JPH11167515A - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送装置及びデータ伝送方法

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JPH11167515A
JPH11167515A JP10275065A JP27506598A JPH11167515A JP H11167515 A JPH11167515 A JP H11167515A JP 10275065 A JP10275065 A JP 10275065A JP 27506598 A JP27506598 A JP 27506598A JP H11167515 A JPH11167515 A JP H11167515A
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Takefumi Yoshikawa
武文 吉河
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いクロック周波数でデータのやり取りを行
う場合にも、有効なデータを安全確実に受信できるよう
にする。 【解決手段】 データを出力するSDRAM1〜6と、
このSDRAM1〜6に対してデータの出力を要求する
メモリコントローラCとを、伝送線路Lで相互に接続し
たデータ伝送装置において、前記メモリコントローラC
がデータの出力要求を出した時点から、SDRAM1〜
6の出力データをメモリコントローラCが取り込むまで
の,伝送線路Lの遅延時間に応じた待ち時間を、メモリ
コントローラC内に設けたレイテンシ保持部に保持す
る。前記待ち時間の設定は、メモリコントローラCがS
DRAM1〜6に対し所定のデータ列の出力を要求し、
その後、メモリコントローラCが、SDRAM1〜6か
ら出力された伝送線路上のデータ列を、時間を異ならせ
て取り込み、これ等を期待値と比較して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1デバイス及び
第2デバイスがその両者間で伝送線路を介してデータの
やり取りを行うデータ伝送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、ランバスインターフェースに
代表されるように、メモリとメモリコントローラとの間
のデータ伝送に関し、その両者間に位置する伝送線路上
に、データを200MHzを超えるクロック速度で伝送さ
せる技術がある。このような高速データ伝送が実現され
ると、データの伝送レートが飛躍的に向上し、近年よく
言われるプロセッサとメモリとの間のパフォーマンスギ
ャップを埋めることが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝送線
路にはデータの伝播遅延が存在し、この伝送線路の伝播
遅延は、従来から使用のクロック周波数の下では重要な
問題は生じなかったが、今日のように使用するクロック
周波数が高くなると、データ伝送の周期が短くなり、そ
の分、1サイクルに対する伝送線路の伝搬遅延の割合が
相対的に大きくなって、伝送線路の伝搬遅延がデータ伝
送に大きく影響する。
【0004】前記影響を具体的に説明すると、次の通り
である。例えば、メモリとメモリコントローラとの間で
伝送線路を介したデータ伝送を行う場合に、伝送線路
(詳しくは、クロックライン)のクロック信号がデータ
伝送の時間的基準となる。ここで、メモリの種類が、ク
ロック信号の立上り及び立下りの両エッジに同期するD
DR方式のSDRAMである場合を例示すると、データ
伝送のタイミングは図4に示すようになる。図4に示す
ように、あるクロックの立上りエッジの時点T0でメモ
リコントローラがリードコマンドを発行すると、クロッ
ク信号とコマンドとが伝送線路の伝播遅延τだけ遅れて
時点T0’でSDRAMに届く。このリードコマンドを
受信したSDRAMは、そのリードコマンドで指定され
たアドレスに対応するデータを伝送線路に出力する。こ
こで、SDRAMにはアクセスタイムが存在し、リード
コマンドを受信した時点から対応データを伝送線路に出
力するまでに所定の時間を要し、この時間は、SDRA
Mの設計やプロセス等に依存する。このアクセスタイム
が例えば7nsであれば、100MHzのクロックを使用す
る場合には、レイテンシは”2”(1/2クロックを”
1”とした)となり、リードコマンドを受信した時点か
ら2クロック経過後の時点T1’で、有効なデータ(図
4の網掛けで示す部分)が伝送線路L上に存在する。こ
のレイテンシ情報は、SDRAM内のレイテンシレジス
タに不揮発に格納されており、このレイテンシ”2”と
いう情報が、前記レジスタリードサイクルでメモリコン
トローラに把握されて、メモリコントローラが、図4に
示すように、リードコマンドの発行時点T0から2クロ
ック経過後の時点T1で、伝送線路L上のデータを取り
込む。
【0005】図4に示す場合は、100MHz程度の従来
のクロック周波数を想定しており、この場合に、伝送線
路の伝播遅延を500ps程度とすると、メモリがメモリ
コントローラからのリードコマンドを受信するまでに5
00psを要し、更にメモリの出力データをメモリコント
ローラが受信するまでに500psを要するため、トータ
ルで1nsの伝搬遅延が発生する。この伝播遅延は、10
0MHzのクロック周波数では1サイクルの10%で問題
にならないが、500MHz以上のクロック周波数では1
サイクルの50%(即ち、0.5クロック)に相当す
る。即ち、クロック周波数が高くなると、クロック信号
のサイクルタイムに占める伝搬遅延の割合が増大し、こ
のため、メモリの出力データがメモリコントローラ近傍
の伝送線路にまで伝搬されてくる前の段階で、メモリコ
ントローラが伝送線路上のデータの取り込み動作を開始
する場合が生じ、その結果、伝送されたデータの受信が
失敗することがある。
【0006】以上の問題は、伝送線路上のデータの伝搬
遅延時間がメモリ等の実使用状態、例えばメモリとメモ
リコントローラとの間のボード上の実距離等、に応じて
異なることに起因して発生し、このため、メモリ等のデ
バイスメーカーが予め前記問題を解消する対策を施して
おくことは困難である。
【0007】本発明は前記課題に着目したものであり、
その目的は、データのやり取りを高いクロック周波数で
行っても、有効なデータの受信を安全且つ確実に行うこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、メモリ等と、メモリコントローラ等と
が伝送線路を介して接続された状態で、その実際の伝送
線路の伝搬遅延を考慮したデータ取り込みまでの待ち時
間を設定して、その待ち時間を前記メモリコントローラ
等に記憶する構成を採用する。
【0009】即ち、請求項1記載の発明のデータ伝送装
置は、データを出力する第1デバイスと、前記第1デバ
イスに対してデータの出力を要求する第2デバイスと
が、伝送線路で互いに接続されたデータ伝送装置におい
て、前記第2デバイスには、データの出力要求時から前
記第1デバイスが出力したデータを第2デバイスが取り
込むまでの前記伝送線路の遅延時間に応じた待ち時間を
保持する待ち時間保持部が備えられることを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
のデータ伝送装置において、前記第1デバイスはシンク
ロナスタイプのメモリであり、前記第2デバイスはメモ
リコントローラであることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項2記載
のデータ伝送装置において、前記メモリは、前記伝送線
路に複数個接続されることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、前記請求項3記載
のデータ伝送装置において、前記第2デバイスの待ち時
間保持部は、前記複数のメモリの待ち時間を各々保持す
ることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3又は4記載のデータ伝送装置において、前記第2
デバイスの待ち時間保持部は、前記待ち時間をクロック
数で格納することを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、前記請求項2、
3、4又は5記載のデータ伝送装置において、前記第2
デバイスは、前記待ち時間を設定する設定手段を備え、
前記設定手段は、前記第1デバイス及び第2デバイスが
システムボード上に実装された状態で、前記第2デバイ
スに対して、データの出力要求を出させて、前記第1デ
バイスから前記伝送線路を介して所定のデータを読み込
ませることを特徴としている。
【0015】請求項7記載の発明は、前記請求項5記載
のデータ伝送装置において、前記第1のデバイスはメモ
リであって、前記メモリは予めレイテンシ情報を記憶
し、前記第2デバイスの待ち時間保持部は、前記メモリ
から読み出したレイテンシ情報にオフセットを施したク
ロック数を前記待ち時間として格納することを特徴とす
る。
【0016】請求項8記載の発明のデータ伝送方法は、
データを出力する第1デバイスと、前記第1デバイスに
対してデータの出力を要求する第2デバイスとが、伝送
線路で互いに接続されたデータ伝送装置におけるデータ
伝送方法であって、前記第2デバイスに対し、データの
出力要求時から前記第1デバイスが出力したデータを第
2デバイスが取り込むまでの前記伝送線路の遅延時間に
応じた待ち時間を設定し、その後、前記第2デバイスが
前記第1デバイスに対してデータの出力を要求したと
き、前記第2デバイスは、前記設定された待ち時間の経
過を待って、前記第1デバイスから出力された伝送線路
上のデータを取り込むことを特徴としている。
【0017】請求項9記載の発明は、前記請求項8記載
のデータ伝送方法において、前記待ち時間の設定に際
し、前記第2デバイスが前記第1デバイスに対し所定の
データの出力を要求し、その後、前記第2デバイスが、
前記第1デバイスから出力された伝送線路上のデータ
を、時間を異ならせて取り込み、このデータを期待値と
比較することを特徴とする。
【0018】以上の構成により、請求項1ないし請求項
9記載の発明では、第1デバイスと第2デバイスを結ぶ
伝送線路の遅延時間に応じた待ち時間が前記第2デバイ
スに設定されるので、高い周波数のクロック信号を使用
しても、前記設定された待ち時間だけ待てば、第2デバ
イス近傍の伝送線路上には有効なデータが存在し、この
時点で前記伝送線路上のデータが第2デバイスで取り込
まれて、第2デバイスでのデータの受信は確実に行われ
る。
【0019】特に、請求項4記載の発明では、伝送線路
上に複数のメモリが接続されている場合に、その各メモ
リ毎に待ち時間が設定されるので、メモリの配置位置に
応じて伝送線路に長短がある場合であっても、各メモリ
から出力されたデータは第2デバイスで確実に受信され
る。
【0020】更に、請求項7記載の発明では、メモリか
ら読み出したレイテンシ情報にオフセットを施したクロ
ック数が前記待ち時間として設定されるので、第2デバ
イスに設定された待ち時間が大幅に間違うことが防止さ
れ、データの受信は確保される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態のデータ伝送装
置を示す。同図に示すデータ伝送装置10において、1
〜6は入力コマンドに応じてデータを読み書きするメモ
リであって、クロック信号の立上り及び立下りの両エッ
ジに同期するDDR方式のシンクロナスDRAM(以
下、SDRAMと略す)(第1デバイス)である。Cは
前記SDRAM1〜6に対して所定のコマンドを出力す
るメモリコントローラ(第2デバイス)、Lは、クロッ
クラインl1、コマンドラインl2及びデータラインl
3より成る伝送線路であって、前記SDRAM1〜6と
メモリコントローラCとを相互に接続している。
【0023】前記SDRAM1〜6は、システムボード
B上で伝送線路Lに沿って並べて配置されており、各々
の配置位置に応じてメモリコントローラCまでの伝送線
路Lの長さに長短がある。更に、前記SDRAM1〜6
は、各々内部に、読み出し専用のレイテンシレジスタ1
a〜6aを備える。これ等のレイテンシレジスタ1a〜
6aには各々、予め、前記メモリコントローラCがリー
ドコマンドを発行した時点から伝送線路L上のデータを
取り込むまでの概ねの待ち時間が、レイテンシ情報とし
て、クロック数で記憶されている。
【0024】前記メモリコントローラCの内部構成を図
2に示す。同図のメモリコントローラCにおいて、20
はコントローラコアであって、前記各SDRAM1〜6
に対して所定のコマンドを伝送線路L(詳しくはコマン
ドラインl2)を介して発行する。21はラッチであっ
て、各SDRAM1〜6から前記伝送線路L(データラ
インl3)に出力されたデータをラッチする。前記ラッ
チ21でラッチされたデータはメモリコントローラCに
取り込まれ、その内部で利用される。前記コントローラ
コア20は、レジスタリードサイクルを設定し、このサ
イクル時に前記各レイテンシレジスタ1a〜6aに格納
されたレイテンシ情報を前記ラッチ21を介して読み込
む。
【0025】22は本発明に特徴的なレイテンシ保持部
(待ち時間保持部)であって、後述するようにレイテン
シ情報を保持するレジスタ(図示せず)を有する。23
はシーケンサであって、前記レイテンシ保持部22に保
持されたレイテンシ情報を読み込み、この情報に基づい
て、前記コントローラコア20からのリードコマンドの
発行時点から伝送線路L上のデータの取り込み時点まで
の待ち時間を決定し、前記リードコマンドの発行後から
この待ち時間が経過した時点でラッチクロックを生成
し、このクロックで前記ラッチ21のデータラッチを制
御する。
【0026】次に、前記レイテンシ保持部22に格納す
るレイテンシ(待ち時間)を設定するための構成を説明
する。
【0027】図2のメモリコントローラC内には、パタ
ーン生成器25と、4個のラッチ26a〜26dと、オ
フセットクロック生成器27と、比較器28とが備えら
れ、これ等により、伝送線路Lの伝搬遅延に応じた待ち
時間を設定する設定手段30を構成する。前記パターン
生成器25は、所定のデータ列から成るテストパターン
を生成する。また、前記ラッチ26a〜26dは、前記
各SDRAM1〜6が伝送線路L(データラインl3)
に出力したデータをラッチする。前記オフセットクロッ
ク生成器27は、前記コントローラコア20により、前
記読み込まれたレイテンシ情報のレイテンシ(データ取
り込みまでの概ねの待ち時間であってクロック数で表現
されており、以下、基本レイテンシと呼ぶ)が与えら
れ、この基本レイテンシに0、1、2、3クロックのオ
フセットを付加し、その結果得られる4種のクロック信
号で前記4個のラッチ26a〜26dのラッチタイミン
グを制御する。前記比較器28は、前記4個のラッチ2
6a〜26dでラッチされた各データ列を前記パターン
生成器25のテストパターン(期待値)と比較し、最も
よく一致するデータ列をラッチしたラッチ(例えば26
b)のクロック信号(基本レイテンシに1クロックを付
加したレイテンシ)を選択し、このレイテンシを前記レ
イテンシ保持部22に出力し、レイテンシ保持部22は
このレイテンシをレイテンシ情報として保持する。
【0028】次に、本実施の形態におけるデータ伝送方
法を説明する。尚、レイテンシ保持部22に記憶するレ
イテンシは、6個のSDRAM1〜6で共通で1つであ
るとする。
【0029】先ず、伝送線路Lの伝搬遅延に応じたレイ
テンシ情報をレイテンシ保持部22に保持する。この保
持動作の詳細は、次の通りである。
【0030】即ち、電源の立ち上げ時又はシステムのメ
モリテスト時に、コントローラコア20は、レジスタリ
ードサイクルを設定して、所定の1個のSDRAM(例
えば3)に対して、レイテンシレジスタ3aに格納され
たレイテンシ情報(例えば、8クロックであるとの基本
レイテンシ情報)を読み込み、この情報をオフセットク
ロック生成器27に送出する。
【0031】次いで、前記コントローラコア20は、パ
ターン生成器25で生成されるテストパターンと同一の
データ列を前記SDRAM3に書き込む。
【0032】その後、前記コントローラコア20は、前
記SDRAM3に対しリードコマンドを発行して、SD
RAM3から前記書き込んだデータ列を読み出す。オフ
セットクロック生成器27は、前記基本レイテンシ情報
にオフセットを付加して、前記コントローラコア20か
らのリードコマンドの発行時から8、9、10及び11
クロック目の時点で各々クロック信号を生成し、4個の
ラッチ26a〜26dで伝送線路L(データラインl
3)上のデータ列を各々ラッチする。
【0033】続いて、比較器28で、前記ラッチされた
4種のデータ列をパターン生成器25のテストパターン
(期待値)と比較し、最もよく一致するデータ列をラッ
チしたラッチ(例えば26b)を選び、このラッチ26
bのクロック信号のオフセット量”1”と、前記基本レ
イテンシ情報(8クロック)とを合計し、その結果の9
クロックをレイテンシとして、レイテンシ保持部22に
保持する。
【0034】以上のようにレイテンシ保持部22に伝送
線路Lの伝搬遅延に応じたレイテンシ情報を保持した後
は、本来のデータ伝送を行う。即ち、例えばSDRAM
3に対しては、コントローラコア20は、所定のリード
コマンドを発行する。その後、SDRAM3が対応する
データを伝送線路L(データラインl3)に出力する。
ここで、前記所定のリードコマンドの発行時点から前記
レイテンシ保持部22に保持されたレイテンシ(9クロ
ック)が経過すると、コントローラコア20近傍の伝送
線路Lには前記SDRAM3から読み出されたデータが
確実に存在し、この時点でシーケンサ23がラッチクロ
ックをラッチ21に出力して、ラッチ21が前記伝送線
路L上のデータをラッチする。その後、このデータはコ
ントローラコア20に出力される。
【0035】図3に示すように、500MHz程度の高い
クロック周波数の場合には、伝送線路Lの伝播遅延の影
響が大きくなって、リードコマンドの発行時点T0から
基本レイテンシ(例えば、8クロック)の経過時T1で
は、メモリコントローラC近傍の伝送線路LにはSDR
AM3からの有効な出力データが存在せず、従って、こ
の時点でラッチ21がラッチ動作を行っても、データの
受信は失敗する。しかし、本実施の形態では、メモリコ
ントローラCでは、レイテンシ保持部22には、伝送線
路Lの伝搬遅延τに応じたオフセット(例えば1クロッ
ク)が前記基本レイテンシ(8クロック)に付加され
て、ラッチ21のラッチ動作が9クロック目の時点T
1’で行われるので、伝送線路L上のSDRAM3の出
力データを確実にラッチして、コントローラコア20に
読み込むことが可能である。
【0036】前記オフセットはクロック信号の周波数や
伝送線路Lの長さに応じて異なるものである。従って、
SDRAM1〜6の配置位置が大きく異なる場合には、
システム側から見たSDRAM1〜6のアドレスによ
り、各SDRAM1〜6毎にオフセットを設定する。こ
れ等のオフセットを付加した各SDRAM1〜6毎のレ
イテンシは、レイテンシ保持部22に保持される。従っ
て、各SDRAM1〜6の配置位置に応じた待ち時間を
設定できて、システムのトータルパフォーマンスを向上
させることが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項9記載の発明のデータ伝送装置及びデータ伝送方法
によれば、第1デバイスと第2デバイスを結ぶ実際の伝
送線路の遅延時間に応じた待ち時間を設定したので、高
い周波数のクロック信号を使用しても、第2デバイスで
のデータの受信を確実に行うことが可能である。
【0038】特に、請求項4記載の発明のデータ伝送装
置によれば、伝送線路上に複数のメモリが接続された場
合にも、その各メモリ毎に待ち時間を設定するので、メ
モリの配置位置に応じて伝送線路に長短があっても、各
メモリから出力されたデータを第2デバイスで確実に受
信することが可能である。
【0039】更に、請求項7記載の発明のデータ伝送装
置によれば、メモリから読み出したレイテンシ情報にオ
フセットを施し、その結果のクロック数を待ち時間とし
て設定したので、前記待ち時間の設定が大幅に間違うこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ伝送装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】同実施の形態のデータ伝送装置に備えるメモリ
コントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態において、高い周波数のク
ロック信号の下でのデータ伝送のタイミングチャートを
示す図である。
【図4】従来の低い周波数のクロック信号の下でのデー
タ伝送のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 データ伝送装置 1〜6 SDRAM(第1デバイス) C メモリコントローラ(第2デバイス) B システムボード L 伝送線路 20 コントローラコア 22 レイテンシ保持部(待ち時間保持
部) 23 シーケンサ La ラッチ 25 パターン生成器 26a〜26d ラッチ 27 オフセットクロック生成器 28 比較器 30 設定手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを出力する第1デバイスと、前記
    第1デバイスに対してデータの出力を要求する第2デバ
    イスとが、伝送線路で互いに接続されたデータ伝送装置
    において、 前記第2デバイスには、データの出力要求時から前記第
    1デバイスが出力したデータを第2デバイスが取り込む
    までの前記伝送線路の遅延時間に応じた待ち時間を保持
    する待ち時間保持部が備えられることを特徴とするデー
    タ伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1デバイスはシンクロナスタイプ
    のメモリであり、前記第2デバイスはメモリコントロー
    ラであることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記メモリは、前記伝送線路に複数個接
    続されることを特徴とする請求項2記載のデータ伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2デバイスの待ち時間保持部は、
    前記複数のメモリの待ち時間を各々保持することを特徴
    とする請求項3記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2デバイスの待ち時間保持部は、
    前記待ち時間をクロック数で格納することを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記第2デバイスは、前記待ち時間を設
    定する設定手段を備え、 前記設定手段は、 前記第1デバイス及び第2デバイスがシステムボード上
    に実装された状態で、前記第2デバイスに対して、デー
    タの出力要求を出させて、前記第1デバイスから前記伝
    送線路を介して所定のデータを読み込ませることを特徴
    とする請求項2、3、4又は5記載のデータ伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のデバイスはメモリであって、
    前記メモリは予めレイテンシ情報を記憶し、 前記第2デバイスの待ち時間保持部は、前記メモリから
    読み出したレイテンシ情報にオフセットを施したクロッ
    ク数を前記待ち時間として格納することを特徴とする請
    求項5記載のデータ伝送装置。
  8. 【請求項8】 データを出力する第1デバイスと、前記
    第1デバイスに対してデータの出力を要求する第2デバ
    イスとが、伝送線路で互いに接続されたデータ伝送装置
    におけるデータ伝送方法であって、 前記第2デバイスに対し、データの出力要求時から前記
    第1デバイスが出力したデータを第2デバイスが取り込
    むまでの前記伝送線路の遅延時間に応じた待ち時間を設
    定し、 その後、前記第2デバイスが前記第1デバイスに対して
    データの出力を要求したとき、前記第2デバイスは、前
    記設定された待ち時間の経過を待って、前記第1デバイ
    スから出力された伝送線路上のデータを取り込むことを
    特徴とするデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】 前記待ち時間の設定に際し、 前記第2デバイスが前記第1デバイスに対し所定のデー
    タの出力を要求し、 その後、前記第2デバイスが、前記第1デバイスから出
    力された伝送線路上のデータを、時間を異ならせて取り
    込み、これ等のデータを期待値と比較することを特徴と
    する請求項8記載のデータ伝送方法。
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Cited By (11)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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