JPH0612807A - 浮動ヘッドスライダ - Google Patents

浮動ヘッドスライダ

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Publication number
JPH0612807A
JPH0612807A JP16723392A JP16723392A JPH0612807A JP H0612807 A JPH0612807 A JP H0612807A JP 16723392 A JP16723392 A JP 16723392A JP 16723392 A JP16723392 A JP 16723392A JP H0612807 A JPH0612807 A JP H0612807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head slider
dust
slider
floating
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16723392A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyoshi Higashiya
輝義 東谷
Yoshihiko Miyake
芳彦 三宅
Masanobu Honda
正信 本田
Tetsuji Higashijima
哲二 東島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16723392A priority Critical patent/JPH0612807A/ja
Publication of JPH0612807A publication Critical patent/JPH0612807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、磁気ヘッドスライダと磁気デ
ィスク間に侵入する塵埃を、磁気ヘッドスライダにより
捕捉、かつ捕捉した塵埃が1ケ所に堆積しにくく、この
結果塊状になって脱落することを低減する浮動ヘッドス
ライダを提供することにある。 【構成】本発明のヘッドスライダは、スライダレールの
浮上力発生面に、直径200μm以下、深さ10〜50
μmの円形の微小凹部を設けてある。 【効果】本発明によれば、磁気ディスク装置稼動中にヘ
ッドスライダ/ディスク間に塵埃が侵入し、その塵埃が
ヘッドスライダの流出端に堆積し、その結果ひきおこさ
れるヘッドスライダ/ディスクの直接接触や、堆積した
付着物を介した間接接触が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に用い
られる、空気ベアリング作用によって浮上する磁気ヘッ
ドスライダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、高記録密
度を実現するため、磁気ヘッドスライダと磁気ディスク
との間隔は、益々狭くなる傾向にある。これに伴い、装
置内の浮遊塵埃等が、スライダレール浮上力発生面とデ
ィスク間に入り込み、一時的な記録情報の読みだし不能
をおこしたり、スライダレール表面に塵埃が付着し、浮
上が不安定になり、その結果として、破壊的な摺動事故
に至る危険性が高まってきている。
【0003】この対策として、特開昭61−17092
2に記載されているように、スライダレールの流出部に
段差をもうけることにより、スライダレールの後端部に
堆積する塵埃の量を減少させるという方法がある。また
特開昭62−46475に記載されているように、スラ
イダレールの流出部にテーパをつけることにより、この
テーパ部に塵埃を付着させ、浮遊塵埃量を減少させるこ
とにより、スライダレール浮上力発生面とディスク間に
塵埃が侵入するのを抑制するという方法がある。
【0004】また、浮上そのものの安定性を高める対策
として、特開平2−287987に記載されているよう
に、浮上力発生面の前部と後部に直方体形の凹部を設
け、この凹部に負圧を発生させる方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−1709
22の技術では、スライダレールの後端部に堆積する塵
埃の量を減少させることはできても、今度はスライダレ
ール浮上力発生面と段差部との境に塵埃が付着し、やは
り、最終的には堆積した塵埃が塊のまま脱落し、これが
ヘッドクラッシュをひきおこす原因となりうる危険性が
ある。また、特開昭62ー46475の技術では、初期
的には効果があるが、テーパ部に捕捉された塵埃の量が
ふえると、コンタクト・スタート・ストップ時あるいは
シーク時、また塵埃の堆積量がさらに多くなった場合は
フォロイング時であっても、堆積した塵埃が塊のまま脱
落し、ヘッドクラッシュをひきおこす原因となりうる危
険性がある。
【0006】特開平2−287987の技術では、負圧
発生による浮上安定のため凹部が設けられているが、深
さが約4μmと浅く、凹部の数および凹部の総面積が小
さく塵埃を捕捉するには十分でないこと、また形状が長
方形であることや、凹部の位置が浮上力発生面の前部と
後部のため、スライダレール長手方向と空気流のなす角
度(以下Yaw角と呼ぶ)によっては、塵埃の捕捉効果
はあまり期待できない。
【0007】本発明の目的は、磁気ヘッドスライダと磁
気ディスク間に侵入する塵埃を、磁気ヘッドスライダに
より捕捉し、かつ、この捕捉した塵埃が1ケ所に堆積
し、この結果塊状になって脱落することを防ぐため、分
散させて捕捉するとともに、この効果がYaw角に関わ
らず得られる浮動ヘッドスライダを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、スライダレール浮上力発生面に、直径200μm以
下、深さ10〜50μm程度の円形微小凹部をつける。
【0009】この円形微小凹部のサイズ及び配置の仕方
については特に限定する必要はなく、スライダ幅、浮上
量の関係から最適なものを選べば良い。
【0010】
【作用】磁気ヘッドスライダ浮上時において、スライダ
レール浮上力発生面下を通過する塵埃を、スライダレー
ル浮上力発生面に設けた円形の微小凹部により捕捉す
る。
【0011】
【実施例】図1に本発明の浮動ヘッドスライダ10の一
実施例を示す。本発明のヘッドスライダにおいては、ス
ライダレールの浮上力発生面12に、直径200μm、
深さ50μmの円形の微小凹部1が6個ずつ設けてある
ことが、特徴となっている。この円筒状の微小凹部1の
ヘッドスライダ/ディスク間に侵入する塵埃にたいする
効果について、以下実験により得られた結果に基づき説
明する。
【0012】図2は図1に示した本発明の浮動ヘッドス
ライダ10と図3に示すスライダレールに溝のついてい
ない従来の浮動ヘッドスライダ40を搭載した磁気ディ
スク装置である。この磁気ディスク装置を密閉しないで
大気中で回転試験を行い、ヘッドスライダをアンロード
状態で装置から取外し、ヘッドスライダの浮上力発生面
を観察したところ、従来の浮動ヘッドスライダにおいて
は、スライダレールの浮上力発生面の流出端13に、多
くの付着物が確認された。この付着物の長さを測定した
ところ、短いもので10μm、長いもので100μm程
度であった。また厚さを測定したところ、20μmから
40μm程度であった。これに対し、本発明の浮動ヘッ
ドスライダの流出端13においては、付着物は殆ど観察
されず、かわりに円形の微小凹部1に付着物が堆積して
いた。このヘッドスライダを再度磁気ディスク装置に実
装し、今度はディスク装置を密閉して、クリーンルーム
内で起動・停止を繰り返したところ、従来の浮動ヘッド
スライダの流出端13に付着していた塵埃の多くは脱落
していたのに対し、本発明の浮動ヘッドスライダの円形
の微小凹部1に堆積していた塵埃の量はあまり変化して
いなかった。このことより、本発明の浮動ヘッドスライ
ダによって一度捕捉された塵埃は、起動・停止によるヘ
ッドスライダとディスクの接触が発生しても、脱落しに
くいことがわかる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置稼動
中にヘッドスライダ/ディスク間に塵埃が侵入し、その
塵埃がヘッドスライダの流出端に堆積し、その結果ひき
おこされるヘッドスライダ/ディスクの直接接触や、堆
積した付着物を介した間接接触が抑制される。またヘッ
ドスライダに堆積した塵埃のディスク面への付着も抑制
することができる。
【0014】微小凹部の形状を円形にすることにより、
空気流のヘッドスライダへの侵入角度によらず、空気流
に対して垂直になる凹部の縁の長さが一定になるため、
常に効率の良い塵埃捕捉効果が得らる。
【0015】従って、本発明の浮動ヘッドスライダを磁
気ディスク装置に搭載することにより、高信頼性が実現
できる。また磁気ディスクの清掃装置に用いても、捕捉
した塵埃の再付着が抑制されるため、効率の良い清掃が
可能となる。
【0016】また、ヘッド/ディスクの接触面積が減少
するのでヘッド/ディスクの粘着防止に効果がある。
【0017】さらにスライダ幅を狭くしなくても低浮上
を実現できるため、浮動ヘッドスライダの浮上量が0.
1μm以下の磁気ディスク装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮動ヘッドスライダの一実施例の斜視
図である。
【図2】本発明の浮動ヘッドスライダ10とスライダレ
ールに溝のついていない従来の浮動ヘッドスライダ40
を搭載した磁気ディスク装置を示す図である。
【図3】従来の浮動ヘッドスライダの斜視図である。
【図4】本発明の浮動ヘッドスライダの他の実施例のス
ライダレール浮上力発生面を見た図である。
【符号の説明】
1…円形微小凹部、 2…円形微小凹部縁、 10…微小凹部付浮動ヘッドスライダ、 11…スライダレール、 12…スライダレール浮上力発生面、 13…スライダレール流出端、 14…スライダレール流入端、 40…微小溝無浮動ヘッドスライダ、 51…コイル、 52…磁気回路、 53…スピンドル組立体、 54…キャリッジ、 55…ガイドアーム、 56…ガイドレール、 57…レールハウジング、 58…ベアリング、 60…磁気ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東島 哲二 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスク装置に組み込まれる磁気ヘッ
    ドスライダにおいて、スライダレールの浮上力発生面
    に、直径200μm以下、深さ10〜50μm程度の円
    形の微小凹部をつけたことを特徴とする浮動ヘッドスラ
    イダ。
JP16723392A 1992-06-25 1992-06-25 浮動ヘッドスライダ Pending JPH0612807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16723392A JPH0612807A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 浮動ヘッドスライダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP16723392A JPH0612807A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 浮動ヘッドスライダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0612807A true JPH0612807A (ja) 1994-01-21

Family

ID=15845924

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16723392A Pending JPH0612807A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 浮動ヘッドスライダ

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JP (1) JPH0612807A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6381090B1 (en) * 1998-05-21 2002-04-30 Komag, Incorporated Hard disk drive head-media system having reduced stiction and low fly height
US6683754B2 (en) 1998-05-21 2004-01-27 Komag, Inc. Hard disk drive head-media system having reduced stiction and low fly height
US7481697B2 (en) 2001-04-05 2009-01-27 Fujitsu Limited Head slider and method of manufacturing same
US11114121B2 (en) * 2018-07-12 2021-09-07 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Air-bearing surface (ABS) design to reduce particle scratch risk

Cited By (5)

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