JPH11285647A - 米粒供給装置 - Google Patents

米粒供給装置

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JPH11285647A
JPH11285647A JP9011098A JP9011098A JPH11285647A JP H11285647 A JPH11285647 A JP H11285647A JP 9011098 A JP9011098 A JP 9011098A JP 9011098 A JP9011098 A JP 9011098A JP H11285647 A JPH11285647 A JP H11285647A
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JP
Japan
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rice
hopper
rice grains
screw conveyor
supply
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JP9011098A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Kazuo Motohashi
一男 本橋
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入する米粒の多少に拘わらずスクリューコ
ンベヤを適切に作動させて、供給ホッパ内の全ての米粒
を残留することなく搬送して所定箇所へ供給することが
できる米粒供給装置を得る。 【解決手段】 米粒供給装置10は供給ホッパ12を備
えており、供給ホッパ12の底部にはスクリューコンベ
ヤ14が配置されている。さらに、供給ホッパ12の内
部には、米粒センサ20及びこの米粒センサ20を周囲
から囲むようにして補助ホッパ18が設けられている。
米粒センサ20の米粒検出信号に基づいてスクリューコ
ンベヤ14が作動する。補助ホッパ18は下端開口部分
の米粒流下抵抗が大きいため、補助ホッパ18内の米粒
よりも先に周囲の米粒が順次搬送され最後に補助ホッパ
18内の米粒が搬送される。したがって、供給ホッパ1
2内の米粒を残留することなく全て搬送して供給するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投入された籾または
玄米を所定箇所へ供給する米粒供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米粒(籾または玄米)を所定箇所へ供給
する米粒供給装置は、例えば、コインやプリペイドカー
ドに応じて作動して米粒を白米に処理する自動精米装置
に適用されている。
【0003】このような自動精米装置では、機体の内部
に籾摺機及び精米機が配置されている。一方、機体の前
面壁には、米粒供給装置を構成し米粒が投入される供給
ホツパが配置されている。この供給ホツパには、米粒搬
送用のスクリューコンベヤが設けられており、投入され
た米粒を機体の内部へ搬送できる。また、供給ホツパに
は、米粒センサが設けられており、供給ホッパ内の米粒
の有無(残留する米粒の量)を検出できるようになって
いる。さらに、供給ホツパ(スクリューコンベヤ)は、
機体の内部において昇降機等の搬送機器を介して籾摺機
に連結されており、さらに、籾摺機は石抜き機を介して
精米機に連結されている。
【0004】またさらに、機体の前面壁には、コイン投
入部及びカード挿入部が設けられており、コインを投入
できると共にカードが挿入できる。コインを投入後ある
いはプリペイドカードを挿入後に運転スイツチを操作す
ると、投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカ
ードに応じて自動精米装置が作動する。
【0005】この自動精米装置を利用する際には、供給
ホツパへ米粒を投入すると共に、コインを投入しまたは
プリペイドカードを挿入し、次いで、穀物選択ボタンを
選択操作することによって、処理する(供給ホッパへ投
入した)米粒が籾か玄米かを選択する。さらに、運転ス
イツチを操作すると、米粒センサの検出結果に基づいて
供給ホッパ内に米粒が有ることを確認した後に、供給ホ
ツパのスクリューコンベヤが作動する。これにより、投
入された米粒がスクリューコンベヤによって機体の内部
へ搬送されて昇降機に供給される。さらに、昇降機によ
って搬送された米粒(籾か玄米か)は、籾摺機へ供給さ
れる。籾摺機では、供給された米粒が籾の場合は籾摺り
処理された後に石抜き機を介して精米機に送り込まれ、
玄米の場合にはそのまま素通りして石抜き機を介して精
米機に送り込まれる。精米機に送り込まれた玄米は、精
米処理され白米となって取り出される。
【0006】ところで、このような自動精米装置におけ
る供給ホッパ内には、前述の如くスクリューコンベヤ及
び米粒センサが設けられており、米粒センサの検出結果
に基づいて供給ホッパ内に米粒が有ることを確認した後
にスクリューコンベヤが作動し、さらに、供給ホッパ内
の米粒が無くなればスクリューコンベヤが停止するよう
に構成されているが、供給ホッパ内に米粒が実質的に残
留していてもスクリューコンベヤが停止してしまう場合
があった。
【0007】すなわち、図5(A)に示す如く供給ホツ
パ60へ米粒(籾Mまたは玄米G)が投入され米粒セン
サ62によって供給ホッパ60内に米粒(籾Mまたは玄
米G)が有ることを確認した後にはスクリューコンベヤ
64の作動が開始されるが、その後に供給ホツパ60内
の米粒(籾Mまたは玄米G)が順次減少していくと、米
粒(籾Mまたは玄米G)はその性状によって、供給ホッ
パ60内の各部において均等には減少せず、例えば図5
(B)や図5(C)に示す如くやがて一部に偏って残留
する。このため、供給ホッパ60内に米粒(籾Mまたは
玄米G)が実質的に残留していても、米粒センサ62が
これを検出できず、結果的に供給ホッパ60内の米粒
(籾Mまたは玄米G)が無くなったと判断してスクリュ
ーコンベヤ64が停止してしまうことがあった。
【0008】この場合、米粒センサ62と共にタイマを
併用し、米粒センサ62が供給ホッパ60内の米粒(籾
Mまたは玄米G)を検出せず供給ホッパ60内に米粒
(籾Mまたは玄米G)が無くなったと判断した後にも所
定時間(例えば、1分間)経過するまではスクリューコ
ンベヤ64を作動し続けるように構成して、供給ホッパ
60内に米粒(籾Mまたは玄米G)が残留しないように
することもある。しかしながら、このようなタイマを併
用してスクリューコンベヤ64を余分に作動させても、
米粒(籾Mまたは玄米G)の性状により、依然として全
ての米粒(籾Mまたは玄米G)を搬送することができず
にスクリューコンベヤ64が停止してしまうことがあっ
た。
【0009】またさらに、少量の米粒(籾Mまたは玄米
G)を精米したい場合には、図6に示す如く、当然なが
ら供給ホッパ60内には少量の(僅かな)米粒(籾Mま
たは玄米G)しか投入されない。したがって、この場合
には、運転開始当初から米粒センサ62が供給ホッパ6
0内の米粒(籾Mまたは玄米G)を検出できず、したが
って、結果的に供給ホッパ60内に米粒(籾Mまたは玄
米G)が有ることが確認されないためスクリューコンベ
ヤ64が作動しないこともあった。
【0010】以上の如き不具合を解消するために、図7
に示す如く、米粒センサ62をスクリューコンベヤ64
よりも下方の供給ホッパ60底部に設けることが考えら
れる。しかしながら、このような箇所に米粒センサ62
を配置すると、スクリューコンベヤ64によって搬送さ
れる米粒(籾Mまたは玄米G)との摩擦によって、米粒
センサ62が不要に磨滅(損傷)してしまうため、現実
的には当該箇所に米粒センサ62を配置することはでき
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、投入する米粒の多少に拘わらずスクリューコンベ
ヤを適切に作動させて、供給ホッパ内の全ての米粒を残
留することなく搬送して所定箇所へ供給することができ
る米粒供給装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の米
粒供給装置は、籾または玄米が投入される供給ホッパ
と、前記供給ホッパの底部に設けられ回転することで前
記投入された籾または玄米を搬送するスクリューコンベ
ヤと、前記供給ホッパ内に配置され前記供給ホッパに残
留する籾または玄米の量を検出する米粒センサと、を備
え、前記米粒センサによる検出結果に基づいて前記スク
リューコンベヤが作動して前記籾または玄米を所定箇所
へ供給する米粒供給装置であって、上下に開口する漏斗
状の補助ホッパを、前記米粒センサを周囲から囲むよう
にして前記供給ホッパ内に設けたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項1記載の米粒供給装置では、供給ホ
ツパへ投入された米粒(籾または玄米)は、供給ホツパ
の底部に設けられたスクリューコンベヤによって搬送さ
れて所定箇所へ供給される。
【0014】ここで、例えば、供給ホツパへ投入された
米粒の量が供給ホツパの容量に対応した通常の量である
場合には、補助ホッパ内も米粒で満たされた状態とな
る。このため、米粒センサがこれを検出し、この検出結
果に基づいて供給ホッパ内に米粒が有ることが確認され
てスクリューコンベヤが作動する。スクリューコンベヤ
の作動に伴って、供給ホッパ内の米粒は順次減ってい
く。
【0015】この際に、供給ホッパ内に設けられた補助
ホッパは上下に開口する漏斗状に形成されており、その
下端開口部分においては米粒の流出(落下)抵抗が大き
いため、補助ホッパ内の米粒よりも先に周囲の米粒が順
次スクリューコンベヤによって搬送される。これによ
り、補助ホッパの周囲の米粒が無くなってから最後に補
助ホッパ内の米粒が下方へ流出(落下)してスクリュー
コンベヤによって搬送される。そして、補助ホッパ内の
米粒が全て流出(落下)しスクリューコンベヤによって
搬送された時点で、米粒センサがこれを検出し、スクリ
ューコンベヤが停止される。
【0016】このように、スクリューコンベヤを適切に
作動させて供給ホッパ内の米粒を全て搬送して供給する
ことができ、従来の如く米粒が供給ホッパ内の一部に偏
って残留することがない(残留したままスクリューコン
ベヤが停止してしまうことがない)。
【0017】また一方、例えば、供給ホツパへ投入する
米粒の量が供給ホツパの容量に対して少量である場合に
は、この米粒は補助ホッパ内に投入する(利用者に対し
てその旨の支持(表示)をしておく)。
【0018】これにより、米粒センサがこれを検出し、
この検出結果に基づいて供給ホッパ(補助ホッパ)内に
米粒が有ることが確認されてスクリューコンベヤが作動
する。スクリューコンベヤの作動に伴って、補助ホッパ
内の米粒は順次搬送され、補助ホッパ内の米粒が全て流
出(落下)しスクリューコンベヤによって搬送された時
点で、米粒センサがこれを検出し、スクリューコンベヤ
が停止される。
【0019】このように、投入する米粒の量が少量の場
合であっても、スクリューコンベヤを適切に作動させて
供給ホッパ(補助ホッパ)内の米粒を全て搬送して供給
することができ、従来の如く運転開始当初からスクリュ
ーコンベヤが作動しないことや、米粒が供給ホッパ内の
一部に偏って残留することがない(残留したままスクリ
ューコンベヤが停止してしまうことがない)。
【0020】以上の如く、本発明に係る米粒供給装置
は、投入する米粒の多少に拘わらず、スクリューコンベ
ヤを適切に作動させて供給ホッパ内の全ての米粒を残留
することなく搬送して供給することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
る米粒供給装置10及びこの米粒供給装置10が適用さ
れた自動精米装置30の概略全体構成図が示されてい
る。
【0022】自動精米装置30は、機体32の前面壁3
3を境にして機械室32Aと操作室32Bに区画されて
いる。操作室32Bには、米粒(籾Mまたは玄米G)が
投入されると共に機械室32Aへ搬送供給するための米
粒供給装置10が設けられている。
【0023】図2にも示す如く、米粒供給装置10は、
供給ホッパ12を備えている。供給ホッパ12は上部が
開口する箱型に形成されており、その底部には米粒搬送
用のスクリューコンベヤ14が内蔵されている。このス
クリューコンベヤ14は駆動モータ16によって回転駆
動され、投入された米粒を機体32の機械室32Aへ搬
送することができる。この駆動モータ16は、制御装置
50に接続されており、制御装置50によって回転制御
される。
【0024】なお、スクリューコンベヤ14による籾M
の搬送量は玄米Gに比べて少なくなるため、駆動モータ
16の回転速度は籾Mに対応して設定されており、本実
施の形態においては、73rpmの回転速度で駆動され
るようになっている。
【0025】また、供給ホッパ12内には、補助ホッパ
18が設けられている。補助ホッパ18は、上下に開口
する漏斗状に形成されており、下端開口部分がスクリュ
ーコンベヤ14の直上に位置するように配置されてい
る。
【0026】さらに、この補助ホッパ18内には米粒セ
ンサ20が設けられている。すなわち、換言すれば、補
助ホッパ18は、米粒センサ20を周囲から囲むように
して位置している。この米粒センサ20は、補助ホッパ
18内に米粒が有るか否かを検出することができ、さら
に制御装置50に接続されている。
【0027】以上の構成の米粒供給装置10のスクリュ
ーコンベヤ14の米粒搬送方向終端部は、機体32の機
械室32Aに配置された昇降機34に連結されている。
昇降機34は、米粒供給装置10(供給ホッパ12また
は補助ホッパ18)へ投入されスクリューコンベヤ14
によって供給された米粒を機体32の上部へ持ち上げ搬
送できる。また、昇降機34の側方には脱ぷ部としての
籾摺機36が配置されており、昇降機34の放出口34
Aに対応している。籾摺機36は、一対のゴムロール機
構を備えたロール式とされており、米粒(籾M)の脱ぷ
処理ができる。
【0028】なおこの脱ぷ部は、他の型式のもの例え
ば、高速回転羽を備えた衝撃式の遠心脱ぷ機であっても
差し支えない。また、この籾摺機36は、昇降機34か
ら玄米Gが供給された場合には、脱ぷ処理することなく
そのまま玄米Gを素通りさせるようになっている。
【0029】籾摺機36の側方には石抜き機38が配置
されており、籾摺機36の排出口36Aに対応してい
る。このため、籾摺機36を経由した後の玄米Gは石抜
き機38へ供給されるようになっている。
【0030】また、機械室32Aの昇降機34の側方
(図1では下方)には、精米部としての精米機40が配
置されており、石抜き機38を経由後の玄米Gが供給さ
れるようになっている。精米機40は、精白ロールを備
えた縦型円筒摩擦式とされており、玄米Gの精米処理が
できる。なおこの精米部は、他の型式のもの例えば、横
型円筒式のものであっても差し支えない。
【0031】精米機40の側方には糠回収機42が配置
されており、精米処理の際に発生する米糠を回収し袋4
3に集積できる。
【0032】また、精米機40の放出口40Aに対応し
た機体32の操作室32Bには、集積タンク44が配置
されており、精米処理後の白米Hを袋45に集積でき
る。
【0033】一方、機体32の前面壁33の供給ホッパ
12の上方には、操作パネル46が配置されている。操
作パネル46には、図示を省略したコイン投入部及びカ
ード挿入部が設けられており、所定のコイン(例えば、
100円硬貨)あるいは所定のカード(例えば、所謂ク
ローズド型のプリペイドカード)を挿入できる。また、
操作パネル46には、運転スイツチとしての白度選択ス
イッチが設けられており、制御装置50に接続されてい
る。
【0034】制御装置50は、前述した米粒センサ20
及び白度選択スイッチ、コインセンサ、カードセンサ等
が接続されると共に、スクリューコンベヤ14の駆動モ
ータ16、昇降機34、籾摺機36、石抜き機38、精
米機40の各駆動モータがそれぞれ接続されている。こ
の制御装置50は、予め記憶された制御ルーチンのプロ
グラムに従って前記各部品を制御する。
【0035】次に本実施の形態の作用を説明する。上記
構成の自動精米装置30を利用する際には、コインを投
入するかカードを挿入する。さらに、供給ホツパ14の
容量に対応した通常の量の籾Mあるいは玄米Gを処理す
る場合には、これをそのまま供給ホッパ12へ投入す
る。次いで、白度選択スイッチが操作されると、スクリ
ューコンベヤ14の駆動モータ16、昇降機34、籾摺
機36、石抜き機38、精米機40の各駆動モータ、精
米機40の白度設定モータが作動されて運転が開始され
る。
【0036】運転が開始されると、供給ホッパ12へ投
入された籾Mあるいは玄米Gは、供給ホッパ12のスク
リューコンベヤ14によって機械室32Aの昇降機34
へと搬送される。
【0037】さらに、昇降機34によって持ち上げ搬送
された籾Mあるいは玄米Gは、籾摺機36へ送り込ま
れ、籾Mの場合は籾摺機36によって籾摺り処理(脱ぷ
処理)され、玄米Gの場合はそのまま素通りし、さらに
石抜き機38へ供給される。さらに、石抜き機38を通
過した玄米Gは、精米機40へ供給されて精米処理が行
われた後に、精米処理後の白米Hが集積タンク44へ排
出されて袋45に集積される。
【0038】ここで、米粒供給装置10によって籾Mあ
るいは玄米Gを機械室32A内に供給するに際して、前
述の如く供給ホッパ12へ投入された米粒の量が供給ホ
ッパ12の容量に対応した通常の量である場合には、図
3(A)に示す如く補助ホッパ18内も米粒で満たされ
た状態となる。このため、米粒センサ20がこれを検出
し、この検出結果に基づいて供給ホッパ12内に米粒が
有ることが確認されてスクリューコンベヤ14が作動す
る。これにより、スクリューコンベヤ14の作動に伴っ
て、供給ホッパ12内の米粒は順次減っていく。
【0039】この際に、供給ホッパ12内に設けられた
補助ホッパ18は上下に開口する漏斗状に形成されてお
り、その下端開口部分においては米粒の流出(落下)抵
抗が大きいため、図3(B)に示す如く、補助ホッパ1
8内の米粒よりも先に周囲の(補助ホッパ18外の)米
粒が順次スクリューコンベヤ14によって搬送される。
これにより、補助ホッパ18の周囲の米粒が無くなって
から最後に補助ホッパ18内の米粒が下方へ流出(落
下)してスクリューコンベヤ14によって搬送される。
そして、補助ホッパ18内の米粒が全て流出(落下)し
スクリューコンベヤ14によって搬送された時点で、米
粒センサ20がこれを検出し、スクリューコンベヤ14
が停止される。
【0040】このように、スクリューコンベヤ14を適
切に作動させて供給ホッパ12内の米粒を全て搬送して
供給することができ、従来の如く米粒が供給ホッパ12
内の一部に偏って残留することがない(残留したままス
クリューコンベヤ14が停止してしまうことがない)。
【0041】また一方、供給ホッパ12へ投入する米粒
の量が供給ホッパ12の容量に対して少量である場合に
は、図4に示す如く、この少量の米粒は補助ホッパ18
内に投入する(利用者に対してその旨の支持(表示)を
しておく)。
【0042】これにより、米粒センサ20がこれを検出
し、この検出結果に基づいて供給ホッパ12(補助ホッ
パ18)内に米粒が有ることが確認されてスクリューコ
ンベヤ14が作動する。スクリューコンベヤ14の作動
に伴って、補助ホッパ18内の米粒は順次搬送され、補
助ホッパ18内の米粒が全て流出(落下)しスクリュー
コンベヤ14によって搬送された時点で、米粒センサ2
0がこれを検出し、スクリューコンベヤ14が停止され
る。
【0043】このように、投入する米粒の量が少量の場
合であっても、スクリューコンベヤ14を適切に作動さ
せて供給ホッパ12(補助ホッパ18)内の米粒を全て
搬送して供給することができ、従来の如く運転開始当初
からスクリューコンベヤ14が作動しないことや、米粒
が供給ホッパ12内の一部に偏って残留することがない
(残留したままスクリューコンベヤ14が停止してしま
うことがない)。
【0044】以上の如く、本実施の形態に係る米粒供給
装置10は、投入する米粒の多少に拘わらず、スクリュ
ーコンベヤ14を適切に作動させて供給ホッパ12内の
全ての米粒を残留することなく搬送して供給することが
できる。
【0045】なお、前記実施の形態においては、米粒供
給装置10を自動精米装置30に適用して構成した例を
説明したが、本発明に係る米粒供給装置10はこれに限
らず、他の装置にも当然に適用することができ、籾ある
いは玄米等の米粒を所定箇所に供給する場合には全て用
いることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る米粒供給
装置は、投入する米粒の多少に拘わらずスクリューコン
ベヤを適切に作動させて、供給ホッパ内の全ての米粒を
残留することなく搬送して所定箇所へ供給することがで
きるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る米粒供給装置及びこ
の米粒供給装置が適用された自動精米装置の概略全体構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る米粒供給装置の構成
を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る米粒供給装置の構成
及びその作動状況を示す概略的な断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る米粒供給装置の構成
及びその作動状況を示す概略的な断面図である。
【図5】従来の米粒供給装置の構成及びその作動状況を
示す概略的な断面図である。
【図6】従来の米粒供給装置の構成及びその作動状況を
示す概略的な断面図である。
【図7】従来の米粒供給装置の構成及びその作動状況を
示す概略的な断面図である。
【符号の説明】
10 米粒供給装置 12 供給ホッパ 14 スクリューコンベヤ 18 補助ホッパ 20 米粒センサ 30 自動精米装置 34 昇降機 36 籾摺機 40 精米機 M 籾 G 玄米 H 白米

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾または玄米が投入される供給ホッパ
    と、前記供給ホッパの底部に設けられ回転することで前
    記投入された籾または玄米を搬送するスクリューコンベ
    ヤと、前記供給ホッパ内に配置され前記供給ホッパに残
    留する籾または玄米の量を検出する米粒センサと、を備
    え、前記米粒センサによる検出結果に基づいて前記スク
    リューコンベヤが作動して前記籾または玄米を所定箇所
    へ供給する米粒供給装置であって、 上下に開口する漏斗状の補助ホッパを、前記米粒センサ
    を周囲から囲むようにして前記供給ホッパ内に設けたこ
    とを特徴とする米粒供給装置。
JP9011098A 1998-04-02 1998-04-02 米粒供給装置 Pending JPH11285647A (ja)

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JP9011098A JPH11285647A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 米粒供給装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279333A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Iseki & Co Ltd 精米施設
JP2011177658A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Iseki & Co Ltd 自動精米設備
JP2012170899A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Iseki & Co Ltd コイン精米機

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