JPH11164244A - ディジタルカメラ - Google Patents

ディジタルカメラ

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JPH11164244A
JPH11164244A JP9329058A JP32905897A JPH11164244A JP H11164244 A JPH11164244 A JP H11164244A JP 9329058 A JP9329058 A JP 9329058A JP 32905897 A JP32905897 A JP 32905897A JP H11164244 A JPH11164244 A JP H11164244A
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JP
Japan
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image data
data
cpu
integer
digital camera
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JP9329058A
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English (en)
Inventor
Makoto Takakuwa
誠 高桑
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1画素のディジタル画像データのビット数と
処理装置のデータバスのビット数が異なる場合に、画像
データを処理装置(CPU)に対して迅速に転送するこ
とが可能なディジタルカメラを実現する。 【解決手段】 画像を光電変換して画像信号を生成する
固体撮像素子3と、この固体撮像素子からの画像信号を
1画素毎に所定ビットのディジタル画像データに変換す
るA/D変換手段5と、前記1画素の所定ビット数より
多いビット数のデータバス,データ転送手段,CPU及
び該データバスに接続された記憶手段を有し、前記ディ
ジタル画像データを処理するCPU装置20と、前記A
/D変換で生成されたディジタル画像データを画素毎に
順次取り込み、記憶する一時記憶手段6aと、前記一時
記憶手段より複数画素分のディジタル画像データをまと
めて前記CPU装置に出力する出力手段6bと、を備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルカメラに
関し、特に、ディジタルカメラのディジタル画像データ
の処理の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカメラにおいて、高画質を得
るために、画素数の多い固体撮像素子が用いられてきて
いる。
【0003】このため、大量の画像信号を高速に処理す
る必要があり、従来のCPUではこの処理に追従できな
いため、CPUに加えメモリを有する専用の処理回路を
有していた。
【0004】そして、固体撮像素子からの画像処理をA
/D変換したディジタル画像データをメモリを有する専
用の処理回路に入力して処理し、記録する構成が一般的
であった。つまり、CPUは入力と並行しては直接画像
処理を行わない構成になっていた。
【0005】このように、従来は、CPUに加えて専用
の処理回路を必要としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、高速処理可能な
処理装置(CPU)と、データバス、データ転送手段、
記憶手段を有するCPU装置が開発され、画像信号を直
接処理装置に入力して画像処理を施すことが可能になっ
てきている。
【0007】しかしながら、このようなCPUを用いる
場合、専用の処理回路を構成する場合とは異なり、1画
素のディジタル画像データのビット数とCPU装置のデ
ータバスのビット数は必ずしも一致しない。通常の場
合、データバスのビット数のほうが、1画素のディジタ
ル画像データのビット数よりも多い。そのため、1画素
のディジタル画像データを処理装置に転送する際に、デ
ータバスの一部が余ることになる。
【0008】たとえば、1画素あたり10ビットのディ
ジタル画像データに対し、処理装置のデータバスが16
ビットである場合には、1回のディジタル画像データの
転送ごとに6ビットが利用されずに無駄になっている。
【0009】また、あるラインの画像処理を固体撮像素
子から取り込んだ後、次のラインのディジタル画像デー
タを取り込む際に、処理装置側では各種前処理のために
一定の時間を要する。しかしながら、現状では次ライン
を取り込むまでの時間に余裕があまりないため、高速な
CPUを使わざるを得ず、コストがかかる不具合があっ
た。あるいは、全体の処理速度を落として対応する等し
ていた。
【0010】従って、本発明の目的は、1画素のディジ
タル画像データのビット数と処理装置のデータバスのビ
ット数が異なる場合に、画像データを処理装置(CP
U)に対して迅速かつ効率的に転送することが可能なデ
ィジタルカメラを実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、課題を解決する
手段としての発明は、以下に説明するものである。 (1)請求項1記載の発明は、画像を光電変換して画像
信号を生成する固体撮像素子と、この固体撮像素子から
の画像信号を1画素毎に所定ビットのディジタル画像デ
ータに変換するA/D変換手段と、前記1画素の所定ビ
ット数より多いビット数のデータバス,データ転送手
段,CPU及び該データバスに接続された記憶手段を有
し、前記ディジタル画像データを処理するCPU装置
と、前記A/D変換で生成されたディジタル画像データ
を画素毎に順次取り込み、記憶する一時記憶手段と、前
記一時記憶手段より複数画素分のディジタル画像データ
をまとめて前記CPU装置に出力する出力手段と、を有
し、前記転送手段は、該出力された画像データを前記デ
ータバスを介して前記記憶手段に記録することを特徴と
するディジタルカメラである。
【0012】このディジタルカメラでは、ディジタル画
像データを画素毎に一時記憶手段で順次取り込んで記憶
し、この記憶した複数画素分のディジタル画像データを
まとめてCPUに出力しているので、1画素のディジタ
ル画像データのビット数と処理装置のデータバスのビッ
ト数が異なる場合に、画像データを処理装置に対して迅
速に転送することが可能になる。
【0013】すなわち、このようにディジタル画像デー
タをまとめて転送することで、まとめた回数に応じてC
PU側の転送に余裕、すなわちディジタル画像データの
転送を行わない時間ができ、この間に他の処理を実行で
きる。
【0014】(2)請求項2記載の発明は、(1)のデ
ィジタルカメラにおいて、前記1画素の所定ビット数を
M、前記CPUのデータバスのビット数をN(ただし、
N>M)、aを2以上の整数、bを2以上の整数、とし
た場合に、 M×a=N×b を満足することを特徴とする。
【0015】このディジタルカメラでは、Mビットのデ
ィジタル画像データを画素毎に一時記憶手段で順次取り
込んで記憶し、このディジタル画像データを複数a個ま
とめてCPUに出力しているので、1画素のディジタル
画像データのビット数Mと処理装置のデータバスのビッ
ト数Nが異なる場合に、M×a=N×bとすることで、
画像データを処理装置に対して効率的に転送することが
可能になる。
【0016】すなわち、このようにディジタル画像デー
タをまとめて転送することで、CPU側の転送に(b−
a)回分の余裕、すなわちディジタル画像データの転送
を行わない時間ができ、この間に他の処理を実行でき
る。 (3)請求項3記載の発明は、(2)のディジタルカメ
ラにおいて、前記aを3以上の整数、前記bを3以上の
整数、とすることを特徴とする。
【0017】このディジタルカメラでは、CPUバスに
接続されたメモリへのより効率的な転送が行える。 (4)請求項4記載の発明は、(2)のディジタルカメ
ラにおいて、前記データバスのビット数Nが8の倍数で
あることを特徴とする。
【0018】このディジタルカメラでは、Mビットのデ
ィジタル画像データを画素毎に一時記憶手段で順次取り
込んで記憶し、このディジタル画像データを複数a個ま
とめてCPUに出力しているので、1画素のディジタル
画像データのビット数Mと処理装置のデータバスのビッ
ト数N(Nは8の倍数)が異なる場合に、M×a=N×
bとすることで、画像データを処理装置に対して効率的
に転送することが可能になる。
【0019】(5)請求項5記載の発明は、(1)のデ
ィジタルカメラにおいて、前記1画素の所定ビット数を
M、前記CPUのデータバスのビット数をN(ただし、
N>M)、aを2以上の整数、bを2以上の整数、cを
M未満の正の整数、とした場合に、 M×a+c=N×b を満足する条件のもとで、前記出力手段は、cビットの
ダミーデータを付加した状態で、前記一時記憶手段より
複数画素分のディジタル画像データをまとめて前記CP
U装置に出力することを特徴とする。
【0020】このディジタルカメラでは、Mビットのデ
ィジタル画像データを画素毎に一時記憶手段で順次取り
込んで記憶し、このディジタル画像データを複数a個ま
とめ、cビットのダミーデータを付加してCPUに出力
しているので、1画素のディジタル画像データのビット
数Mと処理装置のデータバスのビット数Nが異なる場合
に、M×a+c=N×bとすることで、画像データを処
理装置に対して効率的に転送することが可能になる。ま
た、cを付加することで、a,bの値をそれほど大きく
せずにCPUへの転送が行えるため、一時記憶手段の容
量を小さくすることができる。
【0021】(6)請求項6の発明は、(4)のディジ
タルカメラにおいて、前記aが3以上の整数であること
を特徴とする。このディジタルカメラでは、Mビットの
ディジタル画像データを画素毎に一時記憶手段で順次取
り込んで記憶し、このディジタル画像データを3個以上
まとめ、cビットのダミーデータを付加してCPUに出
力しているので、画像データを処理装置に対して効率的
に転送することが可能になる。
【0022】(7)請求項7記載の発明は、(5)のデ
ィジタルカメラにおいて、前記aを3以上の整数、前記
bを3以上の整数、とすることを特徴とする。このディ
ジタルカメラでは、CPUバスに接続されたメモリへの
より効率的な転送が行える。
【0023】(8)請求項8記載の発明は、(7)のデ
ィジタルカメラにおいて、前記Mを10以上の整数、前
記Nを16以上の整数、とすることを特徴とする。この
ディジタルカメラでは、より高解像度の画像データを得
て、CPUバスに接続されたメモリへのより効率的な転
送が行える。
【0024】(9)請求項9記載の発明は、(5)のデ
ィジタルカメラにおいて、前記cを6以下の整数とする
ことを特徴とする。このディジタルカメラでは、CPU
バスの無駄が少なくなり、CPUバスに接続されたメモ
リへのより効率的な転送が行える。
【0025】(10)請求項10の発明は、(1)〜
(9)のディジタルカメラにおいて、前記A/D変換手
段側と前記CPU側とでディジタル画像データの転送レ
ートがほぼ等しいことを特徴とする。
【0026】このディジタルカメラでは、A/D変換手
段側とCPU側とで転送レートがほぼ等しいため、CP
U側に余裕ができ他の処理を行えるようになり、また、
いずれかに性能の無駄が生じることはなく、効率的な転
送を実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。 <ディジタルカメラの電気的構成>まず、ここで図1を
参照して本実施の形態例で使用するディジタルカメラの
構成について説明する。
【0028】図1は本発明の実施の形態のディジタルカ
メラの全体の電気的な概略構成を示す機能ブロック図で
ある。この図1に示すディジタルカメラにおいて、レン
ズ1,アイリス絞り2等で構成された光学系を介して得
られた光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像
される。また、このとき、このレンズ1及びアイリス絞
り2は、それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動
回路15により駆動される。
【0029】ここで、撮像素子3は受光面に結像された
光画像を電荷量に光電変換し、撮像素子駆動回路19か
らの転送パルスによってアナログの画像信号を出力す
る。出力されたアナログの画像信号は、プリプロセス回
路4においてCDS(相関二重サンプリング)処理でノ
イズが低減され、またAGCにより利得の調整が行わ
れ、ダイナミックレンジ拡大のためのニー処理などが行
われる。
【0030】そして、A/D変換器5によってMビット
のディジタル画像データに変換された後、フォーマット
変換部6内のバッファ6aに一時的に蓄積される。そし
て、フォーマット変換部6内の出力部6bでNビット単
位のデータとしてCPUデータバスを介してメインマイ
コン8に渡される。なお、ここでは、CPUデータバス
がNビット幅であるとする。
【0031】なお、バッファ6a、出力部6bは、それ
ぞれ本発明の一時記憶手段、出力手段の一例である。こ
のメインマイコン(CPU)8は、主として撮影,記
録,再生のシーケンスを制御し、また、ディジタル画像
データをデータバスを介してCPU支配下の記憶手段へ
受け渡し(DMA:Direct Memory Access)を行うもの
である。さらに、メインマイコン8は必要に応じて撮影
画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝送を行
なう。ここで、画像圧縮としてCCITTとISOで規
格化されているJPEG方式、或いはJBIG方式を使
用する。
【0032】そして、メモリコントローラ7では、メイ
ンマイコン8から転送されるディジタル画像データをメ
モリ9に蓄積したり、逆にメモリ9の画像データをメイ
ンマイコン8に出力する。
【0033】メモリ9は、例えばVRAM,SRAM,
DRAM等が一般に使用されるが、ここではCPUのバ
スと独立動作可能なVRAMを使用している。データ転
送手段10は、フォーマット変換部6から出力された画
像データをメモリへ転送する制御や、CPU装置内のデ
ータ転送を制御する。
【0034】また、メインマイコン8,メモリコントロ
ーラ7,メモリ9,データ転送手段10は、データバス
を介してCPU装置20を構成している。PCカードコ
ントローラ(PCMCIAコントローラ)11は、PC
メモリカード(以下単にPCカードと略す)等の外部記
録媒体とメインマイコン8とを接続するものであり、メ
モリ9に記憶された画像が、メインマイコン8で画像圧
縮処理等を施された後に、このコントローラ11を介し
て外部記憶媒体に記録される。このPCカードコントロ
ーラ11を介して接続される外部の保存用のPCカード
としては、SRAMカード,DRAMカード,EEPR
OMカード等が使用でき、モデムカードやISDNカー
ドを利用して公衆回線を介して直接画像データを遠隔地
の記憶媒体に転送することもできる。
【0035】ストロボ12は撮影シーケンスを制御する
メインマイコン8により発光タイミングが得られるよう
になっている。シリアルポートドライバ13は、カメラ
本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信
号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS−2
32Cや、RS−422A等のシリアル通信を行う推奨
規格があるが、ここではRS−232Cを使用してい
る。
【0036】サブマイコン14は、カメラ本体の操作ス
イッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制
御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行な
うものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝
達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機
能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0037】絞り駆動回路15は、例えばオートアイリ
ス等によって構成され、メインマイコン8の制御によっ
て光学的な絞り2の絞り値を変化させる。フォーカス駆
動回路16は、例えばステッピングモータにより構成さ
れ、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化
させ、被写体の光学的なピント面を撮像素子3上に適性
に合わせるものである。18はサブマイコン14と接続
され、撮影情報等の各種情報を表示する液晶表示部であ
る。
【0038】尚、この図1で示した構成では、メインマ
イコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示し
たが、CPUデータバス上に圧縮/伸張用の専用回路を
配置しても良い。
【0039】<ディジタルカメラの動作説明>次に、撮
影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマイ
コン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラの
動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマイ
コン8にシリアル情報として入力される。
【0040】この情報に応じて、メインマイコン8は、
メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を
設定する。サブマイコン14上のレリーズスイッチが押
されると、サブマイコン14は、レリーズSWによる第
1のスイッチ信号S1がアクティブになったことを知
り、各部に画像入力命令を発行する。
【0041】これにより、撮像素子3は受光面に結像さ
れた光画像を電荷量に光電変換し、アナログの画像信号
を出力する。出力されたアナログの画像信号は、プリプ
ロセス回路4において上述した各種処理が行われ、A/
D変換器5によってMビットのディジタル画像データに
変換されたる。
【0042】その後、このMビットのディジタル画像デ
ータは、所定容量のバッファ6aに一時的に蓄積され
る。そして、フォーマット変換部6内の出力部6bがN
ビット単位のデータとしてCPUデータバス(Nビット
幅)を介してメインマイコン8に転送する。
【0043】ここで、メインマイコン8は、受け取った
画像データについて基本的な信号処理を行なった上で、
輝度データの高周波成分からフォーカス情報、低周波成
分から露出データを作成しておく。
【0044】メインマイコン8は、これらのデータをに
応じて、絞り駆動や、フォーカス駆動、さらにはプリプ
ロセス回路4のAGCアンプのゲイン制御を行ない、適
正な露出やピントが得られるようにする。
【0045】露出値,ピントが適正な値に収れんした
後、レリーズSWによる第2のレリーズスイッチ信号S
2が押されたことを示す信号がサブマイコン14からメ
インマイコン8に入力されると、メインマイコン8は、
メモリコントローラ7にデータ取り込みの命令を出力す
る。また、必要に応じて、取り込み画像のフィールドタ
イミングで、ストロボ12に発光信号も出力する。
【0046】メモリコントローラ7は、画像の取り込み
命令を受けると、同期信号に応じた所定のタイミングで
メインマイコン8から出力されるディジタル画像データ
をメモリ9に取り込む。
【0047】メモリ9への画像取り込みが終了すると、
メモリコントローラ7は、取り込みが終了したことを示
すステータスを表示し、これをメインマイコン8が読み
取ることにより、メインマイコン8で撮影が終了したこ
とを知る。撮影が終了した後に、メインマイコン8は、
必要に応じて画像圧縮を行ない、外部接続されているI
Cカード、或いは外部シリアルポートに接続されている
パソコン等に画像データを転送する。
【0048】<データ転送の詳細説明>ここで、Mビッ
トの画像データをNビット幅のCPUデータバスで効率
良く転送する動作について、図面を参照して説明する。
なお、図2はフォーマット変換部6における動作を示す
フローチャートであり、図3はフォーマット変換部6に
おけるディジタル画像データのフォーマット変換の様子
を模式的に示す説明図である。
【0049】まず、バッファ6aはA/D変換器5で生
成されたMビットのディジタル画像データを蓄積する
(図2S1)。なお、バッファ6aは、後述する出力タ
イミングに至るまで蓄積を続行できるよう、メインマイ
コン8の性能を勘案して充分な容量を有しているものと
する。
【0050】そして、以上のディジタル画像データの蓄
積を、後述するようにまとめて出力できる充分な量(た
とえば、M×aビット)を蓄積するまで続行する(図2
S2)。なお、実際には、CPUデータバスのバス利用
権を要求してから実際に得られるまでに時間を要するの
で、その時間の蓄積進行を予め見越して、上述したステ
ップ2の判断を行うようにする。たとえば、予め見越し
た量がαビットであるとすると、M×a−αビットの蓄
積が得られた時点で十分な量の蓄積が得られたものと判
断する。
【0051】そして、充分な蓄積量に達した時点で、C
PUデータバスについてのバス利用権を要求する(図2
S3)。この場合、メインマイコン8がバスを離さない
など、実際にバス利用権が得られるまでにはある程度の
時間がかかるので、バス利用権が得られるまで待つ(図
2S4)。なお、この待ち時間も、バッファ6aへの蓄
積を続行する。
【0052】バス利用権が得られた時点で、出力部6b
は、Mビットのディジタル画像データをa個分まとめた
状態で、Nビット幅のCPUデータバスに掃き出すよう
にする(図2S5)。
【0053】ここで、掃き出されたディジタル画像デー
タは、データ転送手段10の制御によりデータバスを介
して、メモリ9に記録される。なお、ディジタル画像デ
ータのビット数MとCPUデータバスのデータ幅N(た
だし、N>M)との関係については、具体例を示せば以
下のようになる。なお、aを2以上の整数、bを1以上
(望ましくは2以上、さらに望ましくは3以上)の整数
とする。Mはディジタル画像データの1画素の階調数を
意味するので9〜14ビット程度の場合が多く、また、
NはCPUに依存するため8の倍数(16,32,…)
であることが多い。
【0054】この場合、M×a=N×bの場合と、M×
a+c=N×b,(但し、cはダミーデータ)の場合と
があるが、以下にM,a,c,N,bの順に列挙する。 なお、ここに示したものは一例であるので、本実施の形
態例において、これ以外の数値の組合わせを除外するも
のではない。
【0055】なお、cを小さくするほど、CPUバスの
無駄が少なくなり、CPUバスに接続されたメモリへの
より効率的な転送が行える。この場合、cが6以下であ
ることが望ましい。
【0056】また、前記Mを10以上の整数、前記Nを
16以上の整数、とすることが、より高解像度の画像デ
ータを得て、CPUバスに接続されたメモリへのより効
率的な転送が行える点で望ましい。
【0057】図3は上述した(2)の3番目の例の、M
=10,N=32の場合に、3個のディジタル画像デー
タをまとめ、2ビットのダミーデータを付加した状態を
模式的に示している。
【0058】この場合に、cに相当する2ビットをダミ
ーデータとせずに、次のディジタル画像データのうちの
2ビットを当てはめるとするとCPU側での受け取り処
理が煩雑になってしまう。本実施の形態例では、このよ
うな場合にダミーデータを加えることで、必ず一定画素
分のデータが転送されるため、CPUでの処理が容易と
なる。
【0059】なお、バス利用権を獲得するまでにはある
程度の時間を要するため、M×aまたはM×a+cのデ
ィジタル画像データを1単位だけ転送した時点でバス利
用権を解放することは効率的でない。
【0060】そこで、次のM×aまたはM×a+cのデ
ィジタル画像データを続けて出力可能かを出力部6bが
バッファ6aの蓄積状況を調べる(図2S6)。ここ
で、出力可能であれば、同様にして、出力部6bは、M
ビットのディジタル画像データをa個分まとめた状態
で、Nビット幅のCPUデータバスに掃き出す(図2S
5)。
【0061】このようにバッファ6aの蓄積状況を調
べ、可能である限りディジタル画像データの掃き出しを
続け、出力可能でなくなった時点でCPUデータバスを
離す(図2S7)。
【0062】すなわち、本実施の形態例では、Mビット
のディジタル画像データを画素毎に一時記憶手段で順次
取り込んで記憶し、このディジタル画像データを複数a
個まとめてCPUに出力しているので、1画素のディジ
タル画像データのビット数Mと処理装置のデータバスの
ビット数Nが異なる場合に、M×a=N×bとすること
で、また、ダミーデータcを付加してM×a+c=N×
bとすることで、画像データを処理装置に対して効率的
に転送することが可能になる。
【0063】そして、まとめて出力することが可能であ
る場合には、この次のM×aまたはM×a+cのディジ
タル画像データを続けて出力することで、画像データを
処理装置に対してさらに効率的に転送することが可能に
なる。
【0064】このようにディジタル画像データをまとめ
て転送することで、CPU側の転送に(b−a)回分の
余裕、すなわちディジタル画像データの転送を行わない
時間ができ、この間に他の処理を実行できる。特に、C
CDとCPUの転送レート(周期)がほぼ等しい場合に
は、この効果が大きい。この結果、CCDのデータ転送
速度に比べて大きな転送速度を有しない安価なCPUを
使用できる。
【0065】また、1画素のビット数に比べ、ビット数
の大きいデータバスを有するCPUの能力を無駄にする
ことなく、処理を効率良く進めることが可能になる。そ
して、たとえばディジタルカメラでは、1画面のディジ
タル画像データについて、各ラインごとに前処理などを
行う必要があるため、このような転送方式が特に有効に
なる。
【0066】すなわち、以上のような転送方式を用いる
と、固体撮像素子3やフォーマット変換部6、及びメイ
ンマイコン8やCPUデータバスが略同じ周波数で駆動
されていた場合、ディジタル画像データを蓄積しておい
て後からまとめて転送して追い付いて行くため、空き時
間に他の処理ができるという利点が生じる。なお、この
空き時間に他の処理が行えるようになるため、著しく高
速なCPUを使う必要がなくなるという利点も生じる。
【0067】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0068】(1)請求項1記載のディジタルカメラの
発明では、ディジタル画像データを画素毎に一時記憶手
段で順次取り込んで記憶し、この記憶した複数画素分の
ディジタル画像データをまとめてCPUに出力している
ので、1画素のディジタル画像データのビット数と処理
装置のデータバスのビット数が異なる場合に、画像デー
タを処理装置に対して迅速に転送することが可能にな
る。
【0069】このようにディジタル画像データをまとめ
て転送することで、まとめた回数に応じてCPU側の転
送に余裕、すなわちディジタル画像データの転送を行わ
ない時間ができ、この間に他の処理を実行できる。この
結果、CCDのデータ転送速度に比べて大きな転送速度
を有しない安価なCPUを使用できる。また、1画素の
ビット数に比べ、ビット数の大きいデータバスを有する
CPUの能力を無駄にすることなく、処理を効率良く進
めることが可能になる。
【0070】(2)請求項2記載のディジタルカメラの
発明では、Mビットのディジタル画像データを画素毎に
一時記憶手段で順次取り込んで記憶し、このディジタル
画像データを複数a個まとめてCPUに出力しているの
で、1画素のディジタル画像データのビット数Mと処理
装置のデータバスのビット数Nが異なる場合に、M×a
=N×bとすることで、画像データを処理装置に対して
効率的に転送することが可能になる。
【0071】このようにディジタル画像データをまとめ
て転送することで、CPU側の転送に(b−a)回分の
余裕、すなわちディジタル画像データの転送を行わない
時間ができ、この間に他の処理を実行できる。この結
果、CCDのデータ転送速度に比べて大きな転送速度を
有しない安価なCPUを使用できる。また、1画素のビ
ット数に比べ、ビット数の大きいデータバスを有するC
PUの能力を無駄にすることなく、処理を効率良く進め
ることが可能になる。
【0072】(3)請求項3のディジタルカメラの発明
では、前記aを3以上の整数、前記bを3以上の整数、
とすることで、CPUバスに接続されたメモリへのより
効率的な転送が行える。
【0073】(4)請求項4のディジタルカメラの発明
では、前記データバスのビット数Nが8の倍数であるこ
とを特徴とするため、1画素のディジタル画像データの
ビット数Mと処理装置のデータバスのビット数N(Nは
8の倍数)が異なる場合に、M×a=N×bとすること
で、画像データを処理装置に対して効率的に転送するこ
とが可能になる。
【0074】(5)請求項5のディジタルカメラの発明
では、Mビットのディジタル画像データを画素毎に一時
記憶手段で順次取り込んで記憶し、このディジタル画像
データを複数a個まとめ、cビットのダミーデータを付
加してCPUに出力しているので、1画素のディジタル
画像データのビット数Mと処理装置のデータバスのビッ
ト数Nが異なる場合に、M×a+c=N×bとすること
で、画像データを処理装置に対して効率的に転送するこ
とが可能になる。
【0075】(6)請求項6のディジタルカメラの発明
では、前記aが3以上の整数であることを特徴とするた
め、Mビットのディジタル画像データを画素毎に一時記
憶手段で順次取り込んで記憶し、このディジタル画像デ
ータを3個以上まとめ、cビットのダミーデータを付加
してCPUに出力するので、画像データを処理装置に対
して効率的に転送することが可能になる。
【0076】(7)請求項7のディジタルカメラの発明
では、前記aを3以上の整数、前記bを3以上の整数、
とすることで、CPUバスに接続されたメモリへのより
効率的な転送が行えるようになる。
【0077】(8)請求項8のディジタルカメラの発明
では、前記Mを10以上の整数、前記Nを16以上の整
数、とすることで、より高解像度の画像データを得て、
CPUバスに接続されたメモリへのより効率的な転送が
行えるようになる。
【0078】(9)請求項9のディジタルカメラの発明
では、前記cを6以下の整数とすることでCPUバスの
無駄が少なくなり、CPUバスに接続されたメモリへの
より効率的な転送が行える。
【0079】(10)請求項10のディジタルカメラの
発明では、A/D変換手段側とCPU側とで転送レート
がほぼ等しいため、CPU側に余裕ができ他の処理を行
えるようになり、また、いずれかに性能の無駄が生じる
ことはなく、効率的な転送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用するディジタルカ
メラの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の形態例の動作例を模式的に示す
説明図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3 撮像素子 4 プリプロセス回路 5 A/D変換器 6 フォーマット変換部 6a バッファ 6b 出力部 7 メモリコントローラ 8 メインマイコン 9 メモリ 10 データ転送手段 11 PCカードコントローラ 12 ストロボ 13 シリアルポートドライバ 14 サブマイコン 15 絞り駆動回路 16 フォーカス駆動回路 17 ビデオアンプ 18 液晶表示部 19 CCD駆動回路 20 CPU装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を光電変換して画像信号を生成する
    固体撮像素子と、 この固体撮像素子からの画像信号を1画素毎に所定ビッ
    トのディジタル画像データに変換するA/D変換手段
    と、 前記1画素の所定ビット数より多いビット数のデータバ
    ス,データ転送手段,CPU及び該データバスに接続さ
    れた記憶手段を有し、前記ディジタル画像データを処理
    するCPU装置と、 前記A/D変換で生成されたディジタル画像データを画
    素毎に順次取り込み、記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段より複数画素分のディジタル画像デー
    タをまとめて前記CPU装置に出力する出力手段と、を
    有し、 前記転送手段は、該出力された画像データを前記データ
    バスを介して前記記憶手段に記録することを特徴とする
    ディジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記1画素の所定ビット数をM、前記C
    PUのデータバスのビット数をN(ただし、N>M)、
    aを2以上の整数、bを2以上の整数、とした場合に、 M×a=N×b を満足することを特徴とする請求項1記載のディジタル
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記aを3以上の整数、前記bを3以上
    の整数、とすることを特徴とする請求項2記載のディジ
    タルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記データバスのビット数Nが8の倍数
    であることを特徴とする請求項2記載のディジタルカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記1画素の所定ビット数をM、前記C
    PUのデータバスのビット数をN(ただし、N>M)、
    aを2以上の整数、bを2以上の整数、cをM未満の正
    の整数、とした場合に、 M×a+c=N×b を満足する条件のもとで、 前記出力手段は、cビットのダミーデータを付加した状
    態で、前記一時記憶手段より複数画素分のディジタル画
    像データをまとめて前記CPU装置に出力することを特
    徴とする請求項1記載のディジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記aが3以上の整数であることを特徴
    とする請求項5記載のディジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記aを3以上の整数、前記bを3以上
    の整数、とすることを特徴とする請求項5記載のディジ
    タルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記Mを10以上の整数、前記Nを16
    以上の整数、とすることを特徴とする請求項7記載のデ
    ィジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記cを6以下の整数とすることを特徴
    とする請求項5記載のディジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記A/D変換手段側と前記CPU側
    とでディジタル画像データの転送レートがほぼ等しいこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載
    のディジタルカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150448A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sony Corp 固体撮像素子とその駆動方法、及びカメラモジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007150448A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sony Corp 固体撮像素子とその駆動方法、及びカメラモジュール

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