JP2002284185A - スタンディングパウチおよびその製造法 - Google Patents

スタンディングパウチおよびその製造法

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JP2002284185A
JP2002284185A JP2001078544A JP2001078544A JP2002284185A JP 2002284185 A JP2002284185 A JP 2002284185A JP 2001078544 A JP2001078544 A JP 2001078544A JP 2001078544 A JP2001078544 A JP 2001078544A JP 2002284185 A JP2002284185 A JP 2002284185A
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Hajime Mitarai
元 御手洗
Yoshibumi Ito
義文 伊藤
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Meiwa Pax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自立させたときの安定性が良好で、強度が大
であり、また遮光性があり、しかも易開封性(開封に際
し引き裂き線が一直線状に走り、確実、円滑かつ美麗に
開封を行うことができる性質)を有するようにすること
もできるスタンディングパウチおよびその製造法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 シート(1), (1)として、隠蔽性芯材(12
G) を含む積層シートを用いる。これらのシート(1),
(1)を走行させながら底ガゼット部(2) 用のシートを挿
入していき、さらには底辺シール線(4) を形成してい
く。走行するシート(1),(1)に、巾方向に向かうシール
部(3')を間欠的に形成していく。オフラインまたはイン
ラインにて、そのシール部(3')領域を裁断し、個別のパ
ウチとしたときの両側のサイドシール線(3), (3)を形成
する。このとき、パウチ両側のサイドシール線(3), (3)
の傾きを、互いの間でパウチ上部側がパウチ下部側に比
し狭くなる八の字形となるように、テーパ形状に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自立させたときの
安定性が良好で、強度が大であり、また遮光性があり、
しかも易開封性を有するようにすることもできるスタン
ディングパウチおよびその製造法に関するものである。
なお本明細書において、「スタンディングパウチ」とは
「自立袋」の意味である。
【0002】
【従来の技術】〈スタンディングパウチ〉底ガゼット部
を有するスタンディングパウチは、パウチを扁平に折り
畳んだ姿勢において一般に矩形の形状をしている。とこ
ろが、このような矩形のパウチは、内容物を充填した状
態において自立させると、下部側が膨らんでいる反面、
上部側は膨らみが拘束されているため、パウチの上部の
方が巾広となり、不安定な印象を与える。
【0003】そこで、パウチを扁平に折り畳んだ姿勢に
おいて、パウチ上半分の袋巾を上部にいくほど巾狭にな
る形状にすると共に、袋の中間部に、くびれ部、絞り部
または「く」の字部を有する袋側部を形成するようにし
た自立袋が提案されている。たとえば、特開平5−11
6237号公報、特開平8−113249号公報、特開
平9−221149号公報を参照。
【0004】〈合成紙〉合成紙として、種々の種類のも
のが知られている。一般に合成紙は、耐水性があるこ
と、破れにくいこと、耐油・耐薬品性が良好であるこ
と、表面が滑らかであることなどの特長があるため、商
業印刷用紙、出版関係、地図、ステッカー・ラベル、バ
ッグ、名刺をはじめとする種々の用途に用いることがで
きる。
【0005】合成紙の中では、無機質充填剤を配合した
ポリプロピレンを溶融製膜したものを縦方向に延伸し、
ついでその縦延伸フィルムの両面に上記と同様の無機質
充填剤を配合したポリプロピレンをエクストルージョン
コーティングしてから、今度は横方向に延伸したものが
実用性が高い。このようにして得られた3層構造の合成
紙は、ミクロボイド構造を有し、中間の基層で強度が得
られ、両表層で紙状化が達成されている。この合成紙
は、基層も両表層も同じ材料でできているので、トリミ
ング残や稼動開始時の非製品については、これを回収し
て裁断、ペレット化し、再び原料として用いることがで
きるというメリットもある。
【0006】また、特許第2968773号公報には、
無機質粉末入りのポリプロピレンを共押出製膜して3層
フィルムを得た後、まず縦方向に延伸し、ついで横方向
に延伸し、さらにこのようにして得た二軸延伸フィルム
の両側に、塩化ポリプロピレン系のアンダーコーティン
グ層およびポリアクリル酸エステル系のトップコーティ
ング層を設け、さらにプレススムージング処理を行うよ
うにした5層構造の二軸延伸ポリプロピレン合成紙の製
造方法が示されている。この合成紙は、アート紙に匹敵
する品質、特性を有しているとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】矩形のスタンディング
パウチの不安定性を解消すべく、パウチ上半分の袋巾を
上部にいくほど巾狭になる形状にすると共に、袋の中間
部に、くびれ部、絞り部または「く」の字部を有する袋
側部を形成するようにしたスタンディングパウチ(自立
袋)も、実際に使用してみると、安定性の点で、必ずし
も満足がいかないことがある。これは、形状を上記のよ
うに工夫するだけでは、所期の目的を充分には達成でき
ないことを意味している。
【0008】上に述べた合成紙は、商業印刷用紙、出版
関係、地図、ステッカー・ラベル、などの印刷用紙の用
途に主として用いられるが、そのほか包装用袋の素材と
して用いることも検討されている。合成紙は、防水性を
強化することが期待できるからである。なお、合成紙を
スタンディングパウチの目的に使うことは、知られてい
ないものと信じられる。
【0009】ポリプロピレンを用いた3層や5層の多層
構造の合成紙は、それ自体はヒートシールを有しないの
で、包装用袋の目的には製袋のためのシーラント層が必
要となるが、シーラント層の設置のみでは外面特性が不
足する。そこで、内表面側にシーラント層を設ける工夫
のほかに、外表面側に樹脂コート層や透明蒸着層を付加
することにより外面特性を得ること考えられるが、たと
えこのような工夫を講じても、袋の用途には開封のため
の引き裂き性が要求されるので、その引き裂き性の問題
を解決することが必要となる。すなわち、袋の開封個所
に付したノッチから引き裂きを開始する場合、引き裂き
線が必ずしも真直に走らず、途中で開口部側にずれてそ
れ以降の開封ができなくなることがあり、また反対に、
引き裂き線が袋の本体側に走って本体部が破れてしまう
ことがある。
【0010】本発明は、このような背景下において、自
立させたときの安定性が良好で、強度が大であり、遮光
性もあり、しかも易開封性(開封に際し引き裂き線が一
直線状に走り、確実、円滑かつ美麗に開封を行うことが
できる性質)を有するようにすることもできるスタンデ
ィングパウチおよびその製造法を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスタンディング
パウチは、表裏のシート(1), (1)で形成されかつ底ガゼ
ット部(2) を有するスタンディングパウチであって、前
記シート(1), (1)が隠蔽性芯材(12G) を含む積層シート
からなること、および、そのパウチを扁平に折り畳んだ
姿勢において、パウチ両側のサイドシール線(3), (3)の
傾きが、互いの間でパウチ上部側がパウチ下部側に比し
狭くなる八の字形となるように、テーパ形状に形成され
ていることを特徴とするものである。
【0012】本発明のスタンディングパウチの製造法
は、表裏のシート(1), (1)で形成されかつ底ガゼット部
(2) を有するスタンディングパウチを製造するにあた
り、前記シート(1), (1)として隠蔽性芯材(12G) を含む
積層シートを用いること、これらのシート(1), (1)を走
行させながら底ガゼット部(2) 用のシートを挿入してい
き、さらには底辺シール線(4) を形成していくこと、走
行するシート(1), (1)に、巾方向に向かうシール部(3')
を間欠的に形成していくこと、オフラインまたはインラ
インにて、そのシール部(3')領域を裁断し、個別のパウ
チとしたときの両側のサイドシール線(3), (3)を形成す
ること、および、このときパウチ両側のサイドシール線
(3), (3)の傾きを、互いの間でパウチ上部側がパウチ下
部側に比し狭くなる八の字形となるように、テーパ形状
に形成することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0014】〈シート(1) 〉本発明のスタンディングパ
ウチは、表裏のシート(1), (1)で形成されかつ底ガゼッ
ト部(2) を有するものである。
【0015】ここでシート(1), (1)としては、本発明に
おいては、シート状の隠蔽性芯材(12G) を含む積層シー
トを用いる。隠蔽性芯材(12G) の例は、合成紙、紙、乳
白フィルム、金属蒸着フィルムなどである。これらの中
では合成紙が特に重要であるので、以下においては合成
紙(12G')を主体に説明を行ってある。
【0016】このシート(1) は、より具体的には、合成
紙(12G')を芯材層(12)とし、その片方の面に外面側層(1
1)、他方の面に内面側層(13)が設けられ、かつその内面
側層(13)の最内側がシーラント層(13S) である積層シー
トからなることが望ましく、さらには、前記芯材層(12)
を構成する合成紙(12G')が、パウチの開封方向Xの配向
性がパウチの開封方向と直角方向Yの配向性よりも大の
二軸延伸品からなることが特に好ましい。
【0017】ここで合成紙(12G')は、ポリプロピレン系
の3層以上の層構成を有する合成紙であることが特に好
ましい。合成紙(12G')の厚みは、特に限定はないもの
の、50〜100μm 程度とするのが実際的である。
【0018】そのようなポリプロピレン系の3層以上の
合成紙の一例(合成紙Aとする)は、無機質充填剤入り
のポリプロピレンを溶融製膜したものを縦方向に延伸
し、ついでその縦延伸フィルムの両面に無機質充填剤入
りのポリプロピレンを押出コートしてから、今度は横方
向に延伸して得た3層構成の二軸延伸フィルムである。
【0019】ポリプロピレン系の3層以上の合成紙の他
の一例(合成紙Bとする)は、無機質充填剤入りのポリ
プロピレンを共押出製膜して3層フィルムを得た後、ま
ず縦方向に延伸し、ついで横方向に延伸し、さらにこの
ようにして得た二軸延伸フィルムの両側にアンダーコー
ティング層およびトップコーティング層を設け、さらに
プレススムージング処理を行った5層構造のものであ
る。
【0020】これらのポリプロピレン系の3層以上の合
成紙は、すでに市販されているが、縦横の配向性の度合
いについては本発明の目的に適しているようにはされて
いないので、縦横の配向性の点で本発明の目的に適する
ようにして製造したものを、芯材層(12)における隠蔽性
芯材(12G) としての合成紙(12G')として用いるようにす
ることが望ましい。
【0021】そして、芯材層(12)を構成する合成紙(12
G')は、ポリプロピレン系の3層以上の層構成を有する
合成紙であって、かつそのポリプロピレン系の3層が、
無機質充填剤入りのポリプロピレンを共押出製膜して3
層フィルムを得た後、まず縦方向に延伸し、ついで横方
向に延伸したものであり、さらに縦方向の延伸率を横方
向の延伸率よりも大にしたものであることが、引き裂き
性の点で特に好ましい。上に述べた合成紙Bは、縦方向
の延伸率をカレンダーロールを使って大きくすることが
できるので、この条件を満足するようにすることができ
る。一方、上に述べた合成紙Aは、後から押出コートし
た層を縦方向に配向させることが難しいため、合成紙B
の製造法に準じた製造法を採用する場合に比しては、引
き裂き性が劣ることを免れない。
【0022】パウチの外面側となる外面側層(11)として
は、トップコート層(11T) 、基材フィルム層(11F) 、お
よび無機質蒸着層(11B) 付き基材フィルム層(11F) より
なる群から選ばれた少なくとも1層の層があげられる。
【0023】トップコート層(11T) の例は、アクリル系
樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、尿素系樹
脂、メラミン系樹脂、マレイン酸系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、セルロース系樹高分子などである。トップコー
ト層(11T) の厚みは、 0.1〜3μm 程度、殊に 0.2〜2
μm 程度とすることが多い。
【0024】基材フィルム層(11F) の例は、二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ナイロンフ
ィルム(ONy)、二軸延伸ポリエステルフィルム(P
ET)、無延伸ポリプロピレンフィルム、無延伸ナイロ
ンフィルム、セルロース系フィルムなどである。基材フ
ィルム層(11F) の厚みは、7〜30μm 程度とすること
が多い。
【0025】基材フィルム層(11F) 上に形成する無機質
蒸着層(11B) の例は、SiO2, SiOx,Al2O3 等の金属酸化
物または複合金属酸化物;金属窒化物;金属炭化物;金
属窒炭化物;金属ホウ化物;Al, Sn等の金属;である。
無機質蒸着層(11B) は、PVD法(真空蒸着、スパッタ
リング、イオンプレーティング等)やCVD法により、
基材フィルム層(11F) 上に設けられる(「蒸着」の用語
は、広義の蒸着の意味で用いている)。無機質蒸着層(1
1B) の厚みは、10〜3000Å程度とすることが多い
が、無機質の種類によっては厚手になると透明性が損な
われることがあるので、透明性が要求されるときには、
おのずから厚みには上限がある。
【0026】袋の内面側となる内面側層(13)は、製袋の
ためにヒートシールを行うことから、その最内側がシー
ラント層(13S) であることが必要である。このシーラン
ト層(13S) としては、低密度ポリエチレン(LDP
E)、リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密
度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(H
DPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、
エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレ
ン−不飽和カルボン酸共重合体、アイオノマー、エチレ
ン−プロピレン共重合体等のポリエチレン系樹脂;CP
Pと称されるポリプロピレン系樹脂;をはじめ、ヒート
シール性を有する種々の樹脂の層があげられる。シーラ
ント層(13S) の厚みは、5〜200μm 程度、殊に15
〜150μm程度とすることが多い。
【0027】上記のうち「不飽和カルボン酸」とは、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのエチレン性
不飽和カルボン酸や、フマール酸、マレイン酸、イタコ
ン酸などのエチレン性不飽和ジカルボン酸を言い、エチ
レン性不飽和ジカルボン酸の場合にはそのハーフエステ
ルであってもよく、マレイン酸およびイタコン酸の場合
にはその無水物であってもよい。なお内面側層(13)が後
述の金属箔(13A) を含みかつその金属箔(13A) がシーラ
ント層(13S) と隣接するときは、そのシーラント層(13
S) は、金属箔(13A) との密着性が得られるエチレン−
不飽和カルボン酸共重合体の層であることが好ましい場
合が多い。
【0028】内面側層(13)は、その最内側となるシーラ
ント層(13S) のほかに、金属箔(13A) および樹脂フィル
ム層(13F) よりなる群から選ばれた少なくとも1層の層
を含んでいることも好ましい。
【0029】ここで金属箔(13A) の代表例は、アルミニ
ウム箔であり、その厚みは5〜50μm 程度、殊に5〜
15μm 程度が適当である。
【0030】樹脂フィルム層(13F) としては、先にあげ
た基材フィルム層(11F) やシーラント層(13S) と同様の
樹脂のフィルム層があげられる。樹脂フィルム層(13F)
は、接着剤層の役割を果すことが多いので、ポリエチレ
ン系の樹脂層とすることが多い。この樹脂フィルム層(1
3F) は1層のみならず複層であってもよい。樹脂フィル
ム層(13F) の厚みは1層につき、たとえば5〜40μm
程度とすることが多い。
【0031】各層間の積層は、無機質蒸着層(11B) の形
成の場合を除き、ドライラミネート法、ウエットラミネ
ート法、流延法、サンドラミネート法、共押出法、エク
ストルージョンコーティング法、印刷法などの方法によ
りなされる。
【0032】外面側層(11)となる層の内面側または/お
よび外面側(特に内面側)には、パターン状やベタ状の
印刷層(pt)を設けることができる。また各層間の積層の
ために、アンカーコーティング層や接着剤層を設けるこ
とができる。なお先に述べた各層のほかに、エチレン含
量が20〜60モル%のエチレン−ビニルアルコール共
重合体、アクリロニトリル含量の高いアクリロニトリル
系重合体のようなガスバリア性を有する樹脂の層を含ん
でいてもよい。
【0033】シート(1) を構成する積層シートは、上述
のように、外面側層(11)/芯材層(12)(隠蔽性芯材(12
G) 、殊に合成紙(12G'))/内面側層(13)(その最内側
はシーラント層(13S) )の層構成を有するが、その典型
的な層構成は次の如くである。ただし、これら以外の層
構成も可能である。・トップコート層(11T) /印刷層(p
t)/合成紙(12G')/アンカーコート層(ac)/樹脂フィル
ム層(13F) /金属箔(13A) /シーラント層(13S) の層構
成。・基材フィルム層(11F) /印刷層(pt)/接着剤層(a
d)/合成紙(12G')/アンカーコート層(ac)/樹脂フィル
ム層(13F) /金属箔(13A) /シーラント層(13S) の層構
成。・基材フィルム層(11F) /印刷層(pt)/接着剤層(a
d)/合成紙(12G')/アンカーコート層(ac)/シーラント
層(13S) の層構成。・基材フィルム層(11F) /無機質蒸
着層(11B) /印刷層(pt)/接着剤層(ad)/合成紙(12G')
/アンカーコート層(ac)/樹脂フィルム層(13F) /シー
ラント層(13S) の層構成。
【0034】引き裂き性を確保することに着目するとき
は、上記の芯材層(12)を構成する合成紙(12G')は、パウ
チの開封方向Xの配向性がパウチの開封方向と直角方向
Yの配向性よりも大の二軸延伸品からなるようにする。
配向性は主として延伸の度合いに依存するので、延伸倍
率を目安に配向性を制御して、所定の引き裂き性が得ら
れるようにすればよい。
【0035】今、JIS K7128 のエルメンドルフ法により
測定されるパウチの開封方向Xの引裂強度をx(gf)、パ
ウチの開封方向と直角方向Yの引裂強度をy(gf)とする
とき、合成紙(12G')を含む積層シートを製袋したパウチ
が、引き裂き性に関し、 40≦x≦150(殊に 45≦x≦100) 100≦y≦250(殊に110≦y≦220) 1.5≦y/x≦5.0 (殊に 1.8≦y/x≦4.0 ) の関係を全て満たすことが好ましい。xが余りに小さい
ときは包装に不安が残り、xが余りに大きいときは一直
線状の引き裂きが困難となる。yが余りに小さいときは
一直線状の引き裂きが困難となり、yが余りに大きいと
きは円滑な引き裂きを行いにくくなる。y/xが余りに
小さいときは、引き裂きに際し始端と終端とでずれを生
じやすく、一方y/xが余りにが余りに大きいときは、
相対的にxが過小となるため、取り扱い中に不測に裂け
るおそれがあり、包装に不安が残る。
【0036】なお不測の破袋を起こすことを防止するた
めに、袋のヒートシール線(部)のシール強度について
は、JIS Z0238 に規定のシール強度の測定法で、縦横方
向のいずれも、下限が 0.8kgf/15mm以上、殊に 1.0kgf/
15mm以上であることが好ましい。上限については特に限
定はないものの、通常は 2.5kgf/15mm程度までである。
【0037】〈サイドシール線(3), (3)〉そして本発明
においては、そのパウチを扁平に折り畳んだ姿勢におい
て、パウチ両側のサイドシール線(3), (3)の傾きが、互
いの間でパウチ上部側がパウチ下部側に比し狭くなる八
の字形となるように、テーパ形状に形成されるようにす
る。
【0038】このときのテーパ角度θは、5〜8°に設
定することが特に好ましい。テーパ角度θをそのように
設定すると、パウチに内容物を充填した状態で立垂させ
たときに、最適の安定性または安定感が得られるからで
ある。
【0039】〈使用時の開口部側の工夫〉パウチの開口
部側には、消費者に渡った段階での使用時の開口を容易
にするため、Iノッチ、Vノッチ、Uノッチなどのノッ
チを設けることができる。ノッチに代えて、ヒートシー
ル部の外縁側に微細な傷や微小孔を設けることもでき
る。しかしながら、そのような工夫を施さなくても、単
に爪で引き裂くこともできることが多い。
【0040】また、一旦開口した後の再封止が可能なよ
うに、パウチの開口部側には、開口辺と平行に、雌雄嵌
着型の線ファスナ(5) を設けておくことが好ましい。
【0041】この線ファスナ(5) は、パウチの開口部側
の内面に設けることが多い。そのほか、後述の図7のよ
うに、雌雄の線ファスナ(5) 間をフランジ(5a)で連絡し
てそこにミシン目(5b)を設けておくと共に、パウチの開
口辺よりも外側に線ファスナ(5) の嵌着部が位置するよ
うにし、その線ファスナ(5) をスライダ(5c)で開閉操作
して((5d)はスライダ留め))、線ファスナ(5) を開け
たときに消費者がミシン目(5b)を破るようにすることも
できる。
【0042】〈スタンディングパウチの製造法〉上記構
造を有するスタンディングパウチは、典型的には、 ・隠蔽性芯材(12G) を含む積層シートからなるシート
(1), (1)を走行させながら底ガゼット部(2) 用のシート
を挿入していき、さらには底辺シール線(4) を形成して
いくこと、 ・走行するシート(1), (1)に、巾方向に向かうシール部
(3')を間欠的に形成していくこと、 ・オフラインまたはインラインにて、そのシール部(3')
領域を裁断し、個別のパウチとしたときの両側のサイド
シール線(3), (3)を形成すること、および、 ・このときパウチ両側のサイドシール線(3), (3)の傾き
を、互いの間でパウチ上部側がパウチ下部側に比し狭く
なる八の字形となるように、テーパ形状に形成すること により製造される。
【0043】底ガゼット部(2) の形成は、走行するシー
ト(1), (1)の片方のエッジ(1個取りの場合)または双
方のエッジ(2個取りの場合)から、底ガゼット部(2)
用のシートを2つ折りにして差し込んでいくことにより
なされる。このシートは、先に述べたシート(1) と同じ
ものとすることが多いが、違うものであっても差し支え
ない。
【0044】上記シール部(3')は、熱板であるシール板
(6) を当接することにより形成されるが、このときのシ
ール板(6) の形状は、後述の図4のように、三角板の頂
点から巾狭の直線板が延設された形状(Y字形などその
変形形状も含む)を有するものであることが好ましい。
【0045】〈用途〉上記構造を有する本発明のスタン
ディングパウチは、食品、水や飲料、ペットフード、医
薬品、工業薬品、洗剤をはじめとする小物品状、塊状、
粉粒状、液状などの種々様々の被包装物の包装用の自立
可能なパウチとして有用である。
【0046】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0047】実施例1 図1は、本発明のスタンディングパウチの一例を示した
平面図である。図2は、シート(1) の層構成の一例を示
した断面図である。図3は、図1のスタンディングパウ
チの製造工程の一例を示した説明図である。図4は、シ
ール板(6) の形状の一例を示した平面図である。
【0048】外面側層(11)/芯材層(12)/内面側層(13)
の層構成の積層シートとして、「トップコート層(11T)
/印刷層(pt)/合成紙(12G')/アンカーコート層(ac)/
樹脂フィルム層(13F) /金属箔(13A) /シーラント層(1
3S) 」の層構成の積層シートを、次のようにして製造し
た。
【0049】なお、芯材層(12)となる合成紙(12G')とし
ては、従来の技術の項で述べた特許第2968773号
の特許権者から提供を受けた合成紙を準備した。この合
成紙は、基本的には、無機質充填剤入りのポリプロピレ
ンを共押出製膜して3層フィルムを得た後、まず縦方向
に延伸し、ついで横方向に延伸し、さらにこのようにし
て得た二軸延伸フィルムの両側にアンダーコーティング
層およびトップコーティング層を設け、さらにプレスス
ムージング処理を行った5層構造のものであって、本発
明の目的に使用するために、カレンダーロールによる縦
方向(MD方向)の延伸率を大にし、横方向(TD方
向)の延伸率を相対的に小にすることにより、故意に配
向性を縦横方向で違えるようにして製造したものである
(厚みは70μm )。
【0050】この合成紙(12G')の片面にグラビア印刷に
より印刷層(pt)を設けてから、架橋型アクリル系樹脂液
によるコーティングを行って、厚み 0.5μm のトップコ
ート層(11T) を形成した。ついで、合成紙(12G')の他方
の面にウレタン系アンカーコーティング剤をコーティン
グしてアンカーコート層(ac)を形成してから、樹脂フィ
ルム層(13F) となる低密度ポリエチレンを厚みが15μ
m になるように溶融状態で押出コートすると共に、金属
箔(13A) の一例としての厚み7μm のアルミニウム箔を
圧着してサンドラミネーションした。最後にその金属箔
(13A) の上から、厚み20μm のエチレン−メタクリル
酸共重合体のフィルムを熱圧着してシーラント層(13S)
となした。
【0051】このようにして得た積層シートの片方のエ
ッジ側に雌の線ファスナ(5) 付きテープ、他方のエッジ
側に雄の線ファスナ(5) 付きテープを融着させたものを
準備して、これら雌雄の線ファスナ(5) を嵌着させた状
態で半裁してから製袋装置に供給して、シート(1), (1)
が上下に平行に走行するようにし(図3の(イ))、つ
いで底ガゼット部(2) 形成のために、シート(1), (1)の
片方のエッジ側から上記積層シートと同じシートででき
たリボンをΛ字形に折りながら挟み込んでいった(図3
の(ロ))。
【0052】続いて、まず、直線状のシール板で巾8mm
の底辺シール線(4) を形成し(図3の(ハ))、さらに
図4に示した形状のシール板(6) を用いて、走行するシ
ート(1), (1)に、巾方向に向かうシール部(3')を間欠的
に形成していった(図3の(ニ))。その後、オフライ
ンまたはインラインにて、そのシール部(3')領域を裁断
し、個別のパウチとしたときの両側のサイドシール線
(3), (3)を形成した。テーパ角度θは6°、サイドシー
ル線(3), (3)の巾は8mmとなるようにした。
【0053】これにより、パウチを扁平に折り畳んだ姿
勢において、開口辺の巾が235mm(234.84mm)、底ガ
ゼット部(2) となるシートのΛ字形の差し込み上辺にお
ける巾が300mm、底ガゼット部(2) の巾も300mm、
底ガゼット部(2) を含む全体の高さが380mmの図1に
示したスタンディングパウチが得られた。
【0054】内容物の充填前の開口部を有するスタンデ
ィングパウチにつき、MD方向(X方向)についてはサ
イドシール線(3) のシール強度(JIS Z0238 )と引裂強
度(JIS K7128 のエルメンドルフ法)、TD方向(Y方
向)については底辺シール線(4) のシール強度と引裂強
度を測定した。またMD方向(X方向)については、引
き裂きを10回行ったときのずれ量(パウチの片方のサ
イドから引き裂いたときの他方のサイドにおけるずれ
量)を測定した。結果は次の通りであった。引裂強度の
y/xは 2.4となる。
【0055】
【表1】 シール線 シール強度 引裂強度 ずれ量 (kgf/15mm) (gf) (mm) MD方向(X方向) x サイド(3) 1.67 56 0-5 TD方向(Y方向) y 底辺(4) 1.74 134 −
【0056】このスタンディングパウチに内容物の一例
としての粒状のペットフードを充填し、開口辺側をヒー
トシールして密封し、流通、店頭での展示に供したが、
バランスのとれた安定感を有し、かつ実際にも安定に自
立した。
【0057】実施例2 図5は、シート(1) の層構成の他の一例を示した断面図
である。
【0058】実施例1に準じ、外面側層(11)/芯材層(1
2)/内面側層(13)の層構成の積層シート、さらに詳しく
は、基材フィルム層(11F) /印刷層(pt)/接着剤層(ad)
/合成紙(12G')/アンカーコート層(ac)/樹脂フィルム
層(13F) /金属箔(13A) /シーラント層(13S) の層構成
の積層シートを準備した。基材フィルム層(11F) につい
ては、厚み12μm の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの片面にグラビア印刷により印刷層(pt)を
設けてから、接着剤層(ad)を介して、先に述べた合成紙
(12G')をドライラミネートした。内面側層(13)は、合成
紙(12G')の他方の面にウレタン系アンカーコーティング
剤をコーティングしてアンカーコート層(ac)を形成して
から、樹脂フィルム層(13F) となる低密度ポリエチレン
を厚みが15μm になるように溶融状態で押出コートす
ると共に、金属箔(13A) の一例としての厚み7μm のア
ルミニウム箔を圧着してサンドラミネーションし、最後
にその金属箔(13A) の上から、エチレン−メタクリル酸
共重合体を溶融状態で押出コートして、厚み20μm の
シーラント層(13S) となした。
【0059】この積層シートを用いて、実施例1と同様
にしてスタンディングパウチを製袋して、シール強度、
引裂強度、引き裂き時のずれ量を測定した。結果は次の
通りであった。引裂強度のy/xは 1.5となる。
【0060】
【表2】 シール線 シール強度 引裂強度 ずれ量 (kgf/15mm) (gf) (mm) MD方向(X方向) x サイド(3) 1.31 121 0-5 TD方向(Y方向) y 底辺(4) 1.17 182 −
【0061】このスタンディングパウチに内容物の一例
としてのペットフードを充填し、開口辺側をヒートシー
ルして密封し、流通、店頭での展示に供したが、バラン
スのとれた安定感を有し、かつ実際にも安定に自立し
た。
【0062】実施例3 図6は、積層シートの層構成のさらに他の一例を示した
断面図である。
【0063】図7は、図6の積層シートを用いて作製し
たスタンディングパウチの一例を示した正面図である。
図7において、(5) は雌雄嵌着型の線ファスナであり、
(5a)はフランジ、(5b)はミシン目、(5c)はスライダ、(5
d)はスライダ留めである。
【0064】実施例1に準じ、外面側層(11)/芯材層(1
2)/内面側層(13)の層構成の積層シート、さらに詳しく
は、基材フィルム層(11F) /無機質蒸着層(11B) /印刷
層(pt)/接着剤層(ad)/合成紙(12G')/アンカーコート
層(ac)/樹脂フィルム層(13F) /シーラント層(13S) の
層構成の積層シートを準備した。基材フィルム層(11F)
については、厚み12μm の二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの片面に、真空蒸着法により無機質
蒸着層(11B) の一例としての厚み400ÅのSiO2
薄層を設けてから、その薄層形成側の面にグラビア印刷
により印刷層(pt)を設け、ついで無機質蒸着層(11B) 付
き基材フィルム層(11F) の印刷層(pt)の側の面に、接着
剤層(ad)を介して、先に述べた合成紙(12G')をドライラ
ミネートした。内面側層(13)は、合成紙(12G')の他方の
面にウレタン系アンカーコーティング剤をコーティング
してアンカーコート層(ac)を形成してから、樹脂フィル
ム層(13F) となる低密度ポリエチレンを厚みが15μm
になるように溶融状態で押出コートすると共に、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体(またはリニア低密度ポリエ
チレン)を溶融状態で押出コートして、厚み20μm の
シーラント層(13S)となした。
【0065】この積層シートを用いて、実施例1と同様
にしてスタンディングパウチを製袋して、シール強度、
引裂強度、引き裂き時のずれ量を測定した。結果は次の
通りであった。引裂強度のy/xは 2.4となる。
【0066】
【表3】 シール線 シール強度 引裂強度 ずれ量 (kgf/15mm) (gf) (mm) MD方向(X方向) x サイド(3) 1.99 56 0-5 TD方向(Y方向) y 底辺(4) 2.12 134 −
【0067】このスタンディングパウチに内容物の一例
としてのペットフードを充填し、開口辺側をヒートシー
ルして密封し、流通、店頭での展示に供したが、バラン
スのとれた安定感を有し、かつ実際にも安定に自立し
た。
【0068】
【発明の効果】本発明のスタンディングパウチは、その
サイドシール線(3), (3)において工夫を講じてあると共
に、表裏のシート(1), (1)として隠蔽性芯材(12G) 、殊
に合成紙(12G')を含む積層シートを用いるという工夫を
講じているので、これらの工夫の協力作用により、自立
させたときの安定性および安定感が良好となり、かつ隠
蔽性芯材(12G) 、殊に合成紙(12G')を用いたことによる
強度、遮光性、耐水性、耐油・耐薬品性などの好ましい
性質もそのまま生かされる。
【0069】そして、合成紙(12G')として、パウチの開
封方向Xの配向性がパウチの開封方向とは直角方向Yの
配向性よりも大の二軸延伸品を用いるという工夫を講じ
ることにより、その開封に際し引き裂き線が一直線状に
走るようになり、確実、円滑かつ美麗に開封を行うこと
ができる。
【0070】よって、本発明のスタンディングパウチ
は、実用性の有用性が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンディングパウチの一例を示した
平面図である。
【図2】シート(1) の層構成の一例を示した断面図であ
る。
【図3】図1のスタンディングパウチの製造工程の一例
を示した説明図である。
【図4】シール板(6) の形状の一例を示した平面図であ
る。
【図5】積層シートの層構成の他の一例を示した断面図
である。
【図6】積層シートの層構成のさらに他の一例を示した
断面図である。
【図7】図6の積層シートを用いて作製したスタンディ
ングパウチの一例を示した正面図である。
【符号の説明】
(1) …シート、(11)…外面側層、(11T) …トップコート
層、(11F) …基材フィルム層、(11B) …無機質蒸着層、
(12)…芯材層、(12G) …隠蔽性芯材、(12G')…合成紙、
(13)…内面側層、(13S) …シーラント層、(13A) …金属
箔、(13F) …樹脂フィルム層、(pt)…印刷層、(ac)…ア
ンカーコート層、(ad)…接着剤層 (2) …底ガゼット部、(3')…シール部、(3) …サイドシ
ール線、(4) …底辺シール線、(5) …線ファスナ、(5a)
…フランジ、(5b)…ミシン目、(5c)…スライダ、(5d)…
スライダ留め、(6) …シール板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AB25 BA03 BB03 BC15 BC20 EA30 HN12 3E075 BA47 CA01 DB12 DD13 DD42 DD44 GA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏のシート(1), (1)で形成されかつ底ガ
    ゼット部(2) を有するスタンディングパウチであって、 前記シート(1), (1)が隠蔽性芯材(12G) を含む積層シー
    トからなること、および、 そのパウチを扁平に折り畳んだ姿勢において、パウチ両
    側のサイドシール線(3), (3)の傾きが、互いの間でパウ
    チ上部側がパウチ下部側に比し狭くなる八の字形となる
    ように、テーパ形状に形成されていることを特徴とする
    スタンディングパウチ。
  2. 【請求項2】テーパ角度θが5〜8°である請求項1記
    載のスタンディングパウチ。
  3. 【請求項3】隠蔽性芯材(12G) が合成紙(12G')である請
    求項1記載のスタンディングパウチ。
  4. 【請求項4】シート(1) が、合成紙(12G')を芯材層(12)
    とし、その片方の面に外面側層(11)、他方の面に内面側
    層(13)が設けられ、かつその内面側層(13)の最内側がシ
    ーラント層(13S) である積層シートからなること、およ
    び、 前記芯材層(12)を構成する合成紙(12G')が、パウチの開
    封方向Xの配向性がパウチの開封方向とは直角方向Yの
    配向性よりも大の二軸延伸品からなることを特徴とする
    請求項3記載のスタンディングパウチ。
  5. 【請求項5】パウチの開口部側に、開口辺と平行に、雌
    雄嵌着型の線ファスナ(5) を設けてある請求項1記載の
    スタンディングパウチ。
  6. 【請求項6】表裏のシート(1), (1)で形成されかつ底ガ
    ゼット部(2) を有するスタンディングパウチを製造する
    にあたり、前記シート(1), (1)として隠蔽性芯材(12G)
    を含む積層シートを用いること、これらのシート(1),
    (1)を走行させながら底ガゼット部(2) 用のシートを挿
    入していき、さらには底辺シール線(4) を形成していく
    こと、走行するシート(1), (1)に、巾方向に向かうシー
    ル部(3')を間欠的に形成していくこと、オフラインまた
    はインラインにて、そのシール部(3')領域を裁断し、個
    別のパウチとしたときの両側のサイドシール線(3), (3)
    を形成すること、および、このときパウチ両側のサイド
    シール線(3), (3)の傾きを、互いの間でパウチ上部側が
    パウチ下部側に比し狭くなる八の字形となるように、テ
    ーパ形状に形成することを特徴とするスタンディングパ
    ウチの製造法。
  7. 【請求項7】シール部(3')を形成するための熱板である
    シール板(6) が、三角板の頂点から巾狭の直線板が延設
    された形状を有することを特徴とする請求項6記載の製
    造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284928A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Idemitsu Unitech Co Ltd ジッパーテープ付包装袋の製造方法およびその製造装置
JP2014005044A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Kansai Tube Kk 印刷が施されたチューブ状積層容器及びその製造方法

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