JPH11163105A - シート剥離装置および方法 - Google Patents
シート剥離装置および方法Info
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- JPH11163105A JPH11163105A JP34189597A JP34189597A JPH11163105A JP H11163105 A JPH11163105 A JP H11163105A JP 34189597 A JP34189597 A JP 34189597A JP 34189597 A JP34189597 A JP 34189597A JP H11163105 A JPH11163105 A JP H11163105A
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Dicing (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
Abstract
に、板状部材に貼付されたシートを剥離するシート剥離
装置および方法を提供する。 【解決手段】 半導体ウェハWに貼付された保護シート
を接着テープを用いて剥離するシート剥離装置である。
ウェハWはウェハキャリア617に収容され可動アーム
701によって取り出されて、オリフラアライメント部
800において、オリフラの位置が決められる。その後
可動アーム701によってUV照射部900へ送られU
V照射された後、シート剥離部950へ送られる。シー
ト剥離部950においては、接着テープがウェハWのオ
リフラ部以外の箇所に接着され、この接着テープを引っ
張って保護シートを剥離する。保護シート剥離後のウェ
ハWは可動アーム701によってウェハキャリア617
へ戻される。
Description
板状部材に貼付されたシートを剥離するシート剥離装置
および方法に関する。
を小型化、薄型化するために半導体ウェハ(以下単にウ
ェハという)の裏面を研磨して薄くする工程があり、そ
の工程においてはウェハの表面(回路が形成された面)
を、粘着フィルム等から成る保護シートを貼り付けて保
護する。研磨後は保護シートをウェハから剥離する。
5mm〜50mm幅の粘着テープをプレスローラを用いて、
ウェハ上に貼付された保護シート上に貼付し、この粘着
テープを引っ張ることにより保護シートをウェハから剥
がしていた。
法によれば、粘着テープをプレスローラで押し付けて保
護シートに貼付するため、この押し付けに起因するウェ
ハ割れが生じるおそれがあった。特に、近年ウェハ外径
が大型化し、又厚さが更に薄くなるに伴いウェハ割れの
問題について考慮する必要がでてきている。
傷つけることなく、保護シート等のシートを板状部材か
ら剥離できるようにすることを目的とする。
め、本発明においては、板状部材に貼付されたシートを
接着テープを用いて剥離するシート剥離装置および方法
において、前記板状部材に形成された基準部(たとえば
半導体ウェハに形成されたオリエンテーションフラット
やVノッチ)の位置を検出し、前記接着テープを前記基
準部以外の前記シートの端部に接着し、前記接着テープ
を引っ張って前記シートを剥離するように構成した。
ハの薄型化に伴いUV(紫外線)硬化型の保護シートを
用いて剥離時にUV照射して粘着力を弱めてシートを剥
がす方式も採用されており、こうした方式の場合には、
接着テープを使用してシートを剥がす前に保護シートに
UV照射を行うようにした。
護シートの剥離に特に適したものではあるが、本発明は
それに限らず、板状部材に貼付されたシートを接着テー
プを用いて剥離するシート剥離装置及び方法一般に適用
できるものである。
シート剥離装置を例にとって説明する。図1は本発明の
一実施形態を示す保護シート剥離装置の平面図であり、
保護シート剥離装置は、ウェハ供給部600と、ウェハ
搬送部700と、オリフラアライメント部800と、U
V照射部900と、シート剥離部950とから構成され
ている。以下、各部について説明する。
Aの方向に見た図であり、ウェハ供給部600では、支
柱601に2本のガイドレール603が取り付けられ、
このガイドレール603にガイド605を介してテーブ
ル607が上下動自在に取り付けられている。支柱60
1に沿ってボールネジ609が取り付けられ、ボールネ
ジ609と係合する板611がテーブル607に接続さ
れている。ボールネジ609はベルト613を介してモ
ータ615によって回転され、この回転によってテーブ
ル607が上下動する。テーブル607上にウェハキャ
リア(ウェハ搬送容器)617が置かれ、ウェハキャリ
ア617内の棚には保護シートが貼付されたウェハWが
複数収容されている。
板619にはウェハキャリア617を挟むように、板6
21,623が接続され(図1)、板621,623に
はウェハ検出センサ(光透過型や光反射型のセンサ等)
625,627が取り付けられている。ウェハキャリア
617を上下に移動させながらセンサ625,627に
よってウェハWの段位置、枚数等を検出する。
を備え、可動アーム先端には吸着部材703が設けら
れ、可動アーム701上にウェハWを載せて吸着部材7
03によってウェハWを吸着固定する。可動アーム70
1は鎖線705で示す範囲でウェハWを搬送可能であ
る。
図1の矢印Bの方向に見た図であり、図4はその平面図
である。オリフラアライメント部800は、ウェハWに
形成された基準部としてのオリエンテーションフラット
(オリフラ)部を検出し、このオリフラ部が、後述する
接着テープの接着部に位置しないように、ウェハWを回
転させて位置決めを行う。
ンテーブル801上に截置される。ターンテーブル80
1は吸着口を備え、ウェハWを吸着固定する。ターンテ
ーブル801はモータ803によって回転し、シリンダ
805によって上下動する。ターンテーブル801の両
側には、センタリング板807が取り付けられ、センタ
リング板807はシリンダ809によってターンテーブ
ル801方向へ移動可能である。センタリング板807
にはウェハWの径の大きさに合わせて段部807aが形
成されている。
ハWはターンテーブル801上に截置され、センタリン
グ板807はターンテーブル801方向に移動してウェ
ハWのセンタリングを行う。その後ターンテーブル80
1がウェハWを吸着して回転する。ウェハWを挟んで光
透過型や光反射型のセンサ811が配置され、センサ8
11はウェハWのオリフラ部を検知し、センサ811が
オリフラ部を検知した後所定角度だけ回転させてターン
テーブル801を制止させる。これにより、オリフラ部
が接着テープの接着部に位置しないようにウェハWを位
置決めする。すなわち、後述するヒーターカッター部5
00(図13)によってテープをシートに接着する際に
この接着部上にオリフラ部がこないようにし、接着テー
プが確実にシートに接着されるようにする。
Wの位置決めを行っているときに次のウェハを吸着保持
しておくためのウェハ保持アーム813が配置され、ウ
ェハ保持アーム813はウェハWを吸着保持した後、ウ
ェハWの大きさに応じた位置(図4の鎖線813a,8
13bで示す)で待機する。
の方向に見た図であり、その角部901にL字形の開口
部903が形成され、その開口部903からウェハWが
可動アーム701によって図1の線707に沿って搬入
される。開口部903は、L字形の蓋905によって開
閉され、蓋905はシリンダ907により駆動される。
ウェハWはテーブル909上に吸着される。UV照射部
900の中央にはUVランプ室911が設置され、その
中にUVランプ913が取り付けられている。UVラン
プ913の下方には、シリンダ915によって開閉する
シャッタ917が配置されている。UVランプ室911
の空気は、図示しないが、排気用動力によってダクト9
19を通って強制排気される。
プ913のUV光が当たるようにウェハWがテーブル9
09に載せられると、シャッタ917が開き、テーブル
909はウェハWを吸着手段909aにより吸着保持
し、図5の左方向へ移動してウェハWの保護シートの粘
着面に紫外線が照射される。照射完了後テーブル909
は再び角部901へ戻り、吸着手段909aが解除さ
れ、ウェハWは可動アーム701によって搬出される。
搬出されたウェハWは、図1の線709に沿って剥離部
950へ搬送される。剥離部950の詳細は後述する。
ートを使用する場合は、UV照射部900を設けなくて
もよい。
れを説明する。 (1)ウェハ供給部600のテーブル607上に人手ま
たは自動搬送機によってウェハキャリア617を截置す
る。 (2)モータ615の駆動によりテーブル607が上下
動し、センサ625,627によってウェハキャリア6
17内のウェハWの段位置、枚数等が検出される。 (3)ウェハキャリア617の最上段からウェハWを可
動アーム701によって1枚ずつ取り出し、オリフラア
ライメント部800へ移載する。テーブル607が上昇
してウェハキャリア617は1段上昇し、可動アーム7
01は次のウェハWの取り出しを行う。 (4)オリフラアライメント部800では、センタリン
グ板807によってウェハWのセンタリングが行われ、
ウェハWがターンテーブル801に吸着回転される。こ
の間に可動アーム701は次のウェハWをウェハキャリ
ア617から取り出し、ウェハ保持アーム813へ移載
し、待機保持しておく。 (5)ターンテーブル801によってウェハWを吸着保
持しながら回転させ、センサ811によってオリフラ部
を検出し、検出後、所定角だけ回転させてウェハWを吸
着保持しながら位置決めする。 (6)ウェハW位置決め後、可動アーム701によりウ
ェハWをUV照射部900へ移動させる。 (7)UV照射後、可動アームによってウェハWをシー
ト剥離部950へ搬送し、シート剥離部950において
保護シートを剥離する。 (8)剥離後、可動アーム701によってウェハWをシ
ート剥離部950から搬出し、ウェハキャリア617の
所定段へ収納する。 (9)次のウェハについても同様の処理を行い、ウェハ
キャリア617内のすべてのウェハのシート剥離が終了
したら、ウェハキャリアを人手または自動搬送機によっ
て次工程へ搬送する。なお、UV硬化型保護シート以外
の保護シートを使用する場合は、上述の中で、UV照射
部900への移動、UV照射などは不要となる。
を傷つけることなく、保護シート等のシートを板状部材
から剥離できるとともに、ウェハの基準部(オリフラ、
Vノッチ等)上に接着テープの接着部が位置しないの
で、保護シートに接着テープを確実に接着することがで
き、保護シートを剥がすことができる。
ムを用いたが他の搬送手段を利用してもよい。また、各
部の配置も上記例に限定されない。UV硬化型保護シー
トを使用した場合は、ウェハ供給部、オリフラアライメ
ント部、UV照射部の順に配置すれば、比較的時間のか
かるUV照射の間にウェハWの位置決めを実行すれば効
率が良く、ウェハ処理枚数を増やすことができる。
明する。図6はシート剥離部950の正面図、図7は側
面図、図8は平面図である。シート剥離部950は、台
100と、テーブル部200と、テープ繰出し部300
と、剥がしヘッド部400と、ヒーターカッター部50
0とから構成されている。
を説明すると、保護シートの貼付されたウェハは、テー
ブル部200によって搬送される。一方、接着テープT
が、テープ繰出し部300から繰出され、剥がしヘッド
部400によって引き出される。接着テープTは、ヒー
ターカッター部500によって保護シートの端部に熱圧
着され、所定の長さに切断される。次いで、剥がしヘッ
ド部400は、接着テープTを保持して引っ張って保護
シートをウェハから引き剥がす。以下、各部の詳細につ
いて説明する。
れた2本のガイドレール201と、ガイドレール201
上に截置されたテーブル203とを備えている。テーブ
ル203は、ガイドレール201上を図に示すX軸方向
に移動可能である。台100上には、プーリー205,
207間にベルト209が掛けられ、プーリー205は
モーター211によって回転する。ベルト209は連結
具213によってテーブル203と接続され、モーター
211の回転によってテーブル203はガイドレール2
01上を移動する。
15によって昇降する昇降テーブル217が配置されて
いる。またテーブル203には、昇降テーブル217と
同心状に環状の吸着溝219がウェハの口径に合わせて
複数形成され、各吸着溝219には吸着口が複数形成さ
れ、これら吸着口に負圧が与えられ、ウェハが吸着保持
される。ウェハをテーブル203から取り上げるときは
吸着を解除したのちシリンダ215を駆動して昇降テー
ブル217を上昇させる。
レンテレフタレートフィルムなどの耐熱フィルムに感熱
性接着剤層を設けた感熱性接着テープを使用している
が、基材自体に感熱接着性を有する感熱性接着テープを
用いてもよい。接着テープTはリール301にセットさ
れて、テープ繰出し部300に送られる。リール301
の回転軸には、スプリング302(図7)が取り付けら
れ、これにより摩擦板を介してリール301の回転軸に
摩擦力が与えられている。
うに、互いに圧接するピンチローラー303およびテン
ションローラ305と、ガイドローラ307およびピン
チローラ308とを備えている。テープ繰出し部300
の下端部には、テープ受け板309が軸310によって
ボールブッシュ311に取り付けられている。テープ受
け板309は、X軸方向に移動可能でありスプリング3
13によって突出方向(図10の左方向)に常時付勢さ
れている。
されてピンチローラー308とガイドローラー307と
の間に挟持された後、ガイドローラー307で方向転換
され、さらにピンチローラ303とテンションローラ3
05との間に挟持されテープ受け板309へ送られ、テ
ープ受け板309上でテープ押え板315によって押え
られている。テープ押え板315の前端部にはカッター
溝309aが形成されている。テープ押え板315はシ
リンダ317によって駆動される。また、テンションロ
ーラー305には、タイミングプーリー319からタイ
ミングベルト321が掛けられ、タイミングプーリー3
19はモーター323(図8)で駆動される。テンショ
ンローラー305は、接着テープTの繰出し方向と逆方
向に回転されて、接着テープTに繰出し方向と逆方向の
張力(バックテンション)が掛けられている。
右側)にはテープ押えガイド306が取り付けられ、テ
ープ受け板309上の接着テープTが後退することを防
止している。
すZ軸方向)に移動可能である。すなわち、図7に示す
ように、台部100には基板101が設置され、この基
板101上に固定されたシリンダ325によってテープ
繰出し部300がZ軸方向に移動する。
に、剥がしヘッド401と、剥がしヘッドを支持するア
ーム403とを備え、アーム403はガイド405にX
軸方向に移動自在に取り付けられている。アーム403
は、動力伝達機構(図示せず)を介して、ガイド405
の端部に設置されたモータ407によって駆動される。
ガイド405は、台100上に支持板409によって取
り付けられている。
あご413とで成るテープチャック412を備え、上あ
ご411をシリンダ415で上下動させることによって
テープチャック412を開閉する。剥がしヘッド401
には、テープチャック412内に接着テープTが存在す
るかどうか検出するテープ検出センサ417(例えば光
電センサ等、図10参照)が取り付けられている。
明する。図9(A)はヒーターカッター部の拡大平面
図、(B)は側面図である。また図13にはヒーターカ
ッター部500の正面図が描かれている。ヒーターブロ
ック501内には、棒状のヒーター503が埋設され、
ヒーターブロック501の下端にはヒーター工具505
がネジ507で固定されている。ヒーター工具505の
下端には図9(B)に示すような凹凸が形成され局所的
に熱を与えるようになっている。また、ヒーター工具5
05は取替可能であり、ウェハの大きさやウェハ外周の
曲率に応じて、異なる形状の工具を使用することができ
る。ヒーターブロック501は、2本のガイド棒506
によってフレーム508に上下動(図のZ軸方向)自在
に取り付けられ、フレーム508に固定されたヒーター
上下シリンダ509によって昇降する。
向)から挟むように2枚の板状のテープ押えガイド51
1がフレーム508に取り付けられている。テープ押え
ガイド511は断熱性を有する部材、例えばポリイミド
樹脂やポリエーテルエーテルケトン樹脂などから作成さ
れる。テープ押えガイド511の上端はフレーム508
に固定され、下端は丸く形成され、フリーになっていて
接着テープTを押さえるようになっている。一方のテー
プ押えガイド511の側面には、カッター移動シリンダ
513が取り付けられ(図9(A))、このシリンダ5
13のピストン先端部にカッター刃515が取り付けら
れ、カッター刃515はシリンダ513の駆動によって
Y軸方向に往復動する。シリンダ513の下方には板状
のテープ押え517が配置され、テープ押え517には
カッター刃515が通るためのスリット517aが形成
されている。
軸方向)に移動可能である。すなわち、基板101に取
り付けられたシリンダ519(図8)によってヒーター
カッター部500がZ軸方向に移動する。
ステップ1からステップ8に分けて説明する。
ム701によってウェハWをテーブル203上にセット
する。ウェハWは、テーブル203上の該当するサイズ
の吸着溝219に合わせて截置され、その後バキューム
装置(図示せず)が作動してウェハWを吸着し、テーブ
ル203はテープ繰出し部300の直下へ移動する(図
10)。
接着テープTがガイドローラ307、ピンチローラ30
3、テンションローラ305に順に掛けられ、接着テー
プTの先端部近くはテープ押え315とテープ受け板3
09によって把持されている。また、テンションローラ
305は駆動されており、接着テープTには適当なバッ
クテンションがかけられている。
チャック412は開いている。そして、剥がしヘッド部
400はX軸方向にテープ繰出し部300へ向って移動
する。なお、この剥がしヘッド部400の移動は、上記
テーブル203の移動と同時に行ってもよい。
図11に示すように、剥がしヘッド部400はテープ受
け板309を押し、これによりテープ受け板309が後
退し、接着テープTの先端はテープチャック412の開
口部へ挿入される。このとき接着テープTはテンション
ローラー305とピンチローラー303とによって挟持
され、さらにテープ押えガイド306によって後方を押
えられているので、テープ受け板309のみが後退しテ
ープ受け板309につられて接着テープTが後退するこ
とはなく、接着テープTの先端は確実にテープチャック
412の開口部へ挿入される。接着テープT先端がセン
サ417で検知されるとテープチャック412が閉じ接
着テープT先端が把持される。次にテンションローラ3
05によるバックテンションを解除し、テープ押え31
5は上昇して接着テープTから離れる。
12に示すように、剥がしヘッド部400をX軸方向に
沿ってテープ繰出し部300から離れる方へ移動させ、
接着テープTを引き出す。このときテンションローラ3
05は作動してバックテンションがかかっている。
13に示すように、ヒーターカッター部500が下降
し、テープ押えガイド511が接着テープTをウェハW
の近くまで押し下げる。接着テープTはテープ受け板3
09上でテープ押え517,315によって押えられ
る。その後、ヒーター上下シリンダ509が駆動されて
ヒーター工具505が接着テープTをウェハWの先端部
の保護シートFに数秒間押し付け、接着テープTを保護
シートに熱圧着する。このときテーブル203の位置は
ウェハWの大きさに応じて調整しておく。テーブル20
3は、接着テープTの熱圧着までにヒーターカッター部
500の直下まで移動していればよい。続いて、カッタ
ー刃515がY軸方向に移動して接着テープTが所定長
に切断される。
ーカッター部上昇)図14に示すように、テープ繰出し
部300、ヒーターカッター部500が上昇する。図に
示すように、接着テープTと保護シートFとの接着点P
はウェハWの端部近傍にある。例えば、ウェハWの端か
らの距離dが3mm以内である。
に示すように、剥がしヘッド400をモータ407によ
り図の右方向へ、テーブル203をモータ211により
図の左方向へそれぞれ移動させ、剥がしヘッド400に
よって保護シートFを保持し引っ張って剥がしていく。
このとき、剥がしヘッド400による保持箇所はできる
だけ保護シートFに近くして引っ張り方向が水平になる
ことが望ましい。それにより、ウェハWにかかるストレ
スを最小にすることができ、また、ウェハWとテーブル
203との吸着もはずれにくくなる。剥がしヘッド40
0の移動と同時にテーブル203も逆方向に移動するの
で、剥がし動作は短時間で終了する。
に示すように、剥がしヘッド400は所定位置まで移動
するとテープチャック412を開き、接着テープTおよ
び保護シートFを、台100内に収容した廃棄ボックス
103に投下する。このとき上方から高圧エアを吹き付
けるようにしてもよい。
ル203は当初の位置に戻ると昇降テーブル217を上
昇させ、その後ウェハWを取り出す。この取り出しは可
動アーム701によって行われる。
Fの端部に接着するので、従来のようにプレスローラに
よってウェハを押圧することもなく、ウェハ割れを防止
することができ、ウェハの外径の大型化及びウェハの薄
型化に対応することができる。接着テープとしては、上
述したように、ウェハ端部の保護シートを接着するもの
であればよく、感熱性接着テープが好ましく用いられる
が、端部すなわち小面積で強く接着できるものであれば
他の接着テープも使用できる。
プを使用すれば、保護シートFの一部を熱圧着するだけ
なので、従来のようにプレスローラによってウェハを押
圧することもなく、ウェハ割れを防止することができ
る。また、粘着テープを使用する場合、保護シートの表
面に研磨屑、切削屑や水が付着すると、粘着テープとの
密着性が悪くなるため、保護テープを1回の引っ張りで
剥がせないことがあったり、あるいは保護テープの表面
をクリーニングする必要があった。しかし、感熱性接着
テープを使用すれば、表面にごみや水等が付着しても接
着可能である。しかも、感熱性接着テープは、室温状態
で粘着性がないので搬送ローラの表面加工が不要、剥離
シートが不要、というように取り扱いが容易である。そ
して、材料としてもヒートシール材等の安価な材料が使
用でき、さらに接着力が強いので使用量は少なくて済
み、省資源、低コストである。
端部を接着し、かつ感熱性接着テープを使用すれば、ウ
ェハの端部は一般に電子回路が形成されていないので、
熱圧着してもウェハに損傷を与えることがなく、感熱性
接着テープの使用が容易になるという利点がある。
所定長に切断する切断手段としてカッター刃を設けた
が、これに限定されることなく種々の切断手段を用いる
ことができる。さらに上記装置においてはこの切断手段
を設けなくてもよい。例えば、はじめから適当な長さの
接着テープを使用すれば、切断しなくても、そのような
接着テープをそのまま保護シートFの端部に接着して引
っ張れば保護シートを剥がすことができる。
ウェハ等の板状部材を傷つけることなくシートを剥離す
ることができる。
図。
に見た図。
Claims (4)
- 【請求項1】 板状部材に形成された基準部の位置を検
出する検出手段と、前記基準部が接着テープの接着部に
位置しないように前記板状部材を位置決めする位置決め
手段と、前記板状部材に貼付されたシートの端部に前記
接着テープを接着する接着手段と、前記接着テープを引
っ張って前記シートを剥離する剥離手段とを備えたこと
を特徴とするシート剥離装置。 - 【請求項2】 前記シートとして紫外線硬化型シートを
使用し、前記シートを剥離する前に前記シートに紫外線
を照射する請求項1に記載のシート剥離装置。 - 【請求項3】 板状部材に貼付されたシートを接着テー
プを用いて剥離するシート剥離方法において、前記板状
部材に形成された基準部の位置を検出し、前記接着テー
プを前記基準部以外の前記シートの端部に接着し、前記
接着テープを引っ張って前記シートを剥離することを特
徴とするシート剥離方法。 - 【請求項4】 前記シートとして紫外線硬化型シートを
使用し、前記シートを剥離する前に前記シートに紫外線
を照射する請求項3に記載のシート剥離方法。
Priority Applications (10)
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---|---|---|---|
JP34189597A JP4204658B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | シート剥離装置および方法 |
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