JPH1116781A - 電解コンデンサの端子構造 - Google Patents
電解コンデンサの端子構造Info
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- JPH1116781A JPH1116781A JP16909297A JP16909297A JPH1116781A JP H1116781 A JPH1116781 A JP H1116781A JP 16909297 A JP16909297 A JP 16909297A JP 16909297 A JP16909297 A JP 16909297A JP H1116781 A JPH1116781 A JP H1116781A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電解コンデンサの電気的特性であるインピー
ダンス値の低減を図ると共に端子部のインダクタンスL
の低減を容易に達成することができる電解コンデンサの
端子構造を提供する。 【解決手段】 陽極箔と陰極箔とを適宜セパレータを介
して重ね合わせて形成した電極箔に、それぞれタブ端子
を取付けてこれを巻回することによりコンデンサ素子を
構成し、前記コンデンサ素子より突出した前記タブ端子
を、表面に外部端子を備えた封口板の裏面に突出する導
電性リベットにそれぞれ結合固定してなる電解コンデン
サの端子構造において、2枚の導電板を加工して陰極端
子32と陽極端子34とからなる外部端子30を構成
し、これら陰極端子と陽極端子とは重ね合せて絶縁性接
着剤36により接合固定し、それぞれビス穴33、35
を備えた外部接続端子部32a、34aと、コンデンサ
素子から導出されるタブ端子と導電結合するためのリベ
ット部32b、34bとを設ける。
ダンス値の低減を図ると共に端子部のインダクタンスL
の低減を容易に達成することができる電解コンデンサの
端子構造を提供する。 【解決手段】 陽極箔と陰極箔とを適宜セパレータを介
して重ね合わせて形成した電極箔に、それぞれタブ端子
を取付けてこれを巻回することによりコンデンサ素子を
構成し、前記コンデンサ素子より突出した前記タブ端子
を、表面に外部端子を備えた封口板の裏面に突出する導
電性リベットにそれぞれ結合固定してなる電解コンデン
サの端子構造において、2枚の導電板を加工して陰極端
子32と陽極端子34とからなる外部端子30を構成
し、これら陰極端子と陽極端子とは重ね合せて絶縁性接
着剤36により接合固定し、それぞれビス穴33、35
を備えた外部接続端子部32a、34aと、コンデンサ
素子から導出されるタブ端子と導電結合するためのリベ
ット部32b、34bとを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサの
端子構造に係り、特に電解コンデンサの電気的特性であ
るインピーダンス値の低減と端子部におけるインダクタ
ンスの低減とを達成することができる電解コンデンサの
端子構造に関するものである。
端子構造に係り、特に電解コンデンサの電気的特性であ
るインピーダンス値の低減と端子部におけるインダクタ
ンスの低減とを達成することができる電解コンデンサの
端子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電解コンデンサは、図2に示す
構成からなる。すなわち、図2において、電解コンデン
サ10は、4級アンモニウム塩を含有した電解液が含浸
されているコンデンサ素子12と、これを収納する外装
ケース14およびこの外装ケース14を封口する封口板
16とから構成されている。そこで、前記コンデンサ素
子12は、陰極アルミニウム箔12a、セパレータ紙1
2cおよび陽極アルミニウム箔12bを交互に重ね合わ
せて形成される。また、外装ケース14は、封口板16
を所定位置に密封支持するかしめ部14aおよびカール
部14bを有し、前記封口板16は互いに接着されたゴ
ム板16aおよびら絶縁板16bから形成されると共
に、その挿通部16cに固定されるリベット18を介し
て外部端子20と接続し得るように構成されている。
構成からなる。すなわち、図2において、電解コンデン
サ10は、4級アンモニウム塩を含有した電解液が含浸
されているコンデンサ素子12と、これを収納する外装
ケース14およびこの外装ケース14を封口する封口板
16とから構成されている。そこで、前記コンデンサ素
子12は、陰極アルミニウム箔12a、セパレータ紙1
2cおよび陽極アルミニウム箔12bを交互に重ね合わ
せて形成される。また、外装ケース14は、封口板16
を所定位置に密封支持するかしめ部14aおよびカール
部14bを有し、前記封口板16は互いに接着されたゴ
ム板16aおよびら絶縁板16bから形成されると共
に、その挿通部16cに固定されるリベット18を介し
て外部端子20と接続し得るように構成されている。
【0003】従って、この種の電解コンデンサ10の製
造に際しては、コンデンサ素子12から導出した内部電
極タブ22を、封口板16に固定したリベット18に接
続し、これらコンデンサ素子12および封口板16を外
装ケース14内に収納することにより、簡単に組立てる
ことができる。
造に際しては、コンデンサ素子12から導出した内部電
極タブ22を、封口板16に固定したリベット18に接
続し、これらコンデンサ素子12および封口板16を外
装ケース14内に収納することにより、簡単に組立てる
ことができる。
【0004】しかるに、この種の電解コンデンサにおい
ては、共振点が存在することから、共振周波数以上にお
いて、コンデンサではなくコイルとして機能し、周波数
の上昇と共にインピーダンス値が増大してしまう。従っ
て、電解コンデンサは、普通は低い周波数で機能すれば
よいのであるが、最近は非常に高い周波数においても役
に立たなければならない用途が増加しつつある。
ては、共振点が存在することから、共振周波数以上にお
いて、コンデンサではなくコイルとして機能し、周波数
の上昇と共にインピーダンス値が増大してしまう。従っ
て、電解コンデンサは、普通は低い周波数で機能すれば
よいのであるが、最近は非常に高い周波数においても役
に立たなければならない用途が増加しつつある。
【0005】そこで、共振周波数を高くするために、コ
ンデンサ素子の構造をどのような構造とすればよいか、
という問題が生じた。
ンデンサ素子の構造をどのような構造とすればよいか、
という問題が生じた。
【0006】しかるに、共振周波数を高くするには、次
式(1)により、インダクタンスLと、キャパシタンス
Cの値を小さくすればよい。また、キャパシタンスCを
小さくできない場合には、インダクタンスLを小さくす
るほかはない。
式(1)により、インダクタンスLと、キャパシタンス
Cの値を小さくすればよい。また、キャパシタンスCを
小さくできない場合には、インダクタンスLを小さくす
るほかはない。
【0007】
【数1】
【0008】インダクタンスLを小さくする方法とし
て、コイル状に巻回されている電極の長さを短くするこ
とが提案される。すなわち、エッチング効果の大きい箔
を利用し、箔の幅を広くして巻数を少なくすれば、イダ
クタンスLの値を小さくすることができる。但し、極端
に幅を広くすると、逆効果となるので、適正値に設定す
る必要がある。
て、コイル状に巻回されている電極の長さを短くするこ
とが提案される。すなわち、エッチング効果の大きい箔
を利用し、箔の幅を広くして巻数を少なくすれば、イダ
クタンスLの値を小さくすることができる。但し、極端
に幅を広くすると、逆効果となるので、適正値に設定す
る必要がある。
【0009】しかし、通常の電解コンデンサ、特に比較
的大型の電解コンデンサは、前述したように、コンデン
サ素子を収納した外装ケースの開口部に、外部接続用の
タブ端子が固着された封口板を装着して形成している
(図2参照)。すなわち、このような電解コンデンサに
おいては、前記封口板を貫通して封口板の裏面に突出し
た外部端子のリベット部に、コンデンサ素子から導出し
たタブ端子(先端部分に貫通孔を設けている)を挿通さ
せて係止し、さらにワッシャ等を装着してこれらを一体
的に圧接した接続端子構造を有している。
的大型の電解コンデンサは、前述したように、コンデン
サ素子を収納した外装ケースの開口部に、外部接続用の
タブ端子が固着された封口板を装着して形成している
(図2参照)。すなわち、このような電解コンデンサに
おいては、前記封口板を貫通して封口板の裏面に突出し
た外部端子のリベット部に、コンデンサ素子から導出し
たタブ端子(先端部分に貫通孔を設けている)を挿通さ
せて係止し、さらにワッシャ等を装着してこれらを一体
的に圧接した接続端子構造を有している。
【0010】また、前述した比較的大型の電解コンデン
サにおいては、コンデンサ素子から所要の間隔を設けて
両電極タブ端子を導出する場合、電解コンデンサの電気
的特性であるインピーダンスは、大きく影響を受け、電
極タブ端子の間隔が広く(巻回構造における両電極引き
出しタブ端子間の周長)なるにつれて、インピーダンス
の値は大きくなる。すなわち、両電極タブ端子の引出し
位置と、インピーダンス(|Z|)および等価直列抵抗
(ESR)の周波数特性は、図3に示すようになる。
サにおいては、コンデンサ素子から所要の間隔を設けて
両電極タブ端子を導出する場合、電解コンデンサの電気
的特性であるインピーダンスは、大きく影響を受け、電
極タブ端子の間隔が広く(巻回構造における両電極引き
出しタブ端子間の周長)なるにつれて、インピーダンス
の値は大きくなる。すなわち、両電極タブ端子の引出し
位置と、インピーダンス(|Z|)および等価直列抵抗
(ESR)の周波数特性は、図3に示すようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
電解コンデンサにおいて、コイル状に巻回されている電
極箔より導出した引出しタブ端子間隔を狭くする実施手
段として、例えば封口板の裏面に突出した端子のリベッ
ト間隔を狭くすることが提案される。しかしながら、こ
の場合、封口板を貫通した封口板表面の外部端子間隔を
も制限してしまうので、実用的ではない。
電解コンデンサにおいて、コイル状に巻回されている電
極箔より導出した引出しタブ端子間隔を狭くする実施手
段として、例えば封口板の裏面に突出した端子のリベッ
ト間隔を狭くすることが提案される。しかしながら、こ
の場合、封口板を貫通した封口板表面の外部端子間隔を
も制限してしまうので、実用的ではない。
【0012】また、電極の長さを短くする方法は、エッ
チング効果の大きい電極箔を使用することとなるため、
電極箔の機械的強度(曲げ、引っ張り等)が低下し、巻
回時の箔切れおよび引出しタブ端子接続部に亀裂を生じ
る等の難点がある。
チング効果の大きい電極箔を使用することとなるため、
電極箔の機械的強度(曲げ、引っ張り等)が低下し、巻
回時の箔切れおよび引出しタブ端子接続部に亀裂を生じ
る等の難点がある。
【0013】そこで、本発明者は、鋭意研究並びに検討
を重ねた結果、2枚の導電板を加工して陰極端子と陽極
端子とからなる外部端子を構成し、これら陰極端子と陽
極端子とは重ね合せて絶縁性接着剤により接合固定し、
それぞれビス穴を備えた外部接続端子部と、コンデンサ
素子から導出されるタブ端子と導電結合するためのリベ
ット部とを設けた構成とすることにより、コンデンサ素
子の両電極タブ端子より外部接続端子として接続する外
部端子の間隔を接近させることができ、端子部のインダ
クタンスLを微小にすることが可能となり、両電極タブ
端子の引出し位置とインピーダンス特性の関係におい
て、インピーダンスを最小値とすることができることを
突き止めた。
を重ねた結果、2枚の導電板を加工して陰極端子と陽極
端子とからなる外部端子を構成し、これら陰極端子と陽
極端子とは重ね合せて絶縁性接着剤により接合固定し、
それぞれビス穴を備えた外部接続端子部と、コンデンサ
素子から導出されるタブ端子と導電結合するためのリベ
ット部とを設けた構成とすることにより、コンデンサ素
子の両電極タブ端子より外部接続端子として接続する外
部端子の間隔を接近させることができ、端子部のインダ
クタンスLを微小にすることが可能となり、両電極タブ
端子の引出し位置とインピーダンス特性の関係におい
て、インピーダンスを最小値とすることができることを
突き止めた。
【0014】従って、本発明の目的は、電解コンデンサ
の電気的特性であるインピーダンス値の低減を図ると共
に端子部のインダクタンスLの低減を容易に達成するこ
とができる電解コンデンサの端子構造を提供することに
ある。
の電気的特性であるインピーダンス値の低減を図ると共
に端子部のインダクタンスLの低減を容易に達成するこ
とができる電解コンデンサの端子構造を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る電解コンデンサの端子構造は、陽極箔
と陰極箔とを適宜セパレータを介して重ね合わせて形成
した電極箔に、それぞれタブ端子を取付けてこれを巻回
することによりコンデンサ素子を構成し、前記コンデン
サ素子より突出した前記タブ端子を、表面に外部端子を
備えた封口板の裏面に突出する導電性リベットにそれぞ
れ結合固定してなる電解コンデンサの端子構造におい
て、2枚の導電板を加工して陰極端子と陽極端子とから
なる外部端子を構成し、これら陰極端子と陽極端子とは
重ね合せて絶縁性接着剤により接合固定し、それぞれビ
ス穴を備えた外部接続端子部と、コンデンサ素子から導
出されるタブ端子と導電結合するためのリベット部とを
設けたことを特徴とする。
に、本発明に係る電解コンデンサの端子構造は、陽極箔
と陰極箔とを適宜セパレータを介して重ね合わせて形成
した電極箔に、それぞれタブ端子を取付けてこれを巻回
することによりコンデンサ素子を構成し、前記コンデン
サ素子より突出した前記タブ端子を、表面に外部端子を
備えた封口板の裏面に突出する導電性リベットにそれぞ
れ結合固定してなる電解コンデンサの端子構造におい
て、2枚の導電板を加工して陰極端子と陽極端子とから
なる外部端子を構成し、これら陰極端子と陽極端子とは
重ね合せて絶縁性接着剤により接合固定し、それぞれビ
ス穴を備えた外部接続端子部と、コンデンサ素子から導
出されるタブ端子と導電結合するためのリベット部とを
設けたことを特徴とする。
【0016】この場合、前記外部端子は、2枚のアルミ
をL字状に折曲して陰極端子と陽極端子とを形成し、こ
れらの端子をポリイミドフィルムからなる絶縁性接着剤
を介して接合し、各端子の一側縁部にビス穴を備えた外
部接続端子部を形成すると共に、各端子の他側縁部にリ
ベット部を形成した構成とすることができる。
をL字状に折曲して陰極端子と陽極端子とを形成し、こ
れらの端子をポリイミドフィルムからなる絶縁性接着剤
を介して接合し、各端子の一側縁部にビス穴を備えた外
部接続端子部を形成すると共に、各端子の他側縁部にリ
ベット部を形成した構成とすることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る電解コンデンサの端子構
造の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
造の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明における電解コンデンサの
端子構造の一実施例の概略構成を示すものである。すな
わち、図1において、本実施例の外部端子30は、所定
幅のアルミ板等からなる2枚の導電板を、それぞれL字
状に折曲加工して、陰極端子32と陽極端子34とを形
成する。そして、これら陰極端子32と陽極端子34と
は、例えばポリイミドフィルム等の耐熱性樹脂からなる
絶縁性接着剤36を使用して、相互に重ね合せて接着固
定する。
端子構造の一実施例の概略構成を示すものである。すな
わち、図1において、本実施例の外部端子30は、所定
幅のアルミ板等からなる2枚の導電板を、それぞれL字
状に折曲加工して、陰極端子32と陽極端子34とを形
成する。そして、これら陰極端子32と陽極端子34と
は、例えばポリイミドフィルム等の耐熱性樹脂からなる
絶縁性接着剤36を使用して、相互に重ね合せて接着固
定する。
【0019】前記構成からなる外部端子30は、前記陰
極端子32および陽極端子34の一側縁部に、それぞれ
ビス穴33、35を備えた外部接続端子部32a、34
aを突出形成する。また、前記陰極端子32および陽極
端子34の一側縁部には、それぞれコンデンサ素子から
導出されるタブ端子22(図2参照)と導電結合するた
めのリベット部32b、34bを一体的に形成する。
極端子32および陽極端子34の一側縁部に、それぞれ
ビス穴33、35を備えた外部接続端子部32a、34
aを突出形成する。また、前記陰極端子32および陽極
端子34の一側縁部には、それぞれコンデンサ素子から
導出されるタブ端子22(図2参照)と導電結合するた
めのリベット部32b、34bを一体的に形成する。
【0020】このように構成した外部端子30は、図2
に示す外部端子20に代えて、各リベット部32b、3
4bを、それぞれ封口板16を適宜貫通させてコンデン
サ素子12から導出されるタブ端子22にそれぞれ導通
接続する。
に示す外部端子20に代えて、各リベット部32b、3
4bを、それぞれ封口板16を適宜貫通させてコンデン
サ素子12から導出されるタブ端子22にそれぞれ導通
接続する。
【0021】なお、前記各リベット部32b、34bと
タブ端子22との導通接続に際しては、適宜カシメ用ワ
ッシャを取着すると共に超音波溶接により、簡便に接続
することができる。
タブ端子22との導通接続に際しては、適宜カシメ用ワ
ッシャを取着すると共に超音波溶接により、簡便に接続
することができる。
【0022】なお、このように形成された電解コンデン
サは、その後外装ケースを封止し、コンデンサ素子を化
成処理することにより、電解コンデンサとして製品化す
ることができる。
サは、その後外装ケースを封止し、コンデンサ素子を化
成処理することにより、電解コンデンサとして製品化す
ることができる。
【0023】前述した実施例から明らかなように、本発
明に係る電解コンデンサの端子構造においては、外部端
子を構成する陰極端子と陽極端子とを、2枚の導電板を
加工してこれらを絶縁性接着剤を介して重ね合せ、接合
する構成としたことにより、コンデンサ素子の両電極タ
ブ端子より外部接続端子として接続する外部端子の間隔
を接近させることができ、端子部のインダクタンスLを
微小にすることが可能となり、両電極タブ端子の引出し
位置とインピーダンス特性の関係において、インピーダ
ンスを最小値とすることができる。
明に係る電解コンデンサの端子構造においては、外部端
子を構成する陰極端子と陽極端子とを、2枚の導電板を
加工してこれらを絶縁性接着剤を介して重ね合せ、接合
する構成としたことにより、コンデンサ素子の両電極タ
ブ端子より外部接続端子として接続する外部端子の間隔
を接近させることができ、端子部のインダクタンスLを
微小にすることが可能となり、両電極タブ端子の引出し
位置とインピーダンス特性の関係において、インピーダ
ンスを最小値とすることができる。
【0024】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をすることができる。
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電解
コンデンサの端子構造によれば、陽極箔と陰極箔とを適
宜セパレータを介して重ね合わせて形成した電極箔に、
それぞれタブ端子を取付けてこれを巻回することにより
コンデンサ素子を構成し、前記コンデンサ素子より突出
した前記タブ端子を、表面に外部端子を備えた封口板の
裏面に突出する導電性リベットにそれぞれ結合固定して
なる電解コンデンサの端子構造において、2枚の導電板
を加工して陰極端子と陽極端子とからなる外部端子を構
成し、これら陰極端子と陽極端子とは重ね合せて絶縁性
接着剤により接合固定し、それぞれビス穴を備えた外部
接続端子部と、コンデンサ素子から導出されるタブ端子
と導電結合するためのリベット部とを設けた構成とする
ことにより、コンデンサ素子から導出される両電極タブ
端子の引出し位置との関係において、インピーダンス値
の低減と共に端子部のインダクタンスLの低減を容易に
達成することができる。
コンデンサの端子構造によれば、陽極箔と陰極箔とを適
宜セパレータを介して重ね合わせて形成した電極箔に、
それぞれタブ端子を取付けてこれを巻回することにより
コンデンサ素子を構成し、前記コンデンサ素子より突出
した前記タブ端子を、表面に外部端子を備えた封口板の
裏面に突出する導電性リベットにそれぞれ結合固定して
なる電解コンデンサの端子構造において、2枚の導電板
を加工して陰極端子と陽極端子とからなる外部端子を構
成し、これら陰極端子と陽極端子とは重ね合せて絶縁性
接着剤により接合固定し、それぞれビス穴を備えた外部
接続端子部と、コンデンサ素子から導出されるタブ端子
と導電結合するためのリベット部とを設けた構成とする
ことにより、コンデンサ素子から導出される両電極タブ
端子の引出し位置との関係において、インピーダンス値
の低減と共に端子部のインダクタンスLの低減を容易に
達成することができる。
【図1】本発明に係る電解コンデンサの端子構造の一実
施例を示す概略構成図である。
施例を示す概略構成図である。
【図2】従来の電解コンデンサおよびその端子構造を示
す電解コンデンサの要部断面図である。
す電解コンデンサの要部断面図である。
【図3】電解コンデンサの両電極タブ端子の位置関係に
基づくインピーダンスおよび等価直列抵抗の周波数特性
を示す特性線図である。
基づくインピーダンスおよび等価直列抵抗の周波数特性
を示す特性線図である。
【符号の説明】 10 電解コンデンサ 12 コンデンサ素子 12a 陰極アルミニウム箔 12b セパレータ紙 12c 陽極アルミニウム箔 14 外装ケース 16 封口板 18 リベット 20 外部端子 22 内部電極タブ 30 外部端子 32 陰極端子 32a 外部接続端子部 32b リベット部 33 ビス穴 34 陽極端子 34a 外部接続端子部 34b リベット部 35 ビス穴 36 絶縁性接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 陽極箔と陰極箔とを適宜セパレータを介
して重ね合わせて形成した電極箔に、それぞれタブ端子
を取付けてこれを巻回することによりコンデンサ素子を
構成し、前記コンデンサ素子より突出した前記タブ端子
を、表面に外部端子を備えた封口板の裏面に突出する導
電性リベットにそれぞれ結合固定してなる電解コンデン
サの端子構造において、 2枚の導電板を加工して陰極端子と陽極端子とからなる
外部端子を構成し、これら陰極端子と陽極端子とは重ね
合せて絶縁性接着剤により接合固定し、それぞれビス穴
を備えた外部接続端子部と、コンデンサ素子から導出さ
れるタブ端子と導電結合するためのリベット部とを設け
たことを特徴とする電解コンデンサの端子構造。 - 【請求項2】 外部端子は、2枚のアルミをL字状に折
曲して陰極端子と陽極端子とを形成し、これらの端子を
ポリイミドフィルムからなる絶縁性接着剤を介して接合
し、各端子の一側縁部にビス穴を備えた外部接続端子部
を形成すると共に、各端子の他側縁部にリベット部を形
成してなる請求項1記載の電解コンデンサの端子構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16909297A JPH1116781A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 電解コンデンサの端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16909297A JPH1116781A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 電解コンデンサの端子構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116781A true JPH1116781A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15880182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16909297A Pending JPH1116781A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 電解コンデンサの端子構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1116781A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1339077A2 (en) * | 2002-02-20 | 2003-08-27 | Hitachi, Ltd. | Capacitor for low voltage |
US8154855B2 (en) * | 2007-11-28 | 2012-04-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor and method for manufacturing the same |
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1997
- 1997-06-25 JP JP16909297A patent/JPH1116781A/ja active Pending
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