JPH11165505A - 車両タイヤ用のトレッドのための回転方向に拘束されているトレッドパターン - Google Patents
車両タイヤ用のトレッドのための回転方向に拘束されているトレッドパターンInfo
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- JPH11165505A JPH11165505A JP10197705A JP19770598A JPH11165505A JP H11165505 A JPH11165505 A JP H11165505A JP 10197705 A JP10197705 A JP 10197705A JP 19770598 A JP19770598 A JP 19770598A JP H11165505 A JPH11165505 A JP H11165505A
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0374—Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両タイヤ用のトレドのための回転方向に拘
束されているトレッドパターンを提供すること 【解決手段】 第一の群の横溝4の各々が第二の群の二
つの横溝5と正確に交差していること、両群の横溝4,
5の少なくとも矢状成形漸近線の領域内に設けられてい
る周溝2の中央での中央の周溝に対して区画されている
束されているトレッドパターンを提供すること 【解決手段】 第一の群の横溝4の各々が第二の群の二
つの横溝5と正確に交差していること、両群の横溝4,
5の少なくとも矢状成形漸近線の領域内に設けられてい
る周溝2の中央での中央の周溝に対して区画されている
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロフイルを平面
図で見て軸線に対して角度(αもしくはβ)で傾斜して
指向している横溝を備えており、この場合これらの横溝
の数が二つの群に、しかも軸線に対する角度(α)が第
二の群の横溝の角度(β)よりも角度差(Δ)だけ大き
い第一の群の横溝に分肢されており、かつこの場合両群
の横溝の角度(αもしくはβ)が、走行の際横溝に沿っ
て回転方向と反対方向で軸方向で外方に達するように周
方向で配向されており、かつこの場合両群の横溝の矢状
成形漸近線(Pfeilungsasymptote)の領域内で本質的に真
っ直ぐな周溝が配設されている様式の、車両タイヤ用の
トレッドのための回転方向に拘束されている(回転方向
性−回転方向が一方向に指定されている)トレッドパタ
ーンに関する。
図で見て軸線に対して角度(αもしくはβ)で傾斜して
指向している横溝を備えており、この場合これらの横溝
の数が二つの群に、しかも軸線に対する角度(α)が第
二の群の横溝の角度(β)よりも角度差(Δ)だけ大き
い第一の群の横溝に分肢されており、かつこの場合両群
の横溝の角度(αもしくはβ)が、走行の際横溝に沿っ
て回転方向と反対方向で軸方向で外方に達するように周
方向で配向されており、かつこの場合両群の横溝の矢状
成形漸近線(Pfeilungsasymptote)の領域内で本質的に真
っ直ぐな周溝が配設されている様式の、車両タイヤ用の
トレッドのための回転方向に拘束されている(回転方向
性−回転方向が一方向に指定されている)トレッドパタ
ーンに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなパターンは、以下に本発明に
最も近似した技術として掲げる日本国特許願平成2年第
157445号(特開平4−50006号)から公知で
ある。類似の公知の技術としては、日本国特許願平成7
年第38623号(特開平8−230415号)が知ら
れている。
最も近似した技術として掲げる日本国特許願平成2年第
157445号(特開平4−50006号)から公知で
ある。類似の公知の技術としては、日本国特許願平成7
年第38623号(特開平8−230415号)が知ら
れている。
【0003】更に、公知の技術として、米国特許第5,
375,639号および米国特許第5,423,364
号のフアミリー特許としてドイツ連邦共和国特許公開第
4220 677号明細書、および日本国特許願平成6
年第8,784号(特開平7−215013号)が知ら
れている。上記の特許の各々によるタイヤ構造の技術上
の知識の背景には、タイヤにおいて僅かな走行騒音と、
高いハイドロプレーニング−限界速度(ハイドロプレー
ニング−発生速度)を達しようとしている互いに競合す
る要望が存在している。この点は両極において特に顕著
となる。即ち、平滑なタイヤ(Slick) にあって−優れた
乾燥接地(ドライ性能)以外に−騒音発生が極めて僅か
なことが求められるが、反面ハイドロプレーニング−限
界速度が極めて僅かとなると言う相反した現象が現れ
る。その際、ハイドロプレーニング−限界速度とは、タ
イヤが完全に浮遊する速度を称している。このこととは
反対に、極端に大きな、真っ直ぐな、矢状に形成された
谷形(凹状形)を有するトラクタ−パターンに類似した
パターンは極めて高いハイドロプレーニング−限界速度
(これは農業用のトラクタにあっては、もちろん全く重
要である。)が達せられるが、反面(固い街路上では)
極端に高い騒音を誘起する。
375,639号および米国特許第5,423,364
号のフアミリー特許としてドイツ連邦共和国特許公開第
4220 677号明細書、および日本国特許願平成6
年第8,784号(特開平7−215013号)が知ら
れている。上記の特許の各々によるタイヤ構造の技術上
の知識の背景には、タイヤにおいて僅かな走行騒音と、
高いハイドロプレーニング−限界速度(ハイドロプレー
ニング−発生速度)を達しようとしている互いに競合す
る要望が存在している。この点は両極において特に顕著
となる。即ち、平滑なタイヤ(Slick) にあって−優れた
乾燥接地(ドライ性能)以外に−騒音発生が極めて僅か
なことが求められるが、反面ハイドロプレーニング−限
界速度が極めて僅かとなると言う相反した現象が現れ
る。その際、ハイドロプレーニング−限界速度とは、タ
イヤが完全に浮遊する速度を称している。このこととは
反対に、極端に大きな、真っ直ぐな、矢状に形成された
谷形(凹状形)を有するトラクタ−パターンに類似した
パターンは極めて高いハイドロプレーニング−限界速度
(これは農業用のトラクタにあっては、もちろん全く重
要である。)が達せられるが、反面(固い街路上では)
極端に高い騒音を誘起する。
【0004】特にベルトタイヤの場合は、このような競
合は更に激化する。何故なら、加硫型内でのプロフイル
成形型押しの際型の溝を形成するリブが行う排出圧力が
ベルト層を非円形に成形する恐れがあるからであり、こ
のことは付加的に直接空気振動を誘起し、また衝撃振動
を誘起し、これらは間接的に特にタイヤサイドウオール
を介して外部へと、そして内室内張りを介して内室内へ
と間接的な空気振動として伝播して障害となる。後者の
問題は、ドイツ連邦共和国特許公開第42 20 67
7号明細書において、排出されるゴムのために付加的な
圧力逃しのための空域を形成し、これにより排出圧力を
低減するようにして解決することが提案されている。そ
の際、溝底部内に外部への折返し部(Ausstuelpung)が形
成され、この外部への折返し部がこの溝の水吸収能を低
減させ、従ってアクアプレーニング−限界速度もまた低
減することは否めない。
合は更に激化する。何故なら、加硫型内でのプロフイル
成形型押しの際型の溝を形成するリブが行う排出圧力が
ベルト層を非円形に成形する恐れがあるからであり、こ
のことは付加的に直接空気振動を誘起し、また衝撃振動
を誘起し、これらは間接的に特にタイヤサイドウオール
を介して外部へと、そして内室内張りを介して内室内へ
と間接的な空気振動として伝播して障害となる。後者の
問題は、ドイツ連邦共和国特許公開第42 20 67
7号明細書において、排出されるゴムのために付加的な
圧力逃しのための空域を形成し、これにより排出圧力を
低減するようにして解決することが提案されている。そ
の際、溝底部内に外部への折返し部(Ausstuelpung)が形
成され、この外部への折返し部がこの溝の水吸収能を低
減させ、従ってアクアプレーニング−限界速度もまた低
減することは否めない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
外部への折返し部を形成しなくて済むようにするため
に、著しく排水性のパターンを型付けする際に、少なく
とも高い水収容能に対する要求と競合することのないよ
うな方法により、ベルトの非円形の成形に対処すること
である。
外部への折返し部を形成しなくて済むようにするため
に、著しく排水性のパターンを型付けする際に、少なく
とも高い水収容能に対する要求と競合することのないよ
うな方法により、ベルトの非円形の成形に対処すること
である。
【0006】その際、本発明にとって特に、寸法235
/60 R16と175/70 R13の間の乗用車用
タイヤサイズ、特に例えばアウデイ80、アウデイA
4、フオードモンデオ、オペルベクトラのような中クラ
スの中程度の乗用車用タイヤサイズ195/65 R
15、例えばメルセデスベンツW 124と5リッタB
MWのような上級クラスの中程度の乗用車用の寸法19
5/65 R15が重要である。このような寸法のタイ
ヤの大抵にとっては、190km/hの速度インデック
スTでは十分ではない。速度インデックスH(210k
m/h以下)、V(240km/h以下)、W(270
km/h以下)が考えられる。本発明が目的としている
タイヤは特に、純粋なスポーツ車のためのものではな
い。
/60 R16と175/70 R13の間の乗用車用
タイヤサイズ、特に例えばアウデイ80、アウデイA
4、フオードモンデオ、オペルベクトラのような中クラ
スの中程度の乗用車用タイヤサイズ195/65 R
15、例えばメルセデスベンツW 124と5リッタB
MWのような上級クラスの中程度の乗用車用の寸法19
5/65 R15が重要である。このような寸法のタイ
ヤの大抵にとっては、190km/hの速度インデック
スTでは十分ではない。速度インデックスH(210k
m/h以下)、V(240km/h以下)、W(270
km/h以下)が考えられる。本発明が目的としている
タイヤは特に、純粋なスポーツ車のためのものではな
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、第一の横溝の各々が第二の群の二つの横溝と正確に
交差していること、そして横溝の両群が少なくとも矢状
成形漸近線の領域内に設けられている中央での周溝に対
して区画されていることによって解決される。二つの交
差位置への限定は第一に、周方向に対して鋭角で指向し
ている大多数の溝、かつ同時に全数が比較的僅かな交差
位置を可能にする。この背後には、交差点が特に明白
な、押しのけ量(Volumenverdraengung) が変更するよう
な作用を及ぼすと言う認識が存在している。周方向に対
して鋭角な横溝の数を可能な限り多くすることによっ
て、内燃機関におけいてシリンダ回転数を増大させた際
の効果に類似して、タイヤ力の均衡が達せられ、同時に
一定な押しのけ量の変化はむしろ一定の位置に、即ち交
差位置にもっと低い程度に集中される。
り、第一の横溝の各々が第二の群の二つの横溝と正確に
交差していること、そして横溝の両群が少なくとも矢状
成形漸近線の領域内に設けられている中央での周溝に対
して区画されていることによって解決される。二つの交
差位置への限定は第一に、周方向に対して鋭角で指向し
ている大多数の溝、かつ同時に全数が比較的僅かな交差
位置を可能にする。この背後には、交差点が特に明白
な、押しのけ量(Volumenverdraengung) が変更するよう
な作用を及ぼすと言う認識が存在している。周方向に対
して鋭角な横溝の数を可能な限り多くすることによっ
て、内燃機関におけいてシリンダ回転数を増大させた際
の効果に類似して、タイヤ力の均衡が達せられ、同時に
一定な押しのけ量の変化はむしろ一定の位置に、即ち交
差位置にもっと低い程度に集中される。
【0008】他方では、両群の横溝間の更に僅かな数の
交差位置は、特にカーブの走行の際の湿潤状態の接地に
悪影響を与える。何故なら、両溝群の間のこの構成にと
って有利とされる水交換が損なわれるからである。上記
角度差は以下の記載においては短縮してΔと称し、図面
においては同様な文字を参照符号とした。同じように、
第一の群の横溝と軸線間の、比較的大きな角度はαと称
し、第二の群の横溝と軸線間の、比較的小さな角度はβ
と称する。
交差位置は、特にカーブの走行の際の湿潤状態の接地に
悪影響を与える。何故なら、両溝群の間のこの構成にと
って有利とされる水交換が損なわれるからである。上記
角度差は以下の記載においては短縮してΔと称し、図面
においては同様な文字を参照符号とした。同じように、
第一の群の横溝と軸線間の、比較的大きな角度はαと称
し、第二の群の横溝と軸線間の、比較的小さな角度はβ
と称する。
【0009】特に特許請求の範囲の請求項3により、−
第一の群の横溝と第二の群の横溝との交差位置において
−第一の群の横溝が平面図で見て軸線に対して傾斜して
いる角度αと第二の群の横溝が平面図で見て軸線に対し
て傾斜している角度β間の角度差Δは40°から60°
の間である。角度差Δはすべての交差位置において等し
くある必要がない。周面において順序をもって、ピッチ
が短い場合のピッチが長い場合によりも小さな角度差Δ
が存在するのが有利である。軸方向で順序をもって、軸
方向で外方の交差位置において軸方向で内方の交差位置
におけるよりも大きな角度差Δが存在するのが有利であ
る。
第一の群の横溝と第二の群の横溝との交差位置において
−第一の群の横溝が平面図で見て軸線に対して傾斜して
いる角度αと第二の群の横溝が平面図で見て軸線に対し
て傾斜している角度β間の角度差Δは40°から60°
の間である。角度差Δはすべての交差位置において等し
くある必要がない。周面において順序をもって、ピッチ
が短い場合のピッチが長い場合によりも小さな角度差Δ
が存在するのが有利である。軸方向で順序をもって、軸
方向で外方の交差位置において軸方向で内方の交差位置
におけるよりも大きな角度差Δが存在するのが有利であ
る。
【0010】特許請求の範囲の請求項2により、第二の
群のこれらの横溝が平面図で見てそれぞれ一つの転向点
を有している場合、第二の群の横溝、即ちより多く軸方
向で指向している横溝の排水効率は、特に高い。この転
向点は第一の群の横溝との二つの交差位置の軸方向で外
側の交差位置の近傍に或いは真近に存在するのが有利で
ある。
群のこれらの横溝が平面図で見てそれぞれ一つの転向点
を有している場合、第二の群の横溝、即ちより多く軸方
向で指向している横溝の排水効率は、特に高い。この転
向点は第一の群の横溝との二つの交差位置の軸方向で外
側の交差位置の近傍に或いは真近に存在するのが有利で
ある。
【0011】特に本発明によるトレッドパターンは、軸
方向のタイヤ中央とタイヤ頂点である矢状成形漸近線の
領域内で、密接して並列している一つ或いは二つの本質
的に真っ直ぐな周囲溝を備えている。特に両群の横溝は
それらのタイヤ中央の端部において上記の周囲溝に合流
していない。これらの周囲溝からの横溝の区画は一方で
は衝撃音の点でベルトに鎮静作用を与え、他方では気柱
の振動を低減し、かつその上特に最大の横圧形成と見な
される傾斜走行角度を越えた際、湿潤状態にあって柔和
な横圧の解消を誘起し、従ってこのタイヤは純粋なスポ
ーツ車用タイヤよりも幾分柔らかに作用する。
方向のタイヤ中央とタイヤ頂点である矢状成形漸近線の
領域内で、密接して並列している一つ或いは二つの本質
的に真っ直ぐな周囲溝を備えている。特に両群の横溝は
それらのタイヤ中央の端部において上記の周囲溝に合流
していない。これらの周囲溝からの横溝の区画は一方で
は衝撃音の点でベルトに鎮静作用を与え、他方では気柱
の振動を低減し、かつその上特に最大の横圧形成と見な
される傾斜走行角度を越えた際、湿潤状態にあって柔和
な横圧の解消を誘起し、従ってこのタイヤは純粋なスポ
ーツ車用タイヤよりも幾分柔らかに作用する。
【0012】特に、第一の群の横溝の各々は最も近い、
軸方向で外側のトレッド縁部に対して何等かの結びつき
を有している。このことは自体公知の方法により、この
ような横溝がそれらの第二の群の横溝との二つの交差位
置の後方で、最後にこれらの第二の群の横溝に合流し、
これらの第二の群の−あたかも第三の横溝のような−横
溝のみがトレッド縁部にまで、即ち少なくとも接地面の
軸方向で外側の縁部にまで案内されていることにより達
せられる。しかし、特に特許請求の範囲の請求項5によ
り、第一の群の横溝の各々はそれらの二つの交差位置の
後方で屈曲しており、従ってこの横溝の屈曲した軸方向
で外側の分肢は第二の群の隣接している横溝に対して平
行に指向する。
軸方向で外側のトレッド縁部に対して何等かの結びつき
を有している。このことは自体公知の方法により、この
ような横溝がそれらの第二の群の横溝との二つの交差位
置の後方で、最後にこれらの第二の群の横溝に合流し、
これらの第二の群の−あたかも第三の横溝のような−横
溝のみがトレッド縁部にまで、即ち少なくとも接地面の
軸方向で外側の縁部にまで案内されていることにより達
せられる。しかし、特に特許請求の範囲の請求項5によ
り、第一の群の横溝の各々はそれらの二つの交差位置の
後方で屈曲しており、従ってこの横溝の屈曲した軸方向
で外側の分肢は第二の群の隣接している横溝に対して平
行に指向する。
【0013】第一の群の横溝が第二の群の各々一つの横
溝内に合流することによりそれぞれのトレッド縁部に対
して結合されている場合、第一の群の横溝の回転方向で
後行するトレッド縁部方向に指向している端部と、同
じ、即ち第一の群の近傍に存在している横溝の更に軸方
向で内方に存在している中央領域との間に、第二の群の
横溝によって後行する端部に対して区画されている比較
的狭いい、かつ狭い平行四辺形の島に類似した隆起部が
生じる。
溝内に合流することによりそれぞれのトレッド縁部に対
して結合されている場合、第一の群の横溝の回転方向で
後行するトレッド縁部方向に指向している端部と、同
じ、即ち第一の群の近傍に存在している横溝の更に軸方
向で内方に存在している中央領域との間に、第二の群の
横溝によって後行する端部に対して区画されている比較
的狭いい、かつ狭い平行四辺形の島に類似した隆起部が
生じる。
【0014】これに対して−特許請求の範囲の請求項5
におけるように−第一の群の各々の横溝は、それらの二
つの交差位置の後方で第二の群の横溝と共に屈曲し、従
ってこの横溝の屈曲された、軸方向で外側の分肢が第二
の群の隣接している横溝に対して平行に指向している場
合、回転方向で後行している交差位置と屈曲位置との間
に存在している溝領域と、同じ、即ち第一の群の近傍に
存在している横溝の軸方向で更に内方に存在している中
央の領域との間に、第二の群の横溝によって後行してい
る端部に対して区画された、比較的狭い、かつ狭い島に
似た隆起部が生じる。
におけるように−第一の群の各々の横溝は、それらの二
つの交差位置の後方で第二の群の横溝と共に屈曲し、従
ってこの横溝の屈曲された、軸方向で外側の分肢が第二
の群の隣接している横溝に対して平行に指向している場
合、回転方向で後行している交差位置と屈曲位置との間
に存在している溝領域と、同じ、即ち第一の群の近傍に
存在している横溝の軸方向で更に内方に存在している中
央の領域との間に、第二の群の横溝によって後行してい
る端部に対して区画された、比較的狭い、かつ狭い島に
似た隆起部が生じる。
【0015】第一の群のタイヤ中央方向に指向している
先行している端部(=源−タイヤ表面において水が流れ
始めるみなもと)と同じ、即ち第一の群の先行している
横溝の軸方向で更に外方に存在している中央の領域との
間に、後行しているしている端部に対して第二の群の横
溝により区画されている、比較的狭い、狭い半島に類似
した隆起部が生じる。
先行している端部(=源−タイヤ表面において水が流れ
始めるみなもと)と同じ、即ち第一の群の先行している
横溝の軸方向で更に外方に存在している中央の領域との
間に、後行しているしている端部に対して第二の群の横
溝により区画されている、比較的狭い、狭い半島に類似
した隆起部が生じる。
【0016】島もしくは半島の軸方向の上記の狭隘は、
特に205mm或いはそれ以下のタイヤ幅の場合、これ
らの隆起領域に、例えば急なカーブ走行の際に生じるよ
うなタイヤ横力による負荷に対する過大な曲がり柔軟性
を与えるので不利である。これを回避するために、特に
上記の島もしくは半島を軸方向で外方へと『つなぐ』
か、および/または特に後に述べた半島を軸方向で内方
へと『つなぐ』。
特に205mm或いはそれ以下のタイヤ幅の場合、これ
らの隆起領域に、例えば急なカーブ走行の際に生じるよ
うなタイヤ横力による負荷に対する過大な曲がり柔軟性
を与えるので不利である。これを回避するために、特に
上記の島もしくは半島を軸方向で外方へと『つなぐ』
か、および/または特に後に述べた半島を軸方向で内方
へと『つなぐ』。
【0017】『つなぐ』と言う意味は、この発明との関
連において、少なくともまばらに互いにつながれる隆起
部間の溝の深さを低減することである。即ち、上記の島
もしくは半島をつなぐために、第一の群の溝は、第二の
群の溝との第二の、即ち軸方向で外方の第二の交差位置
と合流位置もしくは屈曲位置との間で、少なくともまば
らに−特に上記の全部分において−低減された溝深さを
有していなければならない。
連において、少なくともまばらに互いにつながれる隆起
部間の溝の深さを低減することである。即ち、上記の島
もしくは半島をつなぐために、第一の群の溝は、第二の
群の溝との第二の、即ち軸方向で外方の第二の交差位置
と合流位置もしくは屈曲位置との間で、少なくともまば
らに−特に上記の全部分において−低減された溝深さを
有していなければならない。
【0018】即ち、第二番目に述べた半島をつなぐため
に、第一群の溝は、そのそれぞれの周溝との合流間にお
いて、或いは−周溝への軸方向で内方の合流を伴わない
優れた発明の実施の態様にあっては−それらのその都度
の源と第二の群の溝との第一の、即ち軸方向で内方の交
差位置との間で、少なくともまばらに−特に上記の全部
分において−低減された溝深さを有している。
に、第一群の溝は、そのそれぞれの周溝との合流間にお
いて、或いは−周溝への軸方向で内方の合流を伴わない
優れた発明の実施の態様にあっては−それらのその都度
の源と第二の群の溝との第一の、即ち軸方向で内方の交
差位置との間で、少なくともまばらに−特に上記の全部
分において−低減された溝深さを有している。
【0019】両者の優れたつなぎをまとめると、特許請
求の範囲の請求項6の構成となり、この構成により第一
の群の横溝は異なったパターン深さを有しており、その
際これらの横溝は第二の群の横溝との両交差位置間に、
その最大のパターン深さを有しており、これに対して他
の領域内において少なくとも30%だけ低減されている
パターン深さを有している。
求の範囲の請求項6の構成となり、この構成により第一
の群の横溝は異なったパターン深さを有しており、その
際これらの横溝は第二の群の横溝との両交差位置間に、
その最大のパターン深さを有しており、これに対して他
の領域内において少なくとも30%だけ低減されている
パターン深さを有している。
【0020】このような発明の実施の態様は、上記した
ような良好な横力伝達能と良好なドライハンドリング以
外にこれに加えて、ゴム押しのけ量が周方向でより恒常
的であり、このことは曲線走行を促進する。このことに
加えて、第一の群の溝の全長にわたって完全な溝深さを
有する発明の実施の態様にあっては、この溝に基づく、
この溝がそこでの曲げ抵抗の弱まりにより蝶番のように
作用するので、フレキシングワークの集中が憂慮され
る。このことは老化状態にあっての不利以外に同期をも
阻害する。
ような良好な横力伝達能と良好なドライハンドリング以
外にこれに加えて、ゴム押しのけ量が周方向でより恒常
的であり、このことは曲線走行を促進する。このことに
加えて、第一の群の溝の全長にわたって完全な溝深さを
有する発明の実施の態様にあっては、この溝に基づく、
この溝がそこでの曲げ抵抗の弱まりにより蝶番のように
作用するので、フレキシングワークの集中が憂慮され
る。このことは老化状態にあっての不利以外に同期をも
阻害する。
【0021】更に、溝深さの変動は溝内における気柱の
共鳴によって生じるころがり騒音に対する干渉を低減さ
せる。以下に添付図面に図示した発明の実施の態様につ
き本発明を詳細に説明する。
共鳴によって生じるころがり騒音に対する干渉を低減さ
せる。以下に添付図面に図示した発明の実施の態様につ
き本発明を詳細に説明する。
【0022】
【発明の実施の態様】図1には、トレッド条片上に回転
方向が一方向に指定されたパターン3を備えている本発
明によるタイヤの全体図が示されている。公知の方法で
特に、第二の群のS字形に湾曲され、矢状に成形された
横溝5の軸方向で内方の漸近線としての真っ直ぐな周溝
2の優れた配設が認められる。片側だけに束縛されない
やり方−即ちタイヤ製造業界用語として『対称的な』と
も称されるやり方による−方法による−たとえ左側タイ
ヤ半分および右側タイヤ半分相互の相ずれの点で約半ピ
ッチ分の長さでけ或いは他のずれ分だけ(特にドイツ連
邦共和国特許第43 32 811号により)全く正確
ではないが−、図示した優れた発明の実施の態様にあっ
ては、この周溝2は正確にタイヤ1の軸方向の中心に設
けられている。
方向が一方向に指定されたパターン3を備えている本発
明によるタイヤの全体図が示されている。公知の方法で
特に、第二の群のS字形に湾曲され、矢状に成形された
横溝5の軸方向で内方の漸近線としての真っ直ぐな周溝
2の優れた配設が認められる。片側だけに束縛されない
やり方−即ちタイヤ製造業界用語として『対称的な』と
も称されるやり方による−方法による−たとえ左側タイ
ヤ半分および右側タイヤ半分相互の相ずれの点で約半ピ
ッチ分の長さでけ或いは他のずれ分だけ(特にドイツ連
邦共和国特許第43 32 811号により)全く正確
ではないが−、図示した優れた発明の実施の態様にあっ
ては、この周溝2は正確にタイヤ1の軸方向の中心に設
けられている。
【0023】重要なことは第二の群の本質的に軸方向に
指向している横溝5が、第一の群の横溝の軸線に対して
著しく傾斜している横溝4によってそれぞれ2度交差さ
れているこである。図2は同じパターン3の屈曲されて
いる部分の平面図である。第二の群のそれぞれ一つの横
溝5によって前方と下方とが区画されている相前後して
いる三つの横リブが示されている。
指向している横溝5が、第一の群の横溝の軸線に対して
著しく傾斜している横溝4によってそれぞれ2度交差さ
れているこである。図2は同じパターン3の屈曲されて
いる部分の平面図である。第二の群のそれぞれ一つの横
溝5によって前方と下方とが区画されている相前後して
いる三つの横リブが示されている。
【0024】本発明の本質的な構成から逸脱するもので
はないが、既に図1に示したように、三つの互いに相前
後しているピッチ長さ(或いは更に細かく分割されてい
る際六つの互い相前後しているピッチ長さ)はすべて同
じ長さに選択されている。これらのピッチ長さ−その選
択は騒音の理由から優れていることであり、かつ自体公
知であるように−は周面にわたって変更可能である。
はないが、既に図1に示したように、三つの互いに相前
後しているピッチ長さ(或いは更に細かく分割されてい
る際六つの互い相前後しているピッチ長さ)はすべて同
じ長さに選択されている。これらのピッチ長さ−その選
択は騒音の理由から優れていることであり、かつ自体公
知であるように−は周面にわたって変更可能である。
【0025】先行する、軸方向で内方の端部6−『源』
とも称される−において、各々の横溝4は、囲繞してい
る隆起部7内のほぼ中央から発している。これらの横溝
4は特に−図面に示したように−ラッパ状に拡大しなが
らその源6から離れる。タイヤが転動し続けたさい、先
ず交差位置K2において地面に対する接地が行われ、そ
の後交差位置K1において、次いで屈曲位置Bにおいて
接地が行われる。その源6とその屈曲位置B間において
特に、第一の群の各々の横溝4は、実質的に特に(ここ
において図示したように)正確に真っ直ぐに、湾曲され
たとしても、少なくとも第二の群の横溝5におけるほど
に、かつ図示されてほどに著しくS字状に湾曲されてい
ない。
とも称される−において、各々の横溝4は、囲繞してい
る隆起部7内のほぼ中央から発している。これらの横溝
4は特に−図面に示したように−ラッパ状に拡大しなが
らその源6から離れる。タイヤが転動し続けたさい、先
ず交差位置K2において地面に対する接地が行われ、そ
の後交差位置K1において、次いで屈曲位置Bにおいて
接地が行われる。その源6とその屈曲位置B間において
特に、第一の群の各々の横溝4は、実質的に特に(ここ
において図示したように)正確に真っ直ぐに、湾曲され
たとしても、少なくとも第二の群の横溝5におけるほど
に、かつ図示されてほどに著しくS字状に湾曲されてい
ない。
【0026】第二の群の横溝5がS字状に湾曲している
ことから、軸線Aに対するその傾斜はどこにおいしも等
しくない。その軸方向で内方の端部の近傍における位置
Iでは63°であり、交差位置K2に相当する位置II
においてはβ2は23であり、交差位置K1に相当する
位置IIIにおいてはβ3は15°であり、接地面の軸
方向で外方の境界における位置IVにおいてはβ4は2
4°である。この明細書において位置を正確に指定する
ことなく角度『β』と簡略して述べているところは、常
に位置IIIであり、同様な意味で交差位置K1であ
る。 第一の群の横溝4の、優れていないかつ図示して
いない湾曲の場合も、軸線Aに対する交差位置K1にお
ける角度に類似して角度αを意味する。これに対して、
横溝の源6とその屈曲部B間の−優れていてかつ図面に
示した−真っ直ぐな横溝4の発明の実施の態様の場合
は、やはり位置を詳しく説明することがなくとも、ただ
一つの角度αに関する記載は明瞭である。ここに図示し
た発明の実施の態様の場合、αは67°である。従っ
て、この発明の実施の態様の場合角度Δは67°− 1
5°=25°である。
ことから、軸線Aに対するその傾斜はどこにおいしも等
しくない。その軸方向で内方の端部の近傍における位置
Iでは63°であり、交差位置K2に相当する位置II
においてはβ2は23であり、交差位置K1に相当する
位置IIIにおいてはβ3は15°であり、接地面の軸
方向で外方の境界における位置IVにおいてはβ4は2
4°である。この明細書において位置を正確に指定する
ことなく角度『β』と簡略して述べているところは、常
に位置IIIであり、同様な意味で交差位置K1であ
る。 第一の群の横溝4の、優れていないかつ図示して
いない湾曲の場合も、軸線Aに対する交差位置K1にお
ける角度に類似して角度αを意味する。これに対して、
横溝の源6とその屈曲部B間の−優れていてかつ図面に
示した−真っ直ぐな横溝4の発明の実施の態様の場合
は、やはり位置を詳しく説明することがなくとも、ただ
一つの角度αに関する記載は明瞭である。ここに図示し
た発明の実施の態様の場合、αは67°である。従っ
て、この発明の実施の態様の場合角度Δは67°− 1
5°=25°である。
【0027】角度に関するこの簡単な記述はピッチ長さ
のバリエーションを一緒に考慮することにより複雑にな
る。隅点のその都度の軸方向座標を−有利に−一定に維
持した際、ピッチが長い場合αは幾分大きく、ピッチが
短い場合は幾分小さく調節される。特に、第二の群の横
溝5は周方向でのみ適当にずらされ、従って角度βの順
序はピッチ長さ変更に影響を受けない。従って、ピッチ
が最も短い際の角度差Δは最も小さく、ピッチが最も長
い際の角度差Δは最も大きい。通常の最高ピッチ長さ比
にあっては、これは平均ピッチ長さから算出して約+/
−3である。
のバリエーションを一緒に考慮することにより複雑にな
る。隅点のその都度の軸方向座標を−有利に−一定に維
持した際、ピッチが長い場合αは幾分大きく、ピッチが
短い場合は幾分小さく調節される。特に、第二の群の横
溝5は周方向でのみ適当にずらされ、従って角度βの順
序はピッチ長さ変更に影響を受けない。従って、ピッチ
が最も短い際の角度差Δは最も小さく、ピッチが最も長
い際の角度差Δは最も大きい。通常の最高ピッチ長さ比
にあっては、これは平均ピッチ長さから算出して約+/
−3である。
【0028】特許請求の範囲の請求項1−この構成によ
り第一の群の横溝4の角度αは、第二の群の横溝5の角
度βよりも或る角度差Δ分だけ大きい−の上位概念にお
ける『一つ』と言う言葉は、『ただ一つの』と言う意味
に解釈してはならず、不定冠詞としてのみ理解すべきで
ある。特に、角度Δは40°から60°、特に42°か
ら56°であり、角度αは60°から75°、角度β3
は12°から24°である。
り第一の群の横溝4の角度αは、第二の群の横溝5の角
度βよりも或る角度差Δ分だけ大きい−の上位概念にお
ける『一つ』と言う言葉は、『ただ一つの』と言う意味
に解釈してはならず、不定冠詞としてのみ理解すべきで
ある。特に、角度Δは40°から60°、特に42°か
ら56°であり、角度αは60°から75°、角度β3
は12°から24°である。
【0029】ここにおいて−特に特許請求の範囲請求項
5による構成のように−第一の群の横溝4の各々は、そ
れらの第二の群の横溝5との二つの交差位置K2とK1
の(回転方向での)後方において、各々の位置Bにおい
て屈曲し、従ってこの横溝4の屈曲された、軸方向で外
方の分肢4.1は第二の群の隣接している横溝5に対し
て平行に指向しているので、回転方向Sで後行している
交差位置K1と屈曲位置B間に存在している溝領域と、
後行している横溝4の軸方向で更に内方に存在している
中央の領域との間に、後行している端部に対して第二の
群の横溝5によって区画されている、狭い半島に類似し
た狭い隆起部H1が生じる。
5による構成のように−第一の群の横溝4の各々は、そ
れらの第二の群の横溝5との二つの交差位置K2とK1
の(回転方向での)後方において、各々の位置Bにおい
て屈曲し、従ってこの横溝4の屈曲された、軸方向で外
方の分肢4.1は第二の群の隣接している横溝5に対し
て平行に指向しているので、回転方向Sで後行している
交差位置K1と屈曲位置B間に存在している溝領域と、
後行している横溝4の軸方向で更に内方に存在している
中央の領域との間に、後行している端部に対して第二の
群の横溝5によって区画されている、狭い半島に類似し
た狭い隆起部H1が生じる。
【0030】半島H1を軸方向で外方の隆起部P1から
分離している溝4の領域の深さtの深さt1からt2
(この寸法は図2の左下に二重矢印で示した)への低減
により、半島H1は軸方向で外方の隆起部P1に対して
座屈しないように互いにしっかりと支持し合う。第一の
群の横溝4のタイヤ中央方向に指向していてかつ回転方
向Sで先行している端部、即ち源6と交差位置K2間の
領域と同じ群の、即ち第一の群の先行している横溝4の
交差位置K1とK2間の軸方向でずっと外方に存在して
いる中央領域との間で、後行する端部に対してに第二の
群の溝5によって区画されている他の比較的狭い、狭い
半島に類似した隆起部H2が生じる。
分離している溝4の領域の深さtの深さt1からt2
(この寸法は図2の左下に二重矢印で示した)への低減
により、半島H1は軸方向で外方の隆起部P1に対して
座屈しないように互いにしっかりと支持し合う。第一の
群の横溝4のタイヤ中央方向に指向していてかつ回転方
向Sで先行している端部、即ち源6と交差位置K2間の
領域と同じ群の、即ち第一の群の先行している横溝4の
交差位置K1とK2間の軸方向でずっと外方に存在して
いる中央領域との間で、後行する端部に対してに第二の
群の溝5によって区画されている他の比較的狭い、狭い
半島に類似した隆起部H2が生じる。
【0031】半島H2を軸方向で内方の隆起部P2から
分離している溝4の領域の深さtの深さt1からt2
(図2の左下に二重矢印t1とt2で示した図も参照)
への低減により、半島H2は軸方向で内方の隆起部P2
に対して座屈しないように互いにしっかりと支持し合
う。図3は、図2において破線で示した切断線III−
IIIに沿った部分を示している。この部分は第一の群
の横溝4に沿って軸方向で外方の分肢4.1内の屈曲部
Bにまで走っており、この分肢は第二の群の隣接してい
る横溝5に対して平行に指向している。源6の近傍の溝
深さが先ず僅かな値t2(図2の左下方の二重矢印t2
gも参照)を有しており、次いで交差位置K2において
比較的大きな値t1(図2の左下方の二重矢印t1も参
照)に上昇し、交差位置K1において再び値t1に降下
し、この値は屈曲部Bにまで維持される。t1は乗用車
用タイヤにあっては、特に寸法7,0mmから9,0に
応じた値であり、t2は寸法3,0mmから5,2に応
じた値である。
分離している溝4の領域の深さtの深さt1からt2
(図2の左下に二重矢印t1とt2で示した図も参照)
への低減により、半島H2は軸方向で内方の隆起部P2
に対して座屈しないように互いにしっかりと支持し合
う。図3は、図2において破線で示した切断線III−
IIIに沿った部分を示している。この部分は第一の群
の横溝4に沿って軸方向で外方の分肢4.1内の屈曲部
Bにまで走っており、この分肢は第二の群の隣接してい
る横溝5に対して平行に指向している。源6の近傍の溝
深さが先ず僅かな値t2(図2の左下方の二重矢印t2
gも参照)を有しており、次いで交差位置K2において
比較的大きな値t1(図2の左下方の二重矢印t1も参
照)に上昇し、交差位置K1において再び値t1に降下
し、この値は屈曲部Bにまで維持される。t1は乗用車
用タイヤにあっては、特に寸法7,0mmから9,0に
応じた値であり、t2は寸法3,0mmから5,2に応
じた値である。
【0032】
【発明の効果】本発明によるトレッドパターンにあって
は、排水性に富み、ハイドロプレーニングの発生も抑制
され、危険のない湿潤走行が保証される。
は、排水性に富み、ハイドロプレーニングの発生も抑制
され、危険のない湿潤走行が保証される。
【図1】本発明によるタイヤの全体図である。
【図2】図1と同じタイヤの展開した部分の平面図であ
る。
る。
【図3】第一の群の横溝に沿った軸方向で外方の分肢に
至る迄のその屈曲部の断面図、即ち図2の破線で示した
切断線III−IIIに沿った断面図である。
至る迄のその屈曲部の断面図、即ち図2の破線で示した
切断線III−IIIに沿った断面図である。
1 タイヤ 2 周溝 3 トレッドパターン 4 第一の群の横溝 4.1 隣接している横溝5に対して平行になるよう
に、横溝に連なって軸方向で屈曲されている分肢 5 第二の群の横溝 6 軸方向で内方の端部−源と称される横溝 7 隆起部 t 横溝の深さ t1 低減された溝の深さ(周溝2の深さ) t2 完全な溝の深さ(周溝2或いは横溝5の深さ) A 軸線 B 屈曲位置 H1 Bの近傍の半島 H2 6の近傍の半島 K1 横溝4と5の回転方向Sで後行している交差位置 K2 横溝4と5の回転方向Sで後行している交差位置 P1 H1の軸方向で外方の隆起部 P2 H2の軸方向で内方の隆起部 S パターン3の回転方向 α タイヤを平面図で見た横溝4の傾斜角度 β タイヤを平面図で見た横溝5の傾斜角度
に、横溝に連なって軸方向で屈曲されている分肢 5 第二の群の横溝 6 軸方向で内方の端部−源と称される横溝 7 隆起部 t 横溝の深さ t1 低減された溝の深さ(周溝2の深さ) t2 完全な溝の深さ(周溝2或いは横溝5の深さ) A 軸線 B 屈曲位置 H1 Bの近傍の半島 H2 6の近傍の半島 K1 横溝4と5の回転方向Sで後行している交差位置 K2 横溝4と5の回転方向Sで後行している交差位置 P1 H1の軸方向で外方の隆起部 P2 H2の軸方向で内方の隆起部 S パターン3の回転方向 α タイヤを平面図で見た横溝4の傾斜角度 β タイヤを平面図で見た横溝5の傾斜角度
Claims (6)
- 【請求項1】 −プロフイル(3)を平面図で見て軸線
(A)に対して角度(αもしくはβ)で傾斜して指向し
ている横溝(4,5)を備えており、 −この場合横溝(4,5)の数が二つの群に、しかも軸
線に対する角度(α)が第二の群の横溝(5)の角度
(β)よりも角度差(Δ)だけ大きい第一の群の横溝
(4)に分肢されており、かつ −この場合両群の横溝(4,5)の角度(αもしくは
β)が、走行の際横溝(4,5)に沿って回転方向
(S)と反対方向で軸方向で外方に達するように周方向
で配向されており、かつ −この場合両群の横溝(4,5)の矢状成形漸近線の領
域内で本質的に真っ直ぐな周溝(2)が配設されてい
る、様式の、車両タイヤ用のトレッドのための回転方向
に拘束されているトレッドパターンにおいて、 −第一の群の横溝(4)の各々が第二の群の二つの横溝
(5)と正確に交差していること、そして −横溝(4,5)の両群が少なくとも矢状成形漸近線の
領域内に設けられている周溝(2)の中央の周溝に対し
て区画されていることを特徴とするパターン。 - 【請求項2】 第二の群の横溝(5)の各々が平面図で
見て転向点(W)を有していることを特徴とする請求項
1に記載のトレッドパターン。 - 【請求項3】 第一の群の横溝(4)が平面図で見て軸
線(A)に対して傾斜している角度(α)と第二の群の
横溝(5)が平面図で見て軸線(A)に対して傾斜して
いる角度(β)との間の角度差(Δ)が40°から60
°であることを特徴とする請求項1或いは2に記載のト
レッドパターン。 - 【請求項4】 第一の群の横溝(4)の各々が、接地面
の軸方向で外方の最も近傍に存在している縁部に対して
結合部を有していることを特徴とする請求項1から3ま
でのいずれか一つに記載のトレッドパターン。 - 【請求項5】 第一の群の横溝(4)の各々が、それら
の二つの交差位置(K1,K2)に(回転方向に)従っ
て、この横溝(4)の屈曲した軸方向で外方の分肢
(4.1)が第二の群の隣接している横溝(5)に対し
て平行に指向するように屈曲されていることを特徴とす
る請求項4に記載のトレッドパターン。 - 【請求項6】 第一の群の横溝(4)が異なったパター
ン深さ(t,t1,t2)を有しており、この場合これ
らの横溝(4)が第二の群の横溝(5)との両交差位置
(K1,K2)間においてのみ、その最大のパターン深
さ(t)を備えており、これに対して他の領域内にあっ
ては少なくとも30%だけ低減されたパターン深さ(t
1,t2)を有していることを特徴とする請求項1から
5までのいずれか一つに記載のトレッドパターン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19730068:5 | 1997-07-14 | ||
DE19730068A DE19730068C2 (de) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | Drehsinngebundenes Laufstreifenprofil für Fahrzeugreifen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11165505A true JPH11165505A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=7835620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10197705A Withdrawn JPH11165505A (ja) | 1997-07-14 | 1998-07-13 | 車両タイヤ用のトレッドのための回転方向に拘束されているトレッドパターン |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0893283B1 (ja) |
JP (1) | JPH11165505A (ja) |
DE (2) | DE19730068C2 (ja) |
TW (1) | TW519957U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012500747A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-12 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 方向性パターン付きのタイヤトレッド |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29924840U1 (de) * | 1999-03-05 | 2006-02-23 | Sadler, Norbert | Laufstreifenprofil für Fahrzeugluftreifen |
JP4367965B1 (ja) | 2009-03-16 | 2009-11-18 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
FR3014736B1 (fr) * | 2013-12-17 | 2016-11-04 | Michelin & Cie | Element de moulage comprenant des moyens de coupe pour mouler et vulcaniser une bande de roulement |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01204804A (ja) * | 1988-02-09 | 1989-08-17 | Bridgestone Corp | 方向性トレッドを備えた四輪自動車用空気入りタイヤ |
JPH0450006A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2852982B2 (ja) * | 1991-11-06 | 1999-02-03 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP3110852B2 (ja) * | 1992-04-08 | 2000-11-20 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
-
1997
- 1997-07-14 DE DE19730068A patent/DE19730068C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-06-25 DE DE59805384T patent/DE59805384D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-25 EP EP98111694A patent/EP0893283B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-07-13 JP JP10197705A patent/JPH11165505A/ja not_active Withdrawn
- 1998-09-04 TW TW089221196U patent/TW519957U/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012500747A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-12 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 方向性パターン付きのタイヤトレッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0893283B1 (de) | 2002-09-04 |
EP0893283A3 (de) | 2000-11-08 |
EP0893283A2 (de) | 1999-01-27 |
DE19730068C2 (de) | 2001-12-20 |
DE59805384D1 (de) | 2002-10-10 |
DE19730068A1 (de) | 1999-02-04 |
TW519957U (en) | 2003-02-01 |
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---|---|---|---|
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