JPH11170129A - ストラットアセンブリの組立装置および組立方法 - Google Patents

ストラットアセンブリの組立装置および組立方法

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JPH11170129A
JPH11170129A JP33995897A JP33995897A JPH11170129A JP H11170129 A JPH11170129 A JP H11170129A JP 33995897 A JP33995897 A JP 33995897A JP 33995897 A JP33995897 A JP 33995897A JP H11170129 A JPH11170129 A JP H11170129A
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靖志 岡部
Masami Taniguchi
正己 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両1台分の左右一対のストラットアセンブ
リを能率良く組立てることができるような組立装置を提
供する。 【解決手段】 ストラットアセンブリ組立装置10は、
左輪用と右輪用のストラット2,2′を同時に保持しな
がら移送するターンテーブル11を有している。ターン
テーブル11は作業ステージS1〜S4において停止す
る。第1ステージS1では左右のストラット2,2′に
供給されたコイルばねを圧縮し、ワーク保持具12,1
2′によって保持する。第2ステージS2ではストラッ
ト2,2′のロッドを引抜く工程と、ロッドの上部にア
ッパシートを組付ける工程が行われる。第3ステージS
3ではマウントインシュレータを組付ける工程とナット
を締結する工程が行われる。第4ステージS4では、完
成したストラットアセンブリ1,1′がワーク保持具1
2,12′から解放され、搬出機構90により搬出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の懸架機構部に使われるストラットアセンブリの組立装
置および組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に例示したように、自動車等の車両
のフロント側あるいはリヤ側には、懸架機構部を構成す
る左輪用および右輪用のストラットアセンブリ(マクフ
ァーソンストラット)1,1′が装備されている。これ
ら左右一対のストラットアセンブリ1,1′は互いに機
能的に左右対称の構成であり、図9に一方を代表して示
すような構成となっている。すなわちストラットアセン
ブリ1の一例は、ショックアブソーバとして機能する筒
状のストラット2と、ストラット2の軸線方向に突出す
るロッド3と、ロッド3に組付けたアッパシート(ばね
シート)4およびマウントインシュレータ5と、懸架ば
ねとして機能するコイルばね6などを備えている。コイ
ルばね6は、ストラット2に設けたロアシート(ばねシ
ート)7とアッパシート4との間に圧縮された状態で設
けられている。ストラット2の下部にナックル取付け用
のブラケット8が設けられ、アッパシート4の下面側に
バンプラバー9が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、車両1台分の
左右一対のストラットアセンブリ1,1′を組立てるた
めに、左輪用と右輪用の2台のストラット組立設備を使
って2人の作業員がほぼ同時に組立作業を行っていた。
すなわち各々のストラット組立設備では、ストラットを
クランプする作業から、コイルばねの圧縮あるいはアッ
パシートおよびマウントインシュレータの組付けに至る
一連の工程を、各々1箇所の作業ステージにおいて作業
員が順次行っていた。このため、左右のストラットアセ
ンブリ1,1′の双方が完成するまでに待ち時間等のロ
ス時間が発生しやすく、作業能率を向上させにくいばか
りでなく、省人化の妨げにもなっていた。
【0004】従ってこの発明の目的は、車両1台分の左
右一対のストラットアセンブリを1人で能率良く組立て
ることができるようなストラットアセンブリの組立装置
および組立方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
の本発明のストラットアセンブリ組立装置は、請求項1
に記載したように、コイルばねをそれぞれ備えた左右一
対のストラットを同時に保持するワーク保持具を複数対
備えて回転するターンテーブルを有し該ターンテーブル
が所定の複数の作業ステージにおいて一時的に位置決め
される移送手段と、上記各作業ステージに位置決めされ
た上記左右一対のストラットのそれぞれに各ストラット
アセンブリの構成部品を略同時にかつ各作業ステージに
おいて順次組付ける部品組付手段とを具備する。
【0006】より具体的には、請求項2に記載したよう
に、第1の作業ステージにおいて上記一対のストラット
に備えられた各コイルばねをそれぞれ圧縮したのちこの
圧縮されたコイルばねを上記ワーク保持具に支持させる
ばね圧縮機と、第2の作業ステージにおいて上記一対の
ストラットのロッドを引抜くロッド引抜き機構およびロ
ッド上部にアッパシートを組付けるアッパシート組付機
(部品組付手段)と、第3の作業ステージにおいて上記
一対のストラットのアッパシート上にそれぞれマウント
インシュレータを組付けるインシュレータ組付機(部品
組付手段)および各ストラットのロッド上部にナットを
締結するナット締付機(部品組付手段)と、第4の作業
ステージにおいて上記一対のワーク保持具から各ストラ
ットのコイルばねを外すための圧縮戻し機構および搬出
機構とを備えるものである。
【0007】そして本発明の組立方法では請求項3に記
載したように、一対のストラットをターンテーブル上に
同時に保持した状態でターンテーブルを回転させるとと
もに複数の作業ステージの各々においてターンテーブル
を一時的に位置決めし、第1の作業ステージでは上記一
対のストラットにそれぞれコイルばねを供給する工程と
各コイルばねをそれぞれ圧縮しかつ圧縮状態を保ったま
まワーク保持具によって保持する工程を行い、第2の作
業ステージでは上記一対のストラットのロッドを引抜く
工程とロッドの上部にアッパシートを組付ける工程を行
い、第3の作業ステージでは上記一対のストラットのア
ッパシート上にマウントインシュレータを組付ける工程
と各ストラットのロッド上部にナットを締結する工程を
行い、第4の作業ステージでは上記一対のワーク保持具
から各ストラットのコイルばねを解放する工程とこのス
トラットアセンブリをターンテーブル上から取出す工程
を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1に示すストラット
アセンブリ組立装置10は、水平面内で回転するターン
テーブル11を有している。このターンテーブル11
は、組立てるべき左輪用ストラットアセンブリ1のスト
ラット2と右輪用ストラットアセンブリ1′のストラッ
ト2′を同時に保持する左右一対のワーク保持具12,
12′を周方向4箇所に備えている。
【0009】このターンテーブル11はモータを駆動源
とする回転駆動機構15によって一方向(図1において
時計回り方向)に回転し、かつ、後述する所定の作業ス
テージS1〜S4において一時的に停止するようになっ
ている。ターンテーブル11と回転駆動機構15等は、
この明細書で言う移送手段を構成する。
【0010】作業ステージS1〜S4はターンテーブル
11の周方向4箇所に設けられている。すなわちターン
テーブル11の回転方向に沿って第1ステージS1と、
第2ステージS2と、第3ステージS3と、第4ステー
ジS4が設定されており、後述するごとく、ターンテー
ブル11が90°ずつ回転しながら間欠的に停止し、位
置決めされることにより、各作業ステージS1,S2,
S3,S4において、左右一対のストラットアセンブリ
1,1′の構成部品(アッパシート4,マウントインシ
ュレータ5,コイルばね6など)が左右ほぼ同時に順次
組付けられるようにしている。
【0011】左右一対のワーク保持具12,12′は左
輪用のストラット2と右輪用のストラット2′を立てた
姿勢で保持するものであり、左側のワーク保持具12の
近傍に、左輪用のアッパシート仮置き台20とインシュ
レータ仮置き台21が設けられている。右側のワーク保
持具12′の近傍に、右輪用のアッパシート仮置き台2
0′とインシュレータ仮置き台21′が設けられてい
る。
【0012】ワーク保持具12,12′は互いに共通の
構成であり、図4等に一方を代表して示すように、ベー
ス部材25と、クランプアーム26と、ばね支持アーム
27などを備えている。ベース部材25はターンテーブ
ル11に設けられており、ストラット2,2′を立てた
姿勢で下端部を保持できるようになっている。クランプ
アーム26は図示しないクランプ駆動機構によって開閉
駆動され、ストラット2,2′を挾持するように構成さ
れている。ばね支持アーム27も図示しないアーム駆動
機構によって開閉駆動され、係止部27aがコイルばね
6の上端部(座巻部)6aに引っ掛かるようになってい
る。
【0013】次に、各作業ステージS1,S2,S3,
S4ごとに、ストラットアセンブリ組立装置10の構成
と機能について説明する。 [第1ステージS1](図4) この第1ステージS1に1人の作業員Wが配置される。
作業員Wの近傍に、組立てるべきストラットアセンブリ
1,1′の構成部品としての左右のストラット2,2′
やコイルばね6、アッパシート4、マウントインシュレ
ータ5などを収容した部品搬送用コンテナ(図示せず)
が移送されている。作業員Wはこれらのコンテナの中か
ら左右のストラット2,2′を取出し、左側のワーク保
持具12に左輪用のストラット2をセットし、右側のワ
ーク保持具12′に右輪用のストラット2′をセットす
る。そののち、図示しない起動スイッチを押すと、左右
のワーク保持具12,12′の各クランプアーム26が
閉じ、ストラット2,2′がクランプされて動き止めが
なされる。
【0014】この状態で、作業員Wは、各ストラット
2,2′のロアシート7上にコイルばね6を載置する。
また、アッパシート仮置き台20,20′のそれぞれに
アッパシート4を置き、インシュレータ仮置き台21,
21′のそれぞれにマウントインシュレータ5を置くこ
とにより準備完了となる。
【0015】第1ステージS1に左右一対のばね圧縮機
30,30′が設けられている。ばね圧縮機30,3
0′の構成は互いに共通であり、それぞれ、左右のワー
ク保持具12,12′に保持されているストラット2,
2′の各ロアシート7上のコイルばね6をそれぞれ上方
から所定高さまで圧縮する機能を有している。
【0016】ばね圧縮機30,30′は、図4(A)等
に一方を代表して示すようにコイルばね6の上方に位置
する加圧部材31を有している。作業者Wが作業開始ス
イッチを操作すると、昇降用アクチュエータ32によっ
て加圧部材31が降下することにより、各コイルばね6
が所定量圧縮されるようになっている。
【0017】上記ばね圧縮機30,30′によって各コ
イルばね6が圧縮されたのち、図4(B)に示すように
ワーク保持具12,12′の各ばね支持アーム27が閉
じ、さらに加圧部材31が初期位置まで上昇する。こう
することにより、各コイルばね6の上端部6aがばね支
持アーム27の係止部27aに引っ掛かるため、各コイ
ルばね6は圧縮された状態のままワーク保持具12,1
2′によって保持される。
【0018】各コイルばね6がワーク保持具12,1
2′によって保持されたのち、ターンテーブル11が9
0°回転することにより、ストラット2,2′が第2ス
テージS2まで移動する。このとき、アッパシート仮置
き台20,20′上のアッパシート4と、インシュレー
タ仮置き台21,21′上のマウントインシュレータ5
もストラット2,2′と同時に第2ステージS2まで移
動する。 [第2ステージS2](図5) 第2ステージS2では、左右のストラット2,2′の各
ロッド3を上方に引抜く工程と、各ロッド3の上部にそ
れぞれアッパシート4を組付ける工程が行われる。ロッ
ド引抜き工程は、図3に示す左右一対のロッド引抜き機
構40,40′によって行われる。ロッド引抜き機構4
0,40′は互いに共通の構成であり、下部にチャック
41を備えている。昇降用アクチュエータ42によって
チャック41が降下させられたときにチャック41によ
ってロッド3の上端がクランプされ、そののちチャック
41が上昇することにより、各ロッド3がストラット
2,2′から所定高さまで引抜かれる。
【0019】このロッド引抜き工程においては、図5
(A)に示すようにバンプラバー押さえ部材43がバン
プラバー9の上端を押さえるため、バンプラバー9がロ
ッド3と一緒に上昇してしまうことが回避される。この
実施形態ではバンプラバー9の内径をロッド3の外径よ
りも十分に小さく、いわゆる「締まり勝手」としている
ため、引抜かれたロッド3が自重によって下がってしま
うことが回避される。
【0020】アッパシート4を組付ける工程は、図1に
示す左右一対のアッパシート組付機50,50′によっ
て行われる。これらアッパシート組付機構50,50′
は、互いに左右対称の構成となっており、図5(B)に
一方を代表して示すように、それぞれアッパシート4を
チャックする把持部51を備えている。各々の把持部5
1は、各ロッド3とアッパシート仮置き台20,20′
とにわたる比較的広い範囲を水平方向に移動可能であ
る。これら把持部51は、アッパシート仮置き台20,
20′からアッパシート4をつかんだのち、ロッド3の
真上からアッパシート4と共に降下することにより、ア
ッパシート4の中央部の孔をロッド3の上端部に嵌合さ
せる。
【0021】そののち、ターンテーブル11が90°回
転することにより、ストラット2,2′が第3ステージ
S3まで移動する。これに伴って、インシュレータ仮置
き台21,21′上のマウントインシュレータ5もスト
ラット2,2′と同時に第3ステージS3まで移動す
る。 [第3ステージS3](図6) 第3ステージS3では、左右のストラット2,2′の各
アッパシート4上にマウントインシュレータ5を組付け
る工程(インシュレータ組付工程)と、各ストラット
2,2′のロッド3の上部にナットN(図9に示す)を
締結する工程(ナット締結工程)が行われる。インシュ
レータ組付工程は、図1に示す左右一対のインシュレー
タ組付機60,60′によって行われる。
【0022】これらインシュレータ組付機60,60′
は互いに左右対称の構成となっており、図6(A)に一
方を代表して示すように、それぞれマウントインシュレ
ータ5をつかむインシュレータチャック61を備えてい
る。各々のインシュレータチャック61は、各ロッド3
とインシュレータ仮置き台21,21′とにわたる比較
的広い範囲を水平方向に移動可能である。これらインシ
ュレータチャック61は、インシュレータ仮置き台2
1,21′からマウントインシュレータ5をつかんだの
ちに、ロッド3の真上からマウントインシュレータ5と
共に降下することにより、マウントインシュレータ5の
中央部の孔をロッド3の上端部に嵌合させる。
【0023】ナット締結工程は左右一対のナット締付機
70,70′によって行われる。ナット締付機70,7
0′は互いに共通の構成であり、それぞれ上下方向に移
動可能なナットランナ71を備えている。ナットランナ
71は、昇降用アクチュエータ72によって、上下方向
に駆動されるようになっている。図6(B)に示すよう
に、各ナットランナ71の下端に、ナットNを嵌合保持
するソケット部73が設けられている。ソケット部73
は周知の回転機構によって垂直軸回りに回転させること
ができる。ソケット部73には、ナット供給機構74
(図3に一部を示す)によってナットNが供給される。
【0024】上記ナットランナ71がロッド3の真上か
らロッド3のねじ部3aに向って降下し、ソケット部7
3が回転することにより、ソケット部73に保持されて
いたナットNがロッド3のねじ部3aに締結される。こ
のナットNにより、アッパシート4とマウントインシュ
レータ5が共締めされる。そののちナットランナ71が
上昇して元の位置に戻る。また、ターンテーブル11が
90°回転することにより、ストラット2,2′が第4
ステージS4まで移動する。 [第4ステージS4](図7) 第4ステージS4では、左右のワーク保持具12,1
2′の各ばね支持アーム27から各ストラット2,2′
のコイルばね6を同時に解放するばね圧縮戻し工程と、
完成した左右のストラットアセンブリ1,1′をターン
テーブル11から取出す搬出工程が行われる。
【0025】ばね圧縮戻し工程は、第4ステージS4に
配置された左右一対の圧縮戻し機構80,80′によっ
て行われる。これら圧縮戻し機構80,80′は互いに
共通の構成であり、それぞれ昇降用アクチュエータ81
(図2等に示す)によって上下方向に駆動されるばね押
さえ部材82を備えている。
【0026】昇降用アクチュエータ81によって各ばね
押さえ部材82が各コイルばね6に向って降下し、図7
(A)に示すように各コイルばね6が圧縮される。こう
することにより、コイルばね6の上端部6aがばね支持
アーム27の係止部27aから離れる。そしてばね支持
アーム27が開く方向に駆動されてコイルばね6から退
避したのち、ばね押さえ部材82が少し上昇することに
より、コイルばね6の上端部6aがアッパシート4に接
近する。その直後にばね押さえ部材82が開く方向に移
動することにより、それまでばね押さえ部材82によっ
て支持されていたコイルばね6の上端部6aがばね押さ
え部材82から外れ、図7(B)に示すようにコイルば
ね6の上端部6aがアッパシート4に当接する。こうし
て左右のコイルばね6がワーク保持具12,12′から
同時に解放され、かつ、クランプアーム26が開くこと
により、ストラットアセンブリ1,1′を取出すことが
できる状態となる。
【0027】これら一連の工程を経て組立が完成した左
右一対のストラットアセンブリ1,1′は、第4ステー
ジS4において搬出機構90によって2本同時にターン
テーブル11から取出され、次工程に搬出するためのコ
ンベア等に移載される。
【0028】なおこの発明を実施するにあたって、ター
ンテーブル等の移送手段、ばね圧縮機、ワーク保持具、
ロッド引抜き機構、アッパシート組付機、インシュレー
タ組付機、ナット締付機、圧縮戻し機構などをはじめと
して発明を構成する各要素を種々に変形して実施できる
ことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明のストラット
アセンブリ組立装置によれば、ターンテーブルの回転に
伴って、車両1台分の左右一対のストラットアセンブリ
を左右同時に能率良く組立てることができ、待ち時間が
少なく、設備1台当たりの省人化にも寄与できる。
【0030】請求項2に記載した構成によれば、ターン
テーブルの回転方向に4分割された各作業ステージにお
いて、ターンテーブルの回転に伴って、左右一対のスト
ラットアセンブリの各工程が同時進行するため、ターン
テーブルが1回転する間に複数組(例えば4組)の左右
一対のストラットアセンブリの同時組立てを行うことが
でき、狭いスペースの中でストラットアセンブリをさら
に能率良く組立てることができる。
【0031】しかもこのストラットアセンブリ組立装置
は、主として上下方向に作動するコイルばね圧縮機とロ
ッド引抜き機構とナット締付機と圧縮戻し機構を各作業
ステージに分散配置したため、主として上下方向に作動
する機構どうしが互いに干渉することを回避できる。
【0032】そして請求項3に記載した本発明のストラ
ットアセンブリ組立方法によれば、組立工程を4分割
し、左輪用のストラットアセンブリと右輪用のストラッ
トアセンブリの各々に使われるストラットやコイルば
ね、アッパシート、マウントインシュレータなどのスト
ラット構成部品を各工程において左右同時に能率良く組
立てたのち、次工程に搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すストラットアセン
ブリ組立装置の全体の平面図。
【図2】 図1に示されたストラットアセンブリ組立装
置の正面図。
【図3】 図1に示されたストラットアセンブリ組立装
置の左側面図。
【図4】 上記組立装置における第1ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図5】 上記組立装置における第2ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図6】 上記組立装置における第3ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図7】 上記組立装置における第4ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図8】 左輪用ストラットアセンブリと右輪用ストラ
ットアセンブリを示す正面図。
【図9】 ストラットアセンブリの断面図。
【符号の説明】
1,1′…ストラットアセンブリ 2,2′…ストラット 3…ロッド 4…アッパシート(ばね座) 5…マウントインシュレータ 6…コイルばね 10…ストラットアセンブリ組立装置 11…ターンテーブル 12,12′…ワーク保持具 30,30′…ばね圧縮機 40,40′…ロッド引抜き機構 50,50′…アッパシート組付機 60,60′…インシュレータ組付機 70,70′…ナット締付機 80,80′…圧縮戻し機構 90…搬出機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルばねをそれぞれ備えた左右一対のス
    トラットを同時に保持するワーク保持具を複数対備えて
    回転するターンテーブルを有し該ターンテーブルが所定
    の複数の作業ステージにおいて一時的に位置決めされる
    移送手段と、 上記各作業ステージに位置決めされた上記左右一対のス
    トラットのそれぞれに各ストラットアセンブリの構成部
    品を略同時にかつ各作業ステージにおいて順次組付ける
    部品組付手段と、 を具備したことを特徴とするストラットアセンブリ組立
    装置。
  2. 【請求項2】第1の作業ステージにおいて、左右一対の
    ストラットの各々に備えられた上記各コイルばねをそれ
    ぞれ圧縮したのちこの圧縮されたコイルばねを上記ワー
    ク保持具に支持させるばね圧縮機と、 第2の作業ステージにおいて、上記一対のストラットに
    設けられているロッドを引抜くロッド引抜き機構および
    該ロッド上部にアッパシートを組付けるアッパシート組
    付機と、 第3の作業ステージにおいて上記一対のストラットのア
    ッパシート上にそれぞれマウントインシュレータを組付
    けるインシュレータ組付機および各ストラットのロッド
    上部にナットを締結するナット締付機と、 第4の作業ステージにおいて上記一対のワーク保持具か
    ら各ストラットのコイルばねを外すための圧縮戻し機構
    および搬出機構と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のストラットア
    センブリ組立装置。
  3. 【請求項3】左右一対のストラットをターンテーブル上
    に同時に保持した状態でターンテーブルを回転させると
    ともに複数の作業ステージの各々においてターンテーブ
    ルを一時的に位置決めし、 第1の作業ステージでは上記一対のストラットにそれぞ
    れコイルばねを供給する工程と各コイルばねをそれぞれ
    圧縮しかつ圧縮状態を保ったままワーク保持具によって
    保持する工程を行い、 第2の作業ステージでは上記一対のストラットのロッド
    を引抜く工程とロッドの上部にアッパシートを組付ける
    工程を行い、 第3の作業ステージでは上記一対のストラットのアッパ
    シート上にマウントインシュレータを組付ける工程と各
    ストラットのロッド上部にナットを締結する工程を行
    い、 第4の作業ステージでは上記一対のワーク保持具から各
    ストラットのコイルばねを解放する工程とこのストラッ
    トアセンブリをターンテーブル上から取出す工程を行う
    ことを特徴とするストラットアセンブリの組立方法。
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