JPH1125034A - Cpu周辺回路 - Google Patents

Cpu周辺回路

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JPH1125034A
JPH1125034A JP17596997A JP17596997A JPH1125034A JP H1125034 A JPH1125034 A JP H1125034A JP 17596997 A JP17596997 A JP 17596997A JP 17596997 A JP17596997 A JP 17596997A JP H1125034 A JPH1125034 A JP H1125034A
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JP
Japan
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bus
cpu
instruction
control unit
peripheral control
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JP17596997A
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Hiroyuki Yasuda
浩之 保田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを向上させたCPU周辺回路を
提供する。 【解決手段】 CPU11は、サイクル開始信号をアサ
ートすると共に、遅延時間生成専用のI/Oアドレスと
して要求先アドレスを出力し、必要な遅延時間に相当す
る値をライトデータとしてI/O命令を1回発行する。
CPU周辺制御部12は、要求先アドレスが遅延時間生
成専用のI/Oアドレスに対するアクセスであることを
認識すると、CPUクロックをカウントすることによっ
て時間を測り、ライトデータの値に対応した遅延時間が
経過した後、CPU11に対して終了信号をアサートし
てI/O命令の実行を終了させ、サイクル開始信号がア
サートされた時刻から終了信号がアサートされた時刻ま
でPCIバスLBを解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPCI(Per
ipheral Component Interconnect) バス等のローカルバ
スの使用効率を高めることにより、スループットを向上
させたCPU(中央処理装置)周辺回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は、一般的なCPU周辺回路の一例
を示す構成図である。このCPU周辺回路は、CPU1
と、該CPU1とローカルバス(例えば、PCIバス)
LBとを接続するブリッジ及びメモリ制御回路を内蔵す
るCPU周辺制御部2とを備え、これらがCPUバスM
Bを介して接続されている。CPU周辺制御部2には、
メモリ制御回路で制御されるメインメモリ3が接続され
ている。更に、CPU周辺制御部2には、PCIバスL
Bを介してPCI拡張バスブリッジ4、及びI/O(Inp
ut/Output)装置(例えば、PCIデバイス)5が接続さ
れている。PCI拡張バスブリッジ4は、PCIバスL
Bに例えばISA(Industry Standard Architecture)バ
ス等の拡張バスEBを接続する機能を有している。一般
に、PCIバスLBの動作クロック(以下、PCICK
という)の周波数は、CPU1の外部バス動作クロック
(以下、CPUCKという)の周波数の半分であり、拡
張バスEBの動作クロック周波数は、PCICKの周波
数の1/3〜1/4程度である。例えば、CPUCKが
66MHzであれば、PCICKは33MHzであり、
拡張バスの動作クロックは8MHz程度である。図3
は、図2のCPU周辺回路において、CPU1からI/
Oリード命令処理を行った場合の各部の信号のタイムチ
ャートである。
【0003】時刻t1において、CPU1は、CPUC
Kに同期してサイクル開始信号ADS#(#;高レベル
(以下、“H”という)から低レベル(以下、“L”と
いう)に遷移した時にアクティブになることを示す)及
びライト/リードコマンドW/R#(“H”の時リード
コマンドを示し、“L”の時ライトコマンドを示す)を
アサートすると共に、CPUバスMBのアドレスバスに
要求先アドレスADDRを出力し、該CPUバスMB上
のI/Oトランザクションを開始する。そして、この要
求先アドレスADDRがCPU周辺制御部2内部のレジ
スタ以外のI/Oデバイスを示す場合、時刻t2におい
て、該CPU周辺制御部2は、PCICKに同期してP
CIバスLB上のサイクル開始信号FRAME#をアサ
ートすると共に、PCIバスLBのアドレスバスADに
要求先アドレスADDRを出力してPCIトランザクシ
ョンを開始する。この要求先アドレスADDRがPCI
拡張バスブリッジ4又はPCIデバイス5内部のレジス
タを示す場合、時刻t3において、要求先のデバイス
(即ち、PCI拡張バスブリッジ4又はPCIデバイス
5)は、確定した応答データ(Valid) をPCIバスLB
上のアドレスバスADに出力した後、終了信号TRDY
#をアサートし、PCIトランザクションが終了する。
CPU周辺制御部2は、この応答データ(Valid) をCP
UバスMBに出力し、時刻t4において、終了信号BR
DY#信号をアサートすると、CPU1がこの応答デー
タ(Valid) を受け取り、CPUバスMB上のI/Oトラ
ンザクションが終了する。この場合、PCICKは、C
PUCKの1/2の周波数である上に、PCIトランザ
クションの開始から終了までに該PCICKで数クロッ
クの時間を必要とするので、I/O命令の実行には、C
PU1の動作速度に対して比較的長い時間を必要とす
る。
【0004】一方、要求先アドレスADDRがPCI拡
張バスブリッジ4の内部レジスタを示さず、且つ他のP
CIデバイスもトランザクションに応答しない場合、P
CI拡張バスブリッジ4は、該要求先アドレスADDR
を拡張バスEB上に出力して該拡張バスEBのトランザ
クションを行い、その結果をPCIバスLB上のアドレ
スバスADに出力し、終了信号TRDY#をアサートす
ることにより、PCIトランザクションが終了する。こ
の場合、拡張バスEBの動作クロックはCPUCKの1
/6から1/8程度の周波数であり、又、1回のトラン
ザクションに要するクロック数も多いので、このI/O
命令の実行には、CPU1の動作速度に対してかなり長
い時間を費やすことになる。そして、CPU周辺制御部
2は、時刻t1〜t4の時間T1においてCPUバスM
Bを占有し、時刻t2〜t3の時間T2においてPCI
バスLBを占有するので、PCIデバイス5がCPU1
とは独立して他のPCIデバイスにアクセスできるバス
マスタであっても、この間はPCIバスLBを使用する
ことができず、バスマスタ動作を行うことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
CPU周辺回路では、次のような課題があった。図2の
CPU周辺回路の動作を制御するプログラミングにおい
て、ハードウェアの仕様を満足させるために、CPU1
の通常の命令実行時間に対しては十分長く、且つハード
ウェアタイマを使用できるほどには長くない程度の時間
だけ、該CPU1の次の動作を遅延させることがある。
例えば、拡張バスEBに接続されたデバイスのレジスタ
を連続してアクセスする際、該デバイスの動作が低速で
あるため、或るレジスタをアクセスした後に次のレジス
タをアクセスするまでに一定の時間間隔を設ける場合
や、低速のメモリデバイスをアクセスするための制御信
号のタイミングをプログラムで生成する場合等がある。
このような場合、拡張バスEBに対し、適切な実行時間
を有し且つ1回の実行時間が比較的正確に定まっている
ダミーのI/O命令を繰り返して送出することにより、
所望の遅延時間を得ることが多い。ところが、前述した
ように、I/O命令の実行中は、CPU周辺制御部2が
CPUバスMB及びPCIバスLBの両方を占有するの
で、PCIデバイス5がCPU1とは独立して他のPC
Iデバイス又はメインメモリ3にアクセスできるバスマ
スタであっても、この間はPCIバスLBを使用できな
いので、バスマスタとして動作することができない。そ
して、低速な拡張バスEBをアクセスするI/O命令を
1回実行する場合、CPU周辺制御部2は、PCIバス
LB上のトランザクションを数回実行する間、該PCI
バスLBを占有するので、ダミーのI/O命令を繰り返
して発行することになり、CPU周辺回路のシステム全
体におけるスループットが低下する。
【0006】又、このダミーのI/O命令の発行では、
1回のI/O命令の実行に要する時間が固定されている
ので、必要な遅延時間によって定まる回数だけダミーの
命令を繰り返して発行する必要がある。そのため、プロ
グラミングが煩雑になると共に、繰り返し実行するため
に必要なループ命令等のダミーのI/O命令以外の命令
の実行時間が長くなり、必要以上の遅延時間になってシ
ステムの性能が低下する。更に、ダミーのI/O命令の
実行動作、バスマスタ動作によるPCIトランザクショ
ン、及びそれに伴うCPUバスMBのホールド動作等が
競合した場合、競合しない場合よりもI/O命令の実行
時間が長くなるので、必要以上の遅延時間になり、シス
テムの性能が低下するという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、第1のクロックに同
期して第1のサイクル開始信号をアサートした後、第1
のバスに要求先アドレス及びI/O命令を出力すること
によって該第1のバス上における該要求先アドレスに対
応したデバイスとの該I/O命令に基づくトランザクシ
ョンを開始し、第1の終了信号を受け取った時に該トラ
ンザクションを終了するCPUと、前記第1のバスを介
して前記CPUに接続されると共に該第1のバスよりも
下位の第2のバスを介して支配下のデバイスに接続さ
れ、前記要求先アドレスが該支配下のデバイスを示す場
合、前記第1のクロックよりも低い周波数の第2のクロ
ックに同期して該第2のバス上に第2のサイクル開始信
号をアサートした後、該第2のバスに該要求先アドレス
及び前記I/O命令を出力して該第2のバス上における
該デバイスとの該I/O命令に基づくトランザクション
を開始し、該デバイスが第2の終了信号をアサートして
該トランザクションを終了した時に、前記第1の終了信
号を前記CPUへ送出するCPU周辺制御部と、前記第
2のバスを介して前記CPU周辺制御部に接続され、前
記要求先アドレスが自回路及び前記CPU周辺制御部以
外のデバイスを示す場合、前記第2のクロックよりも低
い周波数の第3のクロックに同期して該第2のバスより
も下位の第3のバス上に第3のサイクル開始信号をアサ
ートすると共に、該第3のバスのアドレスバスに該要求
先アドレス及び前記I/O命令を出力して該第3のバス
上における該デバイスとの該I/O命令に基づくトラン
ザクションを開始し、該デバイスが第3の終了信号をア
サートして該トランザクションを終了した時に、前記第
2の終了信号を前記CPU周辺制御部へ送出する拡張バ
スブリッジ回路とを、備えたCPU周辺回路において、
次のような手段を講じている。
【0008】前記CPU周辺制御部に、前記CPUが前
記第2又は第3のクロックに同期して動作するデバイス
にアクセスするためのI/O命令を発行した時、一定の
遅延時間が経過した後に該CPUに対して前記第1の終
了信号を送出し、且つ該I/O命令の実行開始から該第
1の終了信号を送出するまで前記第2のバスを解放する
機能を設けている。第2の発明では、第1の発明のCP
U周辺制御部は、遅延時間をI/O命令のライトデータ
の値に基づいて調整する構成にしている。この第2の発
明によれば、CPUは、遅延時間に相当する値をライト
データとしてI/O命令を1回発行する。CPU周辺制
御部は、I/O命令の実行開始からこのライトデータに
基づく遅延時間が経過した後に、CPUに対して第1の
終了信号を送出する。第3の発明では、第1の発明のI
/O命令の実行直前に第1のバスがCPU周辺制御部に
ホールドされていた場合、該ホールドされていた時間を
第1の発明の遅延時間に含める構成にしている。この第
3の発明によれば、CPU周辺制御部は、常にCPU以
外のデバイスが第1のバスを使用する間にアサートされ
るホールド許可信号の状態を監視し、該ホールド許可信
号がアサートされている間は第1のクロックのカウント
を行い、該ホールド許可信号がネゲートされた後、CP
Uから出力されたサイクル開始信号のアサートを検出
し、その時点でのカウント値から引き続き第1のクロッ
クのカウントを行い、このカウント値が予め設定された
値になった時点で第1の終了信号をアサートしてI/O
命令の動作を終結させる。従って、前記課題を解決でき
るのである。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すCPU周辺回路
の構成図である。このCPU周辺回路は、CPU11
と、該CPU11と第2のバス(例えば、PCIバス)
LBとを接続するブリッジ及びメモリ制御回路を内蔵す
るCPU周辺制御部12とを備え、これらが第1のバス
(例えば、CPUバス)MBを介して接続されている。
CPU11は、第1のクロック(例えば、CPUCK)
に同期して第1のサイクル開始信号ADS#をアサート
した後、第1のバス(例えば、CPUバス)MBに要求
先アドレス及びI/O命令を出力することによって該第
1のバス上における該要求先アドレスに対応したデバイ
スとの該I/O命令に基づくトランザクションを開始
し、第1の終了信号BRDY#を受け取った時に該トラ
ンザクションを終了する機能を有している。CPU周辺
制御部12は、CPU11から出力された要求先アドレ
スが支配下のデバイスを示す場合、CPUCKよりも低
い周波数のPCICKに同期してCPUバスMBよりも
下位のPCIバスLB上に第2のサイクル開始信号FR
AME#をアサートした後、該PCIバスLBに該要求
先アドレス及び前記I/O命令を出力して該PCIバス
上における該デバイスとの該I/O命令に基づくトラン
ザクションを開始し、該デバイスが第2の終了信号TR
DY#をアサートして該トランザクションを終了した時
に、第1の終了信号BRDY#をCPU11へ送出する
機能を有している。
【0010】更に、本実施形態では、CPU周辺制御部
12内に、遅延時間生成専用のI/Oアドレス空間を設
け、CPU11がこのアドレス空間に対するI/O命令
を発行した場合、PCIバスLB上のトランザクション
を発生させずに、I/O命令の実行開始から一定の遅延
時間が経過した後に、CPU11に終了信号BRDY#
を送出するようにしている。又、このCPU周辺制御部
12では、遅延時間生成専用のI/Oアドレス空間に対
するI/Oライト命令発行時に、そのライトデータの値
に基づいて該I/O命令の実行による遅延時間を調整で
きるようになっている。CPU周辺制御部12には、内
部のメモリ制御回路で制御されるメインメモリ13が接
続されている。又、CPU周辺制御部12には、PCI
バスLBを介してPCI拡張バスブリッジ14、及びI
/O装置(例えば、PCIデバイス)15が接続されて
いる。PCI拡張バスブリッジ回路14は、PCIバス
LBにISAバス等の第3のバス(例えば、拡張バス)
EBを接続する機能を有している。即ち、PCI拡張バ
スブリッジ回路14は、CPU11から出力された要求
先アドレスが自回路及びCPU周辺制御部12以外のデ
バイスを示す場合、PCICKよりも低い周波数の第3
のクロックに同期してPCIバスよりも下位の拡張バス
EB上に第3のサイクル開始信号をアサートすると共
に、該拡張バスEBのアドレスバスに該要求先アドレス
を出力して該拡張バスEB上におけるトランザクション
を開始し、該デバイスが第3の終了信号をアサートして
該トランザクションを終了した時に第2の終了信号TR
DY#をCPU周辺制御部12へ送出する回路である。
一般に、PCICKの周波数はCPUCKの周波数の半
分であり、拡張バスEBの動作クロック周波数がPCI
CKの周波数の1/3〜1/4程度である。例えば、C
PUCKが66MHzであれば、PCICKは33MH
zであり、拡張バスの動作クロックは8MHz程度であ
る。
【0011】図4は、図1のCPU周辺回路の動作を説
明するための各部の信号のタイムチャートである。この
図を参照しつつ、図1のCPU周辺回路におけるI/O
命令のライト処理を説明する。時刻t1において、CP
U11は、サイクル開始信号ADS#及び“L”のライ
ト/リードコマンドW/R#(即ち、ライトコマンド)
をアサートすると共に、遅延時間生成専用のI/Oアド
レスとして要求先アドレスADDRを出力する。時刻t
2において、CPU11は、必要な遅延時間に相当する
値をライトデータ(Write Data)としてI/O命令を1回
発行する。CPU周辺制御部12は、要求先アドレスA
DDRが遅延時間生成専用のI/Oアドレスに対するア
クセスであることを認識すると、CPUCKをカウント
することによって時間を測り、ライトデータ(Write Dat
a)の値に対応した遅延時間が経過した後、時刻t3にお
いて、CPU11に対して終了信号BRDY#をアサー
トしてI/O命令の実行を終了させ、時間T1の間(即
ち、時刻t1〜t3の間)はPCIバスLBを解放す
る。これにより、このI/O命令の実行中は、CPU周
辺制御部12がPCIバスLBを占有しないので、PC
Iデバイス15がCPU11とは独立して他のPCIデ
バイス又はメインメモリ13にアクセスできるバスマス
タであれば、該PCIバスLBを使用してバスマスタ動
作を行うことができ、システム全体のスループットが従
来よりも向上する。そして、この遅延時間生成専用のI
/Oアドレス及びそれによる遅延時間を、従来のプログ
ラムにおいて遅延時間生成のために標準的に用いている
アドレス及び該アドレスに対するI/O命令の実行時間
にそれぞれ一致させれば、プログラムの変更は不要であ
る。
【0012】以上のように、この第1の実施形態では、
CPU周辺制御部12内に、遅延時間生成専用のI/O
アドレス空間を設け、CPU11が、このアドレス空間
に対するI/O命令を発行した場合に、PCIバスLB
上へのトランザクションを実際には発生させずに、I/
O命令の実行開始から一定の遅延時間が経過した後に、
CPU11に終了信号BRDY#を送出するようにした
ので、I/O命令の実行中は、CPU周辺制御部12が
PCIバスLBを占有せず、PCIデバイス15が該P
CIバスLBを使用してバスマスタ動作を行うことがで
き、システム全体のスループットを従来よりも改善でき
る。更に、CPU周辺制御部12は、遅延時間生成専用
のI/Oアドレス空間に対するI/Oライト命令発行時
に、そのライトデータの値によって、このI/O命令の
実行による遅延時間を調整できるので、所望の遅延時間
に相当する値をライトデータ(Write Data)としてI/O
命令を1回だけ発行すればよく、プログラムを簡単にで
きる。そのため、従来技術におけるループ命令等によっ
て必要以上の遅延時間が発生してシステムの性能が低下
するという問題を回避できる。
【0013】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態を示す図1の他のタイ
ムチャートである。本実施形態では、図1のCPU周辺
回路において、遅延時間生成専用のアドレスに対するI
/O命令の実行直前にバスマスタ動作等によってCPU
バスMBがホールドされていた場合、このホールドされ
ていた時間をダミーのI/O命令による通常の遅延時間
Tdに含めるようにしている。即ち、CPU周辺制御部
12は、常にCPU11以外のデバイスがCPUバスM
Bを使用する間にアサートされるホールド許可信号HL
DAの状態を監視し、該ホールド許可信号HLDAがア
サートされている間(即ち、バスホールド時間Th)は
CPUCKのカウントを行い、該ホールド許可信号HL
DAがネゲートされた後、時刻t1において、CPU1
1から出力されたサイクル開始信号ADS#信号のアサ
ートを検出し、その時点でのカウント値から引き続きC
PUCKのカウントを行い、時刻t2において、そのカ
ウント値が予め設定された値になった時点で終了信号B
RDY#信号をアサートしてI/O命令の動作を終結さ
せる。従って、バスホールド時間ThとCPUバスMB
占有時間T1(即ち、時刻t1〜t2)との合計が、遅
延時間Tdになる。又、ホールド許可信号HLDAがネ
ゲートされた直後に、I/O命令が実行されなかった場
合は、その時点で前記カウント値を初期値に戻す。これ
により、ダミーのI/O命令の実行動作とバスマスタ動
作に伴うCPUバスMBのホールド動作等とが競合した
場合でも、必要以上の遅延時間になってシステム性能が
低下するという問題が回避される。
【0014】以上のように、この第2の実施形態では、
遅延時間生成専用のアドレスに対するI/O命令の実行
直前にバスマスタ動作等によってCPUバスMBがCP
U周辺制御部12にホールドされていた場合、このホー
ルドされていた時間をダミーのI/O命令による通常の
遅延時間に含めるようにしたので、バスマスタ動作等と
の競合が発生した時でも、変動の少ない一定の遅延時間
が得られる。尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 実施形態では、ローカルバスとしてPCIバス
LBを例にして説明したが、CPUバスよりも下位のバ
スであれば、他のバスでもよい。 (b) 実施形態では、拡張バスブリッジ回路としてP
CI拡張バスブリッジ4を例にして説明したが、バスを
拡張するブリッジ回路であれば、他の回路でもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、CPU周辺制御部を、CPUが第2
又は第3のクロックに同期して動作するデバイスにアク
セスするためのI/O命令を発行した時、該I/O命令
の実行開始から該デバイスが正常に動作できる遅延時間
が経過した後に該CPUに対して第1の終了信号を送出
し、且つ該I/O命令の実行開始から該第1の終了信号
を送出するまで第2のバスを解放する構成にしたので、
I/O命令の実行中は、CPU周辺制御部が第2のバス
を占有せず、該CPU周辺制御部以外のデバイスが該第
2のバスを使用してバスマスタ動作を行うことができ、
システム全体のスループットを従来よりも改善できる。
更に、CPU周辺制御部は、前記遅延時間を前記I/O
命令のライトデータの値によって調整できるので、所望
の遅延時間に相当する値をライトデータとしてI/O命
令を1回だけ発行すればよく、プログラムを簡単にでき
る。そのため、従来技術におけるループ命令等によって
必要以上の遅延時間が発生してシステムの性能が低下す
るという問題を回避できる。第3の発明によれば、第1
の発明のI/O命令の実行直前に第1のバスがCPU周
辺制御部にホールドされていた場合、該ホールドされて
いた時間を遅延時間に含めるようにしたので、バスマス
タ動作等との競合が発生した時でも、変動の少ない一定
の遅延時間が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のCPU周辺回路の構成図で
ある。
【図2】一般的なCPU周辺回路の構成図である。
【図3】図2のタイムチャートである。
【図4】図1のタイムチャートである。
【図5】図1の他のタイムチャートである。
【符号の説明】
1,11 CPU 2,12 CPU周辺制御部 3,13 メインメモリ 4,14 PCI拡張バスブリ
ッジ 5,15 PCIデバイス LB PCIバス(ローカ
ルバス) MB CPUバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロックに同期して第1のサイク
    ル開始信号をアサートした後、第1のバスに要求先アド
    レス及びI/O命令を出力することによって該第1のバ
    ス上における該要求先アドレスに対応したデバイスとの
    該I/O命令に基づくトランザクションを開始し、第1
    の終了信号を受け取った時に該トランザクションを終了
    するCPUと、 前記第1のバスを介して前記CPUに接続されると共に
    該第1のバスよりも下位の第2のバスを介して支配下の
    デバイスに接続され、前記要求先アドレスが該支配下の
    デバイスを示す場合、前記第1のクロックよりも低い周
    波数の第2のクロックに同期して該第2のバス上に第2
    のサイクル開始信号をアサートした後、該第2のバスに
    該要求先アドレス及び前記I/O命令を出力して該第2
    のバス上における該デバイスとの該I/O命令に基づく
    トランザクションを開始し、該デバイスが第2の終了信
    号をアサートして該トランザクションを終了した時に、
    前記第1の終了信号を前記CPUへ送出するCPU周辺
    制御部と、 前記第2のバスを介して前記CPU周辺制御部に接続さ
    れ、前記要求先アドレスが自回路及び前記CPU周辺制
    御部以外のデバイスを示す場合、前記第2のクロックよ
    りも低い周波数の第3のクロックに同期して該第2のバ
    スよりも下位の第3のバス上に第3のサイクル開始信号
    をアサートすると共に、該第3のバスのアドレスバスに
    該要求先アドレス及び前記I/O命令を出力して該第3
    のバス上における該デバイスとの該I/O命令に基づく
    トランザクションを開始し、該デバイスが第3の終了信
    号をアサートして該トランザクションを終了した時に、
    前記第2の終了信号を前記CPU周辺制御部へ送出する
    拡張バスブリッジ回路とを、 備えたCPU周辺回路において、 前記CPU周辺制御部に、前記CPUが前記第2又は第
    3のクロックに同期して動作するデバイスにアクセスす
    るためのI/O命令を発行した時、一定の遅延時間が経
    過した後に該CPUに対して前記第1の終了信号を送出
    し、且つ該I/O命令の実行開始から該第1の終了信号
    を送出するまで前記第2のバスを解放する機能を設けた
    ことを特徴とするCPU周辺回路。
  2. 【請求項2】 前記CPU周辺制御部は、前記遅延時間
    を前記I/O命令のライトデータの値に基づいて調整す
    る構成にしたことを特徴とする請求項1記載のCPU周
    辺回路。
  3. 【請求項3】 前記I/O命令の実行直前に前記第1の
    バスが前記CPU周辺制御部にホールドされていた場
    合、該ホールドされていた時間を前記遅延時間に含める
    構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のCP
    U周辺回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310900A (ja) * 2007-07-02 2007-11-29 Iwatsu Electric Co Ltd チップセレクト回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007310900A (ja) * 2007-07-02 2007-11-29 Iwatsu Electric Co Ltd チップセレクト回路

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