JPH11168869A - 振動発生器 - Google Patents

振動発生器

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JPH11168869A
JPH11168869A JP28031897A JP28031897A JPH11168869A JP H11168869 A JPH11168869 A JP H11168869A JP 28031897 A JP28031897 A JP 28031897A JP 28031897 A JP28031897 A JP 28031897A JP H11168869 A JPH11168869 A JP H11168869A
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JP
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permanent magnet
vibration generator
coil
generator according
housing
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Application number
JP28031897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nakasaki
秀雄 中崎
Nobutaka Nakamura
信孝 中村
Masayuki Mori
昌之 毛利
Takafumi Yamamoto
隆文 山本
Taisuke Ueda
泰介 上田
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力、小型、長寿命、安価な振動発生
器を得る。 【解決手段】 円筒状の筐体1の両端に固定永久磁石
3、4を設けるとともに、筐体1の内空部2内に、可動
永久磁石5を収納する一方、筐体1の外周にパルス電源
7によって通電され、磁気を発生する駆動コイル6を設
け、この駆動コイル6の発生磁気と固定永久磁石3、4
及び可動永久磁石5の磁束の変化により、永久磁石可動
子5に駆動力が与えられ、内空部2内で可動永久磁石5
を往復移動させる。つまり振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポケットベルや
携帯電話等に用いる振動呼び出し装置用の振動発生器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及しているポケットベルや携帯
電話等では、呼のあったことを所有者に知らせるのに、
音声を用いると近隣に迷惑がかかるので、振動発生器を
用いて呼を知らせるものが増えている。これらの機器に
用いられる振動発生器としては、可動永久磁石を用いた
ものがいくらか提案されている。この種の振動発生器
は、例えば図40に示すように、非磁性材からなる外周
に段付きの凹部を設けた筐体ケース41の前記凹部に形
成した駆動コイル42と、駆動コイル42の内径に筐体
ケース41の長軸方向に着磁した永久磁石47と一体に
重り46を取付けた可動部と、可動部の両端面にロアス
プリングばね48とアッパースプリングばね45を介
し、筐体ケース41両端のロアヨーク44とアッパーヨ
ーク43により封止遊嵌固定した筐体43と、低周波発
振回路40とを一体に固定して構成され、駆動コイル4
4に低周波電流を流すことにより振動を発生するもので
ある(実開平5−28464号、実開平5−60158
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の振動発
生器では、可動子である永久磁石を筒体ケース内で振動
させるために、スプリングを用い、このスプリングと永
久磁石との接触による反発力を利用しているが、スプリ
ングでは追跡周波数に限界があるし、筒体ケースの長さ
がスプリングの巻数分による筒方向の長さ分を振動範囲
にプラスして必要とするので、小型化の制約となる上、
スプリングの疲労特性から長寿命化にも限界があるとい
う問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、高い周波数まで振動が可能であり、小型
化、長寿命化を実現し得る振動発生器を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の振動発生器
は、筐体に形成された通路内を移動可能な永久磁石と、
前記通路の周囲に巻回され、パルス信号の通電により前
記可動永久磁石に対し、駆動力を与えるコイルと、前記
通路の少なくとも一方側に設けられ前記可動永久磁石の
近接に対し磁気的な反発力を与える磁気的反発手段と、
を備えている。
【0006】この振動発生器では、コイルにパルス通電
する度に、このコイルの磁界により移動可能な永久磁石
に駆動力が与えられ、この駆動力により、コイル下の筐
体内を永久磁石が移動する。また、右あるいは左への移
動の進行で、磁気的反発手段の磁気力により永久磁石は
移動方向と反対方向に反発を受ける。コイルがONまた
はOFFされる毎に、永久磁石の位置により、永久磁石
に加えられる力の方向が決まり、結果としてコイルのO
N/OFFに応じ、永久磁石が筐体内を往復運動する。
つまり振動する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の第1の
実施形態振動発生器の外観斜視図、図2は同振動発生器
を部分的に切欠いて示す内部構造図、図3は同振動発生
器の断面図である。この実施形態振動発生器は、内空部
2を有する円筒状の筒体である筐体1と、筐体1の内空
部2の一方端に固着される固定永久磁石3と、内空部2
の他方端に固着される固定永久磁石4と、内空部2のこ
れら固定永久磁石3、4間で移動可能に収納される可動
永久磁石5と、筐体1の外周に巻回される駆動コイル6
と、所定の周期でパルス信号を発生するパルス電源7
と、このパルス電源7からのパルス信号を印加して駆動
コイル6に通電するための端子8とを備えている。固定
永久磁石3と固定永久磁石4は、それぞれ異なる磁力の
大きさのものを用いており、ここでは永久磁石3の磁力
を大きくしている。このように、磁力を異ならせておく
ことにより、可動永久磁石5が駆動コイル6の非通電時
に、一方側に位置するため初期動作がスムーズとなる。
【0008】筐体1は、駆動コイル6を巻回する外周部
1cと、駆動コイル6を巻回しない外周部1a、1bと
を有し、外周部1cは外周部1a、1bよりも径が小さ
く設定されている。このようにすることによって、駆動
コイル6を外周部1cに巻回した状態で、外周面を外周
部1a、1bとほぼ同じとすることができ、外径の小さ
い小型の振動発生器を得ることができる。なお、外周部
1aは外周部1bより軸方向で短く形成され、外周部1
aと1bの間に外周部1cが形成されている。
【0009】また、筐体1は、内空部2の径に対し、固
定永久磁石3及び固定永久磁石4を固着する筐体1の両
端の内径を大きく設定し、固定永久磁石3、4の位置決
めを行うとともに、固定永久磁石3、4の径を大きくし
て長さを小さくしている。このようにすることにより、
結果として長さの小さい振動発生器を得ることができ
る。
【0010】次に、上記実施形態振動発生器の動作原理
を図4〜図8を用いて説明する。この振動発生器におい
て、コイル6にパルス通電されず、コイル6がOFFの
時、可動永久磁石5は、この可動永久磁石5の磁束と、
その両極に対抗するように配置された固定永久磁石3、
4の磁束が釣り合うところに位置する〔図4の及び図
6の〕。
【0011】図6、図7、図8において、横軸はコイル
OFFで磁束の釣り合う位置からの距離を、縦軸に可動
永久磁石5が受ける力を示している。また、グラフAは
コイル6の磁界から可動永久磁石5が受ける力を、グラ
フBはコイルOFFにて固定永久磁石3、4の磁界から
可動永久磁石5が受ける力を、グラフCはコイルONで
コイル磁界と固定永久磁石磁界からの可動永久磁石5が
受ける力を示している。
【0012】(1)図4ので示す位置に可動永久磁石
5が存在する時に、コイル6にパルス通電され、コイル
6がONすると、コイル6内に発生した磁束により、磁
束のバランスが崩れ、可動永久磁石5は図4ので示す
位置で右側に力を受け、磁束の釣り合う位置〔図4の
及び図6の〕まで運動エネルギーを与えられ移動す
る。
【0013】(2)その後、可動永久磁石5は運動エネ
ルギーS1 を消費するまで移動する〔図1の、図6の
〕。可動永久磁石5の持っている運動エネルギーS1
は図6のに戻ろうとする位置エネルギーS2 と筐体1
を動かす(振動)エネルギーに使用される。 (3)この図6の位置でコイル6の通電がOFFする
と、再び磁束の釣り合いの位置は図7のに戻り、これ
により可動永久磁石5はS2 より大きい位置エネルギー
3 を与えられ、図7の〔図5の〕まで移動する。
【0014】(4)その後、エネルギーS3 を消費する
図7の〔図5の〕位置まで可動永久磁石5は移動す
る。この時、可動永久磁石5の持っていたエネルギーS
3 は図7のに戻ろうとする位置エネルギーS4 と筐体
1を動かすエネルギーに使用される。 (5)この図7ので、コイルがONすると、磁束の釣
り合いの位置は図8のに移り、これにより可動永久磁
石5はS4 より大きなエネルギーS5 を与えられ、図8
の〔図5の〕まで移動する。
【0015】(6)その後、エネルギーS5 を消費する
図8の〔図5の〕まで可動永久磁石5は移動する。
この時、可動永久磁石5の持っていたエネルギーS
5 は、図8のに戻ろうとする位置エネルギーS6 と筐
体1を動かすエネルギーに使用される。 以後、上記(3)から(6)を繰り返すことにより、可
動永久磁石5のエネルギーが増大されながら往復運動を
繰り返し、それに伴い筐体1を動かすエネルギーも増大
する。このエネルギーはある点で飽和し、安定な振動を
行う。このようにして可動永久磁石5は筐体1内で振動
する。
【0016】図9は、この発明の第2の実施形態振動発
生器の外観斜視図、図10は同実施形態振動発生器を部
分的に切欠いて示す内部構造図、図11は同実施形態振
動発生器の断面図である。この実施形態振動発生器は、
内空部2を有する円筒状の筒体である筐体1と、筐体1
の内空部2の一方端に固着される固定永久磁石3と、内
空部2の他方端に固着される固定永久磁石4と、内空部
2のこれら固定永久磁石3、4間で移動可能に収納され
る永久磁石可動子5と、筐体1の外周に巻回される駆動
コイル6と、所定の周期でパルス信号を発生するパルス
電源7と、このパルス電源7からのパルス信号を印加し
て駆動コイル6に通電するための端子8とを備えてい
る。この点で、実施形態1のものと同様である。この第
2の実施形態振動発生器が、第1の実施形態のものと相
違する点は、永久磁石可動子5が2個の永久磁石5a、
5bと、これらを結合して一体的に形成する非磁性の接
合部材5cとから構成されていることである。なお、筐
体1は内径は同一であり、外周は駆動コイル6を巻回し
た部分で外径が大きくなっているが、これについては第
1の実施形態と同様にしてもよい。
【0017】この実施形態振動発生器において、図11
に示す位置に永久磁石可動子5が存在するとする。ここ
でパルス電源7よりパルス信号が駆動コイル6に通電さ
れると、駆動コイル6の左側がN極、右側がS極とな
る。通電前に固定永久磁石4によって反発されて右側に
移動しつつある永久磁石可動子5は、永久磁石5bのS
極が電磁コイル6のN極によって吸引され、さらに右方
に移動する。パルス電源7のパルス信号による通電がす
ぐにOFFとなるので、吸引された永久磁石可動子5は
そのまま右方に移動する。しかし、固定永久磁石3に近
接すると、そのN極と永久磁石5aのN極が反発し合
い、その反発力で永久磁石可動子5は、今度は左方に移
動する。反発力により、永久磁石可動子5の永久磁石5
aのS極が駆動コイル6の左端に接近した時点で、駆動
コイル6にパルス通電を行う。これによりすでに駆動コ
イル6のN極と、永久磁石5aのS極が吸引し合い、こ
の吸引力により永久磁石可動子5は、さらに右方に移動
しようとする。すぐに駆動コイルの通電がOFFするの
で、永久磁石可動子5は駆動コイル6の磁気力の影響を
受けず、そのまま左方に移動する。しかし、永久磁石5
bのN極が固定永久磁石4のN極に近接すると、両者の
反発により、今度は永久磁石可動子5が再び右方向に移
動する。このようにして、永久磁石可動子5の中空2内
での往復、つまり振動が維持される。この第2の実施形
態振動発生器によれば、永久磁石可動子5の左右両方向
への移動が駆動コイル6のパルス通電によって助長され
る。
【0018】図12は、この発明の第3の実施形態振動
発生器の筐体を示す図である。振動発生器としての基本
構成は、第1の実施形態のものと同じである。この実施
形態振動発生器の特徴は、筐体1の形状をドーナッツ状
の筐体の一部を用いた側面視、円弧状としたことであ
る。これにより、図において左右方向のみならず、上下
方向も振動域とすることができる。
【0019】図13は、この発明の第4の実施形態振動
発生器を示す図である。この実施形態振動発生器の特徴
は、第1の実施形態振動発生器の固定永久磁石の代わり
にコイルを用いたことである。図13において、筐体1
の両端部に、第2のコイル13と、第3のコイル14を
設けている。筐体1の中空2内に可動永久磁石5を備
え、筐体1の外周にパルス発生器7によって通電され、
励磁されるコイル6を備える点で、第1の実施形態のも
のと変わるところはない。携帯電話器に付設されている
場合で、電話の呼出しがあると、直流電源10より、第
2、第3のコイル13、14に連続的に通電され、その
間、第2のコイル13は固定永久磁石3と、第3のコイ
ル14は固定永久磁石4と同様の機能を果たす。振動作
用は第1の実施形態のものと同様と考えてよい。
【0020】上記した各実施形態振動発生器で、コイル
6に印加するパルス信号は、図14に示すように、0
〔V〕からE1 〔V〕の電圧である。しかし、この駆動
信号波形では、0→E1 〔V〕に相当するだげの磁束φ
1 がコイル6に発生し、その磁束φ1 が外部に漏れてし
まう。その結果、この振動発生器を搭載した携帯端末器
などが磁気カードの近くに置かれた場合などには、磁気
カードの磁気情報を破壊してしまうおそれがある。その
対策として、図15に示すように、筐体1の外周全体を
シールド15で覆うことが考えられる。この場合、大き
な磁束をシールドするために、厚みの大きいシールド板
とする必要があり、結果として振動発生器が大きくなっ
てしまう。これでは、振動発生器を搭載する携帯端末器
がどんどん小型化され、振動発生器もそれに応じて小型
化が要請されていることと相反することになる。
【0021】そこで、この発明の第5の実施形態振動発
生器として、上記各実施形態振動発生器の駆動コイルに
印加するパルス電圧を、図14に示すものに代えて図1
6に示すように、0→E1 〔V〕の波形と同一振動量を
得るために−1/2E1 →1/2E1 の交番電圧とすれ
ばよい。この場合、コイル6から発生する磁束量は0→
1 〔V〕の場合に比し、1/2となる。それに応じて
シールド板15の厚みも薄く形成でき、振動発生器の小
型化が実現できる。
【0022】この振動発生器において、コイル6に、図
16に示すような交番電圧を加えた時の動作原理を説明
する。コイル6OFFの時、可動永久磁石5は、可動永
久磁石5の磁束と、その両極に対抗するように配置され
た固定永久磁石3、4の磁束が釣り合うところに位置す
る(図17の及び図19の)。 (1)コイル6に+1/2Eの電圧を印加すると、コイ
ル内に発生した磁束により磁束のバランスが崩れ、可動
永久磁石5は図17ので示す矢印の側に力を受け、磁
束の釣り合う位置(図19の)まで運動エネルギーS
1を与えられ、移動する。
【0023】(2)その後、可動永久磁石5はS1を消
費するまで移動する(図17の及び図19の)。可
動永久磁石5の持っていた運動エネルギーS1は、図1
9のに戻ろうとする位置エネルギーS2と、筐体1を
動かすエネルギーに使用される。 (3)この図19の位置でコイルに−1/2Eの電圧
を印加すると、磁束の釣り合いの位置は図20のにな
り、これにより可動永久磁石5はS2より大きなS3の
位置エネルギーを与えられ、図20のに向かって移動
する。
【0024】(4)図20ので、再びコイルに+1/
2Eの電圧を印加すると、可動永久磁石5はS3を消費
する位置まで移動する。持っていたエネルギーS3
は、図19のに戻ろうとする位置エネルギーS4と、
筐体1を動かすエネルギーに使用される。 (5)この図20ので、コイルに−1/2Eの電圧を
印加すると、再び磁束の釣り合いの位置は図21のに
移り、これにより可動永久磁石5はS4より大きなS5
のエネルギーを与えられ、移動する。
【0025】(6)図21ので、再びコイル6に+1
/2Eの電圧を印加すると、可動永久磁石5はS5を消
費する位置まで移動する。持っていたエネルギーS5
は、図21のに戻ろうとする位置エネルギーS6と、
筐体1を動かすエネルギーに使用される。 以後(3)から(6)を繰り返すことにより、可動永久
磁石5のエネルギーが増大されながら往復運動を繰り返
し、それに伴い筐体1を動かすエネルギーも増大する。
このようにして可動永久磁石5は筐体1内で振動する。
【0026】図22は、この発明の第6の実施形態振動
発生器の要部断面図、図23は同側面部、図24は同端
面部を示す図である。この振動発生器は、内部に通路2
を有する円筒状の筒体(スプール)1と、スプール1の
通路2内を移動可能な可動永久磁石5と、スプール1の
周囲に設けられ、パルス信号の通電により可動永久磁石
5の一方の磁極側(ここではN極側)に吸引力を与える
磁界を発生させると共に、他方の磁極側(ここではS極
側)に反発力を与える磁界を発生させる磁界発生手段と
してのコイル6a、6bと、通路2の両端側に設けら
れ、可動永久磁石5の近接に対し反発力を与える反発手
段としての固定永久磁石3、4と、通路2とスプール1
の外部とを連通する通気孔21、22とを備える。
【0027】可動永久磁石5は、円柱状を呈し、図面の
左側がN極、右側がS極になっている。通路2の両端側
には、即ちスプール1の両端には、それぞれ固定永久磁
石保持板3a、4aが通路2の両端開口を塞ぐように取
付けられ、保持板3a、4aに円板状の固定永久磁石
3、4がそれぞれ可動永久磁石5に対向するように固定
されている。固定永久磁石3は左側がS極、右側がN極
で、固定永久磁石4は左側がS極、右側がN極であり、
可動永久磁石5と固定永久磁石3、4とは、それぞれ高
いに反発し合うように磁極が設定されている。勿論、磁
極は図示の例とは反対でも構わない。
【0028】コイル6a、6bは、スプール1の中央を
挟んでそれぞれ両側のボビン相当部分に巻回され、巻付
方向が互いに逆方向になっており、直列に接続されてい
る。コイル6a、6bは、スプール1の中央部分に形成
された貫通孔20に挿通された一対のコイル端子23に
接続され、コイル端子23を通じてパルス信号がコイル
6a、6bに通電される。ここでは、コイル6a、6b
に通電した場合、コイル6bの左側にはN極の磁界が、
右側にはS極の磁界が発生し、コイル6aの左側にはS
極の磁界が、右側にはN極の磁界が発生し、可動永久磁
石5のN極側に吸引力が、S極側に反発力が与えられる
ようになっている。
【0029】通気孔21、22は、通路2の両端側に設
けられ、スプール1の外周面(側周面)からスプール1
の外部に開口する。この実施形態では、スプール1は、
固定永久磁石3、4の近傍に、通路2の径より大きい径
の通気用通路2a、2bを有し、通気孔21、22は通
気用通路2a、2bに設けられている。又、通気孔2
1、22は、等角度(90°)間隔を置いてそれぞれ4
つ設けられている。従って、通路2は、その両端側にお
いて、通気用通路2a、2b及び通気孔21、22を通
じてスプール1の外部に連通する。
【0030】次に、上記のように構成したこの実施形態
振動発生器の動作について図25〜図28を参照して説
明する。図25〜図28において、スイッチ30は、パ
ルス信号のON/OFFを等価的に示すものであり、ス
イッチ30がONのときは、パルス信号を通電している
ことを示す。なお、パルス信号は、例えば図14に示す
ようなものであり、0〜E1 〔V〕でON期間とOFF
期間の同じ信号である。
【0031】スイッチ30は、通常は図25に示すよう
にOFFとなっており、図22に示す可動永久磁石5と
固定永久磁石3、4の磁極の関係から、可動永久磁石5
は通路2のほぼ中央に位置する。ここで、図26のよう
にスイッチ30がONとなると、前記したようにコイル
6bの左側にN極、右側にS極の磁界が、コイル6aの
左側にS極、右側にN極の磁界が発生し、それにより、
磁石3、4、5の磁束方向は下段の矢印方向になり、コ
イル6a、6bの磁束方向は上段の矢印方向となる。磁
束方向が同方向の場合は吸引力が、逆方向の場合は反発
力が作用するので、結果的に可動永久磁石5は、図27
のように図面の左側に移動する。可動永久磁石5が固定
永久磁石4に接近した時点で、スイッチ30がOFFと
なる。
【0032】可動永久磁石5と固定永久磁石4は互いに
N極同士が対面するので、可動永久磁石5が固定永久磁
石4に接近すると、今度は図28のように反発力で可動
永久磁石5は右側に移動する。そして、可動永久磁石5
が固定永久磁石3に接近すると、可動永久磁石5と固定
永久磁石3は互いにS極同士が対面するので、反発力に
より可動永久磁石5は左側に移動する。可動永久磁石5
が通路2のほぼ中央付近に達した時点で、再度スイッチ
30がONとなり、前記したように可動永久磁石5は左
側へ加速される。このような可動永久磁石5の運動が繰
り返されることで、振動が増幅・発生し、振動発生器全
体が振動することになる。
【0033】一方、可動永久磁石5が往復運動すると
き、空気は通路2とスプール1の外部との間を通気孔2
1、22を通じて出入するので、可動永久磁石5は空気
抵抗を受け難くスムーズに移動する。つまり、可動永久
磁石5が左側に移動するときは、可動永久磁石5を挟ん
で通路2の左側が正圧に、右側が負圧になろうとする
が、通路2の左側の空気は通気孔21を通じてスプール
1の外部に流出し、通路2の右側には通気孔22を通じ
てスプール1の外部から空気が流入する。可動永久磁石
5が右側に移動するときは、その逆の作用が生じる。
【0034】特に、通気孔21、22が通路2の両端側
に設けられているので、例えば一端側にのみ設ける場合
に比べて、可動永久磁石5は往路・復路で空気抵抗をよ
り受け難くなり、可動永久磁石5に対する磁気効率が一
層向上する。又、通気孔21、22は通路2の径より大
きい径の通気用通路2a、2bに設けられているので、
例えば通路2の径より小さい径の通気用通路の場合に比
べて、流体力学的に空気の出入が効率良く行われる。
【0035】上記実施形態振動発生器の動作原理は、コ
イルに流れる電流のON/OFFによる可動永久磁石が
受ける力の変化からも説明できる。コイルが1個の場合
は、図4〜図8につき、説明した通りである。1個のコ
イルを使用する場合では、コイル磁界から可動永久磁石
5が受ける力は、図6の特性Aに示すようになり、可動
永久磁石5の力の受けるピークは振幅の左端aに位置し
ており、そのため振幅の小さい時のコイルのON/OF
Fによるエネルギーの増大が少ない(例:S1 )。ま
た、振幅路の右側で振幅が大きくなるほどコイル磁界か
ら可動永久磁石5が受ける力は少なくなり、コイルのO
N/OFFによるエネルギーの増大の幅が少なくなる。
さらに、コイル磁界と可動磁石の磁界の釣合い位置、図
6のcを振幅が越えると、コイル磁界は可動永久磁石5
の駆動を妨げる方向に力を働かせ、さらに効率を悪くす
るおそれがある。
【0036】これに対し、図29(図22と同様)のよ
うに、隣り合うコイル6a、6bの磁束が対向するよう
に、2個のコイル6a、6bを巻付けると、それによ
り、可動永久磁石5の両極面の磁束を利用することがで
き、両極の力が合成されることにより、常に大きな力を
得ることができる。また、コイルの磁界から可動永久磁
石5が受ける力の大きな振幅路のみを活用することで、
コイル磁界と可動磁石磁界とが釣り合う位置を無くし、
効率良く可動永久磁石5を駆動することができる。図3
0に、上記図29の如く、2個のコイル6a、6bを巻
回して、同時に通電した場合のコイル磁束により可動永
久磁石5が受ける力の例を示す。
【0037】図31はこの発明の第7の実施形態振動発
生器の要部断面図を、図32に同側面図を、図32に同
端面図を示す。但し、同じ要素には同一符号を付してあ
る。この振動発生器では、通気孔21、22の形態が異
なる以外は、上記図22に示すものと同じ構造である。
即ち、通気孔21、22は、スプール1の外周面から開
口するのではなく、固定永久磁石保持板3a、4aから
スプール1の外部に開口している。ここでの通気孔2
1、22は、図33に示すように等角度間隔で形成され
たスリット状を呈する。永久磁石可動子5の往復運動に
伴う空気の出入作用は、前記第6の実施形態の場合と同
等である。
【0038】図34はこの発明の第8の実施形態振動発
生器の要部断面図を示す図、図35に同側面図、図36
に同端面図を示す。この振動発生器も、通気孔21、2
2の形態が異なるだけである。通気孔21、22は、ス
プール1の外周面から開口しているが、図23のような
円形ではなく、開口面積が広い四角形である。空気の出
入作用は、前記と同等である。
【0039】上記した駆動コイルに2個のコイルを用い
る第6、第7、第8の各実施形態振動発生器で、コイル
4、5に印加するパルス信号は、図14に示すように、
0〔V〕からE1 〔V〕の電圧である。しかし、この駆
動信号波形では、駆動コイルに1個のコイルを用いた場
合と同様の理由で、磁束の外部への漏れが大となり、磁
気カードの磁気情報を破壊してしまうおそれがある。そ
の対策として、やはり図37に示すように、筐体1の外
周全体をシールド15で覆うことが考えられる。この場
合、大きな磁束をシールドするために、厚みの大きいシ
ールド板とする必要があり、結果として振動発生器が大
きくなってしまう。これでは、振動発生器を搭載する携
帯端末器がどんどん小型化され、振動発生器もそれに応
じて小型化が要請されていることと相反することにな
る。
【0040】そこで、第6、第7及び第8の各実施形態
振動発生器に印加するパルス電圧も図16に示すよう
に、0→E1 〔V〕の波形と同一振動量を得るために−
1/2E1 →1/2E1 の交番電圧とすればよい(第9
の実施形態)。この場合、コイル6a、6bから発生す
る磁束量は0→E1 〔V〕の場合に比し、1/2とな
る。それに応じてシールド板15の厚みも薄く形成で
き、振動発生器の小型化が実現できる。
【0041】この振動発生器において、コイル6a、6
bに、図16に示す信号が+1/2V→−1/2V→+
1/2V→に変化して印加されると、可動永久磁石5
は、図38の→→→で示すように位置変化し、
通路2内で往復運動し、そのエネルギーの一部が筐体に
伝わり、つまり振動する。また、各実施形態における駆
動コイルへのパルス信号の印加は、携帯電話等の場合、
呼があったことに基づいて信号を受けると、なされるこ
とになる。
【0042】なお、上記各実施形態で駆動コイルに与え
るパルス信号は、図14に示すように、デュティ1:1
のものであり、一定の周波数の信号である。上記の各振
動発生器において周波数を高くすれば、振動エネルギー
は高くなるが、人間の体感振動量との関係から130H
Z程度で最大の振動が得られるようになる。また、これ
らの振動発生器では、最大連続応答周波数と最大自起動
周波数を持つ。最大連続応答周波数とは、いわゆる最大
の振動量を得る時の駆動電圧パルスの周波数である。こ
の振動発生器では130Hz程度である。この周波数を
越える、もしくは急激に周波数を上昇させると、脱調が
起き、振動量が急激に下がる。最大自起動周波数とは、
その周波数で急に駆動し始めても脱調の起きない周波数
のことである。当然、最大連続応答周波数の振動量より
も低い振動しか得ることができない。この振動発生器で
は、110HZ程度である。
【0043】振動発生器を携帯電話器に使用する場合、
いきなり最大連続応答周波数で振動させると、大きな振
動を急に受けると所持者に刺激が強すぎるし、また急に
最大連続応答周波数で立上らせると、脱調を起こすおそ
れもある。そこで、第10の実施形態振動発生器とし
て、駆動コイル6に印加するパルス信号の周波数を図3
9に示すように、スタート時の5パルスは105HZ
で、次の5パルスは120HZで、さらに次の5パルス
は125HZで、最後に130HZの連続発振にして順
次、段階的に周波数を上げてゆく。振動発生において、
周波数段階変化105HZ、……、130HZの1サイ
クルは0.5secであり、0.5secのOFFの
後、次のサイクルが続く。
【0044】この振動発生器では、振動開始時には振動
が弱く、徐々に強くなってゆくので、所持者にソフトな
振動を与えるので、刺激が強烈でないし、振動も最大自
起動周波数より周波数を上げてゆくので、最大連続応答
周波数としても脱調を生ずることがない。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、筐体内に永久磁石を
収納する一方、筐体内の少なくとも一方端に磁気的な反
発手段を備え、かつ筐体外周に設けられるパルス通電の
駆動コイルを設け、駆動コイルと永久磁石には吸引、反
発力と、磁気的な反発手段による反発力により振動させ
るものであるから、電力消費が少なく、小型で安価に製
造し得、かつ移動可能な永久磁石と磁気的反発手段は非
接触なので、長寿命の振動発生器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態振動発生器の外観斜
視図である。
【図2】第1の実施形態振動発生器を部分的に切欠いて
示す内部構造図である。
【図3】第1の実施形態振動発生器の断面図である。
【図4】第1の実施形態振動発生器の動作原理を説明す
るための可動永久磁石の位置を示す図である。
【図5】第1の実施形態振動発生器の動作原理を説明す
るための可動永久磁石の位置を示す図である。
【図6】第1の実施形態振動発生器の動作原理を説明す
るためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永久
磁石の受ける力を示す図である。
【図7】第1の実施形態振動発生器の動作原理を説明す
るためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永久
磁石の受ける力を示す図である。
【図8】第1の実施形態振動発生器の動作原理を説明す
るためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永久
磁石の受ける力を示す図である。
【図9】この発明の第2の実施形態振動発生器の外観斜
視図である。
【図10】第2の実施形態振動発生器を部分的に切欠い
て示す内部構造図である。
【図11】第2の実施形態振動発生器の断面図である。
【図12】この発明の第3の実施形態振動発生器の要部
を示す図である。
【図13】この発明の第4の実施形態振動発生器の概略
構成を示す図である。
【図14】上記各実施形態振動発生器のコイルへの印加
波形を示す図である。
【図15】シールド板を備えた振動発生器の断面図であ
る。
【図16】この発明の第5の実施形態振動発生器を説明
するためのコイルへの印加波形を示す図である。
【図17】第5の実施形態振動発生器の動作原理を説明
するための可動永久磁石の位置を示す図である。
【図18】第5の実施形態振動発生器の動作原理を説明
するための可動永久磁石の位置を示す図である。
【図19】第5の実施形態振動発生器の動作原理を説明
するためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永
久磁石の受ける力を示す図である。
【図20】第5の実施形態振動発生器の動作原理を説明
するためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永
久磁石の受ける力を示す図である。
【図21】第5の実施形態振動発生器の動作原理を説明
するためのコイル磁界と固定永久磁石の磁界から可動永
久磁石の受ける力を示す図である。
【図22】この発明の第6の実施形態に係る振動発生器
の要部断面図である。
【図23】第6の実施形態振動発生器の側面図である。
【図24】第6の実施形態振動発生器の端面図である。
【図25】第6の実施形態振動発生器の動作(スイッチ
OFFの通常の状態)を説明するための要部断面図であ
る。
【図26】第6の実施形態振動発生器の動作(スイッチ
ONのときの磁束の方向)を説明するための要部断面図
である。
【図27】第6の実施形態振動発生器の動作(スイッチ
ONのときの可動永久磁石の移動)を説明するための要
部断面図である。
【図28】第6の実施形態振動発生器の動作(スイッチ
OFFのときの可動永久磁石の移動)を説明するための
要部断面図である。
【図29】駆動コイルを2個使用した場合の振動発生器
の断面図である。
【図30】同振動発生器の動作原理を説明するためのコ
イル磁界と固定永久磁石から可動永久磁石の受ける力を
示す図である。
【図31】この発明の第7の実施形態振動発生器の要部
断面図である。
【図32】第7の実施形態振動発生器の側面図である。
【図33】第7の実施形態振動発生器の端面図である。
【図34】この発明の第8の実施形態振動発生器の要部
断面図である。
【図35】第8の実施形態振動発生器の側面図である。
【図36】第8の実施形態振動発生器の端面図である。
【図37】シールド板を備えた振動発生器の断面図であ
る。
【図38】この発明の第9の実施形態振動発生器の動作
を説明する図である。
【図39】この発明の第9の実施形態振動発生器を説明
するための波形図である。
【図40】従来の振動発生器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 内空部 3、4 固定永久磁石 5 可動永久磁石 6 駆動コイル 7 パルス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平9−270268 (32)優先日 平9(1997)10月3日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 山本 隆文 熊本県山鹿市大字杉1110番地 オムロン熊 本株式会社内 (72)発明者 上田 泰介 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 松岡 和成 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体に形成された通路内を移動可能な永久
    磁石と、 前記通路の周囲に巻回され、パルス信号の通電により前
    記永久磁石に対し、駆動力を与えるコイルと、 前記通路の少なくとも一方側に設けられ前記永久磁石の
    近接に対し磁気的な反発力を与える磁気的反発手段と、 を備えたことを特徴とする振動発生器。
  2. 【請求項2】前記コイルは、パルス信号の通電により前
    記永久磁石に、順方向及び逆方向の磁界を与える少なく
    とも2つのコイルからなることを特徴とする請求項1記
    載の振動発生器。
  3. 【請求項3】前記磁気的反発手段は、筐体の一方側に配
    置された永久磁石であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の振動発生器。
  4. 【請求項4】前記磁気的反発手段は、永久磁石であり、
    前記移動可能な永久磁石の両側に配置され、それぞれ異
    なる磁力を有することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の振動発生器。
  5. 【請求項5】前記筐体は、内径が筒中央部より、筒端で
    大となるように構成され、筒端内に筒中央部の内径より
    外径が大きな磁気的反発手段として永久磁石を装着した
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の振動発
    生器。
  6. 【請求項6】前記磁気的反発手段は、筐体の一端外部に
    設けられた前記駆動力を与えるコイルと異なる他のコイ
    ルであることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の振動発生器。
  7. 【請求項7】前記駆動力を与えるコイルと異なる他のコ
    イルは、外部からの要請信号に応じてONすることを特
    徴とする請求項4記載の振動発生器。
  8. 【請求項8】前記筐体は側面視円弧状のものであること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6または請求項7記載の振動発生
    器。
  9. 【請求項9】前記コイルに駆動力を与えるパルス信号
    は、正負交互に極性が変化する交番信号であることを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項6、請求項7または請求項8記載の振動
    発生器。
  10. 【請求項10】前記移動可能な永久磁石は、2つの永久
    磁石が軸方向に非磁性材を介して接合されたものである
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8または
    請求項9記載の振動発生器。
  11. 【請求項11】前記筐体の通路と筐体外部とを連通する
    通気孔を備えることを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、
    請求項8、請求項9または請求項10記載の振動発生
    器。
  12. 【請求項12】前記通気孔は、前記通路の両端側にそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とする請求項11記載の
    振動発生器。
  13. 【請求項13】前記筐体は、前記磁気的反発手段の近傍
    に、移動可能な永久磁石の通路径より大きい径の通気用
    通路を有し、前記通気孔は、その通気用通路に設けられ
    ていることを特徴とする請求項10記載の振動発生器。
  14. 【請求項14】前記コイルに駆動力を与えるパルス信号
    は、周波数が動作時間の経過とともに段階的に高くなる
    ように切り替えられることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12または請求項13記載の振動発生器。
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