ClCH2CH2 H Me ClCH2CH2CH2 H Me ClCH2CH2CH2CH2 H Me OMe H Me OEt H Me OPr-n H Me OPr-iso H ────────────────────────
【0064】
【表14】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me OBu-n H Me OBu-iso H Me OBu-sec H Me OBu-tert H Me SMe H Me SEt H Me SPr-n H Me SPr-iso H Me SBu-n H Me SBu-iso H Me SBu-sec H Me SBu-tert H Me CN H Me NO2 H Me Ph H Me Et Cl Me Pr-n Cl Me Pr-iso Cl Me Bu-n Cl Me Bu-iso Cl Me Bu-sec Cl Me Bu-tert Cl ────────────────────────
【0065】
【表15】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me CH2F Cl Me CH2Cl Cl Me CH2Br Cl Me CH2I Cl Me CHF2 Cl Me CHCl2 Cl Me CHBr2 Cl Me CCl3 Cl Me CBr3 Cl Me CClF2 Cl Me CF3CH2 Cl Me CF3CF2CF2 Cl Me ClCH2CH2 Cl Me ClCH2CH2CH2 Cl Me ClCH2CH2CH2CH2 Cl Me OMe Cl Me OEt Cl Me OPr-n Cl Me OPr-iso Cl Me OBu-n Cl Me OBu-iso Cl Me OBu-sec Cl ────────────────────────
【0066】
【表16】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me OBu-tert Cl Me SMe Cl Me SEt Cl Me SPr-n Cl Me SPr-iso Cl Me SBu-n Cl Me SBu-iso Cl Me SBu-sec Cl Me SBu-tert Cl Me CN Cl Me NO2 Cl Me Ph Cl Me Et Br Me Pr-n Br Me Pr-iso Br Me Bu-n Br Me Bu-iso Br Me Bu-sec Br Me Bu-tert Br Me CH2F Br Me CH2Cl Br Me CH2Br Br ────────────────────────
【0067】
【表17】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me CH2I Br Me CHF2 Br Me CHCl2 Br Me CHBr2 Br Me CCl3 Br Me CBr3 Br Me CClF2 Br Me CF3CH2 Br Me CF3CF2 Br Me CF3CF2CF2 Br Me ClCH2CH2 Br Me ClCH2CH2CH2 Br Me ClCH2CH2CH2CH2 Br Me OMe Br Me OEt Br Me OPr-n Br Me OPr-iso Br Me OBu-n Br Me OBu-iso Br Me OBu-sec Br Me OBu-tert Br Me SMe Br ────────────────────────
【0068】
【表18】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me SEt Br Me SPr-n Br Me SPr-iso Br Me SBu-n Br Me SBu-iso Br Me SBu-sec Br Me SBu-tert Br Me CN Br Me NO2 Br Me Ph Br Me H CN Me Me CN Me Et CN Me Pr-n CN Me Pr-iso CN Me Bu-n CN Me Bu-iso CN Me Bu-sec CN Me Bu-tert CN Me CH2F CN Me CH2Cl CN Me CH2Br CN ────────────────────────
【0069】
【表19】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me CH2I CN Me CHF2 CN Me SEt Br Me SPr-n Br Me SPr-iso Br Me SBu-n Br Me SBu-iso Br Me SBu-sec Br Me SBu-tert Br Me CN Br Me NO2 Br Me Ph Br Me H CN Me Me CN Me Et CN Me Pr-n CN Me Pr-iso CN Me Bu-n CN Me Bu-iso CN Me Bu-sec CN Me Bu-tert CN Me CH2F CN ────────────────────────
【0070】
【表20】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me CH2Cl CN Me CH2Br CN Me CH2I CN Me CHF2 CN Me CHCl2 CN Me CHBr2 CN Me CCl3 CN Me CF3 CN Me CBr3 CN Me CClF2 CN Me CF3CH2 CN Me CF3CF2 CN Me CF3CF2CF2 CN Me ClCH2CH2 CN Me ClCH2CH2CH2 CN Me ClCH2CH2CH2CH2 CN Me OMe CN Me OEt CN Me OPr-n CN Me OPr-iso CN Me OBu-n CN Me OBu-iso CN ────────────────────────
【0071】
【表21】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me OBu-sec CN Me OBu-tert CN Me SMe CN Me SEt CN Me SPr-n CN Me SPr-iso CN Me SBu-n CN Me SBu-iso CN Me SBu-sec CN Me SBu-tert CN Me CN CN Me NO2 CN Me F CN Me Cl CN Me Br CN Me I CN Me Ph CN Me H NO2 Me Me NO2 Me Et NO2 Me Pr-n NO2 Me Pr-iso NO2 ────────────────────────
【0072】
【表22】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Bu-n NO2 Me Bu-iso NO2 Me Bu-sec NO2 Me Bu-tert NO2 Me CH2F NO2 Me CH2Cl NO2 Me CH2Br NO2 Me CH2I NO2 Me CHF2 NO2 Me CHCl2 NO2 Me CHBr2 NO2 Me CF3 NO2 Me CCl3 NO2 Me CBr3 NO2 Me CClF2 NO2 Me CF3CH2 NO2 Me CF3CF2 NO2 Me CF3CF2CF2 NO2 Me ClCH2CH2 NO2 Me ClCH2CH2CH2 NO2 Me ClCH2CH2CH2CH2 NO2 Me OMe NO2 ────────────────────────
【0073】
【表23】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me OEt NO2 Me OPr-n NO2 Me OPr-iso NO2 Me OBu-n NO2 Me OBu-iso NO2 Me OBu-sec NO2 Me OBu-tert NO2 Me SMe NO2 Me SEt NO2 Me SPr-n NO2 Me SPr-iso NO2 Me SBu-n NO2 Me SBu-iso NO2 Me SBu-sec NO2 Me SBu-tert NO2 Me CN NO2 Me NO2 NO2 Me F NO2 Me Cl NO2 Me Br NO2 Me I NO2 Me Ph NO2 ────────────────────────
【0074】
【表24】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Et Me Me Pr-n Me Me Pr-iso Me Me Bu-n Me Me Bu-iso Me Me Bu-sec Me Me Bu-tert Me Me CH2F Me Me CH2Cl Me Me CH2Br Me Me CH2I Me Me CHF2 Me Me CHCl2 Me Me CHBr2 Me Me CCl3 Me Me CBr3 Me Me CClF2 Me Me CF3CH2 Me Me CF3CF2 Me Me CF3CF2CF2 Me Me ClCH2CH2 Me Me ClCH2CH2CH2 Me ────────────────────────
【0075】
【表25】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me ClCH2CH2CH2CH2 Me Me OMe Me Me OEt Me Me OPr-n Me Me OPr-iso Me Me OBu-n Me Me OBu-iso Me Me OBu-sec Me Me OBu-tert Me Me SMe Me Me SEt Me Me SPr-n Me Me SPr-iso Me Me SBu-n Me Me SBu-iso Me Me SBu-sec Me Me SBu-tert Me Me CN Me Me NO2 Me Me Ph Me Me H Et Me H Pr-n ────────────────────────
【0076】
【表26】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me H Pr-iso Me H Bu-n Me H Bu-iso Me H Bu-sec Me H Bu-tert Me H CH2F Me H CH2Cl Me H CH2Br Me H CH2I Me H CHF2 Me H CHCl2 Me H CHBr2 Me H CCl3 Me H CBr3 Me H CClF2 Me H CF3CH2 Me H CF3CF2 Me H CF3CF2CF2 Me H ClCH2CH2 Me H ClCH2CH2CH2 Me H ClCH2CH2CH2CH2 Me H OMe ────────────────────────
【0077】
【表27】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me H OEt Me H OPr-n Me H OPr-iso Me H OBu-n Me H OBu-iso Me H OBu-sec Me H OBu-tert Me H SMe Me H SEt Me H SPr-n Me H SPr-iso Me H SBu-n Me H SBu-iso Me H SBu-sec Me H SBu-tert Me H CN Me H NO2 Me H Ph Me Cl Et Me Cl Pr-n Me Cl Pr-iso Me Cl Bu-n ────────────────────────
【0078】
【表28】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Cl Bu-iso Me Cl Bu-sec Me Cl Bu-tert Me Cl CH2F Me Cl CH2Cl Me Cl CH2Br Me Cl CH2I Me Cl CHF2 Me Cl CHCl2 Me Cl CHBr2 Me Cl CCl3 Me Cl CBr3 Me Cl CClF2 Me Cl CF3CH2 Me Cl CF3CF2 Me Cl CF3CF2CF2 Me Cl ClCH2CH2 Me Cl ClCH2CH2CH2 Me Cl ClCH2CH2CH2CH2 Me Cl OMe Me Cl OEt Me Cl OPr-n ────────────────────────
【0079】
【表29】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Cl OPr-iso Me Cl OBu-n Me Cl OBu-iso Me Cl OBu-sec Me Cl OBu-tert Me Cl SMe Me Cl SEt Me Cl SPr-n Me Cl SPr-iso Me Cl SBu-n Me Cl SBu-iso Me Cl SBu-sec Me Cl SBu-tert Me Cl CN Me Cl NO2 Me Cl Ph Me Me Et Me Me Pr-n Me Me Pr-iso Me Me Bu-n Me Me Bu-iso Me Me Bu-sec ────────────────────────
【0080】
【表30】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Me Bu-tert Me Me CH2F Me Me CH2Cl Me Me CH2Br Me Me CH2I Me Me CHF2 Me Me CHCl2 Me Me CHBr2 Me Me CCl3 Me Me CBr3 Me Me CClF2 Me Me CF3CH2 Me Me CF3CF2 Me Me CF3CF2CF2 Me Me ClCH2CH2 Me Me ClCH2CH2CH2 Me Me ClCH2CH2CH2CH2 Me Me OMe Me Me OEt Me Me OPr-n Me Me OPr-iso Me Me OBu-n ────────────────────────
【0081】
【表31】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── Me Me OBu-iso Me Me OBu-sec Me Me OBu-tert Me Me SMe Me Me SEt Me Me SPr-n Me Me SPr-iso Me Me SBu-n Me Me SBu-iso Me Me SBu-sec Me Me SBu-tert Me Me CN Me Me NO2 Me Me Ph Bu-n H H Bu-iso H H Bu-sec H H Bu-tert H H CH2Cl H H CH2Br H H CH2I H H CHCl2 H H ────────────────────────
【0082】
【表32】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── CHBr2 H H CCl3 H H CBr3 H H CClF2 H H CBrF2 H H CF3CH2 H H CF3CF2 H H CF3CF2CF2 H H ClCH2CH2 H H ClCH2CH2CH2 H H ClCH2CH2CH2CH2 H H Bu-n H Cl Bu-iso H Cl Bu-sec H Cl Bu-tert H Cl CH2Cl H Cl CH2Br H Cl CH2I H Cl CHCl2 H Cl CHBr2 H Cl CCl3 H Cl CBr3 H Cl ────────────────────────
【0083】
【表33】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── CClF2 H Cl CBrF2 H Cl CF3CH2 H Cl CF3CF2 H Cl CF3CF2CF2 H Cl ClCH2CH2 H Cl ClCH2CH2CH2 H Cl ClCH2CH2CH2CH2 H Cl Bu-n Me H Bu-iso Me H Bu-sec Me H Bu-tert Me H CH2Cl Me H CH2Br Me H CH2I Me H CHCl2 Me H CHBr2 Me H CCl3 Me H CBr3 Me H CClF2 Me H CBrF2 Me H CF3CH2 Me H ────────────────────────
【0084】
【表34】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── CF3CF2 Me H CF3CF2CF2 Me H ClCH2CH2 Me H ClCH2CH2CH2 Me H ClCH2CH2CH2CH2 Me H Bu-n Me Cl Bu-iso Me Cl Bu-sec Me Cl Bu-tert Me Cl CH2Cl Me Cl CH2Br Me Cl CH2I Me Cl CHCl2 Me Cl CHBr2 Me Cl CCl3 Me Cl CBr3 Me Cl CClF2 Me Cl CBrF2 Me Cl CF3CH2 Me Cl CF3CF2 Me Cl CF3CF2CF2 Me Cl ClCH2CH2 Me Cl ────────────────────────
【0085】
【表35】〔第3表続き〕 ──────────────────────── R1 2 3 ──────────────────────── ClCH2CH2CH2 Me Cl ClCH2CH2CH2CH2 Me Cl ────────────────────────
【0086】〔第4表〕
【0087】
【化14】
【0088】
【化15】
【0089】
【表36】 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Me Me Me Et Me Pr-n Me Pr-iso Me Bu-n Me Bu-iso Me Bu-sec Me Bu-tert Me CHMeCHMe2 Me Pen-n Me Hex-n Me Hex-iso Me Pr-cyc Me Bu-cyc Me CH2Pr-cyc Me CH2Bu-cyc Me CH2Pen-cyc Me CH2Hex-cyc Me CH2CH2Pr-cyc Me CH2CH=CH2 Me CH2CH=CHMe Me CH2CH2CH=CH2 Me CH2C≡CH ──────────────────────
【0090】
【表37】〔第4表続き〕 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Me CH2C≡CMe Me CH2OMe Me CH2OEt Me CH2OPr-n Me CH2OBu-n Me CH2OBu-iso Me CH2OBu-sec Me CH2OBu-tert Me CH2CH2OMe Me CH2CH2OEt Me CH2CH2OPr-n Me CH2CH2CH2OMe Me CH2CH2CH2OEt Me CH2CH2CH2CH2OMe Me 2-Cl-Ph Me 3-Cl-Ph Me 4-Cl-Ph Me 2,4-Cl2-Ph Me 3,5-Cl2-Ph Me 2,6-Cl2-Ph Me 2,3-Cl2-Ph Me 2,5-Cl2-Ph ──────────────────────
【0091】
【表38】〔第4表続き〕 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Me 2-F-Ph Me 3-F-Ph Me 4-F-Ph Me 2-F-4-Cl-Ph Me 2-Br-Ph Me 3-Br-Ph Me 4-Br-Ph Me 2-Me-Ph Me 3-Me-Ph Me 4-Me-Ph Me 2,4-Me2-Ph Me 3,5-Me2-Ph Me 2,6-Me2-Ph Me 2,3-Me2-Ph Me 2,5-Me2-Ph Me 2-MeO-Ph Me 3-MeO-Ph Me 4-MeO-Ph Me 2-CF3-Ph Me 3-CF3-Ph Me 4-CF3-Ph Me 2,4,6-Cl3-Ph ──────────────────────
【0092】
【表39】〔第4表続き〕 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Me 2,3,5-Cl3-Ph Me 2,3,4-Cl3-Ph Me 2-NO2-Ph Me 3-NO2-Ph Me 4-NO2-Ph Me 2-CN-Ph Me 3-CN-Ph Me 4-CN-Ph Me CH2Ph Me OMe Me OEt Me OPr-n Me OBu-n Me OBu-iso Me OBu-sec Me OBu-tert Et Pr-n Et Pr-iso Et Bu-n Et Bu-iso Et Bu-sec Et Bu-tert ──────────────────────
【0093】
【表40】〔第4表続き〕 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Et CHMeCHMe2 Et Pen-n Et Hex-n Et Hex-iso Et Pr-cyc Et Bu-cyc Et CH2Pr-cyc Et CH2Bu-cyc Et CH2Pen-cyc Et CH2Hex-cyc Et CH2CH2Pr-cyc Et CH2CH=CH2 Et CH2CH=CHMe Et CH2CH2CH=CH2 Et CH2C≡CH Et Ph Pr-n Bu-n Pr-n Pen-n Pr-n Hex-n Pr-n CH2CH=CH2 Pr-n CH2C≡CH Bu-n Bu-n ──────────────────────
【0094】
【表41】〔第4表続き〕 ────────────────────── R4 5 ────────────────────── Bu-n Pen-n Bu-n Hex-n Bu-n CH2CH=CH2 Bu-n CH2C≡CH CH2CH=CH2 CH2C≡CH CH2CH2Cl CH2CH2Cl Me CH2SMe Me CH2SEt Me CH2SPr-n Me CH2SBu-n Me CH2SBu-iso Me CH2SBu-sec Me CH2SBu-tert Me CH2CH2SMe Me CH2CH2SEt Me CH2CH2SPr-n Me CH2CH2CH2SMe Me CH2CH2CH2SEt Me CH2CH2CH2CH2SMe ──────────────────────
【0095】第4表続きとして、以下にR4とR5が結合
している窒素原子とともに環を構成する例をあげる。
【0096】
【化16】
【0097】本発明化合物の除草剤としての施用薬量は
適用場面、施用時期、施用方法、対象雑草、栽培作物等
により差異はあるが、一般には有効成分量としてヘクタ
ール(ha)当たり0.001〜50kg程度、好ましくは
0.01〜10kg程度が適当である。本発明化合物は必
要に応じて製剤または散布時に他種の除草剤、各種殺虫
剤、殺菌剤、植物生長調節剤、共力剤などと混合施用し
ても良い。
【0098】特に、他の除草剤と混合施用することによ
り、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗
作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効
果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との
組み合わせも可能である。本発明化合物と混合使用する
除草剤の種類としては、例えば、ファーム・ケミカルズ
・ハンドブック(Farm Chemicals Handbook)1993年
版に記載されている化合物などがある。
【0099】本発明化合物と混合使用するのに好ましい
薬剤としては、例えば、ピラゾスルフロンエチル(pyra
zosulfuron ethyl/一般名)、ベンスルフロンメチル
(bensulfuron methyl/一般名)、シノスルフロン(ci
nosulfuron/一般名)、イマゾスルフロン(imazosulfu
ron/一般名)、DPX−A8947(N-(((4,6-dimetho
xypyrimidin-2-yl)amino-carbonyl))-1-methyl-4-(2-me
thyl-2H-tetrazol-5-yl)-1H-pyrazole-5-sulfonamide)
があげられる。
【0100】また、これらの他に以下の成分を更に加え
ることもできる。プレチラクロール(pretilachlor/一
般名)、エスプロカルブ(esprocarb/一般名)、ピラ
ゾレート(pyrazolate/一般名)、ピラゾキシフェン
(pyrazoxyfen/一般名)、ベンゾフェナップ(benzofe
nap/一般名)、ダイムロン(dymron/一般名)、ブロ
モブチド(bromobutide/一般名)、ナプロアニリド(n
aproanilide/一般名)、クロメプロップ(clomeprop/
一般名)、CNP(一般名)、クロメトキシニル(chlo
methoxynil/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一
般名)、オキサジアゾン(oxadiazon/一般名)、
【0101】メフェナセット(mefenacet/一般名)、
ブタクロール(butachlor/一般名)、ブテナクロール
(butenachlor/一般名)、ジチオピル(dithiopyr/一
般名)、ベンフレセート(benfuresate/一般名)、ピ
リブチカルブ(pyributicarb/一般名)、ベンチオカー
ブ(benthiocarb/一般名)、ジメピペレート(dimepip
erate/一般名)、モリネート(molinate/一般名)、
ブタミホス(butamifos/一般名)、キンクロラック(q
uinclorac/一般名)、
【0102】シンメスリン(cinmethylin/一般名)、
シメトリン(simetryn/一般名)、SAP(bensulide
/一般名)、ジメタメトリン(dimethametryn/一般
名)、MCPA、MCPB、2’,3’−ジクロロ−4
−エトキシメトキシベンズアリニド(試験名はHW−5
2)、1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジ
メチルベンジル)尿素(試験名はJC−940)、N−
〔2’−(3’−メトキシ)−チエニルメチル〕−N−
クロロアセチル−2,6−ジメチルアニリド(試験名は
NSK−850)等があげられる。
【0103】本発明化合物を除草剤として施用するにあ
たっては、一般には適当な担体、例えばクレー、タル
ク、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカーボン等の固体
担体あるいは水、アルコール類(イソプロパノール、ブ
タノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール
等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、エ
ーテル類(アニソール等)、ケトン類(シクロヘキサノ
ン、イソホロン等)、
【0104】エステル類(酢酸ブチル等)、酸アミド類
(N−メチルピロリドン等)またはハロゲン化炭化水素
類(クロルベンゼン等)などの液体担体と混用して適用
することができ、所望により界面活性剤、乳化剤、分散
剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、固結防止
剤、安定剤などを添加し、液剤、乳剤、水和剤、ドライ
フロアブル剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等任意の剤型
にて実用に供することができる。
【0105】本発明化合物を含む水田用除草粒剤につい
て具体的にいえば、固体但体としてはカオリナイト、モ
ンモリロナイト、珪藻土、ベントナイト、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウ
ム等があげられ、界面活性剤としてはアルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク
酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ナフタレン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル硫酸塩、アルキルアミン塩、トリポリリン酸塩等
があげられる。これら界面活性剤の含有量は、特に限定
されるものではないが、本発明の粒剤100重量部に対
し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。ま
た、必要に応じて、エポキシ化大豆油等の分解防止剤を
本発明の粒剤に含有させてもよい。
【0106】次に具体的に本発明化合物を用いる場合の
製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらの
みに限定されるものではない。なお、以下の配合例にお
いて「部」は重量部を意味する。
【0107】〔水和剤〕 本発明化合物 0.1〜80部 固体担体 10〜90部 界面活性剤 1〜10部 その他 1〜5部 その他として、例えば固結防止剤などがあげれらる。
【0108】〔乳 剤〕 本発明化合物 0.1〜30部 液体担体 55〜95部 界面活性剤 4〜15部
【0109】〔フロアブル剤〕 本発明化合物 0.1〜70部 液体担体 15〜65部 界面活性剤 5〜12部 その他 5〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等があげられ
る。
【0110】〔粒状水和剤(ドライフロアブル剤)〕 本発明化合物 0.1〜90部 固体担体 10〜70部 界面活性剤 1〜20部
【0111】〔液 剤〕 本発明化合物 0.01〜30部 液体担体 0.1〜50部 水 50〜99.99部 その他 0.1〜10部 〔粒 剤〕 本発明化合物 0.01〜10部 固体担体 90〜99.99部 その他 0〜9.99部
【0112】〔配合例1〕水和剤 本発明化合物 No.1 20部 ジークライトA 76部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス(固結防止剤) 2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0113】〔配合例2〕水和剤 本発明化合物 No.1 40部 ジークライトA 54部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス(固結防止剤) 4部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0114】〔配合例3〕乳 剤 本発明化合物 No.1 5部 キシレン 75部 ジメチルホルムアミド 15部 ソルポール2680 5部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0115】〔配合例4〕フロアブル剤 本発明化合物 No.1 25部 アグリゾールS−710 10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水 44.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0116】〔配合例5〕フロアブル剤 本発明化合物 No.1 40部 アグリゾールS−710 10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水 29.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0117】〔配合例6〕粒状水和剤(ドライフロアブ
ル剤) 本発明化合物 No.10 75部 イソバン No.1 10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80 10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。
【0118】〔配合例7〕粒 剤 本発明化合物 No.1 1部 ベントナイト 55部 タルク 44部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0119】〔配合例8〕粒 剤 本発明化合物 No.1 1.0部 化合物(A) 0.07部 DBSN 3部 エポキシ化大豆油 1部 ベントナイト 30部 タルク 64.93部 以上を均一に混合粉砕して、少量の水を加え混練し、押
出造粒機で造粒し、造粒後乾燥して粒剤を得た。
【0120】なお、上記の化合物(A)はピラゾスルフ
ロンエチル(pyrazosulfuron ethyl、一般名)、DBS
Nはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを意味す
る。使用に際しては上記水和剤、乳剤、フロアブル剤、
粒状水和剤は水で50〜1000倍に希釈して、有効成
分が1ヘクタール(ha)当たり0.001〜50kg、好ま
しくは0.01〜10kgになるように散布する。
【0121】本発明化合物は水田用の除草剤として、湛
水下の土壌処理及び茎葉処理のいずれの処理方法におい
ても使用できる。水田雑草(Paddy weeds)としては、
例えば、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモ
ダカ(Sagittaria trifolia)、ウリカワ(Sagittaria
pygmaea)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)
雑草、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ミズガヤツ
リ(Cyperus serotinus)、ホタルイ(Scirpus juncoide
s)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)等に代表される
カヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、アゼナ(Lindemia
pyxidaria)に代表されるゴマノハグサ科(Scrothularia
ceae)雑草、コナギ(Monochoria vaginalis)等に代表
されるミズアオイ科(Potenderiaceae)雑草、ヒルムシ
ロ(Potamogeton distinctus)等に代表されるヒルムシ
ロ科(Potamogetonaceae)雑草、キカシグサ(Rotala i
ndica)等に代表されるミソハギ科(Lythraceae)雑
草、タイヌビエ(Echinochloa crus-galli)等に代表さ
れるイネ科(Gramineae)雑草等があげられる。
【0122】また、本発明化合物は、畑地用の除草剤と
して、土壌処理、土壌混和処理、茎葉処理のいずれの処
理方法においても使用でき、水田、畑地、果樹園などの
農園芸分野以外に運動場、空地、線路端など非農耕地に
おける各種雑草の防除にも適用することができる。次
に、本発明化合物の除草剤としての有用性を以下の試験
例において具体的に説明する。
【0123】〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの湛水条件とした。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、播種後1日目に水面へ所定の薬量になるよう
に、配合例に準じて調整した本発明化合物を処理した。
処理後3週間目に、イネおよび各種雑草に対する除草効
果の調査を行った。0は影響なし、5は完全枯死を示す
5段階評価である。結果を第5表に示す。
【0124】〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの湛水条件とした。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイが1
〜2葉期、イネが4葉期に達したとき、水面へ所定の薬
量になるように、配合例に準じて調整した本発明化合物
を処理した。処理後3週間目に、イネおよび各種雑草に
対する除草効果を試験例1の判定基準に従って調査を行
った。結果を第6表に示す。
【0125】〔試験例3〕土壌処理による除草効果試験 縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、エノコログサ、ダイ
ズ、ワタ、トウモロコシの種子をそれぞれスポット状に
播種し、約1.5cm覆土した後、有効成分量が所定の割
合となるように土壌表面へ小型スプレーで均一に散布し
た。散布の際の薬液は、前期配合例等に準じて適宜調整
された水和剤を水で希釈して用い、これを全面に散布し
た。薬液散布3週間後に植物に対する除草効果を試験例
1の判定基準に従って調査を行った。結果を第7表に示
す。
【0126】なお、各表中の記号は次の意味を示す。A
(ノビエ)、B(ホタルイ)、C(コナギ)、D(キカ
シグサ)、E(エノコログサ)、a(移植イネ)、b
(ダイズ)、c(ワタ)、d(トウモロコシ)
【0127】
【表42】 〔第5表〕 ─────────────────────────── 化合物 処理薬量 A B C D a No. g/a ─────────────────────────── 1 0.64 5 5 5 5 0 2 2.52 5 5 5 4 1 3 2.52 5 4 5 5 0 4 2.52 5 5 5 5 1 ───────────────────────────
【0128】
【表43】 〔第6表〕 ─────────────────────────── 化合物 処理薬量 A B C D a No. g/a ─────────────────────────── 1 2.52 5 5 5 4 0 2 10 5 5 5 4 0 3 10 5 5 5 5 0 4 2.52 5 5 4 4 1 ───────────────────────────
【0129】
【表44】 〔第7表〕 ─────────────────────────── 化合物 処理薬量 A E b c d No. g/a ─────────────────────────── 1 1.6 5 5 0 0 0 2 1.6 5 5 0 0 0 3 6.3 5 5 0 0 0 4 6.3 5 5 0 0 1 ───────────────────────────
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 401/14 231 C07D 401/14 231 403/14 231 403/14 231 417/14 231 417/14 231 (72)発明者 寺地 拓己 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 西尾 晃一 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 石川 公広 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 中平 国光 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、R1はC1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル基
    またはフェニル基を表し、R2およびR3はそれぞれ独立
    して水素原子、C1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル
    基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、シアノ
    基、ニトロ基、ハロゲン原子またはフェニル基を表し、
    4およびR5はそれぞれ独立して水素原子、C1-6アル
    キル基、C3-6シクロアルキル基、C2-4アルケニル基、
    2-4アルキニル基、C1-4ハロアルキル基、C3-6シク
    ロアルキル基で置換されたC1-2アルキル基、C1-4アル
    コキシ基(但し、R4とR5が同時にアルコキシ基を表す
    ことはない。)、C1-4アルコキシC1-4アルキル基、C
    1-4アルキルチオC1-4アルキル基、フェニル基(但し、
    1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル基、C1-4アルコ
    キシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子から選
    ばれる1または2以上の置換基によって置換されていて
    もよい。)またはベンジル基を表す。但し、R4および
    5は結合している窒素原子とともに3〜9員環を構成
    してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、C1-4アルキ
    ル基で置換されていてもよい窒素原子、カルボニル基、
    スルホニル基、または不飽和結合を含んでいてもよく、
    環はC1-4アルキル基によって置換されていてもよく、
    環はC1-4アルキレンによって架橋されていてもよく、
    環はベンゼン環によって縮合されていてもよい。〕で表
    される新規テトラゾリノン類。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物を有効成分として
    含有する農薬。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物を有効成分として
    含有する除草剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化合物を有効成分として
    含有する水田用除草剤。
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