JP2002264911A - 包装袋及び無菌充填方法 - Google Patents
包装袋及び無菌充填方法Info
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- JP2002264911A JP2002264911A JP2001069014A JP2001069014A JP2002264911A JP 2002264911 A JP2002264911 A JP 2002264911A JP 2001069014 A JP2001069014 A JP 2001069014A JP 2001069014 A JP2001069014 A JP 2001069014A JP 2002264911 A JP2002264911 A JP 2002264911A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 袋本体の角部近傍に密封された充填用口
部4を備えた包装袋1の袋内部に充填用口部4を利用し
て内容品Aを無菌的に充填した後、袋本体2の充填用口
部4が取り付けられた近傍と内容品Aが充填されたその
他の部分との間を遮断する密封シール部を形成した後、
該密封シール部を境にして、袋本体2の充填用口部4側
を切り落とす無菌充填方法。 【効果】 無菌充填用包装袋自体及び充填機共に安価
で、且つ殺菌剤の残留や混入の危険がなく、使い勝手の
よい包装袋及び無菌充填方法が得られる。
部4を備えた包装袋1の袋内部に充填用口部4を利用し
て内容品Aを無菌的に充填した後、袋本体2の充填用口
部4が取り付けられた近傍と内容品Aが充填されたその
他の部分との間を遮断する密封シール部を形成した後、
該密封シール部を境にして、袋本体2の充填用口部4側
を切り落とす無菌充填方法。 【効果】 無菌充填用包装袋自体及び充填機共に安価
で、且つ殺菌剤の残留や混入の危険がなく、使い勝手の
よい包装袋及び無菌充填方法が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋及び無菌充
填方法に関し、より詳しくは、1〜2000リットル程
度の容量を有し、内容品を無菌的に充填密封するのに好
適な包装袋及び無菌充填方法に関するものである。
填方法に関し、より詳しくは、1〜2000リットル程
度の容量を有し、内容品を無菌的に充填密封するのに好
適な包装袋及び無菌充填方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、プラスチックフィルム単体やプラスチックフィルム
とアルミ箔、紙等とを積層したフィルムからなる袋に内
容品を無菌的に充填するために、幾つかの手法がとられ
ている。例えば、その一つは巻き取り品とした帯状のフ
ィルムを、密閉された無菌チャンバー内で殺菌剤の浴中
に通すか、殺菌剤をフィルムに噴霧するか、殺菌剤ガス
中を通すなどして殺菌し、その後、フィルムをヒートシ
ールして袋状に形成し、殺菌した内容品を充填密封する
方法であり、牛乳や飲料等の無菌充填方法として広く使
用されている。
り、プラスチックフィルム単体やプラスチックフィルム
とアルミ箔、紙等とを積層したフィルムからなる袋に内
容品を無菌的に充填するために、幾つかの手法がとられ
ている。例えば、その一つは巻き取り品とした帯状のフ
ィルムを、密閉された無菌チャンバー内で殺菌剤の浴中
に通すか、殺菌剤をフィルムに噴霧するか、殺菌剤ガス
中を通すなどして殺菌し、その後、フィルムをヒートシ
ールして袋状に形成し、殺菌した内容品を充填密封する
方法であり、牛乳や飲料等の無菌充填方法として広く使
用されている。
【0003】しかしながら、この方法は、フィルムの殺
菌から充填シールまでの工程を大きな容積の無菌チャン
バー内で行う必要があり、充填設備のコストが非常に高
いという問題、また、内容品に接する面に付着した過酸
化水素等の殺菌剤が内容品中に残留する危険があり、こ
れを管理するのに手間がかかる、更に、大容量の大型袋
では、袋の形成やヒートシール強度、密封性の確保が困
難等の問題がある。
菌から充填シールまでの工程を大きな容積の無菌チャン
バー内で行う必要があり、充填設備のコストが非常に高
いという問題、また、内容品に接する面に付着した過酸
化水素等の殺菌剤が内容品中に残留する危険があり、こ
れを管理するのに手間がかかる、更に、大容量の大型袋
では、袋の形成やヒートシール強度、密封性の確保が困
難等の問題がある。
【0004】また、予め袋状に密閉シールしたフィルム
をガンマ線等で殺菌し、無菌チャンバー内でその外側の
みを殺菌剤で殺菌した後、袋の一部をカットして開口
し、そこから殺菌した内容品を充填するという方法もあ
る。この方法では、内容品に接する面には殺菌剤が付着
しないため殺菌剤の内容品への残留には気を使わなくて
よいものの、他の問題点は前記の方法と大差がない。
をガンマ線等で殺菌し、無菌チャンバー内でその外側の
みを殺菌剤で殺菌した後、袋の一部をカットして開口
し、そこから殺菌した内容品を充填するという方法もあ
る。この方法では、内容品に接する面には殺菌剤が付着
しないため殺菌剤の内容品への残留には気を使わなくて
よいものの、他の問題点は前記の方法と大差がない。
【0005】更に、大型の5リットル以上の、例えばバ
ッグインボックスの内袋やドラム缶の内袋のような袋で
は、予め充填兼排出用の口部を袋に取り付けてキャップ
によって密封し、この袋をガンマ線等によって殺菌して
おき、充填機では、この口部分のみをチャンバー内に収
めて、殺菌剤やスチーム等によって口部を含めてチャン
バー内を殺菌した後、自動でキャップを開栓して殺菌し
た内容品を充填し、その後、また、自動でキャップを取
り付け、密栓した後、チャンバーから取り出すという方
法もある。この方法では、無菌チャンバーは比較的容積
が少なくてすむが、チャンバー内で自動的にキャップを
取り外し、また、取り付ける機構が必要となるため、充
填機の機構が複雑になり、コストが高くなるという問題
がある。また、口部に付着した殺菌剤の残留の危険もあ
る。
ッグインボックスの内袋やドラム缶の内袋のような袋で
は、予め充填兼排出用の口部を袋に取り付けてキャップ
によって密封し、この袋をガンマ線等によって殺菌して
おき、充填機では、この口部分のみをチャンバー内に収
めて、殺菌剤やスチーム等によって口部を含めてチャン
バー内を殺菌した後、自動でキャップを開栓して殺菌し
た内容品を充填し、その後、また、自動でキャップを取
り付け、密栓した後、チャンバーから取り出すという方
法もある。この方法では、無菌チャンバーは比較的容積
が少なくてすむが、チャンバー内で自動的にキャップを
取り外し、また、取り付ける機構が必要となるため、充
填機の機構が複雑になり、コストが高くなるという問題
がある。また、口部に付着した殺菌剤の残留の危険もあ
る。
【0006】この点を改善するために、特殊な口部品を
使用した大型袋も幾つか使用されている。その一つは無
菌チャンバー内で、密封された口部の注入口を充填ノズ
ルで押すことによって、口部が開栓し、そのまま充填し
た後、袋の反対面の外側からフィルムを介して口部品を
外側に押すことによって、再び密栓できるようにしたも
のである。また、もう一つの例としては、口部の外側を
フィルムでシールして密閉し、更に内側に部分的にシー
ルしたフィルムを取り付けた口部を使用する方法があ
る。この方法では、無菌チャンバー内で口部の外側のフ
ィルムを充填ノズルに取り付けたカッターで破り、内容
品を充填すると、内容品は内側のフィルムの未シールの
部分を通って袋内部に入る。充填後、袋の反対面の外側
からフィルムを介して熱シールすることにより、口部の
内側のフィルムの未シールの部分をシールして袋を密封
するようにしたものである。
使用した大型袋も幾つか使用されている。その一つは無
菌チャンバー内で、密封された口部の注入口を充填ノズ
ルで押すことによって、口部が開栓し、そのまま充填し
た後、袋の反対面の外側からフィルムを介して口部品を
外側に押すことによって、再び密栓できるようにしたも
のである。また、もう一つの例としては、口部の外側を
フィルムでシールして密閉し、更に内側に部分的にシー
ルしたフィルムを取り付けた口部を使用する方法があ
る。この方法では、無菌チャンバー内で口部の外側のフ
ィルムを充填ノズルに取り付けたカッターで破り、内容
品を充填すると、内容品は内側のフィルムの未シールの
部分を通って袋内部に入る。充填後、袋の反対面の外側
からフィルムを介して熱シールすることにより、口部の
内側のフィルムの未シールの部分をシールして袋を密封
するようにしたものである。
【0007】上記二つの方法では、無菌チャンバー中で
キャップを開栓したり、再びキャップを取り付け、密栓
する機構が不要なため、充填機のコストは比較的安くな
るが、特殊な口部品が必要になるため、袋のコストは逆
に高くなってしまう。また、内容品や殺菌剤が、充填後
も密封された口部の外側に付着しているので、充填後に
この部分を自動で洗浄する必要がある。更に、口部の内
部側面等に付着した殺菌剤が内容品の排出使用時に内容
品中に混入する畏れもある。そして、口部は内容品の注
入口と排出口とを兼ねているので、内容品の排出時には
口部を開けるのに、部品を押し込んだり、フィルムを破
るといった手間がかかる。ここで、排出専用の部品を袋
の別の位置に取り付けることも可能であるが、更に、袋
のコストが高くなってしまう。
キャップを開栓したり、再びキャップを取り付け、密栓
する機構が不要なため、充填機のコストは比較的安くな
るが、特殊な口部品が必要になるため、袋のコストは逆
に高くなってしまう。また、内容品や殺菌剤が、充填後
も密封された口部の外側に付着しているので、充填後に
この部分を自動で洗浄する必要がある。更に、口部の内
部側面等に付着した殺菌剤が内容品の排出使用時に内容
品中に混入する畏れもある。そして、口部は内容品の注
入口と排出口とを兼ねているので、内容品の排出時には
口部を開けるのに、部品を押し込んだり、フィルムを破
るといった手間がかかる。ここで、排出専用の部品を袋
の別の位置に取り付けることも可能であるが、更に、袋
のコストが高くなってしまう。
【0008】従って、上述したように、従来の無菌充填
用のシステムは、各々、充填機のコストが高い、包装袋
のコストが高い、殺菌剤の残留や混入の危険性、口部品
が特殊で使いにくい等の問題を有している。
用のシステムは、各々、充填機のコストが高い、包装袋
のコストが高い、殺菌剤の残留や混入の危険性、口部品
が特殊で使いにくい等の問題を有している。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、包装袋及び充填機のコストが安く、殺菌剤の残留や
混入の危険性がなく、且つ使いやすいのみならず、比較
的容量が大きくても好適に無菌充填をすることができる
包装袋及び無菌充填方法を提供することを目的とする。
で、包装袋及び充填機のコストが安く、殺菌剤の残留や
混入の危険性がなく、且つ使いやすいのみならず、比較
的容量が大きくても好適に無菌充填をすることができる
包装袋及び無菌充填方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、(1)袋本体の角部近傍に密封された充填
用口部を備えたことを特徴とする包装袋、及び(2)上
記(1)記載の包装袋の袋内部に上記充填用口部を利用
して内容品を無菌的に充填した後、上記袋本体の充填用
口部が取り付けられた近傍と内容品が充填されたその他
の部分との間を遮断する密封シール部を形成することを
特徴とする無菌充填方法を提供する。
成するため、(1)袋本体の角部近傍に密封された充填
用口部を備えたことを特徴とする包装袋、及び(2)上
記(1)記載の包装袋の袋内部に上記充填用口部を利用
して内容品を無菌的に充填した後、上記袋本体の充填用
口部が取り付けられた近傍と内容品が充填されたその他
の部分との間を遮断する密封シール部を形成することを
特徴とする無菌充填方法を提供する。
【0011】ここで、上記包装袋が、上記充填用口部と
は別に排出用口部を備えたものであったり、上記充填用
口部を破断して開封可能に密封したものであると、より
好適であり、また、上記包装袋が内袋として使用される
ものであると、更に好適である。そして、上記無菌充填
方法において、上記密封シール部を形成した後、該密封
シール部を境にして、上記袋本体の上記充填用口部側を
切り落とすと、より好適である。
は別に排出用口部を備えたものであったり、上記充填用
口部を破断して開封可能に密封したものであると、より
好適であり、また、上記包装袋が内袋として使用される
ものであると、更に好適である。そして、上記無菌充填
方法において、上記密封シール部を形成した後、該密封
シール部を境にして、上記袋本体の上記充填用口部側を
切り落とすと、より好適である。
【0012】即ち、本発明の包装袋は、袋本体の角部近
傍に密封された充填用口部を備えたものであるので、上
記充填用口部を利用して袋内部に無菌的に内容品を充填
した後、上記袋本体の充填用口部が取り付けられた近傍
と内容品が充填されたその他の部分との間を遮断する密
封シール部を形成することによって、特殊な形状の口部
品を使用せずに、包装袋の充填口部の殺菌、無菌充填、
再密封ができる。
傍に密封された充填用口部を備えたものであるので、上
記充填用口部を利用して袋内部に無菌的に内容品を充填
した後、上記袋本体の充填用口部が取り付けられた近傍
と内容品が充填されたその他の部分との間を遮断する密
封シール部を形成することによって、特殊な形状の口部
品を使用せずに、包装袋の充填口部の殺菌、無菌充填、
再密封ができる。
【0013】そして、上記包装袋は、上記充填用口部と
は別に、上記袋本体に排出用口部を備えたものであると
より好適である。この場合、充填に対する制約を考えず
に、使い勝手の良い各種排出用口部品を自由に選択使用
することができる。また、充填機の無菌チャンバーは、
充填口部分を収納する容積だけで済み、且つチャンバー
内にキャップの自動取り付け装置や再封装置が不要で、
簡単なシール装置とフィルムのカット装置を設ければよ
いため、充填機のコストが低く抑えられる。更に、包装
袋には特殊な形状の部品を付ける必要がなく、包装袋の
コストも低く抑えられる。
は別に、上記袋本体に排出用口部を備えたものであると
より好適である。この場合、充填に対する制約を考えず
に、使い勝手の良い各種排出用口部品を自由に選択使用
することができる。また、充填機の無菌チャンバーは、
充填口部分を収納する容積だけで済み、且つチャンバー
内にキャップの自動取り付け装置や再封装置が不要で、
簡単なシール装置とフィルムのカット装置を設ければよ
いため、充填機のコストが低く抑えられる。更に、包装
袋には特殊な形状の部品を付ける必要がなく、包装袋の
コストも低く抑えられる。
【0014】更に、充填用口部が袋本体の角部近傍に備
えられているので、無菌充填をした後、上記袋本体の充
填用口部が取り付けられた角部近傍と内容品が充填され
たその他の部分との間を遮断する密封シールをし、該密
封シール部を境にして袋本体の充填用口部側をシール後
に切り落とすことも容易であり、これによって、内容品
や、殺菌剤の付着した充填口部分を袋本体から分離、破
棄できる。
えられているので、無菌充填をした後、上記袋本体の充
填用口部が取り付けられた角部近傍と内容品が充填され
たその他の部分との間を遮断する密封シールをし、該密
封シール部を境にして袋本体の充填用口部側をシール後
に切り落とすことも容易であり、これによって、内容品
や、殺菌剤の付着した充填口部分を袋本体から分離、破
棄できる。
【0015】特に本発明の包装袋が、ドラム缶やバッグ
インボックスの内袋として使用される場合、この角部近
傍は内容品が入り込みにくい部分であるので、その内容
量が大幅に減少したりすることがなく、むしろこの角部
近傍に入り込んだ内容品は従来より排出不能の残留物と
して廃棄される場合が多く、角部近傍に密封シール部を
設けること乃至は更に該部分を切断することによって残
留物を少なくするという効果もある。
インボックスの内袋として使用される場合、この角部近
傍は内容品が入り込みにくい部分であるので、その内容
量が大幅に減少したりすることがなく、むしろこの角部
近傍に入り込んだ内容品は従来より排出不能の残留物と
して廃棄される場合が多く、角部近傍に密封シール部を
設けること乃至は更に該部分を切断することによって残
留物を少なくするという効果もある。
【0016】また、上記充填用口部が予め密封されてい
るので、包装袋内部の無菌状態が維持できる。なお、包
装袋内部を無菌状態とする方法は完成した包装袋をγ線
で殺菌したり、包装袋をクリーンな環境下で製造するな
ど、収納する内容品に要求される無菌のレベルに応じて
公知の手段を用いて適宜行うことができる。そして、口
部を開封可能に密封しておくことにより、ここから内容
品を注入することができる。本発明においては、この充
填用口部より内容品を注出することは予定していないの
で、充填用口部は再封性のないものであってもよい。従
って、口部の密封方法は、充填作業の行いやすい機構が
好ましく、口部をフィルムやシートで覆ったり、口部が
一体成形されて密封されている場合は、天面に薄肉部を
設けておき、内容品充填時に必要部のみ殺菌して口部の
密封部を破断することにより無菌的に開封し、充填する
ことができる。
るので、包装袋内部の無菌状態が維持できる。なお、包
装袋内部を無菌状態とする方法は完成した包装袋をγ線
で殺菌したり、包装袋をクリーンな環境下で製造するな
ど、収納する内容品に要求される無菌のレベルに応じて
公知の手段を用いて適宜行うことができる。そして、口
部を開封可能に密封しておくことにより、ここから内容
品を注入することができる。本発明においては、この充
填用口部より内容品を注出することは予定していないの
で、充填用口部は再封性のないものであってもよい。従
って、口部の密封方法は、充填作業の行いやすい機構が
好ましく、口部をフィルムやシートで覆ったり、口部が
一体成形されて密封されている場合は、天面に薄肉部を
設けておき、内容品充填時に必要部のみ殺菌して口部の
密封部を破断することにより無菌的に開封し、充填する
ことができる。
【0017】そして、上記包装袋を利用した本発明の
(2)無菌充填方法によれば、特別な口部、無菌充填設
備を使用しなくても、袋内に容易、且つ確実に内容品を
無菌充填することができ、充填された袋内の内容品の排
出も容易に行えるようにすることが可能となる。
(2)無菌充填方法によれば、特別な口部、無菌充填設
備を使用しなくても、袋内に容易、且つ確実に内容品を
無菌充填することができ、充填された袋内の内容品の排
出も容易に行えるようにすることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
包装袋自体及び充填機共に安価で、且つ殺菌剤の残留や
混入の危険がなく、使い勝手のよい包装袋及び無菌充填
方法が得られる。本発明の包装袋及び無菌充填方法は、
バッグインボックス用内袋、液体コンテナー用内袋又は
ドラム缶内袋のような比較的大型の容量の液体包装用の
包装袋、及びこのような包装袋に内容液を無菌充填する
無菌充填方法として、特に有用である。
包装袋自体及び充填機共に安価で、且つ殺菌剤の残留や
混入の危険がなく、使い勝手のよい包装袋及び無菌充填
方法が得られる。本発明の包装袋及び無菌充填方法は、
バッグインボックス用内袋、液体コンテナー用内袋又は
ドラム缶内袋のような比較的大型の容量の液体包装用の
包装袋、及びこのような包装袋に内容液を無菌充填する
無菌充填方法として、特に有用である。
【0019】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明について
図面を参照してより詳細に説明する。図1及び図2は本
発明の包装袋の一構成例を説明する包装袋1の平面図及
び側面図である。この包装袋1は、2枚のフィルムの四
周を熱溶着することによって袋本体2が形成されたもの
であり、この袋本体2は、四周の熱接着部3,3,3,
3を備えた平面四角形の形状を有し、その一の角部近傍
に充填用口部4を備えると共に、これとは別に排出用口
部5を備え、各口部4,5を密封した上で、袋内部を放
射線又は電子線によって殺菌したものである。
図面を参照してより詳細に説明する。図1及び図2は本
発明の包装袋の一構成例を説明する包装袋1の平面図及
び側面図である。この包装袋1は、2枚のフィルムの四
周を熱溶着することによって袋本体2が形成されたもの
であり、この袋本体2は、四周の熱接着部3,3,3,
3を備えた平面四角形の形状を有し、その一の角部近傍
に充填用口部4を備えると共に、これとは別に排出用口
部5を備え、各口部4,5を密封した上で、袋内部を放
射線又は電子線によって殺菌したものである。
【0020】ここで、袋本体2を形成するフィルムは、
通常、無菌充填用包装袋に使用されるフィルムを好適に
使用することができる。そのフィルム構成は、一層又は
二層以上であり、プラスチックフィルム単体、又は、プ
ラスチックフィルムの積層フィルム、プラスチックフィ
ルムとアルミニウム箔、プラスチックフィルムとアルミ
ニウム蒸着フィルム、プラスチックフィルムと紙との二
層以上の複合フィルムを使用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
通常、無菌充填用包装袋に使用されるフィルムを好適に
使用することができる。そのフィルム構成は、一層又は
二層以上であり、プラスチックフィルム単体、又は、プ
ラスチックフィルムの積層フィルム、プラスチックフィ
ルムとアルミニウム箔、プラスチックフィルムとアルミ
ニウム蒸着フィルム、プラスチックフィルムと紙との二
層以上の複合フィルムを使用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
【0021】上記プラスチックフィルムとして、具体的
には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
酢酸ビニルコポリマー製の単体フィルムや、ナイロン
(ポリアミド)、ポリエステル、延伸ポリプロピレン等
とポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル
コポリマー等の積層フィルム等の単層又は二層のフィル
ム等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。また、高いガスバリアー性が求められるときは、エ
チレンビニルアルコールコポリマーやポリアミド、アル
ミ箔、アルミ蒸着フィルム等の防気性材料を積層すると
好適であるが、これらに限定されるものではない。
には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
酢酸ビニルコポリマー製の単体フィルムや、ナイロン
(ポリアミド)、ポリエステル、延伸ポリプロピレン等
とポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル
コポリマー等の積層フィルム等の単層又は二層のフィル
ム等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。また、高いガスバリアー性が求められるときは、エ
チレンビニルアルコールコポリマーやポリアミド、アル
ミ箔、アルミ蒸着フィルム等の防気性材料を積層すると
好適であるが、これらに限定されるものではない。
【0022】なお、上記フィルムの厚さは、特に制限さ
れるものではなく、包装袋1の用途、大きさなどに合わ
せて適宜選定することができる。
れるものではなく、包装袋1の用途、大きさなどに合わ
せて適宜選定することができる。
【0023】充填用口部4、排出用口部5の取り付け方
法は、特に制限されるものではなく、例えば、袋本体2
に予め孔を開けておき、その孔を覆うように充填用口部
4、排出用口部5をそれぞれ熱シールによって取り付け
るなどの方法によって取り付けることができる。
法は、特に制限されるものではなく、例えば、袋本体2
に予め孔を開けておき、その孔を覆うように充填用口部
4、排出用口部5をそれぞれ熱シールによって取り付け
るなどの方法によって取り付けることができる。
【0024】ここで、充填用口部4は、その材質が特に
制限されるものではなく、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のプラスチック成形品等が好適であり、充填
用口部4の充填口は、フィルム4a(図4参照)のシー
ルによって密封されているが、本発明において、充填用
口部の密封方法は、特に制限されず、例えば押し蓋式の
キャップ、ねじ込み式のキャップ、逆止弁方式、薄膜に
よる一体成形等の適宜方法をとることができる。また、
無菌チャンバー内に充填用口部を取り込んで無菌充填を
行う場合、充填用口部4を、イージーピールフィルム、
薄膜で覆うことによって切断により開封可能となるよう
に密封しておくと、充填口周囲を殺菌した殺菌液が内容
品に混入することなく開封することができる。
制限されるものではなく、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のプラスチック成形品等が好適であり、充填
用口部4の充填口は、フィルム4a(図4参照)のシー
ルによって密封されているが、本発明において、充填用
口部の密封方法は、特に制限されず、例えば押し蓋式の
キャップ、ねじ込み式のキャップ、逆止弁方式、薄膜に
よる一体成形等の適宜方法をとることができる。また、
無菌チャンバー内に充填用口部を取り込んで無菌充填を
行う場合、充填用口部4を、イージーピールフィルム、
薄膜で覆うことによって切断により開封可能となるよう
に密封しておくと、充填口周囲を殺菌した殺菌液が内容
品に混入することなく開封することができる。
【0025】排出用口部5は、その材質が特に制限され
るものではなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
等のプラスチック成形品であり、排出口はキャップ5a
により密封されている。
るものではなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
等のプラスチック成形品であり、排出口はキャップ5a
により密封されている。
【0026】この包装袋1は、その用途などが特に制限
されるものではないが、例えばバッグインボックス用内
袋、大型液体コンテナー用内袋、ドラム缶内袋等の各種
内袋とすると、好適である。なお、その大きさは、特に
制限されるものではないが、通常、1〜2000リット
ル、特に2〜1000リットル程度が好適である。
されるものではないが、例えばバッグインボックス用内
袋、大型液体コンテナー用内袋、ドラム缶内袋等の各種
内袋とすると、好適である。なお、その大きさは、特に
制限されるものではないが、通常、1〜2000リット
ル、特に2〜1000リットル程度が好適である。
【0027】次に、図3〜図9を参照して、上記包装袋
1を無菌充填用包装袋として利用し、袋内に内容品を無
菌充填する本発明の無菌充填方法の一構成例を説明す
る。なお、図3は包装袋1に内容品Aを充填している状
態、図4〜図8は充填用口部4近傍の拡大断面図を示
し、図9は、無菌充填後の包装袋1の平面図である。
1を無菌充填用包装袋として利用し、袋内に内容品を無
菌充填する本発明の無菌充填方法の一構成例を説明す
る。なお、図3は包装袋1に内容品Aを充填している状
態、図4〜図8は充填用口部4近傍の拡大断面図を示
し、図9は、無菌充填後の包装袋1の平面図である。
【0028】包装袋1は、上述したように、各口部4,
5を密封した後で、放射線又は電子線によって殺菌され
ているので、包装袋1の内部は無菌状態であり、細菌等
の微生物は、各口部4,5が開けられない限り、包装袋
1の内部に入ることはない。そこで、口部4,5を密封
した状態で包装袋1を無菌充填設備のところに運び込
み、無菌充填を行う。
5を密封した後で、放射線又は電子線によって殺菌され
ているので、包装袋1の内部は無菌状態であり、細菌等
の微生物は、各口部4,5が開けられない限り、包装袋
1の内部に入ることはない。そこで、口部4,5を密封
した状態で包装袋1を無菌充填設備のところに運び込
み、無菌充填を行う。
【0029】ここで、本発明において使用する無菌充填
機は、その種類が特に制限されるものではなく、例えば
図4に示す無菌充填機Bのように、公知の無菌充填機を
使用することができる。
機は、その種類が特に制限されるものではなく、例えば
図4に示す無菌充填機Bのように、公知の無菌充填機を
使用することができる。
【0030】この無菌充填機Bは、ノズル先端10aと
内容品A(図3参照)が流入する内容品流入口10bを
備えた無菌ノズル10と、その内部の気密状態を維持し
たまま上下に摺動して、内容品流入口10bの開口部の
開閉、内容品の押し出し、ノズル先端10aの開口部の
開閉をする弁体11とを備えている。無菌ノズル10の
ノズル先端10aには、高温の蒸気、過酸化水素等の殺
菌剤の流入口12a及び排出口12bが設けられている
と共に、その下側に口部ホルダー13,13が備えられ
ている。そして、ノズル先端10aの下端部には、Oリ
ング14がパッキン材として設けられており、これによ
って、口部上面と無菌ノズル10のノズル先端10aと
の密着気密性が高められている。また、弁体11の下端
部にはフィルムカッター11aが備えられている。
内容品A(図3参照)が流入する内容品流入口10bを
備えた無菌ノズル10と、その内部の気密状態を維持し
たまま上下に摺動して、内容品流入口10bの開口部の
開閉、内容品の押し出し、ノズル先端10aの開口部の
開閉をする弁体11とを備えている。無菌ノズル10の
ノズル先端10aには、高温の蒸気、過酸化水素等の殺
菌剤の流入口12a及び排出口12bが設けられている
と共に、その下側に口部ホルダー13,13が備えられ
ている。そして、ノズル先端10aの下端部には、Oリ
ング14がパッキン材として設けられており、これによ
って、口部上面と無菌ノズル10のノズル先端10aと
の密着気密性が高められている。また、弁体11の下端
部にはフィルムカッター11aが備えられている。
【0031】この無菌充填機Bを使用して、包装袋1内
に内容品Aを無菌充填するには、まず、図4に示すよう
に、口部ホルダー13,13によって、包装袋1の充填
用口部4の充填口上面を無菌ノズル10のノズル先端1
0aに気密に密着させる。その後、図示しないバルブを
開けて、ノズル先端10aの流入口12aから排出口1
2bへと高温の蒸気、過酸化水素等の殺菌剤を通して、
ノズル先端10aを充填用口部4の充填口上部外面を含
めて殺菌する。ここで、高温の蒸気、過酸化水素等の殺
菌剤による殺菌は、それぞれ単独で行ってもよく、これ
らを併用してもよい。そして、殺菌した後は、再び図示
しないバルブを閉じる。
に内容品Aを無菌充填するには、まず、図4に示すよう
に、口部ホルダー13,13によって、包装袋1の充填
用口部4の充填口上面を無菌ノズル10のノズル先端1
0aに気密に密着させる。その後、図示しないバルブを
開けて、ノズル先端10aの流入口12aから排出口1
2bへと高温の蒸気、過酸化水素等の殺菌剤を通して、
ノズル先端10aを充填用口部4の充填口上部外面を含
めて殺菌する。ここで、高温の蒸気、過酸化水素等の殺
菌剤による殺菌は、それぞれ単独で行ってもよく、これ
らを併用してもよい。そして、殺菌した後は、再び図示
しないバルブを閉じる。
【0032】その後、図5に示すように、弁体11を無
菌ノズル10内で下方に摺動させて、その下端部に備え
られたフィルムカッター11aにより、充填用口部4の
充填口上部のフィルム4a(充填用口部4の密封方法が
薄膜による一体成形の場合、薄膜)を破る。そして、図
6に示すように、弁体11を無菌ノズル10内で上方に
摺動させて、フィルムカッター11aを上昇させると共
に、内容品流入口10bと無菌ノズル10内とを連通さ
せることによって、内容品流入口10bからノズル先端
10a内に殺菌済みの内容品A(図3参照)が流れ込
み、予め殺菌済の包装袋1内に充填される。内容品を充
填した後、図7に示すように、再び弁体11を無菌ノズ
ル10内で下方に摺動させて、弁体11の下部によりノ
ズル先端10aを閉塞して、無菌ノズル10内を密閉状
態にした後、袋本体2の充填用口部4取り付け側(角部
近傍)とその他の部分との間をシーラーCによって密封
シールして、袋本体2に密封シール部6を形成する。こ
こで、密封シールの方法としては、特に制限されず、例
えば電熱線ヒーターによるインパルスシール、熱板シー
ル、超音波シール、高周波シール等の方法を適宜使用す
ることができる。
菌ノズル10内で下方に摺動させて、その下端部に備え
られたフィルムカッター11aにより、充填用口部4の
充填口上部のフィルム4a(充填用口部4の密封方法が
薄膜による一体成形の場合、薄膜)を破る。そして、図
6に示すように、弁体11を無菌ノズル10内で上方に
摺動させて、フィルムカッター11aを上昇させると共
に、内容品流入口10bと無菌ノズル10内とを連通さ
せることによって、内容品流入口10bからノズル先端
10a内に殺菌済みの内容品A(図3参照)が流れ込
み、予め殺菌済の包装袋1内に充填される。内容品を充
填した後、図7に示すように、再び弁体11を無菌ノズ
ル10内で下方に摺動させて、弁体11の下部によりノ
ズル先端10aを閉塞して、無菌ノズル10内を密閉状
態にした後、袋本体2の充填用口部4取り付け側(角部
近傍)とその他の部分との間をシーラーCによって密封
シールして、袋本体2に密封シール部6を形成する。こ
こで、密封シールの方法としては、特に制限されず、例
えば電熱線ヒーターによるインパルスシール、熱板シー
ル、超音波シール、高周波シール等の方法を適宜使用す
ることができる。
【0033】密封シールを行った後、図8及び図9に示
すように、袋本体2の密封シール部6をカッター7等の
適宜手段によってカットして、密封シール部6を境にし
て充填用口部4の付いた袋コーナー部(角部近傍)を袋
本体2から切り離す。その後、口部ホルダー13,13
を解除して、ノズル先端10aと充填用口部4とを離
す。このとき、充填用口部4の充填口開口部は外気に開
放されるが、既に、充填用口部4は、袋本体2から切り
離されており、残った袋本体2内部は、密封シール部6
によって密封シールされているので、微生物が包装袋1
内に侵入することはない。
すように、袋本体2の密封シール部6をカッター7等の
適宜手段によってカットして、密封シール部6を境にし
て充填用口部4の付いた袋コーナー部(角部近傍)を袋
本体2から切り離す。その後、口部ホルダー13,13
を解除して、ノズル先端10aと充填用口部4とを離
す。このとき、充填用口部4の充填口開口部は外気に開
放されるが、既に、充填用口部4は、袋本体2から切り
離されており、残った袋本体2内部は、密封シール部6
によって密封シールされているので、微生物が包装袋1
内に侵入することはない。
【0034】このようにして内容品が無菌充填された包
装袋1から内容品を排出する場合は、排出用口部5を開
栓し、排出用口部5の排出口を利用して容易に取り出す
ことができる。なお、本発明の無菌充填方法に使用する
無菌充填用包装袋は、包装袋1のように、充填用口部4
とは別に排出用口部5を設けたものである必要はなく、
排出用口部を設けない無菌充填用包装袋であっても、上
述したように無菌充填を行った後、包装袋の適宜部分を
カットすることで、包装袋を開封することができる。
装袋1から内容品を排出する場合は、排出用口部5を開
栓し、排出用口部5の排出口を利用して容易に取り出す
ことができる。なお、本発明の無菌充填方法に使用する
無菌充填用包装袋は、包装袋1のように、充填用口部4
とは別に排出用口部5を設けたものである必要はなく、
排出用口部を設けない無菌充填用包装袋であっても、上
述したように無菌充填を行った後、包装袋の適宜部分を
カットすることで、包装袋を開封することができる。
【0035】以上説明したように、無菌充填用包装袋1
に内容品を無菌充填すると、無菌充填用包装袋1が大型
の包装袋であっても、充填用口部4をカバーするだけの
容量の無菌チャンバーですみ、且つ包装袋、充填機共
に、複雑な再密封機構を必要とせずに無菌充填を行うこ
とができる。
に内容品を無菌充填すると、無菌充填用包装袋1が大型
の包装袋であっても、充填用口部4をカバーするだけの
容量の無菌チャンバーですみ、且つ包装袋、充填機共
に、複雑な再密封機構を必要とせずに無菌充填を行うこ
とができる。
【0036】なお、本発明は、上記構成に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
することができる。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
することができる。
【図1】本発明の包装袋の一構成例を説明する概略平面
図である。
図である。
【図2】上記包装袋の概略側面図である。
【図3】本発明の無菌充填方法の一構成例を説明する概
略側面図である。
略側面図である。
【図4】上記無菌充填方法を説明するために充填部分を
模式的に拡大して示した説明図である。
模式的に拡大して示した説明図である。
【図5】上記無菌充填方法を説明するために充填部分を
模式的に拡大して示した説明図である。
模式的に拡大して示した説明図である。
【図6】上記無菌充填方法を説明するために充填部分を
模式的に拡大して示した説明図である。
模式的に拡大して示した説明図である。
【図7】上記無菌充填方法を説明するために充填部分を
模式的に拡大して示した説明図である。
模式的に拡大して示した説明図である。
【図8】上記無菌充填方法を説明するために充填部分を
模式的に拡大して示した説明図である。
模式的に拡大して示した説明図である。
【図9】上記無菌充填方法を行った後の包装袋の概略平
面図である。
面図である。
1 包装袋 2 袋本体 4 充填用口部 5 排出用口部 6 密封シール部
Claims (6)
- 【請求項1】 袋本体の角部近傍に密封された充填用口
部を備えたことを特徴とする包装袋。 - 【請求項2】 上記充填用口部とは別に排出用口部を備
えた請求項1記載の包装袋。 - 【請求項3】 上記充填用口部を破断により開封可能と
なるように密封した請求項1又は2記載の包装袋。 - 【請求項4】 上記包装袋が内袋として使用されるもの
である請求項1、2又は3記載の包装袋。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の包
装袋の袋内部に上記充填用口部を利用して内容品を無菌
的に充填した後、上記袋本体の充填用口部が取り付けら
れた近傍と内容品が充填されたその他の部分との間を遮
断する密封シール部を形成することを特徴とする無菌充
填方法。 - 【請求項6】 上記密封シール部を形成した後、該密封
シール部を境にして、上記袋本体の上記充填用口部側を
切り落とす請求項5記載の無菌充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069014A JP2002264911A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 包装袋及び無菌充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069014A JP2002264911A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 包装袋及び無菌充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002264911A true JP2002264911A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18927111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001069014A Pending JP2002264911A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 包装袋及び無菌充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002264911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138006A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社油人 | 廃油回収方法 |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001069014A patent/JP2002264911A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138006A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社油人 | 廃油回収方法 |
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