JPH11171101A - バッグインボックス用内袋の無菌充填方法 - Google Patents

バッグインボックス用内袋の無菌充填方法

Info

Publication number
JPH11171101A
JPH11171101A JP9351991A JP35199197A JPH11171101A JP H11171101 A JPH11171101 A JP H11171101A JP 9351991 A JP9351991 A JP 9351991A JP 35199197 A JP35199197 A JP 35199197A JP H11171101 A JPH11171101 A JP H11171101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
spout
filling
air
contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9351991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4011703B2 (ja
Inventor
Norisane Kawanami
法実 川浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP35199197A priority Critical patent/JP4011703B2/ja
Publication of JPH11171101A publication Critical patent/JPH11171101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4011703B2 publication Critical patent/JP4011703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 BIB 内袋の無菌充填において袋を充填機のク
ランプにセットしたとき、陽圧の無菌エアーが袋内に入
り内容物充填の障害になったり、又、注出口内の内容物
をエアーフラッシュで除去するとき、液跳ね等の問題が
生じる。 【解決手段】BIB 用内袋1 を無菌充填機のクランプ15に
セットしたとき、押え治具11で注出口3 の下部に袋の内
面2aを押しつけて注出口3 を閉鎖し、その状態でキャッ
プ5 を取り((a) 図)、充填ノズル20を注出口3 に嵌合
し、押え治具11を下降させて内容物10を充填する((b)
図)。規定量充填後、押え治具11を上昇させて袋の内面
2aを注出口3 の下部に近づけ、注出口と袋内面の間隙を
3 〜5 mmにし、エアーフラッシュにより注出口内に付着
した内容物を除去し((c) 図)、注出口から充填ノズル
を外し、キャップをして無菌充填を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛乳、クリーム、
ジュース、酒、清涼飲料水等の液状食品、又は液状の薬
品等を注出口を有するバッグインボックス用内袋に、無
菌チャンバー内で無菌充填する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バッグインボックス用内袋への無
菌充填方法としては、注出口を有する袋を注出口にキャ
ップをした状態で、エチレンオキサイドガスやγ線照射
等によって袋の内部を殺菌し、この殺菌した袋を無菌充
填機に供給し、無菌チャンバー内で注出口及びキャップ
の外側を塩素水等の液状殺菌剤で殺菌した後、注出口か
らキャップを取り外して注出口と充填ノズルを嵌合させ
て、充填ノズルから内容物を充填し、規定量充填後注出
口から充填ノズルを取り外して、注出口にキャップをし
て密封し、密封した無菌充填袋を無菌充填機から取り出
して無菌充填製品とする方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法にお
いては、殺菌した袋の注出口を無菌充填機のクランプで
固定し、無菌チャンバー内でキャップを取り外したと
き、無菌チャンバーは無菌エアーを供給して陽圧に維持
されているので、無菌エアーが袋内に入り、袋内は無菌
エアーで充満された状態となる。内容物の充填は袋の注
出口と充填ノズルを密着させて行うため、袋にエアーが
入った状態では、内容物の充填に伴ってエアーの逃げ道
がなくなり、内容物を袋に満杯にすることができなくな
る。そのため、内容物の充填に伴って袋のエアーを逃が
してやるため、注出口と充填ノズルに間隙を設ける必要
がある。充填の途中で、注出口から充填ノズルを離して
注出口と充填ノズルに間隙を設けてやれば、袋に満杯充
填することが可能であるが、内容物の充填が2段階とな
り、生産速度が低下する。また、注出口と充填ノズルに
間隙を設けた状態で充填を行うと、充填速度を上げた場
合、注出口の外部に内容物が飛び散り、汚染の原因とな
ることがあるので、充填速度を大きくするには問題があ
る。
【0004】本発明は、上記問題を解決するために、無
菌チャンバー内で袋のキャップを取り外す前に、注出口
の下部に袋の内面を押しつけて、注出口からキャップを
取り外したときに無菌エアーが袋内に入ることを防止し
た。また、内容物の充填終了後に、再度袋を押し上げて
袋の内面を注出口の下部に近づけて袋内のエアーを出来
るだけ排除し、更に、注出口の下部と袋の内面の間隙を
狭くして、この間に殆ど内容物が存在しない状態にし
て、注出口内に無菌エアーを吹きつけてエアーフラッシ
ュすることにより、注出口内部に付着した内容物を取り
除き、注出口を清浄にした状態でキャップをすることが
でき、無菌充填製品の不良率を極端に低下させることが
できた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、以下のように、袋内にエアーが入らないような充填
方法を採用し、更に、注出口に付着した内容物をエアー
フラッシュにより除去する際に、液跳ね現象が生じない
方法とした。注出口を有するバッグインボックス用内袋
の無菌充填方法において、注出口にキャップをした状態
で滅菌した袋の注出口を無菌チャンバー内で無菌充填機
のクランプにセットする工程と、注出口及びキャップの
外側を液状殺菌剤で殺菌する工程と、袋の下部に設けた
押さえ治具を上昇させて、注出口の下部に袋の内面を密
着させて注出口の内側を閉鎖する工程と、注出口からキ
ャップを取り外して、充填ノズルを注出口に嵌合密着さ
せる工程と、押さえ治具を下降させて注出口と袋の内面
の閉鎖状態を解除して、充填ノズルから液状の内容物を
袋に充填する工程と、内容物を規定量充填後、押さえ治
具を上昇させて注出口の下部に袋の内面の近づけた状態
で、注出口内をエアーフラッシュする工程と、注出口か
ら充填ノズルを外して、注出口にキャップを嵌合して密
封する工程と、を具備することを特徴とするバッグイン
ボックス用内袋の無菌充填方法とした。また、前記注出
口内をエアーフラッシュする工程が、注出口の下部と袋
の内面の間隙を3〜10mmとし、充填ノズルに設けた
無菌エアー供給管より無菌エアーを注出口内に吹き込ん
でエアーフラッシュする工程であるバッグインボックス
用内袋の無菌充填方法とした。
【0006】即ち、注出口を有するバッグインボックス
用のフレキシブルバッグ(以下BIB用内袋とする)に
無菌チャンバー内で無菌充填する際に、BIB用内袋に
無菌エアーが入ることを防止しするために、袋に設けた
注出口(袋の一部にスパウトを取り付けて注出口とした
もの)の下部に、押え治具を用いて袋の内面を押しつけ
て注出口内を閉鎖し、注出口を閉鎖した状態で注出口か
らキャップを外し、注出口に充填ノズルを密着する方法
を採用した。内容物の充填は、前記押え治具を下降させ
て注出口から袋の内面を離して、従来と同様に内容物を
充填する。そのため、袋内には注出口内のエアーと袋を
製袋するときの僅かなエアーだけとなり、注出口に充填
ノズルを密着させて内容物を充填しても、何ら支障がな
く、且つ高速で充填することができる。
【0007】また、内容物の充填終了後に、押え治具を
用いて再度袋を押し上げて、袋の内面を注出口の下部に
近づけて袋内のエアーをできるだけ排除し、更に、注出
口の下部と袋の内面の間隙を狭くして、注出口の下部と
袋の内面の間隙には殆ど内容物が存在しないような状態
にして、充填ノズルに設けたエアー供給管から無菌エア
ーを注出口内に吹きつけてエアーフラッシュすることに
より、注出口の内部に付着した内容物はきれいに除去さ
れ、その後に注出口にキャップをすることになるので、
注出口部分は清浄且つ無菌状態に維持され、無菌充填製
品の不良率を極端に低下させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にしながら本発
明を詳細に説明する。図1は本発明のBIB用内袋の無
菌充填方法の概略を示した模式図である。図2は本発明
に使用されるBIB用内袋の模式断面図である。図3〜
図6は本発明の無菌充填方法によりBIB用内袋に内容
物を無菌充填するときの説明図で、図3は無菌充填機の
クランプに殺菌した袋をセットし、キャップした状態
で、注出口に袋の内面を密着させて注出口を袋の内面で
閉鎖ときの模式断面図である。図4は注出口に袋の内面
を押しつけた状態で、注出口に充填ノズルを嵌合、密着
させて内容物を充填できる状態にしたときの模式断面図
である。図5は充填ノズルのプランジャーを引き上げ
て、袋内に内容物を充填しているときの模式断面図であ
る。図6は、内容物を規定量充填後、押え治具を上昇さ
せて袋の内面を注出口に近づけて、注出口内をエアーフ
ラッシュして注出口内に付着した内容物を袋内に追い出
すときの模式断面図である。図7は充填終了後、注出口
にキャップをして無菌充填機から取り出して無菌充填製
品としたときの模式断面図である。図8は従来の方式
で、内容物を規定量充填後、注出口をエアーフラッシュ
するときの模式断面図である。
【0009】本発明は、BIB用内袋に無菌チャンバー
内で滅菌内容物を無菌充填する際に、BIB用内袋に無
菌エアーが入ることを防止すると共に、充填終了後に注
出口に付着した内容物をエアーフラッシュにより除去す
るときも、液跳ねを防止し且つ袋内にエアーが入らない
ようにした無菌充填方法である。図1は本発明のBIB
用内袋の無菌充填方法の概略を示した模式図であり、次
のような工程で行われる。即ち、本発明は、図1(a)
に示すように、先ず、無菌チャンバー12内にBIB用
内袋1の注出口3(袋の一部にスパウトを取り付けて注
出口としたもの)を無菌充填機のクランプ15にセット
したとき、押え治具11によって注出口3の下部のフラ
ンジ6に袋の内面2aを押しつけて注出口3を閉鎖す
る。このように注出口3を閉鎖することにより、キャッ
プ5を注出口3から取り外したとき、無菌チャンバー内
を陽圧状態に維持するために吹き込んでいる無菌エアー
13が袋内に入ることを防止することができる。
【0010】次に、図1(b)に示すように、充填ノズ
ル20を注出口3に嵌合、密着させると共に、押え治具
11を下降させて注出口から袋の内面を離して、従来と
同様に充填ノズル20から内容物10を袋2内に充填す
る。
【0011】更に、内容物を規定量充填後に、図1
(c)に示すように、押え治具11を再度上昇させて袋
を押し上げ、袋の内面2aを注出口3のフランジ6に近
づけて袋内のエアーをできるだけ排除し、注出口3のフ
ランジ6と袋の内面2aの間隙をできるだけ狭くした状
態で止める。この状態では、フランジ6と袋の内面2a
の間には内容物が殆どない状態となる。この状態で、充
填ノズル20に設けたエアー供給管から無菌エアーを注
出口内に吹きつけてエアーフラッシュすることにとによ
り、注出口3内部に付着した内容物は、液跳ね現象を生
じることなく、袋内にきれいに追い出すことができるの
で、注出口3は清浄な状態で、キャップを嵌合し密封す
るこができる。注出口3にキャップ5をしたBIB用内
袋は、従来と同様に、無菌チャンバー12より取り出し
て無菌充填を終了する。
【0012】以下に、本発明の各工程について更に詳し
く説明する。本発明に用いられるBIB用内袋1は、図
2に示すように、フレキシブルな袋2に注出口3を取り
付けたものである。袋2は公知のフレキシブルなフィル
ム又は積層フィルムを2枚(二重袋の場合は4枚)重ね
合わせて4方をヒートシールしてシール部4を設けて作
製する。製袋の際に、図2に示すように、袋2の上にな
るフィルムの一部(注出口となる部分)に穴を開け、そ
の穴の部分に注出口3のフランジ6をヒートシールして
シール部4aを設けて注出口3を取り付ける。注出口3
には、図2に示すように、フランジ6、7、7a、8が
形成されており、フランジ6は袋2とヒートシールする
ためのものであり、シール部4aで袋2の内面とヒート
シールされている。また、フランジ7及び7aは充填機
のクランプに固定するためのものであり、フランジ8は
キャップ5を嵌合させるためのものである。そして、B
IB用内袋1は注出口のフランジ8にキャップ5が嵌合
されて密封した状態になっている。
【0013】BIB用内袋1は、図2においては、袋内
に空気が入った状態になっているが、実際には製袋の際
に、上下のフィルムは密着した状態になっているので、
袋内には非常に僅かの空気しか入っていない状態であ
る。BIB用内袋1は、図2に示すように、キャップさ
れた状態で、エチレンオキサイドガス、γ線、電子線等
で公知の方法により殺菌され、袋内部は完全に滅菌され
た状態で無菌充填に供される。
【0014】滅菌されたBIB用内袋は、無菌充填機の
無菌チャンバー内に供給され、BIB用内袋の注出口3
を無菌充填機のクランプ15にセットしすると、自動的
に充填ノズル20の下方に移動して、図3に示すような
状態になる。無菌チャンバー12内には、無菌エアー1
3を送風し、無菌チャンバー12内が陽圧に維持され、
無菌状態が保持されるようになっている。この時に、B
IB用内袋の外側に僅かに付着した微生物を殺菌するた
めに、注出口付近に殺菌剤噴霧装置(図示せず)から塩
素水(次亜塩素酸ソーダの水溶液等)その他の殺菌剤を
噴霧する。
【0015】次いで、図3に示すように、押え治具11
をエアーシリンダー14を用いて上昇させ、袋の内面2
aを注出口3のフランジ6に接触させて注出口3を閉鎖
状態にする。この状態では、キャップ5を注出口3から
外しても注出口3は袋の内面2aで閉鎖されているため
に、無菌チャンバー12内の無菌エアー13は陽圧状態
になっているが袋内に入ることはない。
【0016】次に、注出口3からキャップ5を取り外
し、充填ノズル20を下降させて、図4に示すように、
注出口3と充填ノズル20のノズル先端部23を嵌合さ
せる。図4においては、無菌チャンバーは省略し、又、
取り外したキャップも無菌チャンバー内に移動してある
が、これも省略してある。また、充填ノズル20は本発
明に関係のある注出口に嵌合する部分のみにし、上部は
省略した。以下、図5、図6、図8においても、無菌チ
ャンバー、キャップ及び充填ノズル上部は省略した。
【0017】充填ノズル20はシリンダー21に内容物
供給管22が接続されており、内容物が内容物供給管2
2を通してシリンダー内に供給されるようになってい
る。また、そのシリンダー21の先端は細くなりノズル
先端部23を形成し、注出口3と嵌合し密閉できる形状
となっている。更に、そのシリンダー21の中にはプラ
ンジャー24が挿入されており、プランジャー24の先
端に設けられたピストン25とノズル先端部23の嵌合
により内容物がノズル先端部23で止まるようになって
いる。内容物の充填はプランジャー24を上に引き上げ
ることにより、シリンダー21とピストン25の間に間
隙が生じ、その間隙から内容物が流出するようになって
いる。
【0018】また、図4に示すように、充填ノズル20
には無菌エアー供給管26と無菌エアー排出管26aが
設けられており、内容物が規定量充填後、無菌エアー供
給管26に無菌エアーを供給することにより、注出口3
内に付着した内容物を除去するようになっている。無菌
エアー供給管26と無菌エアー排出管26aにはバルブ
27及び27aが設けられており、使用時以外は閉じら
れた状態になっている。
【0019】注出口3と充填ノズルのノズル先端部23
を嵌合した後、図5に示すように、押え治具11をエア
ーシリンダー14によって下降させると同時に、プラン
ジャー24を引き上げて内容物10をシリンダー21か
ら流出させて規定量を袋内に充填する。この時、無菌エ
アー供給管26と無菌エアー排出管26aのバルブ27
及び27aは閉じた状態にして、袋内に無菌エアーが入
らないようにする。内容物10が規定量充填すると、プ
ランジャー24を下降させてピストン25でノズル先端
部23を閉鎖して内容物10の流出を止めて内容物の充
填を終了する。
【0020】内容物の規定量充填後、図6に示すよう
に、無菌エアー排出管26aのバルブ27aを開放状態
にして、押え治具11をエアーシリンダー14によって
再度上昇させて、袋の内面2aを注出口3のフランジ6
に近づけて袋内のエアーを無菌エアー排出管26aを通
して追い出し、袋内面2aと注出口のフランジ6の間隙
が3〜10mm程度にする。袋内面2aと注出口のフラ
ンジ6の間隙は狭いほどよいが、実用的には3〜5mm
程度が好ましい。この状態では、押え治具11によって
押し上げられた袋内面2aの部分は、袋全体では一番高
い位置になるので、この部分の内容物は周囲に流れて非
常に少ない状態となる。
【0021】次いで、無菌エアー排出管26aのバルブ
27aを開放状態にして、バルブ27を開いて無菌エア
ー供給管26に無菌エアーを供給し、注出口内に付着し
た内容物をエアーフラッシュにより取り除く。注出口内
に吹き込まれた無菌エアー28(エアーフラッシュ用)
は、無菌エアー排出管26aを通って排出される。注出
口内に無菌エアー28を吹き込んだとき、注出口3の下
部と袋の内面2aの間隙が非常に狭いため、その間隙に
存在する内容物は注出口下部の周囲に追い出されて注出
口下部には内容物が殆どない状態となる。そのため、注
出口3内に無菌エアー28を吹き込んでも、エアーが直
接内容物表面に吹きつけられることがないので、従来の
ように液跳ね現象がなくなり、注出口3内の内容物を容
易に除去することができる。
【0022】エアーフラッシュにより注出口から内容物
を除去した時点で、バルブ27を閉じて無菌エアーの供
給を止め、充填ノズル20を注出口3から取り外し、直
ちに注出口3をキャップ5で密封して無菌充填を終了す
る。無菌充填の終了したBIB用内袋は無菌充填機から
取り外され、図7に示すようなBIB用内袋の無菌充填
製品9が得られる。
【0023】上記のように、注出口の下部と袋内面の間
隙が非常に狭い状態で、エアーフラッシュを行い、注出
口から充填ノズルを取り外し、注出口へのキャッピング
が行われるので、袋内に入るエアー量を極端に少なくす
ることができ、空気中の酸素による内容物の酸化を抑制
することができる。また、内容物がオレンジジュース等
のように空気中の酸素によって酸化を受け易い場合は、
無菌エアー供給管26からフィルター等で無菌状態にし
た窒素ガスを吹き込んで袋内を窒素ガスで置換すること
がある。
【0024】図8に示すように、押え治具を用いない従
来の無菌充填方式では、内容物を規定量充填後、注出口
3内を無菌エアーでエアーフラッシュしたとき、袋内に
エアーフラッシュ用の無菌エアーが入ると共に、注出口
3内に吹き込んだ無菌エアー28が、注出口下部の内容
物に直接吹きつけられるので、液跳ね現象が生じて注出
口に再び内容物が付着することになり、注出口内の内容
物を完全に除去することは非常に困難である。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を更に詳細
に説明する。 (実施例1)先ず、下記仕様のBIB用内袋(容積10
l用)を作製した。製袋の際、各フィルムは密着させ
て、袋内には空気ができるだけ入らないようにした。 包装材料:ON 25 /LMD/PE 40 //EVA 6
0 (内面) 尚、記号は下記のとおりとし、数字はフィルムの厚さを
示し、単位はμmである。 ・ON:二軸延伸ナイロン ・PE:ポリエチレン ・LMD:ドライラミネーション法によるラミネート ・EVA:エチレンー酢酸ビニル共重合体 ・//:ON/LMD/PEの積層フィルムとEVAフ
ィルムが接着されずに二重袋になってることを示す。
【0026】袋のサイズ及び製袋:上記ON5 /LM
D/PEとEVAフィルムを用いて、460mm×49
0mmの大きさにしたフィルムを、公知の方法により、
シール幅12mmで四方シールして二重袋とした。更
に、袋の上側のフィルムには、横方向(460mm)の
中央で、縦方向(490mm)の端から60mmの位置
に直径42mmの穴を開けて、図2に示すように、その
部分に注出口3のフランジ6をヒートシールした。
【0027】注出口及びキャップの作製:ポリエチレ
ンの射出成形により、図2に示すような形状に成形し、
内径30mm、肉厚3mm、高さ30mm、フランジ6
の外径を65mm、フランジ6のヒートシール部4aを
10mmとした。またキャップ5は、ポリエチレンの射
出成形により図2に示すような形状で、厚さ3mmのも
のを作製した。
【0028】上記BIB用内袋は公知の方法により、袋
の内面の吸収線量が15KGy(キログレイ)になるよ
うにγ線を照射して、袋の内外面を殺菌した。
【0029】次に、図3に示すように、殺菌したBIB
用内袋1の注出口3を無菌充填機のクランプ15にセッ
トし、無菌充填機を稼働させてクランプ15を充填ノズ
ル20の下方に移動した。無菌チャンバー内12には、
無菌エアー13を送風し、無菌チャンバー内を陽圧にし
て無菌状態を保持した。また、BIB用内袋1の注出口
3の部分には殺菌剤噴霧装置(図示せず)から塩素水
(有効塩素濃度として300ppmのもの)を噴霧し
た。次いで、図3に示すように、押え治具11をエアー
シリンダー14を用いて上昇させ、袋の内面2aを注出
口3のフランジ6に接触させて注出口3を閉鎖状態にし
た。
【0030】次に、押え治具11を上昇させた状態で、
注出口3からキャップ5を取り外し、充填ノズル20を
下降させて、図4に示すように、注出口3と充填ノズル
20のノズル先端部23を嵌合させた。尚、図4におい
ては、無菌チャンバー及び取り外して無菌チャンバー内
に移動したキャップは省略した。また、充填ノズル20
も注出口に嵌合する部分のみにし、上部は省略した。以
下、図5、図6、図8においても、無菌チャンバー、キ
ャップ、充填ノズルの上部は省略するものとする。図4
に示すように、充填ノズル20には内容物供給管22が
接続されており、滅菌された内容物10が内容物供給管
22を通してシリンダー21内に供給されるようになっ
ている。内容物10としてコーヒークリームを公知の方
法で滅菌して無菌タンクに保存後、更に充填用タンクに
圧送し、その充填用タンクから電磁流量計を用いて規定
量(10l)充填する方法を採用した。
【0031】内容物10の充填は、上記のように、注出
口3と充填ノズル20を嵌合した後、図5に示すよう
に、押え治具11をエアーシリンダー14によって下降
させると同時に、プランジャー24を引き上げて内容物
10をシリンダー21から流出させて袋内に充填した。
この時、無菌エアー供給管26と無菌エアー排出管26
aのバルブ27及び27aは閉じた状態にして、袋内に
無菌エアーが入らないようにした。内容物が規定量(1
0l)充填されると、プランジャー24を下降させてピ
ストン25で充填ノズルのノズル先端部23を閉鎖して
内容物の流出を止めて内容物の充填を終了した。
【0032】内容物の規定量充填後、図6に示すよう
に、押え治具11をエアーシリンダー14によって再度
上昇させて、袋内面2aを注出口の下部に近づけて袋内
のエアーを無菌エアー排出管26aを通して追い出し、
袋内面2aと注出口3のフランジ6の間隙が3〜5mm
になるようにした。次いで、無菌エアー排出管26aの
バルブ27aを開放状態にして、バルブ27を開いて無
菌エアー供給管26に無菌エアー28を供給し、注出口
内に付着した内容物をエアーフラッシュにより取り除い
た。注出口3内に吹き込まれた無菌エアー28は、注出
口3内に付着した内容物を除去した後、無菌エアー排出
管26aを通って排出されるようにした。注出口3内に
無菌エアー28を吹き込んでエアーフラッシュした際
に、注出口の下部と袋の内面の間隙が3〜5mmと非常
に狭いため、その間隙に存在する内容物は注出口下部の
周囲に追いやられ、注出口下部には内容物がない状態と
なり、エアーフラッシュしたとき、液跳ね現象は生じ
ず、注出口内に付着した内容物を容易に除去することが
できた。
【0033】エアーフラッシュにより注出口から内容物
を除去した時点で、バルブ27を閉じて無菌エアーの供
給を止め、それと同時にバルブ27aも閉じて閉鎖状態
にし、充填ノズル20を注出口3から取り外し、直ちに
注出口3をキャップ5で密封して無菌充填を終了した。
無菌充填の終了したBIB用内袋は無菌充填機から取り
外し、図7に示すようなBIB用内袋の無菌充填製品9
を得た。
【0034】(実施例2)実施例1と同様に、下記仕様
のBIB用内袋(容積10l用)を作製した。 包装材料: アルミ蒸着ON 25 /LMD/PE 40 /
/EVA 60 (内面) 袋の殺菌は、実施例1と同様に、γ線照射にて袋の内面
の吸収線量が15KGy(キログレイ)になるように殺
菌した。殺菌した袋は、実施例1と同様に、無菌充填機
にセットし、内容物として公知の方法で殺菌したオレン
ジ果汁(5倍濃縮品)10lを充填した。
【0035】オレンジ果汁を10l充填後、図6に示す
無菌エアー供給管26に窒素ガスボンベ及び無菌エアー
フィルター(図示せず)を接続し、無菌エアー供給管2
6から無菌窒素ガスを供給し、他は実施例1と同様に、
注出口内に付着した内容物を窒素ガスを用いて除去し
た。窒素ガスを用いた場合も、実施例1と同様に、液跳
ね現象は生じず、注出口内に付着した内容物を容易に除
去することができた。また、窒素ガスにより注出口から
内容物を除去した後も、注出口内に窒素ガスを供給した
状態で、注出口3から充填ノズル20から取り外し、直
ちに注出口3にキャップ5をして無菌充填を終了した。
注出口3から充填ノズル20から取り外しても、注出口
3の中には窒素ガスが吹き込まれているので、無菌チャ
ンバー内の無菌エアーが入ることがなく、袋内は窒素ガ
スが封入された状態で、注出口3にキャップ5が施さ
れ、図7に示すようなBIB用内袋の無菌充填製品9を
得ることができた。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、BIB用内袋の無菌充
填方法において、袋を無菌充填機にセットしたとき、注
出口と袋の内面を接触させ、注出口を閉鎖した状態でキ
ャップを取り外して充填ノズルを嵌合させて充填を開始
するので、袋内に無菌チャンバー内の無菌エアーが入ら
ない状態で内容物の充填が可能となる。そのため、従来
方式に比べて内容物の空気の取り込みが少なくなり、そ
の結果溶存酸素が少なくなりなるので、溶存酸素により
影響を受けやすい内容物に対しては、本発明の無菌充填
方法は非常に優れた充填方法となる。また、内容物の充
填終了後に、再度袋を押し上げて袋の内面を注出口の下
部に近づけて、注出口の下部に内容物が殆どない状態に
して、注出口内に無菌エアーを吹きつけてエアーフラッ
シュを行うため、従来のように液跳ね現象が生じること
なく、注出口内部に付着した内容物はきれいに除去さ
れ、注出口を清浄な状態でキャップをすることができ
る。そのため、注出口からの汚染をなくすることがで
き、無菌充填製品の不良率を極端に低下させることがで
きる。更に、エアーフラッシュ用の無菌エアーの代わり
に、窒素ガスを使用することができるので、オレンジジ
ュース等の空気中の酸素の影響を受けやすい内容物に対
しては、ガスバリヤー性包装材を用いて窒素ガス置換す
ることにより内容物の長期保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のBIB用内袋の無菌充填方法の概略を
示した模式図である。
【図2】本発明に使用されるBIB用内袋の模式断面図
である。
【図3】本発明の無菌充填方法によりBIB用内袋に内
容物を無菌充填するときの説明図で、無菌充填機のクラ
ンプに、キャップした状態で殺菌した袋をセットし、押
え治具を用いて注出口に袋の内面を密着させときの模式
断面図である。
【図4】本発明の無菌充填方法の説明図で、注出口に袋
の内面を押しつけた状態で、注出口に充填ノズルを嵌
合、密着させて内容物を充填できる状態にしたときの模
式断面図である。
【図5】本発明の無菌充填方法の説明図で、充填ノズル
のプランジャーを引き上げて、袋内に内容物を充填して
いるときの模式断面図である。
【図6】本発明の無菌充填方法の説明図で、内容物を規
定量充填後、押え治具を上昇させて袋の内面を注出口に
近づけて、注出口内をエアーフラッシュするときの模式
断面図である。
【図7】本発明の無菌充填方法の説明図で、無菌充填終
了後、注出口にキャップをしてBIB用内袋の無菌充填
製品としたときの模式断面図である。
【図8】従来の無菌充填方法の説明図で、充填終了後、
注出口をエアーフラッシュするときの模式断面図であ
る。
【符号の説明】
1 BIB用内袋 2 袋 2a 袋の内面 3 注出口 4 袋のシール部 4a フランジと袋のシール部 5 キャップ 6 フランジ(袋とのヒートシール用) 7 フランジ(クランプ固定用) 7a フランジ(クランプ固定用) 8 フランジ(キャップ嵌合用) 9 BIB用内袋の無菌充填製品 10 内容物 11 押え治具 12 無菌チャンバー 13 無菌エアー 14 エアーシリンダー 15 クランプ 20 充填ノズル 21 シリンダー 22 内容物供給管 23 ノズル先端部 24 プランジャー 25 ピストン 26 無菌エアー供給管 26a 無菌エアー排出管 27 バルブ(無菌エアー供給管用) 27a バルブ(無菌エアー排出管用) 28 無菌エアー(エアーフラッシュ用)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65B 55/10 A23L 2/16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注出口を有するバッグインボックス用内
    袋の無菌充填方法において、注出口にキャップをした状
    態で滅菌した袋の注出口を無菌チャンバー内で無菌充填
    機のクランプにセットする工程と、注出口及びキャップ
    の外側を液状殺菌剤で殺菌する工程と、袋の下部に設け
    た押さえ治具を上昇させて、注出口の下部に袋の内面を
    密着させて注出口の内側を閉鎖する工程と、注出口から
    キャップを取り外して、充填ノズルを注出口に嵌合密着
    させる工程と、押さえ治具を下降させて注出口と袋の内
    面の閉鎖状態を解除して、充填ノズルから液状の内容物
    を袋に充填する工程と、内容物を規定量充填後、押さえ
    治具を上昇させて注出口の下部に袋の内面の近づけた状
    態で、注出口内をエアーフラッシュする工程と、注出口
    から充填ノズルを外して、注出口にキャップを嵌合して
    密封する工程と、を具備することを特徴とするバッグイ
    ンボックス用内袋の無菌充填方法。
  2. 【請求項2】 前記注出口内をエアーフラッシュする工
    程が、注出口の下部と袋の内面の間隙を3〜10mmと
    し、充填ノズルに設けた無菌エアー供給管より無菌エア
    ーを注出口内に吹き込んでエアーフラッシュする工程で
    あることを特徴とする請求項1に記載のバッグインボッ
    クス用内袋の無菌充填方法。
JP35199197A 1997-12-08 1997-12-08 バッグインボックス用内袋の無菌充填方法 Expired - Fee Related JP4011703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35199197A JP4011703B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 バッグインボックス用内袋の無菌充填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35199197A JP4011703B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 バッグインボックス用内袋の無菌充填方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11171101A true JPH11171101A (ja) 1999-06-29
JP4011703B2 JP4011703B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=18421033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35199197A Expired - Fee Related JP4011703B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 バッグインボックス用内袋の無菌充填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4011703B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003111579A (ja) * 2001-07-31 2003-04-15 Asahi Soft Drinks Co Ltd 密閉容器入り飲料の製造方法及び製造装置
JP2019094111A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 アルトリスト株式会社 バッグインボックスのバッグ収納装置及びバッグ収納方法
JP2020147291A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2020172292A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2020172297A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2021062873A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003111579A (ja) * 2001-07-31 2003-04-15 Asahi Soft Drinks Co Ltd 密閉容器入り飲料の製造方法及び製造装置
JP2019094111A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 アルトリスト株式会社 バッグインボックスのバッグ収納装置及びバッグ収納方法
JP2020147291A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2020172292A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2020172297A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2021062873A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 大日本印刷株式会社 無菌充填機及び無菌充填方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4011703B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4999978A (en) Aseptic filling apparatus
US20220267134A1 (en) Hybrid method for processing containers
US20040222224A1 (en) System and method for aseptic filling of packages with liquid products
JPH07257501A (ja) 包装容器を充填し仕上る方法
US20210292028A1 (en) System and method of in-line shaping, filling and enclosing to form product packaging
JPH11171101A (ja) バッグインボックス用内袋の無菌充填方法
JP3301184B2 (ja) 口栓付袋状容器の無菌充填方法
JPS62208332A (ja) 容器に無菌で充填する方法及びそのシステム
JP4390878B2 (ja) スチームバリア部を有する無菌充填ノズル
JPH09240629A (ja) 無菌充填装置における紙容器の殺菌方法及び殺菌装置
JP4390877B2 (ja) バッグインボックス用無菌充填装置
JP4170833B2 (ja) 無菌充填用ブロー成形容器およびその殺菌方法
JP2000238888A (ja) 大型フレキシブル容器及び液体充填方法
WO2019111993A1 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2001180698A (ja) 流体製品収納バッグおよびその内容物の注出方法
JP2721217B2 (ja) 無菌包装容器とその充填方法
JP4028058B2 (ja) 電磁流量計を用いた液体の充填方法
JP2534046B2 (ja) 密封袋用注出口装置および該装置を使用した無菌充填方法
JP2002264911A (ja) 包装袋及び無菌充填方法
JPS6367201A (ja) 液体充填装置
JPH06329130A (ja) 口栓付袋状容器の無菌充填方法
JP2001072128A (ja) 充填・排出用治具及び無菌充填・排出方法
EP3630671A1 (en) Hybrid method and system for processing containers
JPH02180155A (ja) 無菌包装容器とその充填方法
JPH06142159A (ja) 薬液用プラスチック容器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees