JPH11170442A - 透明性赤外線カットオフフィルム - Google Patents

透明性赤外線カットオフフィルム

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JPH11170442A
JPH11170442A JP9364127A JP36412797A JPH11170442A JP H11170442 A JPH11170442 A JP H11170442A JP 9364127 A JP9364127 A JP 9364127A JP 36412797 A JP36412797 A JP 36412797A JP H11170442 A JPH11170442 A JP H11170442A
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layer
film
resin
infrared
base film
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Shinichi Takahashi
真一 高橋
Kazunori Iketani
和則 池谷
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Tomoegawa Co Ltd
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITOを用いながら、低コストで製造するこ
とができるとともに、金属的な光沢が抑制され、さらに
良好な電磁波透過性を示す透明性赤外線カットオフフィ
ルムを提供する。 【解決手段】 ベースフィルム1の表面側に、ITO粉
末+樹脂の導電性塗料を塗布して赤外線カットオフ層3
を形成し、赤外線カットオフ層3の表面側にハードコー
ト層2を形成し、ベースフィルム1の裏面側に粘着層4
を形成する。赤外線カットオフ層3におけるITO粉末
と樹脂との混合比を重量比で90/10〜60/40に
配合することで透明性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建物や自
動車等の窓ガラスに、主に太陽光の赤外線を遮蔽(カッ
トオフ)することを目的として貼られる透明性赤外線カ
ットオフフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】可視領域の光に対して透明(透過性)で
あって、かつ赤外領域の光に対しては反射あるいは吸収
させる赤外線カットオフ機能を有する透明フィルムは、
主に、放射される太陽光の熱影響を抑制するために従来
より用いられている。例えば、建物や自動車等の窓ガラ
スに貼ることにより、窓ガラスを通して日射を直接受け
ても暑さが抑えられる。また、夏季では室温の上昇が抑
えられて冷房効率が向上し、冬季では室内の保温効果が
向上する。さらに、窓ガラスが割れた際に飛散が防止さ
れるといった付加的効果ももたらされる。このような透
明性赤外線カットオフフィルムは、一般に、PET(ポ
リエチレンテレフタレート)等の合成樹脂からなるベー
スフィルムの片面に、赤外線カットオフ層が積層され、
ベースフィルム側に表面の保護層としてハードコート層
が積層され、赤外線カットオフ層側に粘着層を介して紙
やフィルム等からなるセパレート材が貼着された構成と
なっており、セパレート材を粘着層から剥がし、粘着層
をガラスに貼って用いるようになっている。
【0003】ところで、上記赤外線カットオフ層は、従
来、各種赤外線吸収剤(例えばイモニウム、アミニウ
ム、アントラキノン系の化合物)や赤外線反射剤(例え
ばZnO、SnO2 、フタロシアン系の顔料等)を塗布
するなどの方法でベースフィルム上に形成されていた。
しかしながら、従来の赤外線吸収剤では、例えば暗褐色
や暗青色等に着色されてしまって可視光線透過率が50
%以下と透明性に劣ったり、1000nmあるいは15
00nm以上の長波長領域の赤外線しか吸収しないか、
または、ごく一部の波長領域の赤外線のみを吸収するも
のでしかなかった。そこで、このような赤外線吸収剤ま
たは赤外線反射剤の欠点を改善する導電性粉末として開
発された錫含有酸化インジウム(以下ITOと略記す
る)を、真空蒸着法やスパッタリング法によって薄膜形
成する方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ITOを、真空蒸
着法やスパッタリング法でベースフィルム上に形成する
ことにより、800〜2500nm程度の赤外線を反射
することができ、かつ高い透明性を有する赤外線カット
オフフィルムの提供が可能となった。しかしながら、こ
の場合では、高真空や精度の高い雰囲気制御が必要な装
置を使用しなければならないことから、コストが高くな
るとともに量産性に劣るといった問題があった。また、
その薄膜形成法の特性から、可視光線の反射面が金属的
な光沢を有するものとなり、この点で高透明性ではあっ
ても視覚的に不満を惹起するものであった。さらに、電
磁波に対する抵抗が比較的低く、その電磁波が吸収され
てしまうことから、例えば車内での携帯電話やカーナビ
ゲーションシステムの使用に支障をきたす場合があっ
た。したがって本発明は、ITOを用いながら、低コス
トで製造することができるとともに、金属的な光沢が抑
制され、さらに良好な電磁波透過性を示す透明性赤外線
カットオフフィルムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、透明導電性
粉末であるITOを樹脂中に混合・分散させた導電性塗
料をベースフィルム上に塗布法により積層させる手法が
上記目的の達成に最適であることを見い出し、本発明に
到達した。具体的には、ITO粉末と樹脂の配合比に着
目して種々検討を行ったところ、ITO粉末と樹脂の混
合比が、重量比で90/10〜60/40、好ましくは
85/15〜65/35、さらに好ましくは80/20
〜70/30の場合に、高い透明性を有し、かつ曇りの
少ない(例えばJIS K7105によるHAZE値が
1.0以下)赤外線カットオフフィルムを得ることがで
きた。ちなみに、上記数値限定の根拠は、次による。す
なわち、ITO粉末の混合比が90重量%超の場合に
は、ITO粉末によって着色されたり曇りの度合いが高
くなったりするとともに金属光沢が増し、赤外線カット
オフ層の剥離や凝集破壊を招き、さらにベースフィルム
との密着性に劣る。また、ITO粉末の混合比が60重
量%未満の場合には、目的とする赤外線カットオフが達
成されずITO粉末の粒子と樹脂との屈折率の差に基づ
きHAZE値が高くなり不適当である。なお、フィルム
として実際に使用する場合には、表面側にハードコート
剤を塗布してハードコート層を積層し、また、裏面側に
粘着剤を塗布して粘着層を積層してフィルムとし、使用
するガラス等に粘着層を貼って用いる。ここで、ベース
フィルム、ハードコート剤および粘着剤は、いずれも高
透明性を有する材料を用いることは自明である。
【0006】したがって本発明は、ベースフィルム上の
少なくとも片面に、錫含有酸化インジウム粉末と樹脂と
を重量比で90/10〜60/40含有する赤外線カッ
トオフ層が設けられていることを特徴としている。
【0007】上記構成により、曇りの少ない(HAZE
値の低い)高透明性を有する透明性赤外線カットオフフ
ィルムを得ることができる。また、ITO粉末を樹脂に
混合した導電性塗料をベースフィルム上に塗布法で積層
するので、真空蒸着法やスパッタリング法と比較して薄
膜形成に要するコストが大幅に低減するとともに、金属
的な光沢が抑制される。さらに、ITO粉末が樹脂中に
分散されることにより、電磁波の透過性がよくなり、例
えば車内での携帯電話やカーナビゲーションシステムの
使用に支障をきたすおそれがない。なお、ITO粉末を
樹脂に混合した導電性塗料をベースフィルム上に塗布す
る方法としては、ワイヤバーコーティング法、ドクター
ブレードコーティング法、グラビアコート法、ディップ
コート法等が挙げられる。
【0008】また、本発明では、前記赤外線カットオフ
層に、ZnO、SnO2、TiO2等の顔料を混入するこ
とができる。すなわち、これら顔料をITOとともに前
記樹脂に混合させて赤外線カットオフ層を構成する。顔
料はITOとともに赤外線カットオフ機能を果たし、そ
の赤外線カットオフ波長領域は1200〜2500nm
である。したがって、ITOとの組み合わせにより近赤
外と呼ばれる800〜2500nmの赤外線波長をカッ
トオフすることが可能となる。また、上記顔料を混合す
ることにより、樹脂へのITOの配合比を上記範囲内に
おいて低目に設定することができ、その結果、比較的高
価なITOの使用量が低減してコストダウンを図ること
ができる。さらに、これらの顔料は平均粒径が100n
m以下であることが、金属光沢の抑制や良好な電磁波透
過性を達成するためにも必要である。
【0009】なお、本発明は赤外線カットオフを主目的
とするフィルムではあるが、上記各層の少なくとも一層
に紫外線吸収剤を適宜に添加することにより、紫外線カ
ットオフ効果も合わせて得ることができる。
【0010】次に、上記構成よりなる本発明の透明性赤
外線カットオフフィルムの各層を構成する材料について
詳述する。 (1)層を構成する材料A.ベースフィルム ベースフィルムとしては、公知の透明なフィルムを使用
することができる。その具体例としては、PET、TA
C(トリアセチルセルロース)、ポリアリレート、ポリ
エーテル、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリビニルアルコール等の各種樹脂フィルム等を
好適に使用することができる。中でも、透明性の点では
TACが好ましい。
【0011】B.赤外線カットオフ層のITO粉末 本発明の赤外線カットオフ層の透明性および分散性は、
ITO粉末の平均粒径に依存することが考慮される。そ
こで本発明者は、平均粒径を種々設定して透明性および
分散性を調査したところ、平均粒径が100nm以下の
場合に透明性および分散性が特に良好となり、さらに5
0nm以下、最も好ましくは25〜35nmであると、
クリアな視界と電磁波透過性が確保されるに至った。
【0012】ITO粉末は、一般周知の製法、すなわ
ち、Inと少量のSnの水溶塩を含む水溶液をアルカリ
と反応させてInとSnの水酸化物を共沈させ、この共
沈物を原料として得た後、この原料を、CO、NH3
2等の還元性雰囲気中で加熱焼成して酸化物に変換さ
せたものが用いられる。この場合のITO粉末は、上記
原料を還元性雰囲気中で加熱焼成しており、その成分モ
ル比でIn/Sn/O2 が100/5〜10/0.5〜
10であり好ましくは100/5〜10/0.5〜2で
ある。このように還元処理されたITO粉末は、青色を
呈している。このようなITO粉末は、最短赤外線カッ
トオフ波長が800nmと、きわめて赤外線カットオフ
機能に優れている。また、ITO粉末の平均粒径は、上
述したように、100nm以下が好ましく、50nm以
下であればより好ましい。
【0013】C.赤外線カットオフ層の樹脂 ITOを分散的に混合させる樹脂は、高透明性を有する
ものが適宜に用いられ、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、エポキシ系樹脂等の紫外線硬化型樹脂、もしくはメ
ラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、シリコ
ン変成樹脂等の熱硬化型樹脂、さらに、アクリル系、ウ
レタン系、ポリエステル系の熱可塑性樹脂であってベー
スフィルムと同様に高透明性を有するものが適宜に選択
される。
【0014】D.顔料 赤外線カットオフ層に混入される顔料は、上述したよう
に、ZnO、SnO2、TiO2 等の顔料が用いられ
る。
【0015】E.ハードコート層 ハードコート層を形成するか、もしくは赤外線カットオ
フ層に混入されるハードコート剤は、放射線、熱のいず
れかもしくは組み合わせにより硬化する樹脂を用いるこ
とができる。放射線硬化型樹脂としては、アクリロイル
基、メタアクリロイル基、アクリロロイルオキシ基、メ
タアクリロイルオキシ基等重合性不飽和結合を有するモ
ノマー、オリゴマー、プレポリマーを適宜混合した組成
物が用いられる。モノマーの例としては、スチレン、ア
クリル酸メチル、メチルメタクリレート、メトキシポリ
エチレンメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、フェノキシエチルメタクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート等を挙げることができる。オリゴマー、プレポリマ
ーとしては、ポリエステルアクリレート、ポリウレタン
アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルア
クリレート、アルキットアクリレート、メラミンアクリ
レート、シリコンアクリレート等のアクリレート、不飽
和ポリエステル、エポキシ系化合物等を挙げることがで
きる。これらは単独、もしくは複数混合して使用しても
良い。モノマーは硬化膜の可撓性が要求される場合は少
な目にし、さらに架橋密度を低くするためには、1官
能、2官能のアクリレート系モノマーを使用することが
好ましく、逆に、硬化膜に耐熱性、耐摩耗性、耐溶剤性
等過酷な耐久性を要求される場合は、モノマーの量を増
やし、3官能以上のアクリレート系モノマーを使用する
ことが好ましい。
【0016】上記のような放射線硬化型樹脂を硬化する
には、例えば紫外線、電子線、X線などの放射線を照射
すれば良いが、必要に応じて適宜重合開始剤を添加する
ことができる。なお、紫外線により硬化させる場合は、
光重合開始剤を添加する必要がある。光重合開始剤とし
ては、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジル
ジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フ
ェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオ
メチルフェニル)プロパン−1−オン等のアセトフェノ
ン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、ベンゾ
フェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニ
ルベンゾフェノン、4−ベンゾイル4’−メチル−ジフ
ェニルサルファイド、4−ベンゾイル−N,N−ジメチ
ル−N−[2−(1−オキソ−2−プロペニルオキシ)
エチル]ベンゼンメタナミニウムプロミド、(4−ベン
ゾイルベンジル)トリメチルアンモニウムクロリド等の
ベンゾフェノン類、2,4ジエチルチオキサントン、1
−クロロ−4−ジクロロチオキサントン等のチオキサン
トン類、2,4,6トリメチルベンゾイルジフェニルベ
ンゾイルオキサイド等を挙げることができる。これらは
単独もしくは複数、混合して使用することができる。ま
た、促進剤(増感剤)として、N,N−ジメチルパラト
ルイジン、4,4’−ジエチルアミノベンゼンフェノン
等アミン系化合物を混合し、使用することもできる。
【0017】さらに、ハードコート剤として用いる樹脂
としては、特に、酸素阻害や硬化収縮が少なく、透明密
着性に優れる点で、紫外線硬化型のエポキシ系化合物を
用い、かつ光重合開始剤としてカチオン重合開始剤を少
なくとも含有したものが、ITOの分散性が良好なこと
から好ましい。具体的なエポキシ系化合物としては、テ
トラメチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル等のグリシジルエーテル、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェ
ノールA−ジエポキシ−アクリル酸付加物等のエポキシ
エステル等が挙げられる。光カチオン重合開始剤の配合
量は、主剤に対し、0.1〜10重量%の範囲が望まし
い。この配合量は、0.1%より少なくても、また10
%より多くても、紫外線硬化は不十分である。
【0018】F.粘着層 粘着層を形成する粘着剤は、例えばアクリル系粘着剤が
用いられ、これに硬化剤として、例えば金属キレート
系、イソシアネート系、エポキシ系の架橋剤が必要に応
じて1種あるいは2種以上混合されて用いられる。この
ような粘着剤は、粘着層としての粘着力(JIS Z0
237による)が100〜2000g/25mmの範囲
になるよう配合されると実用上好ましい。また、粘着層
の厚さは、乾燥後で15〜25μm程度が好ましい。
【0019】G.その他の材料 ・赤外線カットオフ層を形成する導電性塗料に添加され
る溶剤 赤外線カットオフ層を形成する導電性塗料は、上記IT
Oおよび樹脂からなるが、これに溶剤として、ベンゼ
ン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノン等の有機溶剤を、1種もしくは
2種以上適宜に添加することができる。 ・赤外線カットオフ層を形成する導電性塗料に添加され
る界面活性剤 ITO粉末の分散性を向上させる目的で、赤外線カット
オフを形成する導電性塗料に微量の界面活性剤(例えば
ノニオン系)を添加することができる。
【0020】(2)層構成 さて、本発明の透明性赤外線カットオフフィルムは、上
記のように、ベースフィルムに、ITO粉末+樹脂の導
電性塗料よりなる赤外線カットオフ層が積層され、表面
側にハードコート層が、また、裏面側に粘着層がそれぞ
れ積層されるものであるが、具体的な層構成の好ましい
態様は、以下の如くである。A.第1の層構成 図1に示すように、ベースフィルム1の表面側(図で上
側)にハードコート層2が積層され、一方、ベースフィ
ルム1の裏面側(図で下側)に赤外線カットオフ層3が
積層され、さらにこの赤外線カットオフ層3の裏面側に
粘着層4が積層されている。B.第2の層構成 図2に示すように、ベースフィルム1の表面側に赤外線
カットオフ層3が積層され、さらにこの赤外線カットオ
フ層3の表面側にハードコート層2が積層され、一方、
ベースフィルム1の裏面側に粘着層4が積層されてい
る。これによると、例えば、フィルムをガラス等に貼っ
た後に修正等のため引き剥がした際、粘着層4とベース
フィルム1との密着性が強固なため、フィルム全体をス
ムーズに引き剥がすことができ、粘着層4がガラスに残
って後処理に手間がかかる不具合を招かない。C.第3の層構成 図3に示すように、ベースフィルム1の表面側に赤外線
カットオフ層3が積層され、一方、ベースフィルム1の
裏面側に粘着層4が積層されている。この場合、赤外線
カットオフ層3における樹脂がハードコート剤を兼用
し、したがって、表層である赤外線カットオフ層3は、
赤外線カットオフ層+ハードコート層となっている。こ
れによれば、層の数が減少して層間の屈折率の差が低減
し、その結果、透過率の上昇すなわち透明性の向上およ
び生産性の向上が図られるため、最も好ましい層構成で
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例によってさ
らに詳細に説明する。 [実施例1] −導電性塗料の配合− ・ITO粉末(一次粒子径:約30nm,成分モル比:In/Sn/O2= 100/5〜10/0.9,青色粉末) 30g ・樹脂(ハードコート剤) アクリル−エポキシ系紫外線硬化型樹脂 10g (旭電化工業社製:KR−566) ・溶剤 シクロヘキサノン 60g 以上の材料を、ペイントシェーカーにてアクリルビーズ
を用いて10時間混合・分散させて導電性塗料を調整し
た。
【0022】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥後、120Wで紫外線
照射して硬化させ、厚さ3μmの赤外線カットオフ層を
形成した。次に、PETフィルムの裏面に、紫外線吸収
剤(チバガイギー社製:チヌビンT−328)を粘着剤
固形分に対して3%混合させたアクリル系の粘着剤(一
方社油脂工業社製:AS−6000)をアプリケータで
塗布し、100℃で乾燥して厚さ20μmの透明性赤外
線カットオフフィルムを得た。
【0023】 [実施例2] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 32g ・樹脂(ハードコート剤) アクリル−エポキシ系紫外線硬化型樹脂 8g (旭電化工業社製:KR−566) ・溶剤 シクロヘキサノン 60g 以上の材料を、ペイントシェーカーにてアクリルビーズ
を用いて10時間混合・分散させて導電性塗料を調整し
た。
【0024】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥後、120Wで紫外線
照射して硬化させ、厚さ3μmの赤外線カットオフ層を
形成した。次に、PETフィルムの裏面に、紫外線吸収
剤(チバガイギー社製:チヌビンT−328)を粘着剤
固形分に対して3%混合させたアクリル系の粘着剤(一
方社油脂工業社製:AS−6000)をアプリケータで
塗布し、100℃で乾燥して厚さ20μmの透明性赤外
線カットオフフィルムを得た。
【0025】 [実施例3] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 26g ・樹脂(ハードコート剤) アクリル−エポキシ系紫外線硬化型樹脂 14g (旭電化工業社製:KR−566) ・溶剤 シクロヘキサノン 60g 以上の材料を、ペイントシェーカーにてアクリルビーズ
を用いて10時間混合・分散させて導電性塗料を調整し
た。
【0026】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥後、120Wで紫外線
照射して硬化させ、厚さ3μmの赤外線カットオフ層を
形成した。次に、PETフィルムの裏面に、紫外線吸収
剤(チバガイギー社製:チヌビンT−328)を粘着剤
固形分に対して3%混合させたアクリル系の粘着剤(一
方社油脂工業社製:AS−6000)をアプリケータで
塗布し、100℃で乾燥して厚さ20μmの透明性赤外
線カットオフフィルムを得た。
【0027】 [実施例4] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 30g ・樹脂 ポリエステル系樹脂(東洋紡社製:バイロン200) 10g ・溶剤 シクロヘキサノン 60g ポリエステル系樹脂(バイロン200)については、あ
らかじめ樹脂10gとシクロヘキサン60gを混合し、
攪拌、溶解しておく。以上の材料を、ペイントシェーカ
ーにてアクリルビーズを用いて10時間混合・分散させ
て導電性塗料を調整した。
【0028】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(裏面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥させて厚さ1.5μm
の赤外線カットオフ層を形成した。次に、PETフィル
ムの表面にハードコート剤として紫外線硬化型樹脂(旭
電化工業社製:KR−566)をアプリケータで塗布
後、120Wで紫外線照射して硬化させ、厚さ3μmの
ハードコート層を形成した。次に、赤外線カットオフ層
面(裏面側)に、紫外線吸収剤(チバガイギー社製:チ
ヌビンT−328)を粘着剤固形分に対して3%混合さ
せたアクリル系の粘着剤(一方社油脂工業社製:AS−
6000)をアプリケータで塗布し、100℃で乾燥し
て厚さ20μmの透明性赤外線カットオフフィルムを得
た。
【0029】 [実施例5] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 30g ・樹脂 ポリエステル系樹脂(東洋紡社製:バイロン200) 10g ・溶剤 シクロヘキサノン 60g ポリエステル系樹脂(バイロン200)については、あ
らかじめ樹脂10gとシクロヘキサン60gを混合し、
攪拌、溶解しておく。以上の材料を、ペイントシェーカ
ーにてアクリルビーズを用いて10時間混合・分散させ
て導電性塗料を調整した。
【0030】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥させて厚さ1.5μm
の赤外線カットオフ層を形成した。次に、赤外線カット
オフ層面(表面側)にハードコート剤として紫外線硬化
型樹脂(旭電化工業社製:KR−566)をアプリケー
タで塗布後、120Wで紫外線照射して硬化させ、厚さ
3μmのハードコート層を形成した。次に、PET面
(裏面側)に、紫外線吸収剤(チバガイギー社製:チヌ
ビンT−328)を粘着剤固形分に対して3%混合させ
たアクリル系の粘着剤(一方社油脂工業社製:AS−6
000)をアプリケータで塗布し、100℃で乾燥して
厚さ20μmの透明性赤外線カットオフフィルムを得
た。
【0031】 [実施例6] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 20g ・樹脂(ハードコート剤) アクリル−エポキシ系紫外線硬化型樹脂 10g (旭電化工業社製:KR−566) ・顔料(SnO2) 10g ・溶剤 シクロヘキサノン 60g 以上の材料を、ペイントシェーカーにてアクリルビーズ
を用いて10時間混合・分散させて導電性塗料を調整し
た。
【0032】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥後、120Wで紫外線
照射して硬化させ、厚さ3μmの赤外線カットオフ層を
形成した。次に、PETフィルムの裏面に、紫外線吸収
剤(チバガイギー社製:チヌビンT−328)を粘着剤
固形分に対して3%混合させたアクリル系の粘着剤(一
方社油脂工業社製:AS−6000)をアプリケータで
塗布し、100℃で乾燥して厚さ20μmの透明性赤外
線カットオフフィルムを得た。
【0033】 [比較例1] −導電性塗料の配合− ・上記実施例1と同様のITO粉末 10g ・樹脂(ハードコート剤) アクリル−エポキシ系紫外線硬化型樹脂 30g (旭電化工業社製:バイロン200) ・溶剤 シクロヘキサノン 60g 以上の材料を、ペイントシェーカーにてアクリルビーズ
を用いて10時間混合・分散させて導電性塗料を調整し
た。
【0034】次に、ベースフィルムとして厚さ25μm
の高透明PETフィルム(ICI社製:メリメックス#
707)を用い、このPETフィルムの片面(表面側)
に、アクリルビーズを除去した上記導電性塗料をアプリ
ケータで塗布し、100℃で乾燥後、120Wで紫外線
照射して硬化させ、厚さ3μmの赤外線カットオフ層を
形成した。次に、PETフィルムの裏面に、紫外線吸収
剤(チバガイギー社製:チヌビンT−328)を粘着剤
固形分に対して3%混合させたアクリル系の粘着剤(一
方社油脂工業社製:AS−6000)をアプリケータで
塗布し、100℃で乾燥して厚さ20μmの透明性赤外
線カットオフフィルムを得た。
【0035】[比較例2]実施例1のITO粉末を使用
し、上記実施例1と同じPETフィルム上にスパッタリ
ング法にて厚さ50〜150nmの赤外線カットオフ層
を設けた。
【0036】上記実施例1〜6および比較例1,2で得
られた赤外線カットオフフィルムにつき、HAZE値の
測定を東洋精機社製HAZEメーターで行い、透明性を
評価した。その結果を、表1に示す。なお、表1におい
て、ITO含有量および樹脂(+HC(ハードコート
剤))の含有量は、ITO、樹脂(+HC(ハードコー
ト剤))および溶剤に対する重量%である。また、表1
では、実施例1を実1、比較例1を比1といったように
略して記載している。ここで、赤外線カットオフ性は、
島津製作所社製分光光度計でフィルムの透過光を測定
し、波長1000nm、1200nmおよび1500n
mのときの透過率がいずれも50%以下の場合を○、1
〜2個外れる場合を△、全て外れる場合を×としてい
る。また、金属光沢抑制性は、目視試験でフィルム全体
が鉛色になるものを×、そうでないものを○としてい
る。さらに、電磁波透過性は、アドバンテスト社製電磁
波シールド測定器(TR4172)で電磁波を300メ
ガヘルツにて測定し、0デシベルの場合を○、それ以外
の場合を×としている。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように、本発明の赤外線
カットオフフィルムはいずれも良好な特性を有している
のに対し、本発明の条件を満足しない比較例1の赤外線
カットオフフィルムはHAZE値が30と高く、透明性
に劣り実用的でないことが確認され、また、比較例2
は、金属光沢抑制性、電磁波透過性が劣ることが確認さ
れた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ITOを用いながら、低コストで製造することができる
とともに、金属的な光沢が抑制され、さらに良好な電磁
波透過性を示す透明性赤外線カットオフフィルムを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る透明性赤外線カッ
トオフフィルムの層構成の一例を示す概念図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る透明性赤外線カッ
トオフフィルムの層構成の他の例を示す概念図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る透明性赤外線カッ
トオフフィルムの層構成のさらに他の例を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1…ベースフィルム、2…ハードコート層、3…赤外線
カットオフ層、4…粘着層。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルム上の少なくとも片面に、
    錫含有酸化インジウム粉末と樹脂とを重量比で90/1
    0〜60/40含有する赤外線カットオフ層が設けられ
    ていることを特徴とする透明性赤外線カットオフフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ベースフィルムの表面側に前記赤外
    線カットオフ層が積層され、この赤外線カットオフ層の
    表面側にハードコート層が積層され、さらにベースフィ
    ルムの裏面側に粘着層が積層されてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の透明性赤外線カットオフフィルム。
  3. 【請求項3】 前記ベースフィルムの表面側に前記赤外
    線カットオフ層が積層されるとともに、この赤外線カッ
    トオフ層における前記樹脂が前記ハードコート層の材料
    を兼用し、さらにベースフィルムの裏面側に前記粘着層
    が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の透
    明性赤外線カットオフフィルム。
  4. 【請求項4】 前記錫含有酸化インジウム粉末の成分モ
    ル比が、インジウム100に対して酸素が0.5〜10
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の透明性赤外線カットオフフィルム。
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