JPH11167346A - 感熱性封かんラベル - Google Patents
感熱性封かんラベルInfo
- Publication number
- JPH11167346A JPH11167346A JP33168397A JP33168397A JPH11167346A JP H11167346 A JPH11167346 A JP H11167346A JP 33168397 A JP33168397 A JP 33168397A JP 33168397 A JP33168397 A JP 33168397A JP H11167346 A JPH11167346 A JP H11167346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- thermosensitive
- heat
- sensitive
- synthetic paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
被包装物の影響をも受けにくい安定した、室温で粘着性
を示さない、取扱い易い感熱性封かんラベルを提供す
る。 【解決手段】合成紙1と合成樹脂フィルム2をラミネー
トしてなるラベル基材の合成紙1面に感熱ニス層3を形
成した積層体よりなる。合成紙1は、フィルム法製造に
よるものが好ましく、この場合には感熱ニス塗布時の吸
収量が少なくても高い開封強度が得られる。
Description
る感熱性封かんラベルに関するものである。
体の取り出し口部を封かんするのに、多くの場合におい
てリクローザブル機能を追求して粘着性の封かんラベル
(実用新案出願公開昭和58年第27174号ほか)が
用いられてきた。この粘着性封かんラベルに合成紙を用
いたものもあり、その代表的な例についてその層構成を
述べるならば、〔1〕インキ/OPP(20μm)/ユ
ポ(80μm)/粘着剤(パターン状)/離型紙、
〔2〕インキ/OPP(20μm)/ユポ(80μm)
/粘着剤(全ベタ状)/糊殺しニス/離型紙等といった
ものであった。上述の粘着性封かんラベルの製造にあた
っては、ラベルの被包装物取り出し口相当部、摘み部に
不必要な粘着性の付与を行わないようにするためにどう
しても工程数が多くなってしまっていた。つまり、粘着
剤塗布と印刷はどうしても別工程で行なわなければなら
ない加工なのである。
ゆる携帯用ウエットティシュー包装体の詰め替え用包装
体においては開封は一度だけのことであり、リクローザ
ブル機能は必要としない。このような場合においては、
リクローザブル機能よりもむしろ長期保存という観点か
ら封かんラベルの耐内容物性が重要な課題となってくる
のである。
ばかりでなく、被包装物の影響をも受けにくい安定し
た、室温で粘着性を示さない、取扱い易い感熱性封かん
ラベルを提供しようとするものである。本発明の感熱性
封かんラベルを、従来の詰め替え用ウエットティシュー
のピロー包装袋の取り出し口の封かんに、粘着性封かん
ラベルに代えて用いるならば大幅のコストダウンがはか
れるのである。
は、合成紙と合成樹脂フィルムをラミネートしてなるラ
ベル基材の該合成紙面に感熱ニス層を形成した積層体よ
りなる感熱性封かんラベルである。
成樹脂フィルムが2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以
下、OPPフィルムという)である請求項1に記載の感
熱性封かんラベルである。
づき詳細に説明する。図1は本発明の感熱性封かんラベ
ルの構成を説明する断面概略図である。図1において、
1は合成紙、2は合成樹脂フィルム、3は感熱ニス層、
4は印刷絵柄層である。
のものであって、とりわけフィルム法製造による合成紙
が好ましく、この場合には感熱ニス塗布時の吸収量が少
なくても高い開封強度が得られる等の特長を備える。合
成樹脂フィルム2は、接着剤を介して行う合成紙への接
着において充分な接着強度が確保でき、印刷絵柄層を施
すのに支障のない組合せをとれるものであれば特に限定
はないが、ある程度の耐内容物性を要求される場合があ
る。感熱ニス層3を形成するために塗工される感熱ニス
は、特に耐内容物性を勘案して選択されなければならな
い。印刷絵柄層4は、合成樹脂フィルムに対して高い密
着性を示し、美麗なもの等であれば何れでもよい。ラベ
ル基材の表裏に施す感熱ニス層3および印刷絵柄層4は
印刷機によるインライン加工が可能であった。
例をあげて説明する。
ムと厚さ80μmの合成紙(ユポSGGグレード王子油
化合成紙(株)製)とをエステル系接着剤(LX703
大日本インキ化学工業(株)製)を用いてドライラミ
ネートし、該OPPフィルムの表面に絵柄印刷層(パイ
ロエースNC/PA系 東洋インキ製造(株)製)を形
成後、該合成紙面にアクリル系感熱ニス(DW2000
東洋インキ製造(株)製)を4〜10g/m2 塗布し
た。さらに必要に応じて、該印刷絵柄層上にOPニスを
塗布した。ラベル基材の表裏に施す感熱ニス層および印
刷絵柄層はグラビア印刷機によるインライン加工で行っ
た。
ト、打ち抜き加工等して本発明の感熱性封かんラベルを
得た。
の感熱性封かんラベルで熱封かんした包装材料を用いて
市販ウエットティシューのピロー包装体を製造し、市販
の粘着性封かんラベル品と一緒に50°Cで1月間放置
の後、各々の開封強度を測定して表1を得た。試供サン
プル数は各々50個体であり、開封強度はそれらの平均
値で示した。表1に示すとおり本発明の感熱性封かんラ
ベルを用いたものでは感熱ニスの塗布量は極めて少ない
にもかかわらずその開封強度は一定値を持続し、高い耐
内容物性を示した。また、市販の粘着封かんラベル品で
は5%以上の開封強度の低下がみられた。この比較実験
で用いたピロー包装体包装材料の層構成は上記市販の粘
着性封かんラベル品と同一の(OPPフィルム/Al/
CPPフィルム)とした。ここにCPPとは無延伸ポリ
プロピレンフィルムをさす。
ラベル基材への印刷絵柄層の形成およびその反対面すな
わち合成紙面への感熱ニス層形成ともに印刷機によるイ
ンライン加工(同一工程内で加工)が可能である。この
とき感熱ニスの合成紙への浸透量は極めて少ないため、
その塗布量は少量(紙等繊維質基材の場合の半量以下)
で所期の接着強度を得ることができて経済的である。ま
た、本発明の感熱性封かんラベルは、室温で粘着性を示
すことがなく取扱いは容易であり、その製造工程で離型
紙を必要としないため産業廃棄物による公害問題等をも
たらすこともないのである。上述のとおりであり、本発
明の感熱性封かんラベルを粘着性封かんラベルに代えて
用いた場合にははるかにコストダウンとなるのである。
断面概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】合成紙と合成樹脂フィルムをラミネートし
てなるラベル基材の該合成紙面に感熱ニス層を形成した
積層体よりなる感熱性封かんラベル。 - 【請求項2】ラベル基材の合成樹脂フィルムが2軸延伸
ポリプロピレンフィルムである請求項1に記載の感熱性
封かんラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33168397A JPH11167346A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 感熱性封かんラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33168397A JPH11167346A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 感熱性封かんラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11167346A true JPH11167346A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18246420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33168397A Pending JPH11167346A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 感熱性封かんラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11167346A (ja) |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33168397A patent/JPH11167346A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060509 |