JPH11165854A - リードフレーム搬送装置 - Google Patents

リードフレーム搬送装置

Info

Publication number
JPH11165854A
JPH11165854A JP37032297A JP37032297A JPH11165854A JP H11165854 A JPH11165854 A JP H11165854A JP 37032297 A JP37032297 A JP 37032297A JP 37032297 A JP37032297 A JP 37032297A JP H11165854 A JPH11165854 A JP H11165854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead frame
transport
transport path
path
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37032297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3921289B2 (ja
Inventor
Koichi Masuda
浩一 増田
Hironori Kato
裕典 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP37032297A priority Critical patent/JP3921289B2/ja
Publication of JPH11165854A publication Critical patent/JPH11165854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3921289B2 publication Critical patent/JP3921289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームの搬送時に生じる時間のロス
を少なくし、リードフレームの搬送サイクル時間を短縮
し、装置全体の稼動率を上げること。 【解決手段】 互いに平行に配置されそれぞれリードフ
レーム1を前進動させる第1搬送路22と第2搬送路2
3と、第1搬送路22に対してリードフレームを供給す
る供給ユニット2と、第1搬送路22の途中に配置され
適宜上下動するストッパ32と、このストッパにて通過
を阻止されたリードフレームを持ち上げその面方向にて
反転させた後に第2搬送路に移載する旋回治具31と、
第1搬送路と第2搬送路に位置するリードフレームを保
持して所定位置まで搬送する搬送装置を有し、第1搬送
路におけるリードフレーム搬入口25に、第1搬送路に
おけるリードフレーム搬送速度より高速の搬送力をリー
ドフレームに付与するピンチローラ26を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム搬
送装置に関するもので、特に半導体樹脂成形装置などに
おいて、マガジンより供給されたリードフレームの搬送
に用いて好適なリードフレーム搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体樹脂成形装置は、通常、リードフ
レームの供給ユニット、リードフレームの搬送ユニッ
ト、搬送ユニットからリードフレームを金型上に移載す
るローダユニット、リードフレーム上の電子部品を樹脂
でモールドする封止・成形ユニット、成形されたリード
フレームを収納する収納ユニット、成形の終了したリー
ドフレームを封止・成形ユニットから収納ユニットへ移
載するアンローダユニットなどからなる。 【0003】また、成形金型上のレイアウトでは、成形
するための樹脂を中心にし、リードフレームが相対する
ように並べて成形されるため、ローダユニットの把持機
構は、2枚のリードフレームの一方を他方に対して対象
位置となるように反転した状態で把持できる構成として
いる。 【0004】ここで、リードフレームの搬送に関する従
来技術について、図を用いて説明する。図3はその平面
図、図4は図3におけるB−B断面図である。リードフ
レーム1の供給ユニット2は、リードフレーム1が収納
されたマガジン3と、プッシャ4を有し、マガジン3に
収納されたリードフレーム1がプッシャ4の前進動によ
り、1枚ずつ前方へ送り出されるようになっている。 【0005】一方、搬送ユニット5は、フランジ付きの
複数個のローラ6をその両側に備え、リードフレーム1
の搬送路7を形成する。各ローラ6は、図示していない
ベルト等を介して連結され、このベルト等が駆動用モー
タにより駆動されることにより、全てのローラ6が、同
じ方向に、かつ等速で回転動させられるようになってい
る。 【0006】搬送路7の図中右端に位置するリードフレ
ーム搬入口8には、先端にピンチローラ9を有しリンク
機構などにて適宜上下方向に揺動させられる一対の揺動
アーム10が対向して設けられる。ピンチローラ9は、
摩擦係数が高くなるように、周囲にゴムベルトが巻かれ
るか、弾性体のライニングが施されており、モータなど
にてローラ6と同じ方向、同じ周速度にて回転させられ
る。 【0007】搬送路7の幅方向略中央部には、シリンダ
などにより昇降動と旋回動が付与される昇降旋回軸11
をもつ駆動ユニット12が設けられ、昇降旋回軸11の
先端部には、リードフレーム1を保持可能な旋回治具1
3が取り付けられる。なおこの旋回治具13の最下降時
のその上面高さは、複数個のローラ6にて形成されるリ
ードフレーム搬送面より下方位置に設定される。 【0008】搬送路7の下流側には、ローラ6によって
搬送されるリードフレーム1を停止させる固定ストッパ
14が設けられる。 【0009】また、搬送路7の上方には、一対のリード
フレーム1を成形金型に搬送するための既述したローダ
ユニットが待機しており、ローダユニットの把持機構
は、2枚のリードフレームを互いに反転した状態で把持
できる構成とされる。 【0010】さて、上述した従来のリードフレーム搬送
においては、まず供給ユニット2のプッシャ4が前進動
し、マガジン3より押し出された1 枚のリードフレーム
1が図示していないセンサにより検知されると、それま
で上方に待避していた揺動アーム10が時計方向に揺動
してピンチローラ9が下方に移動し、リードフレーム1
に接触する。ピンチローラ9は回転しているので、リー
ドフレーム1は搬送路7に引き込まれ、さらに搬送路7
のローラ6によってそのフランジで位置規制されつつ前
方に搬送され、固定ストッパ14に衝突して停止させら
れる。 【0011】その後、リードフレーム1は駆動ユニット
12の旋回治具13で保持され、その状態で上昇させら
れ、ここでこの1枚目のリードフレーム1が上方で待ち
受けるローダユニットの一方の把持部にて保持される。
そして保持後に旋回治具13は下降し、元の位置に戻
る。 【0012】次に2枚目のリードフレーム1が1枚目と
同様にして搬送されてくるが、この2枚目のリードフレ
ーム1は、昇降旋回軸11の上動と旋回動により、旋回
治具13にて一旦持ち上げられ、さらに180度回転さ
せられ、その後ローダユニットへ受け渡される。これに
より、ローダユニットには、一方が他方に対して対象位
置となるように反転した状態で2枚のリードフレームが
把持されることになる。ローダユニットは、この後封止
・成形ユニットへ移動し、把持した2枚のリードフレー
ムを金型に移載する。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におい
ては製品のコスト低減がますます進み、製品量産効果を
さらにあげ、競争力を高めることが必要になることも多
く、装置の稼動効率を上げる要求が高くなってきた。こ
のため装置のサイクル時間短縮の要求が強く示されるよ
うになってきたが、上述したようなリードフレームの搬
送技術においては、 次の欠点を有していた。 【0014】その1つは、搬送路7を搬送されるリード
フレーム1は、ストッパ14に衝突して停止するわけで
あるが、リードフレーム1は製品の品質上、数G以上の
衝撃が加わらないようにする必要がある。このため、ロ
ーラ6の周速を速くすることができず、リードフレーム
の搬送速度も遅くなり、これが起因して装置のサイクル
時間を長くしてしまう要因であった。 【0015】また2つ目として、旋回治具13にてリー
ドフレーム1が上昇させられている間、昇降旋回軸11
が邪魔となるために供給ユニット2からは次のリードフ
レーム1を搬送ユニット5に送り込むことができず、時
間のロスが生じていた。 【0016】そこで本発明は、リードフレームの搬送サ
イクル時間を短縮し、装置全体の稼動率を上げることを
目的とする。 【0017】また本発明は、リードフレームの搬送時に
生じる時間のロスを少なくすることを目的とする。 【0018】 【課題を解決するための手段】本発明は、互いに平行に
配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1搬
送路と第2搬送路と、第1搬送路に対してリードフレー
ムを供給する供給装置と、第1搬送路に配置され第1搬
送路に供給されたリードフレームをそのままの状態での
通過を許容する第1状態と通過を阻止する第2状態とに
選択的に切り替わるストッパと、このストッパにて通過
を阻止されたリードフレームを持ち上げその面方向にて
反転させた後に前記第2搬送路に移載する移載装置と、
前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレー
ムと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所
定位置まで搬送する搬送装置とを有し、前記第1搬送路
におけるリードフレーム搬入口に、第1搬送路における
リードフレーム搬送速度より高速の搬送力をリードフレ
ームに付与する回転ローラを設けたことを特徴とする。 【0019】また本発明は、移載装置の回転中心が第1
搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴と
する。 【0020】さらに、本発明は、互いに平行に配置され
それぞれリードフレームを前進動させる第1 搬送路と第
2 搬送路と、第1 搬送路に対してリードフレームを供給
する供給装置と、第1搬送路と第2搬送路のそれぞれに
配置され、各搬送路で搬送されるリードフレームの移動
を阻止するストッパと、第1搬送路にてストッパにて停
止させられたリードフレームを持ち上げその面方向にて
反転させた後に前記第2 搬送路に移載する移載装置と、
第1搬送路と第2搬送路の各ストッパにて停止させられ
ているリードフレームを保持して所定位置まで搬送する
搬送装置とを有し、前記移載装置は、その回転中心が第
1搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴
とする。 【0021】 【作用】本発明によれば、搬送路に設けられるローラよ
り高速回転する回転ローラを第1搬送路のリードフレー
ム搬入口に設けることで、この回転ローラにてリードフ
レームは高速にて第1搬送路に搬入されるとともに、搬
入後は、低速のローラにて搬送されてストッパに衝突す
る。 【0022】また本発明によれば、第1搬送路に供給さ
れた1枚目のリードフレームは、ストッパで通過を阻止
されると、移載装置にて持ち上げられ反転されて第2搬
送路に移載される。そして、この移載の間に次の2枚目
のリードフレームが第1搬送路に供給される。この時、
ストッパは2枚目のリードフレームの通過を許容する。
この結果、1枚目と2枚目のリードフレームは互いに対
象位置関係となるように向きを変えられ、搬送装置はこ
の2枚のリードフレームを把持して所定位置まで搬送す
る。 【0023】また本発明によれば、第1搬送路に供給さ
れた1枚目のリードフレームは、ストッパで停止させら
れると、移載装置にて持ち上げられ反転されて第2搬送
路に移載される。移載されたリードフレームは、第2搬
送路のストッパにて搬送を停止させられる。そして、こ
の移載の間に次の2枚目のリードフレームが第1搬送路
に供給される。この2枚目のリードフレームが第1搬送
路のストッパで停止させられると、互いに対象位置関係
とされた状態で2枚のリードフレームが各ストッパの前
に位置付けられる。搬送装置はこの2枚のリードフレー
ムを把持して所定位置まで搬送する。 【0024】 【発明の実施の形態】図1は、本発明のリードフレーム
搬送装置の実施の形態の平面図、図2は、図1のA−A
断面図である。なお、図3、4における部品と実質的に
同一部品には同一番号を付す。 【0025】図において、リードフレーム搬送装置20
は、供給ユニット2と搬送ユニット21、それに不図示
のローダユニットを具備する。搬送ユニット21は、互
いに平行になるように配置された第1搬送路22と第2
搬送路23が設けられる。第1搬送路21は、マガジン
3よりプッシャ4にて押し出されるリードフレーム1の
押し出し経路前方に位置付けられる。それぞれの搬送路
22、23は、リードフレーム1を搬送するための複数
個のローラ24をその両側に備える。各ローラ24は、
リードフレームの搬送時にその幅方向を規制するフラン
ジ付きで、図示していないベルト等を介して連結され、
このベルト等が駆動用モータにより駆動されることによ
り、全てのローラ24が、同じ方向に、かつ等速で回転
動させられるようになっている。第1搬送路22におけ
るリードフレーム搬入口25、つまり供給ユニット2と
の対向端には、先端にピンチローラ26を有しシリンダ
27の駆動で適宜上下方向に揺動させられる一対の揺動
アーム28が対向して設けられる。ピンチローラ26
は、摩擦係数が高くなるように、周囲にゴムベルトが巻
かれるか、弾性体のライニングが施されており、対向し
て設けた受けローラ26aとでリードフレーム1に移動
力を付与するものであり、ローラ24の駆動源から駆動
力を受けるようになっているが、ピンチローラ26の周
速の方が、第1搬送路22のローラ24の周速より速く
なるように、設定される。 【0026】第1搬送路22と第2搬送路23の間に
は、シリンダなどの駆動源により昇降動と旋回動が可能
な昇降旋回軸29を有する駆動ユニット30が組み込ま
れており、昇降旋回軸29の先端部には、リードフレー
ム1を第1搬送路22から第2搬送路23に移動可能と
する旋回治具31が取り付けられている。なお、後述す
るように、この旋回治具31が第1、第2搬送路22、
23にて最下降位置をとったとき、その上面高さは、各
搬送路22、23における複数個のローラ24によって
形成されるリードフレーム搬送面高さより低い位置に設
定される。 【0027】第1搬送路22において、リードフレーム
搬入口25からリードフレーム1枚分の長さ以上を有す
る下流側位置には、ローラ24によって搬送されるリー
ドフレーム1を停止させるストッパ32が設けられる。
このストッパ32は、シリンダ33などの駆動源にて上
下動させられ、上動した時はその先端部が第1搬送路2
2におけるリードフレーム1搬送レベルより突出してリ
ードフレームの通過を阻止する。一方、降下した時に
は、その先端部はリードフレーム搬送レベル以下に位置
付けられ、リードフレーム1の通過を許容する。 【0028】さらに、本実施の形態においては、第1 、
第2 搬送路22、23の最下流側に、リードフレーム2
を整列させる第1整列コンベア34と第2整列コンベア
35を有する。なお、図示は省略するが、この第1、第
2整列コンベア33、34の上方には、従来と同様に一
対のリードフレーム1を把持でき、把持したリードフレ
ームを成形金型に搬送するためのローダユニットが配置
される。 【0029】次に上記構成による作動について説明す
る。 【0030】まず、旋回治具31が図2に示される第1
搬送路22の下方位置に、またストッパ32が上昇位置
付けられた状態で、供給ユニット2のプッシャ4が前進
動し、マガジン3より1枚のリードフレーム1を押し出
す。図示していないセンサにてこの押し出されたリード
フレームが検知されると、シリンダ27が作動して、そ
れまで第1搬送路22におけるリードフレーム搬入口2
5の上方に待避していた揺動アーム28が時計方向に揺
動してピンチローラ26が下方に移動し、リードフレー
ム1に接触し、受けローラ26aとで挟持する。ここ
で、ピンチローラ26はローラ24よりも高速で回転し
ているので、リードフレーム1は高速で第1搬送路22
に引き込まれる。リードフレーム1の端面がピンチロー
ラ26を通り過ぎると、揺動アーム28は上昇して上方
の待機位置に戻り、以後このリードフレーム1は、第1
搬送路22に配置され、かつピンチローラ26より低速
で回転しているローラ24により、幅方向位置が規制さ
れつつ、低速で前方へ搬送される。そして、この1枚目
のリードフレーム1はストッパ32に衝突して停止させ
られる。 【0031】リードフレーム1が停止すると、昇降旋回
軸29が上昇して旋回治具31を上方に持ち上げ、その
際に、ストッパにて32にて停止させられているリード
フレーム1は旋回治具32の上に載り、旋回治具32と
ともに第1搬送路22の上方に持ち上げられる。次に昇
降旋回軸29は180度回転し、これによりリードフレ
ーム1はその面方向にて反転させられるとともに第2搬
送路23の上方に位置付けられ、次に昇降旋回軸29が
下降を始め、旋回治具31の上面レベルが第2搬送路2
3のローラ24にて形成されるリードフレーム1の搬送
レベルより下方に位置すると、旋回治具上のリードフレ
ーム1は第2搬送路23のローラ24に乗り移る。 【0032】第2搬送路23のローラ24も第1搬送路
22のローラ24と同じ回転をしているので、第1搬送
路22から第2搬送路23に移載されたリードフレーム
1は、第2搬送路23に沿って移動し、下流に位置する
第2整列コンベア35まで搬送される。 【0033】また、昇降旋回軸29の上昇により第1搬
送路22に搬入されたリードフレーム1が上昇させられ
ると、マガジン3からはすぐに次の2枚目のリードフレ
ーム1が1枚目のリードフレーム1のときと同様に供給
され、そして第1搬送路22に引き込まれる。 【0034】そして2枚目の供給である今回は、ストッ
パ32が下方の待避位置に位置付けられ、この2枚目の
リードフレーム1はローラ24で搬送されつつ、供給さ
れた状態の向きを保ってストッパ32の上方を通過し、
さらに第1整列コンベア34に搬送され、1枚目のリー
ドフレーム2とともに2枚のリードフレームが互いの対
象位置となるようにして整列コンベア34、35に整列
される。そして、整列コンベア34、35に整列された
2枚のリードフレーム1は、不図示のローダユニットに
て同時に把持され、成形金型へ搬送される。 【0035】なお、1枚目のリードフレーム1が第2整
列コンベア35に搬送され、2枚目のリードフレーム1
がストッパ32上を通過すると、昇降旋回軸29は上
昇、180度回転、下降し、これにより旋回治具31は
その上面が、第1搬送路22におけるローラ24にて形
成されるリードフレーム1の搬送面より下方となる初期
位置に位置付けられ、次の組の1枚目のリードフレーム
の搬入を待ち受ける。 【0036】上記した実施の形態によれば、第1搬送路
22のローラ24の周速より、リードフレーム1を引き
込むピンチローラ26の周速が速く設定されているの
で、リードフレーム1を供給ユニット2から速く引き出
し、そして第1搬送路に22に搬入することが可能で、
さらに、リードフレーム2がストッパ32にて停止させ
られる時には、すでにピンチローラ26との係合は外
れ、そしてより周速の遅いローラ24からの搬送力を受
けてストッパ32に衝突するため、リードフレーム1に
加わる衝撃が数Gより小さくなり、特に複雑な構造でな
くても、リードフレーム1を供給ユニット2から速く引
き出すことができるとともに、ストッパ32との衝突に
よってもリードフレーム1に衝撃のダメージを与えるこ
となく品質を損なわないで、リードフレーム1を搬送で
き、装置のサイクル時間を短縮できる。 【0037】また、昇降旋回軸29が第1搬送路22と
第2搬送路23の間に設けられたため、旋回治具31に
て第1搬送路22に搬入されたリードフレーム1を持ち
上げた以降は、この旋回治具31は第1搬送路22にお
けるリードフレーム1の搬送の邪魔にならない。このた
め、旋回治具31を用いて1枚目のリードフレーム1を
第2搬送路23に移載する動作の実行中に、2枚目のリ
ードフレーム1を第1搬送路22に搬入することができ
る。従って、従来のように1枚ずつローダユニットに受
け渡し、その動作が終了するまで次のリードフレーム1
の搬入を待つのに比べ、搬送、受け渡しでのロス時間を
少なくすることができる。そしてロス時間を少なくでき
ることで、結果として、リードフレーム搬送装置のサイ
クル時間短縮、装置全体の稼動率向上につながり、製品
の生産に大きく寄与できる。 【0038】なお、上記した実施の形態では、2枚目の
リードフレーム1がストッパ32の上方を通過した後に
昇降旋回軸29の上昇を開始させるようにしたが、1枚
目のリードフレーム1が第2整列コンベア35に移動し
た後に、すぐ、元の位置に戻る動作を開始させ、2枚目
のリードフレーム1がストッパ32の上方を通過してか
ら初期の位置に戻るように動作させるようにしても良
く、こうすれば動作時間をさらに短縮することできる。 【0039】また、実施の形態では、2枚1組となる1
枚目のリードフレーム1を第2搬送路23に移送し、2
枚目のリードフレーム1をストッパ32の上方を通過さ
せるようにしたが、これとは逆に、1枚目をそのまま通
過させて第1整列コンベア34に搬送し、2枚目を反転
させた状態で第2整列コンベア35に搬送して整列させ
るようにしてもよい。 【0040】また、各搬送路22、23においてリード
フレーム1に搬送力を付与する手段としては、上述した
ローラ24に限らず、ベルト類でも良く、また整列コン
ベア34、35においては、特に駆動源を持たない整列
台などでも良い。 【0041】また、上述の実施の形態では各搬送路に整
列コンベア34、35を設けたが、必ずしも必要ない。
これは例えば、第1搬送路22のストッパ32と同様
に、第2搬送路23にもストッパを互いにリードフレー
ムの停止位置が揃うように同じ位置に固定配置する。そ
して第1搬送路22に供給されたリードフレーム1を上
述の実施の形態と同様に第2搬送路23に移載すると、
移載されたリードフレーム1は第2搬送路23のストッ
パにより停止させられる。この時第1搬送路22には2
枚目のリードフレーム1が搬入されると、同じく第1搬
送路のストッパ32にて停止させられる。そこでこれら
各ストッパにて停止させられている2枚のリードフレー
ム1をローダユニットが一度に把持するようにすれば、
整列コンベアは不要とできる。 【0042】また、昇降旋回軸29の運動に関して、1
80度旋回後、逆回転することで元の位置に戻るように
しても良いし、同方向にさらに180度回転することで
戻るように構成しても良い。 【0043】また、上記実施の形態では、昇降旋回軸2
9を第1搬送路22と第2搬送路23の間に配設するこ
とで、第1搬送路22への2枚目のリードフレーム1の
搬入の邪魔にならないように構成したが、このような作
用を有する構成としては、他に例えば、吸盤等を用いて
リードフレーム1を第1搬送路22から第2搬送路23
へ反転させて移載する移載装置を搬送路22、23の上
方に設けるものであっても良い。 【0044】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リード
フレームにダメージを与えることなくリードフレームの
搬送サイクル時間を短縮し、装置全体の稼動率を上げる
ことができる。 【0045】また本発明によれば、リードフレームの搬
送時に生じる時間のロスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明のリードフレーム搬送装置の実
施の形態の平面図。 【図2 】図2 は、図1のA−A断面図。 【図3】図3 は、従来のリードフレーム搬送装置の平面
図。 【図4】図4は、図3のB−B断面図。 【符号の説明】 1 リードフレーム 2 供給ユニット 3 マガジン 4 プッシャ 20 リードフレーム搬送装置 21 搬送ユニット 22 第1搬送路 23 第2搬送路 24 ローラ 25 リードフレーム搬入口 26 ピンチローラ 27 シリンダ 28 揺動アーム 29 昇降旋回軸 30 駆動ユニット 31 旋回治具 32 ストッパ 33 シリンダ 34 第1整列コンベア 35 第2整列コンベア

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1 】 互いに平行に配置されそれぞれリード
    フレームを前進動させる第1搬送路と第2搬送路と、 第1搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置
    と、 第1搬送路に配置され第1搬送路に供給されたリードフ
    レームをそのままの状態での通過を許容する第1状態と
    通過を阻止する第2状態とに選択的に切り替わるストッ
    パと、 このストッパにて通過を阻止されたリードフレームを持
    ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2 搬送路に
    移載する移載装置と、 前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレー
    ムと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所
    定位置まで搬送する搬送装置とを有し、 前記第1搬送路におけるリードフレーム搬入口に、第1
    搬送路におけるリードフレーム搬送速度より高速の搬送
    力をリードフレームに付与する回転ローラを設けたこと
    を特徴とするリードフレーム搬送装置。 【請求項2】 互いに平行に配置されそれぞれリード
    フレームを前進動させる第1搬送路と第2搬送路と、 第1搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置
    と、 第1搬送路に配置され第1搬送路に供給されたリードフ
    レームをそのままの状態での通過を許容する第1状態と
    通過を阻止する第2状態とに選択的に切り替わるストッ
    パと、 このストッパにて通過を阻止されたリードフレームを持
    ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2搬送路に
    移載する移載装置と、 前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレー
    ムと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所
    定位置まで搬送する搬送装置とを有し、 前記移載装置は、その回転中心が第1搬送路と第2搬送
    路の間に設けられていることを特徴とするリードフレー
    ム搬送装置。 【請求項3】 互いに平行に配置されそれぞれリード
    フレームを前進動させる第1 搬送路と第2搬送路と、 第1 搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置
    と、 第1搬送路と第2搬送路のそれぞれに配置され、各搬送
    路で搬送されるリードフレームの移動を阻止するストッ
    パと、 第1搬送路にてストッパにて停止させられたリードフレ
    ームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2
    搬送路に移載する移載装置と、 第1搬送路と第2搬送路の各ストッパにて停止させられ
    ているリードフレームを保持して所定位置まで搬送する
    搬送装置とを有し、 前記移載装置は、その回転中心が第1搬送路と第2搬送
    路の間に設けられていることを特徴とするリードフレー
    ム搬送装置。 【請求項4】 前記第1搬送路におけるリードフレー
    ム搬入口に、第1搬送路におけるリードフレーム搬送速
    度より高速の搬送力をリードフレームに付与する回転ロ
    ーラを設けたことを特徴とする請求項2または3記載の
    リードフレーム搬送装置。 【請求項5】 前記搬送装置によるリードフレームの
    搬送先がモールド装置の金型であることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のリードフレーム搬送装
    置。 【請求項6】 第1搬送路はストッパを境に複数の搬
    送部から構成され、第2搬送路も第1搬送路と対応して
    複数の搬送部から構成され、搬送装置はストッパよりも
    下流側に配置された搬送部に位置するリードフレームを
    保持するものであることを特徴とする請求項1または2
    に記載のリードフレーム搬送装置。
JP37032297A 1997-12-02 1997-12-02 リードフレーム搬送装置 Expired - Lifetime JP3921289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37032297A JP3921289B2 (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リードフレーム搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37032297A JP3921289B2 (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リードフレーム搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11165854A true JPH11165854A (ja) 1999-06-22
JP3921289B2 JP3921289B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18496617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37032297A Expired - Lifetime JP3921289B2 (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リードフレーム搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3921289B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115188699A (zh) * 2022-09-09 2022-10-14 宁波德洲精密电子有限公司 一种引线框架上料用自动对校平台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115188699A (zh) * 2022-09-09 2022-10-14 宁波德洲精密电子有限公司 一种引线框架上料用自动对校平台
CN115188699B (zh) * 2022-09-09 2022-12-06 宁波德洲精密电子有限公司 一种引线框架上料用自动对校平台

Also Published As

Publication number Publication date
JP3921289B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2149499B1 (en) Empty bag supply method and apparatus
US6726001B2 (en) Transfer apparatus and method for film bags
JP2014223718A (ja) 物品供給装置
JPH07157091A (ja) タイヤ移載装置
JP2000313412A (ja) 箱詰めシステムにおける製品振り分け機構
JP2006256744A (ja) 容器整列装置
JPS6151407A (ja) コンベア装置
JPH11165854A (ja) リードフレーム搬送装置
KR100426003B1 (ko) 타이어 비드의 이송 공급장치
JP2001187632A (ja) 垂直搬送装置
JP4492832B2 (ja) 整列装置
JPH0256321A (ja) 搬送装置
JP6669457B2 (ja) 移送システムおよび物品移送手段
JP3321720B2 (ja) プリント配線板の受取機
JPH0776302A (ja) 包装物の箱詰め装置
JPH1149338A (ja) 位置修正装置を備えた搬送装置
JPH11300668A (ja) 物品処理装置
US20230339709A1 (en) Sheet dispensing device
JPH05319572A (ja) 反転パイリング装置
JP3790593B2 (ja) マガジンの搬送装置
JP2002087584A (ja) 整列装置
JP3399862B2 (ja) ローラ搬送装置
JP3734572B2 (ja) 遊技機製造用加工対象品表裏反転装置
JPH09136713A (ja) 物品移載装置
JPH0412032Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20040513

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term