JP4065769B2 - 振動発生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、PDA、携帯ゲーム機器など小型の情報端末機器に搭載可能な振動発生装置に係わり、特に小型で多様な振動を実現できるようにした振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の振動発生装置としては、例えば特許文献1に開示された発明が存在する。
【0003】
この振動発生装置は、スピーカの駆動装置として応用することが可能な振動発生装置であり、筐体の底面側に円筒形のコイルが固定され、前記コイルの外側面と対向する位置にはマグネットとヨークとからなる磁界発生体が板状弾性体またはコイルばねなどによって弾性的に支持されている。前記コイルに駆動信号を与えると、前記磁界発生体とコイルとの間に電磁力が作用して前記磁界発生体が振動させられる。
【0004】
また前記特許文献1の従来の技術の欄には、一般的な振動発生装置として偏倚分銅型の振動発生装置が記載されている。前記偏倚分銅型の振動発生装置では、モータの回転軸の先端に非軸対称形状の偏倚分銅を設け、回転軸を回したときの偏倚分銅の重心を回転中心から偏倚させることにより振動を発生させるというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−205763号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許文献1に記載の振動発生装置は、磁界発生体が固有振動を生じるときの振動を体感させようとするものである。しかし、人が体感できる振動数は比較的低い周波数帯域にある。機械振動の固有振動数は可動部の質量の平方根に反比例し、ばね定数の平方根に比例する。したがって、人が体感できる程度の周波数の固有振動を生じさせるためには、可動部のストロークが限られるため、可動部の質量をかなり大きくする必要がある。それに合わせて駆動部の体積も大きくする必要となり、人が体感できるような大きな振幅の振動を発生させるためには、機器が大きくなってしまう。
【0007】
また、小型化のためには、固有振動の周波数を上げることが考えられるが、人が体感できる振動数は比較的低い周波数帯域にあることから、これも困難である。
【0008】
また、前記上記振動発生装置は、固有振動数に基づく単純な振動を連続的に又は間欠的に発生させることが可能であるが、振動の態様を自由に設定できるものではない。従って、携帯電話や携帯ゲーム機器に搭載して多様な効果的な振動を生じさせることはできない。
【0009】
一方、上記従来の偏倚分銅型の振動発生装置では、モータと偏倚分銅を有する構造であるため、大型なものになり、また偏倚分銅の回転による振動に耐えるようにモータをしっかり固定することが必要となって装置の小型化を阻害する。また回転中の偏倚分銅に大きな慣性力が作用するため、様々な駆動信号を与えて回転速度を変更することにより、振動の強弱(振動モード)を細かく可変することが苦手である。すなわち、偏倚分銅型の振動発生装置には、駆動信号に対する振動系の追従性に劣るという問題がある。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、小型でありながら人が体感できる周波数の振動を発生させることができ、振動の態様の設定が容易な振動発生装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の振動発生装置は、可動体が駆動信号に応じて振動させられる振動発生装置であって、
前記可動体と、前記可動体を支持する付勢部材と、前記可動体に往復運動を与える磁気駆動手段とを有しており、
前記駆動信号は、前記可動体の固有振動数に合わせたパルス状の励振信号によって前記可動体の振幅を拡大させる蓄積信号と、前記励振信号とは位相がずれるパルス状の抑制信号によって前記可動体の振幅を低下させる減衰信号とを有し、
前記磁気駆動手段のコイルに発生する逆起電力から前記可動体がその振幅の中心に至ったことを検知する位置検知手段が設けられ、この位置検知手段の検知出力に基づいて、前記励振信号と前記抑制信号の印加タイミングが決められ、
前記可動体を振動させたときの振幅の頂点を結んだエンベロープの幅が、前記蓄積信号で増大し前記減衰信号で収縮し、このエンベロープの増大と収縮の一連の変化を持たせたことを特徴とするものである。
【0012】
この振動発生装置では、可動体の振動そのものを体感させるのではなく、可動体の振幅の頂点を結んだエンベローブの変化を、人が体感する振動として取り出すものとなっている。前記エンベローブの周波数は固有振動数の周波数よりも低い帯域となる。エンベローブが変化することにより、振動の強さの変化を人に与えることになる。振動の強さの変化は圧感の変化として体感し易く、かつ前記エンベローブの周波数は、人が振動を有効に体感できる周波数帯域にあることから、人が振動を確実に検知できる。また、前記可動体を固有振動で励振させる場合に、この固有振動の周波数は高くてよいため、可動体の質量を小さくでき、小型のものとして構成できる。またばね定数も大きくできるので、可動体の振幅を付勢手段で抑制できるようになり、前記エンベローブを制御しやすくなる。
【0013】
なお本発明の振動発生装置は、前記のように可動体の質量とばね定数とで決まる固有振動数で振動するものにおいて好適であるが、固有振動数で振動するものに限られず、固有振動数に近い振動数で励振させる場合を含む。
【0014】
上記において、前記励振信号と前記抑制信号との位相のずれが180°である。
【0015】
また磁気駆動手段は、円筒ケースとその内部中心に設けられた軸の一方に設けられたコイルと、他方に設けられたコイルとで形成されるものである。
【0029】
上記においては、前記可動体は軸に沿って移動自在であり、前記付勢部材は、可動体をストローク方向の両側から前記可動体を互いに異なる方向へ付勢するコイルばねであるものとして構成できる。
【0030】
前記可動体は軸に沿って移動自在であり、前記付勢部材は、可動体をストローク方向の両側から前記可動体を互いに異なる方向へ付勢するコイルばねであるものが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は振動発生手段の実施の形態を示し、Aは斜視断面図、Bは断面図である。
【0032】
本発明の振動発生装置は、図1に示す振動発生手段1と図3に示す制御手段10とで構成される。
【0033】
図1に示す振動発生手段1は、支持体として円筒状の磁性体のケース2とその両端に取り付け可能な非磁性体の蓋体3,3を有している。前記蓋体3,3の内面には非磁性体の軸4が支持されており、前記軸4はケース2および蓋体3,3の中心を通る仮想中心線O−Oに一致している。
【0034】
前記ケース2の内壁にはコイル5が固定されている。前記コイル5はエナメル線などの被覆導線を円筒状に巻き付けることによって形成されており、ケース2の図示X方向の長さの中心から若干一方(図1ではX1側)の蓋体3に寄った位置に固定されている。
【0035】
前記ケース2の内部には可動体6が設けられている。前記可動体6は一方(X2側)の端部に非磁性体の錘7が設けられ、他方(X2側)の端部にマグネットMが設けられている。また前記マグネットMの両端面には磁性材料で形成されたヨーク部材8a,8bが設けられている。前記錘7、ヨーク部材8a、マグネットMおよびヨーク部材8bは円柱または円盤形状をしており、全ての外周面は、軸4の中心に対して同心円上に位置している。
【0036】
前記可動体6の中心、すなわち前記錘7、ヨーク部材8a、マグネットMおよびヨーク部材8bの中心にはX方向に抜ける孔6aが形成されており、この内部に前記軸4が挿通されている。よって、可動体6は前記軸4に沿って図示X方向に所定範囲のストロークにて往復移動できるようになっている。前記軸4が非磁性材料で形成されているため、可動体6がマグネットの力で軸4に引き付けられることがなく、可動体6が軸4に沿って動くときの移動負荷が小さくなっている。
【0037】
また前記マグネットMおよびヨーク部材8bの外径寸法は、前記錘7、ヨーク部材8aの外径寸法よりも小さく且つ前記コイル5の内径寸法よりも小さく形成されている。よって、可動体6が前記軸4に沿って図示X1方向に移動するときに、前記マグネットMおよびヨーク部材8bの部分が前記コイル5の内部で移動できるようになっている。
【0038】
この実施の形態では、前記マグネットMとコイル5とでムービングマグネット型の磁気駆動手段が形成されている。ただし、前記可動体6にコイルが搭載され、ケース2の内周面に前記コイルに対向するマグネットが設けられたムービングコイル型の磁気駆動手段が用いられてもよい。
【0039】
前記可動体6の両端と前記蓋体3,3の内面との間には付勢部材9,9が設けられており、可動体6は前記付勢部材9,9によって、軸方向に沿う互いに逆向きの付勢力を受けている。前記付勢部材9,9は互いに同じばね定数で、同じ軸方向長さのときに同じ弾性力を発揮するものであることが好ましい。図1は、コイル5に通電されていない状態を示しているが、このとき前記可動体6は、両側に位置する前記付勢部材9,9からの付勢力を受けて、その移動ストロークの中点に位置している。
【0040】
図1(B)では、前記付勢部材9,9が円錐コイルばねである。この円錐コイルばねは、圧縮変形していくにしたがってばね定数が変化する特性を有している。この振動発生手段1は、図1に示す中立状態での各付勢部材9,9のばね定数と可動体6の質量とで求まる固有振動数によって可動体6を振動させるものである。しかし、前記円錐コイルばねを用いると、可動体6がX1方向またはX2方向へ移動するにしたがって、両側の円錐コイルばねのばね定数が変化する。そのため、可動体6が図1に示す中点から大きく移動するにしたがって固有振動数が変化することになる。これにより、可動体6が固有振動数により共振して、本来制御したいストロークよりも大きな振幅で動いてしまうのを抑制できるようになっている。
【0041】
すなわち、前記円錐コイルばねを用いた付勢部材9,9は、そのばね定数により固有振動数を決める機能を有すると共に、可動体6のストロークが大きくなったときにその移動を抑制するダンパーとしての機能も発揮できる。このように変位によってばね定数が変化する付勢部材としては、前記円錐コイルばねの他に、不等ピッチで巻かれたコイルばねを使用することができる。あるいは、蓋体3,3の内側に、可動体6の振幅が過大になるのを抑制するダンパーを別個に設けてもよい。
【0042】
前記マグネットMは、ヨーク部材8aに接する端面Maと、ヨーク部材8bに接する端面Mbとが逆の磁極となるように着磁されている。図1に示す実施の形態では、端面MbがN極で端面MaがS極である。この場合、前記マグネットMで発生した磁束φは、一方の前記ヨーク部材8bを介して外周方向に向けて出力され、前記コイル5を垂直に横断してケース2に達する。さらに前記磁束φは磁性材料で形成されたケース2の内部を通り他方のヨーク部材8aと対向する位置に導かれ、この位置から前記ヨーク部材8aに向けて出力されてマグネットMのS極に達するという磁路を形成している。
【0043】
また図1に示すように、可動体6が移動ストロークの中点に位置しているとき、一方のヨーク部材8aのX方向での幅寸法の中点が、コイル5の巻き軸方向の中点と一致し、あるいはほぼ一致している。
【0044】
図1に示す中立状態において、コイル5に図1Bに示す方向の電流が与えられると、前記磁束φと電流とによって電磁力FがX2の向きに発生し、可動体6に対してX2方向への駆動力を与えることができる。またコイル5に逆向きの電流を与えることで、可動体6にX1方向への駆動力を与えることができる。
【0045】
次に、振動発生装置の制御手段について説明する。
図2はマグネットとコイルとの対向関係を示す部分断面図、図3は図3は制御手段を示すブロック図、図4はコイルに与えられる駆動信号の一例とそのときの可動体の振動を示す線図である。
【0046】
図2に示すように、コイル5の一方の端部(巻き始端)が端子Ta1、他方の端部(巻き終端)が端子Ta2、前記端子Ta1と端子Ta2との中間点(コイル5の中点)が中間端子をTa3である。
【0047】
図3に示す制御手段10は、前記中間端子Ta3に接続された位置検出手段11、信号生成手段12、ドライブ手段13および振動制御部14を有している。ドライブ手段13には2つの出力部が設けられており、その一方がコイル5の一方の端子Ta1に接続され、他方がコイル5の他方の端子Ta2に接続されている。
【0048】
前記信号生成手段12では振動制御部14の指令に基づいて、駆動信号S1を生成してドライブ手段13に出力し、前記ドライブ手段13から所定の波形の駆動電流が前記コイル5の端子Ta1と端子Ta2に与えられる。前記信号生成手段12には、複数のパターンの前記駆動信号S1が記憶されており、前記振動制御部14からの指令によって、いずれかのパターンの駆動信号S1が選択されて前記ドライブ手段13に与えられる。
【0049】
前記位置検出手段11は、可動体6が図1および図2に示す中立位置、すなわち往復移動ストロークの中点に至ったことを検知するものである。この位置検出手段11で検出された前記中点の検出信号が信号生成手段12に与えられると、信号生成手段12では、この検出信号を基準として駆動信号S1の電流方向の切換などの制御が行われる。
【0050】
なお、前記位置検出手段11は必須のものではないが、この位置検出手段11を設けると、可動体6の摺動負荷などが大きくなり、あるいは付勢部材9,9の弾性力が大きく変化したりして可動体6の固有振動数が大きく狂ったような場合であっても、その変化に追従した駆動信号S1を生成することができる。
【0052】
図4は駆動信号S1の波形を示している。この実施の形態では、前記駆動信号S1が矩形波としてコイル5に与えられるが、この駆動信号S1の波形は三角波などであってもよい。図4では、駆動信号S1の中立点を「0」で示しており、このときコイル5は無通電状態である。駆動信号S1が順方向に立ち上がっているとき、コイル5に対して電流が端子Ta1から端子Ta2に向けて流れる。このとき、可動体6にはX2方向への駆動力が作用する。また、図4に示す駆動信号S1が逆方向のときに、コイル5に対して前記と逆の電流が流れ、このとき、可動体6にはX1方向への駆動力が与えられる。
【0053】
図4に示すように、前記駆動信号S1には蓄積信号S1aを含んでいる。この蓄積信号S1aは、可動体6にその固有振動数による共振振動を励振させるものである。この蓄積信号S1aには励振信号A1,A2,A3が含まれており、この励振信号A1,A2,A3によりコイル5に対して順方向の電流が与えられる。なお、図4では前記励振信号A1,A2,A3のレベルが一定であり、この励振信号によりコイル5に対して一定量の電流が間欠的に与えられる。
【0054】
前記図4には、駆動信号S1の波形とともに、可動体6のX1方向とX2方向への変位量を縦軸にとった振動波形が示されている。前記振動波形のOmは、可動体6が図1と図2に示す中点に位置することを意味している。なお、駆動信号S1の波形図と可動体6の変位量を示す線図の双方において、横軸は時間tである。
【0055】
前記可動体6の固有振動数(共振周波数)は、可動体6の質量と、前記付勢部材9,9のばね定数(図1に示す中立状態のときのばね定数)で決められるものであるが、前記励振信号A1,A2,A3は、前記固有振動数(共振周波数)の逆数である周期Tごとに与えられ、通電時間は前記周期Tの半分である。すなわち前記励振信号A1,A2,A3は、可動体6がX2方向への速度を有しているときに与えられ、この励振信号A1,A2,A3がコイル5に与えられることにより、X2方向への速度を有している可動体6にさらにX2方向への駆動力が与えられる。なお、前記励振信号A1は起動信号である。
【0056】
前記励振信号A1,A2,A3により、可動体6が振動を開始するとともに、固有振動数による振動の振幅が時間とともに大きくなっていく。
【0057】
図4の実施の形態の蓄積信号S1aでは、隣接する前記励振信号A1,A2,A3の間に逆励振信号B1,B2が含まれている。この逆励振信号B1,B2により、コイル5に対して励振信号Aとは逆向きの電流が与えられる。この逆励振信号B1,B2は、可動体6がX1方向への速度を有しているときに、前記コイル5に与えられ、可動体6に対してさらにX1方向への駆動力が与えられる。
【0058】
このように励振信号Aと逆励振信号Bとが交互に与えられることにより、可動体6の振幅が短時間に急激に大きくなっていく。
【0059】
なお、前記蓄積信号S1aは、必ずしも励振信号Aと逆励振信号Bを含んでいることを必要とせず、励振信号Aまたは逆励振信号Bのみであっても、可動体6に振動を生じさせてその振幅を拡大させていくことが可能である。この場合、励振信号Aまたは逆励振信号Bの電流量を大きくすることによって、振幅を急激に大きくさせることは可能である。
【0060】
また、蓄積信号S1aが与えられている期間のうちの最初の期間にのみ励振信号Aと逆励振信号Bを与え、その後しばらくコイルに電流を与えなくても、可動体6の共振により振幅を維持することが可能である。
【0061】
ここで、振幅の増加は、駆動信号S1の方向と、可動体6の移動の方向がそろうこと、
および周波数が共振周波数と一致することで最大となる。
【0062】
振幅の増加率(減少率)を制御する方法としては、入力エネルギーを変化させる方法と、駆動信号S1をずらす方法がある。前者の入力エネルギーを変化させる方法としとは、コイル5に与える駆動電流(または駆動電圧)の大きさを変化させる振幅変化による制御と、駆動電流(または駆動電圧)の通電時間を変化させるPWM(Pulse Width Modulation)制御によるものがある。また後者の駆動信号S1をずらす方法としては、位相をシフトするものと、周波数をシフトするものとがある。
【0063】
前記PWM制御では、蓄積信号S1aにおいて、例えば励振信号Aの与える時間を、前記周期Tの半分の時間よりも短くし、残りの時間は励振を0とすることにより、可動体6の振幅の増加が過大にならないように制御することが可能である。
【0064】
また位相シフトでは、信号のパルス幅(時間間隔)は変えずに、前記励振信号Aを基準となる時間よりも若干進めたり、または遅らせることにより、可動体6の振幅の増加が過大にならないように制御することが可能である。
【0065】
さらに周波数シフトでは、可動体の駆動周波数を共振周波数の2倍にするとともに、低い周波数から高い周波数に移動させ、またはその逆の方向に移動させたり、あるいはずれた周波数から共振周波数に一致させ、また一致した状態からずらして行くといった操作を行うことにより、可動体6の振幅の増加が過大にならないように制御することが可能である。この方法では、励振の効率が変化し、また位相がずれることになるため、励振区間と制止区間を設けることが可能となる。
【0066】
前記駆動信号S1には減衰信号S1bが含まれている。この減衰信号S1bには、抑制信号C1,C2,C3が含まれている。この抑制信号C1,C2,C3は前記励振信号A1,A2,A3と位相が180°ずれたものであり、可動体6がX1方向への速度を有しているときに、コイル5に順方向への電流が与えられて、可動体6に対して前記速度方向と逆向きのX2方向への駆動力が与えられる。これにより固有振動数で振動している可動体6の振動が減衰させられる。
【0067】
図4の実施の形態では、抑制信号C1,C2,C3の間に、逆抑制信号D1,D2が設けられており、この逆抑制信号D1,D2によってコイル5に逆方向の電流が与えられる。この逆抑制信号D1,D2により、X2方向への速度を有している可動体6に対して、前記速度を打ち消すX1方向の駆動力が与えられる。前記抑制信号Cと逆抑制信号Dを交互に設けることにより、可動体6の振幅が急激に減衰する。
【0068】
なお、前記減衰信号S1bに、抑制信号Cと逆抑制信号Dの一方のみが設けられていてもよい。また抑制信号Cや逆抑制信号Dを減衰信号の前半においてのみ設けてもよいし、前記抑制信号Cと逆抑制信号Dの周期を徐々にずらすようにしてもよい。
【0069】
図5は、前記蓄積信号S1aと減衰信号S1bを連続させ、この蓄積信号S1aと減衰信号S1bを組とした信号を周期Teで与えた場合の、可動体6の振動波形を示している。図5では、蓄積信号S1aでの励振信号A1,A2,A3の数と、減衰信号S1bでの抑制信号C1,C2,C3の数が一緒であり、また励振信号A1,A2,A3と抑制信号C1,C2,C3とでコイル5に与えられる電流量が同じである。また逆励振信号B1,B2,B3の数と逆抑制信号D1,D2,D3の数が同じであり、逆励振信号と逆抑制信号とでコイルに与えられる電流量が同じである。また蓄積信号S1aと減衰信号S1bの時間長も同じである。
【0070】
図5では、可動体6が固有振動数(共振周波数)にて振動し、蓄積信号S1aではその振幅が時間と共に増加し、減衰信号S1bでは振幅が減衰していく。図5では、可動体6の振幅の頂点を結んだ線をエンベローブEとして示しているが、このエンベローブEは、前記蓄積信号S1aと減衰信号S1bの周期Teに応じて増減し、このエンベローブEの周波数feは1/Teである。
【0071】
前記可動体6の質量は小さく、このため固有振動数(共振周波数)は高くなる。しかしながら、前記エンベローブEの周波数feは、前記共振周波数よりも低く設定することが可能であり、振動の大きさの変化を与えることが可能となる。振動の強さの変化は、圧感(痛覚)の変化として体感し得るという特徴がある。また、前記エンベローブEの周波数feは、振幅の大きさが一定に維持されている場合にあっても、人が前記周波数feの増減を検知できる周波数帯域にあることから、人は前記周波数feの増減を振動の変化として有効に体感することができる。
【0072】
可動体6の質量が小さく固有振動数が高い小型の振動発生手段1を用いて、図5に示すエンベローブEの振動を発生させ、このエンベローブEの周波数を人が体感できる値に設定しておくと、人はエンベローブEの波形を振動として感じるようになる。
【0073】
また、駆動信号S1での、蓄積信号S1aと減衰信号S1bから成る組の繰り返し周期を変えることにより、人が体感できる前記エンベローブEの周期および周波数を自由に変化させることができる。また、励振信号Aと逆励振信号Bの数や電流量を変え、また抑制信号Cと逆抑制信号Dの数や電流量を変えることにより、エンベローブEの振幅を変えることもできる。
【0074】
またエンベローブEの波形を制御することも可能である。図6はその一例を示している。
【0075】
図6の駆動例では、蓄積信号S1aが励振信号Aと逆励振信号Bを交互に有しているが、減衰信号S1bは、抑制信号Cのみであり、逆抑制信号Dを有していない。この場合の前記エンベローブEは急激に立ち上がってなだらかに収束する形状となる。
【0076】
この例の他にも、蓄積信号S1aと減衰信号S1bの信号の内容を変えることにより、エンベローブEの波形を制御することが可能である。このようにエンベローブEの波形を変えることにより、人が敏感に感じる振動や、人に鈍く重く感じさせる振動などを任意に生成することが可能である。
【0077】
なお、図2においてヨーク部材8bの幅方向の中心が端子Ta1と中間端子Ta3との間でX1方向へ移動しているとき、コイル5に対しヨーク部材8bから発生する磁力線が交差する位置が移動して行くことになり、端子Ta1と中間端子Ta3との間に逆起電力(電圧)Vaが誘起される。またヨーク部材8bの幅方向の中心が、中間端子Ta3と端子Ta2との間を同じくX1方向へ移動しているときにも、端子Ta2と中間端子Ta3との間に逆起電力(電圧)Vbが誘起される。また同じくX1方向に移動しているとき、ヨーク部材8bから発生する磁力線が、中間端子Ta3に一致するときには、各端子間に誘起される前記逆起電力Vaと前記逆起電力Vbとは等しくなる。また可動体6の移動方向がX2方向に変わった場合、コイル5に誘起される逆起電力Va,Vbの極性は,前記X1方向に移動しているときと逆向きとなる。
【0078】
可動体6の移動が静止するX1およびX2方向の最大振幅の位置では、ヨーク部材8bから発生する磁力線が時間的に変化しないため、逆起電力は0となる。
【0079】
よって、前記位置検出手段11が、この逆起電力Vaと逆起電力Vbの切り換わりの時間的なタイミングを検出することにより、ヨーク部材8bの幅方向の中心が中間端子Ta3に一致する時点、および最大振幅点を検知することが可能である。そして、前記のようにこの検出時点を用いて、前記励振信号A、逆励振信号B、抑制信号C、逆抑制信号Dの生成のタイミングを設定することにより、可動体6の共振周波数を追尾する駆動信号S1を生成することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明では、可動体の固有振動数よりも低い周波数のエンベローブを生成して、このエンベローブの波形を振動として人に体感させるようにしているため、小型で固有振動数の高い振動発生装置を用いても人に体感させる振動を生じさせることができる。また前記エンベローブを変化させることにより、人が体感する振動の振動数や振動の感じ方などを自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動発生手段の実施の形態を示し、Aは斜視断面図、Bは断面図、
【図2】マグネットとコイルとの対向関係を示す部分断面図、
【図3】制御手段を示すブロック図、
【図4】コイルに与えられる駆動信号の一例とそのときの可動体の振動を示す線図、
【図5】蓄積信号と減衰信号を組とした信号と可動体の振動波形との関係を示す図、
【図6】エンベローブの振動波形を制御する一例を示す図、
【符号の説明】
1 振動発生手段
2 ケース
4 軸
5 コイル
6 可動体
7 錘
8a,8b ヨーク部材
9 付勢部材
10 制御手段
11 位置検出手段
12 信号生成手段
13 ドライブ手段
14 振動制御部
A,A1,A2,A3 励振信号
B,B1,B2 逆励振信号
C,C1,C2,C3 抑制信号
D,D1,D2 逆抑制信号
E エンベローブ
S1 駆動信号
S1a 蓄積信号
S1b 減衰信号
Ta1,Ta2 端子
Ta3 中間端子
M マグネット
Claims (4)
- 可動体が駆動信号に応じて振動させられる振動発生装置であって、
前記可動体と、前記可動体を支持する付勢部材と、前記可動体に往復運動を与える磁気駆動手段とを有しており、
前記駆動信号は、前記可動体の固有振動数に合わせたパルス状の励振信号によって前記可動体の振幅を拡大させる蓄積信号と、前記励振信号とは位相がずれるパルス状の抑制信号によって前記可動体の振幅を低下させる減衰信号とを有し、
前記磁気駆動手段のコイルに発生する逆起電力から前記可動体がその振幅の中心に至ったことを検知する位置検知手段が設けられ、この位置検知手段の検知出力に基づいて、前記励振信号と前記抑制信号の印加タイミングが決められ、
前記可動体を振動させたときの振幅の頂点を結んだエンベロープの幅が、前記蓄積信号で増大し前記減衰信号で収縮し、このエンベロープの増大と収縮の一連の変化を持たせたことを特徴とする振動発生装置。 - 前記励振信号と前記抑制信号との位相のずれが180°である請求項1記載の振動発生装置。
- 磁気駆動手段は、円筒ケースとその内部中心に設けられた軸の一方に設けられたコイルと、他方に設けられたコイルとで形成される請求項1または2記載の振動発生装置。
- 前記可動体は軸に沿って移動自在であり、前記付勢部材は、可動体をストローク方向の両側から前記可動体を互いに異なる方向へ付勢するコイルばねである請求項1ないし3のいずれかに記載の振動発生装置。
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