JP3921289B2 - リードフレーム搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレーム搬送装置に関するもので、特に半導体樹脂成形装置などにおいて、マガジンより供給されたリードフレームの搬送に用いて好適なリードフレーム搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体樹脂成形装置は、通常、リードフレームの供給ユニット、リードフレームの搬送ユニット、搬送ユニットからリードフレームを金型上に移載するローダユニット、リードフレーム上の電子部品を樹脂でモールドする封止・成形ユニット、成形されたリードフレームを収納する収納ユニット、成形の終了したリードフレームを封止・成形ユニットから収納ユニットへ移載するアンローダユニットなどからなる。
【0003】
また、成形金型上のレイアウトでは、成形するための樹脂を中心にし、リードフレームが相対するように並べて成形されるため、ローダユニットの把持機構は、2枚のリードフレームの一方を他方に対して対象位置となるように反転した状態で把持できる構成としている。
【0004】
ここで、リードフレームの搬送に関する従来技術について、図を用いて説明する。図3はその平面図、図4は図3におけるB−B断面図である。リードフレーム1の供給ユニット2は、リードフレーム1が収納されたマガジン3と、プッシャ4を有し、マガジン3に収納されたリードフレーム1がプッシャ4の前進動により、1枚ずつ前方へ送り出されるようになっている。
【0005】
一方、搬送ユニット5は、フランジ付きの複数個のローラ6をその両側に備え、リードフレーム1の搬送路7を形成する。各ローラ6は、図示していないベルト等を介して連結され、このベルト等が駆動用モータにより駆動されることにより、全てのローラ6が、同じ方向に、かつ等速で回転動させられるようになっている。
【0006】
搬送路7の図中右端に位置するリードフレーム搬入口8には、先端にピンチローラ9を有しリンク機構などにて適宜上下方向に揺動させられる一対の揺動アーム10が対向して設けられる。ピンチローラ9は、摩擦係数が高くなるように、周囲にゴムベルトが巻かれるか、弾性体のライニングが施されており、モータなどにてローラ6と同じ方向、同じ周速度にて回転させられる。
【0007】
搬送路7の幅方向略中央部には、シリンダなどにより昇降動と旋回動が付与される昇降旋回軸11をもつ駆動ユニット12が設けられ、昇降旋回軸11の先端部には、リードフレーム1を保持可能な旋回治具13が取り付けられる。なおこの旋回治具13の最下降時のその上面高さは、複数個のローラ6にて形成されるリードフレーム搬送面より下方位置に設定される。
【0008】
搬送路7の下流側には、ローラ6によって搬送されるリードフレーム1を停止させる固定ストッパ14が設けられる。
【0009】
また、搬送路7の上方には、一対のリードフレーム1を成形金型に搬送するための既述したローダユニットが待機しており、ローダユニットの把持機構は、2枚のリードフレームを互いに反転した状態で把持できる構成とされる。
【0010】
さて、上述した従来のリードフレーム搬送においては、まず供給ユニット2のプッシャ4が前進動し、マガジン3より押し出された1 枚のリードフレーム1が図示していないセンサにより検知されると、それまで上方に待避していた揺動アーム10が時計方向に揺動してピンチローラ9が下方に移動し、リードフレーム1に接触する。ピンチローラ9は回転しているので、リードフレーム1は搬送路7に引き込まれ、さらに搬送路7のローラ6によってそのフランジで位置規制されつつ前方に搬送され、固定ストッパ14に衝突して停止させられる。
【0011】
その後、リードフレーム1は駆動ユニット12の旋回治具13で保持され、その状態で上昇させられ、ここでこの1枚目のリードフレーム1が上方で待ち受けるローダユニットの一方の把持部にて保持される。そして保持後に旋回治具13は下降し、元の位置に戻る。
【0012】
次に2枚目のリードフレーム1が1枚目と同様にして搬送されてくるが、この2枚目のリードフレーム1は、昇降旋回軸11の上動と旋回動により、旋回治具13にて一旦持ち上げられ、さらに180度回転させられ、その後ローダユニットへ受け渡される。これにより、ローダユニットには、一方が他方に対して対象位置となるように反転した状態で2枚のリードフレームが把持されることになる。ローダユニットは、この後封止・成形ユニットへ移動し、把持した2枚のリードフレームを金型に移載する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近においては製品のコスト低減がますます進み、製品量産効果をさらにあげ、競争力を高めることが必要になることも多く、装置の稼動効率を上げる要求が高くなってきた。このため装置のサイクル時間短縮の要求が強く示されるようになってきたが、上述したようなリードフレームの搬送技術においては、 次の欠点を有していた。
【0014】
その1つは、搬送路7を搬送されるリードフレーム1は、ストッパ14に衝突して停止するわけであるが、リードフレーム1は製品の品質上、数G以上の衝撃が加わらないようにする必要がある。このため、ローラ6の周速を速くすることができず、リードフレームの搬送速度も遅くなり、これが起因して装置のサイクル時間を長くしてしまう要因であった。
【0015】
また2つ目として、旋回治具13にてリードフレーム1が上昇させられている間、昇降旋回軸11が邪魔となるために供給ユニット2からは次のリードフレーム1を搬送ユニット5に送り込むことができず、時間のロスが生じていた。
【0016】
そこで本発明は、リードフレームの搬送サイクル時間を短縮し、装置全体の稼動率を上げることを目的とする。
【0017】
また本発明は、リードフレームの搬送時に生じる時間のロスを少なくすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、互いに平行に配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1搬送路と第2搬送路と、第1搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置と、第1搬送路に配置され第1搬送路に供給されたリードフレームをそのままの状態での通過を許容する第1状態と通過を阻止する第2状態とに選択的に切り替わるストッパと、このストッパにて通過を阻止されたリードフレームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2搬送路に移載する移載装置と、前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレームと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所定位置まで搬送する搬送装置とを有し、前記第1搬送路におけるリードフレーム搬入口に、第1搬送路におけるリードフレーム搬送速度より高速の搬送力をリードフレームに付与する回転ローラを設けたことを特徴とする。
【0019】
また本発明は、移載装置の回転中心が第1搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明は、互いに平行に配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1 搬送路と第2 搬送路と、第1 搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置と、第1搬送路と第2搬送路のそれぞれに配置され、各搬送路で搬送されるリードフレームの移動を阻止するストッパと、第1搬送路にてストッパにて停止させられたリードフレームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2 搬送路に移載する移載装置と、第1搬送路と第2搬送路の各ストッパにて停止させられているリードフレームを保持して所定位置まで搬送する搬送装置とを有し、前記移載装置は、その回転中心が第1搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴とする。
【0021】
【作用】
本発明によれば、搬送路に設けられるローラより高速回転する回転ローラを第1搬送路のリードフレーム搬入口に設けることで、この回転ローラにてリードフレームは高速にて第1搬送路に搬入されるとともに、搬入後は、低速のローラにて搬送されてストッパに衝突する。
【0022】
また本発明によれば、第1搬送路に供給された1枚目のリードフレームは、ストッパで通過を阻止されると、移載装置にて持ち上げられ反転されて第2搬送路に移載される。そして、この移載の間に次の2枚目のリードフレームが第1搬送路に供給される。この時、ストッパは2枚目のリードフレームの通過を許容する。この結果、1枚目と2枚目のリードフレームは互いに対象位置関係となるように向きを変えられ、搬送装置はこの2枚のリードフレームを把持して所定位置まで搬送する。
【0023】
また本発明によれば、第1搬送路に供給された1枚目のリードフレームは、ストッパで停止させられると、移載装置にて持ち上げられ反転されて第2搬送路に移載される。移載されたリードフレームは、第2搬送路のストッパにて搬送を停止させられる。そして、この移載の間に次の2枚目のリードフレームが第1搬送路に供給される。この2枚目のリードフレームが第1搬送路のストッパで停止させられると、互いに対象位置関係とされた状態で2枚のリードフレームが各ストッパの前に位置付けられる。搬送装置はこの2枚のリードフレームを把持して所定位置まで搬送する。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のリードフレーム搬送装置の実施の形態の平面図、図2は、図1のA−A断面図である。なお、図3、4における部品と実質的に同一部品には同一番号を付す。
【0025】
図において、リードフレーム搬送装置20は、供給ユニット2と搬送ユニット21、それに不図示のローダユニットを具備する。搬送ユニット21は、互いに平行になるように配置された第1搬送路22と第2搬送路23が設けられる。第1搬送路21は、マガジン3よりプッシャ4にて押し出されるリードフレーム1の押し出し経路前方に位置付けられる。それぞれの搬送路22、23は、リードフレーム1を搬送するための複数個のローラ24をその両側に備える。各ローラ24は、リードフレームの搬送時にその幅方向を規制するフランジ付きで、図示していないベルト等を介して連結され、このベルト等が駆動用モータにより駆動されることにより、全てのローラ24が、同じ方向に、かつ等速で回転動させられるようになっている。第1搬送路22におけるリードフレーム搬入口25、つまり供給ユニット2との対向端には、先端にピンチローラ26を有しシリンダ27の駆動で適宜上下方向に揺動させられる一対の揺動アーム28が対向して設けられる。ピンチローラ26は、摩擦係数が高くなるように、周囲にゴムベルトが巻かれるか、弾性体のライニングが施されており、対向して設けた受けローラ26aとでリードフレーム1に移動力を付与するものであり、ローラ24の駆動源から駆動力を受けるようになっているが、ピンチローラ26の周速の方が、第1搬送路22のローラ24の周速より速くなるように、設定される。
【0026】
第1搬送路22と第2搬送路23の間には、シリンダなどの駆動源により昇降動と旋回動が可能な昇降旋回軸29を有する駆動ユニット30が組み込まれており、昇降旋回軸29の先端部には、リードフレーム1を第1搬送路22から第2搬送路23に移動可能とする旋回治具31が取り付けられている。なお、後述するように、この旋回治具31が第1、第2搬送路22、23にて最下降位置をとったとき、その上面高さは、各搬送路22、23における複数個のローラ24によって形成されるリードフレーム搬送面高さより低い位置に設定される。
【0027】
第1搬送路22において、リードフレーム搬入口25からリードフレーム1枚分の長さ以上を有する下流側位置には、ローラ24によって搬送されるリードフレーム1を停止させるストッパ32が設けられる。このストッパ32は、シリンダ33などの駆動源にて上下動させられ、上動した時はその先端部が第1搬送路22におけるリードフレーム1搬送レベルより突出してリードフレームの通過を阻止する。一方、降下した時には、その先端部はリードフレーム搬送レベル以下に位置付けられ、リードフレーム1の通過を許容する。
【0028】
さらに、本実施の形態においては、第1 、第2 搬送路22、23の最下流側に、リードフレーム2を整列させる第1整列コンベア34と第2整列コンベア35を有する。なお、図示は省略するが、この第1、第2整列コンベア33、34の上方には、従来と同様に一対のリードフレーム1を把持でき、把持したリードフレームを成形金型に搬送するためのローダユニットが配置される。
【0029】
次に上記構成による作動について説明する。
【0030】
まず、旋回治具31が図2に示される第1搬送路22の下方位置に、またストッパ32が上昇位置付けられた状態で、供給ユニット2のプッシャ4が前進動し、マガジン3より1枚のリードフレーム1を押し出す。図示していないセンサにてこの押し出されたリードフレームが検知されると、シリンダ27が作動して、それまで第1搬送路22におけるリードフレーム搬入口25の上方に待避していた揺動アーム28が時計方向に揺動してピンチローラ26が下方に移動し、リードフレーム1に接触し、受けローラ26aとで挟持する。ここで、ピンチローラ26はローラ24よりも高速で回転しているので、リードフレーム1は高速で第1搬送路22に引き込まれる。リードフレーム1の端面がピンチローラ26を通り過ぎると、揺動アーム28は上昇して上方の待機位置に戻り、以後このリードフレーム1は、第1搬送路22に配置され、かつピンチローラ26より低速で回転しているローラ24により、幅方向位置が規制されつつ、低速で前方へ搬送される。そして、この1枚目のリードフレーム1はストッパ32に衝突して停止させられる。
【0031】
リードフレーム1が停止すると、昇降旋回軸29が上昇して旋回治具31を上方に持ち上げ、その際に、ストッパにて32にて停止させられているリードフレーム1は旋回治具32の上に載り、旋回治具32とともに第1搬送路22の上方に持ち上げられる。次に昇降旋回軸29は180度回転し、これによりリードフレーム1はその面方向にて反転させられるとともに第2搬送路23の上方に位置付けられ、次に昇降旋回軸29が下降を始め、旋回治具31の上面レベルが第2搬送路23のローラ24にて形成されるリードフレーム1の搬送レベルより下方に位置すると、旋回治具上のリードフレーム1は第2搬送路23のローラ24に乗り移る。
【0032】
第2搬送路23のローラ24も第1搬送路22のローラ24と同じ回転をしているので、第1搬送路22から第2搬送路23に移載されたリードフレーム1は、第2搬送路23に沿って移動し、下流に位置する第2整列コンベア35まで搬送される。
【0033】
また、昇降旋回軸29の上昇により第1搬送路22に搬入されたリードフレーム1が上昇させられると、マガジン3からはすぐに次の2枚目のリードフレーム1が1枚目のリードフレーム1のときと同様に供給され、そして第1搬送路22に引き込まれる。
【0034】
そして2枚目の供給である今回は、ストッパ32が下方の待避位置に位置付けられ、この2枚目のリードフレーム1はローラ24で搬送されつつ、供給された状態の向きを保ってストッパ32の上方を通過し、さらに第1整列コンベア34に搬送され、1枚目のリードフレーム2とともに2枚のリードフレームが互いの対象位置となるようにして整列コンベア34、35に整列される。そして、整列コンベア34、35に整列された2枚のリードフレーム1は、不図示のローダユニットにて同時に把持され、成形金型へ搬送される。
【0035】
なお、1枚目のリードフレーム1が第2整列コンベア35に搬送され、2枚目のリードフレーム1がストッパ32上を通過すると、昇降旋回軸29は上昇、180度回転、下降し、これにより旋回治具31はその上面が、第1搬送路22におけるローラ24にて形成されるリードフレーム1の搬送面より下方となる初期位置に位置付けられ、次の組の1枚目のリードフレームの搬入を待ち受ける。
【0036】
上記した実施の形態によれば、第1搬送路22のローラ24の周速より、リードフレーム1を引き込むピンチローラ26の周速が速く設定されているので、リードフレーム1を供給ユニット2から速く引き出し、そして第1搬送路に22に搬入することが可能で、さらに、リードフレーム2がストッパ32にて停止させられる時には、すでにピンチローラ26との係合は外れ、そしてより周速の遅いローラ24からの搬送力を受けてストッパ32に衝突するため、リードフレーム1に加わる衝撃が数Gより小さくなり、特に複雑な構造でなくても、リードフレーム1を供給ユニット2から速く引き出すことができるとともに、ストッパ32との衝突によってもリードフレーム1に衝撃のダメージを与えることなく品質を損なわないで、リードフレーム1を搬送でき、装置のサイクル時間を短縮できる。
【0037】
また、昇降旋回軸29が第1搬送路22と第2搬送路23の間に設けられたため、旋回治具31にて第1搬送路22に搬入されたリードフレーム1を持ち上げた以降は、この旋回治具31は第1搬送路22におけるリードフレーム1の搬送の邪魔にならない。このため、旋回治具31を用いて1枚目のリードフレーム1を第2搬送路23に移載する動作の実行中に、2枚目のリードフレーム1を第1搬送路22に搬入することができる。従って、従来のように1枚ずつローダユニットに受け渡し、その動作が終了するまで次のリードフレーム1の搬入を待つのに比べ、搬送、受け渡しでのロス時間を少なくすることができる。そしてロス時間を少なくできることで、結果として、リードフレーム搬送装置のサイクル時間短縮、装置全体の稼動率向上につながり、製品の生産に大きく寄与できる。
【0038】
なお、上記した実施の形態では、2枚目のリードフレーム1がストッパ32の上方を通過した後に昇降旋回軸29の上昇を開始させるようにしたが、1枚目のリードフレーム1が第2整列コンベア35に移動した後に、すぐ、元の位置に戻る動作を開始させ、2枚目のリードフレーム1がストッパ32の上方を通過してから初期の位置に戻るように動作させるようにしても良く、こうすれば動作時間をさらに短縮することできる。
【0039】
また、実施の形態では、2枚1組となる1枚目のリードフレーム1を第2搬送路23に移送し、2枚目のリードフレーム1をストッパ32の上方を通過させるようにしたが、これとは逆に、1枚目をそのまま通過させて第1整列コンベア34に搬送し、2枚目を反転させた状態で第2整列コンベア35に搬送して整列させるようにしてもよい。
【0040】
また、各搬送路22、23においてリードフレーム1に搬送力を付与する手段としては、上述したローラ24に限らず、ベルト類でも良く、また整列コンベア34、35においては、特に駆動源を持たない整列台などでも良い。
【0041】
また、上述の実施の形態では各搬送路に整列コンベア34、35を設けたが、必ずしも必要ない。これは例えば、第1搬送路22のストッパ32と同様に、第2搬送路23にもストッパを互いにリードフレームの停止位置が揃うように同じ位置に固定配置する。そして第1搬送路22に供給されたリードフレーム1を上述の実施の形態と同様に第2搬送路23に移載すると、移載されたリードフレーム1は第2搬送路23のストッパにより停止させられる。この時第1搬送路22には2枚目のリードフレーム1が搬入されると、同じく第1搬送路のストッパ32にて停止させられる。そこでこれら各ストッパにて停止させられている2枚のリードフレーム1をローダユニットが一度に把持するようにすれば、整列コンベアは不要とできる。
【0042】
また、昇降旋回軸29の運動に関して、180度旋回後、逆回転することで元の位置に戻るようにしても良いし、同方向にさらに180度回転することで戻るように構成しても良い。
【0043】
また、上記実施の形態では、昇降旋回軸29を第1搬送路22と第2搬送路23の間に配設することで、第1搬送路22への2枚目のリードフレーム1の搬入の邪魔にならないように構成したが、このような作用を有する構成としては、他に例えば、吸盤等を用いてリードフレーム1を第1搬送路22から第2搬送路23へ反転させて移載する移載装置を搬送路22、23の上方に設けるものであっても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、リードフレームにダメージを与えることなくリードフレームの搬送サイクル時間を短縮し、装置全体の稼動率を上げることができる。
【0045】
また本発明によれば、リードフレームの搬送時に生じる時間のロスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のリードフレーム搬送装置の実施の形態の平面図。
【図2 】図2 は、図1のA−A断面図。
【図3】図3 は、従来のリードフレーム搬送装置の平面図。
【図4】図4は、図3のB−B断面図。
【符号の説明】
1 リードフレーム
2 供給ユニット
3 マガジン
4 プッシャ
20 リードフレーム搬送装置
21 搬送ユニット
22 第1搬送路
23 第2搬送路
24 ローラ
25 リードフレーム搬入口
26 ピンチローラ
27 シリンダ
28 揺動アーム
29 昇降旋回軸
30 駆動ユニット
31 旋回治具
32 ストッパ
33 シリンダ
34 第1整列コンベア
35 第2整列コンベア

Claims (6)

  1. 互いに平行に配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1搬送路と第2搬送路と、
    第1搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置と、
    第1搬送路に配置され第1搬送路に供給されたリードフレームをそのままの状態での通過を許容する第1状態と通過を阻止する第2状態とに選択的に切り替わるストッパと、
    このストッパにて通過を阻止されたリードフレームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2 搬送路に移載する移載装置と、
    前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレームと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所定位置まで搬送する搬送装置とを有し、
    前記第1搬送路におけるリードフレーム搬入口に、第1搬送路におけるリードフレーム搬送速度より高速の搬送力をリードフレームに付与する回転ローラを設けたことを特徴とするリードフレーム搬送装置。
  2. 互いに平行に配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1搬送路と第2搬送路と、
    第1搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置と、
    第1搬送路に配置され第1搬送路に供給されたリードフレームをそのままの状態での通過を許容する第1状態と通過を阻止する第2状態とに選択的に切り替わるストッパと、
    このストッパにて通過を阻止されたリードフレームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2搬送路に移載する移載装置と、
    前記第1搬送路の前記ストッパを通過したリードフレームと第2搬送路に位置するリードフレームを保持して所定位置まで搬送する搬送装置とを有し、
    前記移載装置は、その回転中心が第1搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴とするリードフレーム搬送装置。
  3. 互いに平行に配置されそれぞれリードフレームを前進動させる第1 搬送路と第2搬送路と、
    第1 搬送路に対してリードフレームを供給する供給装置と、
    第1搬送路と第2搬送路のそれぞれに配置され、各搬送路で搬送されるリードフレームの移動を阻止するストッパと、
    第1搬送路にてストッパにて停止させられたリードフレームを持ち上げその面方向にて反転させた後に前記第2搬送路に移載する移載装置と、
    第1搬送路と第2搬送路の各ストッパにて停止させられているリードフレームを保持して所定位置まで搬送する搬送装置とを有し、
    前記移載装置は、その回転中心が第1搬送路と第2搬送路の間に設けられていることを特徴とするリードフレーム搬送装置。
  4. 前記第1搬送路におけるリードフレーム搬入口に、第1搬送路におけるリードフレーム搬送速度より高速の搬送力をリードフレームに付与する回転ローラを設けたことを特徴とする請求項2または3記載のリードフレーム搬送装置。
  5. 前記搬送装置によるリードフレームの搬送先がモールド装置の金型であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリードフレーム搬送装置。
  6. 第1搬送路はストッパを境に複数の搬送部から構成され、第2搬送路も第1搬送路と対応して複数の搬送部から構成され、搬送装置はストッパよりも下流側に配置された搬送部に位置するリードフレームを保持するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のリードフレーム搬送装置。
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