JPH1050019A - 浮動ヘッドスライダ - Google Patents

浮動ヘッドスライダ

Info

Publication number
JPH1050019A
JPH1050019A JP8200330A JP20033096A JPH1050019A JP H1050019 A JPH1050019 A JP H1050019A JP 8200330 A JP8200330 A JP 8200330A JP 20033096 A JP20033096 A JP 20033096A JP H1050019 A JPH1050019 A JP H1050019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
pressure generating
rail
generating surface
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8200330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2778588B2 (ja
Inventor
Kazunori Kimura
和典 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8200330A priority Critical patent/JP2778588B2/ja
Priority to US08/903,432 priority patent/US5926344A/en
Publication of JPH1050019A publication Critical patent/JPH1050019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2778588B2 publication Critical patent/JP2778588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダレールの側壁に塵埃が付着しても安
定して情報の読み書きができる浮動ヘッドスライダを提
供すること。 【解決手段】 スライダレール10を、磁気ディスクに
対向する所定幅の浮上圧力発生面11と、この浮上圧力
発生面11からスライダ本体21に及ぶ側壁12とによ
り構成すると共に、スライダレール10の幅の内、スラ
イダレール10の高さ方向の中央部の幅を浮上圧力発生
面11側より狭く構成して、スライダレール10の側壁
12に所定の窪み13aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮動ヘッドスライ
ダにかかり、特に磁気ディスク装置に用いられる浮動ヘ
ッドスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気ディスク装置に使用され
る浮動ヘッドスライダとしては、図8に示すようなもの
が使用されている。即ち、一般的に用いられている浮動
ヘッドスライダ1gは、矩形形状のスライダ本体71
と、このスライダ本体71の表面から突出するスライダ
レール60とから構成されている。そして、スライダレ
ール60は空気流の流れに沿って延設されており、磁気
ディスクに対してはこのスライダレール60が接触する
ようになっている。
【0003】ところで、近年、磁気ディスクの高記録密
度化を実現するために、浮動ヘッドスライダと磁気ディ
スクとの間隔が狭くなる傾向にある。特に、コンタクト
スタートストップ(以下「CSS」という)方式におい
ては、スライダレールがディスク面の粗さや突起を削る
ことがあり、これが塵埃の発生の原因になる。このこと
は、情報の読み書き中の浮上ヘッドスライダと磁気ディ
スクの間隔が狭くなるに従い、浮動ヘッドスライダの浮
上中にも生じるようになる。これに伴い、磁気ディスク
装置内の浮遊塵埃などがスライダレールの浮上力発生面
と磁気ディスクの間に侵入し、一時的な記録情報の読み
書き不能状態を起こしたり、また、スライダレールの表
面に塵埃が付着し、ヘッドスライダの浮上が不安定にな
り、その結果として、磁気ディスクとの間で高速摺動に
より、磁気ディスク及び浮動ヘッドスライダを破損する
危険性が高まっている。
【0004】上記した問題点を解決するために、特開昭
61−170922号公報には、スライダレールにおけ
る空気の流出端に所定の段差を設け、この段差によって
複雑な空気流を発生させ、スライダレールの流出端に堆
積する塵埃の量を減少させることが記載されている。ま
た、特開平5−81810号公報では、スライダレール
の浮上力発生面上の空気流出端の上流に所定のV字形の
溝を形成し、この溝により空気流中の塵埃を捕捉し、塵
埃が磁気ディスク表面へ接触したりすることを防ぐこと
が示されている。
【0005】また、特開平4−137286号公報に
は、浮動ヘッドスライダの先端部を、テーパ部が鋭角を
なすように形成すると共に、スライダレールの長手方向
の外側面を浮上圧力発生面と鋭角をなすテーパ面として
形成することにより、空気流中の塵埃をスライダ背面側
に導く浮動ヘッドスライダが提案されている。また、負
圧スライダにおける塵埃堆積問題を解消する浮動ヘッド
スライダとしては、特開平6−44719号公報には、
空気流入端に形成されたクロスレールを開口溝により分
断し、空気流の逃げ道を形成することで塵埃の付着を抑
制したものが開示されている。
【0006】また、特開平6−333354号公報で
は、空気の流入端まで達するクロスレールを用い、テー
パ部を廃するものが開示されている。これは度重なるコ
ンタクトスタートストップによっても容易に除去されな
いテーパ部と磁気ディスクとの間隙に付着する塵埃をな
くす方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような不都合があった。即ち、特開昭6
1−170922号公報および特開平5−81810号
公報の浮動ヘッドスライダでは、スライダレールの表
面、特にスライダレールの流出端に堆積する塵埃の量を
減少させることはできる。しかしながら、浮動ヘッドス
ライダを搭載するアクセス機構としては、所定の回転軸
を中心に揺動して所定の半径位置に位置決めするロータ
リー方式が主に採用されているため、浮動ヘッドスライ
ダの長手方向と磁気ディスクの接線方向とはある角度
(以下、ヨー角と称す)を有しており、流入する空気流
中に含まれる塵埃は、スライダレールの側面に対しても
付着、堆積する。こうした塵埃がスライダレールの浮上
圧力発生面に達すると、堆積部がスライダレールの面積
を見かけ上増加させるため、スライダの浮上状態が不安
定になる、という不都合を生じていた。
【0008】また、特開平4−137286号公報の浮
動ヘッドスライダにおいては、スライダレールの側面へ
の塵埃付着が考慮されてはいる。しかしながら、シーク
アクセスの場合を除けば、空気流は2本あるいは3本の
スライダレールの内側に必ず流入する構成であり、ま
た、後述するように負圧を利用したヘッドスライダの場
合、スライダの内側であっても、負圧発生部分には選択
的に塵埃の付着が生じるため、この方法による塵埃抑制
は、スライダレールの内側への塵埃付着に対しては全く
効果を発揮しない。
【0009】また、TPC(Transvers Pressure Conto
ure) スライダと呼ばれる浮動ヘッドスライダは、スラ
イダレールの両側に浮上圧力発生面からの深さが0.5
〔μm〕〜1.5〔μm〕の段差を有しているが、特開
平4−137286号公報の浮動ヘッドスライダでは、
スライダの外側面であっても、前述の段差部への塵埃付
着を完全には抑制できない。
【0010】加えて、負圧を利用した浮動ヘッドスライ
ダの場合には、空気流出側のスライダレール側面の圧力
が雰囲気大気に比べ低い部分に塵埃を呼び込むことにな
るが、特開平6−4719号公報および特開平6−33
3354号公報の浮動ヘッドスライダでは、クロスレー
ルの空気流入側の塵埃付着を抑制する効果しかなく、負
圧発生部への選択的な塵埃付着による浮動ヘッドスライ
ダの浮上状態の不安定化を防止することができない、と
いう不都合を生じていた。
【0011】
【発明の目的】本発明は、上記各従来例の有する不都合
を改善し、特にスライダレールの側壁に塵埃が付着して
も安定して情報の読み書きができる浮動ヘッドスライダ
を提供することを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明では、浮動ヘッドスライダ
に、磁気ディスクに対応して配設された電磁変換素子を
支持するスライダ本体と、このスライダ本体の磁気ディ
スク側の面に所定高さだけ突出し且つ空気流に沿って延
設されると共に、磁気ディスクの回転により空気軸受け
として機能するスライダレールとを装備する。そして、
スライダレールを、磁気ディスクに対向する所定幅の浮
上圧力発生面と、この浮上圧力発生面からスライダ本体
に及ぶ側壁とにより構成すると共に、スライダレールの
幅の内、スライダレールの高さ方向の中央部の幅を浮上
圧力発生面側より狭く構成して、スライダレールの側壁
に所定の窪みを形成する、という構成を採っている。
【0013】以上のように構成されたことにより、磁気
ディスクや浮動ヘッドスライダが収納されている装置本
体(図示略)に浮遊している多数の塵埃が、長期間にわ
たる使用により浮動ヘッドスライダの各部に堆積する。
特に、スライダレールの浮上圧力発生面の近傍の側壁に
は、上記した空気流中に含まれる塵埃が堆積する。しか
しながら、スライダレールの側壁には、所定の窪みが形
成されており効率よく塵埃を捕捉でき、他の部分への再
付着を抑制することができる。その際、浮上圧力発生面
の近傍とそれ以外の空間とでは、浮上圧力発生面の方が
圧力が高いので、塵埃はスライダレールの窪み等に導か
れやすい。そして、堆積する塵埃は浮上圧力発生面側に
は流出せず、浮上圧力発生面及びその近傍には堆積しな
い。このため、浮上圧力発面の形状及び面積が変化せ
ず、浮上ヘッドスライダに塵埃が堆積しても、初期の浮
上状態を維持することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、浮動ヘッ
ドスライダに、磁気ディスクに対応して配設された電磁
変換素子を支持するスライダ本体と、このスライダ本体
の磁気ディスク側の面に所定高さだけ突出し且つ空気流
に沿って延設されると共に、磁気ディスクの回転により
空気軸受けとして機能するスライダレールとを装備す
る。そして、スライダレールを、磁気ディスクに対向す
る所定幅の浮上圧力発生面と、この浮上圧力発生面から
スライダ本体に及ぶ側壁とにより構成すると共に、スラ
イダレールの幅の内、スライダ本体側の幅を浮上圧力発
生面側より狭く構成して、スライダレールの側壁に所定
の窪みを形成する、という構成を採っている。
【0015】以上のように構成されたことにより、請求
項1記載の発明と同様に作用し機能し、これに加えて、
スライダレールの幅が単純に減少する形状であるので、
加工が容易である。
【0016】請求項3記載の発明では、浮上圧力発生面
と側壁との相互間に所定の連結面を設け、浮上圧力発生
面と連結面との交角を鈍角とすると共に、連結面と側壁
との交角を鈍角とするという構成を採り、その他の構成
は請求項1または2記載の発明と同様である。以上のよ
うに構成されたことにより、スライダレールの鋭利な部
分が削除されているので、浮動ヘッドスライダが磁気デ
ィスクに接触しても磁気ディスクに何らの悪影響も与え
ない。
【0017】請求項4または5記載の発明では、スライ
ダレールに隣接させて浮上圧力発生面と平行な負圧発生
面を設けると共に、この負圧発生面の高さをスライダレ
ールの高さより0.5〔μm〕〜1.5〔μm〕低く設
定し、浮上圧力発生面と負圧発生面相互間の側壁及び負
圧発生面とスライダ本体相互間の側壁の両方、またはど
ちらか一方に窪みを形成するという構成を採り、その他
の構成は請求項1,2または3記載の発明と同様であ
る。以上のような構成は、負圧発生面の面積を一定にし
て浮上状態を安定させる働きをする。また、スライダ本
体側の側壁は、磁気ディスクの外周のヨー角が大きい領
域で、弱い負圧発生面がテーパ部として作用すること
で、浮上ヘッドスライダの浮上状態変化を適切に抑制す
る作用を有する。
【0018】請求項6または7記載の発明では、スライ
ダレールを二組設けると共にこれらスライダレールの空
気流入側の端部をクロスレールで連結し、これらスライ
ダレール及びクロスレールの側壁の内スライダ本体の中
心側の側壁に窪みを形成するという構成を採り、その他
の構成は請求項1,2または3記載の発明と同様であ
る。以上のように構成したことにより、スライダレール
の側壁のみならず、クロスレールの側壁における窪みに
おいても確実に塵埃を捕捉することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面に
基づいて説明する。
【0020】〔第1の実施形態〕先ず、図1(A)は本
発明の第1の実施形態を示す図であり、具体的には浮動
ヘッドスライダの磁気ディスクに対面する側を示す斜視
図である。この浮動ヘッドスライダ1aは、磁気ディス
ク(図示略)に対応して配設された電磁変換素子(図示
略)を支持するスライダ本体21と、このスライダ本体
21の磁気ディスク側の面に所定高さだけ突出し且つ空
気流に沿って延設されると共に、磁気ディスクの回転に
より空気軸受けとして機能するスライダレール10とを
装備する。そして、スライダレール10を、磁気ディス
クに対向する所定幅の浮上圧力発生面11と、この浮上
圧力発生面11からスライダ本体21に及ぶ側壁12と
により構成すると共に、スライダレール10の幅の内、
スライダレール10の高さ方向の中央部の幅を浮上圧力
発生面11側より狭く構成して、スライダレール10の
側壁12に所定の窪み13aを形成する、という手法を
採っている。
【0021】以下これを詳述すると、スライダ本体21
は、平面矩形の形状となっており、本実施形態では、空
気流の方向に長く形成されている。そして、スライダ本
体21は所定の厚みが確保されており、このスライダ本
体21の空気流出端に図示しない電磁変換素子が装備さ
れている。
【0022】スライダ本体21の一方の面、より具体的
には磁気ディスクの表面に対向する側の面には、所定の
スライダレール10が所定高さだけ突出して配設されて
いる。このスライダレール10は、スライダ本体21の
空気流方向から見てそれぞれ両側に2本配設されてい
る。スライダレール10の長さは、スライダ本体21の
長さとほぼ同等となっている。そして、スライダレール
10は、磁気ディスクと最も近接する浮上圧力発生面1
1とスライダレール10の側壁12からなる。また、ス
ライダレール10の空気流の流入端には所定の傾斜部3
1が形成されており、磁気ディスクとスライダレール1
0との相互間に適切に空気流が導入されるようになって
いる。
【0023】次に、スライダレール10の側壁12の詳
細な構成について説明する。ここで、図1(B)は、図
1(A)中のA−A線で浮動ヘッドスライダ1aを切断
したときの断面図である。この図1(B)に示すよう
に、側壁12には通常のスライダレールの側壁とは異な
り、所定の窪み13aが形成されている。この窪み13
aは、スライダレール10の幅が浮上圧力発生面11側
からスライダレール10の高さ方向の中央部に向かって
徐々に減少するように傾斜し、その後再びスライダ本体
21に近づくに従いその幅が増大するように傾斜してい
る。そして、この側壁12とスライダ本体21とが相互
に連結される。
【0024】図1(B)においては、窪み13aの断面
形状が円弧状となっているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えばスライダレール10の幅を浮上
圧力発生面11からスライダレール10の高さ方向の中
央部にかけて直線的に減少させ、逆にスライダレール1
0の高さ方向の中央部からスライダ本体21に向かって
直線的に増大させるようにしてもよい。即ち、本発明で
は、スライダレール10の側壁12が、浮上圧力発生面
11の両端から僅かに内側に傾斜していることを特徴と
しており、この条件を満たすものであればその具体的形
状は種々考えられる。
【0025】次に、以上のように構成された浮動ヘッド
スライダ1aの作用及び機能について説明する。先ず、
図示しない磁気ディスクが回転を始める前には。浮動ヘ
ッドスライダ1aは磁気ディスクの表面に接触してい
る。そして、磁気ディスクが回転を始めると、これに伴
って磁気ディスクの表面に空気流が生じる。このとき、
浮動ヘッドスライダ1aは、所定のアーム部材(図示
略)によって支持されているので、磁気ディスクが回転
を初めても所定位置に留まる。
【0026】磁気ディスクの表面に発生した空気流は、
固定されている浮動ヘッドスライダ1aとの間で相対速
度を有しているので、スライダレール10の浮上圧力発
生面11との間にこの空気流が導入され、浮動ヘッドス
ライダ1aが磁気ディスクから浮上する。そして、磁気
ディスクとの間で、浮動ヘッドスライダ1aに設けられ
た電磁変換素子が情報の読み書きを行う。
【0027】このとき、浮動ヘッドスライダ1aは磁気
ディスクの回転に伴って発生する空気流によって浮上す
るが、磁気ディスクの中心からは所定距離だけオフセッ
トされた回転中心からアーム部材を介して支持されてい
るので、直線状に形成されたスライダレール10の方向
と磁気ディスク表面の空気流の方向とは必ずしも一致し
ない。従って、スライダレール10の長手方向に対して
所定の角度を有する空気流がスライダレール10の側壁
12に当たることとなる。
【0028】ここで、磁気ディスクや浮動ヘッドスライ
ダ1aが収納されている装置本体(図示略)には、様々
な原因から多数の塵埃が発生している。このため、長期
間にわたる使用により浮動ヘッドスライダ1aの各部に
上記した塵埃が堆積する。特に、スライダレール10の
浮上圧力発生面11の近傍の側壁12には、上記した空
気流中に含まれる塵埃が堆積する。しかしながら、スラ
イダレール10の側壁12には、所定の窪み13aが形
成されており効率よく塵埃を捕捉でき、他の部分への再
付着を抑制することができる。その際、浮上圧力発生面
11の近傍とそれ以外の空間とでは、浮上圧力発生面近
傍の方が圧力が高いので、塵埃はスライダレール10の
窪み等に導かれやすい。そして、堆積する塵埃は浮上圧
力発生面11側には流出せず、浮上圧力発生面11及び
その近傍には堆積しない。このため、浮上圧力発面11
の形状及び面積が変化せず、浮上ヘッドスライダ1aに
塵埃が堆積しても、初期の浮上状態を維持することがで
きる。
【0029】〔第2の実施形態〕図2は、本発明の第2
の実施形態について示したものである。本実施形態にか
かる浮動ヘッドスライダ1bでは、上記した第1の実施
形態と基本的な構成を同様としているが、スライダレー
ル10の幅の内、スライダ本体21側の幅を浮上圧力発
生面11側より狭く構成している点が相違している。
【0030】以下これを詳述すると、側壁12の窪み1
3bは、浮上圧力発生面11側からこの浮上圧力発生面
の幅を狭くする方向へと傾斜し、そのままスライダ本体
21につながる。窪み13bは、スライダレール10の
スライダ本体21上での十分な幅を保持するために、上
記した第1の実施形態にかかる窪み13aの場合に比
べ、浮上圧力発生面11内部への傾斜角を小さくする必
要がある。このため、スライダレール10の浮上圧力発
生面11近傍での窪み量が小さくなり、塵埃の堆積に対
する許容量が低下し、また、初期浮上状態の継続時間も
短くなる。
【0031】しかしながら、本実施形態にかかるスライ
ダレール10をエッチング等によって形成する場合に
は、ミリング時の入射角調整あるいはオーバーエッチ効
果の利用により、第1の実施形態で示した窪み13aよ
りも作製が著しく容易である。
【0032】〔第3の実施形態〕図3は、本発明の第3
の実施形態を示したものである。本実施形態において
は、上記した第1及び第2の実施形態の構成に加え、ス
ライダレール10の浮上圧力発生面11と側壁12との
相互間に所定の連結面14を設け、浮上圧力発生面11
と連結面14との交角を鈍角とすると共に、連結面14
と側壁12との交角を鈍角とするという手法を採ってい
る。
【0033】以下これを詳述すると、浮上圧力発生面1
1は図3においては略水平に構成されている。そして、
浮上圧力発生面11の両側には浮上圧力発生面11と所
定の交角をもって連結面14が形成されている。この連
結面14と浮上圧力発生面11との交角は鈍角(90°
を超える角度)となっている。本実施形態においては、
90°より僅かに大きな角度に設定されているため、連
結面14が略鉛直となっている。また、連結面14と側
壁12との交角も鈍角となっている。具体的には、側壁
12には上記したと同様な窪み13aが形成されてお
り、この窪み13aが始まる場所と連結面14との交角
が鈍角となっている。
【0034】以上のように構成されたことにより、CS
S時およびシーク動作時に浮上圧力発生面11が磁気デ
ィスクの表面に接触した場合でも、磁気ディスクに対し
て損傷を与え難く、また与える損傷を軽減することがで
きる。
【0035】〔第4の実施形態〕本発明の第4の実施形
態を図4(A)および図4(B)を参照して説明する。
図4(A)はTPCスライダと呼ばれる浮動ヘッドスラ
イダ1dの斜視図である。このタイプの浮動ヘッドスラ
イダ1dにおいては、スライダレール10を備えると共
に、浮上圧力発生面11とスライダ本体21の相互間に
所定の負圧発生面22,23を有している。この負圧発
生面22,23の高さは、スライダレール10の高さよ
り0.5〔μm〕〜1.5〔μm〕低く設定されてい
る。また、浮上圧力発生面11の外周側に弱い負圧発生
面23を有し、内周側に強い負圧発生面22を有してい
る。ここで外周側及び内周側としているのは、磁気ディ
スク(図示略)についてであって、図4(A)における
左方が磁気ディスクの半径方向外側に対向し右方が磁気
ディスクの中心側と対向する。
【0036】この場合の側壁12についての詳細な説明
を行うと、図4(B)は図4(A)中のB−B線で浮動
ヘッドスライダ1dを切断したときの断面図である。こ
の図4(B)に示すように、スライダレール10の側壁
12は、浮上圧力発生面11と負圧発生面22、23と
をつなぐ側壁12aおよび負圧発生面22、23とスラ
イダ本体21とをつなぐ側壁12bから構成されてい
る。このうち、浮上圧力発生面11側は第1の実施形態
で示した作用に加え、負圧発生面22、23の面積を一
定にして浮上状態を安定させる働きをする。また、スラ
イダ本体21側の側壁12bは、磁気ディスクの外周の
ヨー角が大きい領域で、弱い負圧発生面23がテーパ部
として作用することで、浮上ヘッドスライダ1dの浮上
状態変化を適切に抑制する作用を有する。
【0037】また、スライダ本体21の側壁12a,1
2bに形成する窪み13a,13bは、図4(B)に示
すように、浮上圧力発生面11側とスライダ本体21側
の両方に形成する場合に限定されるものではなく、浮上
圧力発生面11側のみやスライダ本体21側のみに形成
するようにしてもよい。
【0038】〔第5の実施形態〕本発明の第5の実施形
態について図5及び図6に基づいて説明する。当該実施
形態においては、図5に示すように、スライダレール1
0を二組設けると共に各スライダレール10の空気流入
側の端部をクロスレール15で連結し、これらスライダ
レール10及びクロスレール15の側壁12の内、スラ
イダ本体21の中心側の側壁に窪み13eを形成すると
いう手法を採っている。また、クロスレール15の空気
流の流入側端部には所定の傾斜部31が形成されてお
り、磁気ディスクとスライダレール10との相互間に適
切に空気流が導入されるようになっている。
【0039】そして、この浮動ヘッドスライダ1eは、
スライダレール10とクロスレール15とにより囲まれ
た部分が負圧ポケット部24となっている。ここで、図
6(A)は図5中のC−C線で浮動ヘッドスライダ1e
を切断したときの断面図であり、図6(B)は図5中の
D−D線で浮動ヘッドスライダ1eを切断したときの断
面図である。
【0040】各図に示すように、スライダレール10お
よびクロスレール15の側壁12における負圧ポケット
部24側には、それぞれ窪み13eが形成されている。
このように窪み13eを設けることにより、塵埃を確実
に捕捉でき浮上圧力発生面11側への流出を抑制するこ
とができる。一方、スライダレール10の負圧ポケット
部24側でない側壁には特に複雑な加工を要しない。
【0041】〔第6の実施形態〕図7(A)及び図7
(B)に第6の実施形態を示す。当該実施形態において
は、図5及び図6に示した第5の実施形態と同様にスラ
イダレール10を二組設けると共に各スライダレール1
0の空気流入側の端部をクロスレール15で連結し、こ
れらスライダレール10及びクロスレール15の側壁の
内、スライダ本体21の中心側の側壁12に窪み13f
を形成するという手法を採っている。また、クロスレー
ル15の空気流の流入側端部には、図5に示した所定の
傾斜部の代わりに浅いリセス部32が形成されている。
【0042】図7(B)は図7(A)中のE−E線で浮
動ヘッドスライダ1fを切断したときの断面図である。
スライダレール10およびクロスレール15の負圧ポケ
ット部24側の側壁12は、上記した各実施形態と同様
に所定の窪み13fが形成されている。加えて、クロス
レール15の浅いリセス部32の側壁32aにはレール
側面窪み32fが形成されている。
【0043】以上、本発明の各種実施形態について詳述
したが、第4ないし第6の実施形態にかかる浮動ヘッド
スライダにおいて、側壁に形成される窪みの形状は、第
2の実施形態で示したようなスライダ本体に近接するに
従いその幅が徐々に減少する形状でも良いし、また、第
3の実施形態で示した連結面を有した形状であってもよ
い。
【0044】また、本発明の各実施形態では、2本のス
ライダレールを有する浮動ヘッドスライダについて説明
した。しかしながら本発明はこれに限定されるものでは
なく、各スライダレールの間に更に別のレールあるいは
所定のパッドを装備する場合には、そのレールあるいは
パッドに対しても適用可能である。
【0045】更に、各実施形態中において、スライダレ
ールの両側に設けられている窪みは、レールの片側のみ
(磁気ディスクの内周側のみ、あるいは外周側のみ)に
設けてもよく、複数のスライダレールのうちのいずれか
を選択する形で設けてもよい。この場合には、浮上量の
低い側のスライダレールに設けることが望ましい。
【0046】
【発明の効果】本発明は、スライダ本体にスライダレー
ルを設け、このスライダレールの側壁に所定の窪みを形
成した。このため、スライダレールの側壁に塵埃が付着
する場合でも上記窪みに付着して、浮上圧力発生面の近
傍には付着堆積しない。この結果、浮上圧力発生面の面
積は変化せず、長期間の使用によっても浮動ヘッドスラ
イダの浮上状態の変化を確実に抑制できる、という優れ
た効果を生じる。また、側壁の窪みが空気流中の塵埃を
捕捉して、浮動ヘッドスライダの浮上圧力発生面に付着
する塵埃量を低下させることができる、という優れた効
果を生じる。
【0047】また、本発明の浮動ヘッドスライダでは、
浮上圧力発生面の面積等はそのままとして、側壁に窪み
を設けるという構成を採っている。このため、従来使用
していた浮動ヘッドスライダに本発明を適用する場合で
も、ほとんど設計変更が必要なく、容易に製造できると
いう優れた効果を生じる。また、浮動ヘッドスライダの
浮上姿勢や浮上均一性を決定するのは主としてスライダ
レールの浮上圧力発生面であり、本発明のレール形状を
適用しても圧力発生面自体の形状は全く変化しないの
で、長期間にわたり従来の浮動ヘッドスライダと同様の
動作を実現できる。
【0048】また、スライダレールの断面形状を、幅が
浮上圧力発生面側からスライダ本体側に向けて徐々に減
少させる形状とした。このような形状は特にエッチング
による加工において、ミリング時の入射角調整或いはオ
ーバーエッチ効果の利用により容易に形成することがで
きるので、製造コストの削減をすることができる、とい
う優れた効果を生じる。
【0049】また、スライダレールを構成する浮上圧力
発生面と連結面との交角を鈍角とした。このため、いわ
ゆるコンタクトスタートストップ方式の浮動ヘッドスラ
イダにおいて、浮動ヘッドスライダのスライダレールが
磁気ディスクの表面に接触しても、磁気ディスクに対し
て悪影響を与えない、という優れた効果を生じる。
【0050】また、スライダレールの両側に負圧発生面
を設け、各側壁それぞれに窪みを形成したので、確実に
塵埃を捕捉できると共に、浮動ヘッドスライダの浮上状
態を安定化させることができる、という優れた効果を生
じる。
【0051】更に、二組のスライダレールを空気流の流
入端においてクロスレールで連結し、これらスライダレ
ール及びクロスレールの側壁にも窪みを形成したので、
各レールによって囲まれた負圧ポケット部に流入する塵
埃を確実に捕捉することができる、という優れた効果を
生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1
(A)は斜視図を示し、図1(B)は図1(A)中に示
したA−A線における断面図を示す。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示す図であり、図4
(A)は斜視図を示し、図4(B)は図4(A)中に示
したB−B線における断面図を示す。
【図5】本発明の第5の実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5に開示した浮動ヘッドスライダを示す図で
あり、図6(A)は図5中のC−C線における断面図を
示し、図6(B)は図5中のD−D線における断面図を
示す。
【図7】本発明の第6の実施形態を示す図であり、図7
(A)は斜視図を示し、図7(B)は図7中のE−E線
における断面図を示す。
【図8】従来の浮動ヘッドスライダの一例を示す図であ
り、図8(A)は斜視図を示し、図8(B)は図8
(A)中のF−F線における断面図を示す。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f 浮動ヘッドスラ
イダ 10 スライダレール 11 浮上圧力発生面 12 側壁 13a,13b,13e,13f 窪み 14 連結面 15 クロスレール 21 スライダ本体 22,23 負圧発生面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクに対応して配設された電磁
    変換素子を支持するスライダ本体と、このスライダ本体
    の前記磁気ディスク側の面に所定高さだけ突出し且つ空
    気流に沿って延設されると共に、前記磁気ディスクの回
    転により空気軸受けとして機能するスライダレールとを
    備えた浮動ヘッドスライダにおいて、 前記スライダレールを、前記磁気ディスクに対向する所
    定幅の浮上圧力発生面と、この浮上圧力発生面から前記
    スライダ本体に及ぶ側壁とにより構成し、 前記スライダレールの幅の内、スライダレールの高さ方
    向の中央部の幅を前記浮上圧力発生面側より狭く構成し
    て、前記スライダレールの側壁に所定の窪みを形成する
    ことを特徴とした浮動ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】 磁気ディスクに対応して配設された電磁
    変換素子を支持するスライダ本体と、このスライダ本体
    の前記磁気ディスク側の面に所定高さだけ突出し且つ空
    気流に沿って延設されると共に、前記磁気ディスクの回
    転により空気軸受けとして機能するスライダレールとを
    備えた浮動ヘッドスライダにおいて、 前記スライダレールを、前記磁気ディスクに対向する所
    定幅の浮上圧力発生面と、この浮上圧力発生面から前記
    スライダ本体に及ぶ側壁とにより構成し、 前記スライダレールの幅の内、前記スライダ本体側の幅
    を前記浮上圧力発生面側より狭く構成して、前記スライ
    ダレールの側壁に所定の窪みを形成することを特徴とし
    た浮動ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 前記浮上圧力発生面と前記側壁との相互
    間に所定の連結面を設け、前記浮上圧力発生面と前記連
    結面との交角を鈍角とすると共に、前記連結面と前記側
    壁との交角を鈍角とすることを特徴とした請求項1また
    は2記載の浮動ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 前記スライダレールに隣接させて前記浮
    上圧力発生面と平行な負圧発生面を設けると共に、この
    負圧発生面の高さを前記スライダレールの高さより0.
    5〔μm〕〜1.5〔μm〕低く設定し、 前記浮上圧力発生面と負圧発生面の相互間の側壁及び前
    記負圧発生面とスライダ本体相互間の側壁に前記窪みを
    形成することを特徴とした請求項1,2または3記載の
    浮動ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】 前記スライダレールに隣接させて前記浮
    上圧力発生面と平行な負圧発生面を設けると共に、この
    負圧発生面の高さを前記スライダレールの高さより0.
    5〔μm〕〜1.5〔μm〕低く設定し、前記浮上圧力
    発生面と負圧発生面相互間の側壁または前記負圧発生面
    とスライダ本体相互間の側壁のいずれか一方に前記窪み
    を形成することを特徴とした請求項1,2または3記載
    の浮動ヘッドスライダ。
  6. 【請求項6】 前記スライダレールを二組設けると共
    に、これらスライダレールの空気流入側の端部をクロス
    レールで連結し、これらスライダレール及びクロスレー
    ルの側壁の内、前記スライダ本体の中心側の側壁に前記
    窪みを形成することを特徴とした請求項1,2または3
    記載の浮動ヘッドスライダ。
  7. 【請求項7】 前記クロスレールにおける空気流入側端
    縁に沿って、空気流入方向と垂直に所定の段差部を形成
    し、この段差部を形成する側壁に前記窪みを設けること
    を特徴とした請求項6記載の浮動ヘッドスライダ。
JP8200330A 1996-07-30 1996-07-30 浮動ヘッドスライダ Expired - Fee Related JP2778588B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200330A JP2778588B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 浮動ヘッドスライダ
US08/903,432 US5926344A (en) 1996-07-30 1997-07-30 Floating head slider with concave sides, magnetic disk device with such a slider, and method for controlling air flow in a slider with dust-trapping concave sides

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200330A JP2778588B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 浮動ヘッドスライダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1050019A true JPH1050019A (ja) 1998-02-20
JP2778588B2 JP2778588B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=16422509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8200330A Expired - Fee Related JP2778588B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 浮動ヘッドスライダ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5926344A (ja)
JP (1) JP2778588B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349018B2 (en) 1998-09-28 2002-02-19 Fujitsu Limited Negative pressure air bearing slider
US6351345B1 (en) 1999-01-12 2002-02-26 Fujitsu Limited Air bearing slider and method of producing the same
US6744601B2 (en) * 2000-10-04 2004-06-01 Seagate Technology Llc Slider having leading surface for contaminant deflection

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233118B1 (en) * 1997-12-04 2001-05-15 Zine-Eddine Boutaghou System for capturing wear debris in a data storage system
US6445542B1 (en) 2000-03-06 2002-09-03 Read-Rite Corporation Air bearing slider
US6646831B1 (en) 2000-11-22 2003-11-11 Matsushita Kotobuki Electronics Peripherals Of America, Inc. Air bearing slider having optimized etch depth ratio
US6501621B1 (en) 2000-11-22 2002-12-31 Matsushita Kotobuki Electronics Peripherals Of America, Inc. Air bearing slider having improved take-off velocity
US6646832B2 (en) 2001-01-29 2003-11-11 Manuel Anaya-Dufresne Slider for load/unload operation with high stiffness and low unload force
JP2003346313A (ja) * 2002-05-29 2003-12-05 Nec Corp 情報記録/再生ヘッド
US8758092B2 (en) * 2005-11-16 2014-06-24 Seagate Technology Llc Sweeper burnish head
US7477486B1 (en) 2005-12-07 2009-01-13 Western Digital (Fremont), Llc Air bearing slider with a side pad having a shallow recess depth
US8137163B2 (en) * 2009-03-16 2012-03-20 Seagate Technology Llc Burnish head design with multiple pads on side rail
US20190189153A1 (en) * 2017-12-18 2019-06-20 Western Digital Technologies, Inc. Slider gas-bearing surface designs with leading-edge pockets

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5327311A (en) * 1984-11-13 1994-07-05 Unisys Corporation Techique for providing back bar and boss for slider
JPS61170922A (ja) * 1985-01-23 1986-08-01 Fujitsu Ltd 磁気ヘツドスライダ
JPH04137286A (ja) * 1990-08-17 1992-05-12 Mitsubishi Electric Corp 浮動式磁気ヘッド
JPH0520723A (ja) * 1991-07-09 1993-01-29 Fuji Xerox Co Ltd 光磁気記録型記録装置の浮動ヘツド
JPH0581810A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Hitachi Ltd 浮動ヘツドスライダ
JPH0644719A (ja) * 1992-07-23 1994-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 浮動ヘッドスライダ
JP3243698B2 (ja) * 1993-05-19 2002-01-07 株式会社日立製作所 負圧利用浮動ヘッドスライダ及び回転円板記憶装置
US5777825A (en) * 1996-09-04 1998-07-07 International Business Machines Corporation Negative pressure step pad air bearing design and method for making the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349018B2 (en) 1998-09-28 2002-02-19 Fujitsu Limited Negative pressure air bearing slider
US6396664B2 (en) 1998-09-28 2002-05-28 Fujitsu Limited Negative pressure air bearing slider
US6351345B1 (en) 1999-01-12 2002-02-26 Fujitsu Limited Air bearing slider and method of producing the same
US6744601B2 (en) * 2000-10-04 2004-06-01 Seagate Technology Llc Slider having leading surface for contaminant deflection

Also Published As

Publication number Publication date
US5926344A (en) 1999-07-20
JP2778588B2 (ja) 1998-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6747847B2 (en) Self-flushing trench air bearing for improved slider flyability
KR0145029B1 (ko) 자기 기록 디스크 드라이브 및 변환기 조립체
US6212032B1 (en) Pseudo contact negative pressure air bearing slider with divided negative pressure pockets
US6590746B2 (en) Negative pressure air-lubricated bearing slider
JP2778588B2 (ja) 浮動ヘッドスライダ
US4974106A (en) Non-contact magnetic head assembly for a flexible medium disk drive
EP0936599B1 (en) Flying negative pressure air bearing slider with divided negative pressure pockets
US6424493B1 (en) Hard disk drive magnetic head air bearing surface design for preventing particulate contamination thereon
JP2004241113A (ja) ディスクドライブの空気軸受スライダ
US6125005A (en) Altitude insensitive air bearing using pitch compensation for data storage application
US6982851B2 (en) Flying head slider and disk storage apparatus using the same
JPH09265750A (ja) スライダ及びその形成方法並びにシステム
US6243232B1 (en) Magnetic head
US5910865A (en) Slider having terminated side rails with trailing edge cuts
JPH09198831A (ja) 磁気ヘッド用スライダの空気ベアリング面
US7626786B2 (en) Compact magnetic head slider with reduced bearing surfaces
JPS6319951B2 (ja)
JP3965257B2 (ja) 磁気ヘッドスライダとそれを搭載した磁気ディスク装置
JPH02103714A (ja) 浮動型薄膜磁気ヘッドスライダ
JPH11120727A (ja) 負圧利用型磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
EP1109157A1 (en) Magnetic head
JP2937965B2 (ja) 浮動型磁気へッドスライダ
JPH06150601A (ja) 磁気ヘッドスライダ
JP2001331917A (ja) 記録再生ヘッド用スライダ
JP2941757B2 (ja) 浮動式磁気ヘッドの配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080508

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090508

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees