JPH1116315A - 磁気ヘッド及び磁気記憶装置 - Google Patents
磁気ヘッド及び磁気記憶装置Info
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- JPH1116315A JPH1116315A JP16993297A JP16993297A JPH1116315A JP H1116315 A JPH1116315 A JP H1116315A JP 16993297 A JP16993297 A JP 16993297A JP 16993297 A JP16993297 A JP 16993297A JP H1116315 A JPH1116315 A JP H1116315A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】平滑な磁気ディスク上でスピンドルの回転力の
みでＣＳＳ起動が可能な磁気ヘッドを提供すること。 【解決手段】磁気ヘッドのスライダの浮上レール面１に
突起１０’を設け、さらにスライダのリセス部２の潤滑
剤等の油分が溜まりやすい負圧中心付近に、リセス面か
ら測ったレール面の高さより５ｎｍ以上高くなるように
突起１０を設け、この突起１０’、１０の先端面を、同
一平面上にないようにした磁気ヘッド。
みでＣＳＳ起動が可能な磁気ヘッドを提供すること。 【解決手段】磁気ヘッドのスライダの浮上レール面１に
突起１０’を設け、さらにスライダのリセス部２の潤滑
剤等の油分が溜まりやすい負圧中心付近に、リセス面か
ら測ったレール面の高さより５ｎｍ以上高くなるように
突起１０を設け、この突起１０’、１０の先端面を、同
一平面上にないようにした磁気ヘッド。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置の外部記憶装置として用いられる磁気記憶
装置及びそれに用いる磁気ヘッドに関する。
情報処理装置の外部記憶装置として用いられる磁気記憶
装置及びそれに用いる磁気ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の情報処理装置の
外部記憶装置として磁気ディスク装置が多用されてきて
いる。周知のように現在の磁気ディスク装置は記録密度
の増大に伴い、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間隔が狭
くなる方向にある。そのためには磁気ディスクの平滑化
が必須となる。しかし現行の磁気ヘッドを平滑なディス
ク上に置くと、例えば３ｍｍ長のスライダでは４０ｇｆ
の摩擦力が生じ、コンタクト・スタート・ストップ（以
下、ＣＳＳと略す）方式による装置起動が不可能であ
る。
外部記憶装置として磁気ディスク装置が多用されてきて
いる。周知のように現在の磁気ディスク装置は記録密度
の増大に伴い、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間隔が狭
くなる方向にある。そのためには磁気ディスクの平滑化
が必須となる。しかし現行の磁気ヘッドを平滑なディス
ク上に置くと、例えば３ｍｍ長のスライダでは４０ｇｆ
の摩擦力が生じ、コンタクト・スタート・ストップ（以
下、ＣＳＳと略す）方式による装置起動が不可能であ
る。
【０００３】平滑なディスク上でＣＳＳできるように磁
気ヘッドと磁気ディスク媒体との粘着力を小さくするた
めに、磁気ヘッドのスライダの浮上レール面に突起を設
けた磁気ヘッドが特開昭５１−７１１１７号公報に開示
されている。この磁気ヘッドは、例えば３ｍｍ長のスラ
イダでは摩擦力は１５ｇｆ程度に低減でき、アクチュエ
ータにより磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動
させる粘着解除機能でスライダと磁気ディスクとの粘着
を事前に剥がすことにより装置の再起動が可能である。
気ヘッドと磁気ディスク媒体との粘着力を小さくするた
めに、磁気ヘッドのスライダの浮上レール面に突起を設
けた磁気ヘッドが特開昭５１−７１１１７号公報に開示
されている。この磁気ヘッドは、例えば３ｍｍ長のスラ
イダでは摩擦力は１５ｇｆ程度に低減でき、アクチュエ
ータにより磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動
させる粘着解除機能でスライダと磁気ディスクとの粘着
を事前に剥がすことにより装置の再起動が可能である。
【０００４】また、特開昭６１−１５１８２７号公報に
は、突起をスライダのテーパ部が形成された空気流入側
端部のテーパ面から浮上面に連続的に設けた磁気ヘッド
が開示されている。
は、突起をスライダのテーパ部が形成された空気流入側
端部のテーパ面から浮上面に連続的に設けた磁気ヘッド
が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、いず
れもスピンドルの回転力による装置起動に必要な５ｇｆ
程度以下までには粘着力を低減できないため、アクチュ
エータを用いて磁気ヘッドを磁気ディスク半径方向に移
動させるという粘着解除機能を常に併用した起動が必要
であるという問題があった。
れもスピンドルの回転力による装置起動に必要な５ｇｆ
程度以下までには粘着力を低減できないため、アクチュ
エータを用いて磁気ヘッドを磁気ディスク半径方向に移
動させるという粘着解除機能を常に併用した起動が必要
であるという問題があった。
【０００６】また、装置の長時間稼働中に磁気ディスク
の潤滑剤やグリースミストがスライダに付着、蓄積し、
このスライダに蓄積した潤滑剤等の油分が装置停止時に
スライダと磁気ディスクとの隙間に濡れ広がって隙間を
埋め、稼動前の初期状態と比較して、スライダと磁気デ
ィスクの間に非常に大きな粘着力が生じる。
の潤滑剤やグリースミストがスライダに付着、蓄積し、
このスライダに蓄積した潤滑剤等の油分が装置停止時に
スライダと磁気ディスクとの隙間に濡れ広がって隙間を
埋め、稼動前の初期状態と比較して、スライダと磁気デ
ィスクの間に非常に大きな粘着力が生じる。
【０００７】上記従来技術の突起を設けたスライダで
も、長時間稼動後にスライダと磁気ディスクとの隙間が
潤滑剤等の油分で埋まってしまうと、３ｍｍ長の磁気ヘ
ッドスライダで８０ｇｆという大きな粘着力が生じると
いう問題があった。
も、長時間稼動後にスライダと磁気ディスクとの隙間が
潤滑剤等の油分で埋まってしまうと、３ｍｍ長の磁気ヘ
ッドスライダで８０ｇｆという大きな粘着力が生じると
いう問題があった。
【０００８】本発明の第１の目的は、平滑な磁気ディス
ク上でスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気ヘッドを提供することにある。
ク上でスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気ヘッドを提供することにある。
【０００９】本発明の第２の目的は、平滑な磁気ディス
クを用い、かつ、スピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動
が可能な磁気記憶装置を提供することにある。
クを用い、かつ、スピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動
が可能な磁気記憶装置を提供することにある。
【００１０】本発明の第３の目的は、装置の長時間稼動
後でもスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気ヘッドを提供することにある。
後でもスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気ヘッドを提供することにある。
【００１１】本発明の第４の目的は、装置の長時間稼動
後でもスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気記憶装置を提供することにある。
後でもスピンドルの回転力のみでＣＳＳ起動が可能な磁
気記憶装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために、本発明の磁気ヘッドは、磁気ヘッドのスライ
ダーの浮上レール面とリセス面の少なくとも一方に設け
られた突起の先端部に複数の微小突起を設けるようにし
たものである。
るために、本発明の磁気ヘッドは、磁気ヘッドのスライ
ダーの浮上レール面とリセス面の少なくとも一方に設け
られた突起の先端部に複数の微小突起を設けるようにし
たものである。
【００１３】突起は１個でもよく、複数個でもよい。複
数個のとき、浮上レール面のみに設けられていてもよ
く、リセス面のみに設けられていてもよく、浮上レール
面とリセス面の両方に設けられていてもよい。リセス面
に突起が設けられているときは、その微小突起の先端部
の位置は、リセス面から測った浮上レール面の高さより
高い位置にあることが必要であり、浮上レール面の高さ
より５ｎｍから２５ｎｍ程度高いことが好ましく、５ｎ
ｍから１５ｎｍ程度高いことが好ましい。この理由は高
さが２５ｎｍを越えるとスライダーの浮上量を越えるた
めであり、５ｎｍ未満であると突起としての作用が小さ
いためである。
数個のとき、浮上レール面のみに設けられていてもよ
く、リセス面のみに設けられていてもよく、浮上レール
面とリセス面の両方に設けられていてもよい。リセス面
に突起が設けられているときは、その微小突起の先端部
の位置は、リセス面から測った浮上レール面の高さより
高い位置にあることが必要であり、浮上レール面の高さ
より５ｎｍから２５ｎｍ程度高いことが好ましく、５ｎ
ｍから１５ｎｍ程度高いことが好ましい。この理由は高
さが２５ｎｍを越えるとスライダーの浮上量を越えるた
めであり、５ｎｍ未満であると突起としての作用が小さ
いためである。
【００１４】微小突起自体の高さは、５ｎｍから２５ｎ
ｍ程度であることが好ましく、５ｎｍから１５ｎｍ程度
であることがより好ましい。
ｍ程度であることが好ましく、５ｎｍから１５ｎｍ程度
であることがより好ましい。
【００１５】微小突起は、突起の先端部にテクスチュア
を設けたことにより形成されたともみられる。このテク
スチュアにより突起の先端部の面積が１％から５０％に
なることが好ましい。つまり、微小突起の先端部の面積
の合計は、微小突起がないときの突起の先端部の面積の
１％から５０％になることが好ましい。さらに突起の先
端部の面積が１％から２５％になることがより好まし
い。
を設けたことにより形成されたともみられる。このテク
スチュアにより突起の先端部の面積が１％から５０％に
なることが好ましい。つまり、微小突起の先端部の面積
の合計は、微小突起がないときの突起の先端部の面積の
１％から５０％になることが好ましい。さらに突起の先
端部の面積が１％から２５％になることがより好まし
い。
【００１６】突起の底部までテクスチュアが形成されて
いてもよい。つまり微小突起だけの集合体のような形状
であってもよい。ただし、微小突起の高さは上述のよう
な好ましい範囲があるため、突起の高さが高いとき、例
えば突起がリセス面にあるときは、上記のように突起の
底部までテクスチュアが形成されることはない。一般に
リセス面から浮上レール面までの高さは３〜６μｍ程度
である。
いてもよい。つまり微小突起だけの集合体のような形状
であってもよい。ただし、微小突起の高さは上述のよう
な好ましい範囲があるため、突起の高さが高いとき、例
えば突起がリセス面にあるときは、上記のように突起の
底部までテクスチュアが形成されることはない。一般に
リセス面から浮上レール面までの高さは３〜６μｍ程度
である。
【００１７】また、上記第１の目的を達成するために、
本発明の磁気ヘッドは、スライダーの浮上レール面とリ
セス面の少なくとも一方に複数の突起を設け、この複数
の突起の先端面が互いに異なる平面上にあるようにした
ものである。
本発明の磁気ヘッドは、スライダーの浮上レール面とリ
セス面の少なくとも一方に複数の突起を設け、この複数
の突起の先端面が互いに異なる平面上にあるようにした
ものである。
【００１８】この複数の突起は、浮上レール面のみに設
けられていてもよく、リセス面のみに設けられていても
よく、浮上レール面とリセス面の両方に設けられていて
もよい。リセス面に突起が設けられているとき、突起の
高さはリセス面から測った浮上レール面の高さより高い
ことが必要であり、浮上レール面の高さより５ｎｍから
２５ｎｍ程度高いことが好ましく、５ｎｍから１５ｎｍ
程度高いことがより好ましい。この理由は高さが２５ｎ
ｍを越えるとスライダーの浮上量を越えるためであり、
５ｎｍ未満であると突起としての作用が小さいためであ
る。
けられていてもよく、リセス面のみに設けられていても
よく、浮上レール面とリセス面の両方に設けられていて
もよい。リセス面に突起が設けられているとき、突起の
高さはリセス面から測った浮上レール面の高さより高い
ことが必要であり、浮上レール面の高さより５ｎｍから
２５ｎｍ程度高いことが好ましく、５ｎｍから１５ｎｍ
程度高いことがより好ましい。この理由は高さが２５ｎ
ｍを越えるとスライダーの浮上量を越えるためであり、
５ｎｍ未満であると突起としての作用が小さいためであ
る。
【００１９】なお、上記いずれの磁気ヘッドでも、リセ
ス面に突起が設けられているときは、その位置が負圧発
生領域の中心近傍にあれば上記第３の目的も達成するこ
とができる。負圧発生領域の中心近傍とは、中心のごく
近傍の狭い範囲でなく、負圧により潤滑剤の集まる範囲
であればよい。
ス面に突起が設けられているときは、その位置が負圧発
生領域の中心近傍にあれば上記第３の目的も達成するこ
とができる。負圧発生領域の中心近傍とは、中心のごく
近傍の狭い範囲でなく、負圧により潤滑剤の集まる範囲
であればよい。
【００２０】また、上記第２の目的を達成するために、
本発明の磁気記憶装置は、表面が平滑な磁気記録媒体
と、磁気記録媒体の各面に対応して設けられた磁気ヘッ
ドと、磁気記録媒体と磁気ヘッドの相対的な位置を変化
させるための駆動部と、磁気ヘッドの位置決めのための
磁気ヘッド駆動部と、記録再生信号処理系とからなり、
この磁気ヘッドとして上記のいずれかの磁気ヘッドを用
いるようにしたものである。
本発明の磁気記憶装置は、表面が平滑な磁気記録媒体
と、磁気記録媒体の各面に対応して設けられた磁気ヘッ
ドと、磁気記録媒体と磁気ヘッドの相対的な位置を変化
させるための駆動部と、磁気ヘッドの位置決めのための
磁気ヘッド駆動部と、記録再生信号処理系とからなり、
この磁気ヘッドとして上記のいずれかの磁気ヘッドを用
いるようにしたものである。
【００２１】また、上記第３の目的を達成するために、
本発明の磁気ヘッドは、スライダーのリセス面の負圧発
生領域の中心近傍に突起を設け、突起の高さがリセス面
から測ったレール面の高さと実質的に同じになるように
したものである。負圧発生領域の中心近傍とは、中心の
ごく近傍の狭い範囲でなく、負圧により潤滑剤の集まる
範囲であればよい。
本発明の磁気ヘッドは、スライダーのリセス面の負圧発
生領域の中心近傍に突起を設け、突起の高さがリセス面
から測ったレール面の高さと実質的に同じになるように
したものである。負圧発生領域の中心近傍とは、中心の
ごく近傍の狭い範囲でなく、負圧により潤滑剤の集まる
範囲であればよい。
【００２２】また、上記第４の目的を達成するために、
本発明の磁気記憶装置は、表面が平滑な磁気記録媒体
と、磁気記録媒体の各面に対応して設けられた磁気ヘッ
ドと、磁気記録媒体と磁気ヘッドの相対的な位置を変化
させるための駆動部と、磁気ヘッドの位置決めのための
磁気ヘッド駆動部と、記録再生信号処理系とからなり、
この磁気ヘッドとして上記の磁気ヘッドを用いるように
したものである。
本発明の磁気記憶装置は、表面が平滑な磁気記録媒体
と、磁気記録媒体の各面に対応して設けられた磁気ヘッ
ドと、磁気記録媒体と磁気ヘッドの相対的な位置を変化
させるための駆動部と、磁気ヘッドの位置決めのための
磁気ヘッド駆動部と、記録再生信号処理系とからなり、
この磁気ヘッドとして上記の磁気ヘッドを用いるように
したものである。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例説明する。
例説明する。
【００２４】〈実施例１〉本発明の第１の実施例の磁気
ヘッドのスライダの斜視図を図１に、その平面図及び側
面図を図２に、突起の拡大断面図及び拡大斜視図を図３
に、その作用を説明するためのスライダの側面図並びに
従来及び本実施例の突起の拡大断面図を図４に示す。
ヘッドのスライダの斜視図を図１に、その平面図及び側
面図を図２に、突起の拡大断面図及び拡大斜視図を図３
に、その作用を説明するためのスライダの側面図並びに
従来及び本実施例の突起の拡大断面図を図４に示す。
【００２５】図１、２に示すように、スライダの浮上レ
ール面１に３個の突起３が設けられている。この突起３
の磁気ディスク表面と接触し得る先端部は、図３に示す
ように、テクスチュアが設けられ、このテクスチュアに
より突起３の先端部にさらに微小突起４が形成された形
状となっている。なお、図において２はリセス面であ
る。
ール面１に３個の突起３が設けられている。この突起３
の磁気ディスク表面と接触し得る先端部は、図３に示す
ように、テクスチュアが設けられ、このテクスチュアに
より突起３の先端部にさらに微小突起４が形成された形
状となっている。なお、図において２はリセス面であ
る。
【００２６】テクスチュアの深さ、すなわち図３に示し
た微小突起４の高さ５は１０ｎｍ、浮上レール面１から
計った微小突起４の先端部までの高さ６は２０ｎｍとし
た。また、テクスチュアにより突起３の先端部の面積は
約１０％程度に減少した。つまり、微小突起４の先端部
の面積の合計は、微小突起４がないときの突起３の先端
部の面積の約１０％である。なお、テクスチュアは、突
起３の底部まで形成されていてもよい。この場合、微小
突起４の高さ５と浮上レール面１からの高さ６が等しく
なり、浮上レール面１上に微小突起４のみが配置された
形状となる。
た微小突起４の高さ５は１０ｎｍ、浮上レール面１から
計った微小突起４の先端部までの高さ６は２０ｎｍとし
た。また、テクスチュアにより突起３の先端部の面積は
約１０％程度に減少した。つまり、微小突起４の先端部
の面積の合計は、微小突起４がないときの突起３の先端
部の面積の約１０％である。なお、テクスチュアは、突
起３の底部まで形成されていてもよい。この場合、微小
突起４の高さ５と浮上レール面１からの高さ６が等しく
なり、浮上レール面１上に微小突起４のみが配置された
形状となる。
【００２７】図４によりこの突起の作用を説明する。図
４（ａ）に示すように、磁気ヘッドのスライダは磁気デ
ィスク７の表面と突起３の先端部の微小突起で接触す
る。従来の磁気ヘッドのスライダは、図４（ｂ）に示す
ように、接触面積は微小突起がないので突起８の先端全
面である。一方、本実施例のスライダは、図４（ｃ）に
示すように、接触面積は突起３の先端部の微小突起４の
先端面の面積の合計であり、従って接触面積が従来より
減少する。
４（ａ）に示すように、磁気ヘッドのスライダは磁気デ
ィスク７の表面と突起３の先端部の微小突起で接触す
る。従来の磁気ヘッドのスライダは、図４（ｂ）に示す
ように、接触面積は微小突起がないので突起８の先端全
面である。一方、本実施例のスライダは、図４（ｃ）に
示すように、接触面積は突起３の先端部の微小突起４の
先端面の面積の合計であり、従って接触面積が従来より
減少する。
【００２８】図４に示すように、接触面には潤滑剤等の
油分９によるメニスカスによってスライダと磁気ディス
ク媒体との間に吸着力が生じる。単位面積当たりの吸着
力は同じであるため、本実施例のスライダは、接触面積
が小さいので、スライダに作用する摩擦力を小さくする
ことができ、平滑ディスク上での稼動前の粘着力を５ｇ
ｆ以下にできる。これによりとくに粘着解除を行なうこ
となくＣＳＳ起動が可能である。
油分９によるメニスカスによってスライダと磁気ディス
ク媒体との間に吸着力が生じる。単位面積当たりの吸着
力は同じであるため、本実施例のスライダは、接触面積
が小さいので、スライダに作用する摩擦力を小さくする
ことができ、平滑ディスク上での稼動前の粘着力を５ｇ
ｆ以下にできる。これによりとくに粘着解除を行なうこ
となくＣＳＳ起動が可能である。
【００２９】〈実施例２〉本発明の第２の実施例の磁気
ヘッドのスライダの斜視図を図５に、その平面図及び側
面図を図６に、作用を説明するためのその側面図及び突
起の拡大断面図を図７に示す。
ヘッドのスライダの斜視図を図５に、その平面図及び側
面図を図６に、作用を説明するためのその側面図及び突
起の拡大断面図を図７に示す。
【００３０】図５、６に示すように、浮上レール面１に
突起１０が複数設けられおり、その複数設けられた突起
１０の先端面が同一平面上になく、かつ、浮上レール面
１からの高さが異なるよう構成されている。
突起１０が複数設けられおり、その複数設けられた突起
１０の先端面が同一平面上になく、かつ、浮上レール面
１からの高さが異なるよう構成されている。
【００３１】このように構成すると磁気ディスク媒体７
の上にスライダ１が置かれたとき、図７（ａ）、（ｂ）
に示すように、突起１０は磁気ディスク７の表面に対し
て垂直にならずに傾いていて、磁気ディスク７の表面と
の接触部が突起１０の先端面でなくてエッジ部となる。
それ故、図４（ｂ）に示した従来の突起よりも接触面積
が減少する。従って、実施例１と同様に、接触面に潤滑
剤等の油分９によるメニスカスによって吸着力が生じて
も、単位面積当たりの吸着力は同じであるため、スライ
ダに作用する摩擦力を小さくすることができ、平滑ディ
スク上での稼動前の粘着力を５ｇｆ以下にできる。これ
によりとくに粘着解除を行なうことなくＣＳＳ起動が可
能である。
の上にスライダ１が置かれたとき、図７（ａ）、（ｂ）
に示すように、突起１０は磁気ディスク７の表面に対し
て垂直にならずに傾いていて、磁気ディスク７の表面と
の接触部が突起１０の先端面でなくてエッジ部となる。
それ故、図４（ｂ）に示した従来の突起よりも接触面積
が減少する。従って、実施例１と同様に、接触面に潤滑
剤等の油分９によるメニスカスによって吸着力が生じて
も、単位面積当たりの吸着力は同じであるため、スライ
ダに作用する摩擦力を小さくすることができ、平滑ディ
スク上での稼動前の粘着力を５ｇｆ以下にできる。これ
によりとくに粘着解除を行なうことなくＣＳＳ起動が可
能である。
【００３２】〈実施例３〉本発明の第３の実施例の磁気
ヘッドのスライダの斜視図を図８に、その平面図及び側
面図を図９に、作用を説明するためのその側面図を図１
０に示す。このスライダは、いわゆる負圧スライダであ
り、負圧が発生する領域がある。図８、９に示すよう
に、このスライダのリセス部２の潤滑剤等の油分が溜ま
りやすい負圧発生領域の中心付近に、浮上レール面と概
略同じ高さの突起１１が設けられている。
ヘッドのスライダの斜視図を図８に、その平面図及び側
面図を図９に、作用を説明するためのその側面図を図１
０に示す。このスライダは、いわゆる負圧スライダであ
り、負圧が発生する領域がある。図８、９に示すよう
に、このスライダのリセス部２の潤滑剤等の油分が溜ま
りやすい負圧発生領域の中心付近に、浮上レール面と概
略同じ高さの突起１１が設けられている。
【００３３】図１０により作用を説明する。リセス部２
に突起がない場合、リセス部２の負圧発生領域の中心付
近に潤滑剤等の油分９が溜まり、装置停止時にスライダ
が磁気ディスク７上に静止した後、その溜まった潤滑剤
等の油分９が浮上レール面と磁気ディスク７との隙間に
濡れ広がるため吸着力が増大する。リセス部２の油分９
が溜まりやすい負圧発生領域の中心付近に突起１１を設
けることにより、リセス部２にたまった潤滑剤等の油分
９を突起１１の周辺に集め、油分が浮上レール面と磁気
ディスク７との隙間に濡れ広がることを防止することが
できる。このとき突起１１に油分９が濡れ広がっても差
し支えない。そのため長時間稼動後にも大きな粘着力が
生じることを防止できる。
に突起がない場合、リセス部２の負圧発生領域の中心付
近に潤滑剤等の油分９が溜まり、装置停止時にスライダ
が磁気ディスク７上に静止した後、その溜まった潤滑剤
等の油分９が浮上レール面と磁気ディスク７との隙間に
濡れ広がるため吸着力が増大する。リセス部２の油分９
が溜まりやすい負圧発生領域の中心付近に突起１１を設
けることにより、リセス部２にたまった潤滑剤等の油分
９を突起１１の周辺に集め、油分が浮上レール面と磁気
ディスク７との隙間に濡れ広がることを防止することが
できる。このとき突起１１に油分９が濡れ広がっても差
し支えない。そのため長時間稼動後にも大きな粘着力が
生じることを防止できる。
【００３４】〈実施例４〉本発明の第４の実施例の斜視
図を図１１に、その平面図及び断面図を図１２に、作用
を説明するためのその断面図及び突起の拡大断面図を図
１３に示す。磁気ディスクと対向する面に備わる浮上レ
ール面１に突起１０’が設けられ、さらにスライダのリ
セス部２の潤滑剤等の油分が溜まりやすい負圧中心付近
にリセス面から計ったレール面の高さより１０ｎｍ以上
高くなるように突起１０が設けられている。この浮上レ
ール面１とリセス部２に設けられた突起１０’、１０の
先端面は、同一平面上になく、かつ、浮上レール面から
の高さが異なるように形成されている。
図を図１１に、その平面図及び断面図を図１２に、作用
を説明するためのその断面図及び突起の拡大断面図を図
１３に示す。磁気ディスクと対向する面に備わる浮上レ
ール面１に突起１０’が設けられ、さらにスライダのリ
セス部２の潤滑剤等の油分が溜まりやすい負圧中心付近
にリセス面から計ったレール面の高さより１０ｎｍ以上
高くなるように突起１０が設けられている。この浮上レ
ール面１とリセス部２に設けられた突起１０’、１０の
先端面は、同一平面上になく、かつ、浮上レール面から
の高さが異なるように形成されている。
【００３５】従来の磁気ヘッドのように、突起の先端面
が同一平面上にあれば、磁気ディスク媒体の表面との接
触面は突起の先端全面であるのに対し、図１３に示すよ
うに、本実施例の磁気ヘッドは、磁気ディスク７の表面
との接触部が突起１０の先端面でなくてエッジ部とな
り、接触面積が減少する。またリセス部２にたまった潤
滑剤等の油分を突起１０の周辺に集めて、浮上レール面
と磁気ディスク媒体７との隙間に濡れ広がることを防止
できる。これにより平滑ディスク上において、稼動前、
長時間稼動後に関わらず粘着力を５ｇｆ以下にでき、粘
着解除機構なしでＣＳＳ起動が可能である。
が同一平面上にあれば、磁気ディスク媒体の表面との接
触面は突起の先端全面であるのに対し、図１３に示すよ
うに、本実施例の磁気ヘッドは、磁気ディスク７の表面
との接触部が突起１０の先端面でなくてエッジ部とな
り、接触面積が減少する。またリセス部２にたまった潤
滑剤等の油分を突起１０の周辺に集めて、浮上レール面
と磁気ディスク媒体７との隙間に濡れ広がることを防止
できる。これにより平滑ディスク上において、稼動前、
長時間稼動後に関わらず粘着力を５ｇｆ以下にでき、粘
着解除機構なしでＣＳＳ起動が可能である。
【００３６】〈実施例５〉本発明の第５の実施例の斜視
図を図１４に、その平面図及び断面図を図１５に、突起
の拡大断面図及びその先端部の拡大斜視図を図１６に、
作用を説明するためのその断面図及び突起の拡大断面図
を図１７に示す。本実施例は、実施例４に示した浮上レ
ール面からの高さが異なるように形成された突起の代わ
りに、実施例１に示したのと同様に、突起３、３’の磁
気ディスク媒体表面と接触し得る先端面上に深さ１０ｎ
ｍ程度のテクスチュアを設け、このテクスチュアにより
突起３、３’の先端部にさらに微小突起４が形成された
形状となっている。
図を図１４に、その平面図及び断面図を図１５に、突起
の拡大断面図及びその先端部の拡大斜視図を図１６に、
作用を説明するためのその断面図及び突起の拡大断面図
を図１７に示す。本実施例は、実施例４に示した浮上レ
ール面からの高さが異なるように形成された突起の代わ
りに、実施例１に示したのと同様に、突起３、３’の磁
気ディスク媒体表面と接触し得る先端面上に深さ１０ｎ
ｍ程度のテクスチュアを設け、このテクスチュアにより
突起３、３’の先端部にさらに微小突起４が形成された
形状となっている。
【００３７】スライダのリセス部２の潤滑剤等の油分が
溜まりやすい負圧発生領域の中心付近に設けられた突起
３’は、微小突起４の先端部が浮上レール面より約１０
ｎｍ高くなっている。
溜まりやすい負圧発生領域の中心付近に設けられた突起
３’は、微小突起４の先端部が浮上レール面より約１０
ｎｍ高くなっている。
【００３８】磁気ディスク媒体７の表面との接触面は微
小突起４がない場合、突起３、３’の先端全面であるの
に対し、微小突起４を設けた場合は微小突起４の先端面
の合計となるため接触面積が減少する。また突起３’が
潤滑剤等の油分をその周辺に集めて、浮上レール面と磁
気ディスク媒体７との隙間に濡れ広がることを防止する
作用は上記と同様である。これにより平滑ディスク上に
おいて、稼動前及び長時間稼動後に関わらず粘着力を５
ｇｆ以下にでき、粘着解除機構なしでＣＳＳ起動が可能
である。
小突起４がない場合、突起３、３’の先端全面であるの
に対し、微小突起４を設けた場合は微小突起４の先端面
の合計となるため接触面積が減少する。また突起３’が
潤滑剤等の油分をその周辺に集めて、浮上レール面と磁
気ディスク媒体７との隙間に濡れ広がることを防止する
作用は上記と同様である。これにより平滑ディスク上に
おいて、稼動前及び長時間稼動後に関わらず粘着力を５
ｇｆ以下にでき、粘着解除機構なしでＣＳＳ起動が可能
である。
【００３９】〈実施例６〉図１８は、本発明の一実施例
の磁気ディスク装置の平面模式図及びそのＡＡ’線断面
模式図である。磁気記録媒体２４を記録方向に駆動する
駆動部２５と、磁気記録媒体２４の各面に対応して設け
られ、記録部と再生部からなる磁気ヘッド２１と、磁気
ヘッド２１を所望の位置に位置決めする磁気ヘッド駆動
部２２と、磁気ヘッド２１への信号入力と磁気ヘッド２
１からの出力信号再生を行なうための記録再生信号処理
系２３とからなる。
の磁気ディスク装置の平面模式図及びそのＡＡ’線断面
模式図である。磁気記録媒体２４を記録方向に駆動する
駆動部２５と、磁気記録媒体２４の各面に対応して設け
られ、記録部と再生部からなる磁気ヘッド２１と、磁気
ヘッド２１を所望の位置に位置決めする磁気ヘッド駆動
部２２と、磁気ヘッド２１への信号入力と磁気ヘッド２
１からの出力信号再生を行なうための記録再生信号処理
系２３とからなる。
【００４０】磁気記録媒体２４に表面が平滑な磁気ディ
スクを用い、磁気ヘッドとして上記各実施例記載の磁気
ヘッドを用いた。実施例１又は２記載の磁気ヘッドを用
いたとき、とくに粘着解除を行なうことなくＣＳＳ起動
が可能であった。また、実施例３記載の磁気ヘッドを用
いたとき、磁気ディスク装置を長時間稼動しても大きな
粘着力が生じなかった。さらにまた、実施例４又は５記
載の磁気ヘッドを用いたとき、とくに粘着解除を行なう
ことなくＣＳＳ起動が可能であり、さらに磁気ディスク
装置を長時間稼動しても磁気ヘッドと平滑ディスクとの
間に大きな粘着力が生じなかった。
スクを用い、磁気ヘッドとして上記各実施例記載の磁気
ヘッドを用いた。実施例１又は２記載の磁気ヘッドを用
いたとき、とくに粘着解除を行なうことなくＣＳＳ起動
が可能であった。また、実施例３記載の磁気ヘッドを用
いたとき、磁気ディスク装置を長時間稼動しても大きな
粘着力が生じなかった。さらにまた、実施例４又は５記
載の磁気ヘッドを用いたとき、とくに粘着解除を行なう
ことなくＣＳＳ起動が可能であり、さらに磁気ディスク
装置を長時間稼動しても磁気ヘッドと平滑ディスクとの
間に大きな粘着力が生じなかった。
【００４１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の磁気ヘッド
によれば、平滑ディスク上での稼動前の粘着力を小さく
できる。これによりとくに粘着解除を行なうことなくＣ
ＳＳ起動が可能である。また、本発明の磁気ヘッドによ
れば、長時間稼動後でも平滑ディスク上で大きな粘着力
が生じるのを防止できる。
によれば、平滑ディスク上での稼動前の粘着力を小さく
できる。これによりとくに粘着解除を行なうことなくＣ
ＳＳ起動が可能である。また、本発明の磁気ヘッドによ
れば、長時間稼動後でも平滑ディスク上で大きな粘着力
が生じるのを防止できる。
【００４２】また、本発明の磁気記憶装置によれば、平
滑ディスク上での稼動前の磁気ヘッドの粘着力を小さく
できた。また、本発明の磁気記憶装置によれば、装置の
長時間稼動後でも磁気ヘッドと平滑ディスクとの間に大
きな粘着力が生じるのを防止できた。
滑ディスク上での稼動前の磁気ヘッドの粘着力を小さく
できた。また、本発明の磁気記憶装置によれば、装置の
長時間稼動後でも磁気ヘッドと平滑ディスクとの間に大
きな粘着力が生じるのを防止できた。
【図１】本発明の第１の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の斜視図。
の斜視図。
【図２】本発明の第１の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の平面図及び側面図。
の平面図及び側面図。
【図３】本発明の第１の実施例の磁気ヘッドのスライダ
に設けられた突起の拡大断面図及び拡大斜視図。
に設けられた突起の拡大断面図及び拡大斜視図。
【図４】本発明の第１の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の側面図並びに従来及び第１の実施例の突起の拡大断面
図。
の側面図並びに従来及び第１の実施例の突起の拡大断面
図。
【図５】本発明の第２の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の斜視図。
の斜視図。
【図６】本発明の第２の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の平面図及び側面図。
の平面図及び側面図。
【図７】本発明の第２の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の側面図及び突起の拡大断面図。
の側面図及び突起の拡大断面図。
【図８】本発明の第３の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の斜視図。
の斜視図。
【図９】本発明の第３の実施例の磁気ヘッドのスライダ
の平面図及び側面図。
の平面図及び側面図。
【図１０】本発明の第３の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの側面図。
ダの側面図。
【図１１】本発明の第４の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの斜視図。
ダの斜視図。
【図１２】本発明の第４の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの平面図及び側面図。
ダの平面図及び側面図。
【図１３】本発明の第４の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの側面図及び突起の拡大断面図。
ダの側面図及び突起の拡大断面図。
【図１４】本発明の第５の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの斜視図。
ダの斜視図。
【図１５】本発明の第５の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの平面図及び側面図。
ダの平面図及び側面図。
【図１６】本発明の第５の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダに設けられた突起の拡大断面図及び先端部の斜視図。
ダに設けられた突起の拡大断面図及び先端部の斜視図。
【図１７】本発明の第５の実施例の磁気ヘッドのスライ
ダの側面図及び突起の拡大断面図。
ダの側面図及び突起の拡大断面図。
【図１８】本発明の一実施例の磁気記憶装置の平面模式
図及び断面図。
図及び断面図。
１…浮上レール面 ２…リセス面 ３、３’、８、１０、１０’、１１…突起 ４…微小突起 ５…（微小突起４の）高さ ６…（突起３の）高さ ７…磁気ディスク ９…油分 ２１…磁気ヘッド ２２…磁気ヘッド駆動部 ２３…記録再生信号処理系 ２４…磁気記録媒体 ２５…駆動部
フロントページの続き (72)発明者 米川 直 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (4)
- 【請求項１】磁気ヘッドのスライダーの浮上レール面及
びリセス面の少なくとも一方の面に突起を設け、該突起
の先端部に複数の微小突起を設けたことを特徴とする磁
気ヘッド。 - 【請求項２】磁気ヘッドのスライダーの浮上レール面及
びリセス面の少なくとも一方の面に複数の突起を設け、
該複数の突起の先端面を互いに異なる平面上に設けたこ
とを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項３】磁気ヘッドのスライダーのリセス面の負圧
発生領域の中心近傍に突起を設け、該突起の高さをリセ
ス面から測ったレール面の高さと実質的に同じとしたこ
とを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項４】磁気記録媒体と、該磁気記録媒体の各面に
対応して設けられた磁気ヘッドと、上記磁気記録媒体と
該磁気ヘッドの相対的な位置を変化させるための駆動部
と、上記磁気ヘッドを所望の位置に位置決めする磁気ヘ
ッド駆動部と、上記磁気ヘッドへの信号入力と磁気ヘッ
ドからの出力信号再生を行なうための記録再生信号処理
系とからなる磁気記憶装置において、上記磁気記録媒体
は、その表面が平滑であり、上記磁気ヘッドは、請求項
１から３のいずれか一に記載の磁気ヘッドであることを
特徴とする磁気記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16993297A JPH1116315A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 磁気ヘッド及び磁気記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16993297A JPH1116315A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 磁気ヘッド及び磁気記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1116315A true JPH1116315A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15895606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16993297A Pending JPH1116315A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 磁気ヘッド及び磁気記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1116315A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6424495B1 (en) * | 1999-06-16 | 2002-07-23 | Fujitsu Limited | Flying head slider and recording disk drive employing the same |
| US6535354B1 (en) | 1999-12-17 | 2003-03-18 | Fujitsu Limited | Head slider having pads that do not direct dust across the float patterns |
| US6717772B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-04-06 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic head slider having protrusions provided on the medium-facing surface and manufacturing method therefor |
| US7460336B1 (en) * | 1999-05-07 | 2008-12-02 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Slider design including stiction reduction pads |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP16993297A patent/JPH1116315A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7460336B1 (en) * | 1999-05-07 | 2008-12-02 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Slider design including stiction reduction pads |
| US6424495B1 (en) * | 1999-06-16 | 2002-07-23 | Fujitsu Limited | Flying head slider and recording disk drive employing the same |
| US6535354B1 (en) | 1999-12-17 | 2003-03-18 | Fujitsu Limited | Head slider having pads that do not direct dust across the float patterns |
| US6717772B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-04-06 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic head slider having protrusions provided on the medium-facing surface and manufacturing method therefor |
| US6728069B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-04-27 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic head slider having protrusions with high abrasion resistance provided on the medium-facing surface and manufacturing method therefor |
| US7130154B2 (en) | 1999-12-28 | 2006-10-31 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic head slider having protrusions provided on the medium-facing surface and manufacturing method therefor |
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