JPH11163143A - デュアルダマシンエッチングの実施方法、バイアの形成方法、及び自己整合バイアの製造方法 - Google Patents

デュアルダマシンエッチングの実施方法、バイアの形成方法、及び自己整合バイアの製造方法

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JPH11163143A
JPH11163143A JP10276131A JP27613198A JPH11163143A JP H11163143 A JPH11163143 A JP H11163143A JP 10276131 A JP10276131 A JP 10276131A JP 27613198 A JP27613198 A JP 27613198A JP H11163143 A JPH11163143 A JP H11163143A
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Rainer F Schnabel
エフ シュナーベル ライナー
Klaus Feldner
フェルトナー クラウス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己整合バイアの相互接続を伴うデュアルダ
マシンを使用してマルチレベルの同一平面金属/絶縁体
フィルムを形成する改良方法を提供する。 【解決手段】 該方法は、ハードレジスト層を前記絶縁
体の上表面の上にハードレジスト層を付着させる工程、
前記ハードレジストの上表面にソフトレジスト層を付着
させる工程、第1のマスク開口部として前記の第2の開
口部を使用して前記絶縁層の上表面にトレンチを形成す
る工程、前記ハードレジストが実質的に影響を受けない
ように、前記ソフトレジストを除去する工程及び第2の
マスク開口部として第1の開口部を使用して、前記トレ
ンチの底部で前記絶縁体を貫通して前記の下に存在する
デバイス層に達するまでエッチングすることによってバ
イアを形成する工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス、
詳細には自己整合バイアの相互接続を伴うデュアルダマ
シンを使用してマルチレベルの同一平面金属/絶縁体フ
ィルムを形成する改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造業者は、デバイスのサイズを
最小に維持しながら、半導体デバイスの能力及び性能を
絶えず改善しなければならない。小さいデバイスサイズ
を維持する努力において、大方の半導体製造業者はデバ
イスの個々の構成部分を最小の寸法に縮小している。更
に、製造業者は、構成部分が占めるデバイス面積を減少
させるために、これらの構成部分の益々多くを、水平方
向の集積化を使用するのに対して垂直方向に集積化して
いる。垂直方向への集積化は、典型的にはデバイス中に
いくつかの導電層を使用しかつそれらの層を例えば該分
野でバイア又はバイア相互接続として公知のインターレ
ベル・コンタクト(inter-level contact)を使用して
相互接続することによって達成される。
【0003】個々の構成部分の寸法が一層小さくなる
と、種々の導電層を相互接続するのがより困難になる。
種々の導電層を相互接続する問題を解決するための最近
のアプローチは、該分野でダマシン技術として一般に公
知のエッチング及びマスキング順序からなる。該ダマシ
ン技術は、絶縁層に複数のトレンチを形成し、かつ引き
続きトレンチに金属を充填し、次いで該金属を絶縁体の
表面にまで研磨して、所望の金属パターンを形成するこ
とよりなる。典型的には、デュアルダマシンとして公知
の方法においては、一般に前記の金属トレンチ及び前記
の金属パターンと種々の他の導電層とを電気的に接続す
るバイアの相互接続の両者は、実質的に同時に充填され
る。
【0004】典型的には、慣用のデュアルダマシン技術
においては、バイア相互接続は、上方の金属化と実質的
に同時に形成させる。該技術においては、絶縁体を貫通
するホール(このホールには、最終的にバイア形成のた
めに金属又は他の導電材料が充填される)は、後での金
属化リソグラフィーで使用されるフォトレジストの層を
付着させる前に形成することが必要である。
【0005】図1は、積層型半導体構造100の断面図
を示す。積層型半導体構造100は、半導体基板11
8、下に存在する導電層116、その上にある絶縁層1
01からなる。種々の同一平面の導電層を電気的に相互
接続するために使用される隣接した複数のバイアホール
104は、前記のデュアルダマシン技術によって形成す
る。慣用のデュアルダマシン技術では、絶縁体101内
にバイアホール104を形成した後に上方の金属リソグ
ラフィーを実施する。バイアホール104は、下に存在
する金属化層116に対するバイアホール104の適当
なアライメントを保証するために、下にある金属化層1
16の事実上のコンタクト面積より大きくてもよい。
【0006】バイアホール104を形成した後に、慣用
的に絶縁体層101の上表面に反射防止被覆層113
(該分野で公知であり、かつ以下ではARCと称する)
が付着される。ARCの付着作業により、バイアホール
104内に導電層116の上表面の上に高さおよそ
“t”までのARC残留物の層が不可避的に付着する。
次いで、慣用的に金属リソグラフィーのフォトレジスト
をARC層113の上表面に付着させる。引き続き、フ
ォトレジストを現像し、かつ該フォトレジストを慣用の
フォトレジスト剥離方法で除去し、金属化のレジストパ
ターン102を形成させる。しかしながら実質的に、バ
イアホール104内のARC材料114は、金属化フォ
トレジストの剥離作業の影響を受けない。
【0007】図2に関しては、レジストパターン102
で保護されていないARC層113部分はトレンチ11
5の形成前に除去されている。ARC層113は、該積
層型半導体構造100を、有機ARC層113をブレイ
クスルー(break through)するように設計された第1
のエッチング工程を実施することによって除去する。こ
の第1のブレークスルーエッチングに引き続き、絶縁体
101にトレンチ115の形成のために設計された第2
の異方性エッチングを実施し、その後トレンチ内に金属
116又は他の導電性材料を付着させる。しかしなが
ら、バイアホール104内に残っているARC残留物1
17は種々のエッチングの副産物と反応し側壁構造を形
成する。実質的に、形成された側壁構造は、第1のAR
Cブレイクスルーエッチング及びトレンチ115の形成
のために使用された第2の酸化物エッチングの両者の作
用を抑制し、該分野でフェンス218と称されるものを
生じる。一般に、フェンス218は、前記のようにバイ
アホール104中に残っているARC残留物と実質的に
は同じ高さ“t”である。
【0008】デュアルダマシン技術では、上に存在する
金属化及び関連したバイアは、金属付着工程(例えば、
スパッタリング工程)、引き続いてい金属のリフローに
よって金属116をトレンチ115内に付着させること
によって実質的に同時に形成する。該分野で公知のよう
に、適当な金属のリフローは、金属を付着させる表面の
表面形状に著しく依存する。バイアホール104内のフ
ェンス218の存在は金属116の流れを乱し、それに
よって金属116のバイアホール104内へのスムーズ
な流れを妨げる。このバイアホール104内への金属流
の撹乱は、バイアホール104内部にボイド117を形
成することがあり、該ボイドの存在はバイアの電気的接
触抵抗を著しく低下させる。また、金属のボイド117
の存在は許容されない信頼性の問題を惹起する。それと
いうのも、各バイアを通る全ての電流はバイアの隙間の
ない金属化した部分を輸送されねばならないので、バイ
アの隙間のない部分を伝わる高電流密度は、バイア金属
のエレクトロマイグレーションを惹起することがある。
バイア金属のエレクトロマイグレーションは、長期間に
おいて許容されない期間内故障(Failure In Time:F
IT)率を招くことがある。場合によっては、フェンス
218は、十分なバイアホール104内への金属流を妨
げるので電気的な開路の形成を惹起することがある。
【0009】図2及び図3に関して、慣用のデュアルダ
マシン技術に関連するもう1つの問題は、バイア104
を下に存在する半導体層116と正確に整合させようと
する場合に、常にバイアのサイズを過大にするというこ
とに関する。まず図2に関しては、過大なバイア104
によって、隣接するバイア104とを電気的にかつ物理
的に隔離している絶縁体101(他にインタースペース
とも称する)の厚み“d1”の減少が生ずることがあ
る。その減少した厚み“d1”のため、バイア104間
の電気的破壊又は電流漏れが生じ、ひいては潜在的な破
局的温度に関連する故障が発生することがあり、該故障
は後製造試験において選別することが困難である。ま
た、既に述べたようにフェンス218の存在によって悪
化されるバイアホール104のような高電流密度の領域
の間の距離が短いために、著しく促進された高温信頼性
試験を実施した後だけに明白になる信頼性低下が存在す
ることもある。
【0010】今や図3に関して説明すれば、該図3は、
バイア104の近接部を示す図2の横切断面“b”に沿
った積層型半導体構造100の表面の上面図を示してい
る。示された構造においては、バイア104の近接部
は、前記の種々の欠点に関連した重要な製造上もしくは
長期間の信頼性の問題を惹起することがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、バイアホール
中におけるフェンスの形成を不可能にし、下に存在する
金属化層に対して自己整合するバイアの形成を可能に
し、かつ後製造歩留まり損失又は引き続いての領域故障
の実質的な可能性を発生させずにバイアの間隔の接近を
可能にするデュアルダマシン技術を見出す課題が存在す
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】広義には、本発明は、半
導体デバイス、詳細には自己整合バイアの相互接続を伴
うデュアルダマシンを使用してマルチレベルの同一平面
金属/絶縁体フィルムを形成させる改良方法に関する。
【0013】本発明の1つの実施態様によれば、層スタ
ックは、下に存在する導電層及び該下に存在する導電層
の上に配置された絶縁層からなる。この方法は以下の操
作の工程を包含している。ハードレジスト層を、下に存
在するデバイス層上にハードレジスト層の第1の開口部
が位置するように、パターン化した絶縁層の上表面に付
着させる。有利な実施態様においては、ハードレジスト
層は酸窒化ケイ素で構成されている。次に、ソフトレジ
スト層をハードレジストの上表面に付着させる、その際
該ソフトレジストは、前記のハードレジストの第1開口
部より小さい第2の開口部を有しかつ前記のハードレジ
ストの第1開口部に対して整合している。次いで、第2
の開口部によって規定されるようなトレンチを、下に存
在するデバイス層上に位置しかつトレンチの底部で絶縁
材料によって下に存在するデバイス層から隔離された絶
縁層の上表面に形成する。次いで、ソフトレジストを実
質的にハードレジストに影響を及ぼすことなく除去す
る。該バイアは、トレンチの底部で絶縁材料を貫通し下
に存在するデバイス層に達するまでエッチングすること
によって形成する。
【0014】もう1つの実施態様において、層スタック
の下に存在するデバイス層と上に位置する導体との接続
のために配置するバイアの形成方法を開示している、そ
の際上に存在する導体は、絶縁層内に形成されかつトレ
ンチの底部で絶縁材料によって下に存在するデバイス層
から隔離されている。この方法は以下の操作工程を包含
している。まず、前記の絶縁層の上表面を覆うようにハ
ードマスク層を付着させる、その際ハードマスク層はト
レンチが形成されるべき位置に相当する第1の開口部を
有している。次いで、ハードマスク層の上面にソフトマ
スク層を付着させる、該ソフトマスク層はバイアが形成
されるべき位置に相当する第2の開口部を有している。
最後に、トレンチの底部で絶縁材料を貫通して少なくと
も下に存在するデバイス層に達するまでエッチングする
ことによってバイアを形成する。
【0015】本発明の他の態様及び利点は、本発明の原
理を実施例によって説明する、添付図面と関連して行う
以下の詳細な記載によって明白になろう。
【0016】
【実施例】次に、本発明を添付図面に図面における実施
例により説明するが、本発明を制限するものではない。
以下の図面において、同じ参照番号は、理解し易くする
ために類似したもしくは同様な素子を示す。
【0017】以下の記載では、本発明の完全な理解を提
供するために多数の特定の詳細が示されている。しかし
ながら、これらの特定の詳細のいくつか又は全て必要と
せずに本発明を実施できることは当業者には明白であろ
う。他の例では、周知の工程は、不必要に本発明を不明
瞭にしないため詳細には記載していない。
【0018】本発明は、集積回路(IC)で使用するの
ためのマルチレベルの同一平面の金属/絶縁体膜の形成
方法に関する。ICは、例えばランダムアクセスメモリ
ー(RAM)、例えばダイナミックRAM(DRA
M)、同期DRAM(SDRAM)、又はリードオンリ
ーメモリー(ROM)を包含する。また,特別用途向け
IC(ASIC)、組込み型DRAM論理回路(embedd
ed DRAM)又は他の論理回路のような他のICも有
用である。
【0019】典型的には、ウェーハ上に多数のICを並
列に形成する。その工程の終了後、ICを個々のチップ
に分離するためにウェーハをさいの目に切断する。次い
でチップを包装し、それによって例えば消費製品、例え
ばコンピュータシステム、携帯電話、パーソナルデジタ
ルアシスタント(personal digital assistant)(PD
A)及び他の電子製品で使用される最終製品が得られ
る。
【0020】本発明によれば、自己整合バイアを有する
マルチレベルの同一平面上の金属/絶縁体膜のための改
善された方法が提供される。本発明の1つの態様によれ
ば、上に存在する金属化トレンチを形成するために第1
のハードマスク、及び上に存在する金属化層と下に存在
するデバイス層とを電気的に接続する自己整合バイアを
形成するためにソフトレジストマスクを使用するデュア
ルダマシン技術が使用される。
【0021】本発明の1実施態様では、酸窒化ケイ素か
らなるハードマスクを用いたデュアルダマシンエッチン
グを使用して絶縁層を貫通し下に存在するデバイス層に
達するバイアを形成する。この実施態様では、ハードマ
スクは、前記の金属化トレンチの形成に適当な第1の開
口部を有している。次いで、ハードレジストマスク上に
ソフトレジストマスクを付着させる。ソフトレジストマ
スクは、ハードマスクの第1の開口部より小さくかつそ
れと整合した第2の開口部を有している。第2の開口部
は、下に存在する導電層と整合しかつ該導電層までの少
なくとも大体中程まで延びた第1のトレンチを形成する
ために使用する。第1のトレンチの形成後、第1のハー
ド層に影響を及ぼすことなくソフトレジスト層を除去す
る。次いで、第2の異方性エッチングによって、第2の
部分と一体になるように形成された第1の部分を有する
第2のトレンチを形成する。第1の部分は、第1のトレ
ンチの底部からその下に存在する導電層まで少なくとも
延び、かつバイア相互接続の形成のために適当である。
第2の部分は、ハードマスクの第1の開口部によって規
定され、かつ上の存在する金属化層の形成のために付着
される金属を受容するのに適当である。このようにして
形成されたバイアはいかなるフェンスをも有していな
い。それというのも、第1のトレンチが形成した後に半
導体の積層型構造の上表面にフォトレジスト又はARC
を付着させないからである。更に、バイアの外部配置を
規定するためにハードマスクを使用するので、バイア間
の距離を容易に調節することができる。
【0022】本発明の実施態様を、以下に図2〜図11
を参照して説明する。しかしながら、これらの図面を参
照して以下に示す詳細な記載は、本発明はこれらの制限
された実施例を越えて拡大されものであるので、説明に
目的のためにあることは当業者には自明のことである。
【0023】図2は、本発明の1実施例に基づく下に存
在する導電層216を包含する基板218を覆う絶縁層
201を有する積層型半導体構造200の断面図を示
す。該積層型半導体構造200は、例えばnFET又は
pFET(電界効果トランジスタ)のような慣用のトラ
ンジスタを製造するために使用される積層型半導体構造
を示してもよい。絶縁層201は、予め決定した導電型
の基板218上に付着させてもよい。典型的には平面化
した二酸化ケイ素、例えばTEOS、ガラス材料、例え
ばリフローさせたホスホシリケートガラス、又はポリマ
ー様ポリイミドを包含する絶縁体201の付着のために
は、化学蒸着法(CVD)又は類似の技術を使用するこ
とができる。記載した実施例では、絶縁層201は、予
め規定した基板218上に形成され、該層は予め規定し
た導電層216を有している。導電層216は、下に存
在する金属化層の一部分であってもよい。選択的に、導
電層216は、高度にドープしたシリコン層、導電性金
属、例えばタングステン、又は例えばトランジスタのソ
ース又はドレーン領域のような能動素子の任意のタイプ
の部分であってもよい。この実施態様では、絶縁層21
6は0.9ミクロン〜約2.0ミクロンの範囲内の厚さ
を有していてもよい。
【0024】図5に関しては、絶縁層201は上表面2
02を有し、該上表面の上に当業者に公知の任意の技術
によってハードレジスト層215が付着せしめられてい
る。該ハードレジストは約1000Åの厚さを有し、か
つ窒化ケイ素、又は有利な実施例においては、酸窒化ケ
イ素から構成されていてもよい。下に存在する導電層の
上に位置する第1の開口部217の形成は、当業者に周
知の慣用のフォトリソグラフィー技術によって達成され
る。1実施例では、このような第1の開口部217の形
成方法は、エッチング剤のガスとしてN2を使用する反
応性イオンエッチング(reactive ion etching:RIE
)と称される。1実施例において、ハードレジスト層
215が窒化ケイ素から構成されている場合には、有利
にはハードレジスト層の上表面にARCと称される有機
反射防止被覆層(図示せず)を施す。しかしながら、有
利な実施例においては、ハードマスク215のための酸
窒化ケイ素を使用すれば、ARCを使用する必要性がな
くなる。この論旨を明らかにするためには、ハードレジ
スト層は酸窒化ケイ素からなりかつARC層は必要ない
ことと考えられる。しかしながら、既に述べたように、
ハードマスク215のために窒化ケイ素又は任意の他の
適当な化合物の使用によって、 ARCの付着及び除去
に関する付加的な単数又は複数の工程が必要になること
もある。
【0025】前記のように、ハードレジスト層215を
適当に付着させかつ適当にパターン化した後、図4に示
されているように慣用の付着方法及び手順を使用して厚
さ1000Åのソフトレジスト層220をハードレジス
ト層215上に付着させる。ソフトレジスト層220を
慣用のフォトリソグラフィー方法及び手順を使用して、
図6に示されているようにハードマスク215の開口部
217より小さくかつそれに整合した第2の開口部を有
するようにパターン化する。
【0026】第2の開口部219は、図7に示されるよ
うに絶縁層201から、第1のトレンチ224を形成さ
せるのに十分な絶縁物質を除去する第1の異方性エッチ
ングによって第1のトレンチ224を形成するために配
置されかつ寸法が設計されている。絶縁体材料を除去す
るこのような1つの方法は、例えば反応性ガスとしてA
r、C48、CO及び/又はO2を使用する前記のよう
なRIEエッチングの方法によるものである(記載の実
施例においては、ハードレジスト215は酸窒化ケイ素
からなるので、ARC層は必要なく、ひいてはARC除
去ステップも不必要であるということを留意すべきであ
る)。記載の実施例では、第1のトレンチ224は、上
表面202と下に存在する導電層216の間の大体中程
の地点にまで延びる底部を有してもよい。もう1つの実
施例では、第1のトレンチ224は、下に存在する導電
層216のほぼ近く又はそこに達する地点にまで延びた
底部を有していてもよい。
【0027】バイアホール224を形成した後に、ソフ
トレジスト層220を、ハードレジストマスク215が
実質的に影響を受けずに残るように任意の慣用の方法に
よって除去する。この方法では、第1の開口部217
を、最終的に上に存在する金属化層の形成のために適当
に配置されたトレンチを形成するために使用することが
できる。第1のトレンチ224の形成後にはARC又は
フォトレジストを付着させないので、前記のフェンスの
形成及びそれに関連した問題の可能性は存在しない。次
いで図8に関しては、記載の実施例では、第1部分20
4’及び第2部分204”を有する第2のトレンチ20
4を形成するために第2の異方性エッチングを使用して
もよく、その際第1部分204’は実質的に下に存在す
る導電層216にまで達し、一方第2部分204”は所
望の上に存在する金属化パターンを形成するために配置
されている。下に存在する導電層216はエッチストッ
プとして使用してもよく、それによって第2の異方性エ
ッチング工程は、下に存在する導電層を形成する予め決
めた量の構成材料が第2の異方性エッチング工程で使用
されるプラズマ中に明白に現れると、停止するというこ
とを留意すべきである。
【0028】第2の異方性エッチング及び第2のトレン
チの最終的な形成が終了した後、ハードレジスト層21
5を、任意の慣用の技術によって図9中に示されている
ような構造を残して除去する。該工程のこの時点で、任
意の適当な金属化技術により金属250を付着させるこ
とにより、上に存在する金属化層を形成する用意ができ
ている。金属化技術は該分野で周知であり、例えばVLSI
technology, 2nd Edition, S.M.Sze 1988 McGrawHill
Publishing Companyに記載されている。金属化層の形成
に適当な金属及び合金は、例えばアルミニウム、銅、ニ
ッケル、モリブデン、タングステン、白金、二ケイ化タ
ンタル、二ケイ化チタン並びにこれらの材料の他の合金
を包含する。アルミニウム、アルミニウム合金、例えば
アルミウムシリコン、銅及びタングステンは、しばしば
相互接続の金属化のために選択される材料である。
【0029】該金属は、公知の技術、例えば化学蒸着法
(CVD)、物理蒸着法(PVD)又は低圧化学蒸着法
(LPCVD)によって付着させることができる。 C
VD、PVD及びLPCVDのための特別の装置及び操
作パラメータの選択は、半導体処理の当業者の知識の範
囲内である。該金属の付着(通常は積層型半導体構造2
00の全表面にブランケット方式で)によって、トレン
チ204の第1の部分204’及び第2の部分204”
に充填し、それにより上に存在する金属化層、及び上に
存在する金属化層と下に存在する導電層216とを相互
接続するバイアが実質的に同時に形成される。
【0030】第1及び第2の異方性エッチングは、第1
のトレンチ224を絶縁層201にエッチングする範囲
に関係するということは、図7及び図8から明白であ
る。図面から明白なように、第1の異方性エッチングが
下に存在する導電層216に近い位置まで延びる第1の
トレンチを形成すれば、次いでその結果としての第2の
異方性エッチングはより短時間であるべきである、それ
というのも、修正された第1の部分204’及び第2の
部分204”が生じるように少ない絶縁体をエッチング
すべきであるからである。適用されるエッチングの時間
の増加又は減少によって簡単に形成される形及び構造を
実質的に変更する能力は、多くの慣用の方法に著しい利
点を提供する。
【0031】図10は、絶縁性間隙領域に対するバイア
の相対位置を示す図9に示されるような積層型半導体構
造の上面図である。形成されたバイアの形状はハードマ
スク215によって規定された絶縁性間隙領域201と
一致する、従って慣用のデュアルダマシン技術で極めて
明白な浸食の問題が排除される。図示されているように
バイア204を配置する能力は、増大した内部バイアの
間隙d2から明白なように絶縁性間隙部分201の浸食
に関する問題の減少により集積回路の相互接続を配線及
び配置する設計者の能力を向上させる。
【0032】自己整合バイアを伴うデュアルダマシン技
術を使用するマルチレベルの同一平面金属/絶縁体膜の
形成は、以下の操作工程を包含してもよい図11に示さ
れるフローチャートで詳細に説明する。
【0033】ステップ810で、基板上に層スタックを
有する基板を準備する。層スタックは、下に存在するデ
バイス層と、該下に存在する該デバイス層の上に配置さ
れた絶縁層とを有する。図2には、基板は基板218と
して、かつ下に存在するデバイス層は導電層216とし
て示されている。絶縁層201は、基板218及び下に
存在する導電層216の上に配置されているように示し
ている。
【0034】ステップ815で、上に存在する金属化層
を規定するためにパターン化された第1開口部を有する
層スタックの上表面上にハードレジストの層を付着させ
る。その際、第1開口部は下に存在するデバイス層のほ
ぼ上に配置されている。図3によれば、ハードレジスト
の層はハードレジスト215として、かつ開口部は第1
開口部217として示されている。
【0035】ステップ820で、ハードレジスト層上に
ソフトレジストの層を付着させる。該ソフトレジスト
は、第1の開口部より小さくかつそれに整合した第2の
開口部を有し、その際第2の開口部は下に存在する導電
層にバイア相互接続を形成させるためのものである。図
4には、ソフトレジストマスクはソフトレジストマスク
220として、かつそれに関連した開口部は第2の開口
部222として示している。
【0036】ステップ825で、絶縁層を貫通して大体
中程の地点にまで延びる第1のトレンチを形成する。図
7に示されているように、第1のトレンチ224は下に
存在する導電層216に対して実質的に整合しかつ絶縁
層201を貫通して大体中程にまで延びている。しかし
ながら若干の場合には、第1のトレンチ224を下に存
在する導電層216と近いか又はそこに達する地点にま
で延びていてもよく、しかもその場合が望ましい。
【0037】ステップ830で、ハードレジスト層に実
質的に影響を及ぼさずにソフトレジスト層を除去した後
に第2のトレンチを形成するために第2の異方性エッチ
ングを実施する。第2の異方性エッチングは、図8に示
された構造が形成するエッチストップとして下に存在す
る導電層を使用する。
【0038】ステップ835で、ハードレジストを除去
し、かつ金属又は他の導電材料を前記のトレンチの範囲
内に付着させ、上に存在する金属化層と、下に存在する
導電層に対する関連したバイア相互接続との両者を実質
的に同時に形成する。
【0039】バイアを形成するための本発明のデュアル
ダマシンエッチングを実施する前記方法の使用によって
多くの利点を実現することができる。そのような利点1
つは、バイアホールはあらゆるフォトレジスト層及びA
RC材料の付着後に形成するので、たとえあるとしても
前記のように自己整合バイアを使用するデュアルダマシ
ンによってではフェンスは形成されないという事実であ
る。
【0040】もう1つの本発明の利点は、バイアの最終
的な形状が絶縁性間隙部分によって形成される境界に実
質的に一致するという事実に関する。この一致によっ
て、慣用のデュアルダマシン技術で今まで関連していた
問題なしにバイアの間隔を接近させることができる。。
【0041】本発明の多くの特徴及び利点は、前記の記
述により明白であり、かつ従って特許請求の範囲によっ
て本発明の全てのこのような特徴及び利点をカバーせん
とするものである。更に、多くの修正及び変更を当業者
は容易に行うことができるので、図示及び説明したよう
な実際の構成及び操作に本発明を制限せんとするもので
はない。従って、あらゆる適当な修正及び同等物は本発
明の範囲内で包含されると見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】慣用のデュアルダマシン技術によって形成され
たバイアホールを有する絶縁体の層で上に重ねられた下
に存在する導電層を有する積層型半導体構造の断面図で
ある。
【図2】引き続いての金属又は他の導電材料の付着のた
めに適当なトレンチの形成を示す、図1に示されたよう
な積層型半導体構造の断面図である。
【図3】慣用のダマシン技術によって形成された過大の
隣接したバイアの相対位置を示している区分“b”に沿
った、図2に示されたような積層型半導体構造の略示上
面図である。
【図4】本発明の1実施例に基づく下に存在する導電層
を有する基板に上から重ねた絶縁層を有する積層型半導
体構造の断面図である。
【図5】本発明の実施例に基づく、下に存在する基板の
位置に相当する第1の開口部を有するようにパターン化
されたハードレジスト層を付着させた後の、図4に示さ
れたような積層型半導体構造の断面図を示す。
【図6】本発明の実施例に基づく、ハードレジスト層に
おける第1の開口部より小さくかつそれと整合した第2
の開口部を有するようにパターン化したソフトレジスト
層を付着させた後の、図5に示されたような積層型半導
体構造の断面図を示す。
【図7】本発明の実施例に基づく、下に存在する導電層
の少なくともほぼ中程の深さまで延びる第1のトレンチ
をエッチングした後の、図6に示されているような積層
型半導体構造の断面図を示す。
【図8】本発明の実施例に基づく、下に存在する導電層
にまで延びるバイアをエッチングした後の、図7に示さ
れているような積層型半導体構造の横断面図を示す。
【図9】本発明の実施例に基づく、上に存在する金属化
層を下に存在する導電層と電気的に接続するために金属
又は他の導電材料を付着させた後の、図8に示されてい
るような積層型半導体構造の横断面図を示す。
【図10】本発明の実施例に基づく、切断面“c”に沿
った絶縁性間隙部分に対するバイアの相対位置を示す、
図9に示されているような半導体構造の上面図である。
【図11】本発明の1実施例に基づく、自己整合バイア
の相互接続を有するマルチレベルの同一平面上の金属/
絶縁体膜を形成するためのデュアルダマシンを使用する
方法のフローチャートである。
【符号の説明】
100 積層型半導体構造、 101 絶縁体、 10
2 レジストパターン、 104 バイアホール、 1
13 ARC層、 114 ARC材料、 115 ト
レンチ、 116 導体、 117 ボイド、 118
半導体基板、200 積層型半導体構造、 201
絶縁層、 202 上表面、 204第2のトレンチ、
204 第1の部分、 204 第2の部分、 21
5ハードレジスト層、 216 導電層、 217 第
1の開口部、 218 基板、 219 第2の開口
部、 220 ソフトレジスト層、 224 第1のト
レンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス フェルトナー ドイツ連邦共和国 ドレスデン アレクサ ンダー−ヘルツェン−シュトラーセ 31ア ー

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の、下に存在するデバイス層、該
    下に存在するデバイス層上に配置された絶縁層からなる
    層スタックを貫通してデュアルダマシンエッチングを実
    施する方法において、ハードレジスト層を前記絶縁体の
    上表面の上にハードレジスト層を付着させる工程、その
    際前記ハードレジスト層は、該ハードレジスト層内の第
    1の開口部が前記の下に存在するデバイス層上に位置す
    るようにパターン化されており、前記の第1の開口部は
    上に存在する金属化を規定するために適当に配列されて
    いる;前記ハードレジストの上表面にソフトレジスト層
    を付着させる工程、その際前記ソフトレジスト層は、前
    記のハードレジストの第1の開口部より小さくかつそれ
    と整合した第2の開口部が形成されるようにパターン化
    されており、前記の第2の開口部は前記の上に存在する
    金属化層と前記の下に存在する金属化層とを結合させる
    バイア相互接続を形成するために適当に配置されてい
    る;第1のマスク開口部として前記の第2の開口部を使
    用して前記絶縁層の上表面にトレンチを形成する工程、
    その際前記トレンチは、前記の下に存在するデバイス層
    上に位置しかつ該デバイス層から前記トレンチの底部で
    絶縁材料によって隔離されている;前記ハードレジスト
    が実質的に影響を受けないように、前記ソフトレジスト
    を除去する工程;及び第2のマスク開口部として第1の
    開口部を使用して、前記トレンチの底部で前記絶縁体を
    貫通して前記の下に存在するデバイス層に達するまでエ
    ッチングすることによってバイアを形成する工程からな
    ることを特徴とする、デュアルダマシンエッチングの実
    施方法。
  2. 【請求項2】 前記ハードレジストがSiNである、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 更に、前記ソフトレジスト及び絶縁材料
    を貫通する前記エッチングを容易にするために、前記ハ
    ードレジストの上表面上に反射防止層を付着させる工程
    を含む、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 更に、前記ハードレジストを貫通する前
    記のエッチングの前に前記反射防止層のブレイクスルー
    エッチングを実施する工程を含む、請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記のブレイクスルーエッチングにおい
    て、N2を含有するエッチング剤ソースガスを使用す
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記トレンチが、絶縁層の上表面の上面
    からの予め規定された深さまで延びた底部を有してい
    る、請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 更に、前記トレンチの底部で絶縁材料を
    貫通する選択されたエッチングパラメータに従ってエッ
    チングする工程を含む、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の選択したパラメータの少なくとも
    1つが、C48を含有するエッチング剤ソースガスを使
    用することを含む、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記の選択したパラメータが、O2エッ
    チング剤ソースガスの量を含む、請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記基板がシリコンウェーハである、
    請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記の第1の開口部を反応性イオンエ
    ッチングによって形成する、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記基板を集積回路の製造で使用す
    る、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記の基板をダイナミックランダムア
    クセスメモリーの製造で使用する、請求項1記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 層スタックの下に存在するデバイス層
    と、絶縁層に形成されたトレンチの底部に位置するよう
    に配置されかつ前記トレンチの底部で絶縁材料により前
    記の下に存在するデバイス層から隔離されている上に存
    在する導体とを接続するために配置されたバイアを形成
    する方法において、前記トレンチに相応する第1の開口
    部を有している酸窒化ケイ素で構成されたハードマスク
    層を前記絶縁層の上表面に付着させる工程;前記ハード
    マスク層の上面にソフトマスク層を付着させる工程、そ
    の際ソフトマスク層は前記のバイアの位置に相当する第
    2の開口部を有する; 及び前記トレンチの底部で絶縁
    材料を貫通し少なくとも前記の下に存在するデバイス層
    に達するまでエッチングすることによってバイアを形成
    する工程からなることを特徴とする、バイアの形成方
    法。
  15. 【請求項15】 前記絶縁材料を貫通するエッチング
    が、前記トレンチの底部で前記絶縁材料を貫通する選択
    されたエッチングパラメータに従ってエッチングするこ
    とからなる、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記の選択されたパラメータの少なく
    とも1つが、C48を含有するエッチング剤ソースガス
    を使用することを含む、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記の選択されたパラメータの少なく
    とも1つが、酸素を含有するエッチング剤ソースガスを
    使用すること含む、請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記の選択されたパラメータの少なく
    とも1つが、アルゴン及び一酸化炭素を含有するエッチ
    ング剤ソースガスを使用することを含む、請求項15記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 更に、前記の上に存在する導体を形成
    し、かつ該上に存在する導体と前記の下に存在するデバ
    イス層とを電気的に結合させるために、前記バイア及び
    前記トレンチ中に導電材料を付着させる、請求項14記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 前記の基板を集積回路の製造で使用す
    る、請求項14記載の方法。
  21. 【請求項21】 層スタックの下に存在するデバイス層
    と、絶縁層に形成されたトレンチの底部に位置するよう
    に配置されかつ前記トレンチの底部で絶縁材料により前
    記の下に存在するデバイス層から隔離されている上に存
    在する導体とを接続するために配置された自己整合バイ
    アを製造する方法において、前記トレンチに相応する第
    1の開口部を有するハードレジストを前記絶縁層の上表
    面に付着させる工程;前記バイアの位置に相当しかつ前
    記の第1の開口部に整合した第2の開口部を有するソフ
    トレジストを付着させる工程;及び前記絶縁層の表面か
    ら絶縁層の大体中程の深さにまで延びた底部を有する第
    1のトレンチを形成するために前記絶縁層を貫通してエ
    ッチングする工程;前記の第1のトレンチの底部で絶縁
    材料を貫通して少なくとも下に存在するデバイス層に達
    するまでエッチングすることによるバイアの形成工程か
    らなることを特徴とする、自己整合バイアの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記の基板を集積回路の製造で使用す
    る、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 デバイス層が導電層である、請求項2
    1記載の方法。
  24. 【請求項24】 デバイス層がドープしたシリコン層で
    ある、請求項21記載の方法。
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