JPH11165081A - 精米施設 - Google Patents

精米施設

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JPH11165081A
JPH11165081A JP33557597A JP33557597A JPH11165081A JP H11165081 A JPH11165081 A JP H11165081A JP 33557597 A JP33557597 A JP 33557597A JP 33557597 A JP33557597 A JP 33557597A JP H11165081 A JPH11165081 A JP H11165081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精米施設における投入ホッパに投入した穀粒の
繰り出し手段であるロ−タリバルブや供給ラセンが穀粒
や異物の噛み込みにより駆動せず、穀粒を繰り出せない
状態の場合においても、精米施設の運転時間の経過と共
に投入料金が消費されてしまうことを防止する。 【解決手段】 供給ラセンあるいはロ−タリバルブ等の
実際の回転駆動量を検出して、所定駆動量に達するごと
に投入料金が消費されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒を精白処理
する精米施設、あるいは穀粒を籾摺精米する籾摺精米施
設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】料金を投入して穀粒を精白処理する精米
施設、あるいは籾摺精米施設は周知である。前記精米施
設、あるいは籾摺精米施設で最も知られている形態は、
投入ホッパに穀粒を投入し、投入ホッパに投入した穀粒
をロ−タりバルブあるいはラセンで繰り出し、昇降機で
籾摺装置あるいは精米装置のタンクまで揚穀し、(籾
摺)精米装置で(籾摺)精米処理をした上で操作室側に
還元する構成である。その際、消費される投入料金は
(籾摺)精米施設の各装置の運転時間と対応関係にあ
る。
【0003】すなわち、投入した穀粒量を精米処理する
のに要するとされる運転時間を設定しておき、その運転
時間に対応する料金を消費するというものである(例え
ば、投入料金が100円で運転時間は3分間駆動し、玄
米10キロを搬送・精米処理するものとする)。また、
運転時間を経過してなお、精米作業のなされていない穀
粒が精米施設内に存在しているのを穀粒の有無を検出す
る穀粒センサ等で検出すると、さらに運転時間が延長さ
れ、延長した分の料金は投入料金から消費されるという
精米施設も周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記精米施設のロ−タ
リバルブやラセンにおいては、駆動中異物や穀粒を噛み
込み、穀粒を繰り出しできない場合が生じる。その場
合、前記精米施設においては、装置各部が駆動している
にもかかわらず、実際に穀粒を繰り出しできない時間も
運転時間として含まれ、その分の料金をも余計に消費し
てしまうことになり、穀粒を投入した作業者にとって酷
な結果になる。
【0005】本発明は、ロ−タリバルブやラセンの駆動
量と穀粒の繰り出し量とが略対応するという知見に基づ
き、投入料金に対応する運転時間をあらかじめ設定する
のではなく、実際に駆動した駆動量を検出することによ
り、すなわち実際に繰り出した穀粒量に投入料金を対応
することにより、実際に穀粒を繰り出さないにもかかわ
らず、投入料金を消費することを防止することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。請求項1においては、穀粒を
投入する原料投入部と、該原料投入部に投入した穀粒を
繰り出す繰り出し手段と、該繰り出し手段で繰り出した
穀粒を精白処理する精米装置と、料金投入口とを備えた
精米施設において、前記繰り出し手段の駆動量を検出す
る検出手段Aを設け、繰り出し手段の駆動量が所定量に
達すると、前記駆動量に対応する投入料金が消費される
ことを特徴とする精米施設の繰り出し手段とした。
【0007】請求項2においては、穀粒を投入する原料
投入部と、該原料投入部に投入した穀粒を繰り出しする
繰り出し手段と、該繰り出し手段で繰り出した穀粒を精
白処理する精米装置と、料金投入口とを備えた精米施設
において、繰り出し手段を繰り出し方向あるいは非繰り
出し方向の双方に駆動可能な構成とし、該繰り出し手段
の駆動量と駆動方向とを検出する検出手段Bを設け、該
繰り出し手段の繰り出し方向と非繰り出し方向の駆動量
をそれぞれ検出し、駆動軸が非繰り出し方向へ駆動した
場合には、繰り出し方向への駆動量と非繰り出し方向へ
の駆動量との絶対値の総和を所定の駆動量と換算し、該
所定の駆動量に達すると、該駆動軸の駆動量に対応する
投入料金が消費されることを特徴とする精米施設の繰り
出し手段とした。
【0008】請求項3においては、精米施設内に穀粒の
有無を検出する穀粒検出手段Cを設け、該穀粒検出手段
が穀粒無しを検出してから前記繰り出し手段が所定の駆
動量に達すると、繰り出し手段を停止することを特徴と
する請求項1あるいは請求項2の精米施設の繰り出し手
段とした。請求項4においては、精米施設内に穀粒の有
無を検出する穀粒検出手段Cを設け、精米施設の運転開
始時に該穀粒検出手段Cが穀粒有りを検出してから前記
検出手段Aあるいは検出手段Bが作動を開始することを
特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の精米
施設の繰り出し手段とした。
【0009】
【発明の作用】請求項1においては、作業者が原料投入
部に穀粒を投入し、料金投入部に料金を投入すると、精
米施設の装置各部が駆動を開始し、繰り出し手段が原料
投入部内の穀粒の繰り出しを開始する。そして、繰り出
し手段の駆動量を検出し、所定の駆動量に達したことを
検出すると繰り出し手段は停止する。なお、異物や穀粒
が噛み込み、繰り出し手段の駆動状態を検出しなくなる
と、駆動状態が再検出されるまで時間が経過しても投入
料金は消費されない。
【0010】請求項2においては、請求項1と同様の過
程で繰り出し手段が原料投入部内の穀粒の繰り出しを開
始する。そして、繰り出し手段の駆動量を検出するが、
異物や穀粒が繰り出し手段に噛み込むと、一旦繰り出し
手段を非繰り出し方向に駆動した上でそれらを除去し、
再度繰り出し方向に駆動して穀粒を繰り出すようにす
る。その際、繰り出し方向への駆動量と非繰り出し方向
方向への駆動量との絶対値の総和を所定の駆動量と換算
し、該所定の駆動量に達すると、該駆動軸の駆動量に対
応する投入料金が消費される。
【0011】請求項3においては、精米施設に穀粒の有
無を検出する検出手段を設け、穀粒有りを検出している
間は繰り出し手段を駆動させ、穀粒無しを検出すると、
その検出後正転の所定駆動量を検出すると該駆動軸は停
止する。請求項4においては、精米施設に穀粒の有無を
検出する検出手段を設け、運転開始の際に穀粒有りを検
出してから、すなわち穀粒が実際に投入されてから前記
繰り出し手段の駆動量や駆動方向の検出を開始する。
【0012】
【発明の効果】本発明によると、繰り出し手段の駆動量
を検出することで、実際に穀粒を繰り出した量に基づい
て投入料金を消費するので、精米施設の装置各部が駆動
しているにもかかわらず繰り出し手段が駆動状態を検出
しない際に、投入料金が消費されることがない。
【0013】また、繰り出し手段に異物や穀粒が噛み込
み、駆動軸が駆動しない状態を検出した場合、一旦該駆
動軸を逆転させることにより噛み込んだ異物や穀粒を除
去し、再度正転して穀粒を繰り出す構成の繰り出し手段
においては、正転方向への駆動量と逆転方向への駆動量
との絶対値の総和を所定の駆動量と換算し、該所定の駆
動量に達すると、該駆動軸の駆動量に対応する投入料金
が消費されるので、穀粒を繰り出すのに実質要した正転
駆動量で料金を換算することができる。
【0014】また、精米施設に穀粒の有無を検出する検
出手段を設けたものにおいても、穀粒無しを検出してか
ら所定の正転回転数に達すると該駆動軸を停止するよう
に構成するので、穀粒無しを検出してから異物や穀粒の
噛み込みにより該駆動軸が回転しない状態を検出して
も、その間は投入料金が消費されることがない。さら
に、精米施設の運転開始の際に、穀粒の有無を検出する
穀粒センサが穀粒有りを検出してから、繰り出し手段の
駆動量や駆動方向の検出を開始するので、穀粒の投入が
遅れた分の投入料金が消費されることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を籾摺精米施設に利用した
場合を説明する。まず、籾摺精米施設の全体構成を図1
から図3に基づいて説明する。図1は、籾摺精米施設を
設置する建家の平面図で、内部は仕切壁Aにより操作室
Xと機械室Yに分けられている。この操作室X側には、
穀粒袋置き台1a、原料となる穀粒を投入する原料投入
ホッパ1、籾摺精米施設の運転を操作する操作盤Z、籾
摺精米された精白米が排出される白米タンク2等を設
け、機械室Y側には、原料投入ホッパ1に投入された穀
粒の繰り出し手段である供給ラセン3を内装する供給樋
4、供給ラセン3で供給された穀粒を揚穀する籾摺昇降
機5、籾摺昇降機5で揚穀された穀粒を籾摺風選する籾
摺装置M・風選部N、石抜作業をする石抜機P、石抜き
された穀粒を精米装置Qまで揚穀する精米昇降機7、精
白処理する精米装置Q、精白作業の際に発生する糠を処
理する糠処理部R等を配設している周知の構成である。
【0016】図4において、発明の要部である供給ラセ
ン3の構成について説明する。前述のように、穀粒の繰
り出し手段である供給ラセン3は供給樋4に内装され、
供給ラセン3の駆動軸3aの一側に供給ラセン駆動モ−
タ8を取り付ける。そして、もう一側には検出用のボス
3bを取り付け、その対向面には回転センサを設ける。
なお、該回転センサSはボス3bを検出することによ
り、供給ラセン3の駆動軸3aの駆動回転数を検出して
いる。
【0017】ところで、籾摺精米施設の制御内容を説明
すると、前記操作盤Zの盤面には図6に示すように、コ
イン金額表示灯11、コインメック12、籾・玄米選択
ボタン13a・13b、白度選択ボタン14・14・1
4(本実施例では、上白・標準・8部に選択できる。)
等を配設している。このコインメック12には、投入コ
インの識別部や投入コインごとに作動するコインセンサ
16等を備えている。そして、この操作盤の内部には、
籾摺精米施設の装置各部を制御する制御部(CPU)1
7を備えている。図7に示すように、制御部(CPU)
17には、コインセンサ16からの検出情報、白度選択
ボタン14・14・14からの白度選択情報、籾・玄米
選択ボタン13a・13bからの籾・玄米選択情報、籾
摺装置Mを駆動する駆動モ−タ18の負荷電流センサ1
9による負荷電流信号、回転センサSからの検出情報等
が入力インタ−フェイス17aを経て入力される。一方
出力としては、供給ラセン駆動モ−タ8への駆動信号、
籾摺装置Mの駆動モ−タ18、精米装置Q等籾摺精米装
置の装置各部を駆動する各種モ−タへの駆動信号、コイ
ン引落用アクチュエ−タ19等が出力インタ−フェイス
17bを経て出力される。
【0018】次に、実施の形態の作用について図2、図
8、図9に基づいて説明する。原料籾の場合について説
明すると、まず、料金となるコイン等をコインメック1
2の投入口に投入し(S100)、次に、籾を原料投入
ホッパ1に投入し(S101)、籾選択ボタン13aを
押す(S102)。そして、最後に白度選択ボタン14
・14・14のいずれかを選択し(S103)、精白度
を設定する。これらの設定準備が完了すると、コインセ
ンサ16はコインメック12へのコイン(例えば100
円硬貨)の投入を読み込み、籾摺精米施設の装置各部は
運転を開始する。なお、料金はプリペイドカ−ド等を使
用あるいは併用可能にしても良い。
【0019】主な駆動順序としては、まず、ロ−ル間隙
調節モ−タ15が作動し籾摺ロ−ル11a・11bの間
隙が設定される(S104)。次に、籾摺装置Mと石抜
機P(S105)、次いで所定時間経過後に籾摺昇降機
6と精米昇降機7(S106)、さらに供給ラセン3
(S107)、精米装置Q(S108)が順次起動され
る。 籾摺精米施設の装置各部が起動すると、原料投入
ホッパ1に投入した籾が供給樋4内を供給ラセン3で籾
摺昇降機6に繰り出されるが、ここで該供給ラセン3
は、投入金額に対応した設定回転数を回転駆動する。そ
の際、前記回転センサSは供給ラセン3の駆動軸3aの
穀粒繰り出し方向への駆動回転数、すなわち正転状態を
検出し、検出結果を入力インタ−フェイス17aを介し
てCPU17に入力する。さて、籾摺昇降機6で揚穀さ
れた籾は貯留タンク20を通過し、そのまま籾摺ロ−ル
21a・21bに落下投入され、すでに駆動している籾
摺ロ−ル21a・21bで籾摺作業される。
【0020】籾摺ロ−ル21a・21bで籾摺りされた
籾は、唐箕22による風選別を受けて、籾と玄米の摺落
米は一番受け樋(図示せず)に落下し、石抜機Pに供給
される。粃は二番受け樋に落下し、籾摺昇降機5の還元
口5bに還元され、再度籾摺・風選作用を受ける。石抜
機Pに供給された摺落米は、前記揺動選別板30で揺動
選別される。そこで、摺落米に混入している石等は、揺
動選別板30の揺上側に移動し、石抜排出部31より排
出され、貯留室32に貯留される。一方、摺落米は揺動
選別板30の揺下側に流下し、穀粒排出口33より精米
昇降機7に供給される。
【0021】精米昇降機7で揚穀された摺落米は玄米タ
ンク35に供給され、精米装置Q(図9参照)の搗精部
34で設定された精白度になるよう籾殻・表面糠層を剥
離される。そして、精白された白米は白米タンク2に搬
送され、適宜操作室X内にて回収できる。なお、精白作
用の際に発生する糠等は糠処理部Rに空気搬送され、サ
イクロン36を経て、糠搬送部37で搬送され、糠袋3
8・38に回収される。
【0022】そして、一単価分の設定回転数に達するご
とに(S109)投入料金は消費されていくが(S11
0)、投入料金のすべてが消費されると(S111)、
CPU17から出力インタ−フェイス17bを介して供
給ラセン駆動モ−タ8に停止信号が出力され、供給ラセ
ン3は停止する(S112)。その後、所定時間遅れて
籾摺昇降機5と精米昇降機7とが(S113)、次いで
所定時間遅れて籾摺装置Mと石抜機P(S114)が、
さらに精米装置Qが順次停止する(S115)。そし
て、精米作業をした結果、作業時間が投入金額に達しな
かった場合には、コイン引落用アクチュエ−タ19が作
動し、釣銭が返却口(図示せず)より返却される。な
お、施設の装置各部が駆動中において、異物や穀粒等で
供給ラセン3が正転状態を検出しない際には、その分は
施設内装置各部が駆動している状態においても投入料金
より消費されない。
【0023】原料が玄米の場合を説明すると、玄米選択
ボタン13bを押して(S102)、白度を選択すると
(S103)、籾摺ロ−ル21a・21b間は開調節さ
れ(S104)、玄米が籾摺装置Mに供給された際に
は、玄米は籾摺作業をすることなく籾摺ロ−ル11a・
11b間を通過し、石抜機Pに供給される。その後、精
米昇降機7、精米装置Q、白米タンク2に至る搬送・精
白作用については、籾の場合と同様である。
【0024】このように、繰り出し手段の駆動軸3aの
回転数を検出することで、該駆動軸3aに異物や穀粒が
噛み込み、駆動軸3aが回転しない状態を検出してもそ
の分は換算されないので、穀粒を繰り出さない状態のま
ま投入料金が消費されることがなく、実際に繰り出した
穀粒量に対応する投入料金を消費することができる。次
に、本発明の別実施例を図10、図11に基づいて説明
する。
【0025】前記供給ラセン3の駆動軸3aを正逆転両
用にして、エンコ−ダEを供給ラセン駆動モ−タ8内あ
るいは別個に設けて供給ラセン3の駆動軸3aの正逆両
方の回転数をそれぞれ検出できるようにする。そして、
検出した正逆転それぞれの回転数を入力インタ−フェイ
ス17aを介して、CPU17に入力される。そして、
前記と同様籾摺精米施設の装置各部が駆動を開始する
と、供給ラセン3が原料投入ホッパ1に投入された穀粒
を施設内に繰り出しを開始するが、前記エンコ−ダEで
供給ラセン3の駆動軸3aの正転方向の回転数を検出す
る。ここで、穀粒の繰り出し中に供給ラセン3に異物や
穀粒等が噛み込み(α)、穀粒を繰り出せない状態にな
った場合(S120)、一旦供給ラセンの正転方向への
回転駆動を停止し(S121)、所定時間後(例えば3
秒後)に供給ラセン3を所定時間(例えば1秒間)逆転
して(S122)前記異物や穀粒を除去した上で所定時
間後(例えば1秒後)に再度供給ラセン3を正転方向へ
の回転駆動を開始して投入穀粒を繰り出すようにする
(S123)。その際、CPU17においては入力され
た正転数Iと逆転数Hとの絶対値を総和した回転数Gを
算出する。そして該総和した回転数Gを投入料金に対応
する所定の正転回転数と換算し、該回転数Gに達したこ
とを検出すると(S124)、一単価分の投入料金が消
費されていき(S125)、投入料金のすべてが消費さ
れると(S126)、CPU17から出力インタ−フェ
イス17bを介して供給ラセン駆動モ−タ8に停止信号
が出力され、供給ラセン3は停止する(S127)。そ
の後籾摺精米施設が順次停止する工程は前述と同様であ
る。
【0026】本実施例によると、供給ラセン3に異物や
穀粒が噛み込み駆動軸3aが回転しない状態を検出した
場合、正転の回転数Iと逆転の回転数Hとの絶対値の総
和を、所定の回転数に換算するので、穀粒を繰り出すの
に実質要した正転回転数で料金を消費することができ
る。次に、本発明の別実施例を図12に基づいて説明す
る。
【0027】前記原料投入ホッパ1に穀粒の有無を検出
する穀粒センサFを設ける(図3参照)。そして、該穀
粒センサFは、穀粒有りを検出している間は投入料金の
範囲で籾摺精米施設の各部装置を駆動し続け、穀粒無し
を検出すると投入料金の範囲であっても施設の駆動を停
止させるというものである。なお、該穀粒センサは精米
装置における玄米タンク35等に設けてもよい。
【0028】本実施例の作用を説明すると、前記実施例
と同様の方法で、籾摺精米施設の装置各部が駆動を開始
するが、原料投入ホッパ1に穀粒センサFが穀粒有りを
検出すると(S130)、前記回転センサSが供給ラセ
ン3の回転数の検出を開始する(S131)。そして、
検出開始から所定回転数を検出するごとに投入料金は消
費されていくが(S132)、投入料金の全てが消費さ
れなくても、穀粒センサFが穀粒無しを検出すると(S
133)、その時点から残留穀粒を繰り出すのに必要な
供給ラセン3の所定回転数の検出を開始し(S13
4)、該所定回転数を検出すると(S135)CPU1
7から出力インタ−フェイス17bを介して供給ラセン
駆動モ−タ8に停止信号が出力され、供給ラセン3は停
止する(S136)。
【0029】本実施例によると、籾摺精米施設の運転開
始時に穀粒を原料投入ホッパ1に投入するのが遅れた際
にも、その分の供給ラセン3の回転は検出されないの
で、穀粒が繰り出されない状態のまま投入料金が消費さ
れることがない。なお、本実施例においては、原料投入
ホッパ1に穀粒を投入しても穀粒センサFが穀粒有りを
検出しない際には、穀粒センサFが故障と判断して所定
時間経過後供給ラセン3の駆動回転数の検出を開始する
ものとするが、供給ラセン3を停止するものとしてもよ
い。
【0030】また、穀粒無しを検出してから所定の正転
回転数を検出した後、該供給ラセン3を停止するように
構成するので、穀粒無しを検出してから異物や穀粒の噛
み込みにより供給ラセン3が回転しない状態を検出して
も、その間は投入料金が消費されることがない。なお、
本実施例においても、前記のように供給ラセン3を正逆
転両用にして、エンコ−ダEを供給ラセン3の駆動軸3
aの回転数と回転方向とを検出できるようにして、正転
の回転数と逆転の回転数との絶対値の総和を所定の回転
数と換算するようにしてもよいことはいうまでもない。
また、穀粒の有無を検出する方法として、搗精部34に
おける負荷電流を検出する方法や、玄米タンク35に穀
粒の有無を検出するセンサを設けるという方法を用いて
もよい。
【0031】次に、籾摺精米施設の別実施例について図
5に基づいて説明する。供給ラセン3の近傍に近接セン
サS1を設ける。該近接センサS1は供給ラセン羽3b
の通過を検出するものであり、供給ラセン羽3bが所定
枚数以上通過するとそれに対応する投入料金が消費され
るようになっている。なお、本実施例についてはロ−タ
リバルブの羽を検出するようにしてもよい。また、正転
方向に移動する供給ラセン羽の検出枚数と、逆転方向に
移動する供給ラセン羽の検出枚数を検出し、正転方向の
検出枚数と逆転方向の検出枚数との絶対値の総和を所定
枚数とし、該所定枚数を検出すると、それに対応する投
入料金を消費するようにしてもよい。
【0032】次に、籾摺精米施設の供給ラセン3の駆動
方法における別実施例を図13に基づいて説明する。供
給ラセン3の駆動量と投入金額との対応関係についてで
あるが、まず、供給ラセン3が起動してからの最初の一
単価分の駆動量50を二回目以降の一単価分の駆動量5
1よりも50aだけ長く設定する。そして、二回目以降
の一単価分の駆動量51を均等に設定する。
【0033】一定駆動量あたりに繰り出せる穀粒量は、
二回目以降よりも最初の一単価分は繰り出し開始から供
給ラセン3の搬送終端部に達するまでの分少ないが、本
実施例のように、最初の一単価分の駆動量を二回目以降
よりも長くすることによって、前記少ない分を吸収する
ことができる。また、供給ラセン3が駆動を開始してい
るにもかかわらず、穀粒投入時期が遅れた際にも最初の
一単価分でそれを吸収することが可能になる。
【0034】なお本実施例では、供給ラセン3の駆動量
を供給ラセン3の駆動時間に置き換えてもよい。すなわ
ちその場合は、供給ラセン3の駆動時間が投入料金に対
応するもので、最初の一単価分の供給ラセン3の駆動時
間を二回目以降の一単価分の駆動時間よりも長く設定す
る。また、ある一定単価分ごとに、供給ラセン3の駆動
量を長くすることにより、穀粒の繰り出しの遅れ等を吸
収するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺精米施設の全体平面図
【図2】籾摺精米施設の作業工程図
【図3】発明の要部を表す斜視図
【図4】発明の要部を表す側面から見た断面図
【図5】発明の要部を表す側面から見た断面図
【図6】操作盤図
【図7】ブロック図
【図8】フロ−チャ−ト
【図9】精米装置
【図10】タイムチャ−ト
【図11】フロ−チャ−ト
【図12】フロ−チャ−ト
【図13】供給ラセンの駆動方法を表す図
【符号の説明】
1…投入ホッパ、3…供給ラセン、3a…駆動軸、3b
…検出ボス、8…供給ラセン駆動モ−タ、4…供給樋、
12…コインメック、E…エンコ−ダ、F…穀粒セン
サ、Q…精米部、S…回転センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を投入する原料投入部と、該原料投
    入部に投入した穀粒を繰り出す繰り出し手段と、該繰り
    出し手段で繰り出した穀粒を精白処理する精米装置と、
    料金投入口とを備えた精米施設において、前記繰り出し
    手段の駆動量を検出する検出手段Aを設け、繰り出し手
    段の駆動量が所定量に達すると、前記駆動量に対応する
    投入料金が消費されることを特徴とする精米施設の繰り
    出し手段。
  2. 【請求項2】 穀粒を投入する原料投入部と、該原料投
    入部に投入した穀粒を繰り出しする繰り出し手段と、該
    繰り出し手段で繰り出した穀粒を精白処理する精米装置
    と、料金投入口とを備えた精米施設において、繰り出し
    手段を繰り出し方向あるいは非繰り出し方向の双方に駆
    動可能な構成とし、該繰り出し手段の駆動量と駆動方向
    とを検出する検出手段Bを設け、該繰り出し手段の繰り
    出し方向と非繰り出し方向の駆動量をそれぞれ検出し、
    駆動軸が非繰り出し方向へ駆動した場合には、繰り出し
    方向への駆動量と非繰り出し方向への駆動量との絶対値
    の総和を所定の駆動量と換算し、該所定の駆動量に達す
    ると、該駆動軸の駆動量に対応する投入料金が消費され
    ることを特徴とする精米施設の繰り出し手段。
  3. 【請求項3】 精米施設内に穀粒の有無を検出する穀粒
    検出手段Cを設け、該穀粒検出手段が穀粒無しを検出し
    てから前記繰り出し手段が所定の駆動量に達すると、繰
    り出し手段を停止することを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2の精米施設の繰り出し手段。
  4. 【請求項4】 精米施設内に穀粒の有無を検出する穀粒
    検出手段Cを設け、精米施設の運転開始時に該穀粒検出
    手段Cが穀粒有りを検出してから前記検出手段Aあるい
    は検出手段Bが作動を開始することを特徴とする請求項
    1から請求項3の何れかに記載の精米施設の繰り出し手
    段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012170899A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Iseki & Co Ltd コイン精米機
JP2017029901A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 井関農機株式会社 精米設備
JP2021101859A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 井関農機株式会社 洗米装置

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